JP6731859B2 - 取り付け装置 - Google Patents

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Description

本発明は、独立請求項1の前文による取り付け装置に関する。
例えば、そのような取り付け装置は、便座セットに固定される方式で連結され得る連結セグメントと、連結セグメントに配置され且つ少なくとも部分的に便器の取り付け開口部を通って送り込まれ得るロッドセグメントと、連結セグメントから一定の距離においてロッドセグメントに固定された変形可能ブロッキング部分であって、ロッドセグメントが少なくとも部分的に便器の取り付け開口部を通って送り込まれたときに、連結セグメントとブロッキング部分が取り付け開口部の両側に配置され得る、ブロッキング部分と、ブロッキング部分が取り付け開口部を通って移動し得ない方式で変形される締め付け位置と、ブロッキング部分が便器の取り付け開口部を通って移動し得るように十分に小さく変形される解放位置とを有する、作動レバーとを含む。該取り付け装置は、可逆的に解放可能な方式で便座セットを便器に固定するために使用され得る。
今日、座るトイレは、衛生施設内で広く使用されている。例えば、そのような座るトイレは、セラミックの便器及び便座セットを備えている。便器は、概して、便器の境界を限定する外側縁を有する上端開口部、便器の内側を清掃するためのフラッシュ(flush)、及び便器の下側端部にフィットした排水口を有する。便座セットは、通常、それによって便器の縁が覆われ得るところのシートリング、便座の開口部を閉めるための蓋、及びヒンジを含む。便座セットは、シートリング及び蓋を開閉できるように、そのヒンジにおいて便器の縁の後方領域上に取り付けられている。
便座セットを便器上に取り付けるために、便器は、しばしば、縁の後方領域内に即ち便器開口部の後縁上に、1つの又は好ましくは2つの取り付け開口部を有している。一方が便座セットに連結され、他方が便器の取り付け開口部を介して便器に取り付けられ得る、取り付け装置の多くの先行技術デザインが存在する。例えば、取り付け開口部の中から取り出され又は中へ挿入される、プラスチック又は金属の装置が、広く使用されている。そのような取り付け装置は、しばしば、比較的不安定であり、便器から便座セットが意図せず且つ不本意に分離されることが生じ得る。更に、特に便器と便座セットがヒンジ領域内でぶつかる任意のゾーンにおいて、しばしば、清掃が困難である。この問題は、特に、不特定の人々が、レストラン、病院、及び殊に公衆トイレ内などのトイレを使用する所で生じる。
WO2013/003969A2は、この点が改善された便座セットのための取り付け装置を説明している。例えば、取り付け装置は、レバー及びロッド形状の挿入部材を備えている。ロッド形状の挿入要素は、偏心要素を介して、その一方の長手方向端部がレバーに連結され、且つ、その他方の長手方向端部がエラストマーチューブに連結されている。取り付けのために、挿入部材は、エラストマーチューブが便器の縁の下側に配置されるまで、取り付け開口部のうちの1つを通って上方から送り込まれる。その後、レバーは、垂直位置から水平位置まで傾けられ、挿入要素の偏心要素が上向きに引っ張られる。ここで、エラストマーチューブは、挿入要素とブロッキング要素との間で締め付けられ、もはや取り付け開口部を通り抜けないように変形される。この位置では、取り付け装置が便器に固定される。
上述された取り付け装置の1つの欠点は、該取り付け装置が、便座セットを固定された位置及び配置で便器に固定するということである。したがって、便座のシートリングは、便器の縁に対してぴったりと置かれずに、便器から幾らか斜めに突出するということが起こり得る。そのような取り付け装置の場合に、便座セットは、レバーが後ろから操作可能となるように、わずかに上流に取り付けられる必要もある。これは、便座セットのヒンジ領域内に狭い構造体を必要とするか又は便器の広い後縁を必要とする。
したがって、以下の発明の目的は、取り付け装置を用いて便座セットが便器と位置合わせされ得るところの、又は取り付け装置を用いて便座セットの位置が便器に対して適合され得るところの、取り付け装置を提示することである。更に、該取り付け装置は、好ましくは、取り付け装置を操作し得るために、便器の1つの縁又は便座セットについて特別な注意を払う必要を避けるべきである。
本目的は、独立請求項1で規定される取り付け装置、更には、独立請求項11で規定されるトイレによって達成される。本発明の取り付け装置の有利な実施形態は、従属請求項からもたらされる。
本発明の本質は、以下の事から成る。すなわち、可逆的に解放可能な方式で便座セットを便器に固定するための取り付け装置は、便座セットに固定され得る方式で連結され得る連結セグメント、及び連結セグメントに配置され且つ少なくとも部分的に便器の取り付け開口部を通って送り込まれ得るロッドセグメントを備える。更に、該取り付け装置は、連結セグメントから一定の距離においてロッドセグメントに配置された変形可能ブロッキング部分を備え、ロッドセグメントが少なくとも部分的に便器の取り付け開口部を通って送り込まれたときに、連結セグメントとブロッキング部分が便器の取り付け開口部の両側に配置され得る。該取り付け装置は作動レバーを備え、作動レバーは、ブロッキング部分が便器の取り付け開口部を通って移動し得ない方式でブロッキング部分が変形される、取り付け装置の締め付け位置から、ブロッキング部分が便器の取り付け開口部を通って移動し得るように十分に小さく変形される、取り付け装置の解放位置へと移動可能であり、その後、元に戻され得る。ここで、ロッドセグメントは、締め付け位置では連結セグメントに固定される方式で連結され、解放位置では連結セグメントに対して移動可能に連結され、ロッドセグメントは、締め付け位置と解放位置において好ましくは同一の予め規定された角度で連結セグメントから突出する。
本発明の文脈では、「トイレ」という用語が、身体から出る排泄物、特に、大便と小便を受けるための衛生シート装置(sanitary seat device)を意味するものと理解される。この用語は、「トイレ(loo)」、「御手洗い」、「便所」、又は「WC」という用語と同義的に使用される。しばしば、トイレは、磁器などのセラミック材料の便器、便器を流すためのフラッシュ装置、及び、例えば、便器の縁を覆うためのプラスチック又は木材から成るシートリングを備える。
「可逆的に解放可能」という用語は、便座セットと便器との関連で、便座セットが便器から数回又は繰り返し取り外され得るという事実を指している。言い換えると、取り付け装置は、便座セットが、便器に不定期に取り付けられ、再び、そこから取り外され又は取り除かれるように提供され得る。
便座セットは、通常、上述されたタイプのシートリング、及び1以上のヒンジなどの開閉機構を備える。便座セットが便器に固定されたときに、シートリングは、開閉機構によって、便器から引き上げられ且つ便器上に引き下ろされ得る。便座セットは、シートリングと同じ方式で便器から引き上げられ且つ便器上に引き下ろされる便蓋も備える。便蓋(toilet lid)は、衛生上の理由から便器又はその開口部を覆うように機能する。
通常、便座セットは、2つの取り付け装置を備えた取り付けセットを用いて便器に固定される。結果として、便座セットは、回転する(捩じれる)ことがないように、十分に安定するように固定される。
ロッドセグメントと連結セグメントの連結に言及する「固定(stationary)」という用語は、互いに対する2つの部品の本質的に固定的な配置に関し得る。特に、ロッドセグメントは、連結セグメントに固定されるような方式で連結され、そのような方式においては、ロッドセグメントは連結セグメントに対して傾いたり又は移動したりすることがない。しかし、特に、ロッドセグメントの長手方向軸の周りの、連結セグメントに対するロッドセグメントの回転は、未だ起こり得る。この場合に、締め付け位置におけるロッドセグメントの回転は、例えば、作動レバーによって適切な力を加えることによってのみ可能である。
便座セットと連結セグメントとの間の連結に関して、「固定(stationary)」という用語は、便座セットが連結セグメントから除去され得ないという事実も指し得る。しかし、連結セグメントに関して、便座セットは未だ傾くことが可能であり、開閉可能であり、又は回転することが可能である。
本発明の文脈における「回転不可能」という用語は、連結された部品が共に回転するところの連結を指す。連接された部品は、長手方向の移動などの他の移動に対して柔軟であり得る。
ロッドセグメントが取り付け開口部を通って送り込まれ、ブロッキング部分が連結セグメントとは反対側の取り付け開口部の側部に配置され且つ変形されるように、固定装置が便器に配置されたときに、取り付け装置は、便座セットが効率的且つ十分にしっかりと便器に固定されることを可能にする。これは、特に、便座セットがせん断力に対する十分な抵抗性を有することを保証し得る。例えば、トイレの便蓋セットが劣化することなしに晒され得るせん断力の大きさは、とりわけドイツ標準化研究所(German lnstitute for Standardisation)によって発行されたものなどの、基準内で規定されている。例えば、これらのせん断力の大きさが300ニュートンに設定される基準が知られている。本発明の取り付け装置は、そのような安全に関する要件を効率的に満たすことができる。
連結セグメントから好ましくは同一の予め規定された角度においてロッドセグメントが突出することを保証することによって、その正確な予め規定された配置が達成され得る。例えば、その後、ロッドセグメントは、容易に垂直な位置に配置され、比較的容易に便器の取り付け開口部の中へ挿入されることができる。したがって、解放位置では、ロッドセグメントは、連結セグメントに沿ってのみ移動されることが可能である。意図されるように、物(fixture)が便器の取り付け開口部の中へ挿入されるが、未だ解放位置にあるならば、これは、連結セグメント及びそれと共に便座セットが、その縁の上端に沿って移動され得るという効果を有する。これは、便座セットが正確に配置され且つ位置合わせされることを可能にする。
便座セットが目標位置又は配置に置かれたならば、作動レバーが手動で操作され、取り付け装置は締め付け位置へと移動される。この場合に、ブロッキング部分は、もはや便器の取り付け開口部を通り抜けないように変形される。例えば、ブロッキング部分は、熱可塑性材料又はポリウレタンから作られ得る。この締め付け位置では、便座セットが、一方では、便器にしっかりと取り付けられ、他方では、便器に正確に配置され且つ位置合わせされている。
好ましくは、連結セグメントが、ガイドスロットを有する本質的に平坦な接触表面を備え、ロッドセグメントが、ガイドスロットを介して接触表面を通って突出する。ロッドセグメントが取り付け開口部を通って送り込まれたときに、接触表面は、便器の縁に配置されるように設計され得る。これは、便座セットが便器に手際よく正確に配置されることを可能にする。今度は、ガイドスロットが、便座セットが一定程度移動されることによって、便座セットができる限り効率的に配置され且つ位置合わせされることを可能にする。
ここで、好ましくは、取り付け装置が、連結セグメントの接触表面のガイドスロットから回転不可能に延在するロッドセグメントのスリーブを備え、ロッドセグメントはロッドセグメントのスリーブを通って突出し且つその中で回転し得る。例えば、金属チューブ又はチューブセグメントが、ロッドセグメントのスリーブとして使用され得る。ロッドセグメントのスリーブは、ガイドスロットに対して、それ故、連結セグメントに対して、回転不可能であるがスロットに沿って移動可能な、その長手方向端部の一方の適切な設計によって、移動可能又は変位可能であり、その長手方向端部は、例えば、非対称又は細長い形状を有することによって、その長手方向端部が、ガイドスロット内で回転することができない状態でガイドスロット内に置かれ得る。ロッド要素のスリーブは、ロッドセグメントの長手方向の移動及び長手方向軸周りの回転移動に対してガイドを提供する。
好ましくは、スクリーン(screen)が、連結セグメントの接触表面に設けられる。スクリーンは、ロッドセグメント、及び可能性としてはスリーブが付けられたロッドセグメントが、連結セグメント上でステップ状に移動されることを可能にする。これは、締め付け位置にあるロッドセグメントの不注意な移動が避けられることを可能にする。
更に、好ましくは、取り付け装置が、連結セグメントの接触面に配置されたシールを備える。フィットされたときに、該シールは、連結セクションと便器又はその縁との間に配置され、この領域を密封する。これは、水分及び/又は汚れが、この領域を通過すること、及び、例えば、
便器の取り付け開口部を通って広がることを防ぐことができる。
好ましくは、ロッドセグメントが長手方向軸を有し、作動レバーが(ロッドセグメントに対して)「回転不可能」な方式でロッドセグメントに連結され、作動レバーは、ロッドセグメントの長手方向軸の周りで解放位置から締め付け位置へと回転され得る。ここで、作動レバーを操作することは、ロッドセグメントが、その長手方向軸の周りで回転し又は回転されることをもたらす。したがって、作動レバーは、水平な回転移動によって効率的に操作され得る。とりわけ、これは、作動レバーが空間を節約した隠蔽された方式で配置されることを可能にする。例えば、作動レバーは、便座セットと便器との間に配置され、外側から見ることが困難であり又は不可視的であり得る。更に、そのような水平に回転可能な作動レバーは、取り付け装置が便座セットに対して後ろ向きに移動されることを妨げる。そのような水平に移動可能な作動レバー及びそれに関連する締め付け機構は、ロッドセグメントが連結セグメント上で移動されない取り付け装置の実施形態においても使用され得る。
好ましくは、取り付け装置が、ロッドセグメントに対して回転不可能に連結された枢動ピン(pivot pin)、及びロッドセグメントのスリーブに対して回転不可能に連結され且つロッドセグメントのスリーブ上で軸方向に移動可能なスライドボルト(sliding bolt)を有し、ブロッキング部分が、ロッドセグメントのスリーブ上に配置され、スライドボルトが、枢動ピンとブロッキング部分との間に配置される。枢動ピンは、例えば、作動レバーによって、スライドボルトに対してロッドセグメントを回転させることによって回転され得る。今度は、スライドボルトが、ロッドセグメントのスリーブに沿って枢動ピンから離れるように移動され、且つ、枢動ピンに向かって移動され得る。ブロッキング部分は、この軸方向の移動によって絞られ又は圧力をかけられ得る。
例えば、この機構は、回転する枢動ピン及び摺動するスライドボルトに設けられ、適切な手段の枢動ピンの回転移動の間に、スライドボルトの長手方向の移動をもたらす。これに関して、好ましくは、枢動ピンが、スライドボルトに面する外側接触面を有し、好ましくは、スライドボルトが、枢動ピンに面する内側接触面を有し、枢動ピンの外側接触面とスライドボルトの内側接触面が、ロッドセグメントの長手方向軸に対して同一の鋭角で置かれる。外側接触面と内側接触面は、ロッドセグメントの長手方向軸に対して可変の鋭角を有してもよい。外側接触面と内側接触面は、枢動ピンとスライドボルトの円周方向において、それらに応じた螺旋形状にも設計され得る。または、外側接触面と内側接触面は、枢動ピンとスライドボルトの円周方向において、それらに応じて、領域内の2以上の螺旋状セグメントとして設計され得る。この場合では、枢動ピンとスライドボルトが、各々、中央開口部を有し、それによって、接触面が、各々、縁領域内すなわち円周方向における領域内でのみ形成される。
したがって、枢動ピンとスライドボルトは、互いに対して傾いた内側及び外側接触面上に共に配置され得る。ここで、好ましくは、スライドボルトの内側接触面と枢動ピンの外側接触面が、互いに対して平坦である取り付け装置の解放位置内に置かれる。作動レバーを操作することによって、枢動ピンとスライドボルトが互いに対して回転されるならば、枢動ピンとスライドボルトは、傾いた接触面にそって互いから離れるように押される。これは、スライドボルトをブロッキング部分に向かってロッドセグメントのスリーブに沿って移動させ、それによって、ブロッキング部分を締め付け且つ変形させる。したがって、特に、ブロッキング部分は、ビーズ(bead)を形成し、その半径を増加させ得る。それによって、ブロッキング部分は、もはや取り付け開口部を通って移動することができない。
好ましくは、スペーサが、ロッドセグメントのスリーブ上で、ブロッキング部分と連結セグメントとの間に配置される。スペーサは、取り付け装置が取り付け開口部の中へ挿入されたときに、ブロッキング部分が、連結セグメントの側とは異なる、便器の取り付け開口部の他の側部に配置されることを保証し得る。特に、スペーサの長さは、便器の厚さ又は強度に比例し得る。
本発明の別の一態様は、便器、便座セット、及び可逆的に解放可能な方式で便器に便座セットを固定するための上述の取り付け装置を有する、トイレに関する。便座セットは、取り付け装置の連結セグメントに固定される方式で連結される。便器は、そこを通って連結セグメントに配置された取り付け装置のロッドセグメントが少なくとも部分的に送り込まれるところの、取り付け開口部を有する。ロッドセグメント上で連結セグメントから一定の距離だけ離れて配置された、取り付け装置の変形可能なブロッキング部分は、便器の取り付け開口部の反対側に配置される。取り付け装置の作動レバーは、締め付け位置へと移動される。作動レバーは、取り付け装置のブロッキング部分が便器の取り付け開口部を通って移動することができないような方式で変形される、取り付け装置の締め付け位置から、取り付け装置のブロッキング部分が便器の取り付け開口部を通って移動し得るように十分に小さく変形される、取り付け装置の解放位置へと移動可能であり、その後、元に戻るように移動される。この結果として、取り付け装置のブロッキング部分は変形され、取り付け装置は便座セットと共に便器に固定され、取り付け装置のロッドセグメントが、取り付け装置の連結セグメントと便器に固定されるような方式で連結される。取り付け装置に関連して上述された効果及び利点は、本発明のトイレによって効率的に達成され得る。
閉じた位置において、便器と便座セットの上側との間のトイレの高さは、好ましくは、最大で4cm又は最小で3.5cmである。上述された方式での取り付け装置の設計によれば、便座セット取り付け装置の構成に対して比較的低い全体の高さが達成可能である。これは、しばしば、快適さ又は審美的な理由で望ましい。特に、3.5cmの全体の高さを超えない設計は、多くの場合に望ましい。
好ましくは、便座セットが閉じた位置にあるときに、トイレ内の取り付け装置は、便座セットの下方に配置される。これは、取り付け装置が保護され且つ覆われることを保証する。
好ましくは、トイレが、互いに横方向に隣接して配置される2つの同一な取り付け装置を備える。その後、2つの取り付け装置は、可能性としては更なる同一な取り付け装置と共に、アセンブリキットを作り上げ得る。そのような多数の取り付け装置を用いて、又はアセンブリキットを用いることによって、便座セットが十分に安定し且つ回転不可能に固定されることを保証し得る。
本発明の更なる有利な実施形態は、概略的な図面に基づく実施形態の以下の説明において述べられる。特に、本発明の取り付け装置は、例示的な実施形態に基づく添付の図面を参照しながら以下で説明される。
本発明の取り付け装置の第1の実施形態の前面図を示す。 図1の取り付け装置の側面図を示す。 図1の取り付け装置の底面図を示す。 図1の取り付け装置の上方の、便器に設置された便座セットの図を示す。取り付け装置は解放位置にある。 図1の取り付け装置の上方の、便器に設置された便座セットの図を示す。取り付け装置は締め付け位置にある。 本発明の取り付け装置の第2の実施形態によって便器に取り付けられた便座セットの図である。取り付け装置は解放位置にある。 図6の取り付け装置によって便器に取り付けられた便座セットの図である。取り付け装置は締め付け位置にある。 格納された作動レバーを有する本発明の取り付け装置の第3の実施形態の側面図を示す。 作動レバーが延ばされた状態の図8の取り付け装置の側面図を示す。 作動レバーが格納された状態の図8の取り付け装置の平面図を示す。 作動レバーが延ばされた状態の図8の取り付け装置の平面図を示す。
実用的な理由によって、特定の用語が以下の説明で使用されるが、それらは限定的なものであると理解されるべきではない。「右」、「左」、「下側」、及び「上側」という用語は、参照される図面内の方向を示す。「内向き」及び「外向き」という用語は、取り付け装置及び取り付け装置の指定された部分の幾何学的な中心へ向かう又はそれから離れる方向を指す。専門用語は、特に上述された単語、それらの派生語、及び類似する意味の単語を含む。
図1は、本発明の取り付け装置1の第1の実施形態を示し、それは、金属連結セグメント11、長手方向軸121を有する金属ロッドセグメント12、及び金属作動レバー16を備えている。連結セグメント11は、上側に、便座セットに対する連結のための上側連結手段112を有し、下側に、上にスクリーン113が形成されるところの接触面111を有している。接触面111は、横が縁によって限定され、プラスチックのシール19が、接触面111の部分に隣接して縁の内側に配置されている。したがって、縁及び接触面111はシール19を保持している。
下方で、金属の管状体のロッドセグメントのスリーブ17が接触面111に垂直に配置され、そのスリーブからロッドセグメント12が突出している。弾性的に変形可能なプラスチックのブロッキング部分13、及び比較的固いプラスチックのスペーサ18が、ロッドセグメントのスリーブ17上で摺動し、スペーサ18はブロッキング部分13と接触面111又はシール19との間に置かれている。ブロッキング部分13の下方で、ロッドセグメントのスリーブ17は、垂直なガイドスロット171が設けられる。スライドボルト15の固定ピストン152が、ガイドスロット171内に係合し、そのボルトは、ロッドセグメントのスリーブ17上に配置されたブロッキング部分13上のスペーサ18から離れる向きへ面するブロッキング部分13の下方又は側部に配置されている。ロッドセグメントのスリーブ17とスライドボルト15は、ガイドスロット171及び固定ピストン152を介して回転不可能な方式で互いに連結され、スライドボルト15は、ガイドスロット171の長さにわたりロッドセグメントのスリーブ17上で垂直方向に移動可能である。
枢動ピン14は、ブロッキング部分13に対して、スライドボルト15に隣接して又はその下方においてロッドセグメント12に配置される。枢動ピン14は、それによって枢動ピン14が回転不可能な方式でロッドセグメント12にねじ込まれるところの、スクリューインサート142を有する。ピストンピン14はその上側において外側接触面141を有し、スライドボルト15はその下側において内側接触面151を有する。外側接触面141と内側接触面151は、合致する傾斜したデザインを有することによって、ロッドセグメント12の長手方向軸121に対して鋭角を形成する。
以下の記述は、更なる説明の全体に適用される。図面のより確かな明瞭さのために図面内に参照番号が存在するならば、しかし、それらが直接的に関連する説明文内で述べられていないならば、図面の先行する記述内のそれらの説明に対して参照がなされる。更に、関連する図面内に含まれていない参照番号が、図面に直接的に関連する説明文内で述べられているならば、先行する図面に対して参照がなされる。
図2の固定装置1は、図1と比べたときに、ロッドセグメント12の長手方向軸121の周りで左に90度回転しているように示されている。作動レバー16は、回転不可能な方式で、直角に連結セグメント11内の中心に連結された、長手方向に形作られたロッドとして構成されるように見られ得る。連結セグメント11は、作動レバー16がロッドセグメント12の長手方向軸121の周りで回転可能であるところの、レバーソケット115を有する。それによって、レバーソケット115の境界は、作動レバー16の回転半径(radius of rotation)を180度に限定する。
図3では、取り付け装置1が下から見られている。ガイドスロット114は、ロッドセグメント12から突出し、接触面111上に形成されるように見られ得る。更に、ロッドセグメントのスリーブ17の頭部領域は、ガイドスロット114と係合し、この頭部領域は、ロッドセグメントのスリーブ17がその長手方向軸の周りで連結セグメント11に対して回転不可能なように設計されている。したがって、ロッドセグメントのスリーブ17とスライドボルト15は、回転不可能な方式で連結セグメント内に連結され、一方、ロッドセグメント12は、枢動ピン14及び作動レバー16と共にロッドセグメント12の長手方向軸の周りで回転可能である。
図4は、便座セット3を示し、それは、2つの取り付け装置1を有するアセンブリキットによって、便器2に取り付けられている。便座セット3は、シートリング31及び2つの開閉用ヒンジ32を備え、それらの各々は、取り付け装置1のうちの一方に固定されるように連結されている。この目的で、開閉用ヒンジ32は、スクリュー33によって、関連する取り付け装置1の連結セグメント12の連結手段112にねじ込まれている。取り付け装置1は、便器2の後縁の2つの取り付け開口部21を通って挿入され、連結セグメント11の接触面111の各々及びシール19が、縁の上端上に配置され、ロッドセグメントのスリーブ17が、ロッドセグメント12と共に取り付け開口部21を通って突出している。取り付け装置1のスペーサ18は、各々、取り付け開口部21の内側に置かれ、一方、ブロッキング部分13、スライドボルト15、及び枢動ピン14は、取り付け開口部21の下に配置され、したがって、便器の縁の下方に配置されている。
締め付けセグメント13が取り付け開口部21を通ってフィットするところの、解放位置にある取り付け装置1が、図4で示されている。枢動ピン14の第1の接触面141は、スライドボルト15の第2の接触面151とぴったり重なって置かれている。作動レバー16は、それらが外向きに最大限旋回又は回転した位置にある。解放された位置では、取り付けられた便座セット3が、取り付け装置1の連結セグメント11のガイドスロット114に沿って移動され得る。この方式では、取り付けられた便座セット3が、意図されたように規定通りに便器に配置され、且つ、位置合わされ得る。
便座セット3を便器2に固定するために、作動レバー16は、図5で示されているようにロッドセグメント12の長手方向軸121の周りで内向きに180度旋回される。それによって、ロッドセグメント12自身及びそれらと共に枢動ピン14が、長手方向軸121の周りで180度回転される。スライドボルト15は回転できないので、第1及び第2の接触面141、151は、もはや互いに対してぴったりと重ならず、それぞれ、それらの最も底のセクションと最も上のセクションで接触する。この方式では、スライドボルト15が、枢動ピン14の回転移動の間に上向きに強いられ、ブロッキング部分13が、スライドボルト15とスペーサ18との間で締め付けられる。この場合に、ブロッキング部分13は、それらがもはや便器2の取り付け開口部21を通ってフィットしないように変形する。その後、便座セット3は、便器2に固定されるように取り付けられる。
同時に、スライドボルト15の変位又は長手方向の移動によって、且つ、ブロッキング部分13の変形によって、ロッドセグメントのスリーブ17に圧力が加えられ、これらのスリーブは、連結セグメント11に対して押し付けられる。更に、ロッドセグメント12は、スクリーン113によって、もはや連結セグメント11に沿って変位することが不可能である。この方式で、便座セット3は、位置合わせされた、且つ、配置された位置に固定される。
図6は、本発明の取り付け装置10の第2の実施形態を示し、それは、金属連結セグメント110、金属ロッドセグメント120、及び金属作動レバー160を備える。連結セグメント110は、便座セットと1つの下側の接触面1110に連結するための連結手段を有する。接触面1110は、横が縁によって境界付けられ、プラスチックのシール190が、接触面1110の部分に隣接して縁の内側に配置される。したがって、縁及び及び接触面1110は、シール190を保持する。
ロッドセグメント120は、連結セグメント110を通って突出し、連結セグメント110に対して軸方向に移動され得る。管状のスリーブに形作られたスペーサ180が、連結セグメント110の下方に隣接して接触面1110と垂直に配置され、ロッドセグメント120はスペーサを通って突出する。ロッドセグメント120上で、スペーサ180の下に、プレート140が固定されるような方式でロッドセグメント120に留められ、弾性的に変形可能なプラスチックのブロッキング部分130が、プレート140とスペーサ180との間に配置される。ロッドセグメント120の長手方向端部は、連結セグメント110から離れる向きに面して、偏心要素1610によって作動レバー160に連結されている。
便器20は、その後縁に2つの取り付け開口部210を有し、それらの各々を通って、2つの同一な取り付け装置10のうちの一方が突出している。この場合に、スペーサ180は、取り付け開口部210内に配置されている。連結セグメント110は、便器20の縁に置かれ、ブロッキング部分130は、作動レバー160と同様に、便器20の下側の内側に置かれている。
図6では、取り付け装置10が、作動レバー160がロッドセグメント120から垂直に突出するところの、解放位置に配置されている。この位置では、取り付け装置10が、取り付け孔210から取り出されるように、且つ、挿入されるようにガイドされ得る。更に、取り付け装置10は、縁上で移動可能である。
図7で示されているように、作動レバー160は、取り付け装置10を固定するための水平位置へと上向きに90度だけ曲げられている。それを用いて作動レバー160がロッドセグメント120と関節式のやり方で連結されるところの、偏心要素1610によって圧力がブロッキング部分130に加えられている。したがって、ブロッキング部分130は、それらがもはや取り付け開口部210を通ってフィットしないように変形されている。それによって、取り付け装置10は、便器20に固定されている。
図8は、本発明の取り付け装置100の第3の実施形態を示し、それは、金属連結セグメント1100、長手方向軸12100を有する金属ロッドセグメント1200、及び金属作動レバー1600を備える。連結セグメント1100は、一方の上側に便座セットに連結するための連結手段11200を有し、他方の下側に接触面11100を有する。
作動レバー1600は、回転不可能な方式で連結セグメント1100に連結されている。作動レバー1600は、ほぼ水平であり、格納状態で図8において示されている。この状態では、作動レバー1600が、連結セグメント1100内に完全に配置されている。
金属の管状体のロッドセグメントのスリーブ1700は、それを通ってロッドセグメント1200が突出し、接触面11100の下方且つ接触面11100と垂直に隣接して配置される。弾性的に変形可能なプラスチックのブロッキング部分1300、及び比較的固いプラスチックの分割スペーサ1800が、ロッドセグメントのスリーブ1700上で押し付けられる。スペーサ1800はブロッキング部分1300と接触面11100との間に置かれる。ブロッキング部分1300の下方で、ロッドセグメントのスリーブ1700には、垂直なガイドスロット17100が設けられる。スライドボルト1500の固定ピストン15200は、ロッドセグメントのスリーブ1700上に、且つ、ブロッキング部分1300に隣接して、且つ、スペーサ1800から離れる向きに面したブロッキング部分1300の一方の側部の下方又は上に配置され、ガイドスロット17100と係合する。ロッドセグメントのスリーブ1700とスライドボルト1500は、ガイドスロット17100及び固定ピストン15200を介して回転不可能な方式で互いに連結され、スライドボルト1500は、ガイドスロット17100の長さに沿ってロッドセグメントのスリーブ1700上で垂直方向に変位可能である。
枢動ピン1400は、ブロッキング部分1300に対して、スライドボルト1500に隣接して又はその下方においてロッドセグメント1200に配置される。枢動ピン1400は、それによって枢動ピン1400が回転不可能な方式でロッドセグメント1200にねじ込まれるところの、スクリューインサート14200を有する。枢動ピン1400は、その上側に外側接触領域14100を有し、スライドボルト1500は、その下側に内側接触領域15100を有する。外側接触面14100と内側接触面15100は、合致するように傾斜し且つ曲がるように設計され、それによって、それらはロッドセグメント1200の長手方向軸12100と広い範囲にわたり鋭角を形成する。
図8との比較において、図9では、延伸された状態の作動レバー1600を有する固定装置100が示されている。この状態では、作動レバー1600が、連結セグメント1100から左へ水平に押し出されている。その結果、作動レバー1600は、連結セグメント1100の外側からアクセス可能であり、容易に操作することができる。また、作動レバー1600は、ロッドのような形状であり、ロッドセグメント1200に対して直角を形成することが明らかである。連結セグメント1100は、レバーソケット11500を備え、その範囲内で作動レバー1600が水平方向に移動され得る。
図10では、取り付け装置100が上から見られている。それによって、作動レバー1600は中央縦スロットを有し、それはレバーソケット11500のボルトによって貫通されていることが明らかである。レバーソケット11500のボルトは、連結セグメント1100の中心に置かれている。更に、レバーソケット11500は、作動レバー1600を受け入れ且つそれを横方向にサポートする、ガイド溝を有している。
図11で示されるように、作動レバー1600は、縦スロットの端部がレバーソケット11500のボルトに対して当接するまで、ガイド溝に沿って左へ半径方向に延伸される。作動レバー1600のスロットは、レバーソケット11500のボルトと共に、作動レバー1600の半径方向移動を制限する。図11で示されているように、作動レバー1600は、左へ且つ類似した方式で右への両方で延伸され得る。
レバーソケット11500のガイド溝は、作動レバー1600の回転又は並進移動を受け入れ、回転運動をロッドセグメント1200に伝達する。結果として、ロッドセグメント1200は、作動レバー1600の回転によって回転され、したがって、取り付け装置100は、締め付け位置から解放位置へと運ばれ、且つ、逆の動きも可能である。作動レバー1600の格納性及び延伸性を使用して、必要に応じて、取り付け装置100の作動のために前記装置(作動レバー1600)が延伸され、さもなければ連結セグメント1100内に収容され得る。したがって、取り付け装置100の作動が必要とされないときは、連結セグメントから邪魔な部分が突出することはない。
本発明は、図面及び関連する記述によって表され詳細に説明されたが、この表現及びこの詳細な説明は、当業者によって、以下の特許請求の範囲から逸脱することなく変形及び修正され得ることが理解される。本開示は、種々の実施形態に関して上述され若しくは示されてきた又は以下で示される特徴の任意の組み合わせを有する実施形態も含む。本開示は、たとえそれらが他の特徴と結び付けてそこで示されておらず及び/又は上述され若しくは以下で述べられないとしても、図面内で示された個別の特徴をも含む。図面及び明細書で説明された実施形態の代替例、及びそれらの特徴が本発明の目的又は開示の目的から除かれている個別の代替例もまた本開示に含まれ得る。本開示は、他の更なる特徴を含むものと同様に、特許請求の範囲又は例示的な実施形態内で説明された特徴を排他的に備えた実施形態を含む。
更に、「含む」という用語及びその派生形は、他の要素又はステップを排除しない。また、「1つ(a)」又は「1つ(an)」という不定冠詞及びそれらの派生形は、複数を排除しない。特許請求の範囲内で挙げられる幾つかの特徴の機能は、1つのユニット又は1つのステップで実行され得る。特徴又は値に関連する「本質的に」、「約」、「近似的に」などの用語も、特に、正確な特徴又は正確な値を規定している。所与の数値又は範囲の文脈における「約」及び「近似的に」という用語は、所与の数値又は範囲の20%の範囲内、10%の範囲内、5%の範囲内、又は2%の範囲内を指すものと考えられる。特許請求の範囲内の全ての引用符号は、特許請求の範囲を限定するものと理解されるべきではない。

Claims (13)

  1. 可逆的に解放可能に便座セット(3)を便器(2、20)に固定するための取り付け装置(1、10、100)であって、
    前記便座セット(3)に固定される方式で連結され得る連結セグメント(11、110)と、
    前記連結セグメント(11、110、1100)に配置され且つ少なくとも部分的に前記便器(2、20)の取り付け開口部(21、210)を通って送り込まれ得るロッドセグメント(12、120、1200)と、
    前記連結セグメント(11、110、1100)から一定の距離をおいて前記ロッドセグメント(12、120、1200)に配置された変形可能ブロッキング部分(13、130、1300)であって、前記ロッドセグメント(12、120、1200)が少なくとも部分的に前記便器(2、20)の前記取り付け開口部(21、210)を通って送り込まれたときに、前記連結セグメント(11、110、1100)と前記ブロッキング部分(13、130、1300)が前記便器(2、20)前記取り付け開口部(21、210)の両側に配置され得る、ブロッキング部分(13、130、1300)と、
    前記ロッドセグメント(12、120、1200)上に配置され、前記便器(2、20)の前記取り付け開口部(21、210)を通って延びるように構成されたスペーサ(18、180、1800)であって、前記便器(2、20)の前記取り付け開口部(21、210)の深さと実質的に同じであるように構成された長さを前記スペーサ(18、180、1800)が有し、前記スペーサ(18、180、1800)の上端が前記連結セグメント(11、110)に接触し、前記スペーサ(18、180、1800)の下端が前記ブロッキング部分(13、130、1300)に接触する、スペーサ(18、180、1800)と、
    前記ロッドセグメント(12、120、1200)に接続した作動レバー(16、160、1600)であって、前記ブロッキング部分(13、130、1300)が前記便器(2、20)の前記取り付け開口部(21、210)を通って移動し得ない方式で変形されるように下方から圧縮される、前記取り付け装置(1、10、100)の締め付け位置から、前記ブロッキング部分(13、130、1300)が前記便器(2、20)の前記取り付け開口部(21、210)を通って移動し得るように十分に小さく変形される、前記取り付け装置(1、10、100)の解放位置へと移動され、その後、元に戻るように移動され得る、作動レバー(16、160、1600)とを備え、
    前記ロッドセグメント(12、120、1200)が、前記締め付け位置では前記連結セグメント(11、110、1100)に固定される方式で連結され、前記解放位置では前記連結セグメント(11、110、1100)に対して移動可能に連結され、前記ロッドセグメント(12、120、1200)が、前記締め付け位置と前記解放位置において1つの予め規定された角度で前記連結セグメント(11、110、1100)から突出することを特徴とする、取り付け装置(1、10、100)。
  2. 前記連結セグメント(11、110、1100)が、ガイドスロット(114)を有する本質的に平坦な接触表面(111、1110、11100)を備え、前記ロッドセグメント(12、120、1200)が、前記ガイドスロット(114)を通って前記接触表面(111、1110、11100)を貫通する、請求項1に記載の取り付け装置(1、10、100)。
  3. 前記連結セグメント(11、110、1100)の前記接触表面(111、1110、11100)の前記ガイドスロット(114)から回転不可能な方式で延在するロッドセグメントのスリーブ(17、1700)を備え、前記ロッドセグメント(12、120、1200)が、前記ロッドセグメントのスリーブ(17、1700)を貫通し且つ前記ロッドセグメントのスリーブ(17、1700)内で回転可能である、請求項2に記載の取り付け装置(1、10、100)。
  4. スクリーン(113)が、前記連結セグメント(11、110、1100)の前記接触表面(111、1110、11100)上に形成される、請求項2又は3に記載の取り付け装置(1、10、100)。
  5. 前記連結セグメント(11、110、1100)の前記接触面(111、1110、11100)上に配置されたシール(19、190)を備える、請求項2から4のいずれか一項に記載の取り付け装置(1、10、100)。
  6. 前記ロッドセグメント(12、120、1200)が長手方向軸(121、12100)を有し、前記作動レバー(16、160、1600)が回転不可能な方式で前記ロッドセグメント(12、120、1200)に連結され、前記作動レバー(16、160、1600)が、前記ロッドセグメント(12、120、1200)の前記長手方向軸(121、12100)の周りで前記解放位置から前記締め付け位置へと回転され、且つ、戻され得る、請求項1から5のいずれか一項に記載の取り付け装置(1、10、100)。
  7. 前記ロッドセグメント(12、120、1200)に対して回転不可能な方式で連結された枢動ピン(14、1400)、及び前記ロッドセグメントのスリーブ(17、1700)に対して回転不可能な方式で連結され且つ前記ロッドセグメントのスリーブ(17、1700)上で軸方向に移動可能なスライドボルト(15、1500)を備え、前記ブロッキング部分(13、130、1300)が、前記ロッドセグメントのスリーブ(17、1700)に配置され、前記スライドボルト(15、1500)が、前記枢動ピン(14、1400)と前記ブロッキング部分(13、130、1300)との間に配置される、請求項3から5のいずれか一項に記載の取り付け装置(1、10、100)。
  8. 前記枢動ピン(14、1400)が、前記スライドボルト(15、1500)に向かって面する外側接触面(141、14100)を有し、前記スライドボルト(15、1500)が、前記枢動ピン(14、1400)に向かって面する内側接触面(151、15100)を有し、前記枢動ピン(14、1400)の前記外側接触面(141、14100)と前記スライドボルト(15、1500)の前記内側接触面(151、15100)が、前記ロッドセグメント(12、120、1200)の長手方向軸(121、12100)に対して同一の鋭角で置かれる、請求項7に記載の取り付け装置(1、10、100)。
  9. 前記スライドボルト(15、1500)の前記内側接触面(151、15100)と前記枢動ピン(14、1400)の前記外側接触面(141、14100)が、前記取り付け装置(1、10、100)の前記解放位置において、互いにぴったり重なって置かれる、請求項8に記載の取り付け装置(1、10、100)。
  10. 便器(2、200)、便座セット(3)、及び可逆的に解放可能に前記便器(2、20)に前記便座セット(3)を固定するための、請求項1からのいずれか一項に記載の取り付け装置(1、10、100)を有するトイレであって、
    前記便座セット(3)が、前記取り付け装置(1、10、100)の連結セグメント(11、110、1100)に固定される方式で連結され、
    前記便器(2、20)が、取り付け開口部(21、210)を通って前記連結セグメント(11、110、1100)に配置された前記取り付け装置(1、10、100)のロッドセグメント(12、120、1200)が少なくとも部分的に送り込まれ得るところの、取り付け開口部(21、210)を有し、
    前記取り付け装置(1、10、100)の変形可能なブロッキング部分(13、130、1300)が、前記ロッドセグメント(12、120、1200)上において、前記連結セグメント(11、110、1100)から一定の距離をおいて、前記便器(2、200)の前記取り付け開口部(21、210)の前記連結セグメント(11、110、1100)とは反対側に配置され、
    前記取り付け装置(1、10、100)の作動レバー(16、160、1600)が、前記取り付け装置(1、10、100)の前記ブロッキング部分(13、130、1300)が前記便器(2、20)の前記取り付け開口部(21、210)を通って移動し得ないような方式で変形される、取り付け装置(1、10、100)の締め付け位置から、前記取り付け装置(1、10、100)の前記ブロッキング部分(13、130、1300)が前記便器(2、20)の前記取り付け開口部(21、210)を通って移動し得るように十分に小さく変形される、前記取り付け装置(1、10、100)の解放位置へと移動可能であり、その後、元に戻るように移動されることが可能であり、前記作動レバー(16、160、1600)が、前記締め付け位置へ移動されると、前記取り付け装置(1、10、100)の前記ブロッキング部分(13、130、1300)が変形され、前記取り付け装置(1、10、100)が前記便座セット(3)と共に前記便器(2、20)に固定され、前記取り付け装置(1、10、100)の前記ロッドセグメント(12、120、1200)が、前記取り付け装置(1、10、100)の前記連結セグメント(11、110、1100)及び前記便器(2、20)に固定される方式で連結される、トイレ。
  11. 前記便器(2、20)と前記便座セット(3)の上側との間の高さが、閉じた位置において、最大で4cm又は最小で3.5cmである、請求項10に記載のトイレ。
  12. 前記便座セット(3)が閉じた位置にあるときに、前記取り付け装置(1、10、100)が、前記便座セット(3)の下方に配置される、請求項10又は11に記載のトイレ。
  13. 互いに横方向に隣接して配置された2つの同一な取り付け装置(1、10、100)を備える、請求項10から12のいずれか一項に記載のトイレ。
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