JP6733500B2 - 車両の走行安定化制御装置 - Google Patents
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Description
一般に、走行路が良路である場合には、即ち路面の凹凸が小さい場合には、車輪速度に基づいて演算される推定ヨーレートは、ヨーレートセンサにより検出される実ヨーレートと実質的に同一であるので、第二のヨーレート偏差は第一のヨーレート偏差と実質的に同一である。しかし、走行路が路面に比較的大きい凹凸を有する悪路である場合には、車輪速度には車輪が凹凸を通過することに起因する変動成分が含まれる。そのため、車輪速度に基づいて演算される推定ヨーレートは、ヨーレートセンサにより検出される実ヨーレートとは大きく異なる値になることがあり、その結果、第二のヨーレート偏差も第一のヨーレート偏差とは大きく異なる値になることがある。
本発明によれば、車両(16)の目標旋回状態量(Yrt)と車輪速度に基づいて演算される推定旋回状態量(Yrw)との偏差(ΔYr2)として車両の挙動悪化の虞を示す指標値を演算し、指標値が基準値(Thvsc)を越えると、挙動悪化の虞が低下するよう車輪の制駆動力を制御することによって車両の挙動制御を行うよう構成された制御装置(52)を有する車両の走行安定化制御装置(10)が提供される。
次に、図2に示されたフローチャートを参照して実施形態における走行安定化制御の可否判定制御ルーチンについて説明する。なお、図2に示されたフローチャートによる制御は、図には示されていないイグニッションスイッチがオンであるときに、所定の時間毎に繰返し実行される。特に、ステップ120乃至160は、例えば左前輪、右前輪、左後輪及び右後輪の順に各車輪について実行される。以下の説明においては、図2に示されたフローチャートによる制御を単に「可否判定制御」と指称する。
Yrw=(Vwrr−Vwrl)/Tr …(3)
ΔYr1=Yrt−Yr …(4)
ΔYr2=Yrt−Yrw …(5)
次に、図3に示されたフローチャートを参照して実施形態における車両の挙動制御ルーチンについて説明する。なお、図3に示されたフローチャートによる制御は、図には示されていないイグニッションスイッチがオンであるときに、所定の時間毎に繰返し実行される。以下の説明においては、図3に示されたフローチャートによる制御を単に「挙動制御」と指称する。
DS=signYr(Yrt−Yr) …(6)
次に、図4に示されたフローチャートを参照して実施形態におけるABS制御ルーチンについて説明する。なお、図4に示されたフローチャートによる制御は、図には示されていないイグニッションスイッチがオンであるときに、所定の時間毎に例えば左前輪、右前輪、左後輪及び右後輪の順に繰返し実行される。
次に、図5に示されたフローチャートを参照して実施形態におけるTRC制御ルーチンについて説明する。なお、図5に示されたフローチャートによる制御も、図には示されていないイグニッションスイッチがオンであるときに、所定の時間毎に例えば左前輪、右前輪、左後輪及び右後輪の順に繰返し実行される。
次に、走行路の種々の状況について上述の実施形態における可否判定制御に関する作動を説明する。
図6は、CCDカメラ50により撮影された車両の前方の画像100を示している。図6に示されているように、走行路102の全体が良路である場合には、図2に示されたフローチャートのステップ30において、否定判別が行われる。よって、ステップ40において挙動制御の基準値Thvscが標準値Thvsc1に設定され、ステップ70においてABS制御及びTRC制御の基準値Thabs及びThtrcがそれぞれ標準値Thabs1及びThtrc1に設定される。
第一のヨーレート偏差ΔYr1の絶対値が標準値Thvsc1よりも大きく且つ第二のヨーレート偏差ΔYr2の絶対値が基準値Thvsc(=Thvsc1)よりも大きいときには、ステップ90において肯定判別が行われる。よって、ステップ100において挙動制御による制動力の制御が許可されるべき旨の決定が行われる。
推定車体速度Vbと車輪速度Vwiとの偏差ΔVwaiがABS制御の基準値Thabs1を越えているときには、ステップ120において肯定判別が行われる。よって、ステップ130においてABS制御による制動力の制御が許可されるべき旨の決定が行われる。
(X−3)TRC制御
図8に示されているように、走行路102の全体に凹部104及び凸部106があり、走行路102の全体が悪路である場合には、図2に示されたフローチャートのステップ30において肯定判別が行われる。よって、ステップ50において挙動制御の基準値Thvscが標準値Thvsc1よりも大きいThvsc2に設定される。また、ステップ60において否定判別が行われる。よって、ステップ80においてABS制御及びTRC制御の基準値Thabs及びThtrcがそれぞれ標準値Thabs1及びThtrc1よりも大きいThabs2及びThtrc2に設定される。
第一のヨーレート偏差ΔYr1の絶対値が標準値Thvsc1よりも大きく且つ第二のヨーレート偏差ΔYr2の絶対値が基準値Thvsc(=Thvsc2)よりも大きいときには、ステップ90において肯定判別が行われる。よって、ステップ100において挙動制御による制動力の制御が許可されるべき旨の決定が行われる。
推定車体速度Vbと車輪速度Vwiとの偏差ΔVwaiがABS制御の基準値Thabs2を越えているときには、ステップ120において肯定判別が行われる。よって、ステップ130においてABS制御による制動力の制御が許可されるべき旨の決定が行われる。
(Y−3)TRC制御
図12に示されているように、走行路102の片側が悪路である(片側にのみ凹部104及び凸部106がある)場合には、図2に示されたフローチャートのステップ30及び60において肯定判別が行われる。よって、ステップ50において挙動制御の基準値Thvscが標準値Thvsc1よりも大きいThvsc2に設定される。また、ステップ70においてABS制御及びTRC制御の基準値Thabs及びThtrcがそれぞれ標準値Thabs1及びThtrc1に設定される。
上記(Y−1)の場合と同様である。即ち、第一のヨーレート偏差ΔYr1の絶対値が標準値Thvsc1よりも大きく且つ第二のヨーレート偏差ΔYr2の絶対値が基準値Thvsc(=Thvsc2)よりも大きいときには、ステップ90において肯定判別が行われる。よって、ステップ100において挙動制御による制動力の制御が許可されるべき旨の決定が行われる。
上記(X−2)の場合と同様である。即ち、推定車体速度Vbと車輪速度Vwiとの偏差ΔVwaiがABS制御の基準値Thabs1を越えているときには、ステップ120において肯定判別が行われる。よって、ステップ100においてABS制御による制動力の制御が許可されるべき旨の決定が行われる。
上記(X−3)の場合と同様である。即ち、車輪速度Vwiと推定車体速度Vbとの偏差ΔVwtiがTRC制御の基準値Thtrc1を越えているときには、ステップ140において肯定判別が行われる。よって、ステップ150においてTRC制御による制動力の制御が許可されるべき旨の決定が行われる。
Claims (1)
- 車両の目標旋回状態量と車輪速度に基づいて演算される推定旋回状態量との偏差として車両の挙動悪化の虞を示す指標値を演算し、前記指標値が基準値を越えると、挙動悪化の虞が低下するよう車輪の制駆動力を制御することによって車両の挙動制御を行うよう構成された制御装置を有する車両の走行安定化制御装置において、車両は車両前方の走行路の凹凸状況を判定するよう構成された路面状況判定装置を有し、前記制御装置は、前記路面状況判定装置により車両前方の走行路が悪路であると判定されると、前記指標値が前記基準値を越え難くなるよう、前記基準値及び前記指標値の少なくとも一方を修正するよう構成された車両の走行安定化制御装置。
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