JP6729304B2 - スピンドル装置 - Google Patents
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Description
自由側軸受は、回転軸の回転による熱膨張の対策として、ハウジングにスリーブを介して、軸方向にスライド移動可能に支持される。このスリーブは、軸の熱膨張の伸張分だけ後側に移動することで、熱膨張の影響をキャンセルし、軸受に対する予圧を一定にして、軸受の寿命と支持剛性を適正に保っている。スリーブとリアハウジングとの間には、スリーブがスムーズにスライドするために、ボールブッシュの挿入や、流体の封入等による工夫によって、適正な嵌合隙間が設けられている。
ハウジングと、
前記ハウジング内に回転自在に挿通される回転軸と、
内輪が前記回転軸の一端側に外嵌され、外輪が前記ハウジングに固定される固定側軸受と、
前記回転軸の他端側で前記ハウジング内に内嵌され、前記回転軸の軸方向に移動可能なスリーブと、
前記ハウジング内の固定側軸受と前記スリーブとの間に配置され、前記回転軸に固定されたロータ及び前記ハウジングに固定されたステータを有するモータと、
内輪が前記回転軸の他端側に外嵌され、外輪が前記スリーブに内嵌される自由側軸受と、
を有するスピンドル装置であって、
前記回転軸の一端側から前記ハウジング内に冷却媒体を供給する供給流路と、
前記スリーブを軸方向に貫通して形成され、前記モータ部を通過した前記冷却媒体を前記ハウジング外に排出するスリーブ側排出流路と、
を備えることを特徴とするスピンドル装置。
(第1構成例)
図1は本発明の実施形態を説明するための図で、スピンドル装置の断面図である。
スピンドル装置100は、ハウジング11と、回転軸13と、一対の固定側軸受15A,15Bと、一対の自由側軸受17A,17Bと、スリーブ19とを備える。回転軸13は、図中左側の一端(前端)側に不図示の工具等が取り付けられ、ハウジング11に対して相対回転自在に支持される。固定側軸受(本構成例では玉軸受)15A,15Bは、回転軸13の前端側に配設される。自由側軸受(本構成例では玉軸受)17A,17Bは、回転軸13の他端(後端)側に配設される。スリーブ19は、ハウジング11に内挿されて軸方向にスライド移動可能に取り付けられる。
図1,図2に示すように、フロントハウジング23の流路69は、ハウジング本体21の流路67と同軸に連通する外側流路69aと、外側流路69aの前端部からフロントハウジング23の半径方向内側に延びる径方向流路69bと、径方向流路69bの内端部からフロントハウジング23の後端面23bに延びる内側流路69cとを有する。この内側流路69cは、フロントハウジング23の内周面側の固定側軸受15A,15Bの近傍に形成される。径方向流路69bは、フロントハウジング23の外周面から穿設された穴の開口を栓体72で塞ぐことで形成される。
冷却媒体Mは、モータ33のロータ37とステータ38との間を通過して、図1に示すスリーブ19に保持された自由側軸受17A,17B側に供給される。
次に、第2構成例について説明する。なお、第1構成例と同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略又は簡略化する。
本構成のスピンドル装置200のスリーブ19には、第1構成例と同様にスリーブ側排出流路71が形成される。また、スリーブ19が内嵌されるリアハウジング26には、支持部側排出流路75が軸方向に貫通して設けられる。
支持部側排出流路75は、リアハウジング26のスリーブ支持部26aに円周方向に沿った複数箇所に等配される。図示例では、支持部側排出流路75がリアハウジング26のスリーブ支持部26aの8箇所に設けられているが、支持部側排出流路75の数や配置はこれに限らない。また、支持部側排出流路75とスリーブ側排出流路71の軸断面積の合計は、供給流路61の軸断面積の合計よりも大きくなるように形成される。
また、上記構成例では、スリーブ側排出流路71及び支持部側排出流路75がどちらも全長にわたって一定の径で形成されているが、流路の上流側を拡径させて、冷却媒体Mの流動をより円滑にしてもよい。また、各流路の断面形状を扁平状、或いは、フィン等を設け、流路内面の面積を増加させて熱交換頻度を向上させる構成としてもよい。更に、各流路を軸方向から傾斜させて設けてもよく、軸線回りの螺旋状にしてもよい。いずれの場合でも、冷却媒体Mとの接触面積を増加させることで、冷却効果をより高めることができる。
(1)ハウジングと、
前記ハウジング内に回転自在に挿通される回転軸と、
内輪が前記回転軸の一端側に外嵌され、外輪が前記ハウジングに固定される固定側軸受と、
前記回転軸の他端側で前記ハウジング内に内嵌され、前記回転軸の軸方向に移動可能なスリーブと、
前記ハウジング内の固定側軸受と前記スリーブとの間に配置され、前記回転軸に固定されたロータ及び前記ハウジングに固定されたステータを有するモータと、
内輪が前記回転軸の他端側に外嵌され、外輪が前記スリーブに内嵌される自由側軸受と、
を有するスピンドル装置であって、
前記回転軸の一端側から前記ハウジング内に冷却媒体を供給する供給流路と、
前記スリーブを軸方向に貫通して形成され、前記モータを通過した前記冷却媒体を前記ハウジング外に排出するスリーブ側排出流路と、
を備えることを特徴とするスピンドル装置。
このスピンドル装置によれば、冷却媒体の流路構造を複雑化することなく、モータと自由側軸受とを同時に冷却できる。
(2) 前記供給流路は、前記ハウジングの前記回転軸の一端側から他端側まで連通され、前記ハウジングの前記他端側から供給された冷却媒体が、前記回転軸の一端側から前記ハウジング内の前記モータ内の空間に供給され、前記モータを通過した冷却媒体が前記ハウジングの前記他端側から排出されることを特徴とする(1)のスピンドル装置。
このスピンドル装置によれば、冷却媒体の供給と排出を、ハウジングの後方(回転軸の他端側)に纏めることで、配管のレイアウトが容易となる。
(3) 前記スリーブ側排出流路は、前記供給流路の軸断面積の合計以上の軸断面積を有することを特徴とする(1)又は(2)のスピンドル装置。
このスピンドル装置によれば、流路抵抗を小さくして冷却媒体を円滑に流動させることができる。
(4) 前記ハウジングは、前記スリーブを内嵌するスリーブ支持部に、前記冷却媒体を前記ハウジング外に排出する支持部側排出流路が形成されている(1)〜(3)のいずれか一つのスピンドル装置。
このスピンドル装置によれば、スリーブからスリーブ支持部までの温度分布を均一に保つことができる。
(5) 前記冷却媒体は、空気であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか一つのスピンドル装置。
このスピンドル装置によれば、特別な冷却媒体を別途用意することなく、簡便に冷却機構を実現できる。
13 回転軸
15A,15B 固定側軸受
17A,17B 自由側軸受
19 スリーブ
21 ハウジング本体
23 フロントハウジング
25,26 リアハウジング(スリーブ支持部)
33 モータ
37 ロータ
38 ステータ
51 外輪
61 供給流路
71 スリーブ側排出流路
75 支持部側排出流路
100,200 スピンドル装置
Claims (5)
- ハウジングと、
前記ハウジング内に回転自在に挿通される回転軸と、
内輪が前記回転軸の一端側に外嵌され、外輪が前記ハウジングに固定される固定側軸受と、
前記回転軸の他端側で前記ハウジング内に内嵌され、前記回転軸の軸方向に移動可能なスリーブと、
前記ハウジング内の固定側軸受と前記スリーブとの間に配置され、前記回転軸に固定されたロータ及び前記ハウジングに固定されたステータを有するモータと、
内輪が前記回転軸の他端側に外嵌され、外輪が前記スリーブに内嵌される自由側軸受と、
を有するスピンドル装置であって、
前記回転軸の一端側から前記ハウジング内に冷却媒体を供給する供給流路と、
前記スリーブを軸方向に貫通して形成され、前記モータを通過した前記冷却媒体を前記ハウジング外に排出するスリーブ側排出流路と、
を備えることを特徴とするスピンドル装置。 - 前記供給流路は、前記ハウジングの前記回転軸の一端側から他端側まで連通され、前記ハウジングの前記他端側から供給された冷却媒体が、前記回転軸の一端側から前記ハウジング内の前記モータ内の空間に供給され、前記モータを通過した冷却媒体が前記ハウジングの前記他端側から排出されることを特徴とする請求項1に記載のスピンドル装置。
- 前記スリーブ側排出流路は、前記供給流路の軸断面積の合計以上の軸断面積を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスピンドル装置。
- 前記ハウジングは、前記スリーブを内嵌するスリーブ支持部に、前記冷却媒体を前記ハウジング外に排出する支持部側排出流路が形成されている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のスピンドル装置。
- 前記冷却媒体は、空気であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のスピンドル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016214342A JP6729304B2 (ja) | 2016-11-01 | 2016-11-01 | スピンドル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016214342A JP6729304B2 (ja) | 2016-11-01 | 2016-11-01 | スピンドル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018069407A JP2018069407A (ja) | 2018-05-10 |
JP6729304B2 true JP6729304B2 (ja) | 2020-07-22 |
Family
ID=62112379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016214342A Active JP6729304B2 (ja) | 2016-11-01 | 2016-11-01 | スピンドル装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP6729304B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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CN114211305B (zh) * | 2021-12-22 | 2023-03-21 | 珠海格力电器股份有限公司 | 用于电主轴的轴向和周向联合冷却结构、电主轴和机床 |
CN117748806B (zh) * | 2023-12-20 | 2024-06-04 | 浙江金龙电机股份有限公司 | 一种机床主轴电机及其控制方法 |
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2016
- 2016-11-01 JP JP2016214342A patent/JP6729304B2/ja active Active
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