JP6730445B2 - 特定のアルコキシシランと界面活性剤との組合せを含む組成物 - Google Patents

特定のアルコキシシランと界面活性剤との組合せを含む組成物 Download PDF

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Description

本発明は、特定のアルコキシシランと少なくとも1種の界面活性剤との組合せを含む組成物、ケラチン繊維の美容トリートメントのためのその使用、およびこの組成物を使用する美容トリートメントプロセスに関する。
ケラチン繊維、特にヒトケラチン繊維、たとえば毛髪の美容トリートメントの分野においては、二通りのタイプのトリートメントを組み合わせることによって、頭髪の手入れが実施される:
− クレンジング、その機能は、外因的な汚れ、たとえば埃、内因的な汚れ、たとえば、頭皮から毛幹を伝わって移行してくる皮脂、ならびにさらには、リーブオンモードで使用されたスタイリング製品からの各種残渣(たとえばラッカー、ジェル、ムースからのポリマー、ヘアクリーム、乳液またはオイルに由来する脂肪性物質)を除去することである;および
− ケア、一般的にはクレンジングステップの後に実施され、二つのメインモード、すなわち、リンスオフ(コンディショナーまたはマスクタイプの製品)、または、リーブオン(ローション、乳液、クリーム、オイルまたはペーストを用いる)に従って実施することが可能であり、リーブオンモードはさらに、毛髪シェーピングを与えるという目的も有している。
効果的なクレンジングをするためには、アニオン性界面活性剤、たとえば、アルキルスルフェート、アルキルスルホネートまたはアルキルエーテルスルフェートが使用されるが、アルキルエーテルスルフェートは通常、両性イオンタイプの界面活性剤、たとえばベタインと組み合わせて使用される。これらの界面活性剤が効果的な洗剤作用を発揮した結果、濯ぎの後では、粗く波を打った手触り(coarse,crispy feel)となり、もつれ解き(disentangling)が困難となるが、このことは、細い毛や巻き毛、あるいは光の作用、または染毛、脱色(bleaching)、パーマもしくは縮毛矯正のようなトリートメントによって敏感になった毛髪、にとっては、大きな問題となり得る。
これらの欠点を埋め合わせる目的で、界面活性剤ベースの組成物に対してカチオン性ポリマーおよび/またはシリコーンが添加されるが、そのカチオン性ポリマーおよび/またはシリコーンは、濯ぎの後でも完全には除去されず、繊維を滑りやすくし、濡れた毛髪および乾いた毛髪のもつれ解きを容易とすることが可能となる。
しかしながら、良好なレベルのクレンジング性と、極めて容易なもつれ解き性とを同時に達成することは依然として困難であって、このことが、リンスオフ製品またはリーブオンケア製品が使用される一つの理由である。
ケア製品には、一般的には、液体もしくは固体状の脂肪性物質、たとえば脂肪族アルコールまたはシリコーンが、カチオン性界面活性剤、カチオン性ポリマー、またはカチオン性もしくはカチオン化可能なシリコーンのようなタイプの、カチオン性の薬剤と組み合わせて含まれている。それらは、たとえばコンディショナーおよびマスクの場合においては、リンスオフモードで、あるいはそうではなく、たとえばケア乳液、クリーム、またはオイルの場合においては、リーブオンモードで適用される。
クレンジング製品およびケア製品の性能を改良する目的で、可溶化官能基(solubilizing function)を有するアルコキシシランと、少なくとも1種の(特殊であってもよい)界面活性剤との各種の組合せが、仏国特許出願第2,930,438号明細書、同第2,954,099号明細書、同第2,954,100号明細書、および同第2,954,129号明細書からも公知である。これに対処することをやはり可能とする他の組合せとしては、特には脂肪族鎖のアルコキシシランと界面活性剤との組合せが、仏国特許出願第2,966,350号明細書および同第2,966,351号明細書に記載されている。
これらの組合せによって、毛髪のクレンジングトリートメントの場合、およびヘアケアトリートメントのための両方において、特に濡れた髪のもつれ解き、しなやかさ、毛根から先端までの均質な手触り、および手入れのしやすさ(滑らかな外観)などの点における良好なコンディショニング性能を得ることが明らかに可能となった。
しかしながら、その性能レベルは、依然として不十分に留まっていて、これらの性能の持続性が完全に満足のいくものとはなっていない。さらには、これらのタイプの組合せの安定性の問題が、その配合の可能性をかなり制限している。さらには、トリートメントをした後の毛髪の手触りが、不自然に見えてしまう可能性もある。
これらの製品はさらに、とりわけ通常もしくは細い毛髪の場合や、さらには、前記毛髪が、たとえば染毛作業、脱色作業、パーマによるその形状の修正(カーリング、ある種の場合においては縮毛矯正)のようなトリートメントを受けた場合に、頭髪の見かけのボリュームを増やしたり、知覚密度(perceived density)を増やしたりといった頭髪に対する強化効果をもたらすことが期待されるが、今日まで提案された技術では、満足できるものは皆無である。
それに加えて、リンスオフまたはリーブオンのケア製品は、湿った状態に曝露された場合における、髪の見かけの縮れ(frizziness)を抑えるためにも使用されるが、それらは、極めて有効ということもなく、そうでなければ、脂ぎった手触りおよび外観を与える。
最後に、クレンジング、ケア、またはボリューム増大トリートメント製品の性能が、長くは続かないか、または極めて長くは続かない。実際のところ、最初のシャンプー作業を実施するやいなや、特には、粗い手触りと、毛髪のもつれ解きの困難さとが、再び起きてしまう。一方では、このことは、毛髪が、そのトリートメントの前と同じくらい、ダメージを受け、傷みやすいということを示しており、かつ他方では、そのために、そのケア製品を事実上計画的に再適用することが必要となる。
したがって、たとえば濡れた毛髪のもつれ解き、しなやかさ、手入れのしやすさ、および滑らかな手触りなどのコンディショニング性能を明らかに改良し、さらにはボリュームおよび密度を高め、経時的に安定であり、使用が容易であり、しかもそれと同時に、べたべたせず、脂でごてごてしない自然な手触りを保ち、特に敏感な毛髪の場合においては、2回または数回のシャンプー作業でも目に見えてわかるようなケアの持続性を有する、毛髪のクレンジングおよびケア組成物を開発する必要性が存在する。
本願出願人が今や見出したところでは、以下において定義されるような、少なくとも2種の異なった特定のアルコキシシランと、少なくとも1種の界面活性剤とを組み合わせて使用することにより、この必要性に適合させることが可能である。
したがって、本発明の主題は、以下のものを含む組成物である:
(a)次式(I)の、可溶化官能基を有する1種または複数のアルコキシシラン、および/またはそれらの加水分解反応生成物、および/またはそれらのオリゴマー:
Si(OR(R(OH) (I)
[式中、
は、以下の群から選択される1個または複数の基を用いて置換された、直鎖状もしくは分岐状、飽和もしくは不飽和、環状もしくは非環状の、C〜C炭化水素ベースの鎖であって、
− アミンのNHまたはNHR、ここでRは以下のものである、
・任意選択的に、ケイ素原子を含む基を用いて置換されたC〜C20アルキル基、好ましくはC〜Cアルキル基、
・C〜C40シクロアルキル基、または
・C〜C30芳香族基、
− ヒドロキシル、
− チオール、
− 置換もしくは非置換で、特にはアミノ基もしくはC〜Cアミノアルキル基を用いて置換されたアリールまたはアリールオキシ、
は、場合によっては、ヘテロ原子、たとえば、O、SもしくはNH、またはカルボニル基(CO)によって中断されており、
およびRは、同一であっても、異なっていてもよく、1〜6個の炭素原子を含む直鎖状もしくは分岐状のアルキル基を表し、
yは、0〜3の範囲の整数を表し、
zは、0〜3の範囲の整数を表し、かつ
xは、0〜2の範囲の整数を表し、
z+x+y=3である]
(b)1種または複数の、次式(III)のアルキルアルコキシシラン、および/またはそれらの加水分解反応生成物、および/またはそれらのオリゴマー:
(RSi(OR(III)
[式中、
およびRはそれぞれ、互いに独立して、C1〜6、さらにより好ましくはC1〜4のアルキル基、たとえばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、およびtert−ブチル、好ましくはメチル、エチル、およびn−プロピルであり、
nは、1〜3の範囲であり、
mは、1〜3の範囲であるが、
ただしm+n=4である]
ならびに
(c)1種または複数の界面活性剤。
化合物(a)および(b)は、上述の組成物の中に、好ましくは0.5〜10、より好ましくは1〜10、さらにより好ましくは1.5〜7の範囲の(a)/(b)重量比で存在させる。
それは、特には、ケラチン繊維、特にヒトケラチン繊維、たとえば毛髪をクレンジングおよび/またはコンディショニングするために使用される。
この組成物は、経時的に安定であり、濡れた毛髪および乾いた毛髪での、もつれ解きのしやすさ、およびべたべたしない、脂でごてごてしない、自然で滑らかな手触りなど、より良好な化粧料としての性質を得ることができるようになる。それに加えて、少なくとも1回のシャンプー作業の後では、それらの性質が持続していることが観察される。さらに、この組成物では、シャンプーに関しては、染毛効果の耐久性も改良されている。
本発明の目的において、「経時的に安定な(stable over time)」という用語は、その組成物の外観および粘度が、標準的な貯蔵条件下で、たとえば前記組成物製造後1ヶ月または2ヶ月、4℃、周囲温度(20〜25℃)、および45℃で、経時的に変化しないか、または実質的に変化しない(一般的には、T0での粘度から10%以内の変動)ということを意味しようとしている。それは、そのようにして得られた性能が、その配合物を貯蔵している間に、変化しないか、または実質的に変化しないこともまた意味しようとしている。
本発明のまた別な主題は、先に定義されたような組成物の使用を含む、美容トリートメントのため、より具体的にはケラチン繊維、特にヒトケラチン繊維、たとえば毛髪をクレンジングするかおよび/またはコンディショニングするためのプロセスから構成されている。
本発明の主題はさらに、(a)/(b)重量比が0.5〜10の範囲にあるような、先に定義された組成物である。
本明細書の記述およびこの後の実施例を読めば、本発明の、その他の主題、特徴、態様および利点は、さらに明らかになるであろう。
以下の文章においては、特に断らない限り、特に「の間」および「…〜…の範囲」という表現においては、値の範囲の両端がこの範囲の中に含まれる。
本発明に明細書において使用される「少なくとも1種の(at least one)」という表現は、「1種または複数の(one or more)」という表現と等価である。
本発明においては、
(a)本出願において定義される式(I)の可溶化官能基を有する、1種または複数のアルコキシシラン、および/またはそれらの加水分解反応生成物、および/またはそれらのオリゴマー、
(b)本出願において定義される式(III)の1種または複数のアルキルアルコキシシラン、および/またはそれらの加水分解反応生成物、および/またはそれらのオリゴマー、ならびに
(c)1種または複数の界面活性剤、
を含む組成物を使用して、ケラチン繊維、特にヒトケラチン繊維、たとえば毛髪をクレンジングおよび/またはコンディショニングする。
「オリゴマー(oligomer)」という用語は、それらの化合物の重合反応生成物を意味しようとしているものであって、「オリゴマー」という表現は、2〜10個のケイ素原子を含むことに関連している。
本発明において、「可溶化官能基を有するアルコキシシラン(a)」という表現は、下記の式(I)の、可溶化官能基を有するアルコキシシラン、および/またはそれらの加水分解反応生成物、および/またはそれらのオリゴマーをカバーしている:
Si(OR(R(OH) (I)
[式中、
は、以下の群から選択される1個または複数の基を用いて置換された、直鎖状もしくは分岐状、飽和もしくは不飽和、環状もしくは非環状の、C〜C炭化水素ベースの鎖であって、
− アミンのNHまたはNHR、ここでRは、以下のものである、
・任意選択的に、ケイ素原子を含む基を用いて置換されたC〜C20アルキル基、好ましくはC〜Cアルキル基、
・C〜C40シクロアルキル基、または
・C〜C30芳香族基、
− ヒドロキシル、
− チオール、
− 置換もしくは非置換で、特にはアミノ基もしくはC〜Cアミノアルキル基を用いて置換されたアリールまたはアリールオキシ、
は、場合によっては、ヘテロ原子(O、SもしくはNH)またはカルボニル基(CO)によって中断されており、
およびRは、同一であっても、異なっていてもよく、1〜6個の炭素原子を含む直鎖状もしくは分岐状のアルキル基を表し、
yは、0〜3の範囲の整数を表し、
zは、0〜3の範囲の整数を表し、かつ
xは、0〜2の範囲の整数を表し、
z+x+y=3である]
より具体的には、可溶化官能基を有するアルコキシシラン(a)には、それらの構造の中に少なくとも1個のアミノ基が含まれる。
が非環状の鎖であるのが好ましい。
が、アミン基NHまたはNHRを用いて置換された、直鎖状もしくは分岐状、飽和もしくは不飽和のC〜C炭化水素ベースの鎖であるのが好ましいが、ここでRは、以下のものである、
・任意選択的にケイ素原子を含む基を用いて置換された、C〜C20、好ましくはC〜Cのアルキル基、さらにより好ましくは(RO)Si−基、
・C〜C40シクロアルキル、または
・C〜C30芳香族基。
は、好ましくは1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、さらにより好ましくは直鎖状の1〜4個の炭素原子を有するアルキル基を表し、かつ好ましくはエチル基を表す。
は、好ましくは1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、さらにより好ましくは直鎖状の1〜4個の炭素原子を有するアルキル基を表し、かつ好ましくはメチル基またはエチル基を表す。
式(I)の化合物が、その構造の中に、1個のみ、または2個のケイ素原子を有しているのが好ましい。
zが1〜3の範囲であるのが好ましい。さらにより好ましくは、zが3に等しく、従って、x=y=0である。
本発明における可溶化官能基を有するアルコキシシラン(a)は、3−アミノプロピルトリエトキシシラン(APTES)、3−アミノエチルトリエトキシシラン(AETES)、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−(m−アミノフェノキシ)プロピルトリメトキシシラン、p−アミノフェニルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチルアミノメチル)フェネチル−トリメトキシシラン、ビス[3−(トリエトキシシリル)プロピル]アミン、それらのオリゴマー、それらの加水分解反応生成物およびこれらの化合物の混合物から選択するのが好ましく、さらには、3−アミノプロピルトリエトキシシラン(APTES)、3−アミノエチルトリエトキシシラン(AETES)、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、ビス[3−(トリエトキシシリル)プロピル]アミン、それらのオリゴマー、それらの加水分解反応生成物、およびこれらの化合物の混合物から選択するのが、より好ましく、かつ特には、式(I)の可溶化官能基を有するアルコキシシラン(a)が、3−アミノプロピルトリエトキシシラン(APTES)、それらのオリゴマー、それらの加水分解反応生成物、およびこれらの化合物の混合物から選択する。
一つの好ましい実施態様においては、その可溶化官能基を有するアルコキシシラン(a)が、下記の式(II)の化合物、および/またはそれらの加水分解反応生成物、および/またはそれらのオリゴマーから選択される:
N(CHn’’−Si(OR’) (II)
[式中、R’基は、同一であっても、異なっていてもよく、直鎖状もしくは分岐状のC〜Cアルキル基から選択され、かつn’’は、1〜6、好ましくは2〜4の範囲の整数である]。
この実施態様において特に好ましい、可溶化官能基を有するアルコキシシラン(a)は、3−アミノプロピルトリエトキシシラン(APTES)、および/またはそれらの加水分解反応生成物の一つ、および/またはそれらのオリゴマーの一つである。
本発明による組成物において使用される前記可溶化官能基を有するアルコキシシラン(a)は、その組成物の全重量を規準にして、0.5重量%〜50重量%、好ましくは1重量%〜20重量%、特には2重量%〜15重量%の量で存在させることができる。
本発明の組成物の第二の必須成分(b)は、次式(III)のアルキルアルコキシシラン、および/またはそれらの加水分解反応生成物の一つ、および/またはそれらのオリゴマーの一つである:
(RSi(OR (III)
[式中、
およびRはそれぞれ、互いに独立して、C1〜6、さらにより好ましくはC1〜4のアルキル基、たとえばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、およびtert−ブチル、好ましくはメチル、エチル、およびn−プロピルであり、
nは、1〜3の範囲であり、
mは、1〜3の範囲であるが、
ただしm+n=4である]。
がメチル、エチル、またはn−プロピル基を表し、n=3、かつm=1であれば、好ましい。
式(III)の化合物のオリゴマーが水溶性であれば、好ましい。
特に好ましいアルキルアルコキシシラン(b)の例としては、特には、メチルトリエトキシシラン(MTES)、メチルトリプロポキシシラン、それらのオリゴマー、およびそれらの加水分解反応生成物を挙げることができる。
本発明においては、「アルキルアルコキシシラン(b)」という表現には、式(III)のアルキルアルコキシシラン、および/またはそれらの加水分解反応生成物、および/またはそれらのオリゴマーが包含される。
本発明による組成物において使用される前記アルキルアルコキシシラン(b)は、その組成物の全重量を規準にして、0.1重量%〜50重量%、好ましくは0.2重量%〜20重量%、特には0.3重量%〜10重量%、さらにより好ましくは0.3重量%〜5重量%、の量で存在させることができる。
本発明の一つの特定の実施態様においては、これら2種の化合物(a)および(b)を、本発明による組成物の中に、0.5〜10、好ましくは1〜10、さらにより好ましくは1.5〜7の範囲の(a)/(b)重量比で存在させる。
本発明による組成物において使用することが可能な界面活性剤(c)は、アニオン性、ノニオン性、両性(amphotericすなわちzwitterionic)、またはカチオン性であってよい。その界面活性剤(c)が、ノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、および両性界面活性剤、1種または複数のカチオン性界面活性剤、またはそれらの混合物、から選択される1種または複数の界面活性剤を含んでいるのが好ましい。
「アニオン性界面活性剤」という用語は、イオン性もしくはイオン化可能な基として、アニオン性の基のみを含んでいる界面活性剤を意味しようとしている。これらのアニオン性の基は、−COH、−CO 、−SOH、−SO 、−OSOH、−OSO 、−HPO、−HPO 、−PO 2−、−HPO、−HPO 、−PO 2−、−POH、および−PO基から選択するのが好ましい。
本発明による組成物において使用することが可能なアニオン性界面活性剤の例としては、以下のものをあげることができる:アルキルスルフェート、アルキルエーテルスルフェート、アルキルアミドエーテルスルフェート、アルキルアリールポリエーテルスルフェート、モノグリセリドスルフェート、アルキルスルホネート、アルキルアミドスルホネート、アルキルアリールスルホネート、α−オレフィンスルホネート、パラフィンスルホネート、アルキルスルホスクシネート、アルキルエーテルスルホスクシネート、アルキルアミドスルホスクシネート、アルキルスルホアセテート、アシルサルコシネート、アシルグルタメート、アルキルスルホスクシナメート、アシルイセチオネート、およびN−アシルタウレート、ポリグリコシド−ポリカルボン酸のアルキルモノエステルの塩、アシルラクチレート、アルキルグリシネート、アルキルサルコシネート、アルキルカルボキシレート、D−ガラクトシド−ウロン酸の塩、アルキルエーテルカルボン酸の塩、アルキルアリールエーテルカルボン酸の塩、アルキルアミドエーテルカルボン酸の塩;ならびに、これらの化合物すべてに相当する、塩化されていない形態。これらの化合物のアルキル基およびアシル基はすべて、6〜40個の炭素原子、好ましくは6〜24個の炭素原子を含み、かつアリール基は、フェニル基またはベンジル基を指している。
これらの化合物は、オキシエチレン化されていてもよく、その場合には、1〜50個のエチレンオキシド単位を含んでいるのが好ましい。
ポリグリコシド−ポリカルボン酸のC〜C24アルキルモノエステルの塩は、C〜C24アルキルポリグリコシド−サイトレート、C〜C24アルキルポリグリコシド−タータレート、およびC〜C24アルキルポリグリコシド−スルホスクシネートから選択することができる。
そのアニオン性界面活性剤が塩の形態にあるのなら、それは、以下のものから選択することができる:アルカリ金属塩、たとえば、ナトリウム塩もしくはカリウム塩、好ましくはナトリウム塩、アンモニウム塩、アミン塩、特にはアミノアルコール塩、またはアルカリ土類金属塩、たとえば、マグネシウム塩。
アミノアルコール塩の例を特に挙げれば、以下のものである:モノエタノールアミン、ジエタノールアミンおよびトリエタノールアミンの塩、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミンまたはトリイソプロパノールアミンの塩、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール塩、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール塩、およびトリス(ヒドロキシメチル)−アミノメタン塩。
アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩、特にナトリウム塩またはマグネシウム塩を使用するのが好ましい。
一つの特定の実施態様においては、そのアニオン性界面活性剤を以下のものから選択することができる:(C〜C24)アルキルスルフェート、2〜50個のエチレンオキシド単位を含む(C〜C24)アルキルエーテルスルフェート、(C〜C40)アシルサルコシネート、(C〜C40)アシルグルタメート、および2〜50個のエチレンオキシド単位を含む(C〜C40)アルキルエーテルカルボン酸、(C〜C30アルキル)スルホネート、(C〜C30アルキル)アミドスルホネート、(C〜C30アルキル)アリールスルホネート、α−オレフィンスルホネート、パラフィンスルホネート、特にアルカリ金属塩、アンモニウム塩、アミノアルコール塩およびアルカリ土類金属塩の形態にあるもの、またはこれらの化合物の混合物。
以下のものを使用するのが、さらにより好ましい:(C12〜C20)アルキルスルフェート、2〜20個のエチレンオキシド単位を含む(C12〜C20)アルキルエーテルスルフェート、(C〜C24)アシルサルコシネート、(C〜C24)アシルグルタメート、および2〜20個のエチレンオキシド単位を含む(C〜C24)アルキルエーテルカルボン酸、ならびにアルキルアリールスルホネート(ここで、そのアルキル基は、直鎖状もしくは分岐状であり、8〜28個、より好ましくは10〜24個の炭素原子を含み、たとえば直鎖状もしくは分岐状のドデシル基であり、そのアリール基は、フェニル基またはベンジル基、より好ましくはベンジル基を表す)、特にアルカリ金属塩、アンモニウム塩、アミノアルコール塩およびアルカリ土類金属塩の形態にあるもの、またはこれらの化合物の混合物。さらにより好ましいのは、次のものである:ラウリル硫酸ナトリウム、2.2molのエチレンオキシドを含むラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ラウレス−5カルボン酸、ナトリウムラウロイルサルコシネート、二ナトリウムココイルグルタメート、ドデシルベンゼンスルホネートおよびそれらの塩、特にナトリウム塩、およびそれらの混合物。
本発明による組成物において使用することが可能なノニオン性界面活性剤の例は、たとえば、Handbook of Surfactants,by M.R.Porter,published by Blackie & Son(Glasgow and London),1991,pp.116〜178に記載されている。それらは、特には、アルコール、α−ジオール、および(C〜C20)アルキルフェノールから選択されるが、これらの化合物は、ポリエトキシル化、ポリプロポキシル化および/またはポリグリセロール化され、少なくとも1種の、たとえば8〜18個の炭素原子を含む脂肪族鎖を含み、場合によってはエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド基の数が特に2〜50個の範囲、かつ場合によってはグリセロール基の数が特に2〜30個の範囲である。
以下のものも挙げられる:エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドと脂肪族アルコールとの縮合物、好ましくは2〜30個のエチレンオキシド単位を有するポリエトキシル化脂肪酸アミド、平均して1〜5個、特には1.5〜4個のグリセロール基を含むポリグリセロール化脂肪酸アミド、2〜30個のエチレンオキシド単位を含むソルビタンのエトキシル化脂肪酸エステル、スクロースの脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、(C〜C24アルキル)−モノ−もしくは−ポリグリコシド、N−(C〜C24アルキル)グルカミン誘導体、アミンオキシド、たとえば、(C10〜C14アルキル)アミンオキシド、またはN−(C10〜C14アシル)アミノプロピルモルホリンオキシド、あるいはその他にも植物油(これは、任意選択的に水素されている)、および特には、好ましくは2〜60個のエチレンオキシド単位、さらにより好ましくは10〜50個のエチレンオキシド単位を有する、ポリエトキシル化植物油。
特に好ましいノニオン性界面活性剤は、ポリエトキシル化アルコール(そのアルコールは、特には8〜18個の炭素原子を含み、かつエチレンオキシド基の数は、特には2〜50個の範囲である)、および(C〜C24アルキル)−モノ−もしくは−ポリグリコシド、ならびにそれらの混合物である。
本発明において使用することが可能な両性界面活性剤としては、特には、少なくとも1個のアニオン性の基、たとえばカルボキシレート基、スルホネート基、スルフェート基、ホスフェート基、またはホスホネート基を含む、任意選択的に四級化された、二級もしくは三級の脂肪族アミンの誘導体が挙げられるが、その中では、一つの脂肪族基または複数の脂肪族基の内の少なくとも1個は、8〜22個の炭素原子を含む直鎖状もしくは分岐状の鎖である。
特には、以下のものをあげることができる:(C〜C20)アルキルベタイン、スルホベタイン、(C〜C20)アルキルアミド(C〜C)アルキルベタイン、たとえば、コカミドプロピルベタイン、および(C〜C20)アルキルアミド(C〜C)アルキルスルホベタイン。
採用することが可能な、任意選択的に四級化された二級もしくは三級の脂肪族アミンの誘導体の中でも、以下のそれぞれ(IV)および(V)の構造を有する製品を取り上げることができる:
−CONHCHCH−N(R)(R)(CHCOO) (IV)
[式中、
は、酸のR−COOHから誘導され、好ましくは加水分解されたヤシ油の中に存在するC10〜C30アルキルもしくはアルケニル基、またはヘプチル基、ノニル基、またはウンデシル基を表し、
は、β−ヒドロキシエチル基を表し、かつ、
は、カルボキシメチル基を表す];
a’−CONHCHCH−N(B)(B’) (V)
[式中、
Bは、−CHCHOX’を表し、
X’は、−CH−COOH、−CH−COOZ’、−CHCH−COOH、−CHCH−COOZ’の基、または、水素原子を表し、
B’は、−(CH−Y’(ここでz=1または2)を表し、
Y’は、−COOH、−COOZ’、−CH−CHOH−SOH、または−CH−CHOH−SOZ’基を表し、
Z’は、アルカリ金属またはアルカリ土類金属、たとえば、ナトリウム、カリウムまたはマグネシウムから誘導されるイオン;アンモニウムイオン;または、有機アミン、特にはアミノアルコール、たとえば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミンおよびトリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミンまたはトリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、およびトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンから誘導されるイオンを表し、
a’は、好ましくはヤシ油中または加水分解されたアマニ油の中に存在している、酸のRa’−COOHのC10〜C30アルキルまたはアルケニル基、アルキル基、特にはC17およびそれのイソ形、または不飽和のC17基を表している。
これらの化合物は、CTFA dictionary,5th edition,1993に、ココアンホ二酢酸二ナトリウム、ラウロアンホ二酢酸二ナトリウム、カプリルアンホ二酢酸二ナトリウム、カプリロアンホ二酢酸二ナトリウム、ココアンホ二プロピオン酸二ナトリウム、ラウロアンホ二プロピオン酸二ナトリウム、カプリルアンホ二プロピオン酸二ナトリウム、カプリロアンホ二プロピオン酸二ナトリウム、ラウロアンホ二プロピオン酸、およびココアンホ二プロピオン酸の名称で分類されている。
例としては、Rhodia社から、商品名Miranol(登録商標)C2M Concentrateとして販売されている、ココアンホ二酢酸塩を挙げることができる。
式(Va)の化合物を使用することもまた可能である:
a’’NH−CH(Y’’)−(CH−C(O)−NH−(CHn’−N(R)(R) (Va)
[式中、
Y’’は、基−C(O)OH、−C(O)OZ’’、−CH−CH(OH)−SOH、または基−CH−CH(OH)−SO−Z’’を表し;
およびRは、互いに独立して、C〜Cアルキルまたはヒドロキシアルキル基を表し;
Z’’は、アルカリ金属またはアルカリ土類金属、たとえばナトリウムから誘導されたカチオン性の対イオン、アンモニウムイオン、または有機アミンから誘導されたイオンを表し;
a’’は、好ましくはヤシ油中または加水分解されたアマニ油の中に存在する、酸Ra’’−C(O)OHのC10〜C30アルキルまたはアルケニル基を表し;
nおよびn’は、互いに独立して、1〜3の範囲の整数を表す]。
式(Va)の化合物の中でも、CTFA dictionaryにおいて、ナトリウム ジエチルアミノプロピルココアスパルトアミドの名称で分類され、ChimexからChimexane HBの名称で販売されているものを挙げることができる。
両性界面活性剤を以下のものから選択するのが好ましい:(C〜C20)アルキルベタイン、(C〜C20)アルキルアミド(C〜C)アルキルベタイン、および(C〜C20)アルキルアンホ二酢酸塩、およびそれらの混合物。
両性界面活性剤は、ココイルアミドプロピルベタイン、ココイルベタイン、およびココアンホ二酢酸塩から、単独または混合物として選択するのが好ましい。
本発明による組成物において使用することが可能なカチオン性界面活性剤には、特には、任意選択的にポリオキシアルキレン化された一級、二級もしくは三級脂肪族アミンの塩、四級アンモニウム塩、およびそれらの混合物が含まれる。
四級アンモニウム塩としては、たとえば以下のものが特に挙げられる:
− 次の一般式(VI)に相当するもの:
Figure 0006730445
[式中、基R〜R11は、同一であっても、異なっていてもよく、1〜30個の炭素原子を含む、直鎖状もしくは分岐状の脂肪族基、または芳香族基、たとえばアリールまたはアルキルアリールを表すが、基R〜R11の内の少なくとも一つは、8〜30個の炭素原子、好ましくは12〜24個の炭素原子を含み;かつXは、たとえばクロリド、ブロミド、およびヨーダイドの群から選択されるハライド、ホスフェート、アセテート、ラクテート、(C〜C)アルキルスルフェート、および(C〜C)アルキル−もしくは(C〜C)アルキルアリール−スルホネートの群から選択される、アニオンである]。
その脂肪族基には、ヘテロ原子、たとえば、特には、酸素、窒素、硫黄、およびハロゲンが含まれていてもよい。
その脂肪族基は、たとえば、C〜C30アルキル、C〜C30アルコキシ、ポリオキシ(C〜C)アルキレン、C〜C30アルキルアミド、(C12〜C22)アルキルアミド(C〜C)アルキル、(C12〜C22)アルキルアセテート、およびC〜C30ヒドロキシアルキル基から選択され、かつXは、ハライド、ホスフェート、アセテート、ラクテート、(C〜C)アルキルスルフェート、および(C〜C)アルキル−もしくは(C〜C)アルキルアリール−スルホネートの群から選択されるアニオンである。
式(VI)の四級アンモニウム塩の中でも好ましいのは、一方では、以下のものである:テトラアルキルアンモニウムクロリド、たとえば、ジアルキルジメチルアンモニウムもしくはアルキルトリメチルアンモニウムクロリド(この中で、そのアルキル基にはおよそ12〜22個の炭素原子が含まれている)、特にはベヘニルトリメチルアンモニウム、ジステアリルジメチルアンモニウム、セチルトリメチルアンモニウム、もしくはベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロリド、またはさらにはパルミチルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド、もしくはステラミドプロピルジメチル(ミリスチルアセテート)アンモニウムクロリド(Van Dyk社から、Ceraphy(登録商標)70の名称で販売されている)。
− イミダゾリンの四級アンモニウム塩、たとえば、次の式(VII)のもの:
Figure 0006730445
[式中、
12は、8〜30個の炭素原子を含むアルケニルもしくはアルキル基、たとえば獣脂の脂肪酸誘導体を表し;
13は、水素原子、C〜Cアルキル基、または8〜30個の炭素原子を含むアルケニル基もしくはアルキル基を表し;
14は、C〜Cアルキル基を表し;
15は、水素原子またはC〜Cアルキル基を表し;
は、ハライド、たとえば、クロリド、ブロミド、およびヨーダイド、ホスフェート、アセテート、ラクテート、(C〜C)アルキルスルフェート、および(C〜C)アルキル−もしくは(C〜C)アルキルアリール−スルホネートの群から選択されるアニオンである。
好ましくは、R12およびR13が、12〜21個の炭素原子を含むアルケニルもしくはアルキル基の混合物、たとえば獣脂脂肪酸誘導体を表し、R14がメチル基を表し、かつR15が水素原子を表しているのが好ましい。そのような製品は、たとえば、Rewo社から、Rewoquat(登録商標)W75の名称で販売されている。
− ジ−もしくはトリ−四級アンモニウム塩、特には次の式(VIII)のもの:
Figure 0006730445
[式中、R16は、およそ16〜30個の炭素原子を含むアルキル基を表すが、それは任意選択的に、ヒドロキシル化されているか、および/または1個もしくは複数の酸素原子で中断されており;
17は、水素、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、または基−(CH−N(R16a)(R17a)(R18a)から選択される、または;
16a、R17a、R18a、R18、R19、R20、およびR21は、同一であっても、異なっていてもよく、水素、および1〜4個の炭素原子を有するアルキル基から選択され;かつ
は、ハライド、たとえば、クロリド、ブロミド、およびヨーダイド、アセテート、ホスフェート、ナイトレート、(C〜C)アルキルスルフェート、(C〜C)アルキル−もしくは(C〜C)アルキルアリール−スルホネート、特にはメチルスルフェート、およびエチルスルフェートの群から選択されるアニオンである]。
そのような化合物は、たとえば、Finetexから入手可能なFinquat CT−P(Quaternium 89)、およびFinetexから入手可能なFinquat CT(Quaternium 75)である。
− 1個または複数のエステル官能基を有する四級アンモニウム塩、たとえば次の式(IX)のもの:
Figure 0006730445
[式中、
22は、C〜Cアルキル基、およびC〜Cのヒドロキシアルキル基またはジヒドロキシアルキル基から選択され;
23は、以下のものから選択され:
− 基
Figure 0006730445
− 直鎖状もしくは分岐状、飽和もしくは不飽和のC〜C22炭化水素ベースの基R27、および
− 水素原子,
25は、以下のものから選択され:
− 基
Figure 0006730445
− 直鎖状もしくは分岐状、飽和もしくは不飽和のC〜C炭化水素ベースの基R29、および
− 水素原子,
24、R26、およびR28は、同一であっても、異なっていてもよく、直鎖状もしくは分岐状、飽和もしくは不飽和のC〜C21炭化水素ベースの基から選択され;
r、s、およびtは、同一であっても、異なっていてもよく、2〜6の範囲の整数であり、
r1およびt1は、同一であるか、または異なっていて、0または1の値を有するが、
r2+r1=2r、t1+t2=2tであり、
yは、1〜10の範囲の整数であり、
xおよびzは、同一であっても、異なっていてもよく、0〜10の値を有する整数であり、
は、単一体または錯体の、有機または鉱物質のアニオンであるが、
ただし、x+y+zの合計が1〜15であり、xが0の場合には、R23がR27を表し、かつzが0の場合には、R25がR29を表す。
アルキル基のR22は、直鎖状または分岐状であってよいが、より特には、直鎖状である。
22が、メチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基、またはジヒドロキシプロピル基を表すのが好ましいが、より特には、メチル基またはエチル基である。
x+y+zの合計が1〜10であれば、有利である。
23が、炭化水素ベースの基R27である場合には、それが長く、12〜22個の炭素原子を含んでいてもよいし、あるいはそれが短く、1〜3個の炭素原子を含んでいてもよい。
25が炭化水素ベースの基R29である場合には、それが1〜3個の炭素原子を含んでいるのが好ましい。
有利には、R24、R26およびR28が、同一であっても、異なっていてもよく、直鎖状もしくは分岐状、飽和もしくは不飽和のC11〜C21の炭化水素ベースの基、より具体的には、直鎖状もしくは分岐状、飽和もしくは不飽和のC11〜C21のアルキル基およびアルケニル基から選択される。
xとzは、同一であっても、異なっていてもよく、0または1であるのが好ましい。
有利には、yが1に等しい。
好ましくは、r、sおよびtは、同一であっても、異なっていてもよく、2または3の値を有しているのが好ましいが、さらにより特には、2に等しい。
アニオンXは、ハライド、好ましくはクロリド、ブロミドもしくはヨーダイド、(C〜C)アルキルスルフェートまたは(C〜C)アルキル−もしくは(C〜C)アルキルアリール−スルホネートであるのが好ましい。しかしながら、メタンスルホネート、ホスフェート、ナイトレート、トシレート、有機酸から誘導されるアニオン、たとえば、アセテートもしくはラクテート、または各種その他の、エステル官能基を有するアンモニウムと適合性のあるアニオンを使用してもよい。
アニオンXは、さらにより特には、クロリド、メチルスルフェート、またはエチルスルフェートである。
本発明による組成物においては、より特には、式(IX)のアンモニウム塩が使用されるが、その中で、:
− R22は、メチル基またはエチル基を表し、
− xおよびyは、1に等しく、
− zは、0または1に等しく、
− r、s、およびtは2に等しく、
− R23は、以下のものから選択され:
・次式の基
Figure 0006730445
・メチル、エチル、またはC14〜C22炭化水素ベースの基、かつ
・水素原子、
− R25は、以下のものから選択され:
・次式の基
Figure 0006730445
・水素原子、
− R24、R26およびR28が、同一であっても、異なっていてもよく、直鎖状もしくは分岐状、飽和もしくは不飽和のC13〜C17の炭化水素ベースの基、好ましくは、直鎖状もしくは分岐状、飽和もしくは不飽和のC13〜C17のアルキル基およびアルケニル基から選択される。
その炭化水素ベースの基が直鎖状であれば、有利である。
式(IX)の化合物の中では、たとえば、以下のものを挙げることができる:ジアシルオキシエチルジメチルアンモニウム、ジアシルオキシエチル−ヒドロキシエチルメチルアンモニウム、モノアシルオキシエチルジヒドロキシエチルメチル−アンモニウム、トリアシルオキシエチルメチルアンモニウム、またはモノアシルオキシエチル−ヒドロキシエチルジメチルアンモニウムの塩、特にはそれらのクロリドまたはメチルスルフェート、およびそれらの混合物。それらのアシル基には、好ましくは、14〜18個の炭素原子が含まれ、より具体的には、植物油、たとえば、パーム油またはヒマワリ油から得られる。その化合物がいくつかのアシル基を含んでいる場合、それらの基は同一であっても、異なっていてもよい。
これらの反応生成物は、たとえば、任意選択的にオキシアルキレン化されている、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、アルキルジエタノールアミン、または、アルキルジイソプロパノールアミンを、脂肪酸または植物もしくは動物由来の脂肪酸混合物を用いて直接エステル化することによるか、または、それらのメチルエステルをエステル交換反応させることによって得られる。このエステル化に続けて、アルキル化剤の手段による四級化を行うが、そのようなアルキル化剤としては、たとえば以下のものが挙げられる:アルキルハライド、好ましくはメチルもしくはエチルのハライド、ジアルキルスルフェート、好ましくはジメチルもしくはジエチルスルフェート、メチルメタンスルホネート、メチルパラ−トルエンスルホネート、グリコールクロロヒドリン、またはグリセロールクロロヒドリン。
そのような化合物は、たとえば、HenkelによりDehyquart(登録商標)、StepanによりStepanquat(登録商標)、CecaによりNoxamium(登録商標)、またはRewo−WitcoによりRewoquat(登録商標)WE18の名称で販売されている。
本発明による組成物には、たとえば四級アンモニウムのモノエステル、ジエステル、およびトリエステル塩の混合物で、その重量の大半がジエステル塩であるようなものが含まれていてもよい。
そのような化合物の例としては、以下のものを挙げることができる:ジステアロイルエチルヒドロキシエチルメチルアンモニウム塩、またはジパルミトイルエチルヒドロキシエチルメチルアンモニウム塩、特にはそれらのメトスルフェート。
米国特許第A4,874,554号明細書および米国特許第A4,137,180号明細書に記載されているような、少なくとも1個のエステル官能基を含むアンモニウム塩を使用することもまた可能である。
ベヘノイルヒドロキシプロピル−トリメチルアンモニウムクロリド(たとえばKao社からQuartamin BTC131の名称で販売されている)を使用してもよい。
その少なくとも1個のエステル官能基を含むアンモニウム塩が、2個のエステル官能基を有しているのが好ましい。
カチオン性界面活性剤の中では、より具体的には、たとえば以下のような式(VI)または(IX)のものから選択するのが好ましい:セチルトリメチルアンモニウム塩、ベヘニルトリメチルアンモニウム塩、またはジパルミトイル−エチルヒドロキシエチルメチルアンモニウム塩、およびそれらの混合物、より具体的には、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、またはジパルミトイルエチルヒドロキシエチルアンモニウムメトスルフェート、およびそれらの混合物。
本発明の一つの特定の実施態様においては、その組成物には、ノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、および両性界面活性剤から選択される、より具体的には以下のものから選択される1種または複数の界面活性剤が含まれる:(C〜C24)アルキルスルフェート、2〜50個のエチレンオキシド単位を含む(C〜C24)アルキルエーテルスルフェート、(C〜C40)アシルサルコシネート、(C〜C40)アシルグルタメート、2〜50個のエチレンオキシド単位を含む(C〜C40)アルキルエーテルカルボン酸、(C〜C30アルキル)スルホネート、(C〜C30アルキル)アミドスルホネート、(C〜C30アルキル)アリールスルホネート、α−オレフィンスルホネート、パラフィンスルホネート、特にはアルカリ金属、アンモニウム、アミノアルコール、およびアルカリ土類金属の塩の形態にあるもの;エチレンオキシド基の数が特には2〜50の範囲のポリエトキシル化C8〜18アルコール、(C〜C24アルキル)モノ−もしくは−ポリグリコシド;(C〜C20)アルキルベタイン、(C〜C20)アルキルアミド(C〜C)アルキルベタイン、(C〜C20)アルキルアンホ二酢酸塩;ならびにそれらの混合物。
本発明のまた別な特定の実施態様においては、その組成物には、カチオン性界面活性剤から選択される、より好ましくはセチルトリメチルアンモニウム塩、ベヘニルトリメチルアンモニウム塩、およびジパルミトイルエチルヒドロキシエチルメチルアンモニウム塩から選択される1種または複数の界面活性剤、かつより具体的にはベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ジパルミトイルエチルヒドロキシエチルアンモニウムメトスルフェート;およびそれらの混合物が含まれる。
本発明のまた別な実施態様においては、その組成物には、先に定義されたようなノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤および両性界面活性剤から選択される1種または複数の界面活性剤(c)、および先に定義されたような1種または複数のカチオン性界面活性剤(c)が含まれる。
本発明による組成物が、その組成物の全重量を規準にして、0.5重量%〜40重量%、さらにより好ましくは0.5重量%〜30重量%、さらにより好ましくは0.5重量%〜22重量%の範囲の界面活性剤の合計含量を有しているのが好ましい。
好ましくは、本発明による組成物が水性であって、その組成物の全重量を規準にして、水を、好ましくは5重量%〜98重量%、特には20重量%〜95重量%、さらにより好ましくは50重量%〜95重量%の範囲の濃度で含んでいるのが好ましい。
その組成物にはさらに、25℃、1.013×10Paで液状であり、特には水溶性である、1種または複数の有機溶媒を含んでいてもよいが、そのようなものとしては例えば以下のものが挙げられる:C〜Cアルコール、特にはC〜Cの脂肪族もしくは芳香族のモノアルコール、およびC〜Cのポリオールおよびポリオールエーテル。これらは、単独または、水との混合物として、使用することができる。その有機溶媒を、エタノールおよびイソプロパノール、およびそれらの混合物から選択するのが有利である。
その組成物が水性であるのなら、そのpHは、好ましくは3〜11の間、特には4〜10の間である。
これらの組成物のpHは、慣用されている、塩基性にする薬剤または酸性にする薬剤の手段により、所望の値に調節することができる。塩基性にする薬剤の中では、例としては、水性のアンモニア、アルカノールアミン、および鉱物質もしくは有機の水酸化物が挙げられる。酸性にする薬剤の中では、たとえば、鉱酸または有機酸、たとえば、塩酸、オルトリン酸または硫酸、カルボン酸、たとえば、酢酸、酒石酸、クエン酸、および乳酸、ならびにスルホン酸が挙げられる。
本発明の一つの好ましい変法においては、その組成物に、少なくとも1種のカルボン酸、好ましくは乳酸が含まれる。
本発明による組成物にはさらに、増粘剤、塩、たとえば、塩化ナトリウム、液体もしくは固体状の脂肪性物質、保存剤、芳香剤、および染料、ならびにさらにはヘアトリートメントに最も通常使用される化粧料用の薬剤、たとえばカチオン性ポリマーから選択される1種または複数の化粧料成分が含まれていてもよい。
これらの添加剤は、本発明による組成物の中に、その組成物の全重量を規準にして0〜20重量%の範囲の量で存在させるのがよい。
当業者ならば、本発明の組成物の性質を損なわないように、これらの任意成分の添加剤とそれらの量の選択に気を配るであろう。
本発明による組成物は、以下のような方法で調製することができる:少なくとも1個の可溶化官能基を有するアルコキシシラン(a)を、少なくともその重量に等しい量の水と混合し、次いで、その溶液のpHを5〜10の間の値に下げるのに十分な量の酸を添加する。
第二の相において、少なくとも1種のアルキルアルコキシシラン(b)を、少なくともその重量に等しい量の水と混合し、pHの値を2〜7の間の値に下げるのに十分な量の酸を、やはり添加する。
適切であるならば、これら二つの相の一方の水に、1種または複数の界面活性剤(c)、さらには、1種または複数の添加剤、たとえば増粘剤を予め含ませておく。
そのようにして得られた二つの相に、界面活性剤(c)またはその他の添加剤を加えることによって、再度補足することも可能である。
次いでその二つの相を、合わせて、界面活性剤(c)を再び添加することが可能であり、同様に1種または複数の他の添加剤を加えることもできる。
本発明による組成物は、ヒト毛髪の洗浄のための製品、特にはシャンプー、コンディショニング製品、たとえばヘアコンディショナー、またはそれら両方、またはマスクの形態とすることができるが、これらに限定される訳ではない。
本発明はさらに、ケラチン繊維、特にヒトのケラチン繊維、たとえば毛髪を、好ましくは、洗浄/クレンジングおよび/またはコンディショニングするための、美容トリートメントのためのプロセスにも関するが、それは、ヒトの毛髪に対して、有効量の上述の組成物を適用し、任意選択的にそれを濯ぎ落とすことからなっている。
本発明の主題はさらに、先に定義した組成物であるが、そこでは、化合物(a)および(b)が、0.5〜10、好ましくは1〜10、さらにより好ましくは1.5〜7の範囲の(a)/(b)重量比で存在している。
以下の実施例により、本発明を説明する。
実施例1:ケア配合物
本発明による配合物1〜10は、次の表に示した成分から調製した。パーセントはすべて重量規準であり、示されている量は、その配合物の全重量を規準にして、その存在している形態での製品中の重量%として表した。
Figure 0006730445
Figure 0006730445
それらの組成物は、次のようにして得た:
− 液状または溶融状態の脂肪性物質を、界面活性剤および保存剤の加熱した水溶液に添加した。そのようにして、脂肪性物質の分散体を得た;
− 別途に、すなわち一方では、メチルトリエトキシシランを水およびpH3にするのに十分な量のpH調節剤と混合し、他方では、アミノプロピルトリエトキシシランを、水および残りの量のpH調節剤と混合した。これら二つの相が均一になったら、それらを合わせた。適切であるのならば、それに増粘剤を添加し、次いで、その混合物の粘度が一定になってから、この混合物を、脂肪性物質の分散体と合わせた。任意成分である、シリコーンの分散体およびポリクオタニウムの分散体を添加した。
予めシャンプーを用いて洗髪しておいた、湿らせた毛房を、配合物10を用い、毛房の全部の長さに、毛髪1グラムあたり150mgの比率で適用して処理した(リーブオンモード)。
その毛房を、指の間で揉んだ。すると、毛髪の極めて良好で容易なもつれ解き性と滑らかな手触りが観察された。
次いでその毛髪を乾燥させると、この場合もまた、容易なもつれ解き性と、滑らかで、脂でごてごてせず、べたべたしない手触りとが観察された。
次いでその毛房を、相対湿度80%、25℃の状態に24時間置いておいた。それらは、膨れや縮れをほとんど示さなかった。
その毛髪を再び濡らせ、シャンプーし、その後で、もつれ解き性と手触りの観察を繰り返すことによって効果の持続性を観察したところ、もつれ解き性は、湿った状態および乾いた状態のいずれでも、明らかに容易であるままで残っており、その毛房の手触りは、より滑らかであった。
実施例2:クレンジング配合物
本発明による配合物11〜35は、以下の表に示した成分から調製した。パーセントはすべて重量規準であり、示されている量は、その配合物の全重量を規準にして、その存在している形態での製品中の重量%として表した。
Figure 0006730445
Figure 0006730445
Figure 0006730445
Figure 0006730445
それらの組成物は、次のようにして得た:
− 別途に、すなわち一方では、メチルトリエトキシシランを水およびpH3にするのに十分な量のpH調節剤と混合し、他方では、アミノプロピルトリエトキシシランを、水および残りの量のpH調節剤と混合した。これら二つの相が均一になったら、それらを合わせた。次いでそれらを、界面活性剤の溶液に添加するか(配合物11〜33)、または界面活性剤の溶液およびアニオン性ポリマーの溶液に添加した(配合物34および35)。適切であるのならば、次いで、塩、カチオン性ポリマー、保存剤、およびフラグランスを添加した。必要があれば、調製の最後に、追加のpH調節剤を加えて、pHが目標値になるよう再調節した。
配合物14、17、18、22、24、および28それぞれを用いて、各種の湿った毛房を処理したが、それぞれは、毛髪1グラムあたり400mgの比率で適用した。毛房を指の間で揉んでから、濯いだ。次いで、毛房を指で絞った。すると、毛髪の容易なもつれ解き性と滑らかな手触りが観察された。
次いでその毛髪を乾燥させると、容易なもつれ解き性と共に、曲げてみると、繊維が顕著に硬くなっていることが再び観察された。
実施例3
本発明による配合物36と、比較例の配合物37とを、次の表に記載された成分から調製した。パーセントはすべて重量規準であり、示されている量は、その配合物の全重量を規準にして、活性物質の重量%として表した。
Figure 0006730445
両方の配合物の安定性を評価した。それらを調製した後、オーブン中で66℃で7日間それらを保存した。
7日後では、配合物37では相分離が観察されたが、それに対して配合物36は均質なままであった。
したがって、本発明による配合物36は、比較例の配合物37と比べると、改良された安定性を有している。
実施例4
本発明による配合物38を、次の表に示した成分から調製した。パーセントはすべて重量規準であり、示されている量は、その配合物の全重量を規準にして、活性物質の重量%として表した。
Figure 0006730445
予めシャンプーを用いて洗髪しておいた、6モデルの細い毛髪を、配合物38を用い、毛髪1グラムあたり95mgの比率で適用して処理した。その毛髪を、指の間で揉んだ。
次いで、毛髪を濯ぎ、乾燥させた。
その毛髪は、張り(body)およびボリュームがあり、ほぐれた毛髪が観察される。

Claims (15)

  1. ヒトケラチン繊維をクレンジングおよび/またはコンディショニングするための組成物であって、
    (a)次式(I)の、可溶化官能基を有する1種または複数のアルコキシシラン:
    Si(OR(R(OH) (I)
    [式中、
    は、アミン基NHまたはNHRを用いて置換された、直鎖状もしくは分岐状、飽和もしくは不飽和のC〜C炭化水素ベースの鎖であり、
    ここでRが、
    ・任意選択的に(RO)Si−基を用いて置換された、C〜C20のアルキル基、
    ・C〜C40シクロアルキル、または
    ・C〜C30芳香族基
    であり、
    およびRは、同一であっても、異なっていてもよく、1〜6個の炭素原子を含む直鎖状もしくは分岐状のアルキル基を表し、
    yは、0〜3の範囲の整数を表し、
    zは、0〜3の範囲の整数を表し、かつ
    xは、0〜2の範囲の整数を表し、
    z+x+y=3である]
    (b)1種または複数の、次式(III)のアルキルアルコキシシラン:
    (RSi(OR (III)
    [式中、
    およびRはそれぞれ、互いに独立して、C1〜6を表し、
    nは、1〜3の範囲であり、
    mは、1〜3の範囲であり、
    ただしm+n=4である]
    ならびに
    (c)1種または複数の界面活性剤
    を含み、
    (a)/(b)の重量比が、0.5〜10の範囲である、
    組成物。
  2. が、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基を表すことを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 可溶化官能基を有する前記アルコキシシラン(a)が、3−アミノプロピルトリエトキシシラン(APTES)、3−アミノエチルトリエトキシシラン(AETES)、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、ビス[3−(トリエトキシシリル)プロピル]アミン、ならびにこれらの化合物の混合物から選択されることを特徴とする、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 可溶化官能基を有する前記アルコキシシラン(a)が、式(II)のものから選択されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
    N(CHn’’−Si(OR’) (II)
    [式中、R’基は、同一であっても、異なっていてもよく、直鎖状もしくは分岐状のC〜Cアルキル基から選択され、かつn’’は、1〜6の範囲の整数である]
  5. 可溶化官能基を有する前記アルコキシシラン(a)が、前記組成物の全重量を規準にして、0.5重量%〜50重量%の範囲の量で存在していることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 式(III)において、Rがメチル、エチル、またはn−プロピル基を表し、n=3、およびm=1であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 前記アルキルアルコキシシラン(b)が、メチルトリエトキシシラン(MTES)、およびメチルトリプロポキシシランから選択されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 前記アルキルアルコキシシラン(b)が、前記組成物の全重量を規準にして、0.1重量%〜50重量%の範囲の量で存在していることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の組成物。
  9. 前記(a)/(b)の重量比が、1〜10の範囲であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 前記界面活性剤(c)が、(C〜C24)アルキルスルフェート、2〜50個のエチレンオキシド単位を含む(C〜C24)アルキルエーテルスルフェート、(C〜C40)アシルサルコシネート、(C〜C40)アシルグルタメート、2〜50個のエチレンオキシド単位を含む(C〜C40)アルキルエーテルカルボン酸、(C〜C30アルキル)スルホネート、(C〜C30アルキル)アミドスルホネート、(C〜C30アルキル)アリールスルホネート、α−オレフィンスルホネート、パラフィンスルホネート;エチレンオキシド基の数が2〜50の範囲のポリエトキシル化C8〜18アルコール、(C〜C24アルキル)モノ−もしくは−ポリグリコシド;(C〜C20)アルキルベタイン、(C〜C20)アルキルアミド(C〜C)アルキルベタイン、(C〜C20)アルキルアンホ二酢酸塩;ならびにそれらの混合物から選択される、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、および両性界面活性剤から選択されることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 前記界面活性剤(c)が、カチオン性界面活性剤から選択されることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の組成物。
  12. 前記界面活性剤(c)が、セチルトリメチルアンモニウム、ベヘニルトリメチルアンモニウム、およびジパルミトイルエチルヒドロキシエチルメチルアンモニウムの塩、ならびにそれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項11に記載の組成物。
  13. 前記界面活性剤(c)が、前記組成物の全重量を規準にして、0.5重量%〜40重量%の範囲の量で存在することを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載の組成物。
  14. 組成物の使用であって、
    (a)次式(I)の、可溶化官能基を有する1種または複数のアルコキシシラン:
    Si(OR(R(OH) (I)
    [式中、
    は、アミン基NHまたはNHRを用いて置換された、直鎖状もしくは分岐状、飽和もしくは不飽和のC〜C炭化水素ベースの鎖であり、
    ここでRが、
    ・任意選択的に(RO)Si−基を用いて置換された、C〜C20もしくはC〜Cのアルキル基、
    ・C〜C40シクロアルキル、または
    ・C〜C30芳香族基
    であり、
    およびRは、同一であっても、異なっていてもよく、1〜6個の炭素原子を含む直鎖状もしくは分岐状のアルキル基を表し、
    yは、0〜3の範囲の整数を表し、
    zは、0〜3の範囲の整数を表し、かつ
    xは、0〜2の範囲の整数を表し、
    z+x+y=3である]
    (b)1種または複数の、次式(III)のアルキルアルコキシシラン:
    (RSi(OR (III)
    [式中、
    およびRはそれぞれ、互いに独立して、C1〜6を表し、
    nは、1〜3の範囲であり、
    mは、1〜3の範囲であり、
    ただしm+n=4である]
    ならびに
    (c)1種または複数の界面活性剤
    を含み、(a)/(b)の重量比が、0.5〜10の範囲である組成物の、ヒトケラチン繊維のクレンジングおよび/またはコンディショニングのための、使用。
  15. (a)次式(I)の、可溶化官能基を有する1種または複数のアルコキシシラン:
    Si(OR(R(OH) (I)
    [式中、
    は、アミン基NHまたはNHRを用いて置換された、直鎖状もしくは分岐状、飽和もしくは不飽和のC〜C炭化水素ベースの鎖であり、
    ここでRが、
    ・任意選択的に(RO)Si−基を用いて置換された、C〜C20もしくはC〜Cのアルキル基、
    ・C〜C40シクロアルキル、または
    ・C〜C30芳香族基
    であり、
    およびRは、同一であっても、異なっていてもよく、1〜6個の炭素原子を含む直鎖状もしくは分岐状のアルキル基を表し、
    yは、0〜3の範囲の整数を表し、
    zは、0〜3の範囲の整数を表し、かつ
    xは、0〜2の範囲の整数を表し、
    z+x+y=3である]
    (b)1種または複数の、次式(III)のアルキルアルコキシシラン:
    (RSi(OR (III)
    [式中、
    およびRはそれぞれ、互いに独立して、C1〜6を表し、
    nは、1〜3の範囲であり、
    mは、1〜3の範囲であるが、
    ただしm+n=4である]
    ならびに
    (c)1種または複数の界面活性剤
    を含み、(a)/(b)の重量比が、0.5〜10の範囲である組成物の有効量をケラチン繊維に適用し、
    かつ、任意選択的にそれを濯ぎ落とすことを含む、美容トリートメントプロセス。
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