JPH0573191B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0573191B2
JPH0573191B2 JP62088574A JP8857487A JPH0573191B2 JP H0573191 B2 JPH0573191 B2 JP H0573191B2 JP 62088574 A JP62088574 A JP 62088574A JP 8857487 A JP8857487 A JP 8857487A JP H0573191 B2 JPH0573191 B2 JP H0573191B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heavy object
rod
hammer
cylinder
nut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62088574A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62250389A (ja
Inventor
Magunebiru Pieeru
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IFP Energies Nouvelles IFPEN
Original Assignee
IFP Energies Nouvelles IFPEN
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IFP Energies Nouvelles IFPEN filed Critical IFP Energies Nouvelles IFPEN
Publication of JPS62250389A publication Critical patent/JPS62250389A/ja
Publication of JPH0573191B2 publication Critical patent/JPH0573191B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01VGEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
    • G01V1/00Seismology; Seismic or acoustic prospecting or detecting
    • G01V1/02Generating seismic energy
    • G01V1/143Generating seismic energy using mechanical driving means, e.g. motor driven shaft
    • G01V1/147Generating seismic energy using mechanical driving means, e.g. motor driven shaft using impact of dropping masses
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S367/00Communications, electrical: acoustic wave systems and devices
    • Y10S367/911Particular well-logging apparatus

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、井戸または坑孔の壁面に結合された
標的部材に重量物即ちハンマを落下させた衝撃に
よつて音波を発生させる装置に関するものであつ
て、かかる装置は特に陸上での地震探査の分野で
用いることができるものである。
(従来技術と問題点) 坑孔の底に固着(以後碇着と略称)された標的
部材に落下重量物(以後ハンマと略称)を衝突さ
せて地震の衝撃波を発生させるための装置は既に
公知なものである。このような装置では標的部材
は、碇着手段を具備した細長い本体(筒体)にし
つかり固定されている。
ハンマは本体の内部で、標的部材と衝突する位
置、即ち下方位置と、制御手段を働かせることに
よつて持ち上げられた落下の前の位置である上方
位置との間を移動できるようになつている。この
制御手段は、ハンマを上方位置に保持したり、こ
れをはずして落下させたりするためのフツクと、
井戸の外部に設置されている巻き上げ機に接続さ
れていて、ハンマを吊している剛体牽引部材(ロ
ツドあるいは相互につなぎ合された一連のロツド
によつて構成されるもので、以後剛体吊りひもと
略称)とを含んでいる。また碇着手段は当業者に
は良く知られた「パツカー(packer)」タイプの
ものであつて、中央部と、放射方向に拡大、縮小
できる周囲部分とからなる変形可能な部材を含ん
でいる。
碇着手段を拡大させて井戸の壁面に押しつけて
碇着させるために、地上から前記一連のロツドを
回転させて、中央部と周辺部の一方を他方に対し
て回転させる。周囲部分は井戸の壁を押すための
つめを備えたピボツトアームをもつものでもよい
し、膨張する内容物をもつ容器のようなものでも
よい。
この装置のオペレーシヨンを考えると、放射方
向の力は碇着手段に対して、交互に上方又は下方
に押す力として働く。
ハンマが一連のロツドからなる剛体吊りひもを
牽引することによつて上方に引き上げられる際に
は、摩擦力と、井戸の内部を支配する流体静力学
的な圧力とのために上方への力となる。ハンマが
標的部材に衝突する瞬間には下方への力が働く。
実際に使用される「パツカー」タイプの碇着装
置では、筒体を固定するために碇着アームを井戸
の壁面に押しつけるが、碇着手段を碇着させる位
置すなわち深さは、筒体を下降させる時か上昇さ
せる時かによつて異なり、常に同一なものではな
い。その結果、同じペオペレーシヨンサイクル内
で、装置自体の位置が上下にずれることが起こ
り、井戸の壁面を破損したり、結合係数が減小す
るという問題点が生じる。
その他、前述した在来の装置から発せられる音
波の出力はハンマを落下させる高さに依存する。
それ故、大きな出力の音波が要求される場合に
は、ハンマを数メートルもの高さから落下させな
ければならない訳で、装置自体の長さ寸法もそれ
に応じて大きくしなければならなくなる。このよ
うに寸法の大きな装置に往々にして取扱いが難し
いことも問題点である。
前述した如き装置の先行例は、フランス国特許
出願第85/17832号に開示されている。
(問題を解決するための手段) 上記の問題点を解決するため本発明による装置
は、標的部材を嵌め込んだ細長い筒体を有してお
り、その内部でハンマが標的部材と接触する衝突
位置と落下が開始される引き上げられた位置との
間を移動することを制御することができ、更にこ
の筒体を地上の巻き上げ機と接続するための剛体
吊りひもと、筒体を必要な時に井戸の壁面と結合
させるためのとりはずし可能な碇着機構を含んで
いる。そして本発明による装置は、前記ハンマを
衝突位置と引き上げられた位置の間で移動させる
手段を具備していて、この手段は前記筒体の中心
の縦軸と同心のねじ山を施したロツドと、前記ハ
ンマの下側に位置し、該ロツドが貫通している
が、ロツドが回転しても回転しないようになつて
いるナツトと、前記ロツドを交互に一方向および
逆方向に回転させるための手段と、前記ハンマが
落下する時、落下を加速するために重力に加えて
弾性力を加えるための手段とを含んでいる。
ねじ山を施した前記ロツドを回転させるための
手段は、このロツドを地上に配置された駆動手段
(回転テーブル)に接続する剛体吊りひもを含む。
この手段は、前記筒体に取付けられ且つ地上の設
備から給電される複合ケーブルの先端に固着され
て井戸の内部へ降下される駆動手段(電動モー
タ)によつて構成されることも可能である。
前記ハンマの落下を加速するべく重力に加えて
弾性力を印加するための前記手段は、このハンマ
が持ち上げられ引金位置に移動するに従つて圧縮
されるバネでもよく、あるいは前記筒体の壁面お
よびハンマと一体の可動ピストンによつて画成さ
れ流体を充満した部屋のようなものでもよい。
ハンマを持ち上げるための手段としてナツトを
用いる。このナツトがロツドの回転によつて回転
しないのでねじ山によつて上方に移動させられて
ハンマを持ち上げることは、在来の装置において
上向きに働いていた軸方向の応力を除去する結果
を得る。碇着手段に及ぼされる軸方向の応力は、
衝撃によつて生じるものだけとなる。その結果、
装置と井戸の壁との結合が良くなり、またハンマ
を標的部材に衝突させ、又、持ち上げる操作サイ
クルの間の動作の安定度が改善される。又、構造
を簡単にするものでもある。
比較的深い井戸に装置を降下させて、しかも降
下させた後に迅速に装置を定位置に碇着させるこ
とが要求される場合には、ねじ切りされたロツド
を回転駆動するための前記電動モータ機構も、井
戸の中に下ろし、巻き上げ機システムから巻き下
ろした複合ケーブルによつて給電することが有利
である。
この装置は、当然前記ハンマを引金位置に止め
ておくための手段を具備しており、この手段は前
記ナツトがハンマの衝突位置近傍に戻ると解除さ
れてハンマを落下させる。
磁力によつてハンマを保持する手段を具備する
プレートで構成するものでもよい。
以下、本発明による2つの実施例を示す図面に
沿つて更に詳しく説明するが、これらの実施例に
のみ本発明が限定されるものではないことを付言
しておく。
(実施例) 第1図に示される装置は井戸または坑孔2の内
部に垂下される衝撃発生機構1と、この機構を井
戸または坑孔内の決められた深さの所につとめる
ための固定部材3と、衝撃発生機構を保持し、こ
れを地上に配置される操作システム5と連結する
ためのロツドまたは一連のロツドからなる剛体吊
りひも4と、この剛体吊りひもと前記衝撃発生機
構1との間に介在する周知のタイプの動力伝達装
置(ギア・ボツクス)6とを含んでいる。動力伝
達装置の詳細については後述する。操作システム
5も掘さくの分野では公知のタイプのものであつ
て、油井やぐら7と、巻き上げ機9にワイヤロー
プによつて接続されている剛体吊りひもを吊す手
段8と、該剛体吊りひも4を回転させるために駆
動手段(図示せず)によつて回転駆動される回転
テーブル10からなるものである。
前記の固定部材3も同様に掘さくの分野では広
く知られた「パツカー(packer)」タイプのもの
である。例えばこの実施例では、圧力をかけた流
体を注入することによつて膨張させることができ
る変形可能な容器のような、「パツカー」を用い
ている。圧力流体は、地上のポンプから中空の前
記剛体吊りひも4を介して変形可能な容器に送り
込まれるものであるが、そのために使用されるポ
ンプも周知タイプの水圧ポンプシステム11を用
いている。第2図から第5図に図示される如く、
前記の衝撃発生機構1は筒体12からなるもので
あつて、この筒体の上側の蓋13には同軸の開孔
14が穿たれていて、下側は標的部材15即ち金
床の役割をする嵌み込み部材で閉じられている。
ねじ山が施こされたロツド16が衝撃発生機構1
の縦軸を貫通しており、このロツドの先端には標
的部材15の内部に形成されている空洞部18に
はめ込まれていて自由に回転可能なヘツド17が
ついていて、固定手段19によつて標的部材15
から抜けないようになつている。
このロツド16は筒体12の上蓋にある前記開
孔14を貫通して動力伝達装置6の出力シヤフト
20に接続する(第1図)。この動力伝達装置は、
地上の設備によつて操作されて、剛体吊りひも4
の回転運動を前記出力シヤフト20に伝えたり、
又は逆転して伝える機能を有するものである。す
なわち場合に応じて動力伝達装置6の出力シヤフ
ト20は衝撃発生機構1のロツド16を一方向に
または逆方向に回転させるものである。
ねじ山を切られた前記ロツド16にはナツト2
1がねじ込まれている。ガイドレール22が筒体
12の内壁面の母線に沿つて固定されていて(第
2,3図)、このナツトは前記ガイドレール22
の1つと噛み合う少なくとも1つのノツチをもつ
ている(第4図)。それ故ロツド16を回転させ
たり反転させることによつて、ナツト21をガイ
ドレール22に沿つて昇降させることができる訳
である。ナツト21の標的部材15反対側の面上
に円筒状の形をした重量体即ちハンマ24がのつ
ている。このハンマにはねじ山のある前記ロツド
16が自由に動けるように、ロツドより僅かに径
の大きな穴25が中心に穿たれている。
前記ハンマ24にはナツト21よりも径の大き
な凹部26が形成されており、これによつてハン
マの底面27は、ナツト21が下方位置に来たと
きに、標的部材15の上面の壁に自由に接触でき
るようになつている。衝撃発生機構の内部で前記
ハンマ24の上面と筒体12の上蓋13の間には
バネ28が配置されているが、このバネはハンマ
が標的部材から遠ざかつて上昇すると圧縮され
る。ハンマ24には同様にしてガイドレール22
と噛み合う複数のノツチ29が形成されていて、
ハンマが前記筒体12の内部でこれに沿つて上
昇、下降するようになつている。
本発明による装置は、ハンマが上昇して前記バ
ネ28が強く圧縮されている所謂引金位置に前記
ハンマ24を止めておくために、引きはずし手段
30には切り込み35が作られている。この手段
は筒体12の内部でハンマとナツト21が移動す
ることによつて制御される。具体的にいうと、こ
の手段は前記筒体12の内壁の母線に沿つて配置
されている細長い棒31を含み、長さの等しい2
本の平行な小アーム32が、棒31の上下両端近
くの所に取付けられていて、この棒を筒体内壁に
結合させる関節のようになつている。
前記筒体内壁と棒31の間には板バネ33が介
在しており、放射方向に他の力が加えられない限
り棒31を内壁から離すような力を与えている。
ハンマ24には溝34が形成されていて、この溝
の底部が前記棒31を前記板ばねに対抗して支え
ている(第3図)。
棒31には切り込み35が形成されていて、ハ
ンマが上に押し上げられた位置に来た時、これを
引つかけて保持する。溝34の深さとこの切り込
み35の深さは、ハンマ24が上方位置に押し上
げられてこの切り込み35と噛み合うとき以外
は、板バネ33を圧して、棒31が前記ハンマか
ら離れた位置になるようにしている。
ナツト21が棒31を外側へ押すとハンマ24
を落とすきつかけになる。すなわち棒31の下端
には下に行くに従つて広くなる底部36が形成さ
れており、その傾斜した上側面37が次に述べる
ような働作で引き金の役割を果している。すなわ
ち標的部材15の近傍までナツト21が落ちてく
ると棒31の底部の側面37を摺動して棒31を
筒体12の内壁方向に押しやり、ハンマ24を保
持していた前記切り込み35からはずすように、
底部の寸法は選択されている。棒31の長さは本
実施例の場合、比較的長いものを採用している。
筒体12の上側の蓋13と標的部材15のそれ
ぞれとロツト16の間には夫々パツキン38,3
9が、また標的部材と筒体との間にはパツキン4
0が配置され、この衝撃発生機構1の内部を井戸
または坑孔2から隔離している。
一番下の所で標的部材は「パツカー」タイプの
碇着部材42に接続されている変形可能な結合部
材41に固定されている。この碇着部材42は、
井戸または坑孔2に装置を吊り下げながら降下さ
せた後、水圧ポンプシステム11からダクト44
と剛体吊りひも4を介して圧力流体を注入するこ
とによつて膨張させて、井戸または坑孔の壁面に
密着するように変形させることが可能な部材を含
んでいる(第1図)。第2図、第5図および第6
図のように掘穿した穴にはめたケーシング43の
中を装置をおろす場合には、変形可能な碇着部材
はこのケーシングの壁面に密着するように膨張さ
せて固定する。
前記固定部材41の径は、装置と剛体吊りひも
4の重量が加えられて膨張した際に、井戸または
坑孔2、あるいはケーシング43の壁面に密着す
るように選ばれる。この固定部材は流体を充填で
きる容器のようなもので形成することが一般的で
あるが、ねじ山が施された前記ロツド16を回転
させることによつて間隔を変化させることができ
る2枚のプレートの間に挾まれる弾性材料で作成
したものに置き代えることも可能である。
例えばポリウレタンのような緩衝材料で製造し
た肉厚の円板45を標的部材15の上に載せ、落
下してくるハンマ24の衝撃を和らげるものでも
よい。
以下に本発明による装置の動作を詳説する。
− 碇着部材42は、決められた深さにこの装置
を止めるためのものである。
− 動力伝達装置6を直接動力を伝達するように
制御し、回転テーブル10を駆動することによ
つて剛体吊りひも4と出力シヤフト20に回転
を伝え、これに連結しているねじを切つてある
ロツド16を回転駆動する。少なくとも1本の
ガイドレール22によつて回転しないようにさ
れたナツト21は上方、すなわち筒体12の上
蓋体13の方向にねじによつて上げられハンマ
24を第1図の一番下の位置から押し上げてい
く。ナツト21の最低の位置を離れて上昇する
と第5図に図示するように棒31の底部36を
押さなくなり、板バネ33はこの棒を筒体12
の内壁面ら中心に向けて押し戻す。棒31はハ
ンマ24に形成されている溝34の底面を押し
ている。
− ハンマが第5図に示されるように棒31の切
り込み35の位置、すなわち高い位置(引金位
置)の高さに達すると、板バネ33の力によつ
て棒31は筒体12の内壁から離れる方に押さ
れ、その切り込み35がハンマの下面に噛み合
つてハンマはこの高い位置に保持される。
− 次に出力シヤフト20の回転を逆転させるよ
うに動力伝達装置6を制御して、剛体吊りひも
4を逆方向に回転させるべく回転テーブル10
を駆動する。出力シヤフト20の回転を逆にす
ることによつてナツト21は下方に移動してい
くが、ハンマ24は棒31の切り込み35に噛
み合つているため第6図に示すような高い位置
に残されたままでいる。
− ナツト21が下降しながらその下方位置に近
づくと、第6図に示されるように棒31の底部
36の傾斜した側面37上を摺動してこれを筒
体12の内壁面方向に押しやる。そして棒31
が内壁面に向けて充分に押しやられると、棒の
上部にある切り込み35からハンマ24のへり
がはずれてこのハンマが落下するが、この時バ
ネ28によつて加速されて、相当の力を以つて
標的部材15に打当たる。その軸方向の衝撃は
固定部材41に印加されるが、固定部材は弾性
材料で作成されていて、圧縮されないため前記
衝撃によつて生じる軸方向の圧縮力は、固定部
材の放射方向への膨張を招来する。
このようにして放射方向の地震衝撃波が井戸ま
たは坑孔の壁から周囲の地層に伝達される。そし
て前述した動作のサイクルが繰り返される。
碇着部材あるいは「パツカー」が膨張する容器
タイプのものである場合には、この碇着部材だけ
が井戸または坑孔の壁面に対して音響的に結合す
る。この場合前述した固定部材41を省略するこ
とも可能である。然し乍ら、装置を充分な音響的
結合を得るために碇着面を減らしているそれ以外
のタイプの碇着部材に接続する場合には前記固定
部材が不可欠である。
さて第7図および第8図に示される地中の深さ
が比較的深い場合の第2の実施例では、この装置
は井戸または坑孔2に降下される衝撃発生機構1
と、この機構を井戸または坑孔内の決められた深
さで止めるための固定部材3と、前記衝撃発生機
構1の上部に固定されている筒体に収納された電
動モータ手段46を含んでいる。
電動モータ手段46は送電ケーブル47によつ
て地上の保持・巻き揚げ機構48と接続されてい
る。この機構48は、例えば油井やぐら49と、
送電ケーブル47が巻き上げられるウインチシス
テム50と、送電ケーブルに給電するための発電
機54を装備している。
この実施例でも第1図から第6図に示されたも
ののように、衝撃発生機構1は中央に穴14のあ
る上蓋13をもち、下側を標的部材を形成する、
取外し可能な部材15で蓋されている筒体12か
らなつている。ねじ山をその外周面に施したロツ
ド16は前記標的部材15と一体となつて回転す
ることができ、その上端部は上蓋13の穴14を
貫通して突出し、前記電動モータ手段46の軸5
2に連結されている。このロツド16にはナツト
21が噛み合わされ、ナツトは前述した実施例と
同様に筒体12の母線に沿つて内壁面に固定され
たガイドレール22によつてロツドと一緒に回転
してしまうことを阻止される。これによつてロツ
ド16を回転させたり反転させることによつてナ
ツト21を昇降させることができる。
このナツトの上方、すなわち前記標的部材15
とは反対側に、ハンマ24がありナツトが前記ロ
ツド16の回転により上昇するに従つてハンマ2
4もこのロツドに沿つて上昇することができる。
ハンマ24そして矢張り前述した実施例と同様
に、このハンマが標的部材15から遠ざけられて
上昇する時に、バネ28は圧縮され、ハンマが落
下する時に、これに加速度を与える。
このように第7図および第8図に示される装置
は前述した第1の実施例と概して変りないが、ハ
ンマを高い位置に止めておくための手段が異つて
いる。この手段は永久磁石と電気コイルを組込ん
だ周知の磁気プレート51であつて、永久磁石は
コイル電流を流すと磁力を弱められるようになつ
ており、これによつてプレートがハンマを保持す
る力を失わせる。プレートにはロツド16と共に
これを巻いている螺旋バネ28も充分に通すこと
ができる大きさの穴52が形成されており、ハン
マの上方位置近傍で筒体12の内壁面に固定され
ている。磁気プレート51のコイルに給電するた
め電気ケーブル53は、前記電動モータ機構46
内で送電ケーブル47と接続されている(7図)。
この実施例の装置は前述した実施例のように、変
形可能な固定部材41と電気的に操作されるタイ
プの碇着部材42を具備しており、送電ケーブル
47を介して運転されるものである。
以上説明した第2の実施例装置は次のように動
作する。
− ウインチ50を巻き戻していくことによつて
送電ケーブル47の先端に取付けた装置を井戸
または坑孔内に降下させる。予め選択してある
深さに到達したならば、碇着部材42を井戸ま
たは坑孔の壁面に碇着させ、ナツト21が上昇
移動するよるような方向にロツド16を回転さ
せるように、電動モータ手段46を作動させ
る。ハンマ24はその上方位置に駆動され、前
述した永久磁石付きの保持プレートと接触する
ようになる。そこで前記電動モータ手段46を
制御して、ロツドの回転を反転し、ナツト21
を元の位置まで(第8図にされる位置)下降さ
せる(第8図)。
地震源となる衝撃波を発生させるためには地上
からの操作によつて、永久磁石を組込んだプレー
ト51のコイルに給電することで消磁させ、この
プレートに磁力で保持されていたハンマを釈放し
て落下させる。以上説明した第2の実施例のハン
マを引金位置に保持する方法は、地震源の衝撃を
発生させる瞬間を優れた精度で制御できるもので
ある。
付言するには前記バネ28を他の等価な弾性手
段、特にハンマが上方位置に移動することによつ
て圧縮されるガスを含んだ気体に置き代えても本
発明の枠を逸脱しない。例えば筒体の壁面とハン
マと一体の可動ピストンとによつて区切られる部
屋の中に封じ込められた気体等である。同様にし
て、消磁できる前記永久磁石を、電流を印加する
ことによつて励磁される通常の電磁石に置換する
ことも勿論可能である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の装置は特に地震
を予知するために地層の状態を探査するべく人工
的に衝撃波を発生させるものであつて、ハンマが
重力に加えてバネの弾性力で付勢されて落下する
ので、強い衝撃を得たい場合でもハンマを標的部
材から非常に高く離れた位置から落下させる必要
がなく、従つて装置自体の長さを縮減することが
できる。また、碇着部材の動作は地上で制御で
き、更に井戸または坑孔に食い込む在来タイプの
ものに比して壁面を損傷することなく落下させる
ことができ、変形可能な部材によつて垂直の力を
壁面方向の力に変えることができるので、衝撃波
を適正に地中へ伝播することができる。
その他、同一井戸または坑孔内の深さが異なる
複数箇所で碇着させて衝撃を発生させる場合に
も、地上からの操作で逐次一連の作業を滞りなく
行えるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による装置の第1の実施例を概
略的に示したものであつて井戸の内部に降下させ
た場合の説明図、第2図は第1の実施例における
装置の衝撃発生機構の主要部を示すものであつて
ハンマが標的部材に衝突した緩衝材料でナツトが
ハンマを止めておく棒の底部に当接した位置にあ
る状態を示す部分断面図、第3図は同じく第2図
のA−A横断面図、第4図はナツトの概略平面
図、第5図は第2図と同様に装置の要部を示すも
のであつてハンマがナツトによつて上方に移動さ
れ引金位置に達したときの軸方向部分断面図、第
6図はハンマが棒の切り込みに噛み合つて高い位
置に保持されているがナツトが下方に戻つて来
て、保持棒31の底部を押そうとしている状態の
軸方向断面図、第7図はねじを切つてあるロツド
を回転させるための電動モータ機構を具備した第
2の実施例を示す説明図、第8図は第2の実施例
における装置の要部を示すものであつてハンマを
高い位置に止めておくための磁性手段を筒体内に
具備する衝撃発生機構の軸方向部分断面図であ
る。 1……衝撃発生機構、2……井戸または坑孔、
3……固定部材、4……剛体吊りひも、5……操
作システム、6……動力伝達装置、7,49……
油井やぐら、8……吊す手段、9,50……ホイ
ストシステム、10……回転テーブル、11……
水圧ポンプシステム、12……筒体、13……上
蓋、15……標的部材、16……ねじ山を施され
たロツド、17……ヘツド、18……空洞部、1
9……固定手段、20……出力シヤフト、21…
…ナツト、22……ガイドレール、23……ノツ
チ、24……重量物またはハンマ、28……バ
ネ、30……引きはずし手段、31……棒、32
……アーム、33……板バネ、35……切り込
み、36……底部、38,39,40……パツキ
ン、41……固定部材、42……碇着部材、43
……ケーシング、44……パイプ、45……リン
グ、46……電動モータ手段、47……送電ケー
ブル、48……保持、巻き揚げ機構、54……発
電機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 井戸の壁面に固定した標的部材に重量物を衝
    突させて音響波を発生する装置において、該装置
    が; 標的部材をその中に固定し、その中で重量物が
    該標的部材と衝突して接触する位置と、落下を開
    始する高い位置との間を移動することのできる筒
    体12と、 該筒体を地上の設備と接続する手段と、 該筒体を井戸の壁に随時固定したり、はずした
    りできる固定手段と、 該筒体の軸を貫通するねじ山のあるロツドと、
    前記重量物の下に位置しロツドが回転しても回転
    しないように抑止されているナツトとを含み、ロ
    ツドの回転によるナツトを押し上げ、これによつ
    て該重量物を前記衝突位置から高い位置に移動さ
    せる手段と、 該重量物を高い位置に保持する解除可能な保持
    手段と、 該ねじ山のあるロツドを逆方向に回転させてナ
    ツトを衝突位置の近くに戻した時、該ナツトにト
    リガされて該重量物の保持を解除する手段と、 前記重量物の落下の時、これに重力に加わる方
    向の弾性力を与える手段とを含むことを特徴とす
    る装置。 2 特許請求の範囲第1項に記載の装置におい
    て、前記ねじ山のあるロツドを回転させる手段
    が、該ロツドを地上に設置されている該ロツドの
    駆動手段と接続するための剛体の吊りひもを含む
    ことを特徴とする装置。 3 特許請求の範囲第1項に記載の装置におい
    て、前記ねじ山のあるロツドを回転させる手段
    が、前記筒体に結合されている駆動手段46と、
    該装置を井戸の中に下ろすことと、該ロツドを回
    転させる駆動手段を制御することに使用される、
    送電ケーブル47とを含むことを特徴とする装
    置。 4 特許請求の範囲第1項に記載の装置におい
    て、前記重量物に重力に加わる方向の弾性力を与
    える手段が、該重量物を高い位置に押し上げるこ
    とによつて圧縮されて弾性力を強められる弾性力
    手段28を含むことを特徴とする装置。 5 特許請求の範囲第4項に記載の装置におい
    て、前記弾性力手段が前記筒体の中に収容されて
    いるばね28によつて構成されることを特徴とす
    る装置。 6 特許請求の範囲第4項に記載の装置におい
    て、前記弾性力手段が重量物を高い位置すなわち
    引金位置まで移動させることによつて圧縮される
    密封気体によつて構成されることを特徴とする装
    置。 7 特許請求の範囲第1項に記載の装置におい
    て、該装置が重量物をその高い位置に止めておく
    ための手段を含み、該手段がナツトが重量物の衝
    突位置の近くまで戻ることによつて重量物を落下
    させるための引金をひかせることを特徴とする装
    置。 8 特許請求の範囲第7項に記載の装置におい
    て、前記重量物を止めておくための手段が、少な
    くとも1つの放射方向に動くことのできる棒を含
    み、該棒は重量物を高い位置に保持しておくため
    に引つかけておく切り込みを有し、重量物が衝突
    する位置の近く、すなわち底辺部には下に行くに
    従つて広がる傾斜面を有し、該傾斜面をナツトが
    押し下げることによつて重量物の保持を解除する
    ことを特徴とする装置。 9 特許請求の範囲第1項に記載の装置におい
    て、前記標的部材が井戸の壁に対して圧される弾
    性力のある結合手段によつて、前記固定手段に結
    合されていることを特徴とする装置。 10 前記結合手段が弾性力のある物質から作ら
    れている詰物を含んでいることを特徴とする、特
    許請求の範囲第9項に記載の装置。 11 前記結合手段が流体を含む密封容器を含む
    ことを特徴とする、特許請求の範囲第9項に記載
    の装置。 12 特許請求の範囲第1項に記載の装置にし
    て、該装置が重量物を高い位置に保持しておくた
    めの、磁気力を応用する手段を含むことを特徴と
    する装置。
JP62088574A 1986-04-11 1987-04-10 井戸の壁面に固定した標的部材に重量物を衝突させて音響波を発生する装置 Granted JPS62250389A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR8605333 1986-04-11
FR8605333A FR2597214B1 (fr) 1986-04-11 1986-04-11 Dispositif pour engendrer des ondes acoustiques par percussion d'une masse chutant sur un element cible ancre dans un puits

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62250389A JPS62250389A (ja) 1987-10-31
JPH0573191B2 true JPH0573191B2 (ja) 1993-10-13

Family

ID=9334223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62088574A Granted JPS62250389A (ja) 1986-04-11 1987-04-10 井戸の壁面に固定した標的部材に重量物を衝突させて音響波を発生する装置

Country Status (9)

Country Link
US (1) US4770268A (ja)
EP (1) EP0242262B1 (ja)
JP (1) JPS62250389A (ja)
CN (1) CN1011347B (ja)
CA (1) CA1278081C (ja)
DE (1) DE3764695D1 (ja)
FR (1) FR2597214B1 (ja)
IN (1) IN169464B (ja)
NO (1) NO166427C (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2618910B1 (fr) * 1987-07-28 1989-10-27 Inst Francais Du Petrole Methode et dispositif pour ameliorer le coefficient de transmission aux formations geologiques de l'energie creee par une source sismique de puits
FR2629216B1 (fr) * 1988-03-25 1991-01-04 Inst Francais Du Petrole Dispositif perfectionne pour engendrer des ondes acoustiques par percussion d'une masse chutant sur un element-cible couple avec les parois d'un puits
FR2631458B1 (fr) * 1988-05-11 1990-09-14 Inst Francais Du Petrole Dispositif antirebond pour eviter les chocs multiples d'une masse mobile apres un premier choc contre un autre element
FR2646241B1 (fr) * 1989-04-20 1991-07-12 Inst Francais Du Petrole Dispositif anti-rebond pour une masse venant frapper un element-cible
US4991685A (en) * 1989-10-02 1991-02-12 Atlantic Richfield Company Downhole seismic source
DE69219757T2 (de) * 1991-11-08 1997-12-18 Oyo Corp Schwingungserregung in einem bohrloch durch fallenlassen einer masse
US8261857B2 (en) * 2008-05-15 2012-09-11 Longyear Tm, Inc. Core barrel sonic latch mechanism and methods of sonic drilling using the same
JP5223043B2 (ja) * 2010-10-16 2013-06-26 株式会社超電導機構 振動発生装置
CN102518430B (zh) * 2011-12-21 2015-03-04 中国石油天然气集团公司 基于撞击法评价井眼底部附近地层界面性质的方法和装置
CN103576184A (zh) * 2013-10-11 2014-02-12 赵明 一种冲击式地震波发生装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA799852A (en) * 1968-11-26 L. Newman James Mechanical drilling jar
US3209854A (en) * 1960-12-12 1965-10-05 Imp Ind Inc Impact apparatus for generating a sonic impulse employed in seismic geological exploration
US3193046A (en) * 1963-07-12 1965-07-06 Imp Ind Inc Release mechanism for impact seismic impulse generating apparatus
JPS5836063Y2 (ja) * 1974-03-04 1983-08-13 チユウオウカイハツ カブシキガイシヤ ジシンタンサヨウカシンソウチ
FR2552553B1 (fr) * 1983-09-22 1986-02-28 Inst Francais Du Petrole Dispositif pour engendrer des impulsions sismiques a l'interieur d'un forage, par chute d'une masse sur un element-cible ancre
FR2558601B1 (fr) * 1984-01-23 1986-05-02 Inst Francais Du Petrole Dispositif pour engendrer des impulsions acoustiques a l'interieur d'un puits, par percussion

Also Published As

Publication number Publication date
FR2597214A1 (fr) 1987-10-16
FR2597214B1 (fr) 1988-07-15
IN169464B (ja) 1991-10-19
DE3764695D1 (de) 1990-10-11
NO166427C (no) 1991-07-17
CN87102757A (zh) 1987-10-21
CN1011347B (zh) 1991-01-23
NO166427B (no) 1991-04-08
EP0242262A1 (fr) 1987-10-21
JPS62250389A (ja) 1987-10-31
NO871320L (no) 1987-10-12
NO871320D0 (no) 1987-03-30
EP0242262B1 (fr) 1990-09-05
CA1278081C (fr) 1990-12-18
US4770268A (en) 1988-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2016204003B2 (en) Deep water pile driver
US4991685A (en) Downhole seismic source
US2176477A (en) Method of and apparatus for taking earth cores
US6626248B1 (en) Assembly and method for jarring a drilling drive pipe into undersea formation
US2749840A (en) Gun perforators for wells
US3604519A (en) Method of creating underwater thrusts to drive a member into the earth
US3101798A (en) Marine drilling apparatus
JPH0573191B2 (ja)
US4923030A (en) Device for generating acoustic waves by causing a falling mass to strike a target element coupled with the walls of a well
US4815557A (en) Down hole seismographic source
US4796723A (en) System for transmitting energy through an apparatus usable for subsoil prospection, lowered inside a well or drill hole
AU2015251291B2 (en) Device for reducing underwater sound
US4773501A (en) Device for generating seismic impulses inside a drilling through the fall of a weight onto an anchored target element
US3526283A (en) Pile driver
US9228418B2 (en) Wave stimulation
JP6755397B2 (ja) ムアリング装置
US9556694B2 (en) Apparatus and method for a motorless seismic tool
RU2399930C1 (ru) Способ пуска скважинных источников сейсмических колебаний и устройство для его реализации
RU2067154C1 (ru) Устройство для ударно-волнового воздействия на углеводородосодержащий пласт (варианты)
RU2040018C1 (ru) Устройство для возбуждения сейсмических волн
RU2021494C1 (ru) Способ перфорации горизонтальных скважин и устройство для его осуществления
AU2009274628B2 (en) System and method for driving pile under water
RU1790664C (ru) Способ ликвидации прихватов колонны труб в скважине
RU2449320C2 (ru) Скважинный имплозивный источник сейсмических колебаний
UA31967U (uk) Пристрій для сейсмічних досліджень у свердловині