JP6731367B2 - 通信システムおよび通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信技術に係り、特に通信リンクを確立する初期接続についての技術に係る。
駅やイベント会場などの制限された区域への入場は、従来よりゲート式の改札口により、入場管理を行うのが一般である。ゲート式の改札口について、例えば特許文献1に開示がある。また、残高判定や通過許可を行うための処理については、特許文献2に開示がある。
しかし、現在の国内の鉄道改札口に見られるように、物理的に狭窄された改札口は混雑の原因にもなる。また、設備の設置にも時間と費用が必要である。
物理的な改札口を設けずに、開放された通路に無線通信を適用した非接触改札を実現できれば、より簡単に入場管理が可能となり、混雑の緩和に寄与することが期待できる。
また、特許文献3には、センサネットシステムにおいてセンサノードの通信を傍受するロケータノードを用いてセンサノードの位置を特定し、センサノードの位置及びID情報に基づいたサービスを行うシステムを提供することが開示されている。
特開2006−85287号公報 特開2017−10181号公報 特開2007−300572号公報
通信基地局とユーザが携帯する複数の通信端末との無線接続を用いて、制限された区域への入場を処理すれば、物理的な改札口を設けずに入場管理が可能となる。現在の携帯電話を用いた通信でも行われているように、このような無線接続を開始する場合には、通信基地局と通信端末との無線接続において、通信端末から送信される初期接続信号を通信基地局が受信することで、初期接続が確立する。初期接続により、通信端末と通信基地局間のリンクが確立する。
しかし、駅の改札口のような利用形態を想定すると、通勤ラッシュ時など多数のユーザが集中した場合、通信のスループット次第では、複数の初期接続信号の衝突により、無線通信が成立できない可能性がある。
そこで、複数の通信端末からの初期接続信号の衝突を回避して、無線通信の初期接続を安定して行う技術が望まれる。
本発明の一側面は、基地局と複数の端末との間で無線通信を行う通信システムである。このシステムは、端末を検知して検知情報を得るセンサと、検知情報から端末の位置情報を生成する位置情報生成部とを備える。基地局は位置情報に基づいて受信感度に指向性を持たせ、複数の端末から送信される初期接続信号を受信し、夫々の端末との通信リンクを確立する。
本発明の他の一側面は、通信基地局と、通信基地局と通信する複数の通信端末と、通信基地局と接続されるセンタ装置と、センタ装置と接続されるセンサを用い、通信基地局と通信端末との間で初期接続を行う通信方法である。この方法では、センサが、通信端末を検知して検知情報を得る第1のステップ、センサが、検知情報をセンタ装置へ送信する第2のステップ、センタ装置が、検知情報から、センサを基準とした通信端末の位置を示す第1の位置情報を生成する第3のステップ、センタ装置が、第1の位置情報から、通信基地局を基準とした通信端末の位置を示す第2の位置情報を生成する第4のステップ、センタ装置が、第2の位置情報を通信基地局へ送信する第5のステップ、通信基地局が、第2の位置情報に基づいて、複数の受信アンテナの重み付けを制御し、通信端末からの初期接続信号を受信して初期接続を行う第6のステップ、を備える。
複数の通信端末からの初期接続信号の衝突を回避して、無線通信の初期接続を安定して行うことができる。
実施例による駅の非接触改札口のレイアウト例を示す平面図。 実施例による駅の非接触改札口のシステム構成図。 実施例のシステムにおける動作シーケンスを示すシーケンス図。 センタ装置が管理する位置情報の例を示す表図。 実施例の各装置のハードウェア構成のブロック図。 実施例の各装置の記憶装置に格納されるプログラムを示すブロック図。 位置情報生成プログラムの処理を示すフロー図。 位置情報テーブルの例を示す表図。 絶対位置情報テーブルの例を示す表図。 通信基地局による全体処理を示すフロー図。 端末位置情報テーブルの例を示す表図。 上り信号通信処理の詳細な処理フロー図。 実施例1の動作を示す概念図。 位置情報テーブルの例を示す表図。 端末IDを割り当てる処理の詳細フロー図。 上り信号通信処理の変形例を示すフロー図。 下り信号通信処理の変形例を示すフロー図。 センタ装置の位置情報テーブルの例を示す表図。 センタ装置が管理する位置情報の例を示す表図。 通信基地局が格納する位置情報テーブルの一例を示す表図。
以下、実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。本発明の思想ないし趣旨から逸脱しない範囲で、その具体的構成を変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。
明細書および図面で説明する構成において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を異なる図面間で共通して用い、重複する説明は省略することがある。
本明細書等における「第1」、「第2」、「第3」などの表記は、構成要素を識別するために付するものであり、必ずしも、数または順序を限定するものではない。また、構成要素の識別のための番号は文脈毎に用いられ、一つの文脈で用いた番号が、他の文脈で必ずしも同一の構成を示すとは限らない。また、ある番号で識別された構成要素が、他の番号で識別された構成要素の機能を兼ねることを妨げるものではない。
図面等において示す各構成の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面等に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
本明細書において単数形で表される構成要素は、特段文脈で明らかに示されない限り、複数形を含むものとする。
駅等の非接触改札口を例にして、実施例1の具体的な構成を説明する。
<1.システムレイアウト例>
図1は本実施例による駅の非接触改札口のレイアウト例を示す平面図である。駅の利用者(入場者)であるユーザ101は、例えば通路102に沿って、矢印103で示される進行方向へ進んでいる。通路102の先には、仮想的に点線で示される非接触改札口104が配置される。非接触改札口104あるいはその周辺には、複数のアンテナを具備する通信基地局105が少なくとも一つ配置されている。ユーザ101は図1では図示しない通信端末を携帯しているものとする。
本実施例では、非接触改札口の通信基地局105と通信端末とが無線通信することで、ユーザ101の入場許可や運賃清算を処理する。これのような処理を以後「入場管理」ということにする。もっとも、退場その他の処理に用いてもよいことはもちろんである。
通信基地局105は、所定の通信可能範囲を有しており、通信可能範囲に進入したユーザ101から初期接続信号を受信して、それぞれリンクを確立する。リンクを確立することにより、通信基地局と通信端末の間で、データの送受信が可能となる。ここで、ユーザが数的に集中する場合、すなわち、通信端末が大量となる場合には、複数の通信端末からの初期接続信号が衝突して、無線通信の初期接続を行えないおそれがある。初期接続ができないと、その後の入場管理を行えないので、ユーザの待ち時間増加や混雑の原因となる。
図1に示すように、本実施例では、初期接続の確立のために、受信感度に指向性のあるアンテナを備える通信基地局105を用いる。例えば、通信基地局105は、楕円106で示す方向に受信感度を強め、他の方向の受信感度を弱めることができる。このような動作は、通信基地局105に指向性の異なる複数のアンテナを準備し、所望の方向のアンテナを選択して動作させることで実現できる。もしくは、通信基地局105に複数のアンテナを準備し、それらの受信信号を重み付けを変えて合成することで実現しても良い。複数アンテナを用いる技術としては、例えばMIMO(Multiple-Input and Multiple-Output)のようなものがある。
また、本実施例では、通信端末の位置を検知するためのセンサ107を用いる。センサの種類としては、カメラ、赤外線センサ、超音波センサ、質量センサ等種々のものが考えられ、検出対象も光、音、振動、温度などから適宜選択してよく、特に限定するものではない。通信端末は通常はユーザ101が携帯しているので、通信端末の位置を検知するため、間接的にはユーザ101の位置を検知する。また、センサ107はカメラのように単一デバイスでエリアをカバーしても良いし、センサ群(システム)としてカバーしても良い。以下では単一デバイスであるカメラの例を説明する。
<2.システム構成例>
図2は図1の例による、駅の非接触改札口のシステム構成図である。本実施例のシステムは、図1に示した通信基地局105およびセンサ107を備え、さらにユーザ101が携帯する1つ以上の通信端末108を備える。
ここで、センサ107は通信端末108の位置、あるいは、存在する範囲を検出する。通信端末108の位置は、ユーザ101の位置と等価とみなしている。通信基地局105は通信端末108と通信する。センタ装置109はいわゆるサーバ装置のような情報処理装置であり、通信基地局105およびセンサ107と、有線もしくは無線の回線を通じて、データの送受信が可能である。
<3.処理シーケンス概要>
図3は、図2のシステムにおける動作シーケンスの概要を示す図である。図3は、無線通信システムを構成する、複数の通信端末108と通信基地局105の接続方法を示している。
動作の概要を説明すると、複数の通信端末108と通信基地局105との初期接続において、センサ107のセンシング結果に基づいて、センタ装置109が通信端末108毎の位置を推定する。推定された通信端末108の位置情報は、通信基地局105に提供される。通信基地局105は、提供された位置情報に基づいて、複数の通信端末108から送信される初期接続信号の各々の受信強度を高めるため、通信端末108毎にアンテナ重みを設定する。
図3を参照して動作シーケンスを説明する。所定の時間的周期で、センサ107が通信端末108の位置をセンシングする(S301)。所定の時間的周期とは、例えば1秒毎である。固定的な時間的周期ではなく、所定のトリガーにより、センシングをさせてもよい。例えば、他の人検知センサの出力をトリガーとして、センシング動作させることができる。
センシング結果は、センサ107からセンタ装置109に送信される(S302)。センシング結果は、例えばカメラで撮影した画像である。例えば、ステレオカメラのような構成を用いれば、取得した画像から対象の方向と距離を推定することができる。あるいは、昨今自動車の自動運転用に開発されている他の方式を用いても良い。センサが音センサの場合には、音の音量や方向の情報である。センサが赤外線センサの場合は、熱量の強度や分布の情報である。
センタ装置109は、受信したセンシング結果に基づいて、センサ107を原点とした通信端末108の相対位置情報(相対座標)を生成する(S303)。なお、センサ107が当該処理S302を行って、結果をセンタ装置109に送信しても良いが、通常はセンタ装置109がシステム中で最も処理能力に余裕があるため、本実施例では、情報処理はできるだけセンタ装置109で行うことにしている。
さらにセンタ装置109は、センサ107と通信基地局105の絶対位置情報を基にして、センサ107を原点とした通信端末108の相対位置情報を、通信基地局105を原点とした通信端末108の相対位置情報に変換する(S304)。
図4は、センタ装置109が管理する位置情報400の例を示す表図である。位置情報400は、通信基地局の絶対位置情報401とセンサの絶対位置情報402を含む。この情報は、後に説明する絶対位置情報テーブル604の情報に対応する。図4の例では、通信基地局とセンサの絶対位置座標を保持しているが、これに限らず、両者の相対的な位置関係を示すデータであってもよい。また、位置情報は位置座標に限る必要は無く、方向、距離、角度、範囲等であってもよい。
なお、位置情報400は、一つのセンサに対応するデータであるが、センサが複数ある場合には、センサ毎に同様のデータを持つことになる。
位置情報400は、検出された各通信端末108の端末ID情報403と、対象とするセンサ107からみた各通信端末の第1の位置情報404を含む。第1の位置情報404は、後に説明する位置情報テーブル605の情報に対応する。センサ107のセンシング結果から得られる第1の位置情報404は、センサ107を中心とした相対位置である。よって、処理S304で、センサと通信基地局の絶対位置情報401および402に基づいて、第1の位置情報404を通信基地局105中心の第2の位置情報405に変換する。
端末ID情報403は、センサ107が位置を検出した通信端末108毎に、割り当てられる。一意であればどう割り振っても良いが、例えば画像のように特徴量を抽出して同じ人(端末)を特定できる場合、同じ端末に同じID情報403を割り振る制御をしても良い。この例については、後の実施例で説明する。端末ID情報403が付与された通信端末108には、初期接続が確立済の通信端末と初期接続が未確立の通信端末の両者が含まれ得る。
図3を再度参照すると、次に、センタ装置109は、通信基地局105を原点とした通信端末108の相対位置情報(すなわち第2の位置情報405)を、通信基地局105に送信する(S305)。なお、第1の位置情報404をそのまま通信基地局105に送信し、第2の位置情報への変換処理S304は、通信基地局105で行っても良いが、センタ装置109で実行するのは、既に述べた処理負荷の理由による。
システムはリアルタイムで通信端末108の位置を把握することが望ましいため、処理S301〜S305はリアルタイムで連続して行うことが望ましいが、これに限る必要はない。
通信端末108は、初期接続確立前には初期接続信号を、初期接続確立後にはデータを通信基地局105へ送信する。通信端末108から通信基地局105へ向かう通信を「上り方向の通信」といい、逆方向の通信を「下り方向の通信」という。通信基地局105は、上り方向の通信を受信するが、初期接続信号(S306)は通信端末108側の状態で送受信タイミングが決まるので、通信基地局105側で複数が衝突、混信する場合がある。通信基地局105がS305で受信した位置情報に基づいて、端末毎の電波の到来方向を計算した後には、到来方向を強調する信号処理により、その端末の初期接続信号を強調することができる。これにより、複数の通信端末からの混信を防ぎ、SN比(信号対雑音電力比)を向上した、初期接続信号の受信処理を実施する。
一方、初期接続確立後のデータ信号(S307)は、通信基地局側でタイミングを制御して衝突を避けることも可能である。後に説明するように、初期接続確立後は、本システムは通信端末108の位置を把握することもできるので、データ通信中には通信基地局105のアンテナの重みを、当該通信端末に合わせて制御し、データのSN比を向上することもできる。
なお、公知のように、初期接続信号あるいはデータ信号同士が衝突した場合には、信号の再送が行われる。この場合の処理については、公知の技術を踏襲してよい。
<4.システムの構成要素>
<4−1.ハードウェア概要>
図1〜図3で説明した実施例の構成要素である、通信基地局105、センサ107、通信端末108、およびセンタ装置109の構成について以下説明する。これらの構成要素は、処理能力に差異はあるが、いずれも通信機能を持つ情報処理装置として構成することができる。以下では紙面を節約するために、基本的に共通の構成については図5で概要を説明し、各装置に特有の部分は後にそれぞれ説明する。
図5に通信基地局105、センサ107、通信端末108、およびセンタ装置109共通のハードウェア構成の概念ブロック図を示す。
ハードウェア構成は、コンピュータなど基本的な情報処理装置の構成を備えており、情報処理を行うプロセッサ501、データを格納するメモリ502と記憶装置503を備える。通常はメモリ502は高速の半導体メモリ等を、記憶装置503は磁気ディスク装置やフラッシュメモリ等を用いるが、これに限る必要はない。また、メモリ502と記憶装置503を1つの記憶手段で構成してもよい。本実施例では、記憶装置503は装置を制御するためのプログラムを格納する。また、装置への入力および出力の少なくとも一つを行うインタフェース504を備える。これらの要素は、内部バス505によって接続されており、データの送受信が可能である。
本実施例では計算や制御等の機能は、メモリ502あるいは記憶装置503に格納されたプログラムがプロセッサ501によって実行されることで、定められた処理を他のハードウェアと協働して実現される。プロセッサが実行するプログラム、その機能、あるいはその機能を実現する手段を、「機能」、「手段」、「部」、「ユニット」、「モジュール」等と呼ぶ場合がある。
図6には、各装置の記憶装置503に格納されるプログラムを示した。装置の構成は、単体のコンピュータで構成してもよいし、あるいは、構成の任意の部分が、ネットワークで接続された他のコンピュータで構成されてもよい。なお、本実施例中、ソフトウェアで構成した機能と同等の機能は、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウェアでも実現できる。
<4−2.通信端末>
本実施例では、通信端末108は現在市場に流通している、携帯電話あるいはスマートフォンなどの通信機能付情報処理装置をそのまま用いることができる。この場合、インタフェース504には送受信用アンテナやアンプなど、無線通信のために通常備わる無線送受信部が付属するものとする。携帯用の通信端末では、記憶装置503は、例えばフラッシュメモリのような不揮発性の半導体記憶装置を用いることができる。
図6(a)に示すように、通信端末108の記憶装置503−108には、通信制御プログラム601−108が格納され、標準的な通信制御、例えば変調、復調、符号化、複合化等を行う。
<4−2.センサ>
センサ107は、通信端末108の位置を特定あるいは推定できるものであればよいが、本実施例ではカメラを例に説明する。この場合、インタフェース504にはカメラおよびカメラからの画像データを入力するインタフェースが付属するものとする。電源の供給が電池等に依存するセンサでは、記憶装置503は、例えばフラッシュメモリのような不揮発性の半導体記憶装置を用いることができる。インタフェース504から入力されたセンシング結果のデータは、メモリ502あるいは記憶装置503に格納される。そして、図3で説明したように、センサ107はセンタ装置109にセンシング結果を送信する。送信は有線で行っても良いし、無線で行っても良い。有線または無線送信のために通常必要な構成を、インタフェース504が備えるものとする。
図6(b)に示すように、センサ107の記憶装置503−107には、有線あるいは無線に対応する通信制御プログラム601−107が格納され、センタ装置109とセンサ107とのデータ授受のための、標準的な通信制御、例えば変調、復調、符号化、複合化等を行う。
センシング情報管理プログラム602は、周期的に、またはセンタ装置109の要求に基づいて、センサ107からセンシング結果をセンタ装置109に送信する。センシング結果は、例えばカメラから得られた画像データそのものであり、センサのメモリ502あるいは記憶装置503に一時格納された画像データを、内部バス505経由でインタフェース504を介して送信するものとする。また、図示しないが、カメラから得られる画像を圧縮処理などするためのプログラムも、記憶装置503−107に格納するものとする。
<4−3.センタ装置>
センタ装置109は、図3で説明したように、センサ107からセンシング結果を受信し、通信基地局105に端末位置情報(第2の位置情報)を送信する。センタ装置のインタフェース504は、この送受信のために必要な、有線もしくは無線の通信機能を備える。センタ装置109は、通常のサーバを用いることができる。このため、記憶装置503には磁気ディスク装置のような大型のものを用いることもできる。
図6(c)に示すように、センタ装置109の記憶装置503−109には、少なくとも以下のプログラムやデータを含む。
通信制御プログラム601−109は、センサ107や通信基地局105とのデータ授受信や、標準的な通信制御を行うプログラムである。
位置情報生成プログラム603は、センサ107から送信されるセンシング結果に基づきセンサ107を中心とする端末位置情報(第1の位置情報404)を生成し、絶対位置情報テーブル604の情報に基づき通信基地局を中心とする端末位置情報(第2の位置情報405)に変換し、通信基地局105へ送信する。
絶対位置情報テーブル604は、センサ107および通信基地局105の絶対位置情報を格納するテーブルである。図4の位置情報400のうち、絶対位置情報テーブル604に相当する部分は、通信基地局位置401とセンサ位置402である。
位置情報テーブル605は、図4の位置情報400のうち、端末ID403と第1の位置情報404と第2の位置情報405に相当する情報を持つテーブルである。
図4の例では、絶対位置情報テーブル604と位置情報テーブル605の両方の情報を一つのテーブルにしているが、データとしては一つのテーブルでもよいし、関連付けられた別個のテーブルでも良い。
図4の位置情報400では、1つの通信基地局位置401とセンサ位置402を示す情報のみ示しているが、通信基地局105やセンサ107が複数ある場合には、通信基地局とセンサの組み合わせの数だけ、同様のテーブルを持つことになる。センタ装置109の構成と機能については、後にさらに詳細に説明する。
<4−4.通信基地局>
通信基地局105は、図3で説明したように、センタ装置109から通信端末108の位置情報を受信し、位置情報に基づいてアンテナの指向性を制御する。通信基地局105は、インタフェース504として、センタ装置109からの位置情報を受信するための、有線もしくは無線の通信に対応した機能を備える。通信基地局105の記憶装置503は、磁気ディスク装置や不揮発性の半導体記憶装置を用いるものとする。
図6(d)に示すように、通信基地局105の記憶装置503−105には、制御動作を行うためのプログラムが格納されている。
通信制御プログラム601−105は、例えば近距離無線などための、通信端末108との標準的な通信制御を行うプログラムである。
端末位置管理プログラム606は、自基地局が交信する通信端末108の位置を管理するプログラムである。センタ装置109から通信端末の位置情報(第2の位置情報405)を受信し、自局が使う形に加工して端末位置情報テーブル609を更新する。後に詳述する。
下り通信プログラム607は、スケジューリングを行い、下り方向の通信を行う。このとき、下り通信の方向を強調するアンテナ重みを取得して夫々重み付け送信を実施してもよいが、実施例1では特に限定しないこととする。
上り通信プログラム608は、通信端末108夫々の信号到来方向を予測し、その方向を強調するアンテナ重みを用いて重み付け受信を実施する。
端末位置情報テーブル609は、端末の位置情報などを格納するテーブルである。
端末位置情報テーブル609などの、通信基地局105の構成と機能については、後にさらに詳細に説明する。
<5.センタ装置の処理詳細>
図3で簡略に説明した処理S303とS304は、センタ装置109の位置情報生成プログラム603により行われる。以下では、位置情報生成プログラム603による処理をより詳細に説明する。
図7は、位置情報生成プログラム603による処理フローである。実線の矢印は処理の流れを、点線の矢印はデータの流れを示す。処理は、センサ107から、センシング結果を受信したタイミングで開始する。先に述べたように、通信端末108の位置はリアルタイムで管理するのが望ましいので、この処理は基本的にリアルタイム処理である。センサ107がカメラの場合には、センシング結果は画像データである。
処理S701では、センシング結果を位置情報に変換する。この位置情報は、センサ107を視点(原点)とした通信端末108の位置情報であり、図4で示した第1の位置情報404に相当する。センサ107が複数ある場合には、センサ毎に行われる。
通信端末108はユーザ101が携帯していることを想定しているため、ここで検出している第1の位置情報404は、ユーザ101の位置情報と等価である。画像データからユーザ101の位置情報を抽出するには、まず、例えばパターンマッチングなどで対象を検出する。対象として人を検出するためには、例えば人体のアウトラインや顔のパターンを照合パターンとして用いる。また、対象との距離情報を取得し、検出した方向や距離を、センサ107を原点とした座標へ変換する。
このような、画像処理技術は、近年自動車の自動運転の分野等で、ディープラーニングを用いたニューラルネットワークによる高度な認識技術が多数提案されており、それらを用いることができる。処理S701の結果、センシング情報に基づいて、一つあるいは複数の通信端末108に対応した、一つあるいは複数の位置情報(図4の第1の位置情報404に相当)が取得される。
次に処理S702では、位置情報テーブル605を更新する。この処理は、処理S701で検出された通信端末108の数だけ、繰り返される。
処理S703では、位置検出した通信端末108に一意の端末IDを付与する。これは、図4で示した端末ID403に相当する。
図8に、位置情報テーブル605の一例を示す。図8の例では、テーブルは図8(a)の第1の位置情報(センサ中心の座標)のための第1の位置情報テーブル605aと、図8(b)の第2の位置情報(通信基地局中心の座標)のための第2の位置情報テーブル605bに分離しているが、一つのテーブルとしても良い。
図8(a)の第1の位置情報テーブル605aでは、処理S703で付与された端末ID801に対して、原点とするセンサ107のセンサID802と、当該センサを中心とした通信端末座標803が格納される。これは、図4で示した第1の位置情報404に相当する。
次に処理S704では、端末ID801ごとに、センサを中心とした通信端末座標803を、通信基地局105を中心とした相対位置へ変換する。これは、図4で示した第2の位置情報405に相当する。この位置座標変換のためには、センサと通信基地局の相対位置を知っておく必要がある。
図9は、センサ107と通信基地局105の相対位置を管理する絶対位置情報テーブル604の一例である。
図9(a)はxy平面座標系でセンサと通信基地局の絶対位置を記述した絶対位置情報テーブル604aである。システム全体で座標系は統一することが便利なので、この場合、上記第1の位置情報や第2の位置情報もxy平面座標系を用いると良い。
図9(a)では、通信基地局105あるいはセンサ107の種別901と、これらを一意に識別するID902に対応して、絶対位置座標903が格納される。図9(a)の例では座標系はxy平面座標系903aであるが、2次元座標に限ることは無く、xyz3次元の座標系を用いても良い。また、他の座標系を用いることもできる。また、原点は任意に設定してよい。図9(a)の例では、通信基地局とセンサを同じ表データに含めているが、別々の表データとしても良い。
図9(b)は、絶対位置情報テーブルの別の例であり、rθφの球面座標系903bでセンサと通信基地局の絶対位置を記述した絶対位置情報テーブル604bである。この場合、上記第1の位置情報や第2の位置情報も球面座標系を用いると良い。
処理S704では、絶対位置情報テーブル604に基づいて、図8(a)のセンサを中心とした通信端末座標803を、通信基地局を中心とした通信端末座標805に変換し、結果を位置情報テーブル605に記録する。その結果、図8(b)の第2の位置情報テーブル605bには、端末ID801に対して、原点とする通信基地局105の基地局ID804と、処理S704の結果得られた当該通信基地局を中心とした通信端末座標805が格納される。
なお、どの通信端末をどの通信基地局に割り当てるかは種々の方法がある。例えば、距離の最も近いもの同士を対応付けることができる。あるいは、フィールドを所定のブロックに分割し、各ブロックを担当する基地局を定めておき、あるブロック内に位置する通信端末は、そのブロックを担当する通信基地局に対応付けることができる。
図7に戻ると、位置情報テーブル605が更新された後、処理S705で、座標変換で求められた通信基地局を中心とした通信端末座標805(第2の位置情報405と等価である)を、通信制御プログラム601を利用して通信基地局105に送信し、処理終了となる。通信基地局105に送信する際には、基地局ID804を参照して、当該通信基地局105に必要な通信端末座標805のみを送信すればよい。
この際、通信端末座標805には端末ID801を付加して、センタ装置と通信基地局で共通の端末IDを用いるようにしても良い。本実施例では、共通のIDを用いることを想定する。
図7の処理は、通信端末108の位置検出を周期的に行う場合には、その周期で繰り返し行われる。
<6.通信基地局の処理詳細>
図10は、通信基地局105による全体処理フローである。実線の矢印は処理の流れを、点線の矢印はデータの流れを示す。このフローは、端末位置情報テーブル更新処理S1002、下り信号通信処理S1004、上り信号通信処理S1006を含む。これらの処理の順番は問わないが、上り信号通信処理S1006の前に端末位置情報テーブル更新処理S1002を行う必要がある。図10のフローは、常時繰り返し行われるフローと考えてよい。
処理S1001では、端末位置管理プログラム606の制御により、センタ装置109から図8の通信端末座標805(図4の第2の位置情報405に相当)の受信があったか判定する。
第2の位置情報405の受信があった場合には、処理S1002にて、端末位置管理プログラム606の制御により、通信基地局105が持つ端末位置情報テーブル609を更新する。
図11は、端末位置情報テーブル609の一例を示す表図である。端末ID1101は、センサからの位置情報に対して1対1に対応して付与され、通信端末を特定するIDである。本実施例では、センタ装置から送られる端末ID801をそのまま用いている。
無線ID1102は、通信が確立された通信端末に対して、リンクを特定するものであり、例えば、通信端末が保持する固有のID(たとえば、MAC(Media Access Control)アドレスやIP(Internet Protocol)アドレス)や、リンクを特定するために付加されたIDを用いる。図11では、端末ID1101と無線ID1102の対応付けがなされているが、実施例1の端末位置情報テーブル609では、無線ID1102は省略しても良い。端末ID1101と無線ID1102の対応付けを利用する例は、実施例2として後に説明する。
端末位置情報テーブル609ではさらに、センタ装置109から受信した第2の位置情報405を、通信基地局から見た方向に変換して方向を示す方向データ1103として格納し、それに対応するアンテナ重み1104を生成して一緒に格納している。
図10に戻り、下り通信プログラム607による処理S1003では、通信基地局105から通信端末108への送信データの有無を判定する。送信データがない場合には、処理S1005へ進み、通信端末108からの受信を待つ。
送信データがある場合には、下り通信プログラム607による処理S1004で、送信データのあて先を確認し、送信先となる通信端末を決定し、無線IDを取得する。送信データがある通信端末は、既に通信が確立されている通信端末であるから、送信データと無線IDの対応付けがなされていることが前提である。送り先の通信端末が複数ある場合は、全ての無線IDを取得する。
そして、取得した無線IDに対応する通信端末108に対して、データを送信する。送り先の通信端末が複数ある場合には、各送信端末に対して送信を行う。本実施例の下り通信信号処理S1004の制御は、従来の技術を踏襲してよい。例えば、通信端末108に向けてデータを送信するためのアンテナは、全方向均等の重みで送信を行ってよい。送信端末への送信の順序は本実施例では特に限定せず、ランダムでよい。
処理S1003で送信データがない場合には、上り通信プログラム608により処理S1005が実行される。処理S1005では、通信端末からの受信信号をモニタする。受信の方法は特に限定しないが、所定の閾値以上の受信信号を得た場合や、同期信号との相関が閾値以上になる信号を受信した場合など、受信のトリガーは方式により任意である。処理S1005において、受信するためのアンテナは全方向均等の重みで受信を行う。受信信号がある場合には、上り信号通信処理S1006を行う。受信信号がない場合には、第2の位置情報受信処理S1001に戻る。
処理S1005により、送信している通信端末108の有無を確認してから、上り通信信号処理S1006を行うので、送信している通信端末108がない場合には上り通信信号処理S1006を省略することができる。ただし、処理S1005を行わずに、常に上り通信信号処理S1006を行うこともできる。
図12は、上り信号通信処理S1006の詳細な処理フローである。通信自体は上り通信プログラム608で実行され、端末位置情報テーブル609の管理は端末位置管理プログラム606により実行される。
このフローは、図11の端末ID1101に対応する通信端末数分、処理S1201から処理S1205が繰り返し行われる。実施例1では、接続すべき通信端末は、例えば図11で端末IDが割り当てられた通信端末の全てであるので、その数だけ繰り返し処理を行う。この通信端末には、これから初期接続を行う通信端末と、既にリンクが確立された通信端末の両方が含まれる可能性がある。
処理S1202では、接続すべき通信端末向けのアンテナ重みを取得する。すなわち、上り通信の送信元となる端末IDに基づいて、端末位置情報テーブル609を検索し、対応するアンテナ重みを取得する。
処理S1203では、取得した重みで各アンテナの受信信号を合成する。この結果、処理S1005で受信した受信信号より、高品質の信号を受信することができる。以上の処理により、通信基地局105は通信端末108の夫々に対して受信感度を向上させることができる。
処理S1204では、端末位置管理プログラム606が、受信された信号にもとづいて、それが初期接続信号かどうかを判定する。受信信号の判定は、受信電力や読み取ったヘッダ情報に基づいて行うことができる。初期接続信号であった場合には、処理S1205で、その通信端末108との間でリンクを確立し、新たな無線IDを割り当てる。図12の例では、図11の端末位置情報テーブル609で、端末ID1101に無線ID1102を対応付けている。
リンクを確立する手法は、従来技術を踏襲してよい。初期接続信号でなかった場合、すなわち、通常の上りのデータ通信である場合は、処理S1206でデータ受信処理を行う。データ通信の場合は、受信信号には送信元の無線IDが含まれる。データ受信については従来技術を踏襲してよい。
以上の処理を一つの通信端末について完了したら、次の通信端末に対して処理S1202以降を実行し、同様にアンテナを重み付けして、受信を試みる。
図13は、実施例1の動作を示す概念図である。本実施例では、画像データ等のセンシング信号に基づいて、通信基地局105が通信端末108毎のアンテナ重みを設定して上りの通信を行うことで、初期接続信号同士、および初期接続信号とデータ信号の衝突を低減することができる。
また、このとき、通信端末108が検知されなかった方向には、アンテナ重みを設定する必要がないので、センシング信号を用いずに全方位に順番に通信を試みる方式に比べ、スループットが向上する。
なお、従来技術として、通信端末が初期接続しようとするときに、送信中に衝突を検出し、衝突を検出したら通信を中止し、待ち時間を挿入する搬送波感知多重アクセス(CSMA/CA:Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)と呼ばれる技術がある。CSMA/CAでは待ち時間によりスループットが低下するが、上記実施例の方式では初期接続時の衝突をアンテナの重み付けで回避し得る。そこで、通信端末側のCSMA/CA処理では、他の通信端末の送信を判定する閾値を上げて、CSMA/CAによる待ち時間発生を抑制することが好ましい。
実施例1の通信基地局105の端末位置情報テーブル609(図11)では、端末ID1101と無線ID1102が対応付けられている。ただし実施例1では、この対応は図10のフローごとに生成され、新たなフローでは対応が維持されない。
なぜならば、端末ID1101と無線ID1102の対応付けを恒常的に維持するには、処理S1001で受信された第2の位置情報が、既存の端末位置情報テーブル609のどのデータに対応するかを識別する必要があるからである。実施例1では、図8の端末ID801は、センタ装置109においてセンシング結果を元にその都度生成されており、必ずしも、通信基地局105の端末位置情報テーブル609に格納済みの端末ID1101と対応していないことに留意されたい。
したがって、実施例1では、端末ID801,1101は、図7のフローを繰り返すたびに新しく処理S703で割り当てられたものを用いることになる。この場合、図10に示したフローにおける、処理S1002で更新される端末位置情報テーブル609の端末ID1101も、図10のフローが繰り返されるごとに、初期化されることになる。
実施例2では、センシングの周期が変わっても、同じユーザ101に対しては同じ端末IDを使用する例を説明する。これにより、上り信号における処理量削減や、下りの空間分割通信が可能となる。同じ端末IDを使用するためには、図7の端末ID割り当て処理S703において、新たにセンスされた位置情報が、既存の位置情報(例えば図8(a))のどの端末ID801に対応するかを判定する必要がある。実施例2では、そのため実施例1の図7の処理に追加の処理を加える。また、図8の第1の位置情報テーブル605aに追加のデータを加える。以下、追加の部分について特に説明する。
図14は、本実施例で用いられる第1の位置情報テーブル605aaの一例である。図8(a)との差異を説明すると、端末ID801毎に特徴量1401を格納している点が異なる。センシング情報が画像の場合を例にとると、特徴量1401は、例えばユーザ101の画像情報から抽出した大きさ、色、形などの特徴量であり、通信端末座標803と対応させたデータとする。特徴量1401の抽出は、図7の処理S701に含める。
図15は、図7の端末IDを割り当てる処理S703の詳細フローである。実施例2では、図7のS701の処理において、センシング結果の位置情報に対応付けて、当該位置情報を持つユーザの特徴量を抽出している。処理1501では、第1の位置情報テーブル605aaの既存の位置情報の特徴量1401と、S701の処理で抽出された特徴量の同一(あるいは類似)判定を行う。
処理S1502で、同一の特徴量を持つ端末IDが第1の位置情報テーブル605aaにあると判定された場合、その特徴量に対応付けられた新しい位置情報によって、第1の位置情報テーブル605aaの当該端末ID801に対応する通信端末座標803を更新する。
処理S1502で、同一の特徴量1401を持つ端末ID801が第1の位置情報テーブル605aaにないと判定された場合、新たなユーザ101が検出されたものとして、第1の位置情報テーブル605aaに新たな端末ID801を通信端末座標803および特徴量1401と共に登録する。
実施例2によると、特徴量1401に基づいて、前回の画像データ中のユーザ101と、今回の画像データの中のユーザ101の同一性を判断している。このため、センタ装置の第1の位置情報テーブル605aaは、既存の端末ID801と通信端末座標803の対応関係を引き継ぐことができる。そして、第2の位置情報テーブル605bでも、既存の端末ID801と通信端末座標803の対応関係を引き継ぐことができる。
なお、同一のユーザ101が、前回のセンシング時と異なるセンサ107で検出されることもあるので、端末ID801とセンサID802の対応は変化することがある。
端末ID801と通信端末座標803を受信した通信基地局105では、端末位置情報テーブル609で受信した端末IDと同じ端末ID1101を検索し、同じ端末IDを持つデータを更新する。すなわち、センタ装置109から受信した第2の位置情報を、通信基地局から見た方向に変換して方向を示す方向データ1103として格納し、それに対応するアンテナ重み1104を生成して一緒に格納する。
もし、端末位置情報テーブル609で受信した端末IDと同じ端末ID1101が端末位置情報テーブル609にない場合も、上記と同様に方向データ1103と、アンテナ重み1104を格納する。ただし、その場合は、新しい端末IDが追加されることになり、それはリンクが確立していない新しい通信端末であるので、この時点では無線ID1102は付与されない。
このように端末位置情報テーブル609を更新することにより、端末位置情報テーブル609では、端末ID1101と無線ID1192の関係性が保たれるので、通信基地局105は、通信前にどの端末IDの通信端末が接続完了済みかを知ることができる。
図16は、端末ID1101と無線ID1102の対応関係が端末位置情報テーブル609で維持されている場合の、上り信号通信処理S1006部分の変形例を示すフロー図である。その他の部分は、図10の処理のとおりでよい。
処理S1601では、端末位置情報テーブル609のデータから、無線ID1102に対応付けられていない端末ID1101を抽出する。これにより、センシング信号で検出された通信端末のうち、接続が確立されておらず、初期接続が必要な通信端末が抽出される。
処理S1201で抽出された通信端末数分、処理S1602から処理S1604が繰り返し行われる。
処理S1603では、端末位置情報テーブル609から当該端末ID1101に対するアンテナ重み1104を取得する。
処理S1604で、取得した重みにより、各アンテナの受信信号を合成する。
処理S1605で、初期接続信号の有無を判定し、初期接続信号がある場合には、処理S1606で当該通信端末とのリンクを確立し、端末IDに新たな無線IDを割り当てる。初期接続信号がない場合には、次の端末IDについて同様に処理を行う。
端末IDに新たな無線IDを割り当てた場合には、端末位置管理プログラム606によって、端末IDと無線IDの対応付けを行う。すなわち、初期接続信号の場合には、発信元である通信端末108はまだ通信未確立の通信端末であるため、通信確立前あるいは後に、端末位置情報テーブル609の端末ID1101に対して、通信リンクを識別する無線ID1102を新たに割り当てて、端末位置情報テーブル609を更新する。
図16には示していないが、既に無線IDを持つ端末IDに対しては、上りのデータ通信が行われる。上りのデータ通信は、従来技術と同様に行ってよい。あるいは、図16の通信方法と同様に、端末ID1101に対応するアンテナ重み1104を取得し、指向性のある受信を行っても良い。指向性のある受信を行えば、上りデータに対しても空間分離が可能となり、SN比が向上する。
以上説明した実施例2では、上り通信制御において初期接続を行おうとしている通信端末を抽出して受信を行うため、上りのデータ通信と初期接続の通信を分離して行うことができる。このため、初期接続の処理を優先して行うこともできる。
実施例1および実施例2では、上り通信処理について、アンテナ重みを制御した。実施例2のように、端末ID1101と無線ID1102の対応関係が端末位置情報テーブル609で維持されている場合、同様の手法を下り通信処理について用いることもできる。
図17は、図10の下り信号通信処理S1004の部分の変形例である。その他の部分は、実施例1または実施例2と同様でよい。
処理S1701では、下りのデータ送信の送信先となる通信端末108を一つまたは複数決定する。送信先となりうる通信端末は、既にリンクが確立されている通信端末であるから、対象となる通信端末108は、端末位置情報テーブル609の無線ID1102によって特定される。
処理S1702以下では、対象となる通信端末108の数だけ繰り返し処理が行われる。処理S1703では、送信先となる無線ID1102に基づいて、端末位置情報テーブル609を検索し、対応するアンテナ重み1104を取得する。処理S1704では、アンテナ重み1104に基づいて、アンテナを重み付けする。処理S1706では、重みに従って下り通信を行う。
端末ID1101と無線ID1102の対応関係が端末位置情報テーブル609で維持されている場合には、無線IDによって下りデータの送信先の端末の位置が判明し、アンテナの重み付けが可能となる。本実施例により、下り通信時、たとえば通信端末108へのデータ送信時の空間分割通信も可能となる。
実施例1では、センサ107はカメラを想定し、センシング信号は画像データ信号とした。実施例2では、センサ107に集音マイクを想定し、センシング信号は音の信号を想定する。
音は基本的に到来方向の情報しか得られず、距離の情報が得られない。このため、実施例1のように、センサ107から見た方向から、通信基地局105から見た方向へ直接変換はできない。このため、他の情報を考慮して、通信端末108の座標を推測してから座標変換を行うとする。
例えば、音の大きさから距離を予測し、音源の方向と距離から座標へ変換する。また、レイアウト情報に基づき端末が存在し得る位置を限定して座標を予測する。例えば、図1の例では、通信端末108が存在しえる座標は、通路102の範囲に限定される。従って、システムが設置される場所のレイアウト情報を用いて、通信端末108の座標を絞り込むことができる。他の動作は実施例1等と同様である。
図18は、本実施例で用いられるセンタ装置の位置情報テーブル605の例である。端末ID801に対して、センシング情報から得られるセンサからの方向(第1の位置情報)1801、上記手法で推測した予測座標1802、絶対位置情報テーブル604の情報に基づいて座標変換された、基地局からの方向(第2の位置情報)1803を格納している。通信基地局105は、基地局からの方向(第2の位置情報)1803を受け取り、これに基づいてアンテナの重み設定を行う。
実施例5は、センシング情報を活用して、通信端末との通信の条件、例えば優先度の設定を制御する例である。
図19は、本実施例でセンタ装置109が管理する位置情報400の例を示す表図である。図4との差異について特に説明すると、図19の例では、端末IDごとにセンシング情報から得られた属性情報1901を付加している点が異なる。
すなわち、本実施例では各通信端末の位置情報に加え、属性情報1901を管理する。これらの属性情報は、例えばセンタ装置109によって、画像データから公知の種々の画像処理を利用して抽出することができる。例えば、属性情報としては、ユーザ101の性別、年齢、移動速度等を抽出することができる。また、複数の異なる種類のセンサからの情報を総合して、属性を決めることもできる。例えば、音センサの情報を利用すると、大きな音を出す対象(例えば緊急車両)を識別することができる。
センタ装置109は、属性情報1901を端末ID403とともに通信基地局105に送信する。通信基地局105は、例えば、端末位置情報テーブル609のデータに属性情報1901を含める。通信基地局105は、既に説明した上りあるいは下りの通信制御時に、複数の通信端末について、属性情報に基づいた優先順位付けを行うことができる。
例えば、実施例1等の改札口の例では、移動速度の速いユーザは、早く改札口に到達するので、優先的にリンクを確立することが望ましい。一般に、大人など体格の大きいユーザは、歩行速度が速いのでユーザの属性として「大きさ」を用い、大きいユーザには優先的に初期接続を行う。
また、自動車を例に取れば、消防車や救急車などの緊急車両を識別して、これら緊急車両の通信を優先することができる。
また、通信の高優先/低優先のプランを、例えば赤外線ビーコンをユーザに持たせて識別できるようにしておき、これをセンサで検知して、通信リソースを優先/非優先で割り当てることができる。
図20は、通信基地局が格納する端末位置情報テーブル609の一例を示す。図11の例との差異について特に説明すると、属性情報1901に基づき通信パラメータを管理している点が異なる。例えばグループID2001は、マルチキャスト用のグループを区別するものであり、例えば、大人と子供を大きさで区別し、大人をグループ1、子供をグループ2に分類し、異なる情報を配信する。
また、通信のスケジューリングの優先度を定める優先度情報2002を付加することもできる。たとえば、ある端末を持っている人は高優先にするなどである。
実施例1〜実施例3では、通信端末108の座標を推定し、推定した座標に基づいて通信基地局105のアンテナの重みを制御した。しかし、通信端末の座標を検出することは必須では無く、通信端末の位置と通信基地局のアンテナの方向の関係がわかれば、同様の効果が達成できる。
すなわち、予め通信基地局105のアンテナの指向性に基づいて、通信可能範囲を複数のエリアに分割しておく。そして、各エリアに対応してアンテナの重みを定めておく。通信制御時には、通信端末108が、いずれのエリアに存在するかを検出し、当該通信端末が存在するエリアに対応してアンテナの重みを定めればよい。
以上の実施例で詳細に説明したように、通信基地局が通信端末のいる位置を予め知らない場合には、全方向に均等なアンテナ重みを設定する必要があり、初期接続の通信の衝突が起きる可能性があった。また、衝突を避けるために、通信範囲を限定して全ての範囲をスキャンするように順次通信を行えば、スループットが低下する。
これに対し実施例の技術によれば、通信基地局がセンシング情報により、通信端末のいる場所あるいは範囲を予め把握しているので、その範囲の受信強度を事前に高めることができ、効率的に初期接続の衝突を避けることができる。また、センシング情報から得られる特徴量や属性情報を用いれば、さらに効率的な通信の制御が可能となる。
また、接続確立済みか否かなどの指標に基づき、試行範囲を限定することが可能である。たとえば、接続未確立の通信端末に限定して処理を行えば、初期接続の処理を優先的に行い、初期接続時の衝突を避けることができる。
接続確立済みのデータ通信に対しても同様の処理を行えば、データ通信時の空間分割通信が可能となり、データ同士あるいはデータと初期接続信号の衝突を防ぐこともできる。また、初期接続に続いて行うデータ送受信においても、前記位置情報に基づいて端末各々の方向の受信強度を高めることができる。上り信号の空間分割通信には到来方向推定などの信号処理が、下り信号の空間分割通信にはPMI(Precoding Matrix Indicator)のフィードバック処理などが従来行われているが、本実施例によれば、それらの処理を省略することができる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることが可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の実施例の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
ユーザ101、通信基地局105、通信端末106、センサ107、センタ装置109

Claims (10)

  1. 基地局と複数の端末との間で無線通信を行う通信システムであって、
    前記端末を検知して検知情報を得るセンサと、
    前記検知情報から前記端末それぞれの位置情報を生成する位置情報生成部とを備え、
    前記基地局は前記位置情報に基づいて受信感度に指向性を持たせ、複数の前記端末から送信される初期接続信号を受信し、夫々の前記端末との通信リンクを確立するものであり、
    前記基地局は複数のアンテナを具備し、前記複数のアンテナのそれぞれは、予め設定された前記基地局の通信可能範囲に進入した前記複数の端末に対して、前記位置情報に基づいて、所定の方向の受信感度を強め、他の方向の受信感度を弱めることにより、選択的に前記初期接続信号の受信を行う、
    通信システム。
  2. 前記センサは、前記検知情報を前記位置情報生成部へ送信し、
    前記位置情報生成部は、受信した検知情報に基づき、前記基地局毎に前記位置情報を生成して、該当する基地局へ送信する、
    請求項1記載の通信システム。
  3. 前記位置情報生成部は、前記基地局と前記センサの位置関係を示す情報を利用して、前記検知情報に基づいて生成した第1の位置情報を、前記基地局を基準とした第2の位置情報に変換し、該当する基地局へ送信する、
    請求項2記載の通信システム。
  4. 前記検知情報は画像データであり、
    前記位置情報生成部は、前記検知情報に基づいて前記端末の夫々を特定する特徴量を抽出し、当該特徴量を前記位置情報に対応付ける、
    請求項2記載の通信システム。
  5. 前記検知情報は画像データであり、
    前記位置情報生成部は、前記検知情報に基づいて前記端末の夫々に関連する属性を抽出し、当該属性を前記位置情報に対応付ける、
    請求項2記載の通信システム。
  6. 前記基地局は前記位置情報に基づいて受信感度に指向性を持たせ、複数の前記端末から送信されるデータ信号を受信する、
    請求項1記載の通信システム。
  7. 前記基地局は前記位置情報に基づいて送信強度に指向性を持たせ、複数の前記端末へデータ信号を送信する、
    請求項1記載の通信システム。
  8. 前記位置情報は、
    直交座標系で示される直交座標、球面座標系で示される球面座標、方向、距離、角度、および範囲の少なくともひとつを含む、
    請求項1記載の通信システム。
  9. 複数の受信アンテナを備え予め設定された通信可能範囲を有する通信基地局と、前記通信可能範囲に進入し前記通信基地局と通信する複数の通信端末と、前記通信基地局と接続されるセンタ装置と、前記センタ装置と接続されるセンサを用い、前記通信基地局と前記通信端末との間で初期接続を行う通信方法であって、
    前記センサが、前記通信端末を検知して検知情報を得る第1のステップ、
    前記センサが、前記検知情報を前記センタ装置へ送信する第2のステップ、
    前記センタ装置が、前記検知情報から、前記センサを基準とした前記通信端末それぞれの位置を示す第1の位置情報を生成する第3のステップ、
    前記センタ装置が、前記第1の位置情報から、前記通信基地局を基準とした前記通信端末それぞれの位置を示す第2の位置情報を生成する第4のステップ、
    前記センタ装置が、前記第2の位置情報を前記通信基地局へ送信する第5のステップ、
    前記通信基地局が、前記第2の位置情報に基づいて、前記複数の受信アンテナの重み付けを制御し、前記複数の受信アンテナのそれぞれが、前記通信可能範囲に進入した前記複数の通信端末に対して、所定の方向の受信感度を強め、他の方向の受信感度を弱めることにより、選択的に前記通信端末からの初期接続信号を受信して前記初期接続を行う第6のステップ、
    を備える通信方法。
  10. 前記センサがカメラであり、
    前記検知情報が画像データであり、
    前記第3のステップにおいて、前記センタ装置は、前記画像データから前記通信端末に関連する特徴量および属性の少なくともひとつを抽出し、
    前記特徴量および属性の少なくともひとつは、前記第1の位置情報と関連付けて記憶される、
    請求項9記載の通信方法。
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