JP6737475B2 - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムに関する。
FPGA(field-programmable gate array)、ASIC(application specific integrated circuit)などにAI(Artificial Intelligence)又は機械学習による画像認識処理を実装する場合、その演算処理に大量のメモリリソースを必要とする。このため、画像認識結果をユーザに知らせるときに、1又は複数の認識対象物をそれぞれ囲む図形などを映像に重畳する機能に割り当てるメモリリソースを必要最小限に留める必要がある。
更に、画像認識にリアルタイム性を必要とする安全用途の画像表示装置では、認識結果を低遅延でいち早く表示する必要がある。
特許文献1には、少ないバッファを用い、効率よくフレームメモリに転送し、描画処理速度を向上させる線分描画装置が記載されている。
特開平09−212665号公報
1又は複数の認識対象物をそれぞれ囲む図形などを映像に重畳する方法には、フレームメモリ上の映像に対して当該1又は複数の図形などを上書きする方法、映像用のフレームメモリ以外に当該1又は複数の図形用のフレームメモリを用意し、映像出力時に両者のフレームメモリからデータを取り出して重畳する方法などがある。
前者の方法では、認識結果の情報をフレームメモリに上書きする時間が必要であり、フレーム全面に上書きするために重畳後の映像の表示に遅延が発生する。また、後者の方法では、映像用のフレームメモリ以外に1又は複数の図形用のフレームメモリを必要とし、多くのメモリリソースを必要とする。
本開示の目的は、このような問題を解決するためになされたもので、画像認識結果を表示するために使用するメモリリソースを削減し、なおかつ、画像認識結果を低遅延で表示することができる画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムを提供することにある。
本発明に係る画像処理装置は、認識対象画像における検出矩形の位置情報に基づいて、検出矩形の上辺又は下辺の始点及び終点を示す情報、又は、検出矩形の左辺及び右辺を示す情報を認識対象画像の画素行毎に生成する描画情報生成部と、始点及び終点を示す情報、又は、左辺及び右辺を示す情報を始点、終点、左辺又は右辺がある画素に対応するアドレスに画素行毎に記憶する描画情報記憶部と、描画情報記憶部に記憶された始点及び終点を示す情報、又は、左辺及び右辺を示す情報に基づいて、検出矩形の上辺、下辺、左辺又は右辺の画像を画素行毎に生成し、認識対象画像に重畳する矩形重畳部とを備えるものである。
また、本発明に係る画像処理方法は、認識対象画像における検出矩形の位置情報に基づいて、検出矩形の上辺又は下辺の始点及び終点を示す情報、又は、検出矩形の左辺及び右辺を示す情報を認識対象画像の画素行毎に生成するステップと、始点及び終点を示す情報、又は、左辺及び右辺を示す情報を始点、終点、左辺又は右辺がある画素に対応するアドレスに画素行毎に記憶するステップと、記憶した始点及び終点を示す情報、又は、左辺及び右辺を示す情報に基づいて、検出矩形の上辺、下辺、左辺又は右辺の画像を画素行毎に生成し、認識対象画像に重畳するステップとを有するものである。
また、本発明に係る画像処理プログラムは、認識対象画像における検出矩形の位置情報に基づいて、検出矩形の上辺又は下辺の始点及び終点を示す情報、又は、検出矩形の左辺及び右辺を示す情報を認識対象画像の画素行毎に生成する手順と、始点及び終点を示す情報、又は、左辺及び右辺を示す情報を始点、終点、左辺又は右辺がある画素に対応するアドレスに画素行毎に記憶する手順と、記憶した始点及び終点を示す情報、又は、左辺及び右辺を示す情報に基づいて、検出矩形の上辺、下辺、左辺又は右辺の画像を画素行毎に生成し、認識対象画像に重畳する手順とをコンピュータに実行させるためのものである。
本発明により、画像認識結果を表示するために使用するメモリリソースを削減し、なおかつ、画像認識結果を低遅延で表示する画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムを提供することができる。
実施の形態の概要に係る画像処理装置100の構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る画像処理装置1の概略構成を示す図である。 実施の形態に係る1つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す図である。 実施の形態に係る1つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す別の図である。 実施の形態に係る上辺の一部同士が重なった2つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す図である。 実施の形態に係る上辺の一部同士が重なった2つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す別の図である。 実施の形態に係る画像処理方法の処理手順を説明するための図である。 実施の形態に係る描画情報記憶部40の具体的な構成を説明するための図である。 実施の形態に係るマーカー種別を示す図である。 実施の形態に係る矩形重畳部60の動作手順を示すフローチャートである。 実施の形態に係る上辺の始点が重なった2つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す図である。 図11に示す検出矩形画像の現在の行における矩形重畳部60の動作を説明するための図である。 図11に示す検出矩形画像の現在の行における矩形重畳部60の動作を説明するための図である。 図11に示す検出矩形画像の現在の行における矩形重畳部60の動作を説明するための図である。 図11に示す検出矩形画像の現在の行における矩形重畳部60の動作を説明するための図である。 図11に示す検出矩形画像の現在の行における矩形重畳部60の動作を説明するための図である。 実施の形態に係る上辺の終点が重なった2つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す図である。 図17に示す検出矩形画像の現在の行における矩形重畳部60の動作を説明するための図である。 図17に示す検出矩形画像の現在の行における矩形重畳部60の動作を説明するための図である。 図17に示す検出矩形画像の現在の行における矩形重畳部60の動作を説明するための図である。 図17に示す検出矩形画像の現在の行における矩形重畳部60の動作を説明するための図である。 実施の形態に係る1つの検出矩形のラインバッファの状態を示す図である。 実施の形態に係るそれぞれの上辺の始点と終点とが重なった2つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す図である。 実施の形態に係るそれぞれの上辺の始点が重なった3つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す図である。 実施の形態に係る1つの上辺の終点と3つの上辺の始点とが重なった4つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す図である。 実施の形態に係る1つの検出矩形のラインバッファの状態を示す図である。 実施の形態に係るそれぞれの上辺の終点と始点とが重なった2つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す図である。 実施の形態に係るそれぞれの上辺の終点が重なった3つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す図である。 実施の形態に係る3つの上辺の終点と1つの上辺の始点とが重なった4つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す図である。 実施の形態に係る上辺の一部同士が重なった2つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す図である。 実施の形態に係る上辺の一部同士が重なった2つの検出矩形と、2つの検出矩形のうちの一方の検出矩形の左辺に左辺が重なり、他方の検出矩形の右辺に右辺が重なる1つの検出矩形とによる3つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す図である。
実施の形態を詳細に説明する前に、その概要について簡単に説明する。
図1は、実施の形態の概要に係る画像処理装置100の構成を示すブロック図である。
画像処理装置100は、描画情報生成部101、描画情報記憶部102、矩形重畳部103などを備える。
描画情報生成部101は、認識対象画像における検出矩形の位置情報に基づいて、検出矩形の上辺又は下辺の始点及び終点を示す情報、又は、検出矩形の左辺及び右辺を示す情報を認識対象画像の画素行毎に生成し、描画情報記憶部102に出力する。
描画情報記憶部102は、検出矩形の上辺又は下辺の始点及び終点を示す情報、又は、検出矩形の左辺及び右辺を示す情報を画素行毎に記憶する。
矩形重畳部103は、描画情報記憶部102に記憶された検出矩形の上辺又は下辺の始点及び終点を示す情報、又は、検出矩形の左辺及び右辺を示す情報に基づいて、検出矩形の上辺、下辺、左辺又は右辺の画像を画素行毎に生成し、認識対象画像に重畳する。
画像処理装置100は、このような構成により、必要最小限のメモリリソースで画像認識箇所に検出矩形を重畳することができ、1ライン(画素行)の映像を表示するのに許容される時間内に次ラインの描画矩形情報を生成して画像認識箇所に対する矩形重畳を行って表示装置に表示することができ、矩形を描画するための情報量を削減して描画する矩形の数を増やすことができる。
次に、実施の形態に係る画像処理装置及び画像処理方法について説明する。
図2は、本実施の形態に係る画像処理装置1の概略構成を示す図である。
画像処理装置1は、例えば、FPGA、ASIC又はファンレスで動作可能なFPGAなどのプロセッサ、又は、当該プロセッサを備えるパソコンなどの各種装置であって、画像認識部10、認識結果記憶部20、描画情報生成部30、描画情報記憶部40、映像記憶部50、矩形重畳部60などを備える。
画像認識部10、描画情報生成部30及び矩形重畳部60は、例えば、FPGA、ASICなどの上に実装された論理回路である。画像処理装置1は、例えば、立ち入り禁止エリアに侵入した人を検出するためのハードウェアとして用いられる。
画像認識部10は、撮像装置2から入力した映像において認識対象物である人体、人の顔、製品などを認識し、認識した対象物を囲む検出矩形の位置情報を認識した対象物毎に認識結果記憶部20に出力する。検出矩形の位置情報には、例えば、検出矩形の左上及び右下の頂点の(x,y)座標、又は、検出矩形の中心の(x,y)座標、矩形幅及び矩形高さを用いる。検出矩形に正方形を用いるときは、その中心の(x,y)座標と、矩形幅又は矩形高さとを用いる。
認識結果記憶部20は、例えば、SRAMであって、認識結果情報、すなわち、認識した対象物の検出矩形の位置情報を映像の少なくとも1フレーム分記憶し、描画情報生成部30が参照する認識結果情報21と、画像認識部10が更新する認識結果情報22とが排他になるように制御し、フレーム単位で切り替える。
描画情報生成部30は、認識結果記憶部20から認識結果情報をライン単位で読み出し、ライン単位の描画矩形情報を生成し、描画情報記憶部40のラインバッファ41、42に書き込む。ライン単位の描画矩形情報をラインバッファ41、42に書き込むときは、画素毎の矩形線分の情報をそのまま書き込むのではなく、矩形の上辺、下辺の始点、終点を示すマーカー(以下、「始点マーカー」、「終点マーカー」という。)、又は、矩形の左辺、右辺を示すマーカー(以下、「枠マーカー」という。)を書き込み、ラインバッファ41、42に描画矩形情報を書き込む時間を短縮する。これにより、どのような大きさの矩形についても、各ライン2箇所の書き込み時間で処理を完了することができる。
描画情報記憶部40は、ラインバッファ41、42を備え、ライン単位の描画矩形情報の少なくとも1ライン分を記憶し、矩形重畳部60が参照する描画矩形情報と、描画情報生成部30が更新する次ラインの描画矩形情報が排他になるように制御し、ライン単位で切り替える。
図3は、本実施の形態に係る1つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す図である。上図は検出矩形の画像を示し、下図は検出矩形画像の現在の行に対応するラインバッファに記憶された始点マーカー、終点マーカーを示す。ラインバッファの重複カウンタとは複数の検出矩形の始点又は終点が重複するときに記憶されるもので、詳細は後述する。
検出矩形画像の現在の行に対応するラインバッファに検出矩形の上辺の描画矩形情報を記憶するときは、上辺の始点がある画素に対応するアドレスに始点マーカー「3」を記憶し、上辺の終点がある画素に対応するアドレスに終点マーカー「5」を記憶する。ラインバッファが検出矩形の下辺の描画矩形情報を記憶するときも同様である。
図4は、本実施の形態に係る1つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す別の図である。上図は検出矩形の画像を示し、下図は検出矩形画像の現在の行に対応するラインバッファに記憶された枠マーカーを示す。
検出矩形画像の現在の行に対応するラインバッファに検出矩形の左辺、右辺の描画矩形情報を記憶するときは、左辺、右辺がある画素に対応するアドレスに枠マーカー「1」を記憶する。
図5は、本実施の形態に係る上辺の一部同士が重なった2つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す図である。上図は当該2つの検出矩形の画像を示し、下図は、検出矩形画像の現在の行に対応するラインバッファに記憶された始点マーカー、終点マーカーを示す。
検出矩形画像の現在の行に対応するラインバッファに2つの検出矩形の上辺の描画矩形情報をそれぞれ記憶するときは、上辺のそれぞれの始点がある画素に対応するアドレスに始点マーカー「3」を記憶し、上辺のそれぞれの終点がある画素に対応するアドレスに終点マーカー「5」を記憶する。2つの検出矩形の下辺の一部が重なっているときも同様である。
図6は、本実施の形態に係る上辺の一部同士が重なった2つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す別の図である。上図は当該2つの検出矩形の画像を示し、下図は検出矩形画像の現在の行に対応するラインバッファに記憶された枠マーカーを示す。
検出矩形画像の現在の行に対応するラインバッファに2つの検出矩形の左辺、右辺の描画矩形情報をそれぞれ記憶するときは、それぞれの左辺、右辺がある画素の対応するアドレスに枠マーカー「1」を記憶する。
映像記憶部50は、フレームメモリ51、52を備え、画像認識の対象となった映像の少なくとも1フレーム分を記憶し、矩形重畳部60が参照するフレームと、画像認識部10が画像認識の対象とするその次のフレームとが排他になるように制御し、フレーム単位で切り替える。
矩形重畳部60は、映像記憶部50に記憶された映像を出力するときに、出力するラインの各画素にそれぞれ対応するラインバッファ41又はラインバッファ42のアドレスの描画情報を参照して矩形線分を生成し、映像に重畳して1ラインずつ表示装置3に出力する。
例えば、あるラインについて、ラインバッファに始点マーカー及び終点マーカーが記憶されているときに、矩形重畳部60は、始点マーカーに対応する画素から終点マーカーに対応する画素までの各画素において矩形線分、すなわち、検出矩形の上辺又は下辺を生成して映像に重畳し出力する。
このとき、矩形重畳部60は、始点マーカーに対応する画素から終点マーカーに対応する画素までの画素以外の画素、すなわち、始点マーカーに対応する画素の左にある画素、及び、終点マーカーに対応する画素の右にある画素については、矩形線分を作成、重畳せずに、映像をそのまま出力する。
また、あるラインについて、ラインバッファに枠マーカー2つが記憶されているときに、矩形重畳部60は、2つの枠マーカーにそれぞれ対応する画素において1画素分の矩形線分、すなわち、1画素分の検出矩形の左辺又は右辺を生成して映像に重畳し出力する。このとき、矩形重畳部60は、2つの枠マーカーにそれぞれ対応する画素以外の画素については、矩形線分を作成、重畳せずに、映像をそのまま出力する。
また、あるラインについて、ラインバッファに描画矩形情報のマーカーが何も記憶されていないときに、矩形重畳部60は、映像をそのまま出力する。
このように、描画情報生成部30は、認識結果情報から映像に重畳したい図形の情報をライン単位で描画矩形情報に変換し、描画情報記憶部40のラインバッファ41、42に書き込む。このとき、描画情報生成部30は、矩形重畳部60が出力する映像ラインの次ラインの描画矩形情報を生成するため、描画情報記憶部40にはフレームバッファを必要としない。
なお、画像処理装置1が実現する各構成要素は、例えば、コンピュータである画像処理装置1が備える演算装置(図示せず)の制御によって、プログラムを実行させることにより実現できる。
具体的には、画像処理装置1は、記憶部(図示せず)に格納されたプログラムを主記憶装置(図示せず)にロードし、演算装置の制御によってプログラムを実行して実現する。また、各構成要素は、プログラムによるソフトウェアで実現することに限ることなく、ハードウェア、ファームウェア及びソフトウェアのうちのいずれかの組み合わせなどにより実現しても良い。
上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、画像処理装置1に供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。
非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。
また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によって画像処理装置1に供給されても良い。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバなどの有線通信路、または無線通信路を介して、プログラムを画像処理装置1に供給できる。
図7は、本実施の形態に係る画像処理方法の処理手順を説明するための図である。描画情報生成部30、ラインバッファ41、42及び矩形重畳部60の処理内容、すなわち、検出矩形の位置情報から描画矩形情報をライン毎に生成して記憶し、記憶した描画矩形情報から検出矩形をライン毎に生成して映像に重畳する処理の内容を模式的に示している。ここでは、(あまり現実的ではないが)4ラインで構成される矩形を映像にライン毎に重畳する処理を示している。
図7の横軸は時間を示し、時刻t0〜t1、t1〜t2、t2〜t3、t3〜t4はそれぞれ1ラインの映像を表示するのに許容される時間を示し、例えば、VGAであれば60fpsで約32μsである。また、時刻t0〜t1は、ブランキング期間内であり、時刻t1以降は映像表示期間内である。
描画情報生成部30は、ブランキング期間内に1ライン先行して認識結果の検出矩形の位置情報から、1ライン目の描画矩形情報を生成してラインバッファ41に記憶する(時刻t0〜t1)。実際の検出矩形の位置情報は前述したように検出矩形の左上及び右下の頂点の(x,y)座標などであり、また、描画矩形情報も前述したようにマーカーなどであるが、図7では、処理内容を理解しやすくするために、「線」「点線」などの図形を用いて模式的に示している。
次に、映像表示期間に入り、矩形重畳部60がラインバッファ41内の1ライン目の描画矩形情報を参照して検出矩形の1ライン目に対応する部分(ここでは、上辺)を生成して映像の1ライン目に重畳して当該1ライン分の重畳後の映像を出力し、その間に描画情報生成部30が認識結果情報から2ライン目の描画矩形情報を生成してラインバッファ42に記憶する(時刻t1〜t2)。
次に、矩形重畳部60がラインバッファ42内の2ライン目の描画矩形情報を参照して検出矩形の2ライン目に対応する部分(ここでは、左辺、右辺の上半分)を生成して映像の2ライン目に重畳して当該1ライン分の重畳後の映像を出力し、その間に描画情報生成部30が認識結果情報から3ライン目の描画矩形情報を生成して、ラインバッファ41に記憶する(時刻t2〜t3)。
以降、このような処理を繰り返すことで、映像出力時に重畳後の映像をライン単位で生成することができ、また、必要とするメモリリソースを最低限に抑えることができる。また、ライン単位で描画することで、映像出力の遅延も1ライン分しか発生しない。
なお、描画情報生成部30が認識結果情報をライン単位で毎回全て検出して次ラインの描画矩形情報を生成するために、認識結果を示す図形を矩形、例えば、正方形に限定し、かつ、矩形の上辺又は下辺の描画情報の書き込み時間を短縮するためにマーカー及び重複カウンタを使用する。
これにより、例えば、1ラインの映像を表示するのに許容される時間が32μsであり画像処理装置1のクロック周波数が100MHz(繰り返し周期10ns)であり、描画情報記憶部40のラインバッファ41、42の入力端子の数が2であったときに、描画情報生成部30は、1ライン当たり最大で、

32(μs)/10(ns)×2=6400(候補)

という、矩形線分を画素単位で書き込むときと比べて極めて大きな数の描画矩形情報を生成することができる。
図8は、本実施の形態に係る描画情報記憶部40(ラインバッファ41、42)の具体的な構成を説明するための図である。また、図9は、本実施の形態に係るマーカー種別を示す図である。
上記のような処理手順を実現するために、ラインバッファ41、42はそれぞれ1ラインの各画素の描画矩形情報を11ビットで記憶しており、1番下の1ビットには「マーカーフラグ」を記憶し、その上の2ビットには「マーカー種別」を記憶し、その上の8ビットには「重複カウンタ」を記憶する。
本実施の形態では、前述したように、矩形の左辺又は右辺を示す枠マーカーには1を、矩形の上辺又は下辺の始点を示す始点マーカーには3を、矩形の上辺又は下辺の終点を示す終点マーカーには5を用いる。
このため、描画情報生成部30は、描画する画素ではマーカーフラグに「1」を記憶する。
また、当該画素が矩形の左辺又は右辺であるときは、マーカー種別の下位ビットに「0」を記憶し、上位ビットにも「0」を記憶し、マーカーフラグの「1」と合わせて枠マーカーの「1」を記憶する。
同様に、当該画素が矩形の上辺又は下辺の始点であるときは、マーカー種別の下位ビットに「1」を記憶し、上位ビットに「0」を記憶し、マーカーフラグの「1」と合わせて始点マーカーの「3」を記憶する。
また、当該画素が矩形の上辺又は下辺の終点であるときは、マーカー種別の下位ビットに「0」を記憶し、上位ビットに「1」を記憶し、マーカーフラグの「1」と合わせて終点マーカーの「5」を記憶する。
図10は、本実施の形態に係る矩形重畳部60の動作手順を示すフローチャートである。
矩形重畳部60は、処理を開始すると、以下の処理を認識対象画像の一番上のラインの左端の画素から右端の画素まで順番に行い、次に、2ライン目の左端の画素から右端の画素まで順番に行い、最終的には、認識対象画像の一番下のラインの左端の画素から右端の画素まで順番に行う。
まず、矩形重畳部60は、当該画素に対応するラインバッファの下位1ビットのマーカーフラグの値を矩形重畳部60のマーカーフラグに代入する(ステップS10)。
次に、矩形重畳部60のマーカーフラグを読み取り(ステップS20)、マーカーフラグに1が記憶されているか、又は、始点マーカーカウンタに1以上が記憶されているか、すなわち、マーカーフラグ又は始点マーカーカウンタがオンかを判定する(ステップS30)。
マーカーフラグ、始点マーカーカウンタが共にオンでないとき(ステップS30のNo)は、当該画素については矩形画像を生成、重畳しないので、認識対象画像のデータをそのまま出力して(ステップS40)、当該画素の処理を終了する。
また、マーカーフラグ又は始点マーカーカウンタがオンのときは(ステップS30のYes)、ラインバッファの中位2ビットのマーカー種別を確認し(ステップS50)、マーカー種別が枠マーカー「1」であるか判定する(ステップS60)。
そして、マーカー種別が枠マーカー「1」であるとき(ステップS60のYes)は、当該画素については、矩形画像を生成し、認識対象画像のデータに重畳して出力する(ステップS70)。
また、マーカー種別が枠マーカー「1」でないとき(ステップS60のNo)は、マーカー種別が始点マーカー「3」であるか判定する(ステップS80)。
マーカー種別が始点マーカー「3」であるとき(ステップS80のYes)は、ラインバッファの上位8ビットの重複カウンタを読み取り(ステップS90)、矩形重畳部60の始点マーカーカウンタに重複カウンタの値を加算し(ステップS100)、更に、始点マーカーカウンタの値を1増やし(ステップS110)、その後、当該画素については、認識対象画像のデータに矩形画像を重畳して出力する(ステップS70)。
また、マーカー種別が始点マーカー「3」でないとき(ステップS80のNo)は、マーカー種別が終点マーカー「5」であるか判定する(ステップS120)。マーカー種別が終点マーカー「5」であるとき(ステップS120のYes)は、ラインバッファの上位8ビットの重複カウンタを読み取り(ステップS130)、矩形重畳部60の始点マーカーカウンタから重複カウンタの値を減算し(ステップS140)、更に、始点マーカーカウンタの値を1減らし(ステップS150)、その後、当該画素についても、認識対象画像のデータに矩形画像を重畳して出力する(ステップS70)。
また、マーカー種別が終点マーカー「5」でないとき(ステップS120のNo)は、当該画素について、認識対象画像のデータに矩形画像を重畳して出力する(ステップS70)。
このように、本実施の形態に係る画像処理装置及び画像処理方法は、上記の構成により、多くの検出矩形を少ないメモリ容量で、かつ、低遅延で表示することができる。
次に、検出矩形の始点又は終点と、別の検出矩形の始点又は終点とが重なるような、又は、1つの検出矩形の左辺、右辺が他の検出矩形の左辺、右辺に含まれるような、いくつかの具体例における画像処理装置1の動作についてそれぞれ説明する。
図11は、本実施の形態に係る上辺の始点が重なった2つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す図である。上図は当該2つの検出矩形の画像を示し、下図は、検出矩形画像の現在の行に対応するラインバッファに記憶された始点マーカー、終点マーカー及び重複カウンタを示す。
検出矩形画像の現在の行に対応するラインバッファに検出矩形の上辺の描画矩形情報を記憶するときは、始点が重なった画素に対応するアドレスにマーカー種別に「3」を記憶し、重複カウンタに「1」を記憶する。
図12〜図16は、図11に示す検出矩形画像の現在の行における矩形重畳部60の動作をそれぞれ説明するための図である。
図12に示す、現在の行の左端の画素については、ラインバッファのマーカー種別が「0」であり、矩形重畳部60は、図10に示す動作手順に従い、マーカーフラグに「0」を代入し(ステップS10)、マーカーフラグ、始点マーカーカウンタが共にオンではないと判定して(ステップS30のNo)、認識対象画像のデータをそのまま出力して(ステップS40)、当該画素の処理を終了する。
図13に示す、2つの検出矩形の上辺の始点が重なる画素については、ラインバッファのマーカー種別が「3」であり、重複カウンタが「1」であるので、図10に示す動作手順に同様に従い、マーカーフラグに「1」を代入し(ステップS10)、マーカーフラグがオンであると判定して(ステップS30のYes)、始点マーカーカウンタの値を「2」にし(ステップS100、ステップS110)、矩形画像を映像に重畳して処理を終了する。
図14に示す、一方の検出矩形の上辺の終点がある画素については、マーカー種別が「5」であるので、同様に、マーカーフラグに「1」を代入し(ステップS10)、マーカーフラグ、始点マーカーカウンタが共にオンであると判定して(ステップS30のYes)、始点マーカーカウンタの値を「1」にし(ステップS140、ステップS150)、矩形画像を映像に重畳して処理を終了する。
図15に示す、他方の検出矩形の上辺の終点がある画素についても、マーカー種別が「5」であるので、同様に、マーカーフラグに「1」を代入し(ステップS10)、始点マーカーカウンタの値を「0」にし(ステップS140、ステップS150)、矩形画像を映像に重畳して処理を終了する。
図16に示す、現在の行の検出矩形の1つ右の画素については、マーカー種別が「0」であり、同様に、マーカーフラグに「0」を代入し(ステップS10)、マーカーフラグ、始点マーカーカウンタが共にオンではないと判定して(ステップS30のNo)、認識対象画像のデータをそのまま出力して(ステップS40)、当該画素の処理を終了する。
このように、本実施の形態に係る画像処理装置1及び画像処理方法は、2つの検出矩形の上辺の始点が重なるような場合でも、正しく検出矩形を描画することができる。
図17は、本実施の形態に係る上辺の終点が重なった2つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す図である。上図は当該2つの検出矩形の画像を示し、下図は、検出矩形画像の現在の行に対応するラインバッファに記憶される始点マーカー、終点マーカー及び重複カウンタを示す。
検出矩形画像の現在の行に対応するラインバッファに検出矩形の上辺の描画矩形情報を記憶するときは、終点が重なった画素に対応するアドレスにマーカー種別に「5」を記憶し、重複カウンタに「1」を記憶する。
図18〜図21は、図17に示す検出矩形画像の現在の行における矩形重畳部60の動作をそれぞれ説明するための図である。
図18に示す、一方の検出矩形の上辺の始点がある画素については、ラインバッファのマーカー種別が「3」であり、重複カウンタが「0」であるので、矩形重畳部60は図10に示す動作手順に従い、マーカーフラグに「1」を代入し(ステップS10)、マーカーフラグがオンであると判定して(ステップS30のYes)、始点マーカーカウンタの値を「1」にし(ステップS100、ステップS110)、矩形画像を映像に重畳して処理を終了する。
図19に示す、他方の検出矩形の上辺の始点がある画素については、マーカー種別が「3」であるので、同様に、マーカーフラグに「1」を代入し(ステップS10)、マーカーフラグ、始点マーカーカウンタが共にオンであると判定して(ステップS30のYes)、始点マーカーカウンタの値を「2」にし(ステップS100、ステップS110)、矩形画像を映像に重畳して処理を終了する。
図20に示す、2つの検出矩形の上辺の終点が重なる画素については、マーカー種別が「5」であり、重複カウンタが「1」であるので、同様に、マーカーフラグに「1」を代入し(ステップS10)、始点マーカーカウンタの値を「0」にし(ステップS140、ステップS150)、矩形画像を映像に重畳して処理を終了する。
図21に示す、検出矩形の1つ右の画素については、マーカー種別が「0」であり、同様に、マーカーフラグに「0」を代入し(ステップS10)、マーカーフラグ、始点マーカーカウンタが共にオンではないと判定して(ステップS30のNo)、認識対象画像のデータをそのまま出力して(ステップS40)、当該画素の処理を終了する。
このように、本実施の形態に係る画像処理装置1及び画像処理方法は、2つの検出矩形の上辺の終点が重なるような場合でも、正しく検出矩形を描画することができる。
図22は、本実施の形態に係る1つの検出矩形のラインバッファの状態を示す図である。図3に示したものと同様であるので、説明は省略する。
図23は、本実施の形態に係るそれぞれの上辺の始点と終点とが重なった2つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す図である。上図は当該2つの検出矩形の画像を示し、下図は、検出矩形画像の現在の行に対応するラインバッファに記憶された始点マーカー及び終点マーカーを示す。
上図に示す画像は、図22に示す検出矩形の左に更に検出矩形を追加した状態の画像と考えることができる。このため、描画情報生成部30は、検出矩形画像の現在の行に対応するラインバッファに、追加する検出矩形の上辺の描画矩形情報を記憶するときは、追加する検出矩形の始点マーカー「3」を追加するとともに、追加する検出矩形の終点マーカー「5」と元からある検出矩形の始点マーカー「3」とを相殺させて、始点マーカー「3」、終点マーカー「5」を1つずつとする。
このように、本実施の形態に係る画像処理装置1及び画像処理方法は、2つの検出矩形の上辺の始点と終点とが重なるような場合でも、正しく検出矩形を描画することができる。
図24は、本実施の形態に係るそれぞれの上辺の始点が重なった3つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す図である。上図は当該3つの検出矩形の画像を示し、下図は、検出矩形画像の現在の行に対応するラインバッファに記憶された始点マーカー、終点マーカー及び重複カウンタを示す。
3つの始点が重なった画素に対応するアドレスに重複カウンタ「2」が記憶されている。
図25は、本実施の形態に係る1つの上辺の終点と3つの上辺の始点とが重なった4つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す図である。上図は当該4つの検出矩形の画像を示し、下図は、検出矩形画像の現在の行に対応するラインバッファに記憶された始点マーカー、終点マーカー及び重複カウンタを示す。
上図に示す画像は、図24に示す3つの検出矩形の左に更に検出矩形を追加した画像と考えることができる。このため、描画情報生成部30は、検出矩形画像の現在の行に対応するラインバッファに、追加する検出矩形の上辺の描画矩形情報を記憶するときは、追加する検出矩形の始点マーカー「3」を追加するとともに、追加する検出矩形の終点マーカー「5」と元からある検出矩形の始点マーカー「3」とを相殺させて、重複カウンタを「2」から「1」へと削減する。
このように、本実施の形態に係る画像処理装置1及び画像処理方法は、1つの検出矩形の上辺の始点と3つの検出矩形の上辺の終点とが重なるような場合でも、正しく検出矩形を描画することができる。
図26は、本実施の形態に係る1つの検出矩形のラインバッファの状態を示す図である。図3に示したものと同様であるので、ここでも説明は省略する。
図27は、本実施の形態に係るそれぞれの上辺の終点と始点とが重なった2つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す図である。上図は当該2つの検出矩形の画像を示し、下図は、検出矩形画像の現在の行に対応するラインバッファに記憶された始点マーカー及び終点マーカーを示す。
上図に示す画像は、図26に示す検出矩形の右に更に検出矩形を追加した画像と考えることができる。このため、描画情報生成部30は、検出矩形画像の現在の行に対応するラインバッファに、追加する検出矩形の上辺の描画矩形情報を記憶するときは、元からある検出矩形の終点マーカー「5」と追加する検出矩形の始点マーカー「3」とを相殺させるとともに、追加する検出矩形の終点マーカー「5」を追加して、始点マーカー「3」、終点マーカー「5」を1つずつとする。
このように、本実施の形態に係る画像処理装置1及び画像処理方法は、2つの検出矩形の上辺の終点と始点とが重なるような場合でも、正しく検出矩形を描画することができる。
図28は、本実施の形態に係るそれぞれの上辺の終点が重なった3つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す図である。上図は当該3つの検出矩形の画像を示し、下図は、検出矩形画像の現在の行に対応するラインバッファに記憶された始点マーカー、終点マーカー及び重複カウンタを示す。
3つの終点が重なった画素に対応するアドレスに重複カウンタ「2」が記憶されている。
図29は、本実施の形態に係る3つの上辺の終点と1つの上辺の始点とが重なった4つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す図である。上図は当該4つの検出矩形の画像を示し、下図は、検出矩形画像の現在の行に対応するラインバッファに記憶された始点マーカー、終点マーカー及び重複カウンタを示す。
上図に示す画像は、図28に示す3つの検出矩形の右に更に検出矩形を追加した画像と考えることができる。このため、描画情報生成部30は、検出矩形画像の現在の行に対応するラインバッファに、追加する検出矩形の上辺の描画矩形情報を記憶するときは、元からある検出矩形の終点マーカー「5」と追加する検出矩形の始点マーカー「3」とを相殺させて、重複カウンタを「2」から「1」へと削減するとともに、追加する検出矩形の終点マーカー「5」を追加する。
このように、本実施の形態に係る画像処理装置1及び画像処理方法は、3つの検出矩形の上辺の終点と1つの検出矩形の上辺の始点とが重なるような場合でも、正しく検出矩形を描画することができる。
図30は、本実施の形態に係る上辺の一部同士が重なった2つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す図である。図6に示したものと同様であるので、説明は省略する。
図31は、本実施の形態に係る上辺の一部同士が重なった2つの検出矩形と、2つの検出矩形のうちの一方の検出矩形の左辺に左辺が重なり、他方の検出矩形の右辺に右辺が重なる1つの検出矩形とによる3つの検出矩形の画像におけるラインバッファの状態を示す図である。上図は当該3つの検出矩形の画像を示し、下図は、検出矩形画像の現在の行に対応するラインバッファに記憶された始点マーカー、終点マーカー及び枠マーカーを示す。
上図に示す画像は、図30に示す2つの検出矩形に、2つの検出矩形のうちの一方の検出矩形の左辺に左辺が重なり、他方の検出矩形の右辺に右辺が重なる検出矩形を追加した画像と考えることができる。このため、描画情報生成部30は、検出矩形画像の現在の行に対応するラインバッファに、追加する検出矩形の下辺の描画矩形情報を記憶するときは、元からある検出矩形の枠マーカー「1」を追加する検出矩形の始点マーカー「3」に変更するとともに、元からある検出矩形のもう1つの枠マーカー「1」を追加する検出矩形の終点マーカー「5」に変更して、枠マーカー「1」を2つ、始点マーカー「3」、終点マーカー「5」を1つずつとする。
このように、本実施の形態に係る画像処理装置1及び画像処理方法は、上辺の一部同士が重なった2つの検出矩形と、2つの検出矩形のうちの一方の検出矩形の左辺に左辺が重なり、他方の検出矩形の右辺に右辺が重なる1つの検出矩形とがあるような場合でも、正しく検出矩形を描画することができる。
なお、本実施の形態1に係る画像処理装置1又は画像処理方法では、種々の変更が可能である。
例えば、描画情報生成部30が、始点マーカー、終点マーカー又は枠マーカーをラインバッファに書き込む時間は、1ラインの映像を表示するのに許容される時間内に限られなくても良い。
また、矩形重畳部60が、検出矩形の上辺、下辺、左辺又は右辺の画像をライン毎に生成して認識対象画像に重畳するのは、描画情報生成部30が、始点マーカーなどをラインバッファに書き込んでいるときに限られなくても良い。
また、メモリリソースに余裕があるような場合に、描画情報記憶部40は3つ以上のラインバッファを備えても良い。
また、画像処理装置1は、映像の中から人を認識して、その人を矩形で囲んで使用者に注意を促す画像表示装置、群衆が映る映像の中から特定の個人の顔を認識して、その顔を矩形で囲んで使用者に知らせる画像表示装置、物流倉庫のような大量の製品が置かれている場所における映像の中から特定の製品を認識して、その製品を矩形で囲んで使用者に知らせる画像表示装置、作業現場で映像の中から次に作業すべき箇所を認識して、その箇所を矩形で囲んで作業者に作業を促す画像表示装置、製造現場で映像の中から傷や半田不良などの欠陥を認識して、その箇所を矩形で囲んで製造者に知らせる画像表示装置などのように構成することもできる。
また、画像処理装置1は、ムービーカメラ、スマートフォンなどの撮像装置として構成することもできる。
以上、説明したように、本実施の形態に係る画像処理装置1は、認識対象画像における検出矩形の位置情報に基づいて、検出矩形の上辺又は下辺の始点及び終点を示す情報(始点マーカー、終点マーカー)、又は、検出矩形の左辺及び右辺を示す情報(枠マーカー)を認識対象画像の画素行毎に生成する描画情報生成部30と、始点及び終点を示す情報、又は、左辺及び右辺を示す情報を始点、終点、左辺又は右辺がある画素に対応するアドレスに画素行毎に記憶する描画情報記憶部40と、描画情報記憶部に記憶された始点及び終点を示す情報、又は、左辺及び右辺を示す情報に基づいて、検出矩形の上辺、下辺、左辺又は右辺の画像を画素行毎に生成し、認識対象画像に重畳する矩形重畳部60とを備えるものである。
また、本実施の形態に係る画像処理装置1は、描画情報記憶部が2つのラインバッファ41、42を備え、2つのラインバッファは、隣接する画素行の始点及び終点を示す情報、又は、左辺及び右辺を示す情報をそれぞれ画素行の1行分記憶することが好ましい。
また、本実施の形態に係る画像処理装置1は、描画情報生成部が、始点及び終点を示す情報、又は、左辺及び右辺を示す情報を一方のラインバッファに書き込んでいるときに、矩形重畳部が、検出矩形の上辺、下辺、左辺又は右辺の画像を画素行毎に生成し、認識対象画像に重畳することが好ましい。
また、本実施の形態に係る画像処理装置1は、描画情報生成部が、画素行の1行分を表示するときに許容される時間内に、始点及び終点を示す情報、又は、左辺及び右辺を示す情報を一方のラインバッファに書き込むことが好ましい。
また、本実施の形態に係る画像処理装置1は、描画情報生成部が、始点又は終点の重複する数を示す重複情報(重複カウンタ)を画素行毎に更に生成し、描画情報記憶部が、重複情報を重複する画素に対応するアドレスに画素行毎に更に記憶し、矩形重畳部が、描画情報記憶部に記憶された始点及び終点を示す情報及び重複情報に基づいて、検出矩形の上辺又は下辺の画像を画素行毎に生成することが好ましい。
また、本実施の形態に係る画像処理装置1は、認識対象画像を画像認識して検出矩形の位置情報を算出する画像認識部10と、検出矩形の位置情報を記憶する認識結果記憶部20と、認識対象画像を記憶する映像記憶部50とを更に備え、画像認識部、認識結果記憶部、描画情報生成部、描画情報記憶部、映像記憶部及び矩形重畳部が1つのFPGA又はASICにより構成されることが好ましい。
また、本実施の形態に係る画像処理方法は、認識対象画像における検出矩形の位置情報に基づいて、検出矩形の上辺又は下辺の始点及び終点を示す情報、又は、検出矩形の左辺及び右辺を示す情報を認識対象画像の画素行毎に生成するステップと、始点及び終点を示す情報、又は、左辺及び右辺を示す情報を始点、終点、左辺又は右辺がある画素に対応するアドレスに画素行毎に記憶するステップと、記憶した始点及び終点を示す情報、又は、左辺及び右辺を示す情報に基づいて、検出矩形の上辺、下辺、左辺又は右辺の画像を画素行毎に生成し、認識対象画像に重畳するステップとを有するものである。
また、本実施の形態に係る画像処理プログラムは、認識対象画像における検出矩形の位置情報に基づいて、検出矩形の上辺又は下辺の始点及び終点を示す情報、又は、検出矩形の左辺及び右辺を示す情報を認識対象画像の画素行毎に生成する手順と、始点及び終点を示す情報、又は、左辺及び右辺を示す情報を始点、終点、左辺又は右辺がある画素に対応するアドレスに画素行毎に記憶する手順と、記憶した始点及び終点を示す情報、又は、左辺及び右辺を示す情報に基づいて、検出矩形の上辺、下辺、左辺又は右辺の画像を画素行毎に生成し、認識対象画像に重畳する手順とをコンピュータに実行させるためのものである。
1、100 画像処理装置
10 画像認識部
20 認識結果記憶部
21、22 認識結果情報
30、101 描画情報生成部
40、102 描画情報記憶部
41、42 ラインバッファ
50 映像記憶部
51、52 フレームメモリ
60 矩形重畳部
2 撮像装置
3 表示装置

Claims (10)

  1. 認識対象画像における検出矩形の位置情報に基づいて、前記検出矩形の上辺又は下辺の始点及び終点を示す情報、又は、前記検出矩形の左辺及び右辺を示す情報と、前記始点又は前記終点の重複する数を示す重複情報とを前記認識対象画像の画素行毎に生成する描画情報生成部と、
    前記始点及び終点を示す情報、又は、前記左辺及び右辺を示す情報を前記始点、終点、左辺又は右辺がある画素に対応するアドレスに前記画素行毎に記憶し、前記重複情報を前記重複する画素に対応するアドレスに前記画素行毎に記憶する描画情報記憶部と、
    前記描画情報記憶部に記憶された前記始点及び終点を示す情報並びに前記重複情報に基づいて、前記検出矩形の上辺又は下辺の画像を前記画素行毎に生成し、又は、前記左辺及び右辺を示す情報に基づいて、前記検出矩形の辺又は右辺の画像を前記画素行毎に生成し、前記認識対象画像に重畳する矩形重畳部と
    を備える画像処理装置。
  2. 認識対象画像における検出矩形の位置情報に基づいて、前記検出矩形の上辺又は下辺の始点及び終点を示す情報、又は、前記検出矩形の左辺及び右辺を示す情報を前記認識対象画像の画素行毎に生成する描画情報生成部と、
    前記始点及び終点を示す情報、又は、前記左辺及び右辺を示す情報を前記始点、終点、左辺又は右辺がある画素に対応するアドレスに前記画素行毎に記憶する描画情報記憶部と、
    前記描画情報記憶部に記憶された前記始点及び終点を示す情報、又は、前記左辺及び右辺を示す情報に基づいて、前記検出矩形の上辺、下辺、左辺又は右辺の画像を前記画素行毎に生成し、前記認識対象画像に重畳する矩形重畳部と
    を備え、
    前記描画情報生成部は、前記検出矩形の上辺又は下辺の始点と終点とが重複する場合に、重複する前記始点を示す情報と、重複する前記終点を示す情報とを相殺させる
    画像処理装置。
  3. 前記描画情報記憶部は2つのラインバッファを備え、
    前記2つのラインバッファは、隣接する前記画素行の前記始点及び終点を示す情報、又は、前記左辺及び右辺を示す情報をそれぞれ前記画素行の1行分記憶する
    請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記描画情報生成部が、前記始点及び終点を示す情報、又は、前記左辺及び右辺を示す情報を一方の前記ラインバッファに書き込んでいるときに、
    前記矩形重畳部が、前記検出矩形の上辺、下辺、左辺又は右辺の画像を前記画素行毎に生成し、前記認識対象画像に重畳する
    請求項記載の画像処理装置。
  5. 前記描画情報生成部は、前記画素行の1行分を表示するときに許容される時間内に、前記始点及び終点を示す情報、又は、前記左辺及び右辺を示す情報を前記一方のラインバッファに書き込む
    請求項記載の画像処理装置。
  6. 前記認識対象画像を画像認識して前記検出矩形の位置情報を算出する画像認識部と、
    前記検出矩形の位置情報を記憶する認識結果記憶部と、
    前記認識対象画像を記憶する映像記憶部とを更に備え、
    前記画像認識部、前記認識結果記憶部、前記描画情報生成部、前記描画情報記憶部、前記映像記憶部及び前記矩形重畳部が1つのFPGA又はASICにより構成される
    請求項1から5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 認識対象画像における検出矩形の位置情報に基づいて、前記検出矩形の上辺又は下辺の始点及び終点を示す情報、又は、前記検出矩形の左辺及び右辺を示す情報と、前記始点又は前記終点の重複する数を示す重複情報とを前記認識対象画像の画素行毎に生成するステップと、
    前記始点及び終点を示す情報、又は、前記左辺及び右辺を示す情報を前記始点、終点、左辺又は右辺がある画素に対応するアドレスに前記画素行毎に記憶するステップと、
    前記重複情報を前記重複する画素に対応するアドレスに前記画素行毎に記憶するステップと、
    前記記憶した前記始点及び終点を示す情報並びに前記重複情報に基づいて、前記検出矩形の上辺又は下辺の画像を前記画素行毎に生成し、又は、前記左辺及び右辺を示す情報に基づいて、前記検出矩形の辺又は右辺の画像を前記画素行毎に生成し、前記認識対象画像に重畳するステップと
    を有する画像処理方法。
  8. 認識対象画像における検出矩形の位置情報に基づいて、前記検出矩形の上辺又は下辺の始点及び終点を示す情報、又は、前記検出矩形の左辺及び右辺を示す情報を前記認識対象画像の画素行毎に生成するステップであって、前記生成するステップは、前記検出矩形の上辺又は下辺の始点と終点とが重複する場合に、重複する前記始点を示す情報と、重複する前記終点を示す情報とを相殺させるステップを含む、前記生成するステップと、
    前記始点及び終点を示す情報、又は、前記左辺及び右辺を示す情報を前記始点、終点、左辺又は右辺がある画素に対応するアドレスに前記画素行毎に記憶するステップと、
    前記記憶した前記始点及び終点を示す情報、又は、前記左辺及び右辺を示す情報に基づいて、前記検出矩形の上辺、下辺、左辺又は右辺の画像を前記画素行毎に生成し、前記認識対象画像に重畳するステップと
    を有する画像処理方法。
  9. 認識対象画像における検出矩形の位置情報に基づいて、前記検出矩形の上辺又は下辺の始点及び終点を示す情報、又は、前記検出矩形の左辺及び右辺を示す情報と、前記始点又は前記終点の重複する数を示す重複情報とを前記認識対象画像の画素行毎に生成する手順と、
    前記始点及び終点を示す情報、又は、前記左辺及び右辺を示す情報を前記始点、終点、左辺又は右辺がある画素に対応するアドレスに前記画素行毎に記憶する手順と、
    前記重複情報を前記重複する画素に対応するアドレスに前記画素行毎に記憶する手順と、
    前記記憶した前記始点及び終点を示す情報並びに前記重複情報に基づいて、前記検出矩形の上辺又は下辺の画像を前記画素行毎に生成し、又は、前記左辺及び右辺を示す情報に基づいて、前記検出矩形の辺又は右辺の画像を前記画素行毎に生成し、前記認識対象画像に重畳する手順と
    をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
  10. 認識対象画像における検出矩形の位置情報に基づいて、前記検出矩形の上辺又は下辺の始点及び終点を示す情報、又は、前記検出矩形の左辺及び右辺を示す情報を前記認識対象画像の画素行毎に生成する手順であって、前記生成する手順は、前記検出矩形の上辺又は下辺の始点と終点とが重複する場合に、重複する前記始点を示す情報と、重複する前記終点を示す情報とを相殺させる手順を含む、前記生成する手順と、
    前記始点及び終点を示す情報、又は、前記左辺及び右辺を示す情報を前記始点、終点、左辺又は右辺がある画素に対応するアドレスに前記画素行毎に記憶する手順と、
    前記記憶した前記始点及び終点を示す情報、又は、前記左辺及び右辺を示す情報に基づいて、前記検出矩形の上辺、下辺、左辺又は右辺の画像を前記画素行毎に生成し、前記認識対象画像に重畳する手順と
    をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
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