JP6731220B2 - 調停兼多重化回路 - Google Patents

調停兼多重化回路 Download PDF

Info

Publication number
JP6731220B2
JP6731220B2 JP2015131696A JP2015131696A JP6731220B2 JP 6731220 B2 JP6731220 B2 JP 6731220B2 JP 2015131696 A JP2015131696 A JP 2015131696A JP 2015131696 A JP2015131696 A JP 2015131696A JP 6731220 B2 JP6731220 B2 JP 6731220B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arbitration
multiplexing
levels
level
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015131696A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016018563A (ja
Inventor
ラーマン ラケシュ
ラーマン ラケシュ
デイヴィッド トゥーン アンドリュー
デイヴィッド トゥーン アンドリュー
ジェン クオンフイ
ジェン クオンフイ
Original Assignee
エイアールエム リミテッド
エイアールエム リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エイアールエム リミテッド, エイアールエム リミテッド filed Critical エイアールエム リミテッド
Publication of JP2016018563A publication Critical patent/JP2016018563A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6731220B2 publication Critical patent/JP6731220B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/14Handling requests for interconnection or transfer
    • G06F13/36Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system
    • G06F13/362Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system with centralised access control
    • G06F13/364Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system with centralised access control using independent requests or grants, e.g. using separated request and grant lines
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/14Handling requests for interconnection or transfer
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/48Routing tree calculation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Bus Control (AREA)

Description

本開示は、データ処理システムの分野に関する。より具体的には、本開示は、複数の入力間の調停と、この複数の入力のうちの出力を提供する少なくとも1つの選択とを実施するための調停兼多重化回路に関する。
調停兼多重化回路を設けることが知られている。調停兼多重化回路の1つの既知の形式は、添付の図面の図1に図示されるとおりである。この例では、アービタ2はマルチプレクサ4と直列に配置されている。アービタ2は、それらの間で調停が必要とされる入力のいずれがデータを送信しているかを示す複数のリクエストを受信する。アービタ2は、どのような調停アルゴリズムが用いられていようと、それに従って調停を実施し、入力の1つを選択するグラント信号を生成する。グラント信号はマルチプレクサ4に供給され、マルチプレクサ4からの出力となる適切な入力を選択するようマルチプレクサ4を制御する。図1の回路の動作に関連する処理の遅延は、少なくとも、アービタ2が調停動作を実施するのに要する時間に、それが調停を終了した後にアービタ2によって生成されたグラント信号に応じてマルチプレクサ4が選択動作を実施するのに要する時間を合計した時間である。
米国特許出願公開第2013/0318270号明細書
図1に示す回路の、順次実施される調停兼多重化動作に要する時間は、たとえば、クロック周波数を制限し、及び/又は、動作が複数のクロック周期に広がって待ち時間を増加させるよう要求するなど、システム性能の制限となり得る。
本開示の少なくともいくつかの例示の実施例は、複数の入力間の調停と、前記複数の入力のうちの出力を提供する少なくとも1つの選択とを実施するための調停兼多重化回路を提供し、前記調停兼多重化回路は、
1より大きい整数であるX個の調停のレベルを有する調停のツリーの回路と、
1より大きい整数であるY個の多重化のレベルを有する多重化のツリーの回路とを備え、
(i)前記Y個の多重化のレベルは、前記多重化のレベルの第2のセットの上流に前記多重化のレベルの第1のセットを含み、
(ii)前記多重化のレベルの前記第1のセットは前記X個の調停のレベルの少なくともいくつかと並行して動作するように構成され、それにより多重化のレベルの前記第1のセットが前記X個の調停のレベルによって実施される前記調停と並行して部分的な選択を実施するように構成され、
(iii)前記多重化のレベルの前記第2のセットは前記X個の調停のレベルに連続して動作するように構成され、それにより多重化のレベルの前記第2のセットが、前記調停の完了に続いてかつ前記調停に依存して、前記選択を完了して前記出力を提供する。
本開示の少なくともいくつかの更なる例示の実施例は、複数の入力間の調停と、前記複数の入力のうちの出力を提供する少なくとも1つの選択とを実施するための調停兼多重化回路を提供し、前記調停兼多重化回路は、
1より大きい整数であるX個の調停のレベルを有する、前記調停を実施する調停のツリーの手段と、
1より大きい整数であるY個の多重化のレベルを有する、前記選択を実施する多重化のツリーの手段とを備え、
(i)前記Y個の多重化のレベルは、前記多重化のレベルの第2のセットの上流に前記多重化のレベルの第1のセットを含み、
(ii)前記多重化のレベルの前記第1のセットは前記X個の調停のレベルの少なくともいくつかと並行して動作するように構成され、それにより多重化のレベルの前記第1のセットが前記X個の調停のレベルによって実施される前記調停と並行して部分的な選択を実施するように構成され、
(iii)前記多重化のレベルの前記第2のセットは前記X個の調停のレベルに連続して動作するように構成され、それにより多重化のレベルの前記第2のセットが、前記調停の完了に続いてかつ前記調停に依存して、前記選択を完了して前記出力を提供する。
本開示の少なくともいくつかの更なる例示の実施例は、複数の入力間の調停と、前記複数の入力のうちの出力を提供する少なくとも1つの選択とを実施するために調停兼多重化を行う方法を提供し、前記方法は、
1より大きい整数であるX個の調停のレベルを有する調停のツリーの回路によって前記調停を実施するステップと、
1より大きい整数であるY個の多重化のレベルを有する多重化のツリーの回路によって前記選択を実施するステップとを含み、
(i)前記Y個の多重化のレベルは、前記多重化のレベルの第2のセットの上流に前記多重化のレベルの第1のセットを含み、
(ii)前記多重化のレベルの前記第1のセットは前記X個の調停のレベルの少なくともいくつかと並行して動作し、それにより多重化のレベルの前記第1のセットが、前記X個の調停のレベルによって実施される前記調停と並行して部分的な選択を実施し、
(iii)前記多重化のレベルの前記第2のセットは前記X個の調停のレベルに連続して動作し、それにより多重化のレベルの前記第2のセットが、前記調停の完了に続いてかつ前記調停に依存して、前記選択を完了して前記出力を提供する。
本開示の上記及び他の目的、特徴及び利点は、添付の図面に関連して解釈される例証的な実施例に関する後述の詳細な記載から明らかとなるであろう。
マルチプレクサと直列のアービタを概略的に示す図である。 異なる幅のマルチプレクサの論理深さ(logic depth)を概略的に示す図である。 調停兼多重化回路の第1の例示の実施例を概略的に示す図である。 調停兼多重化回路の第2の例示の実施例を概略的に示す図である。 調停兼多重化回路の第3の例示の実施例を概略的に示す図である。 図3、図4及び図5に示す実施例の動作を概略的に示す流れ図である。 最後の多重化動作が後に続く、多重化のツリー(multiplexing tree)と調停のツリー(arbitrating tree)の並行動作を概略的に示す図である。
本技術は、調停のツリーと並行して多重化のツリーを部分的に動作させることによって、調停兼多重化回路をより高速かつより効率的にすることができるということを認めている。このことは、調停のツリーと並行して、多重化の動作の最初のステージがタイミングの観点から「隠される」ことで、調停が完了された時点で必要とされる最終の多重化の幅を減少させることができる。本技術を利用すると、このようなアプローチはこの分野の従事者に毛嫌いされるであろうと通常考えられている態様で多重化のツリーのゲートの深さが全体的に深くなる傾向があるが、本技術は、このより深い多重化のツリーの十分な部分が調停のツリーの動作と並行して隠され、全体的な高速化及び効率化が達成され得るということを認めている。
いくつかの例示の実施例では、YはXより小さく、このことは多重化のツリーが調停のツリーよりも少ないレベルを備えることを示している。より具体的には、いくつかの例示の実施例では、多重化のレベルの第1のセットは、X/2以上の最小の整数個の数のレベルを含む。調停が完了した後に実施される最後の多重化は単一のマルチプレクサのレベルで実施されるかもしれず、実際、調停を実施する調停のツリーと並行して実施される多重化のレベルの第1のセット内にほぼ半分の数の多重化のレベルがあるとき、調停のツリーと並行して実施される多重化のレベルは相互につりあいがとれているということが明らかになっている。
いくつかの実施例では、多重化のレベルの第2のセットを形成する単一の多重化のレベルは、調停の完了時に生成される最終スイッチング信号によって切り替えられる最後のマルチプレクサを備えてよい。この最終スイッチング信号は、生成された調停結果を直接に表すものではないかもしれないが、最終スイッチング信号が最後のマルチプレクサを制御するのに用いられ得る規定値を有するようにするために、完全な調停が完了されていることを必要とする。
最後のマルチプレクサは、P入力のマルチプレクサであってよい。このP入力のマルチプレクサは、調停のツリーの回路と並行して動作している多重化のレベルの第1のセット内で用いられるマルチプレクサよりも幅広であってよい。調停のツリーの回路と並行して動作する(すなわち、多重化のレベルの第1のセット内の)マルチプレクサは、Q入力のマルチプレクサであってよい。いくつかの効率的な実施例は、このようなマルチプレクサを実装するのに典型的に使用されるトランジスタの特性に適しているという理由で、4入力マルチプレクサを用いる。
第1のセットの多重化のレベル内のQ入力のマルチプレクサは、調停の完了に先立って生成されるそれぞれの中間スイッチング信号によって切り替えられ得る。調停のツリーの回路内の調停のレベルは、調停が部分的に実施されると、これらの中間スイッチング信号を生成することができ、したがって、調停の終了に先立って選択を部分的に実施し、選択される必要がある実際の個々の入力又は入力群の最終決定を行うことが可能になる。
いくつかの実施例では、X個の調停のレベルは複数のQ入力のアービタを備えてよい。並行して動作する調停のツリーの回路及び多重化のツリーの回路の一部においてアービタの幅をマルチプレクサの幅に一致させることにより、中間スイッチング信号の生成を単純化し、Q入力のアービタが直接的かつ効率的な方法でそれぞれのQ入力のマルチプレクサを制御することが可能になる。
種々のマルチプレクサ及びアービタの幅はさまざまであり得る。いくつかの効率的な例示の実装例は2のべき乗の幅を用い、特に、前述したように、4の幅を用いる。
Rの値が、並行して動作するアービタ及びマルチプレクサの幅の2を底とする対数である場合、いくつかの効率的な実施例では、Q入力のマルチプレクサは、1つのANDゲートとR個のORゲートに対応する論理深さを有する。
実施する多重化の度合い(基数)に比較して消費する論理深さの点で、より幅広のマルチプレクサがより効率的であるのが一般的であるが、本技術は、最後のマルチプレクサがより幅広かつ効率的にされ得る一方で、より狭く、その結果、より効率の悪いマルチプレクサが、調停のツリーの回路の動作と並列に隠され得ることを認める。とりわけ、最後のP入力のマルチプレクサは、Sをlog(P)以上の最小の整数値として、1つのANDゲートとS個のORゲートとに対応する論理深さを有することができる。
いくつかの例示の実施例では、調停兼多重化回路は、複数の入力のそれぞれが、それがアクティブであり、調停の対象とすべきであることを示す、対応するアクティブ信号を備えるように配置されてよい。このような状況において、調停のツリーの回路は、複数のアクティブ信号に直接に依存して調停を完全に実施するように配置されてよい。したがって、調停兼多重化回路に提示されるアクティブ信号は、調停兼多重化回路の動作が開始できるための何らかの前処理又は他の操作を必要としない。これにより、調停兼多重化回路の待ち時間が短縮される。
実施される調停は、さまざまな異なるアルゴリズムに基づいていてよいことが理解されよう。たとえば、調停は、擬似最長時間未使用アルゴリズム(擬似LRUアルゴリズム、P−LRUアルゴリズム)、最長時間未使用アルゴリズム(LRUアルゴリズム)、公正な調停アルゴリズム(たとえば特許文献1に記載されているものなどであり、その内容は参照により本明細書に組み込まれる(たとえば、弱公正な調停アルゴリズム及びその実装についての記載))、又はランダム・アルゴリズムに基づいて実施されてよい。調停のツリーの回路はまた、調停の完了時に調停結果信号を生成するようにも構成されてよい。この調停結果信号は、複数の入力の内のどれが出力を与えるために選択されたかを示すことができる。このような調停結果信号は、たとえば、選択された入力信号のソースにアクノレッジするために使用され得、そしてその結果ディアサートされ得る。
図2は、2入力マルチプレクサ6及び4入力マルチプレクサ8の例示の実施例を概略的に示す。図に見られるように、2入力マルチプレクサ6は、ORゲート12の2番目のレベルがその後に続くANDゲート8、10の1番目のレベルを備える。したがって、2入力マルチプレクサ6の論理深さは、1つのANDゲート8、10、及び1つのORゲート12である。
4入力マルチプレクサ8は、ORゲート22、24、26の2つのレベルがその後に続くANDゲート14、16、18、20の1番目のレベルを備える。4入力マルチプレクサの論理深さは、1つのANDゲート14、16、18、20と、2つのORゲート22、24、26とである。4入力マルチプレクサ8を越えてマルチプレクサの基数が引き続いて倍になるにつれて、ORゲート22、24、26のレベルの数はその度に1つずつ増加するが、ANDゲート14、16、18、20の1つのレベルのみが必要なままであることが理解されよう。したがって、直列に接続された基数のより小さいマルチプレクサのより多くの数のレベルよりも、より少ないより高い基数のマルチプレクサを利用することが、動作速度の点から、より効率的(より高速)である。
図3は、調停兼多重化回路28の第1の例示の実施例を概略的に示す。この調停兼多重化回路28は、アービタ30、32、34、36、38、40、42、44、46、48、50、52、54、56及び58を含む調停のツリーの回路を含む。これらはそれぞれ、基数2のアービタである。アービタ30から58は、4つのレベルの調停のツリーの回路として配置されている。アービタの各レベルは、一連のORゲート62を介して送られるレディ信号60からその入力を受信する。したがって、任意の所与のレベルにおける調停は、前のレベルにおける調停が完了するまで待機する必要はなく、むしろ、レディ信号60が修正された形で、介在するORゲート62を介してその調停のレベルに伝播するまでの待機のみを必要とする。調停のツリーの回路の全体は、示されるとおり、レベルA、B、C及びDを連続的に含む。完了したときの最終の調停の結果は、出力64上に、ワンホット信号として調停結果を生成する。
アービタ54、56及び58からの出力はANDゲート(図示せず)を介して結合されて、多重化の最終レベルが完了したときに選択された出力68を出力する役割を担う最後のマルチプレクサ66に供給されるワンホット最終選択信号を生成する。最後のマルチプレクサ66は調停が完了するまでその選択を行わず、アービタ58によって実施される調停の最終レベルに依存する最終スイッチング信号が供給される。
この例示の実施例において分かるように、調停のレベルA及びBと並列に、マルチプレクサ70、72、74、76、78、80、82、84、86、88、90及び92を含む多重化のレベルが配置される。これらのマルチプレクサ70から92のそれぞれは2入力マルチプレクサを含み、すなわち、それぞれのマルチプレクサの近位に図示され、かつ関連するマルチプレクサ70から92を切り替えるための対応する中間スイッチング信号を生成する、関連するアービタ30から52と同じ基数を有する。
図示された実例では、調停のツリーの回路は4つの調停のレベルを含み、したがって、X=4である。多重化のツリーの回路は3つの多重化のレベルを含み、したがって、Y=3である。この多重化のツリーの回路は、マルチプレクサ70から92を含む多重化のレベルの第1のセット(すなわち2つのレベル)と、最後のマルチプレクサ66を含む多重化のレベルの第2のセット(すなわち、1つの多重化のレベル)とに分けられる。マルチプレクサ70から92を含む多重化のレベルの第1のセットは、調停のツリーの回路の4つのレベルの動作と並行して動作し、その部分的な選択を実施する。この多重化のレベルは、調停のレベルより低速であり(論理的により深く)、したがって、多重化のレベルの第1のセットの出力は、調停の結果が完了するのとほぼ同時に利用可能となるタイミングになる。次に、調停の結果が、最後のマルチプレクサ66(多重化のレベルの第2のセット)に最終スイッチング信号を供給するために用いられ得る。多重化のレベルの第2のセットは選択を完了し、出力68を生成する。この最終選択は、多重化のレベルの第2のセットによって実施される選択より前に完了する調停に依存して、その完了の後に続くものである。
いくつかの例示の実施例では、部分的な選択のずっと前に調停が終了していることなく、最大数の多重化のレベル(タイミングの点では隠され得る)が調停と並行して動作するように、多重化のレベルの第1のセットの動作の速度と調停のツリーの回路の動作の速度とのバランスを取ることができる。したがって、調停が終了し、最終選択を実施するために調停結果が利用できるときには、部分的な多重化は既に実施されていて(又は、ほとんど終了していて)、最後のマルチプレクサ66に切り替えられ得る。最後のマルチプレクサ66は、既に行われている部分的な多重化のためにより狭くなり得るので、この最後のマルチプレクサ66の論理深さは、完了した調停に続いて多重化の全てのレベルが実施される必要がある場合(たとえば、図1に示すとおり)より小さい。したがって、調停と選択の両方を完了するのに要する全体の時間は短縮され得る。多重化のレベルの第1のセット内のレベルの数が調停のツリーの回路内のレベルの数の半分であるとき、たとえば、第1のセット内のレベルの数が調停のツリーの回路内のレベルの数の半分以上の最小の整数であるとき、多重化のレベルの第1のセットの動作の速度と調停のツリーの回路との間に良好なバランスが見出されている。
図3に示す実例は、基数2のアービタ及びマルチプレクサを用いるが、いくつかの他の実施例では、論理深さと容易な実装との間により良好なバランスを与えるものとして、基数4のマルチプレクサ及びアービタが用いられてもよい。
アービタ30から58によって実施される調停は、さまざまな異なる調停アルゴリズムに従って実施され得る。たとえば、これらのアルゴリズムは、擬似最長時間未使用アルゴリズム、最長時間未使用アルゴリズム、公正な調停アルゴリズム及びランダム・アルゴリズムを含んでよい。弱公正な調停アルゴリズムは公正な調停アルゴリズムの一例であり、このような弱公正な調停アルゴリズムは、上記で参照された特許文献1に記述され、これは、参照により全体として本明細書に組み込まれる(特に、記載された弱公正な調停アルゴリズムの動作及び実装についての議論)。
図4は、調停兼多重化回路94の第2の例示の実施例を概略的に示す。この実例では、回路の一部分のみが、信号経路の1つの例に続いて、示されている。この実例における調停兼多重化回路94は128個の入力を受信し、調停のレベル及び多重化のレベルのそれぞれにおいて基数2のアービタ及びマルチプレクサを用いている。図4に示されるとおり、調停兼多重化回路94を通るクリティカル・パスの深さは、1つのアービタと8つの論理ゲートを通過する時間に相当する。
図5は、調停兼多重化回路96の第3の例示の実施例を概略的に示す。この場合も、調停兼多重化回路96の全体ではなく、信号経路の例が示されている。この実例では、それらの内で調停及び選択が実施されることになる、入力の数に対応する128の経路がある。調停の最終レベルを除く全ては、4入力アービタを使用する。調停の最終レベルは、2入力アービタを使用する。最後のマルチプレクサは、8入力マルチプレクサである。
図6は、図3、図4及び図5に示す実施例の調停兼多重化回路28、94、96の動作を概略的に示す。ステップ98において、それらの内で調停及び選択が実施されることになる複数のアクティブ信号及び入力が受信される。ステップ100において、多重化のツリーの回路内の多重化のレベルの第1のセットが、当該入力の中からの選択を行って部分的な選択を実施する機能を果たす。ステップ102において、並行する完全な調停が実施される。これらの選択は、多重化のレベルの第1のセットによって実施されるときは、ステップ102において実施される調停のツリーの回路の並行動作から受信される中間スイッチング信号によって実施される(制御される)。これらの中間スイッチング信号は、入手可能になると、その関連するマルチプレクサを切り替える機能を果たす。
調停のツリーの回路がその動作を完了し、調停が完了すると、次に最終スイッチング信号が、ステップ104においてその最終選択を実施して出力を行いかつ選択動作を完了する多重化のレベルの第2のセットに供給される。ステップ102の最後で終了する完全な調停の結果もまた、調停によってどの入力が選択されたかを示すワンホット信号の形での調停結果の生成に帰着する。
図7は、図3の例示の実施例によって実施される調停及び選択の進捗を概略的に示す図である。調停は、4つの調停のレベルに対応して選択の4つのレベルが実施されるまで、進行する。調停のこれらのレベルの最初のものが完了すると、次に、多重化のレベルの第1のセットの多重化のレベルによる選択が、このときに入手可能となった中間スイッチング信号によって駆動されて開始する。多重化のレベルの第1のセットの動作の速度と、全てのレベルを含む調停のツリーの回路の動作の速度とは、これらが完全な調停のすべてと部分的な選択とをほぼ同時に完了するようにつりあわされている。したがって、調停の完了に続いて、かつ調停に依存して、最終スイッチング信号(複数可)が入手可能となると、次に、多重化のレベルの第2のセットによる、すなわち、調停のツリーの回路の動作と並行して多重化のレベルの第1のセットにより実施される基数2のレベルの選択と対比して、選択の2つのレベルに対応する基数4の選択を一度に実施する最後のマルチプレクサ66による選択を制御することができるように、最終スイッチング信号(複数可)が用いられる。
上述の調停兼多重化回路は、たとえば、ネットワーク・オン・チップ集積回路の一部として、又はシステム・オン・チップ集積回路の相互接続回路内で用いられ得る。
本明細書において、添付の図面を参照して、例証的な実施例について詳細に記述されてきたが、特許請求の範囲はこれらのとおりの実施例に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲の範囲及び精神から逸脱することなく、その中にさまざまな変更、追加及び修正がもたらされ得ることが、当業者には理解されよう。たとえば、独立請求項の特徴とともに、従属請求項の特徴のさまざまな組合せがなされ得る。

Claims (23)

  1. 複数の入力間の調停と、前記複数の入力のうちの出力を提供する少なくとも1つの選択とを実施するための調停兼多重化回路であって、
    1より大きい整数であるX個の調停のレベルを有する調停のツリーの回路と、
    1より大きい整数であるY個の多重化のレベルを有する多重化のツリーの回路と
    を備え、
    (i)前記Y個の多重化のレベルは、前記多重化のレベルの第2のセットの上流に前記多重化のレベルの第1のセットを含み、
    (ii)前記多重化のレベルの前記第1のセットは前記X個の調停のレベルの少なくともいくつかと並行して動作するように構成され、それにより多重化のレベルの前記第1のセットが前記X個の調停のレベルによって実施される前記調停と並行して部分的な選択を実施するように構成され、
    (iii)前記多重化のレベルの前記第2のセットは前記X個の調停のレベルに連続して動作するように構成され、それにより多重化のレベルの前記第2のセットが、前記調停の完了に続いてかつ前記調停に依存して、前記選択を完了して前記出力を提供する、
    調停兼多重化回路。
  2. YがX以下である、請求項1に記載の調停兼多重化回路。
  3. 多重化のレベルの前記第1のセットが、X/2以上の最小の整数の個数のレベルを含む、請求項2に記載の調停兼多重化回路。
  4. 多重化のレベルの前記第2のセットが、単一の多重化のレベルを含む、請求項1に記載の調停兼多重化回路。
  5. 前記単一の多重化のレベルが、前記調停の前記完了時に生成される最終スイッチング信号によって切り替えられる最後のマルチプレクサを備える、請求項4に記載の調停兼多重化回路。
  6. 前記最後のマルチプレクサが、P入力のマルチプレクサである、請求項5に記載の調停兼多重化回路。
  7. 多重化のレベルの前記第1のセット内の各多重化のレベルが、複数のQ入力のマルチプレクサを備える、請求項6に記載の調停兼多重化回路。
  8. 前記複数のQ入力のマルチプレクサのそれぞれが、前記調停の前記完了に先立って生成されるそれぞれの中間スイッチング信号によって切り替えられる、請求項7に記載の調停兼多重化回路。
  9. Q=2であり、Rが0より大きい整数である、請求項7に記載の調停兼多重化回路。
  10. Rが2である、請求項に記載の調停兼多重化回路。
  11. 前記Q入力のマルチプレクサのそれぞれが、1つのANDゲートとR個のORゲートとに対応する論理深さを有する、請求項に記載の調停兼多重化回路。
  12. 前記P入力のマルチプレクサが、1つのANDゲートとS個のORゲートとに対応する論理深さを有し、Sがlog(P)に等しい、請求項6に記載の調停兼多重化回路。
  13. 前記複数の入力のそれぞれが、前記複数の入力のそれぞれの入力が前記調停の対象であるかを示す複数のアクティブ信号のうちの対応する1つを有し、
    前記調停のツリーの回路が、前記複数のアクティブ信号に直接に依存して前記調停を完全に実施する、請求項1に記載の調停兼多重化回路。
  14. 前記調停が、
    擬似最長時間未使用アルゴリズム、
    最長時間未使用アルゴリズム、
    公正な調停アルゴリズム、及び
    ランダム・アルゴリズム
    のうちの1つに基づいて実施される、請求項1に記載の調停兼多重化回路。
  15. 前記複数の入力のうちのどれが前記多重化のツリーの回路によって、前記出力を行うよう選択されたかを示す調停結果信号を、前記調停のツリーの回路が、前記調停の前記完了時に生成するように構成される、前記請求項1に記載の調停兼多重化回路。
  16. 前記調停兼多重化回路が、
    ネットワーク・オン・チップ集積回路、及び
    システム・オン・チップ集積回路の相互接続回路
    のうちの1つの一部である、請求項1に記載の調停兼多重化回路。
  17. 複数の入力間の調停と、前記複数の入力のうちの出力を提供する少なくとも1つの選択とを実施するために調停兼多重化を行う方法であって、
    1より大きい整数であるX個の調停のレベルを有する調停のツリーの回路によって前記調停を実施するステップと、
    1より大きい整数であるY個の多重化のレベルを有する多重化のツリーの回路によって前記選択を実施するステップと
    を含み、
    (i)前記Y個の多重化のレベルは、前記多重化のレベルの第2のセットの上流に前記多重化のレベルの第1のセットを含み、
    (ii)前記多重化のレベルの前記第1のセットは前記X個の調停のレベルの少なくともいくつかと並行して動作し、それにより多重化のレベルの前記第1のセットが、前記X個の調停のレベルによって実施される前記調停と並行して部分的な選択を実施し、
    (iii)前記多重化のレベルの前記第2のセットは前記X個の調停のレベルに連続して動作し、それにより多重化のレベルの前記第2のセットが、前記調停の完了に続いてかつ前記調停に依存して、前記選択を完了して前記出力を提供する、
    調停兼多重化を行う方法。
  18. 少なくとも1つの調停のレベルを有する調停回路と、
    複数の多重化のレベルを有する多重化回路と
    を備え、
    前記多重化のレベルの第1は前記多重化のレベルの第2の上流にあり、
    前記第1の多重化のレベルは前記調停のレベルと並行して動作するように構成され、
    前記第2の多重化のレベルは前記調停のレベルに連続して動作するように構成される、
    装置。
  19. 前記第1の多重化のレベルが前記調停と並行して部分的な選択を実施するように構成される、請求項18に記載の装置。
  20. 前記第2の多重化のレベルが、前記調停の完了に続いてかつ前記調停に依存して、前記部分的な選択を完了して出力を提供するように構成される、請求項19に記載の装置。
  21. 調停兼多重化回路によって実施される方法であって、
    少なくとも1つの調停のレベルを用いて調停を実施することと、
    複数の多重化のレベルを用いて多重化を実施することと
    を含み、
    前記多重化のレベルの第1は前記多重化のレベルの第2の上流にあり、
    前記第1の多重化のレベルは前記調停のレベルと並行して動作するように構成され、
    前記第2の多重化のレベルは前記調停のレベルに連続して動作するように構成される、
    方法。
  22. 前記第1の多重化のレベルが前記調停と並行して部分的な選択を実施するように構成される、請求項2に記載の方法。
  23. 前記第2の多重化のレベルが、前記調停の完了に続いてかつ前記調停に依存して、前記部分的な選択を完了して出力を提供するように構成される、請求項2に記載の方法。
JP2015131696A 2014-07-08 2015-06-30 調停兼多重化回路 Active JP6731220B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB1412140.4 2014-07-08
GB1412140.4A GB2528071B (en) 2014-07-08 2014-07-08 Arbitrating and multiplexing circuitry

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016018563A JP2016018563A (ja) 2016-02-01
JP6731220B2 true JP6731220B2 (ja) 2020-07-29

Family

ID=51410805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015131696A Active JP6731220B2 (ja) 2014-07-08 2015-06-30 調停兼多重化回路

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9906440B2 (ja)
JP (1) JP6731220B2 (ja)
CN (1) CN105260334B (ja)
GB (1) GB2528071B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10303624B2 (en) 2014-07-08 2019-05-28 Arm Limited Arbitrating and multiplexing circuitry

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04207411A (ja) * 1990-11-30 1992-07-29 Nec Corp 選択回路
US5832278A (en) * 1997-02-26 1998-11-03 Advanced Micro Devices, Inc. Cascaded round robin request selection method and apparatus
US5815023A (en) * 1997-03-20 1998-09-29 Sun Microsystems, Inc. Unbalanced multiplexer and arbiter combination
US7120714B2 (en) * 2003-05-27 2006-10-10 Intel Corporation High-speed starvation-free arbiter system, rotating-priority arbiter, and two stage arbitration method
US7516275B2 (en) * 2006-04-25 2009-04-07 International Business Machines Corporation Pseudo-LRU virtual counter for a locking cache
US7447817B1 (en) * 2006-05-09 2008-11-04 Qlogic Corporation Method and system for processing arbitration requests
US7734856B2 (en) * 2007-08-22 2010-06-08 Lantiq Deutschland Gmbh Method for operating a plurality of arbiters and arbiter system
JP5382003B2 (ja) * 2009-02-02 2014-01-08 富士通株式会社 調停装置
US20120137031A1 (en) * 2010-11-29 2012-05-31 David Ross Evoy Communication bus with shared pin set
CN102541678B (zh) * 2011-12-30 2013-09-18 中国人民解放军国防科学技术大学 多通道与非型快闪并行存储控制器
CN203433510U (zh) * 2013-09-26 2014-02-12 黄日乾 一种基于etx模块的标准仪器总线嵌入式控制器

Also Published As

Publication number Publication date
US20160014050A1 (en) 2016-01-14
US9906440B2 (en) 2018-02-27
GB2528071B (en) 2021-04-07
GB2528071A (en) 2016-01-13
JP2016018563A (ja) 2016-02-01
CN105260334A (zh) 2016-01-20
GB201412140D0 (en) 2014-08-20
CN105260334B (zh) 2020-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7465848B2 (ja) 非同期パイプラインのステージの動作速度の制御
US7768819B2 (en) Variable sized soft memory macros in structured cell arrays, and related methods
CN111512552B (zh) 使用可编程控制电路选择性地提供时钟信号
US11863182B2 (en) High-performance table-based state machine
US7424697B1 (en) Assigning inputs of look-up tables to improve a design implementation in a programmable logic device
JP6731220B2 (ja) 調停兼多重化回路
US20150341032A1 (en) Locally asynchronous logic circuit and method therefor
JP2002055732A (ja) デスキュー回路を有するクロック生成器
US8519740B2 (en) Integrated circuits with shared interconnect buses
US10592439B2 (en) Arbitrating circuitry and method
JP6602849B2 (ja) プログラマブル遅延回路ブロック
TWI790088B (zh) 處理器和計算系統
RU2626345C1 (ru) Логический вычислитель
JP2010530660A5 (ja)
Frederick et al. Multi-bit carry chains for high-performance reconfigurable fabrics
US9424043B1 (en) Forward-flow selection
US10296701B1 (en) Retiming with fixed power-up states
US9698784B1 (en) Level-sensitive two-phase single-wire latch controllers without contention
US20080127012A1 (en) Conveyor Belt Style Cross-Point
Navaneethan et al. Hardware reduction of DSP kernel data path using carry save arithmetic operation in fused add multiply add unit
US20050012540A1 (en) Dynamic multi-input priority multiplexer
US9043739B1 (en) Placement based arithmetic operator selection
SAMATHA et al. Design of Low Delay 64-Bit Parallel Self Timed Adder
Mahram et al. An asynchronous fpga logic cell implementation
Sherigar et al. A pipelined parallel processor to implement MD4 message digest algorithm on Xilinx FPGA

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190320

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190326

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190821

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200508

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20200520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200612

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6731220

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250