JP6738081B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機やスロットマシーン等の遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一種であるパチンコ機として、特許文献1の如く、遊技球の流下路を振り分けるための振分装置を遊技盤面に設けたものが知られている。かかる特許文献1の振分装置は、モータによって一定のタイミングで回転する振分部材を備えており、遊技球が振分装置の進入口に進入すると、その遊技球が、回転している振分部材によって第1始動口または第2始動口の何れかに振り分けられるようになっている。
特開2015−120060号公報
しかしながら、上記特許文献1の如き振分装置を有するパチンコ機は、遊技球の流下路を振り分ける振分部材の作動内容が単純であるため、趣向性が低く、短期間の内に遊技者の遊技意欲を減退させてしまう、という不具合がある。
本発明の目的は、上記従来のパチンコ機の問題点を解消し、振分部材の作動内容が斬新で趣向性が高く、長期間に亘って遊技者の遊技意欲を高く保持することが可能な遊技機を提供することにある。
かかる本発明のうち、請求項1に記載の発明は、遊技球が入賞可能な特定入賞口、および、扉部材によって開閉可能な入賞部材が遊技領域内に設けられているとともに、その特定入賞口に遊技球が入賞した場合に、一定回数の扉部材の開閉動作を所定のラウンド回数だけ断続的に繰り返す遊技機であって、ラウンド回数を決定するためのラウンド回数振分決定装置が設けられており、そのラウンド回数振分決定装置が、内部に入球した遊技球を、ラウンド回数を第一数値とする特定入賞口と、ラウンド回数を第一数値より小さくする非特定入賞口との何れかに導くものであり、かつ、ラウンド回数振分決定装置内に、特定入賞口を非特定入賞口よりも多数設けた上段ステージ形成体および中段ステージ形成体からなる特定ステージと、非特定入賞口を特定入賞口より多数設けた非特定ステージである下段ステージ形成体とが設けられており、かつ、入球した遊技球を特定ステージへ導くための第一誘導路と、入球した遊技球を下段ステージ形成体へ導くための第二誘導路とが設けられているとともに、一旦、第二誘導路を介して下段ステージ形成体へ導かれた遊技球を、特定ステージである中段ステージ形成体へ導くための昇格手段が設けられており、なおかつ、上段ステージ形成体に、下段ステージ形成体へ遊技球を導く通過口と特定入賞口とが設けられているとともに、中段ステージ形成体に、特定入賞口が設けられており、上段ステージ形成体の通過口から下段ステージ形成体へ導かれた遊技球が、昇降手段によって中段ステージ形成体に導かれた後に中段ステージ形成体の特定入賞口に入賞し得ることを特徴とするものである。
請求項1に記載の遊技機は、ラウンド回数振分決定装置が、入球した遊技球を、ラウンド回数を大きな数値に決定する可能性の高い特定ステージへ導くための第一誘導路と、ラウンド回数を小さな数値に決定する可能性の高い非特定ステージへ導くための第二誘導路とを有しているとともに、 一旦、第二誘導路を介して非特定ステージへ導かれた遊技球を特定ステージへ導くための昇格手段を有しているため、趣向性が高く、遊技者の遊技意欲を長期間に亘って高く保持することができる。
また、請求項1に記載の遊技機は、昇格手段がラウンド回数振分決定装置内に入球した遊技球を下方から上方へ持ち上げる機構を有したものであるので、趣向性が非常に高く、遊技者の遊技意欲をきわめて長期間に亘って高く保持することができる。
パチンコ機の正面図である。 遊技盤の正面図である。 ラウンド回数振分決定装置の上段ステージ形成体(a)、中段ステージ形成体(b)、下段ステージ形成体(c)を示す説明図(平面図)である。
以下、本発明の遊技機の一実施形態であるパチンコ機について、図面に基づいて詳細に説明する。
<遊技機の構成>
図1は、本発明に係るパチンコ機を示したものであり、パチンコ機1は、周囲を覆う機枠2の片側縁に、前面枠3が、左端縁を中心として片開き自在に蝶着されている。当該前面枠3の下側には、遊技球を発射装置(図示せず)へ供給するための供給皿5と、遊技球を貯留させるための貯留皿6とが上下に併設されており、その貯留皿6の右側には、発射装置を操作するための発射ハンドル7が突設されている。
また、前面枠3の中央よりやや上側には、遊技盤4が設置されており、その遊技盤4の前面には、透明なガラス板を嵌め込んだガラス扉9が、左端縁を中心として片開き自在に蝶着されている。図2は、遊技盤4を示したものであり、遊技盤4の表面には、金属製で帯状のガイドレール8が円弧状に立設されており、当該ガイドレール8によって、略円形の遊技領域10が区画された状態になっている。
遊技領域10には、略T字状の大型遊技部材11が設置されており、その大型遊技部材11の内部には、後述する「大当たり状態」生起時における一定回数の羽根部材13,13(扉部材)の開閉動作の繰り返し回数(ラウンド回数)を決定するための振分部材であるラウンド回数振分決定装置39が設けられている。また、図2の如く、遊技領域10には、大型遊技部材11の他に、55a,55b・・、電飾ランプ、風車等が設置されているとともに、多数の障害釘(図示せず)等が植設されている。
<ラウンド回数振分決定装置の構成>
大型遊技部材11は、図2の如く、遊技盤面に対して直交するように設けられた一定幅の周壁体12によって周囲が覆われている。そして、その周壁体12によって内部と外部とが区分された状態になっている。また、大型遊技部材11の上端際には、左右一対の扉部材である羽根部材13,13が設けられており、それらの羽根部材13,13が、下端際を中心として回動することによって、大型遊技部材11の内部への入球(入賞)が可能になっている。
また、大型遊技部材11の内部の上端際には、導球体14が設けられており、その導球体14の下方には、導球部材15が設けられている。導球体14は、断面L字状の壁体を左右対称に配置したものであり、中央に落下口16が形成されている。また、導球部材15は、屈曲状通路17、クルーン18、第一通路体19、第二通路体20、左転動部材21、右転動部材22等によって構成されている。クルーン18は、下向きに凸な皿形状を有しており、前方に第一排出孔が穿設されており、後方に第二排出孔が穿設されている。
さらに、導球部材15の下側には、液晶画面を有する図柄表示装置23が設けられており、その図柄表示装置23の左右には、それぞれ回転部材24a,24bが設けられている。それらの回転部材24a,24bは、遊技盤2の盤面に対して平行に配置された円板状の基台の表面に、遊技球を受け入れ可能な4つの長尺な筒状体26a,26a・・と4つの短尺な筒状体26b,26b・・とを設置したものである。そして、回転部材24a,24bは、駆動装置(図示せず)によって、基台の中心を軸として回転可能になっている。
加えて、図柄表示装置23の下端際には、第一ステージ27と第二ステージ28とが、上下二段に併設されている。第一ステージ27は、水平面を形成するように設けられており、当該水平面の中央に断面逆U字状のアーチ部材29が、駆動装置(図示せず)によって回転可能に設けられている。また、そのアーチ部材29の下側には、導出部材30が設けられており、その導出部材30の左右には、それぞれ、入賞口31,31が設けられている。
一方、第二ステージ28も、第一ステージ27と同様に、水平面を形成するように設けられている。そして、中央の前方に、V入賞口32が設けられており、当該V入賞口32の左右の後方には、それぞれ、入賞口33,33が設けられている。また、V入賞口32の上方には、ガイド体34が設けられている。
そして、左側の回転部材24aの前面の右下部と第一ステージ27との間に、第一通路35、第二通路36が懸架されており、右側の回転部材24bの前面の左下部と第一ステージ27との間に、第三通路37が懸架されており、右側の回転部材24bの前面の左下部と第二ステージ28との間に、第四通路38が懸架されている。そして、第二ステージ28の下側には、ラウンド回数振分決定装置39が設けられている。
<ラウンド回数振分決定装置の構造>
ラウンド回数振分決定装置39は、シーソー体40、上段ステージ形成体41、中段ステージ形成体42、下段ステージ形成体43、誘導路形成体44、昇格手段である昇格機構45等によって構成されている。また、誘導路形成体44の左側は、ラウンド回数振分決定装置39の内部へ入った遊技球を下段ステージ形成体43へ導くための第二誘導路46になっており、誘導路形成体44の右上方は、ラウンド回数振分決定装置39の内部へ入った遊技球を上段ステージ形成体41へ導くための第一誘導路47になっている。さらに、誘導路形成体44の右下方は、上段ステージ形成体41から排出された遊技球を下段ステージ形成体43へ導くための第三誘導路48になっている。
上段ステージ形成体41、中段ステージ形成体42、下段ステージ形成体43は、径の異なる扁平な円柱状に形成されており、所定の距離を隔てて上下に同心円状に併設されている。なお、上段ステージ形成体41、中段ステージ形成体42、下段ステージ形成体43の順に、径が大きくなっている。図3は、各ステージ形成体41〜43を示したものであり、上段ステージ形成体41は、外周縁際に、3つの第一入賞口51a,51a・・と、3つの通過口50,50・・とが、等間隔で互い違いに設置されている。また、中段ステージ形成体42は、外周縁際に、3つの第二入賞口49,49・・と、3つの第一入賞口51b,51b・・とが、等間隔で互い違いに設置されており、下段ステージ形成体43は、外周縁際に、4つの第三入賞口52,52・・と、4つの通過口53,53・・とが、等間隔で互い違いに設置されている。そして、上段ステージ形成体41の通過口50,50・・が、第三誘導路48と連通した状態になっており、下段ステージ形成体43の通過口53,53・・が、昇格機構45の下端と連通した状態になっている。
さらに、それらのステージ形成体41〜43の後方に、昇格機構45が鉛直に設けられている。昇格機構45は、透明な合成樹脂によって形成された円筒状体(図示せず)の内部に、合成樹脂製の螺旋状帯体54を、駆動装置(図示せず)によって回転可能に設けたものである。そして、螺旋状帯体54を回転させることによって、下段ステージ形成体43の通過口53,53・・から排出された遊技球を、中段ステージ形成体42上へリフトアップすることができるようになっている。
<遊技機の作動内容>
上記の如く構成されたパチンコ機1においては、発射ハンドル7の回動操作によって発射装置(図示せず)から遊技球が発射され、発射された遊技球が入賞装置55aあるいは入賞装置55bに入賞した場合に、2つの羽根部材13,13が、1回のみ観音開きの開成動作を実行する。そして、その羽根部材13,13の開成動作中にのみ、発射された遊技球は、大型遊技部材11内へ入賞する(内部へ入り込む)ことが可能となる。
大型遊技部材11内へ入賞した遊技球は、落下口16から落下して、導球部材15によってクルーン18まで導かれる。クルーン18に導かれた遊技球は、略皿状のクルーン18の表面で円周状に転動して、前方の第一排出孔あるいは後方の第二排出孔からクルーン18の下方へ流下する。
そして、前方の第一排出孔から落下した遊技球は、第一通路体19によって右転動部材22上へ導かれ、左右に転動した後、右転動部材22の中央の凹部から、回転部材24bの長尺の筒状体26a,26a・・あるいは短尺の筒状体26b,26b・・の何れかに導かれる。一方、後方の第二排出孔に入賞した遊技球は、第二通路体20によって左転動部材21上へ導かれ、左右に転動した後、左転動部材21の中央の凹部から、回転部材24aの長尺の筒状体26a,26a・・あるいは短尺の筒状体26b,26b・・の何れかに導かれる。
さらに、右側の回転部材24bの短尺の筒状体26b,26b・・の何れかに導かれた遊技球は、第三通路37を通って、第一ステージ27上に導かれる。そのように第一ステージ27上に導かれた遊技球は、その一部のみが、回転しているアーチ部材29の内部を通って下方へ導かれ、導出部材30から流下してV入賞口32に入り込む(入賞する)。一方、アーチ部材29の内部へ入賞しなかった遊技球は、入賞口31,31の何れかに入り込んで、そのまま内部(遊技盤4の盤面の後方)へと回収される。そのように内部へ遊技球が回収されると、その遊技球が検知装置(図示せず)によって検知され、所定個数の遊技球が、賞品球として遊技球タンク(図示せず)から供給皿5へと払い出される。なお、パチンコ機1においては、第一ステージ27上に導かれた遊技球は、アーチ部材29よりも高い確率で入賞口31,31の何れかに入り込むように設計されている。
また、右側の回転部材24bの長尺の筒状体26a,26a・・の何れかに導かれた遊技球は、第四通路38を通って、第二ステージ28上に導かれる。そのように第二ステージ28上に導かれた遊技球は、その一部がV入賞口32に入り込み(入賞し)、V入賞口32へ入賞しなかった遊技球は、入賞口33,33の何れかに入り込んで、そのまま内部へと回収される。そのように内部へ遊技球が回収されると、所定個数の遊技球が賞品球として供給皿5へと払い出される。なお、パチンコ機1においては、第二ステージ28上に導かれた遊技球は、入賞口33,33よりも高い確率でV入賞口32に入り込むように設計されている。
一方、左側の回転部材24aの短尺の筒状体26b,26b・・の何れかに導かれた遊技球は、第一通路35を通って、第一ステージ27の上に導かれる。また、左側の回転部材24aの長尺の筒状体26a,26a・・の何れかに導かれた遊技球は、第二通路36を通って、第一ステージ27上に導かれる。そして、そのように第一ステージ27上に導かれた遊技球は、その一部のみが、回転しているアーチ部材29の内部を通って下方へ導かれ、導出部材30から流下してV入賞口32に入り込む。また、アーチ部材29の内部へ入賞しなかった遊技球は、入賞口31,31の何れかに入り込んで、そのまま内部へと回収される。
そして、遊技球がV入賞口32へ入り込むと、その入賞が入賞検知装置(近接センサ)によって検知されて、羽根部材13,13が一定回数(たとえば、16回)の開成動作を所定回数(ラウンド回数)だけ繰り返す「大当たり状態」が生起する。また、V入賞口32へ入り込んだ遊技球は、ラウンド回数振分決定装置39に流下して、そのラウンド回数振分決定装置39によって、ラウンド回数が決定される。
すなわち、遊技球がラウンド回数振分決定装置39に流下すると、その遊技球は、シーソー体40によって、右方向あるいは左方向に振り分けられる。そして、右方向に振り分けられた遊技球は、第一誘導路47を通って、上段ステージ形成体41へと導かれる。
上段ステージ形成体41へと導かれた遊技球は、3つの第一入賞口51a,51a・・あるいは3つの通過口50,50・・の内の何れかに入り込む。そして、遊技球が3つの第一入賞口51a,51a・・の内の何れかに入り込むと、ラウンド回数が“15”に決定される。一方、3つの通過口50,50・・の内の何れかに入り込んだ遊技球は、第三誘導路48を通って下段ステージ形成体43へと導かれる。
下段ステージ形成体43へと導かれた遊技球は、4つの第三入賞口52,52・・あるいは4つの通過口53,53・・の内の何れかに入り込む。そして、遊技球が4つの第三入賞口52,52・・の内の何れかに入り込むと、ラウンド回数が“3”に決定される。一方、4つの通過口53,53・・の内の何れかに入り込んだ遊技球は、昇格手段である昇格機構45の内部に入り込み、螺旋状帯体54の回転動作に伴って上昇し、中段ステージ形成体42へと導かれる。
中段ステージ形成体42へと導かれた遊技球は、3つの第二入賞口49,49・・あるいは3つの第一入賞口51b,51b・・の内の何れかに入り込む。そして、遊技球が3つの第二入賞口49,49・・の内の何れかに入り込むと、ラウンド回数が“8”に決定される。一方、遊技球が3つの第一入賞口51b,51b・・の内の何れかに入り込むと、ラウンド回数が“15”に決定される。
一方、シーソー体40によって左方向に振り分けられた遊技球は、第二誘導路46を通って、下段ステージ形成体41へと導かれ、4つの第三入賞口52,52・・あるいは4つの通過口53,53・・の内の何れかに入り込む。そして、遊技球が4つの第三入賞口52,52・・の内の何れかに入り込むと、ラウンド回数が“3”に決定され、4つの通過口53,53・・の内の何れかに入り込むと、中段ステージ形成体42へと導かれた後に、4つの第二入賞口49,49・・あるいは4つの第一入賞口51b,51b・・の内の何れかに入り込んで、ラウンド回数が“8”あるいは“15”に決定される。
なお、遊技球が、最終的に、V入賞口32、第二入賞口49,49・・、第一入賞口51a,51a・・、第一入賞口51b,51b・・、第三入賞口52,52・・に入り込むと(入賞すると)、その遊技球が入賞検知装置(図示せず)によって検知され、所定個数の遊技球が、賞品球として遊技球タンク(図示せず)から供給皿5へと払い出される。
そして、上記の如く、ラウンド回数が決定されると、羽根部材13,13が、一定回数(たとえば、16回)の開成動作を、そのラウンド回数だけ繰り返す「大当たり状態」を生起させる。したがって、遊技者は、「大当たり状態」が発生した場合には、多くの遊技球を大型遊技部材11の内部に入り込ませる(結果的に入賞させる)ことによって、多くの賞品球を獲得することができる。
また、ラウンド回数振分決定装置39に流下した遊技球が、第三入賞口52,52・・の内の何れかへ入賞したとき(すなわち、ラウンド回数が“3”に決定されたとき)よりも第二入賞口49,49・・の内の何れかへ入賞したとき(すなわち、ラウンド回数が“8”に決定されたとき)の方が、多くの賞品球を獲得することが可能であり、遊技球が、第三入賞口52,52・・あるいは第二入賞口49,49・・の内の何れかへ入賞したときよりも第一入賞口51a,51a・・あるいは第一入賞口51b,51b・・の内の何れかへ入賞したとき(すなわち、ラウンド回数が“15”に決定されたとき)の方が、多くの賞品球を獲得することが可能である。なお、一旦、「大当たり状態」が生起すると、その「大当たり状態」が終了するまで、上記したラウンド回数の決定は実行されない。
また、上記の如く、「大当たり状態」が生起したとき、および、ラウンド回数が決定されたときには、図柄表示装置23の液晶画面において、動画等を利用して、その旨が遊技者に報知される。
<遊技機の効果>
パチンコ機1は、上記の如く、ラウンド回数振分決定装置39が設けられており、そのラウンド回数振分決定装置39が、内部へ入球した遊技球を、ラウンド回数を第一数値(“15”あるいは“8”)とする特定入賞口(第一入賞口51a,51a・・、第一入賞口51b,51b・・、第二入賞口49,49・・)と、ラウンド回数を第一数値より小さくする非特定入賞口(第三入賞口52,52・・)との何れかに導くものであり、かつ、ラウンド回数振分決定装置39内に、特定入賞口(第一入賞口51a,51a・・、第一入賞口51b,51b・・、第二入賞口49,49・・)を非特定入賞口(第三入賞口52,52・・)よりも多数設けた特定ステージ(上段ステージ形成体41あるいは中段ステージ形成体42)と、非特定入賞口(第三入賞口52,52・・)を特定入賞口(第一入賞口51a,51a・・、第一入賞口51b,51b・・、第二入賞口49,49・・)より多数設けた非特定ステージ(下段ステージ形成体43)とが設けられているとともに、入球した遊技球を特定ステージ(上段ステージ形成体41)へ導くための第一誘導路47と、入球した遊技球を非特定ステージ(下段ステージ形成体43)へ導くための第二誘導路46とが設けられており、一旦、第二誘導路46を介して非特定ステージ(下段ステージ形成体43)へ導かれた遊技球を、特定ステージ(中段ステージ形成体42)へ導くための昇格手段である昇降機構45を設けたものである。したがって、パチンコ機1は、「大当たり状態」生起時のラウンド回数を決定するための振分部材として機能するラウンド回数振分決定装置39の作動内容が斬新であるため、趣向性が高く、遊技者の遊技意欲を長期間に亘って高く保持することができる。
また、パチンコ機1は、特定ステージ(中段ステージ形成体42)が非特定ステージ(下段ステージ形成体43)よりも上方に設けられており、昇格手段である昇降機構45が、非特定ステージ(下段ステージ形成体43)へ導かれた遊技球を特定ステージ(中段ステージ形成体42)まで上昇させるものであるため、趣向性が非常に高く、遊技者の遊技意欲をきわめて長期間に亘って高く保持することができる。
<遊技機の変更例>
本発明のパチンコ機の構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、機枠、前面枠、遊技盤、供給皿、貯留皿、発射ハンドル、図柄表示装置、ラウンド回数振分決定装置等の形状、構造、材質等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
たとえば、ラウンド回数振分決定装置は、上記実施形態の如く、遊技球を非特定ステージから特定ステージへ昇格させる(上昇させる)昇格機構を設けたものに限定されず、昇格機構のないものでも良い。また、ラウンド回数振分決定装置は、上記実施形態の如く、上段ステージ形成体、中段ステージ形成体および下段ステージ形成体との(特定ステージおよび非特定ステージを含む)3種類のステージを設けたものに限定されず、2種類あるいは4種類以上のステージを設けたものでも良い。加えて、各ステージによって決定されるラウンド回数も、上記実施形態の数値に何ら限定されず、必要に応じて、適宜変更することができる。
なお、特許請求の範囲、明細書および図面に記載される全ての要素(例えば、遊技領域、遊技盤、大型遊技部材、ラウンド回数振分決定装置、制御装置等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、特許請求の範囲や明細書等で使用している要素名(要素につけた名称)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。すなわち、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。さらには、上述した全ての要素のうちの複数の要素を一体的に構成するか、もしくは一つの要素を複数の要素に分けて構成するかは、あえて特許請求の範囲等において特定していない限り、何れも当業者であればきわめて容易に考えられる事項であるため、あえて明細書等において全パターンを記載しなくても何れのパターンも想定範囲内であることが明らかであることから、本発明に係る権利範囲に含まれることに疑いの余地はない。したがって、その程度の範囲内での構成上の差異しかない遊技機を、本実施例に記載がなされていないことを理由にするのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはならない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施例から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
1・・パチンコ機(遊技機)
4・・遊技盤
11・・大型遊技部材
31・・ラウンド回数振分決定装置
41・・上段ステージ形成体(特定ステージ)
42・・中段ステージ形成体(特定ステージ)
43・・下段ステージ形成体(非特定ステージ)
45・・昇降機構(昇格手段)
46・・第二誘導路
47・・第一誘導路
49,49・・第二入賞口(特定入賞口)
51a,51b・・第一入賞口(特定入賞口)
52・・第三入賞口(非特定入賞口)

Claims (1)

  1. 遊技球が入賞可能な特定入賞口、および、扉部材によって開閉可能な入賞部材が遊技領域内に設けられているとともに、その特定入賞口に遊技球が入賞した場合に、一定回数の扉部材の開閉動作を所定のラウンド回数だけ断続的に繰り返す遊技機であって、
    ラウンド回数を決定するためのラウンド回数振分決定装置が設けられており、
    そのラウンド回数振分決定装置が、内部に入球した遊技球を、ラウンド回数を第一数値とする特定入賞口と、ラウンド回数を第一数値より小さくする非特定入賞口との何れかに導くものであり、
    かつ、ラウンド回数振分決定装置内に、特定入賞口を非特定入賞口よりも多数設けた上段ステージ形成体および中段ステージ形成体からなる特定ステージと、非特定入賞口を特定入賞口より多数設けた非特定ステージである下段ステージ形成体とが設けられており、かつ、
    入球した遊技球を特定ステージへ導くための第一誘導路と、入球した遊技球を下段ステージ形成体へ導くための第二誘導路とが設けられているとともに、
    一旦、第二誘導路を介して下段ステージ形成体へ導かれた遊技球を、特定ステージである中段ステージ形成体へ導くための昇格手段が設けられており、なおかつ、
    上段ステージ形成体に、下段ステージ形成体へ遊技球を導く通過口と特定入賞口とが設けられているとともに、中段ステージ形成体に、特定入賞口が設けられており、
    上段ステージ形成体の通過口から下段ステージ形成体へ導かれた遊技球が、昇降手段によって中段ステージ形成体に導かれた後に中段ステージ形成体の特定入賞口に入賞し得ることを特徴とする遊技機。
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