JP6730274B2 - 押出ペットフード製品 - Google Patents

押出ペットフード製品 Download PDF

Info

Publication number
JP6730274B2
JP6730274B2 JP2017524444A JP2017524444A JP6730274B2 JP 6730274 B2 JP6730274 B2 JP 6730274B2 JP 2017524444 A JP2017524444 A JP 2017524444A JP 2017524444 A JP2017524444 A JP 2017524444A JP 6730274 B2 JP6730274 B2 JP 6730274B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pet food
food product
extruded
product
pet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017524444A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017537614A5 (ja
JP2017537614A (ja
Inventor
ダンセット,ガエタン
ドレロン,ニコラ
エコシャール,クロード
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mars Inc
Original Assignee
Mars Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mars Inc filed Critical Mars Inc
Publication of JP2017537614A publication Critical patent/JP2017537614A/ja
Publication of JP2017537614A5 publication Critical patent/JP2017537614A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6730274B2 publication Critical patent/JP6730274B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23KFODDER
    • A23K40/00Shaping or working-up of animal feeding-stuffs
    • A23K40/25Shaping or working-up of animal feeding-stuffs by extrusion
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23KFODDER
    • A23K40/00Shaping or working-up of animal feeding-stuffs
    • A23K40/20Shaping or working-up of animal feeding-stuffs by moulding, e.g. making cakes or briquettes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23KFODDER
    • A23K20/00Accessory food factors for animal feeding-stuffs
    • A23K20/10Organic substances
    • A23K20/142Amino acids; Derivatives thereof
    • A23K20/147Polymeric derivatives, e.g. peptides or proteins
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23KFODDER
    • A23K20/00Accessory food factors for animal feeding-stuffs
    • A23K20/10Organic substances
    • A23K20/158Fatty acids; Fats; Products containing oils or fats
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23KFODDER
    • A23K20/00Accessory food factors for animal feeding-stuffs
    • A23K20/10Organic substances
    • A23K20/163Sugars; Polysaccharides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23KFODDER
    • A23K50/00Feeding-stuffs specially adapted for particular animals
    • A23K50/40Feeding-stuffs specially adapted for particular animals for carnivorous animals, e.g. cats or dogs
    • A23K50/45Semi-moist feed

Description

本発明は、ペット動物における満腹感を改善できる押出ペットフード製品に関する。本発明は、ペット動物における満腹感を達成させるのに使用するための押出包装ペットフード製品であって、15%超から30%の水分、11%から45%までの炭水化物、脂肪およびタンパク質、0.7超のAw、並びに250から300g/lの範囲の密度を有する押出包装ペットフード製品に関する。本発明は、動物における満腹感を達成させる方法であって、15%超から30%の水分、11%から45%までの炭水化物、脂肪およびタンパク質、0.9超のAw、並びに250から300g/lの範囲の密度を有する押出包装ペットフード製品を、ペット動物に給餌する工程を有してなる方法にも関する。
過食および過体重のペット動物が、対処すべき現在の課題である。ペット動物を健康にすること、並びにペット動物の一般的な健康全般をできるだけ長く維持することを確実にすることに、次第に焦点が当てられてきている。これは、ペット動物の一般的な健康のためであり、ペットの飼い主がペット動物を健康な生活様式に合わせられるようにするためである。過体重および肥満は、ネコおよびイヌを様々な病気に罹りやすくさせ、寿命を短くさせる。
特に、望ましくない追加の成分を添加する必要なく、また望ましくないおねだりの挙動に対処しなければならないという、ペットの飼い主への必要以上の負担がなく、ペット動物における満腹感を達成することのできるペットフード製品を提供するという一般的必要性が当該技術分野にある。
ペットにおいて、繊維質または含水量が増加した食品が、最も満腹感を感じさせる。しかしながら、その両方とも、それぞれ、消化性および糞便の堅さに関して制限があり得る。
本発明は、当該技術分野における上述した課題を克服するものである。
したがって、本発明は、第1の実施の形態において、ペット動物における満腹感の改善に使用するための押出包装ペットフード製品であって、15%超から30%の水分、11%から45%までの炭水化物、脂肪およびタンパク質、0.7超のAw、並びに250から300g/lの範囲の密度を有する押出包装ペットフード製品を提供する。
ペット動物における満腹感の改善は、体重増加の防止および/または体重維持を含む。ペット動物における満腹感の改善は、満腹効果の誘発および食品摂取の減速/減少および/またはエネルギー摂取の減速/減少を含む。
押出製品は、押出後に施される成分がないことがある。従来技術において、押出食品は、通常、美味しさおよびエネルギー供給を増すために、乾燥後に、鶏肉、豚肉、豚脂、コプラ油などの脂肪で被覆されている。押出ペットフードは、消化物などの液体旨味剤で被覆されることも公知である;粉末などの固体旨味剤およびある場合には、感熱栄養素が、例えば、ペットフードをミドリイガイで被覆することにより、押出乾燥ペットフードに施される。
本発明の製品は、満腹感を与える天然製品である。何故ならば、達成される効果を作り出すために追加の成分は使用されず、公知の満腹感の解決策とのマイナスの関連性がないからである。典型的な以前の満腹感の解決策は、非消化性成分を含み、増加した糞便の量および低下した糞便の品質などの不都合な点があることがある。
前記製品は20%から27%の水分を有することがある。その製品は15%から20%の水分を有することがある。その製品は約18%の水分を有することがある。その製品は13%から17%の炭水化物を有することがある。
前記ペットフード製品が、飼いイヌまたは飼いネコにおける満腹感の達成に使用するためのものであることが好ましい。
前記製品は、少なくとも一部は過熱蒸気の存在下で生成されることがある。その製品のAwは0.9超または0.92超であることがある。その製品のAwは0.8超であることがある。
前記製品は酸をさらに含むことがあり、その酸が乳酸であることが好ましい。その酸は0.5から10%の量で存在してよい。
前記食品は包装されている。その包装はいずれであってもよく、シールパッケージが好ましい。包装の材料は、紙、ボール紙、プラスチックまたは金属薄片であってよい、および/または缶、ネジ蓋式瓶またはフイルムパウチパックであってよい。その包装は密封されることがある。包装の1つは真空包装であることがある。その食品は、無菌条件下(例えば、過熱蒸気の存在下)で包装されることがある、または滅菌条件(例えば、X線照射により)を達成するために処理されることがある。
本発明の第2の態様は、動物における満腹感を達成させる方法であって、15%超から30%の水分、11%から45%までの炭水化物、0.9超のAw、および250から300g/lの範囲の密度を有する押出包装ペットフード製品を、ペット動物に給餌する工程を有してなる方法を提供する。
本発明の第2の態様による押出包装ペットフード製品は、少なくとも一部は過熱蒸気の存在下で生成されることがある。
本発明の第1の態様の全ての特徴は、第2の態様にも当てはまる。
本発明の製品の使用は、医学および美容の体重減少を含む。
本発明により、請求項に記載された水分レベルを有するセミモイストのペットフード製品を、製造し、長い貯蔵寿命を達成するために包装内に維持することができる。そのような押出ペットフード製品を得る方法の1つは、過熱蒸気の使用によるものであろう。過熱蒸気を使用するどの過程を使用して、本発明による製品を製造しても差し支えない。
前記ペットフード製品は、特許請求の範囲および明細書に記載されたいずれかのフォーマットである。そのペットフード製品は、キブル、スナック、おやつまたはビスケットと記載されることもある。その製品のテキスチャーは軟質である。その軟質テキスチャーは、噛むのを促進し、したがって、食事時間を増加させるので、満腹効果に寄与するであろう。この軟質テキスチャーは、グリセロール(貯蔵寿命安定性を確実にするために使用される)などの水結合剤の不在下で予期せずに得られる。そのような軟質テキスチャーを得る能力は、常温で長期保存可能な製品を提供するための、特定の水分レベルおよびAwとの組合せで、得られる満腹効果に寄与する。キブルの水分含量およびテキスチャーは、満腹効果に寄与するであろうより長い噛む時間を要する。
前記ペットフード製品が市販のペットフード製品であることが好ましい。そのような製品が、ネコまたはイヌに給餌するための製品として販売されることが好ましい。
本発明の典型的なペットフードは、約20〜30%の粗タンパク質および約10〜20%の脂肪を含有し、残りは、食物繊維および灰分を含む炭水化物である。
前記ペットフードの残りの成分は本発明に必須ではなく、典型的な標準成分を含めることができる。本発明によるペットフードの混合成分は、問題の特定の動物に推奨されるビタミンおよびミネラルの全てを提供できる(完全なバランスのとれた食品)。
前記ペットフードは、好ましくは押出し中に調理された、調理製品である。その製品は、肉または動物由来材料(牛肉、鶏肉、七面鳥の肉、子羊の肉、魚、血漿、骨髄等、もしくはそれらの1つ以上など)を含んでもよい。あるいは、その製品は、タンパク質源を提供するために、肉を含まなくてもよい(大豆、トウモロコシグルテンまたは大豆製品などの肉の代用食品を含むことが好ましい)。その食料は、大豆タンパク質濃縮物、乳タンパク質、グルテンなどの追加のタンパク質源を含有してもよい。その食料は、1種類以上の穀物(例えば、小麦、トウモロコシ、米、オーツ麦、大麦など)などのデンプン源も含有してよい。その製品が少なくとも1種類の繊維源を含有することが好ましい。
過熱蒸気を使用して製品を製造することは、当該技術分野における常識である。そのような方法は、よく知られており、国際公開第2009/018990号、同第2009/018996号、同第2009/018997、同第2010/112097号、および同第2010/108641号などの以前の文献に記載されている。
少なくとも一部は過熱蒸気の存在下で製造されている製品は、以下の1つ以上を含む:
前記押出製品は、ハウジング内で気体雰囲気に過熱蒸気を提供し、製品を気体雰囲気に供給し、その気体雰囲気にパッケージを送達し、そのパッケージ中に製品を充填し、気体雰囲気内でパッケージを密封し、充填されたパッケージを気体雰囲気から移動させることによって、包装される。その気体雰囲気の温度は、100℃、120℃、140℃、160℃、180℃または220℃を超えることがある。その気体雰囲気は、大気圧、減圧または上昇した圧力であってよい。その気体雰囲気は、空気および/または別の気体からなる第1の成分、および第2の成分としての水蒸気の混合物であってよく、少なくとも水平副層において、少なくとも50質量%、60質量%、70質量%、80質量%、90質量%、95質量%、98質量%、99質量%の水蒸気含有量を有する。少なくとも1つの水平部分層中の気体雰囲気は、15質量%、10質量%、8質量%、5質量%、2質量%、または1質量%未満の酸素含有量を有することがある。その気体雰囲気は、垂直方向に層を成すことがあり、最上部に向かって、温度は上昇し、酸素含有量は低下する。その押出製品は、気体雰囲気内に滞留することによって、包装前に所定の時間に亘り乾燥させてもよい。その過程において、材料から逃げる揮発性物質、特に風味が、気体雰囲気から抽出されることがある。そのハウジング内に存在する気体雰囲気を混合し、垂直層化を避けてもよい。
本発明は、過熱蒸気の雰囲気内で食品が調理され、乾燥され、包装される包装形態にある製品に関する。
従来技術において、食品は、通常、約0.60または0.65のAw値(活性水含有量)まで乾燥されてきた。そのような乾燥の理由は、より高いAw値が、細菌、真菌、酵母などの、食品中に残留する任意の微生物の制御されない増殖をもたらすと理解されたことである。胞子形成細菌の増殖を制御するために、pHの低下も使用できる。4.5未満のpHの低下は、乳酸などの酸の添加によって達成できる。pHは、押出過程中に乾燥混合物の酸性化により低下させることができる。
最近の研究により、長期貯蔵安定性が満足のいく包装製品を得るために、特定の状況下では、湿った製品の実質的にそれほど徹底的ではない乾燥で十分であろうことが示された。食品を、3%未満のO2を含有する過熱蒸気の雰囲気において、少なくとも120℃の温度で、多くとも0.9または0.92までのAw値に乾燥させた場合、その食品が、3体積%以下の酸素含有量の過熱蒸気の雰囲気内にある間に密封包装されるという条件で、どの生存微生物も増殖できない。
過熱蒸気の存在下で包装食品を製造する方法は、食品を少なくとも100℃の調理温度で調理する工程、その調理済み食品を、3%未満の酸素を含有し、少なくとも120℃の温度を有する過熱蒸気の雰囲気に導入する工程、その食品を0.7から0.92の範囲のAw値まで乾燥させる工程、および過熱蒸気の雰囲気内で、その食品を包装容器内に包装する工程を有してなることがある。次いで、その包装容器は密封されることがある。
その過程中の過熱蒸気の雰囲気は、少なくとも130℃の温度に維持されることがある。その食品は、水、飽和蒸気または過熱蒸気、もしくはその混合物中で調理されることがある。その食品は、押出機内で調理されることがあり、過熱蒸気の雰囲気に直接押し出されることがある。
過熱過程によれば、前記食品は、少なくとも20秒、30秒、40秒、1分、2分、5分または10分の乾燥時間中に乾燥されることがある。その食品は、少なくとも5分間または少なくとも10分間に亘り乾燥によって、殺菌されることがある。
任意の保存料を含むいずれの成分も添加せずに、調理され乾燥された食品を包装してもよい。その包装過程中、包装容器は、包装中に供給された保護ガスを有することがある。
前記食品の温度は、食品の調理と、包装容器の密封との間で、100℃以上に維持されることがある。その食品は、押し出されている間に調理されることがある。過熱蒸気の雰囲気は、大気圧に維持されることがある。前記保護ガスはCO2またはN2であってよい。
過熱蒸気の存在下で前記製品を製造する過程は、食品を油で揚げる方法であって、食品が高温の油または脂肪に送達され、所定の滞留時間後にその高温の油から運び出され、周囲空気からその油を遮断し、油で揚げられた食品から蒸発する水の量に相当する水蒸気の流れがそこから吸い出される、過熱蒸気を含む水蒸気区域が油の自由表面の上に生成される方法を含むことがある。その過熱蒸気は循環されることがあり、その過程で、水蒸気は、水蒸気区域から抽出され、必要に応じて、熱交換器に通過させられ、送風機によって水蒸気区域に戻される。その水蒸気は、自由表面上にまたはそれに亘り吹き付けられてもよい。水蒸気区域内に存在するまたは循環される水蒸気の体積は、一定に維持されることがある。油の上の水蒸気区域内の酸素含有量は、10体積%、5体積%、3体積%、2体積%または1体積%未満に維持されることがある。特に油を加熱するために、その水蒸気の流れは少なくとも部分的に凝縮されることがあり、エネルギーおよび/または材料が回収されることがある。本発明は、過熱蒸気過程において、押出材料を乾燥させる方法であって、ハウジング内で気体雰囲気に過熱蒸気を提供する工程、そのハウジング内で材料を押し出す工程、その材料を気体雰囲気内で乾燥させる工程、および乾燥した材料をハウジングから移動させる工程を有してなる方法を含むことがある。その材料の温度は、ハウジング内に入るときに、100℃、110℃、120℃、130℃または140℃より高いことがある。その気体雰囲気の温度は、100℃、120℃、140℃、160℃、180℃または220℃を超えることがある。その気体雰囲気は、空気および/またはCO2、窒素または別の不活性ガスなどの別の気体からなる第1の成分、および第2の成分としての水蒸気の混合物であることがあり、少なくとも50質量%、60質量%、70質量%、80質量%、90質量%、95質量%、98質量%、または99質量%の水蒸気含有量を有する。
前記材料から気体雰囲気中に逃げる揮発性物質、特に風味が、気体雰囲気から抽出されることがある。抽出後、その物質をその材料に再び添加してもよい。その物質は、材料に、直接添加しても、コーティングまたは詰め物などの担体材料の形態で添加してもよい。過熱蒸気の存在下にある前記方法は、材料を乾燥させる方法であって、ハウジング内で気体雰囲気に過熱蒸気を提供する工程、材料をそのハウジングに運び入れる工程、その材料を気体雰囲気内で乾燥させる工程、乾燥した材料をハウジングから運び出す工程、およびその材料から気体雰囲気中に逃げる揮発性物質、特に、風味をその気体雰囲気から抽出する工程を有してなる方法を含むことがある。
貯蔵寿命安定性の観点から、その製品の過酸化物値が10mEq/kg脂肪(EqはO2に相当する)未満であることが好ましい。ヘキサナール含有量は15ppm未満である。
本発明が図1から6に記載されている。
請求項に記載された発明の押出包装ペットフード製品を製造する過程を示す図 成犬用対照製品または成犬用試験製品いずれが給餌されたビーグル犬の食品摂取を表すグラフ。一回目、二回目、三回目、および四回目の食餌摂取が、グラフの下から上に測定されている。 試験ペットフード製品(SHS)または対照ペットフード製品(中型)のいずれかが給餌された12時間の期間に亘るビーグル犬が摂取した食餌を表すグラフ。棒の対の左の棒が対照ペットフード製品(中型)であり、右の棒が試験ペットフード製品(SHS)である。 対照ペットフード製品(中型)に対する試験ペットフード製品(SHS)をビーグル犬が摂取したパーセント量を示すグラフ 試験ペットフード製品に対する対照ペットフード製品の画像 シュナウザー犬における試験ペットフード製品に対する対照ペットフード製品の摂取速度を表すグラフ シュナウザー犬における試験ペットフード製品に対する対照ペットフード製品の摂取速度を表すグラフ
本発明を、以下の非限定的実施例を参照して説明することができる。
目的
この試行の目的は、本発明による押出製品の満腹効果を評価することであった。比較は、異なる技術により製造された同じ成分を含み、下記に示される配合を有する製品間で行われる。
Figure 0006730274
Figure 0006730274
条件
本発明の試験ペットフード製品を、以下の過程を使用して製造した:
前提条件設定は、29%の水分を有する製品を含んだ。
その製品を、約125℃の温度および約20バール(2MPa)の圧力で押し出した。
その製品を120〜140℃の過熱蒸気の雰囲気中に押し出した。
その製品は、寸法が13mm、厚さが7mmの丸い形状、および寸法が7.3mmの丸いダイプレートであった。
その過程が図1に図示されている。
プロトコル
二製品の等級試験を行った。上述した配合による2つの製品を使用した。
試験に使用した設計は、ランダム化クロスオーバー試験であった。各週に、イヌに、2種類の規定食(試験または対照)の内の一方の3回の食餌を与えた(動的)。翌週に、別の試験または対照規定食を使用した。
試験の説明が、以下のように設定されている:
Figure 0006730274
Figure 0006730274
結果は、各動的で、kcal/kg0.75で表される全食糧摂取量があったことである。
試験は、10匹の成犬のビーグル犬に行った。これらのイヌは、無制限に水を飲めた。
エネルギー所要量は:
− 120kcal/kg0.75は、エネルギー所要量の100%に相当し、
− 240kcal/kg0.75は、エネルギー所要量の200%に相当する。
その結果も、消化性に関して、下痢も便秘も観察されなかったという事実を含んだ。
製品製造
先に記載されたような製品の成分を混合し、押し出した。試験製品について、製品の少なくとも一部が上述したような過熱蒸気下で生成された製品を製造した。対照規定食を乾燥させ、乾燥キブルに特有の脂肪および旨味剤のコーティングを加えた(家禽の脂肪)。
その結果が図2に示されている。
図2は、試験食餌が対照食餌より43%少なく食べられることを示している。
別の結果が図3に示されている。
図3は、一回目の食餌後に満腹効果が現れる(食餌摂取の34%の減少)ことを示している。
さらに別の結果が図4に示されている。
図4は、満腹感は、それほど美味しくない製品により説明できないが、食餌の間の時間を増加させる傾向のある、低エネルギー規定食と軟質テキスチャーの組合せにより説明できることが、製品の優れた美味しさにより確認されることを示している。
さらに別の結果が図5に示されている。
図5は、対照ペットフード製品に対する試験ペットフード製品の外観を示している。
二製品の等級試験を7匹のシュナウザー犬に行った。研究開始の二週間前に、イヌの歯石を取り、磨いた。イヌに、10日間の期間に亘り対照規定食を給餌し、次いで、10日間に亘り試験製品を給餌した。両方の規定食期間について、歯垢の堆積物を、一回目の食餌前に磨いて落とし、10日目の食餌後に、モニタした(表面歯垢の百分率)。
さらに別の結果が図6に示されている。
図6Aおよび6Bは、対照ペットフード製品を給餌した犬に対して、試験ペットフード製品を給餌した犬のほうが、ペットフードを摂取するのに長くかかり(19.1%の著しい増加)、それによって、咀嚼の時間が増し、イヌの満腹感が増すことを示している。
結論
本発明による製品は、消化性および美味しさに悪影響を及ぼさずに、イヌに満腹感を誘発する。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
ペット動物における満腹感の達成に使用するための押出包装ペットフード製品であって、15%超から30%の水分、11%から45%までの炭水化物、脂肪およびタンパク質、0.7超のAw、並びに250から300g/lの範囲の密度を有する押出包装ペットフード製品。
実施形態2
押出後に添加される成分を含まない、実施形態1に記載の押出包装ペットフード製品。
実施形態3
20%から27%の水分を有する、実施形態1または2に記載の押出包装ペットフード製品。
実施形態4
15%から20%の水分を有する、実施形態1または2に記載の押出包装ペットフード製品。
実施形態5
約18%の水分を有する、実施形態1または2に記載の押出包装ペットフード製品。
実施形態6
前記Awが0.8より大きい、実施形態1から5いずれか1つに記載の押出包装ペットフード製品。
実施形態7
前記満腹感の達成における使用が、体重増加の防止および/または体重維持を含む、実施形態1から6いずれか1つに記載の押出包装ペットフード製品。
実施形態8
飼いイヌまたは飼いネコにおける満腹感の達成に使用するための、実施形態1から7いずれか1つに記載の押出包装ペットフード製品。
実施形態9
前記炭水化物が13から17%のレベルで存在する、実施形態1から8いずれか1つに記載の押出包装ペットフード製品。
実施形態10
少なくとも一部が過熱蒸気の存在下で製造される、実施形態1から9いずれか1つに記載の押出包装ペットフード製品。
実施形態11
酸をさらに含む、実施形態1から10いずれか1つに記載の押出包装ペットフード製品。
実施形態12
前記酸が0.5から10%の量で存在する、実施形態11に記載の押出包装ペットフード製品。
実施形態13
前記酸が乳酸である、実施形態11または12に記載の押出包装ペットフード製品。
実施形態14
動物における満腹感を達成させる方法であって、15%超から30%の水分、11%から45%までの炭水化物、脂肪およびタンパク質、0.9超のAw、並びに250から300g/lの範囲の密度を有する押出包装ペットフード製品を、ペット動物に給餌する工程を有してなる方法。
実施形態15
前記ペット動物が飼いイヌまたは飼いネコである、実施形態14に記載の方法。

Claims (12)

  1. ペット動物における満腹感の達成に使用するための押出包装ペットフード製品であって、15%超から30%の水分、11%から45%までの炭水化物、脂肪およびタンパク質、0.7超のAw、並びに250から300g/lの範囲の密度を有し、水結合剤を含まない押出包装ペットフード製品。
  2. 押出後に添加される成分を含まない、請求項1記載の押出包装ペットフード製品。
  3. 20%から27%の水分を有する、請求項1または2記載の押出包装ペットフード製品。
  4. 15%から20%の水分を有する、請求項1または2記載の押出包装ペットフード製品。
  5. 18%の水分を有する、請求項1または2記載の押出包装ペットフード製品。
  6. 前記Awが0.8より大きい、請求項1から5いずれか1項記載の押出包装ペットフード製品。
  7. 前記炭水化物が13から17%のレベルで存在する、請求項1からいずれか1項記載
  8. 酸をさらに含む、請求項1からいずれか1項記載の押出包装ペットフード製品。
  9. 前記酸が0.5から10%の量で存在する、請求項記載の押出包装ペットフード製品。
  10. 前記酸が乳酸である、請求項または記載の押出包装ペットフード製品。
  11. 動物における満腹感を達成させる方法であって、15%超から30%の水分、11%から45%までの炭水化物、脂肪およびタンパク質、0.9超のAw、並びに250から300g/lの範囲の密度を有し、水結合剤を含まない出包装ペットフード製品を、ペット動物に給餌する工程を有してなる方法。
  12. 前記ペット動物が飼いイヌまたは飼いネコである、請求項11記載の方法。
JP2017524444A 2014-11-04 2015-11-03 押出ペットフード製品 Active JP6730274B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP14306763.5 2014-11-04
EP14306763 2014-11-04
PCT/EP2015/075648 WO2016071372A1 (en) 2014-11-04 2015-11-03 Extruded pet food product

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017537614A JP2017537614A (ja) 2017-12-21
JP2017537614A5 JP2017537614A5 (ja) 2018-12-13
JP6730274B2 true JP6730274B2 (ja) 2020-07-29

Family

ID=51904931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017524444A Active JP6730274B2 (ja) 2014-11-04 2015-11-03 押出ペットフード製品

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20170332667A1 (ja)
EP (1) EP3214946B1 (ja)
JP (1) JP6730274B2 (ja)
CN (1) CN107072253A (ja)
AU (2) AU2015341808A1 (ja)
CA (1) CA2966544A1 (ja)
MX (1) MX2017005755A (ja)
WO (1) WO2016071372A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA3099923A1 (en) 2018-06-14 2019-12-19 Mars, Incorporated Composition for supporting animal with cancer
AU2021221185A1 (en) 2020-02-10 2022-08-25 Mars, Incorporated Expanded dry product for caloric restriction and satietogenic effect, uses and process for manufacture thereof
AU2021227415A1 (en) * 2020-02-28 2022-09-15 Roquette Freres Composition comprising textured leguminous proteins, method for preparing same and use thereof
WO2023212233A1 (en) 2022-04-27 2023-11-02 Mars, Incorporated Animal food composition comprising a source of glycyrrhizin
WO2024076759A1 (en) 2022-10-07 2024-04-11 Mars, Incorporated Small dog food composition

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1456433A (en) * 1973-06-25 1976-11-24 Quaker Oats Co Semi-moist cat food
US4011345A (en) * 1975-11-26 1977-03-08 The Quaker Oats Company Expanded semi-moist pet food
US4022915A (en) * 1976-06-28 1977-05-10 National Can Corporation Intermediate moisture food product and method of preparing the same
US4190679A (en) * 1977-04-26 1980-02-26 General Foods Corporation Meaty textured pet food
US4330562A (en) * 1979-12-31 1982-05-18 Chb Foods, Inc. Intermediate moisture stabilized chunky food product and method
US6630159B2 (en) * 1999-02-23 2003-10-07 The Procter & Gamble Company Limiting weight gain of cats by feeding carbohydrate source that excludes rice
BR0212603A (pt) * 2001-09-18 2004-08-17 Nestec Sa Produto alimentìcio para animais domésticos e método de fabricação
WO2003030653A2 (en) * 2001-10-05 2003-04-17 Rubicon Scientific Llc Animal feeds including actives and methods of using same
US7678406B2 (en) * 2003-03-12 2010-03-16 Nestec S.A. Puffed pet food for diet control
CA2525404C (en) * 2003-06-03 2012-10-16 Hill's Pet Nutrition, Inc. High protein, low carbohydrate pet food composition comprising non-fermentable fiber
CA2636292C (en) * 2006-01-23 2011-04-19 Hill's Pet Nutrition, Inc. Methods for reducing food intake and controlling the weight of animals
DE102007019696A1 (de) * 2007-04-26 2008-10-30 Mars Incorporated Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Nahrungsmittelprodukts
DE102007037606A1 (de) 2007-08-07 2009-02-19 Mars Inc. Verfahren und Vorrichtung zum Verpacken eines Materials in ein Verpackungsbehältnis
DE102007037607A1 (de) 2007-08-07 2009-02-12 Mars Incorporated Verfahren und Vorrichtung zum Trocknen eines extrudierten Materials
DE102007037605A1 (de) 2007-08-07 2009-02-12 Mars Incorporated Verfahren und Vorrichtung zum Trocknen eines Materials
ES2394062T3 (es) * 2008-09-11 2013-01-16 The Iams Company Croqueta de pienso para animales con un núcleo basado en proteínas y métodos relacionados
DE102009014737A1 (de) 2009-03-25 2010-10-07 Mars, Incorporated Verfahren und Vorichtung zum Frittieren von Nahrungsmitteln
DE102009015578A1 (de) 2009-03-30 2010-10-07 Mars Incorporated Extrusions- und Konditioniervorrichtung
EP2583565A1 (en) * 2011-10-21 2013-04-24 Nestec S.A. Use of whey protein micelles for enhancing energy expenditure and satiety

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016071372A1 (en) 2016-05-12
EP3214946B1 (en) 2024-01-17
CA2966544A1 (en) 2016-05-12
CN107072253A (zh) 2017-08-18
EP3214946A1 (en) 2017-09-13
AU2015341808A1 (en) 2017-06-29
AU2020201644A1 (en) 2020-03-19
AU2020201644B2 (en) 2021-08-12
JP2017537614A (ja) 2017-12-21
MX2017005755A (es) 2017-07-28
US20170332667A1 (en) 2017-11-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6730274B2 (ja) 押出ペットフード製品
TWI329497B (en) Pet food product and method of manufacture
RU2558537C2 (ru) Влажные пищевые композиции, имеющие характеристики сухих пищевых композиций
JP6788595B2 (ja) コアと殻のキブル状製品
US20180360075A1 (en) Cat food rolls
US20080076823A1 (en) Methods of improving bone health and muscle health
JP6924308B2 (ja) 押出ペットフード製品
WO2012072211A1 (en) Chunky product in animal food compositions and method for preparing it
JP2020503034A (ja) ペットフード組成物およびその方法
JP2010537646A (ja) 完食サイズのキャットフード製品およびその方法
RU2371003C2 (ru) Композиция с улучшенным вкусом для потребления животными и способ ее получения
RU2222964C2 (ru) Обжаренное лакомство для домашних животных (варианты) и способ его получения
Gautam et al. Scientific dog feeding for good health and its preparation: A review
RU2694961C1 (ru) Кормовой продукт для домашних животных
KAHRAMAN et al. Determination of in vitro digestibility and some quality characteristics of fermented sucuk foods produced for dogs
US20220361529A1 (en) Unknown
JP7181204B2 (ja) ペットフード組成物およびその方法
RU2669333C1 (ru) Способ производства влажного консервированного корма для непродуктивных животных "Паштет-суфле"
KR20230014536A (ko) 반려 동물용 영양 간식의 제조방법
JP2007504832A (ja) 飼料用オレアミド含有組成物
JPH08322476A (ja) ペット用動物飼料及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181105

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190904

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200603

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200702

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6730274

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250