JP6739194B2 - 地盤締固め装置及び該装置を用いる地盤締固め工法 - Google Patents

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Description

本発明は、水平振動により砂質地盤等の軟弱地盤を締め固める地盤締固め装置及び該装置を用いる地盤締固め工法に関する。
この種の水平振動により軟弱な砂質地盤を締め固める地盤締固め装置として、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
この地盤締固め装置は、バイブロハンマーを頂部に備えたケーシングロッドの先端に複数の水平振動を起こす振動体を取り付け、該振動体をバイブロハンマーにより砂質地盤中に貫入して、水平振動エネルギーにより軟弱な砂質地盤を直接的に締め固めるようにしている。
特開平1−127716号公報 特開平5−331832号公報
しかしながら、前記従来の地盤締固め装置では、振動源がケーシングロッドの頂部(最上段)にあるため、ケーシングロッド全体が振動し、その振動が地盤改良の周辺に伝わり易く、近傍に民家や病院等の建造物があるような周辺環境では適用が難しい場合が多かった。また、振動による施工機への影響を抑えるために、緩衝器等、直接施工には必要のない設備が必要不可欠となり、コスト高であった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、軟弱地盤を衝撃による拡径板の出没により効率良く低コストで締め固めることができる地盤締固め装置及び該装置を用いる地盤締固め工法を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、軟弱地盤中にケーシングロッドを所定深度まで貫入し、前記ケーシングロッドを貫入した周辺地盤を衝撃発生源からの衝撃によって締め固める地盤締固め装置であって、前記ケーシングロッドの先端部に拡径板を水平方向に出没自在に設け、前記ケーシングロッド内の前記拡径板の近傍に前記衝撃発生源としてのアクチュエータを設け前記アクチュエータが昇降機構の圧縮コイルバネの付勢力に抗してスライダを下方に押し出す衝撃によって前記拡径板を前記ケーシングロッドより突出自在にしたことを特徴とする。
請求項の発明は、軟弱地盤中にケーシングロッドを所定深度まで貫入し、前記ケーシングロッドを貫入した周辺地盤を衝撃発生源からの衝撃によって締め固める地盤締固め装置であって、前記ケーシングロッドの先端部に拡径板を水平方向に出没自在に設け、前記ケーシングロッド内の前記拡径板の近傍に前記衝撃発生源としてエアタンクを設け、前記エアタンクの圧縮エアにより持ち上げられた重錘の落下の衝撃によって前記拡径板を昇降機構を介して前記ケーシングロッドより突出自在にしたことを特徴とする。
請求項の発明は、軟弱地盤中にケーシングロッドを所定深度まで貫入し、前記ケーシングロッドを貫入した周辺地盤を衝撃発生源からの衝撃によって締め固める地盤締固め装置であって、前記ケーシングロッドの先端部に拡径板を水平方向に出没自在に設け、前記ケーシングロッド内の前記拡径板の近傍に前記衝撃発生源として電動モータで昇降する昇降ラックを設け、前記昇降ラックにて持ち上げられた重錘の落下の衝撃によって前記拡径板をリンク機構を介して前記ケーシングロッドより突出自在にしたことを特徴とする。
請求項の発明は、軟弱地盤中にケーシングロッドを所定深度まで貫入し、前記ケーシングロッドを貫入した周辺地盤を締め固める地盤締固め装置を用いる地盤締固め工法であって、前記軟弱地盤中の所定深度まで貫入された前記ケーシングロッドを所定高さ引き抜いて該ケーシングロッドの先端部の下側に空洞を作り、次に、前記ケーシングロッドの先端部に設けられた拡径板を衝撃によって該ケーシングロッドより突出させて前記空洞部分を周辺地盤で埋め込み、前記ケーシングロッドより前記拡径板を突出させた状態で前記周辺地盤を締め固めることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項記載の地盤締固め工法であって、前記空洞部分を周辺地盤で埋め込んだ後で、前記ケーシングロッドを打ち戻して前記空洞部分に埋め込まれた周辺地盤を締め固めることを特徴とする。
以上説明したように、請求項の発明によれば、衝撃発生源としてアクチュエータを用い、このアクチュエータがスライダを下方に押し出す衝撃によって拡径板をケーシングロッドより突出自在にしたことにより、アクチュエータとスライダ及び昇降機構からなる簡単な構造により拡径板をケーシングロッドから出没させることで、軟弱地盤を確実に効率良く低コストで締め固めることができる。また、ケーシングロッドの先端部で拡径板を水平方向に出没させて軟弱地盤を直接締め固めるため、施工機本体や地表面に振動等の影響を与えることはなく、建造物がある周辺の地盤改良も簡単かつ確実に行うことができる。
請求項の発明によれば、衝撃発生源としてエアタンクを用い、このエアタンクの圧縮エアにより持ち上げられた重錘の落下の衝撃によって拡径板を昇降機構を介してケーシングロッドより突出自在にしたことにより、エアタンクと圧縮エアからなる簡単な構造により拡径板をケーシングロッドから出没させることで、軟弱地盤を確実に効率良く低コストで締め固めることができる。また、ケーシングロッドの先端部で拡径板を水平方向に出没させて軟弱地盤を直接締め固めるため、施工機本体や地表面に振動等の影響を与えることはなく、建造物がある周辺の地盤改良も簡単かつ確実に行うことができる。
請求項の発明によれば、衝撃発生源として電動モータで昇降する昇降ラックを用い、この昇降ラックにて持ち上げられた重錘の落下の衝撃によって拡径板をリンク機構を介してケーシングロッドより突出自在にしたことにより、電動モータと昇降ラックからなる簡単な構造により拡径板をケーシングロッドから出没させることで、軟弱地盤を確実に効率良く低コストで締め固めることができる。また、ケーシングロッドの先端部で拡径板を水平方向に出没させて軟弱地盤を直接締め固めるため、施工機本体や地表面に振動等の影響を与えることはなく、建造物がある周辺の地盤改良も簡単かつ確実に行うことができる。
請求項の発明によれば、軟弱地盤中の所定深度まで貫入されたケーシングロッドを所定高さ引き抜いて該ケーシングロッドの先端部の下側に空洞を作り、次に、ケーシングロッドの先端部に設けられた拡径板を衝撃によって該ケーシングロッドより突出させて空洞部分を周辺地盤で埋め込み、ケーシングロッドよ拡径板を突出させた状態で周辺地盤を締め固めることにより、軟弱地盤を衝撃よる拡径板の出没にて効率良く低コストで短い時間で締め固めることができる。また、施工機本体や地表面に振動等の影響を与えることはなく、建造物がある周辺の地盤改良も簡単かつ確実に行うことができる。さらに、ケーシングロッドの先端部内で軟弱地盤を締め固めるシステムが完結している締固め装置を用いるため、ケーシングロッドの中途部分に他のケーシングロッドを繋いで長くしたり、短くしたりする切継作業を容易に行うことができ、また、施工機の制約が小さく、大小様々な施工機を使用することができる。
請求項の発明によれば、空洞部分を周辺地盤で埋め込んだ後で、ケーシングロッドを打ち戻して空洞部分に埋め込まれた周辺地盤を締め固めることにより、軟弱地盤をより確実に締め固めることができる。
本発明の第1実施形態の地盤締固め装置を示す側面図である。 上記地盤締固め装置のケーシングロッドの先端部の拡大断面図である。 上記ケーシングロッドから拡径板が突出する途中の状態を示す拡大断面図である。 上記ケーシングロッドから拡径板が突出した状態を示す拡大断面図である。 上記地盤締固め装置のケーシングロッドを軟弱地盤に貫入して軟弱地盤を締め固める初期の状態を示す説明図である。 上記地盤締固め装置のケーシングロッドを軟弱地盤から引き抜いて軟弱地盤を締め固める終期の状態を示す説明図である。 (a)〜(i)は上記地盤締固め装置による軟弱地盤の締め固め工程を順を追って示す説明図である。 本発明の第2実施形態の地盤締固め装置のケーシングロッドから拡径板が突出する前の状態を示す拡大断面図である。 上記第2実施形態の地盤締固め装置のケーシングロッドから拡径板が突出した状態を示す拡大断面図である。 本発明の第3実施形態の地盤締固め装置のケーシングロッドの先端部の拡大断面図である。 図10中X−X線に沿う断面図である。 上記第3実施形態のケーシングロッドから拡径板が突出した状態を示す拡大断面図である。 図12中X−X線に沿う断面図である。 本発明の第4実施形態の地盤締固め装置のケーシングロッドの先端部の拡大断面図である。 上記第4実施形態のケーシングロッドから拡径板が重錘の落下の衝撃により突出した状態を示す拡大断面図である。 上記重錘を持ち上げる前の状態を示す拡大断面図である。 上記重錘を持ち上げる初期の状態を示す拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1実施形態の地盤締固め装置を示す側面図、図2は同装置のケーシングロッドの先端部の拡大断面図、図3は同ケーシングロッドから拡径板が突出する途中の状態を示す拡大断面図、図4は同ケーシングロッドから拡径板が突出した状態を示す拡大断面図、図5は同装置のケーシングロッドを軟弱地盤に貫入して軟弱地盤を締め固める初期の状態を示す説明図、図6は同装置のケーシングロッドを軟弱地盤から引き抜いて軟弱地盤を締め固める終期の状態を示す説明図である。
図1、図5、図6に示すように、地盤締固め装置10は、砂質地盤等の軟弱地盤1中に円筒状のケーシングロッド(中空管)20を所定深度hまで貫入し、このケーシングロッド20を貫入した周辺地盤2を衝撃Gを伴う水平振動Hにより締め固めする施工機であり、前側にリーダー12を立設した施工機本体11を備えている。このリーダー12には、昇降機13と回動機14を介してケーシングロッド20を回動及び昇降動自在に支持してある。このケーシングロッド20は、リーダー12の下側に設けられた振れ止め部15により該リーダー12のガイド部12aに沿って鉛直方向に昇降動自在に支持されている。
図2〜図4に示すように、円筒状のケーシングロッド20の先端部20aの周囲には、等間隔毎に複数(この実施形態では90°間隔で4箇所)の開口孔20bを形成してある。この開口孔20bには、円弧面板状の拡径板21を水平方向に出没自在に設けてある。即ち、拡径板21の裏側の中央には、傾斜面22aを有した衝突板22を取り付けてある。また、拡径板21の裏面とケーシングロッド20の先端部20a内に取り付けられた四角筒状の保持体23との間には引張りコイルバネ24を介在してあり、この引張りコイルバネ24の引っ張りにより、拡径板21が開口孔20b内に収容された図2に示す後退状態(閉状態)となる。尚、ケーシングロッド20の先端の開口部20dは、円板状の蓋体20eにより閉じられている。また、円板状の蓋体20eには、ケーシングロッド20の先端部20aの外周面20cより外側に突出しないように複数の掘削ビット(図示省略)を取り付けてあり、ケーシングロッド20を軟弱地盤1中に貫入し易くなっている。
また、ケーシングロッド20の先端部20a内の拡径板21の上方には、エアタンク25からの圧縮エアにより衝撃を発生させる空圧発生装置(電動による装置でも良い)等のアクチュエータ(衝撃発生源)26を取り付けてある。このアクチュエータ26のピストンロッド26aが後述する昇降機構30を介して複数(この実施形態では90°間隔で4箇)のスライダ27を下方に押し出す衝撃Gによって、スライダ27の傾斜面27aで拡径板21の衝突板22の傾斜面22aを押圧することで、拡径板21をケーシングロッド20の外周面20cより突出させるようになっている。この際に、拡径板21が開口孔20b内に収容された後退状態から図4に示す外周面20cから突出した突出状態(開状態)となる。尚、拡径板21の開状態時の水密性を確保するために、拡径板21の周囲のケーシングロッド20の先端部20aに、図示しない柔軟なゴム材の表面に摩耗防止材を装着した水密膜を設置してある。
昇降機構30は、ケーシングロッド20の先端部20a内に取り付けられた保持板31の貫通孔31aに昇降動自在に支持された複数(この実施形態では90°間隔で4本)の昇降軸32と、この昇降軸32の上端に固定され、アクチュエータ26のピストンロッド26aの衝撃Gを受ける上側の衝突板33と、昇降軸32の下端に固定され、下面に複数のスライダ27を固定した下側の衝突板34と、昇降軸32の保持板31と上側の衝突板33の間に介装され、スライダ27を上方に持ち上げる圧縮コイルバネ35とで構成されている。
そして、図3及び図4に示すように、アクチュエータ26のピストンロッド26aの急伸により圧縮コイルバネ35の付勢力に抗してスライダ27が下方に押し出される衝撃Gによって、拡径板21がケーシングロッド20の先端部20aの外周面20cから外側に突出し、また、図2に示すように、アクチュエータ26のピストンロッド26aの退出で圧縮コイルバネ35の付勢力によりスライダ27が上方に戻されることによって、拡径板21がケーシングロッド20の先端部20aの外周面20cから内側に後退するようになっている。この拡径板21のケーシングロッド20の先端部20aの外周面20cからの出没により、軟弱地盤1の地盤改良する周辺地盤2を確実に効率良く低コストで締め固めることができるようになっている。
次に、図1、図6、図7(a)〜図7(i)を用いて前記構成の地盤締固め装置10による軟弱地盤1の締め固め工程を順に説明する。
まず、図1に示すように、地盤締固め装置10の施工機本体11を地盤改良する所定の位置にセットする。
次に、図7(a)に示すように、施工機本体11により軟弱地盤1中にケーシングロッド20を所定深度hまで貫入させる。
次に、図7(b)に示すように、軟弱地盤1中の所定深度hまで貫入されたケーシングロッド20を複数の拡径板21を後退させた後退状態(閉状態)で所定の高さt引き抜いて、該ケーシングロッド20の先端部20aの下側に空洞Kを作る。
次に、図7(c),(d)に示すように、ケーシングロッド20の先端部20aに設けられた複数の拡径板21をアクチュエータ26のピストンロッド26aからの衝撃Gによって該ケーシングロッド20の外周面20cより突出させて空洞Kの部分を周辺地盤2で埋め込む。
次に、図7(e)に示すように、ケーシングロッド20の外周面20cより複数の拡径板21を突出させた状態で該ケーシングロッド20を打ち戻して、空洞Kの部分に埋め込まれた周辺地盤2を締め固める。
そして、図7(f)〜(h)に示すように、ケーシングロッド20の引き抜きと打ち戻しを順次繰り返し、図6に示すように、軟弱地盤1の地表面1aまで締め固めによる地盤改良を行う。そして、図7(i)に示すように、軟弱地盤1中からケーシングロッド20を完全に引き抜くことにより、軟弱地盤1の締め固めが完了する。
以上第1実施形態の地盤締固め装置10によれば、ケーシングロッド20の先端部20aに複数の拡径板21を水平方向に出没自在に設け、ケーシングロッド20内の複数の拡径板21の上方にアクチュエータ26を設け、このアクチュエータ26のピストンロッド26aからの衝撃Gによって複数の拡径板21をケーシングロッド20の外周面20cより突出自在にしたことにより、砂質地盤等の軟弱地盤1を衝撃Gによる拡径板21の出没によって効率良く低コストで締め固めることができる。
また、ケーシングロッド20の先端部20aで複数の拡径板21を水平方向に出没させて軟弱地盤1を直接締め固めるため、即ち、拡径板21を衝撃Gによって水平振動Hさせるアクチュエータ26がケーシングロッド20の先端部20a内に設けられて軟弱地盤1中にあるため、施工機本体11や地表面1aに振動や騒音等の影響を与えることはなく、建造物がある周辺の地盤改良も簡単かつ確実に行うことができる。さらに、ケーシングロッド20の先端部20a内で軟弱地盤1を締め固めるシステムが完結しているため、ケーシングロッド20の中途部分に他のケーシングロッドを繋いで長くしたり、短くしたりする切継作業が容易となり、施工機の制約が小さく、大小様々な施工機を使用することができる。
また、衝撃発生源としてアクチュエータ26を用い、このアクチュエータ26のピストンロッド26aがスライダ27を下方に押し出す衝撃Gによって拡径板21をケーシングロッド20の外周面20cより突出自在にしたことにより、アクチュエータ26とスライダ27等からなる簡単な構造により、拡径板21をケーシングロッド20の先端部20aの外周面20cに対して出没させることで、軟弱地盤1を確実に効率良く低コストで締め固めることができる。
さらに、地盤締固め装置10による軟弱地盤1の締め固め工程において、図7(e),(h)に示すように、空洞Kの部分を周辺地盤2で埋め込んだ後で、ケーシングロッド20の先端部20aの外周面20cより拡径板21を突出させた拡径状態で該ケーシングロッド20を打ち戻して空洞Kの部分に埋め込まれた周辺地盤2を締め固めることにより、軟弱地盤1をより確実に締め固めることができる。
図8は本発明の第2実施形態の地盤締固め装置のケーシングロッドから拡径板が突出する前の状態を示す拡大断面図、図9は同ケーシングロッドから拡径板が突出した状態を示す拡大断面図である。
この第2実施形態では、衝撃Gによって拡径板21をケーシングロッド20の先端部20aの外周面20cより外側に突出させる衝撃発生源としてエアタンク36を用い、このエアタンク36の圧縮エア37にて持ち上げられた重錘38の落下の衝撃Gによって、拡径板21を昇降機構30(前記第1実施形態と同一構成のもの)を介してケーシングロッド20の先端部20aの外周面20cより突出自在にした点が前記第1実施形態と異なる。
即ち、図8及び図9に示すように、円筒状のケーシングロッド20の先端部20aの周囲には、等間隔毎に複数(この実施形態では90°間隔で4箇所)の開口孔20bを形成してあり、この開口孔20bには、円弧面板状の拡径板21を水平方向に出没自在に設けてある。
また、ケーシングロッド20の先端部20a内の拡径板21の上方には、エアタンク36からの圧縮エア37を充填するための密閉空間を構成する円環板状の保持体39を取り付けてある。この円環板状の保持体39の中央の円形孔39a内には、円柱状の重錘38の小径のシャンク部38bを摺動自在に支持してある。そして、円柱状の重錘38の大径のヘッド部38aの凹溝38c内と円環板状の保持体39の円形孔39aの凹溝39b内にはそれぞれ図示しないシール部材としてのOリングが介在されていて、これら円柱状の重錘38の大径のヘッド部38aと円環板状の保持体39との間の密閉空間内に、エアタンク36の圧縮エア37を注入することにより重錘38が円環板状の保持体39に対して上方に持ち上げられるようになっている。
そして、図8に示すように、エアタンク36の圧縮エア37にて重錘38を最上段に持ち上げた状態で圧縮エア37を抜くと、円柱状の重錘38の大径のヘッド部38aと円環板状の保持体39との間の密閉空間が縮まって、図9に示すように、重錘38が昇降機構30の上側の衝突板33上に落下して、その衝撃Gにより、拡径板21がケーシングロッド20の先端部20aの開口孔20b内に収容された後退状態(閉状態)から図9に示すケーシングロッド20の先端部20aの外周面20cから突出した突出状態(開状態)となる。即ち、昇降機構30を介して複数(この実施形態では90°間隔で4箇)のスライダ27を下方に押し出す重錘38の落下による衝撃Gによって、スライダ27の傾斜面27aで拡径板21の衝突板22の傾斜面22aを押圧することで、拡径板21をケーシングロッド20の外周面20cより突出させるようになっている。
昇降機構30は、ケーシングロッド20の先端部20a内に取り付けられた保持板31の貫通孔31aに昇降動自在に支持された複数(この実施形態では90°間隔で4本)の昇降軸32と、この昇降軸32の上端に固定され、重錘38の落下の衝撃Gを受ける上側の衝突板33と、昇降軸32の下端に固定され、下面に複数のスライダ27を固定した下側の衝突板34と、昇降軸32の保持板31と上側の衝突板33の間に介装され、スライダ27を上方に持ち上げる圧縮コイルバネ35とで構成されている。
以上第2実施形態によれば、衝撃発生源としてエアタンク36を用い、このエアタンク36の圧縮エア37にて持ち上げられた重錘38の落下の衝撃Gによって、拡径板21を昇降機構30を介してケーシングロッド20の先端部20aの外周面20cより突出自在にしたことにより、エアタンク36と圧縮エア37からなる簡単な構造により拡径板21をケーシングロッド20の先端部20aの外周面20cから出没させて、砂質地盤等の軟弱地盤1の地盤改良する周辺地盤2を締め固める。これにより、前記第1実施形態と同様に、軟弱地盤1を確実に効率良く低コストで締め固めることができる。
図10は本発明の第3実施形態の地盤締固め装置のケーシングロッドの先端部の拡大断面図、図11は図10中X−X線に沿う断面図、図12は同ケーシングロッドから拡径板が突出した状態を示す拡大断面図、図13は図12中X−X線に沿う断面図である。
この第3実施形態では、衝撃Gによって拡径板21をケーシングロッド20の先端部20aの外周面20cより外側に突出させる衝撃発生源としてエアタンク42に接続された上下一対の高速エアシリンダ40,40を用いている点が前記第1実施形態と異なる。
即ち、図10〜図13に示すように、円筒状のケーシングロッド20の先端部20aの周囲には、等間隔毎に複数(この実施形態では90°間隔で4箇所)の開口孔20bを形成してあり、この開口孔20bには、円弧面板状の拡径板21を水平方向に出没自在に設けてある。
また、ケーシングロッド20の先端部20a内の拡径板21の後方には、四角筒状の保持体43を取り付けてある。この保持体43の各側壁にはエアタンク42からの圧縮エアにより衝撃を発生させる上下一対の高速エアシリンダ(衝撃発生源)40,40を取り付けてある。この上下一対の高速エアシリンダ40,40の各ピストンロッド41が急伸する衝撃Gによって、拡径板21が開口孔20b内に収容された後退状態(閉状態)から図12及び図13に示す外周面20cから突出した突出状態(開状態)となる。この各ピストンロッド41の進退動により、拡径板21をケーシングロッド20の先端部20aの外周面20cから出没させて、砂質地盤等の軟弱地盤1の地盤改良する周辺地盤2を衝撃による拡径板21の出没により締め固めるようになっている。
以上第3実施形態によれば、衝撃発生源として高速エアシリンダ40を用い、この高速エアシリンダ40の圧縮エアによって急伸するピストンロッド41の衝撃Gで拡径板21をケーシングロッド20の先端部20aの外周面20cより突出自在にしたことにより、高速エアシリンダ40からなる簡単な構造により拡径板21をケーシングロッド20の先端部20aの外周面20cから出没させて、砂質地盤等の軟弱地盤1の地盤改良する周辺地盤2を締め固める。これにより、前記第1実施形態と同様に、軟弱地盤1を確実に効率良く低コストで締め固めることができる。
図14は本発明の第4実施形態の地盤締固め装置のケーシングロッドの先端部の拡大断面図、図15は同ケーシングロッドから拡径板が重錘の落下の衝撃により突出した状態を示す拡大断面図、図16は同重錘を持ち上げる前の状態を示す拡大断面図、図17は同重錘を持ち上げる初期の状態を示す拡大断面図である。
この第4実施形態では、衝撃Gによって拡径板21をケーシングロッド20の先端部20aの外周面20cより外側に突出させる衝撃発生源として電動モータ50で昇降する昇降ラック53を用い、この昇降ラック53にて持ち上げられた重錘60の落下の衝撃Gによって、拡径板21を後述するリンク機構70を介してケーシングロッド20の先端部20aの外周面20cより突出自在にした点が前記第1実施形態と異なる。
即ち、図14〜図17に示すように、円筒状のケーシングロッド20の先端部20aの周囲には、等間隔毎に複数(この実施形態では90°間隔で4箇所)の開口孔20bを形成してあり、この開口孔20bには、円弧面板状の拡径板21を水平方向に出没自在に設けてある。また、ケーシングロッド20は、円筒状の外管28と、この外管28内に配置された円筒状の内管29とからなる二重管になっている。これら外管28と内管29との間に、左右一対の電動モータ50,50を各ギヤボックス51を介して取り付けてある。この各ギヤボックス51のギヤ52が外管28の内周面に取り付けられた上下一対の保持体54,54にスライド自在に保持された昇降ラック53の歯部53aに噛合している。また、昇降ラック53の先端には電磁石55を取り付けてある。一対の昇降ラック53,53の各電磁石55には、外管28の内周面と内管29の外周面に沿って摺動する円環厚肉板状の重錘60を持着してある。尚、電磁石55の換わりに、昇降ラック53の先端と重錘60にフックをそれぞれ設けて、フック同士の引っ掛かりと、切り離しにより、重錘60を持ち上げたり、落下させるようにしても良い。また、電動モータ50は外管28と内管29の間に設けられた電源58に接続されている。
そして、図14に示すように、昇降ラック53を上昇させて重錘60を最上段に持ち上げた状態で電磁石55をオフにすると、図15に示すように、重錘60がリンク機構70の上側の衝突板71上に落下して、その衝撃Gにより、拡径板21がケーシングロッド20の先端部20aの開口孔20b内に収容された後退状態から図15に示すケーシングロッド20の先端部20aの外周面20cから突出した突出状態(開状態)となるようになっている。
リンク機構70は、落下した重錘60の衝撃Gを受ける円環板状の衝突板71と、内管29と拡径板21の上側にピン枢支され、重錘60の衝撃Gにより90°の状態から180°の状態に変動する上側の一対のリンク72,72と、この上側の一対のリンク72,72間に介在され、上側の衝突板71上に重錘60が載置されていない状態において上側の一対のリンク72,72を180°の状態から90°の元の状態に戻すように付勢する図示しない引っ張りコイルバネと、内管29と拡径板21の下側にピン枢支され、上側の一対のリンク72,72とリンクするように変動する下側の一対のリンク73,73とで構成されている。
円環板状の衝突板71は、外管28の内周面と内管29の外周面に沿って摺動すると共に、重錘60の下面側の円環状の凹部60aに吊り下げられたチェーン状のロープ61の先端に取り付けられている。これにより、昇降ラック53の上昇で重錘60が最上段に持ち上げられた際に、図14に示すように、衝突板71はロープ61により吊り上げられ、拡径板21がケーシングロッド20の先端部20aの開口孔20b内に収容された後退状態(閉状態)となる。この衝突板71の上下動により、拡径板21のケーシングロッド20の先端部20aの外周面20cから出没することで、軟弱地盤1の地盤改良する周辺地盤2を衝撃Gよる拡径板21の出没により締め固めるようになっている。
また、ケーシングロッド20の外管28の先端の開口部20dを閉じている円板状の蓋体20eの中央には、内管29の内周面と同径の円形孔20fを形成してあり、この円形孔20fより内管29内に供給された砂(充填材)Sが軟弱地盤1の周辺地盤2に供給され、砂杭が造成されるようになっている。さらに、内管29内に貫入補助用の水や空気等の掘削補助材を供給して、ケーシングロッド20を軟弱地盤1中に貫入し易くしても良い。
以上第4実施形態によれば、衝撃発生源として電動モータ50で昇降する昇降ラック53を用い、この昇降ラック53にて持ち上げられた重錘60の落下の衝撃Gによって拡径板21をリンク機構70を介してケーシングロッド20の先端部20aの外周面20cより外側に突出自在にしたことにより、電動モータ50と昇降ラック53等からなる簡単な構造により、拡径板21をケーシングロッド20の先端部20aの外周面20cから出没させて、砂質地盤等の軟弱地盤1の地盤改良する周辺地盤2を締め固める。これにより、前記第1実施形態と同様に、軟弱地盤1を確実に効率良く低コストで締め固めることができる。また、軟弱地盤1中に造成される砂杭によって軟弱地盤1を更に効率良く締め固めることができる。
尚、前記第4実施形態によれば、ケーシングロッドを外管と内管の二重管で構成し、内管に砂を供給して砂杭を造成することもできるようにしたが、前記第1〜第3実施形態のケーシングロッドも外管と内管の二重管で構成し、内管に砂を供給して砂杭を造成することができるようにしても良い。
また、前記各実施形態によれば、ケーシングロッドの先端部の周囲に拡径板を4箇所設けたが、2箇所や3箇所或いは4箇所以上設けても良く、さらに、拡径板をケーシングロッドの先端部の周囲の上下方向に複数段に亘って設けても良い。
1 軟弱地盤
2 周辺地盤
10 地盤締固め装置
20 ケーシングロッド
20a 先端部
21 拡径板
26 アクチュエータ(衝撃発生源)
27 スライダ
30 昇降機構
35 圧縮コイルバネ
36 エアタンク(衝撃発生源)
37 圧縮エア
38 重錘
40 高速エアシリンダ(衝撃発生源)
50 電動モータ
53 昇降ラック(衝撃発生源)
60 重錘
70 リンク機構
G 衝撃
K 空洞
h 所定深度
t 所定高さ

Claims (5)

  1. 軟弱地盤中にケーシングロッドを所定深度まで貫入し、前記ケーシングロッドを貫入した周辺地盤を衝撃発生源からの衝撃によって締め固める地盤締固め装置であって、
    前記ケーシングロッドの先端部に拡径板を水平方向に出没自在に設け、前記ケーシングロッド内の前記拡径板の近傍に前記衝撃発生源としてのアクチュエータを設け
    前記アクチュエータが昇降機構の圧縮コイルバネの付勢力に抗してスライダを下方に押し出す衝撃によって前記拡径板を前記ケーシングロッドより突出自在にしたことを特徴とする地盤締固め装置。
  2. 軟弱地盤中にケーシングロッドを所定深度まで貫入し、前記ケーシングロッドを貫入した周辺地盤を衝撃発生源からの衝撃によって締め固める地盤締固め装置であって、
    前記ケーシングロッドの先端部に拡径板を水平方向に出没自在に設け、前記ケーシングロッド内の前記拡径板の近傍に前記衝撃発生源としてエアタンクを設け、
    前記エアタンクの圧縮エアにより持ち上げられた重錘の落下の衝撃によって前記拡径板を昇降機構を介して前記ケーシングロッドより突出自在にしたことを特徴とする地盤締固め装置。
  3. 軟弱地盤中にケーシングロッドを所定深度まで貫入し、前記ケーシングロッドを貫入した周辺地盤を衝撃発生源からの衝撃によって締め固める地盤締固め装置であって、
    前記ケーシングロッドの先端部に拡径板を水平方向に出没自在に設け、前記ケーシングロッド内の前記拡径板の近傍に前記衝撃発生源として電動モータで昇降する昇降ラックを設け、
    前記昇降ラックにて持ち上げられた重錘の落下の衝撃によって前記拡径板をリンク機構を介して前記ケーシングロッドより突出自在にしたことを特徴とする地盤締固め装置。
  4. 軟弱地盤中にケーシングロッドを所定深度まで貫入し、前記ケーシングロッドを貫入した周辺地盤を締め固める地盤締固め装置を用いる地盤締固め工法であって、
    前記軟弱地盤中の所定深度まで貫入された前記ケーシングロッドを所定高さ引き抜いて該ケーシングロッドの先端部の下側に空洞を作り、次に、前記ケーシングロッドの先端部に設けられた拡径板を衝撃によって該ケーシングロッドより突出させて前記空洞部分を周辺地盤で埋め込み、前記ケーシングロッドより前記拡径板を突出させた状態で前記周辺地盤を締め固めることを特徴とする地盤締固め工法。
  5. 請求項4記載の地盤締固め工法であって、
    前記空洞部分を周辺地盤で埋め込んだ後で、前記ケーシングロッドを打ち戻して前記空洞部分に埋め込まれた周辺地盤を締め固めることを特徴とする地盤締固め工法。
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