JP6739878B2 - 安全キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、容器本体の口筒部に装着される安全キャップに関し、特に、改ざん防止機能を備えるとともに、幼児のいたずら等による開蓋を防止できる安全キャップに関するものである。
従来から、内容物を収納した容器本体に螺合されるねじキャップにおいて、単にキャップを開蓋方向に回動させるだけでキャップを容器本体の口筒部から螺脱させることが可能なため、幼児等のいたずらによる予期しない開蓋を防止するチャイルドレジスタンス機能を有する安全キャップが知られている。
この種の安全キャップとして、中キャップとカバーキャップとの2重構造をなし、開蓋時に、カバーキャップを回すだけでは容器本体と螺合した中キャップは回転しないが、カバーキャップを容器本体側に押し込みながら回すことにより開蓋できる、いわゆるプッシュ・アンド・ターンタイプの安全キャップが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、キャップが半径方向に内向きおよび外向きに弾性変形可能な側壁を有し、開蓋時にキャップの側壁を押しながら回すことにより、容器本体側の突起部と係合したキャップ側の歯部の係合を解き、キャップを開蓋できる、いわゆるサイドプッシュタイプの安全キャップも知られている(例えば、特許文献2参照)。
実開昭58−956号マイクロフィルム 特開昭51−24382号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の安全ネジキャップは、幼児等のいたずらによる予期せぬ開蓋を防止できるものの、開蓋時にカバーキャップを容器本体側に押し込みながら回す必要があるため、中キャップの上昇を阻害することになり、開蓋に余分な力を要するとともに、一度開封されたかを判別できないという問題があった。
また、上記特許文献2記載の安全キャップは、特許文献1記載の安全キャップのように余分な力を要しないものの、上記特許文献1と同様に、一度開封されたかを判別できないという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、安全キャップとしての使い勝手を大きく変更することなく、改ざん防止機能を備えるとともに、幼児等のいたずらによる開蓋操作を阻止し、予期せぬ開蓋を防止できる安全キャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、安全キャップとして、容器本体の口筒部に装着される安全キャップであって、安全キャップは、容器本体の口筒部に螺合される内キャップと、内キャップの外側を覆うとともに、内キャップに対して回転自在に取り付けられたカバーキャップとを備え、カバーキャップは、上部から押し込むことによってカバーキャップから破断分離される封印伝動部材を有し、破断分離された封印伝動部材は、カバーキャップの回転トルクを内キャップに伝達することを特徴とする構成を採用する。
安全キャップの具体的実施形態として、内キャップは、頂壁と、頂壁の周縁から垂下された側周壁とを有し、カバーキャップは、内キャップの側周壁外周と摺接する外周壁を有し、封印伝動部材は、外周壁の上端部から内方に破断ブリッジを介して連結された天板を有し、天板は、破断ブリッジの破断後に、内キャップの頂壁に係着する係着部を有することを特徴とする構成を採用し、また、封印伝動部材は、天板から外方に向けて形成された当接凸部と、天板の係着部に形成された第2当接リブとを有し、内キャップは、天板の係着部と嵌合するボス部と、天板の嵌合時に第2当接リブと接触する第1当接リブとを有し、カバーキャップは、破断ブリッジの破断後に天板の当接凸部と接触する当接部を有することを特徴とする構成を採用し、さらに、天板は、周縁から径方向に突出し、破断ブリッジを介して連結された当接凸部と、中央下面から垂設された係着部と、係着部から径方向に形成された第2当接リブとを有し、内キャップの頂壁は、中央に立設されたボス部と、ボス部の周囲に形成された内筒壁と、内筒壁から径方向に形成された第1当接リブとを有することを特徴とする構成を採用する。
さらに、カバーキャップの別の実施形態として、カバーキャップは、外周壁の上端部から天板の周縁に向けて延出されるとともに、下端部が内キャップの頂壁上面と摺接する当接天壁を有することを特徴とする構成を採用し、また、カバーキャップは、内キャップに対して閉蓋回転時に噛み合い、開蓋回転時に空回りするラチェット機構を備えることを特徴とする構成を採用し、さらに、ラチェット機構は、内キャップの上縁部内周に設けられたラチェット歯と、封印伝動部材の天板の周縁に沿って、カバーキャップに設けられた変形可能なラチェット腕部と、ラチェット腕部の外側に形成されたラチェット爪とを有することを特徴とする構成を採用する。
本発明の安全キャップは、上記構成を採用することにより、使用時に、カバーキャップを上部から押し込むことによって封印伝動部材を破断分離し、破断分離された封印伝動部材がカバーキャップの回転トルクを内キャップに伝達することができ、幼児等のいたずらによる開蓋操作を阻止し、予期せぬ開蓋を防止することができるだけでなく、封印伝動部材が破断分離されているかを見れば、キャップが一度開封されたものかを容易に判別することができる。
また、本発明の安全キャップは、内キャップに対して閉蓋回転時に噛み合い、開蓋回転時に空回りするラチェット機構を有することにより、内キャップにカバーキャップを組付けた状態で納品することができるので、内容物充填後の容器本体への安全キャップの装着作業を軽減できる。
さらに、本発明の安全キャップは、ラチェット機構を設けない場合、カバーキャップ上面の開口面積を少なくでき、カバーキャップとしての埃よけ機能を高めることができる。
本発明の実施例1である安全キャップを容器本体に装着した状態を示す図であり、(a)は上面図であり、(b)は半断面図である。 本発明の実施例1である安全キャップを容器本体に装着した状態を示す図であり、(a)は図1(b)のX1−X1矢視断面図であり、(b)は(a)のY1−Y1矢視断面図である。 本発明の実施例1である安全キャップの内キャップを示す図であり、(a)は上面図であり、(b)は縦断面図である。 本発明の実施例1である安全キャップのカバーキャップを示す図であり、(a)は縦断面図であり、(b)は下面図である。 本発明の実施例1である安全キャップを開蓋方向および閉蓋方向に回動した状態を示す図であり、(a)は閉蓋方向に回動したときに閉蓋する様子を示す断面図であり、(b)は開蓋方向に回動したときにカバーキャップが空回りする様子を示す断面図である。 本発明の実施例1である安全キャップの天板を押し込んで破断ブリッジを破断した状態を示す図であり、(a)は上面図であり、(b)は縦断面図である。 本発明の実施例1である安全キャップを容器本体から開蓋する状態を示す上面図であり、(a)は当接部が当接凸部に接触した状態であり、(b)は第2当接リブが第1当接リブに接触した状態である。 本発明の実施例1である安全キャップを容器本体から開蓋途中の状態を示す図であり、(a)は上面図であり、(b)は縦断面図である。 本発明の実施例2である安全キャップを容器本体に装着した状態を示す図であり、(a)は上面図であり、(b)は半断面図である。 本発明の実施例2である安全キャップを容器本体に装着した状態を示す図であり、(a)は図9(b)のX2−X2矢視断面図であり、(b)は(a)のY2−Y2矢視断面図である。 本発明の実施例2である安全キャップの天板を押し込んで破断ブリッジを破断した状態を示す図であり、(a)は上面図であり、(b)は縦断面図である。 本発明の実施例2である安全キャップを容器本体から開蓋する状態を示す上面図であり、(a)は当接部が当接凸部に接触した状態であり、(b)は第2当接リブが第1当接リブに接触した状態である。
次に、本発明の実施形態について、実施例を示した図面を参照して説明する。
図1および図2において、Aは合成樹脂製の容器本体、Bは容器本体Aに装着される合成樹脂製の安全キャップであり、安全キャップBは、内キャップCと、内キャップCの外側を覆うとともに、内キャップCに対して回転自在に取り付けられたカバーキャップDとから構成されている。
なお、以下の説明において、図1(b)でみて、上方向を「上」とし、下方向を「下」とする。
図1(b)および図2(b)に示すように、容器本体Aは、円筒状の口筒部1を備え、口筒部1の外周には、雄ねじ部2が螺設されている。
図1、図2および図3に示すように、内キャップCは、頂壁10と、頂壁10の周縁から垂下された円筒状の側周壁20とを備えている。
頂壁10は、外周側から内方に向かって上壁11と、上壁11より高い段差壁12と、段差壁12内縁から垂下された内筒壁13と、内筒壁13下端部から延びたフランジ壁14と、フランジ壁14の内縁部から立設された円柱状のボス部15とから構成されている。
頂壁10の下面には、容器本体Aの口筒部1の内周と密着する密封筒部16と、密封筒部16の外側に口筒部1の上端面と接触するコンタクトリング17とが形成されている。
内筒壁13には、径方向に第1当接リブ18が形成され、ボス部15の外周には、第1係止突条19が形成されている。
側周壁20の内周には、容器本体Aの口筒部1に螺設された雄ねじ部2と螺合する雌ねじ部21が螺設されている。
側周壁20の上部には、リング壁22が立設され、リング壁22の内周(内キャップCの上縁部内周)には、ラチェット歯23が等間隔に4箇所設けられている。
なお、本実施例では、ラチェット歯23は、4箇所設けられているが、等間隔に複数箇所設けられていれば、いくつでも構わない。
さらに、側周壁20の外周下部には、リング状の抜け止め突条24が設けられている。
図1、図2および図4に示すように、カバーキャップDは、内キャップCの側周壁20の外周と摺接する筒状の外周壁30と、外周壁30の上端部内方(天面)に設けられ、内キャップCの頂壁10の上方を覆う封印伝動部材Eとから構成されている。
外周壁30の内周下部には、内キャップCの抜け止め突条24と嵌合する嵌合溝部31が形成されている。
外周壁30は、上端部から内方に向けて平面視で円弧状の張り出し天壁32が等間隔に4箇所形成されている。
張り出し天壁32の両端部は、径方向にそれぞれ延出され、隣り合う張り出し天壁32の間には、後述する封印伝動部材Eの天板40の周縁に沿って、径方向に変形可能なラチェット腕部34が平面視で円弧状に4箇所形成されている。
ラチェット腕部34は、両端部が当接部33となり、下端部が内キャップCの上壁11の上面と当接するように垂下されている。
4箇所のラチェット腕部34の外側には、内キャップCのラチェット歯23と噛み合うラチェット爪35がそれぞれ形成されている。
張り出し天壁32の内周側中央には、封印伝動部材Eを破断可能に連結する破断ブリッジ36が設けられ、張り出し天壁32の両端部のうち片方には、内キャップCのリング壁22の上端面と当接する補強リブ37が垂下されている。
封印伝動部材Eは、円板状の天板40と、天板40の周縁4箇所から径方向に突出し、それぞれ破断ブリッジ36を介して連結された当接凸部41と、天板40の中央下面から垂設された円筒状の係着部42と、係着部42の外周から径方向に形成された第2当接リブ43と、係着部42の内周下部に形成された第2係止突条44とを備えている。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について図面を参照しながら説明する。
まず、本実施例の安全キャップBは、射出成形等により、内キャップCとカバーキャップDとが別々に作製され、図1および図2に示すように、内キャップCの上からカバーキャップDを被せるように打栓すると、カバーキャップDの外周壁30の内周下部に形成された嵌合溝部31は、内キャップCの側周壁20の抜け止め突条24を乗り越え、抜け止め突条24が嵌合溝部31に嵌合し、安全キャップBの組付け作業が完了する。
このように、本実施例の安全キャップBは、内キャップCにカバーキャップDを組付けた状態で納品することができるので、内容物充填後の容器本体Aへの安全キャップBの装着作業を軽減できる。
次に、内容物が充填された容器本体Aの口筒部1に安全キャップBを装着するには、図5(a)に示すように、カバーキャップDの外周壁30を矢印方向(閉蓋方向)に回動すると、カバーキャップDのラチェット爪35は、内キャップCのラチェット歯23と噛み合い、内キャップCの側周壁20の内周に螺設された雌ねじ部21と、容器本体Aの口筒部1の外周に螺設された雄ねじ部2とが螺合して閉蓋し、装着作業が完了する。
安全キャップBの装着後、幼児等が容器本体Aの口筒部1から安全キャップBを開蓋しようとして、図5(b)に示すように、カバーキャップDの外周壁30を矢印方向(開蓋方向)に回動すると、カバーキャップDは、ラチェット爪35が形成されたラチェット腕部34が内側に変形することにより、ラチェット爪35が内キャップCに設けられたラチェット歯23に乗り上げ、カバーキャップDは、内キャップCの周りを空回りするだけで、内キャップCを回すことができず、安全キャップBの開蓋を阻止することができる。
次に、内容物が充填された容器本体Aを使用するには、まず、図6に示すように、カバーキャップDの上部から封印伝動部材Eの天板40を指で押し込むことにより、4箇所の破断ブリッジ36が破断され、封印伝動部材Eが下降し、天板40の下面が段差壁12の上面に当接するとともに、封印伝動部材Eの係着部42の第2係止突条44は、内キャップCの頂壁10に形成されたボス部15の第1係止突条19を乗り越え、封印伝動部材Eの係着部42を内キャップCのボス部15に嵌合させる。
本実施例の安全キャップBは、未開封状態では、カバーキャップDの封印伝動部材Eが、破断ブリッジ36によって外周壁30の張り出し天壁32に連結されており、未開封状態から開蓋するには、カバーキャップDの封印伝動部材Eの天板40を押し込む必要があり、図6に示すように、安全キャップBを再度閉蓋しても、カバーキャップDから封印伝動部材Eが押し込まれた状態であるので、不正に開閉したことが簡単に視認できる。
その後、図7(a)に示すように、カバーキャップDの外周壁30を矢印方向に回動すると、当接部33が封印伝動部材Eの当接凸部41に接触し、天板40は、内キャップCのボス部15を中心に回転し、図7(b)に示すように、さらに、外周壁30を矢印方向に回動すると、封印伝動部材Eの第2当接リブ43が内キャップCの第1当接リブ18に接触し、カバーキャップDの回転トルクを内キャップCに伝達することができる。
すると、図8に示すように、内キャップCの側周壁20の内周に螺設された雌ねじ部21が容器本体Aの口筒部1に螺設された雄ねじ部2から螺脱して、安全キャップBを開蓋することができ、容器本体Aに収容された内容物を口筒部1から放出することができる。
容器本体Aに収容された内容物の使用後は、カバーキャップDの外周壁30の外周に指を掛け、前述した安全キャップBの開蓋時と逆方向に回動すると、当接部33が封印伝動部材Eの当接凸部41に接触し、天板40は、内キャップCのボス部15を中心に回転し、さらに、外周壁30を回動し続けると、封印伝動部材Eの第2当接リブ43が内キャップCの第1当接リブ18に接触し、カバーキャップDの回転トルクを内キャップCに伝達することができる。
これにより、内キャップCの側周壁20の内周に螺設された雌ねじ部21と、容器本体Aの口筒部1の外周に螺設された雄ねじ部2とが螺合して閉蓋され、口筒部1の内方を密封することができる。
次に、第1実施例の内キャップとカバーキャップからラチェット機構を除いた第2実施例について説明する。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、相違点を中心に説明する。
図9および図10に示すように、Aは容器本体、Baは容器本体Aに装着される安全キャップであり、安全キャップBaは、内キャップCaと、内キャップCaの外側を覆うとともに、内キャップCaに対して回転自在に取り付けられたカバーキャップDaとから構成されている。
内キャップCaは、頂壁10と、頂壁10の周縁から垂下された円筒状の側周壁20とを備え、頂壁10は、外周側から内方に向かって上壁11と、上壁11より高い段差壁12と、段差壁12内縁から垂設された内筒壁13と、内筒壁13下端部から延びたフランジ壁14と、フランジ壁14の内縁部から立設された円柱状のボス部15とから構成されている。
内筒壁13には、径方向に第1当接リブ18が形成され、ボス部15の外周には、第1係止突条19が形成されている。
さらに、側周壁20の外周下部には、リング状の抜け止め突条24が設けられている。
カバーキャップDaは、内キャップCaの側周壁20の外周と摺接する筒状の外周壁30と、外周壁30の上端部内方に設けられ、内キャップCaの上方を覆う封印伝動部材Eとから構成されている。
外周壁30の内周下部には、内キャップCaの抜け止め突条24と嵌合する嵌合溝部31が形成されている。
外周壁30は、上端部から内方に向けて平面視で円弧状の張り出し天壁32が等間隔に4箇所形成され、張り出し天壁32の両側には、天板40に向けて径方向に延出された平面視で円弧状の当接天壁50が4箇所形成され、当接天壁50から延設された下端部は、内キャップCaの上壁11の上面に当接している。
当接天壁50の両側部には、当接部51が形成されている。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について図面を参照しながら説明する。
まず、本実施例の安全キャップBaは、射出成形等により、内キャップCaとカバーキャップDaとが別々に作製される。
次に、内容物が充填された容器本体Aの口筒部1に安全キャップBaを装着するには、まず、内キャップCaを閉蓋方向に回動すると、内キャップCaの側周壁20の内周に螺設された雌ねじ部21と、容器本体Aの口筒部1の外周に螺設された雄ねじ部2とが螺合して閉蓋する。
次に、図9および図10に示すように、内キャップCaの上からカバーキャップDaを被せるように打栓すると、カバーキャップDaの外周壁30の内周下部に形成された嵌合溝部31は、内キャップCaの側周壁20の抜け止め突条24を乗り越え、抜け止め突条24が嵌合溝部31に嵌合し、安全キャップBaの装着作業が完了する。
安全キャップBaの装着後、幼児等が容器本体Aの口筒部1から安全キャップBaを開蓋しようとして、カバーキャップDaの外周壁30を開蓋方向に回動すると、カバーキャップDaは、内キャップCaの周りを空回りするだけで、内キャップCaを回すことができず、安全キャップBaの開蓋を阻止することができる。
次に、内容物が充填された容器本体Aを使用するには、まず、図11に示すように、カバーキャップDaの上部から封印伝動部材Eの天板40を指で押し込むことにより、4箇所の破断ブリッジ36が破断され、封印伝動部材Eが下降し、天板40の下面が段差壁12の上面に当接するとともに、封印伝動部材Eの係着部42を内キャップCaのボス部15に嵌合させる。
その後、図12(a)に示すように、カバーキャップDaの外周壁30を矢印方向に回動すると、当接部51が封印伝動部材Eの当接凸部41に接触して天板40を内キャップCaのボス部15を中心に回転し、図12(b)に示すように、さらに、外周壁30を矢印方向に回動すると、封印伝動部材Eの第2当接リブ43が内キャップCaの第1当接リブ18に接触し、カバーキャップDaの回転トルクを内キャップCaに伝達することができ、内キャップCaの側周壁20の内周に螺設された雌ねじ部21が容器本体Aの口筒部1に螺設された雄ねじ部2から螺脱して、安全キャップBaを開蓋することができ、容器本体Aに収容された内容物を口筒部1から放出することができる。
本実施例では、内キャップCaとカバーキャップDaとを別に納品するために、先方では、内容物充填後に容器本体Aへの内キャップCaの螺合とカバーキャップDaの打栓が必要となるが、実施例1に比べて、ラチェット機構を設けていないので、カバーキャップDa上面の開口面積を少なくでき、カバーキャップDaとしての埃よけ機能を高めることができる。
さらに、本実施例の当接天壁50の張り出し寸法を実施例1のラチェット腕部34と同等にした場合には、実施例1に比べて、本実施例では、封印伝動部材Eの天板40の面積を広くすることができ、指での押し込みをし易くすることができる。
本発明の安全キャップは、使用時に、カバーキャップを上部から押し込むことによって封印伝動部材を破断分離し、破断分離された封印伝動部材がカバーキャップの回転トルクを内キャップに伝達することができ、改ざん防止機能を有するとともに、幼児等による開蓋操作を阻止し、予期せぬ開蓋を防止することが可能となる。
特に、取り扱いに注意が必要な内容物が充填された容器本体の安全キャップとして好適である。
A 容器本体
B、Ba 安全キャップ
C、Ca 内キャップ
D、Da カバーキャップ
E 封印伝動部材
1 口筒部
2 雄ねじ部
10 頂壁
11 上壁
12 段差壁
13 内筒壁
14 フランジ壁
15 ボス部
16 密封筒部
17 コンタクトリング
18 第1当接リブ
19 第1係止突条
20 側周壁
21 雌ねじ部
22 リング壁
23 ラチェット歯(ラチェット機構)
24 抜け止め突条
30 外周壁
31 嵌合溝部
32 張り出し天壁
33、51 当接部
34 ラチェット腕部
35 ラチェット爪(ラチェット機構)
36 破断ブリッジ
37 補強リブ
40 天板
41 当接凸部
42 係着部
43 第2当接リブ
44 第2係止突条
50 当接天壁

Claims (7)

  1. 容器本体の口筒部に装着される安全キャップであって、
    安全キャップは、容器本体の口筒部に螺合される内キャップと、内キャップの外側を覆うとともに、内キャップに対して回転自在に取り付けられたカバーキャップとを備え、
    カバーキャップは、上部から押し込むことによってカバーキャップから破断分離される封印伝動部材を有し、
    破断分離された封印伝動部材は、カバーキャップの回転トルクを内キャップに伝達することを特徴とする安全キャップ。
  2. 内キャップは、頂壁と、頂壁の周縁から垂下された側周壁とを有し、
    カバーキャップは、内キャップの側周壁外周と摺接する外周壁を有し、
    封印伝動部材は、外周壁の上端部から内方に破断ブリッジを介して連結された天板を有し、
    天板は、破断ブリッジの破断後に、内キャップの頂壁に係着する係着部を有することを特徴とする請求項1に記載の安全キャップ。
  3. 封印伝動部材は、天板から外方に向けて形成された当接凸部と、天板の係着部に形成された第2当接リブとを有し、
    内キャップは、天板の係着部と嵌合するボス部と、天板の嵌合時に第2当接リブと接触する第1当接リブとを有し、
    カバーキャップは、破断ブリッジの破断後に天板の当接凸部と接触する当接部を有することを特徴とする請求項2に記載の安全キャップ。
  4. 天板は、周縁から径方向に突出し、破断ブリッジを介して連結された当接凸部と、中央下面から垂設された係着部と、係着部から径方向に形成された第2当接リブとを有し、
    内キャップの頂壁は、中央に立設されたボス部と、ボス部の周囲に形成された内筒壁と、内筒壁から径方向に形成された第1当接リブとを有することを特徴とする請求項3に記載の安全キャップ。
  5. カバーキャップは、外周壁の上端部から天板の周縁に向けて延出されるとともに、下端部が内キャップの頂壁上面と摺接する当接天壁を有することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の安全キャップ。
  6. カバーキャップは、内キャップに対して閉蓋回転時に噛み合い、開蓋回転時に空回りするラチェット機構を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の安全キャップ。
  7. ラチェット機構は、内キャップの上縁部内周に設けられたラチェット歯と、封印伝動部材の天板の周縁に沿って、カバーキャップに設けられた変形可能なラチェット腕部と、ラチェット腕部の外側に形成されたラチェット爪とを有することを特徴とする請求項6に記載の安全キャップ。
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