JP6729426B2 - 中継装置 - Google Patents

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Description

本開示は、車両に搭載された電子制御装置間のデータ中継を行う技術に関する。
近年、車両には多くの電子制御装置(以下、ECU)が搭載されており、これらのECUはその機能及び用途等に応じて分類され、分類ごとにネットワークチャネルを形成している。そして、各ネットワークチャネルは中継装置に接続されており、異なるネットワークチャネルに接続されたECU同士は、中継装置を経由して通信を行う。
特許文献1に記載の車載用中継装置は、中継要求フレームを受信すると、当該フレームに設定されている中継先の論理アドレスに基づいて、ルーティングテーブルを検索して中継先の物理アドレスを特定し、特定した物理アドレスへ中継要求フレームを中継している。また、上記車載用中継装置は、ECUの追加や交換に伴い、中継先の物理アドレスの特定に失敗した場合には、中継先に対して物理アドレスの送信を指示するフレームをブロードキャスト送信している。そして、上記車載用中継装置は、中継先から物理アドレスを受信すると、受信した物理アドレスを中継先の論理アドレスと対応付けてルーティングテーブルに登録するとともに、受信した物理アドレスへ中継要求フレームを中継している。
特開2014−154920号公報
ところで、Ethernet(登録商標)ネットワークとCAN(登録商標)ネットワークが混在した車載ネットワークでは、EthernetネットワークにてVLANを構築していても、CANネットワークはVLANに対応していない。そのため、CANネットワークから、Ethernetネットワークへ不正フレームをブロードキャストすることができ、不正フレームによる通信への影響が拡大してしまう。
これに対して、上記車載用中継装置を適用して、CAN−IDとVLANの送付先とを対応付けたテーブルを予め用意しておき、CAN−IDに基づいてテーブルを検索して、VLANの送付先を指定することが考えられる。しかしながら、毎回大きなテーブルを検索する必要があるため、中継装置の処理負荷が非常に大きくなってしまう。
また、上記車載用中継装置を適用した場合、ECUの追加や交換があった際に、VLANの送付先の送信を指示するフレームをブロードキャストすることになる。よって、ECUの追加や交換があった際に、VLANの送付先を特定する処理負荷が大きくなる上に、不正フレームの影響を抑制することができない。
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、EthernetネットワークとCANネットワークが混在したシステムにおいて、処理負荷を抑制するとともに、セキュリティを向上させることが可能な中継装置を提供する。
本開示は、1つ以上のCANネットワークチャネル(70a,70b)と、VLANを構築している1つ以上のEthernetネットワークチャネル(70c)と、を備えた車載ネットワーク(100)に適用され、ネットワークチャネル間で通信を中継する中継装置(50)であって、CANフレーム受信部(S10)と、ドメイン判定部(S20)と、Ethernetフレーム生成部(S30)と、Ethernetフレーム送信部(S40)と、を備える。CANフレーム受信部は、VLANのドメインが埋め込まれたCAN−IDが付与されたCANフレームを受信する。ドメイン判定部は、CANフレーム受信部により受信されたCANフレームのCAN−IDから前記ドメインを判定する。Ethernetフレーム生成部は、ドメイン判定部により判定されたドメインを含むVLANタグを生成し、CANフレーム受信部により受信されたCANフレームから、VLANタグを付与したEthernetフレームを生成する。Ethernetフレーム送信部は、Ethernetフレーム生成部により生成されたEthernetフレームを送信する。
本開示によれば、CAN−IDからVLANドメインが判定され、VLANタグが生成される。そして、受信されたCANフレームから、生成されたVLANタグが付与されたEthernetフレームが生成され、生成されたEthernetフレームが送信される。よって、CANフレームを、Ethernetネットワークチャネルの特定のVLANドメインのみに中継することができる。ひいては、CANネットワークチャネルからEthernetネットワークチャネルへ不正フレームが送信された場合でも、不正フレームの影響を特定のVLANドメイン内に局所化できるため、車載ネットワークのセキュリティを向上させることができる。また、VLANドメインはCAN−IDに埋め込まれているため、CAN−IDとVLANドメイン間の相関を表すテーブルを検索する必要がない。よって、テーブルを持つ場合と比べて、中継処理ソフトの処理性能を向上させることができる。さらに、テーブルを持つ場合と比べて、VLANドメインの生成ルールを汎用化できるため、中継処理ソフトの汎用性を向上させることができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
車両ネットワークの構成を示す図である。 VLANのドメインが埋め込まれたCAN−IDを示す図である。 CANネットワークからEthernetネットワークへの通信の中継処理の処理手順を示すフローチャートである。 CANネットワークから送信されたCANフレームを示す図である。 EthernetネットワークからCANネットワークへの通信の中継処理の処理手順を示すフローチャートである。 Ethernetネットワークから送信されたEthernetフレームを示す図である。 CAN−ID生成用データとCAN−IDとの対応関係を示すIDテーブルである。 Ethernetネットワークから送信されたEthernetフレームの別例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。
[1.構成]
まず、本実施形態に係る中継装置50を適用する車両ネットワーク100の構成について、図1を参照して説明する。車両ネットワーク100は、ECUが接続された複数のネットワークチャネル70a〜70cと、中継装置50と、を備える。車両のECUは、機能及び用途等に応じて分類されており、分類ごとにネットワークチャネルを形成している。
ネットワークチャネル70a,70bは、CANの通信プロトコルに準拠したCANネットワークチャネルである。CANは、Controller Area Network の略である。ネットワークチャネル70aには、複数のECU20aが接続されており、ネットワークチャネル70bには、複数のECU20bが接続されている。
一方、ネットワークチャネル70cは、Ethernetの通信プロトコルに準拠したEthernetネットワークチャネルであり、VLANを構築している。VLANは、Virtual Local Area Networkの略である。詳しくは、ネットワークチャネル70cには、スイッチ30が接続されており、スイッチ30には、2つのスイッチ30a,30bが接続されている。そして、スイッチ30aには、2つのECU40aが接続されており、2つのECU40aにはカテゴリ5のVLANドメインが割り振られている。また、スイッチ30bには、2つのECU40bが接続されており、2つのECU40bにはカテゴリ10のVLANドメインが割り振られている。そして、Ethernetフレームは、フレーム内で指定されたVLANドメインが割り振られたECUのみに送信される。つまり、Ethernetフレームは、カテゴリ5が指定されている場合は、2つのECU40aへ送信されるが、ECU40bへは送信されない。
車両ネットワークの各ノードには、0×000〜0×7FFの範囲の11ビットのCAN−IDが割り振られている。そのうち、ネットワークチャネル70cに接続されたECU40a,40bには、VLANドメインが埋め込まれたCAN−IDが割り振られている。具体的には、図2に示すように、CAN−IDの5ビット目から8ビット目までの4ビットに、VLANドメインが埋め込まれている。ECU40aに割り振られたCAN−IDには、カテゴリ5を表す「0101」が埋め込まれており、ECU40bに割り振られたCAN−IDには、カテゴリ10を表す「1010」が埋め込まれている。
また、ネットワークチャネル70cにノードを追加する場合は、既存のVLANドメイン内にノードを追加すると、新ノードには、既存のVLANドメインが埋め込まれたCAN−IDが割り振られる。そのため、他のノードから新ノードへCANフレームやEthernetフレーム等の通信フレームを送信しようとした場合、通信フレーム内で既存のVLANドメインを指定するだけで、通信フレームを新ノードへ送信することができる。つまり、他のノードが新ノードのID情報を知らなくても、他のノードから新ノードへ通信フレームを送信することができる。
なお、車両ネットワークには、少なくとも1つのCANチャネルと少なくとも1つのEthernetチャネルが含まれていればよく、ネットワークチャネルの数は問わない。また、車両ネットワークには、CANやEthernet以外にも、LINやFlexRay(登録商標)の通信プロトコルに準拠したネットワークチャネルも含まれていてもよい。
中継装置50は、CPU11、RAM12、ROM13、及び通信部14と、これらを接続するバス17と、を備えたマイクロコンピュータを主体として構成されている。CPU11は、半導体メモリ等の非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより、通信フレームの中継を統括制御する。本実施形態では、ROM13が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に相当する。また、CPU11によりプログラムが実行されることで、プログラムに対応する方法が実行される。なお、中継装置50を構成するマイクロコンピュータの数は1つでも複数でもよい。
通信部14は、ポート16a〜16c及びプロトコル変換部15を備える。ポート16a,16bは、ネットワークチャネル70a,70bに接続され、CANフレームの送受信を行う。ポート16cは、ネットワークチャネル70cに接続され、Ethernetフレームの送受信を行う。
プロトコル変換部15は、異なるネットワークチャネル間での通信フレームの中継を行う。そして、プロトコル変換部15は、通信プロトコルの異なるネットワークチャネル間での通信フレームの中継を行う場合は、通信フレームのプロトコル変換を行う。つまり、プロトコル変換部15は、ネットワークチャネル70a,70bからネットワークチャネル70cへ中継する場合は、CANの通信プロトコルに準拠したCANフレームを、Ethernetの通信プロトコルに準拠したEthernetフレームへ変換して、ネットワークチャネル70cへ送信する。また、プロトコル変換部15は、ネットワークチャネル70cからネットワークチャネル70a,70bへ中継する場合は、Ethernetの通信プロトコルに準拠したEthernetフレームを、CANの通信プロトコルに準拠したCANフレームに変換して、ネットワークチャネル70a,70bへ送信する。
本実施形態では、プロトコル変換部15は、CANフレーム受信部、ドメイン判定部、Ethernetフレーム生成部、Ethernetフレーム送信部、Ethernetフレーム受信部、ID生成部、CANフレーム生成部、及びCANフレーム送信部の各機能を含む。また、プロトコル変換部15の機能を実現する手法はソフトウェアに限るものではなく、その一部又は全部の要素について、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現してもよい。
[2.処理]
次に、中継装置50の通信フレームの中継処理について説明する。
[2−1.CAN→Ethernet中継処理]
まず、ネットワークチャネル70a又はネットワークチャネル70bからネットワークチャネル70cへ、通信フレームを中継する処理手順について、図3のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS10では、ECU20a又はECU20bから送信されたCANフレームを受信する。ここで受信するCANフレームは、図4に示すように、CAN−IDを含み、CAN−IDには、中継先のVLANドメインが埋め込まれている。ECU20a,20bは、送信先のECUがEthernetネットワークに接続されていることを認識していない。しかしながら、CAN−IDにVLANドメインが埋め込まれているので、CANフレームにおいてCAN−IDが指定されるだけで、自動的に中継先のVLANドメインが指定される。
続いて、ステップS20では、ステップS10で受信したCANフレームに含まれたCAN−IDから、中継先のVLANドメインを抽出し、VLANドメインを判定する。
続いて、ステップS30では、ステップS20で判定したVLANドメインからVLANタグを生成する。そして、Ethernetの通信プロトコルに従って、受信したCANフレームのデータフィールド内のデータをペイロードに含み、VLANタグが埋め込まれたEthernetフレームを生成する。
続いて、ステップS40では、ステップS30で生成したEthernetフレームを、ネットワークチャネル70cへ送出する。送出されたEthernetフレームは、Ethernetの標準機能により、自動的に、付与されたVLANタグに対応するVLANドメイン内のみに送信される。以上で本処理を一旦終了し、ステップS10へ戻る。
なお、本実施形態では、ステップS10が、CANフレーム受信部の機能により実行される処理に相当し、ステップS20が、ドメイン判定部の機能により実行される処理に相当する。また、ステップS30が、Ethernetフレーム生成部の機能が実行する処理に相当し、ステップS40が、Ethernetフレーム送信部の機能が実行する処理に相当する。
[2−2.Ethernet→CAN中継処理]
次に、ネットワークチャネル70cからネットワークチャネル70a又はネットワークチャネル70bへ、通信フレームを中継する処理手順について、図5のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS100では、ECU40a又はECU40bから送信されたEthernetフレームを受信する。ここで受信するEthernetフレームは、図6に示すように、データ領域であるペイロードの先頭部分に、CAN−ID生成用データが埋め込まれている。つまり、Ethernetフレームのペイロードには、CAN−ID生成用データと実データが含まれている。通常、Ethernetフレームでは、ペイロードの全領域を使っておらず、ペイロードの領域が余っているため、CAN−ID生成用データを埋め込むことができる。
ECU40a,40bは、他のECUへEthernetフレームを送信する際に、他のECUがどのような通信プロトコルに準拠したネットワークに接続されているか認識していない。よって、ECU40a,40bは、常に、CAN−ID生成用データをペイロードに埋め込んだEthernetフレームを生成して送信する。Ethernetネットワークに接続されたECU間で通信を行う場合など、Ethernetフレームの送信先がCANネットワークに接続されたECUでない場合は、埋め込まれたCAN−ID生成用データは取り除いて、必要なデータ部分のみを取り出せばよい。
続いて、ステップS110では、ステップS100で受信したEthernetフレームに埋め込まれたCAN−ID生成用データを抽出する。
続いて、ステップS120では、ステップS110で抽出したCAN−ID生成用データとIDテーブルとから、CAN−IDを判定して生成する。IDテーブルは、図7に示すように、CAN−ID生成用データとCAN−IDとが対応付けられたテーブルであり、予めROM13に格納されている。通常、CAN−IDは、11ビット全てを使っていないので、使っていないビット分を圧縮したものがCAN−ID生成用データになっている。
続いて、ステップS130では、ペイロードの長さからCAN―ID生成用データの長さを引いたデータの長さ、つまり、ベイロードに含まれる実データ部分の長さが、8バイトを超えるか否か判定する。CANフレームのデータフィールドの長さは、Ethernetフレームの実データの長さよりも短い8バイト以下に定義されている。つまり、ペイロードに含まれる実データ部分の長さが8バイトを超える場合は、1つのEthernetフレームを1つのCANフレームに変換することはできず、複数のCANフレームに分割する必要がある。
よって、実データ部分の長さが8バイト以下の場合は、ステップS150において、CANの通信プロトコルに従って、受信したEthernetフレームの実データ部分と、生成したCAN−IDとを含む1つのCANフレームを生成する。
一方、実データ部分の長さが8バイトを超える場合は、ステップS140において、受信したEthernetフレームの実データ部分を、8バイト以下の複数の小データに分割する。そして、CANの通信プロトコルに従って、小データのそれぞれと生成したCAN−IDとを含む複数のCANフレームを生成する。
続いて、ステップS160では、ステップS150で生成した1つ以上のCANフレームを、CAN−IDに応じて、ネットワークチャネル70a及びネットワークチャネル70bのいずれかへ送出する。以上で本処理を終了する。
なお、ECU40a,40bは、Ethernetフレームに含まれる実データ部分の長さが短く、ペイロードの領域に十分な余りがある場合は、CAN−ID生成用データの代わりに、CAN−IDをそのまま埋め込んだEthernetフレームを生成してもよい。この場合、中継装置50は、ROM13にIDテーブルを備えている必要はなく、ステップS110の処理で、CAN−IDを抽出して生成すればよい。そして、ステップS120の処理を飛ばして、ステップS130の処理へ進み、ペイロードの長さからCAN−IDの長さを引いて実データ部分の長さが、8バイトを超えるか否か判定すればよい。
また、本実施形態では、ステップS100が、Ethernetフレーム受信部の機能により実行される処理に相当し、ステップS110及びS120が、ID生成部の機能により実行される処理に相当する。また、ステップS130〜S150が、CANフレーム生成部の機能により実行される処理に相当し、ステップS160が、CANフレーム送信部の機能により実行される処理に相当する。
[3.効果]
以上説明した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)ネットワークチャネル70a,70bからネットワークチャネル70cへの通信フレームを中継する場合には、CANフレームのCAN−IDからVLANドメインが判定され、VLANタグが生成される。そして、VLANタグが付与されたEthernetフレームが生成され、Ethernetフレームが送信される。これにより、Ethernetフレームを、ネットワークチャネル70cの特定のVLANドメインのみに中継することができる。ひいては、ネットワークチャネル70a,70bから不正フレームがネットワークチャネル70cへ送信された場合でも、不正フレームの影響を特定のVLANドメイン内に局所化できる。
(2)CANフレームのCAN−IDにVLANドメインが埋め込まれているため、CAN−IDとVLANドメイン間の相関を表すテーブルを検索する必要がない。よって、テーブルを持つ場合と比べて、中継処理ソフトの処理性能を向上させることができるとともに、中継処理ソフトの汎用性を向上させることができる。
(3)ネットワークチャネル70cからネットワークチャネル70a,70bへ通信フレームを中継する場合において、EthernetフレームのペイロードにCAN−ID生成用データが埋め込まれている場合には、EthernetフレームからCAN−ID生成用データが抽出される。そして、抽出されたCAN−ID生成用データからCAN−IDが生成され、生成されたCAN−IDが付与されたCANフレームが生成される。さらに、生成されたCANフレームがECU20a,20bへ送信される。これにより、ネットワークチャネル70cからネットワークチャネル70a,70bへ、Ethernetフレームを中継することができる。
(4)ネットワークチャネル70cからネットワークチャネル70a,70bへ通信フレームを中継する場合において、EthernetフレームのペイロードにCAN−IDが埋め込まれている場合には、EthernetフレームからCAN−IDが抽出される。そして、抽出されたCAN−IDが付与されたCANフレームが生成されて、生成されたCANフレームがECU20a,20bへ送信される。これにより、ネットワークチャネル70cからネットワークチャネル70a,70bへ、Ethernetフレームを中継することができる。
(5)Ethernetフレームの実データ部分の長さが8バイトを超える場合には、実データ部分が分割されて、複数のCANフレームが生成される。よって、Ethernetフレームの実データ部分の長さが8バイトを超える場合でも、ネットワークチャネル70cからネットワークチャネル70a,70bへ、Ethernetフレームを中継することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(a)上記実施形態では、ECU40a,40bは、CAN−ID生成用データ又はCAN−IDをペイロードに埋め込んだEthernetフレームを生成したが、これに限定されるものではない。ECU40a,40bは、図8に示すように、1つ以上のCANフレームがペイロードに埋め込まれたEthernetフレームを生成してもよい。中継装置50は、ネットワークチャネル70cから、ネットワークチャネル70a又はネットワークチャネル70bへ、通信フレームを中継する場合、受信したEthernetフレームから埋め込まれた1つ以上のCANフレームを抽出すればよい。そして、中継装置50は、抽出した1つ以上のCANフレームを、CAN−IDに応じて、ネットワークチャネル70a又はネットワークチャネル70bへ送出すればよい。受信したEthernetフレームから埋め込まれたCANフレームを抽出する処理が、CANフレーム抽出部の機能が実行する処理に相当する。
この場合、ECU40a,40bは、常に、CANフレームをペイロードに埋め込んだEthernetフレームを生成して送信する。Ethernetネットワークに接続されたECU間で通信を行う場合など、Ethernetフレームの送信先がCANネットワークに接続したECUでない場合は、埋め込まれたCANフレームから必要なデータ部分のみを取り出せばよい。
(b)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
(c)上述した中継装置の他、当該中継装置を構成要素とするシステム、当該中継装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体、フレームの中継方法など、種々の形態で本発明を実現することもできる。
15…プロトコル変換部、50…中継装置、70a,70b,70c…ネットワークチャネル、100…車両ネットワーク。

Claims (2)

  1. 1つ以上のCAN(登録商標)ネットワークチャネル(70a,70b)と、VLANを構築している1つ以上のEthernet(登録商標)ネットワークチャネル(70c)と、を備えた車載ネットワーク(100)に適用され、ネットワークチャネル間で通信を中継する中継装置(50)であって、
    前記VLANのドメインが埋め込まれたCAN−IDが付与されたCANフレームを受信するように構成されたCANフレーム受信部(S10)と、
    前記CANフレーム受信部により受信されたCANフレームの前記CAN−IDから前記ドメインを判定するように構成されたドメイン判定部(S20)と、
    前記ドメイン判定部により判定された前記ドメインを含むVLANタグを生成し、前記CANフレーム受信部により受信されたCANフレームから、前記VLANタグを付与したEthernetフレームを生成するように構成されたEthernetフレーム生成部(S30)と、
    前記Ethernetフレーム生成部により生成されたEthernetフレームを送信するように構成されたEthernetフレーム送信部(S40)と、
    CAN−ID生成用データと、前記CAN−ID生成用データから生成するCAN−IDとを対応付けたIDテーブルと、
    前記CAN−ID生成用データがデータ領域に埋め込まれたEthernetフレームを受信するように構成されたEthernetフレーム受信部(S100)と、
    前記Ethernetフレーム受信部により受信されたEthernetフレームから前記CAN−ID生成用データを抽出し、前記IDテーブルを用いて、抽出したCAN−ID生成用データから対応するCAN―IDを生成するように構成されたID生成部(S110,S120)と、
    前記Ethernetフレーム受信部により受信されたEthernetフレームから、前記ID生成部により生成されたCAN−IDを付与したCANフレームを生成するように構成されたCANフレーム生成部(S130〜S150)と、
    前記CANフレーム生成部により生成されたCANフレームを送信するように構成されたCANフレーム送信部(S160)と、を備える中継装置。
  2. 前記CANフレーム生成部は、前記Ethernetフレーム受信部により受信されたEthernetフレームの前記データ領域の実データ部分が8バイトを超える場合に、前記実データ部分を分割して、前記ID生成部により生成されたCAN−IDを付与した複数のCANフレームを生成するように構成されている、請求項に記載の中継装置。
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