JP6729112B2 - 情報処理方法、情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線信号の送信元との接近状態を検知する技術に関する。
ユーザ端末が、例えば店舗のような施設内に設置されたビーコン送信装置から送信されたビーコン信号を受信した場合に、当該ビーコン送信装置のIDをサーバに通知し、当該サーバによるサービスを受けるシステムが考案されている。
但し、ビーコン送信装置に近接するエリア内における電波の強さが一様であるとは限らない。そのため、当該システムでは、ユーザ端末がビーコン信号の検知を監視する期間内においてビーコン信号を受信した場合に、当該エリア内に存在すると判定するようになっている。
予め設定されている監視期間が長ければ、当該エリア内に存在することを見落とす可能性は低くなる。但し、当該エリアの外に出たことを検知するタイミングが遅くなる。つまり、即応性が劣る。
他方、監視期間を短く設定しておけば即応性が高まるが、誤検知の可能性も高まることになる。
例えば、ビーコン送信装置が設置されている環境における受信障害の起こり易さが時刻帯によって異なれば、監視期間を長く設定している場合であっても、逆に短く設定している場合であっても、ある時刻帯では、即応性又は検知性能の劣化の問題が生じることになる。
特開2014−135746号公報 国際公開第2009/01680号パンフレット 特開2012−104892号公報 特表2010−531078号公報
本発明の目的は、一側面では、状況に応じて、在圏判定のための監視期間の長さを調整することである。
一態様の情報処理方法は、(A)自装置の静止状態の継続期間においてビーコン信号を受信した間隔に基づいて、監視期間の長さを算出する算出処理と、(B)上記長さの監視期間においてビーコン信号を受信しなかった場合に、ビーコン信号の送信元に近接するエリアの圏外であると判定する判定処理とを含む。
一側面においては、状況に応じて、在圏判定のための監視期間の長さを調整することができる。
図1は、システムの構成例を示す図である。 図2は、ユーザ端末の移動例を示す図である。 図3は、ユーザ端末におけるビーコン信号の受信例を示す図である。 図4は、受信障害の例を示す図である。 図5は、ユーザ端末におけるビーコン信号の受信例を示す図である。 図6は、ユーザ端末におけるビーコン信号の受信例を示す図である。 図7は、ユーザ端末におけるビーコン信号の受信例を示す図である。 図8は、ユーザ端末のハードウエア構成例を示す図である。 図9は、ユーザ端末のモジュール構成例を示す図である。 図10は、ビーコンテーブルの例を示す図である。 図11は、サービステーブルの例を示す図である。 図12は、検知部のモジュール構成例を示す図である。 図13は、検知処理フローを示す図である。 図14は、受信ログテーブルの例を示す図である。 図15は、判定ログテーブルの例を示す図である。 図16は、調整部のモジュール構成例を示す図である。 図17は、調整処理(A)フローを示す図である。 図18は、算出処理(A)フローを示す図である。 図19は、第1更新ログテーブルの例を示す図である。 図20は、特定処理(A)フローを示す図である。 図21は、算出処理(B)フローを示す図である。 図22は、算出処理(C)フローを示す図である。 図23は、算出処理(D)フローを示す図である。 図24は、算出処理(E)フローを示す図である。 図25は、算出処理(F)フローを示す図である。 図26は、算出処理(G)フローを示す図である。 図27は、算出処理(H)フローを示す図である。 図28は、実施の形態3におけるシステムの構成例を示す図である。 図29は、調整処理(B)フローを示す図である。 図30は、特定処理(B)フローを示す図である。 図31は、管理装置のモジュール構成例を示す図である。 図32は、登録処理フローを示す図である。 図33は、第2更新ログテーブルの例を示す図である。 図34は、提供処理フローを示す図である。 図35は、算出処理(I)フローを示す図である。 図36は、調整処理(C)フローを示す図である。 図37は、コンピュータの機能ブロック図である。
[実施の形態1]
図1に、本実施の形態におけるシステムの構成例を示す。ユーザは、例えばスマートフォンのような携帯型のユーザ端末101を保持している。ビーコン送信装置103は、間欠的にビーコン信号を送信している。ビーコン信号は、例えば10m程度離れているユーザ端末101において、所定の強度で受信される。ビーコン信号は、アドバタイズメント信号ということもある。楕円は、ビーコン信号が到達する範囲(以下、近接エリアという。)の縁を示している。尚、ユーザ端末101は、無線LANを介してインターネットに接続する機能を有しているものとする。
ここで、ユーザが近接エリアの中から外に出る場合を想定する。ビーコン信号が届かなくなった時点で、ユーザ端末101は「圏内」の状態から「圏外」の状態に切り替わったと判定する。そして、「圏外」となったことを近くのアクセスポイント105を介して、サーバ107に通知する。サーバ107は、「圏外」となったユーザ端末101に対して、例えばメッセージ通知のようなサービスを提供するものとする。
図2に、ユーザ端末101の移動例を示す。P1乃至P10は、ユーザが移動した軌跡を示している。この例で、位置P1から位置P3までは、近接エリア内に相当する。位置P4から位置P10までは、近接エリア外に相当する。つまり、位置P3から位置P4に移動した段階で、ユーザが近接エリアの外に出たことになる。
図3に、図2に示した例におけるビーコン信号の受信例を示す。T1乃至T10は、それぞれ位置P1乃至P10にユーザが居た時刻を示している。丸印は、当該時刻においてビーコン信号を受信したことを示している。時刻T1乃至T3において、ユーザ端末101は所定基準より強いビーコン信号を受信している。一方、時刻T4乃至T10において、ユーザ端末101は所定基準より強いビーコン信号を受信していない。
矢印を付した直線は、監視期間を示している。最後にビーコン信号を受信したタイミングを始点とした監視期間内でビーコン信号を受信しなければ、ユーザ端末101は「圏外」となったと判定する。この例では、時刻T3から時刻T6までの間にビーコン信号を受信しないので、時刻T6において「圏外」を検知することになる。このとき、ユーザは位置P6に居るので、この検知結果は正しい。
一方、ユーザ端末101がビーコン送信装置103の近くに居る場合であっても、受信するビーコン信号の強度が低くなることがある。図4に、受信障害が発生している例を示す。この例では、近接エリア内の往来が多く、来場者がビーコン送信装置103との間をふさぐことによって電波が届き難くなっている状態を想定する。例えば、ユーザが近接エリア内の位置P1に留まっている場合でも、ビーコン信号を受信できないケースが増えていると想定する。
このような想定に基づくビーコン信号の受信例を図5に示す。この例では、時刻T4から時刻T7までの間来場者が電波を遮っているため、ユーザ端末101はビーコン信号を受信していないものとする。このようなケースでは、監視期間内にビーコン信号を受信しないので、ユーザ端末101は「圏外」を検知する。この例で「圏外」を検知した時刻T6において、ユーザは近接エリア内に居るので、誤検知が発生したことになる。
このような誤検知を防ぐための対応として、監視期間を長くすることがある。監視期間を長く設定した場合の例を図6に示す。図6では、矢印を付した直線で示すように監視期間が長く設定されている。そのため、最後にビーコン信号を受信した時刻T3から時刻T10が監視期間となる。そして、時刻T8においてビーコン信号を受信するので、「圏外」の状態にはならない。つまり、「圏内」の状態が正しく維持される。
但し、監視期間を長く設定すると、図2のようにユーザが近接エリア外に出るケースで、「圏外」を検知するタイミングが遅くなる。その様子を図7に示す。監視期間の終点に相当する時刻T10において「圏外」を検知することになるが、実際に近接エリアの外に出た時刻T4からの経過時間が長い。このように即応性が劣ると、意図したサービスが行えない事態となることもある。例えば忘れ物を通知するメッセージを送った場合に、ユーザが引き返す距離が長くなる。
本実施の形態では、図4に示した例のようにユーザが一箇所に留まっている状態を想定し、ユーザ端末101が静止状態となったときにビーコン信号が届かない期間を計測する。そして、その期間に基づいて監視期間を設定し直すようにする。このようにすれば、例えば往来の程度に応じて、適当な監視期間の長さに調整できる。具体的には、近接エリア内が混雑している場合に、誤って「圏外」を検知することが少なくなる。また、近接エリア内が空いている場合に、より早く「圏外」を検知するようになる。尚、人体の影響以外にも、構造物における電波の透過及び反射の特性によって、電波の受け易さは変わることがある。また、ビーコン送信装置103における発信サイクルの長さは、ビーコン信号の受信頻度に影響することもある。以上で本実施の形態における概要の説明を終える。
以下、ユーザ端末101の動作に関して説明する。まず、本実施の形態におけるユーザ端末101のハードウエア構成について説明する。図8に、ユーザ端末101のハードウエア構成例を示す。
ユーザ端末101は、CPU(Central Processing Unit)801、記憶回路803、第1アンテナ811、第1通信制御回路813、第2アンテナ815、第2通信制御回路817、LCD(Liquid Crystal Display)制御回路823、LCD825、タッチセンサ827、キー群829、GPS(Global Positioning System)装置831、タイマー回路833、マイクロコントローラ835、加速度センサ837、無線センサ839、照度センサ841、赤外線センサ843、接触センサ845及びジャイロセンサ847を有している。
CPU801は、記憶回路803に記憶されているプログラムを実行する。記憶回路803は、例えば、ROM(Read Only Memory)805とRAM(Random Access Memory)807とフラッシュメモリ809とを有している。ROM805は、例えば基礎的なプログラムや初期データを格納している。RAM807は、プログラムを展開する領域を含んでいる。RAM807は、一時的なデータを格納する領域も含んでいる。フラッシュメモリ809は、例えば、アプリケーションなどのプログラムやユーザデータを格納している。
LCD制御回路823は、所定の動作周波数でクロック回路を動作させ、LCD825を駆動させる。LCD825は、各種画面を表示する。タッチセンサ827は、例えば、LCD825の表示面上に配置されたパネル状のセンサであり、タッチ操作による指示を受け付ける。具体的には、LCD825とタッチセンサ827とを一体としたタッチパネルとして用いられる。キー群829の各ハードキーは、筐体の一部に設けられている。
第1アンテナ811は、無線LAN(Local Area Network)方式による無線電波を受信する。第1通信制御回路813は、無線LAN方式における使用周波数に応じて無線通信の制御を行う。第2アンテナ815は、近距離通信方式(例えば、Bluetooth(登録商標) Low Energy)方式による無線電波を受信する。第2通信制御回路817は、近距離通信方式における使用周波数に応じて無線通信の制御を行う。尚、この例で、ビーコン信号は、近距離通信方式によって伝送されるものとする。但し、他の方式によってビーコン信号を伝送する場合に、本実施の形態を適用するようにしてもよい。
CPU801には、マイクロコントローラ835が接続されている。マイクロコントローラ835には、各種センサが接続されている。そして、マイクロコントローラ835は、各種センサを制御する。CPU801は、マイクロコントローラ835を介して各種センサの測定結果を取得する。
加速度センサ837は、加速度を測定する。具体的には、加速度センサ837は、直交する3つの軸の各方向における加速度を測定する。加速度センサ837の計測結果は、静止状態の検出に用いられる。無線センサ839は、例えばアンテナ及び近距離無線による通信を制御する回路を含む。無線センサ839によってビーコン信号を受信するようにしてもよい。
照度センサ841は、照度を計測する。赤外線センサ843は、赤外線を計測する。接触センサ845は、物体との接触状態を検出する。ジャイロセンサ847は、ユーザ端末101の姿勢を計測する。ジャイロセンサ847の計測結果を静止状態の検出に用いるようにしてもよい。
尚、ユーザ端末101は、スマートフォン以外の携帯電話装置であってもよい。また、ユーザ端末101は、携帯電話装置以外の携帯型の電子機器であってもよい。例えば腕時計型やめがね型などのウェアラブル端末、タブレット端末、ゲーム機、歩数計、録音機、音楽再生機、カメラ、画像再生機、テレビ放送受信機、ラジオ放送受信機、コントローラ、電子時計、電子辞書、電子翻訳機、無線機、GPS発信機、計測器、健康支援機器又は医療機器などの携帯型の電子機器において、本実施の形態を適用するようにしてもよい。
図9に、ユーザ端末101のモジュール構成例を示す。ユーザ端末101は、ビーコン受信部901、ネットワーク通信部903、検知部905、調整部907、ビーコンテーブル記憶部911、サービステーブル記憶部913、受信ログ記憶部915、判定ログ記憶部917、監視時間記憶部919及び第1更新ログ記憶部921を有する。
ビーコン受信部901は、ビーコン信号を受信する処理を行う。ネットワーク通信部903は、ネットワーク通信を制御する。検知部905は、ステータス(「圏内」又は「圏外」の別)を検知する。調整部907は、監視期間の長さ(以下、監視時間という。)を調整する。
ビーコンテーブル記憶部911は、ビーコンテーブルを記憶する。ビーコンテーブルについては、図10を用いて後述する。サービステーブル記憶部913は、サービステーブルを記憶する。サービステーブルについては、図11を用いて後述する。受信ログ記憶部915は、受信ログテーブルを記憶する。受信ログテーブルについては、図14を用いて後述する。判定ログ記憶部917は、判定ログテーブルを記憶する。判定ログテーブルについては、図15を用いて後述する。監視時間記憶部919は、現状の監視時間を記憶する。第1更新ログ記憶部921は、第1更新ログテーブルを記憶する。第1更新ログテーブルについては、図19を用いて後述する。
上述したビーコン受信部901、ネットワーク通信部903、検知部905及び調整部907は、ハードウエア資源(例えば、図8)と、以下で述べる処理をプロセッサに実行させるプログラムとを用いて実現される。
上述したビーコンテーブル記憶部911、サービステーブル記憶部913、受信ログ記憶部915、判定ログ記憶部917、監視時間記憶部919及び第1更新ログ記憶部921は、ハードウエア資源(例えば、図8)を用いて実現される。
図10に、ビーコンテーブルの例を示す。この例におけるビーコンテーブルは、ビーコン送信装置103に対応するレコードを有している。ビーコンテーブルのレコードは、ビーコンIDが格納されるフィールドと、サービス名が格納されるフィールドと、地理的位置が格納されるフィールドと、施設タイプが格納されるフィールドとを有している。
ビーコンIDは、当該ビーコン送信装置103を識別する。サービス名は、当該ビーコン送信装置103を用いるサービスを識別する。地理的位置は、当該ビーコン送信装置103が設置されている位置(例えば、緯度及び経度)を特定する。施設タイプは、当該ビーコン送信装置103が設置されている施設を分類する。尚、ビーコンテーブルの内容は、予め設定されているものとする。
図11に、サービステーブルの例を示す。この例におけるサービステーブルは、サービスに対応するレコードを有している。サービステーブルのレコードは、サービス名が格納されるフィールドと、応答係数が格納されるフィールドとを有している。サービス名は、当該サービスを識別する。応答係数は、当該サービスにおいて要求される即応性の指標である。尚、サービステーブルの内容は、予め設定されているものとする。
続いて、検知部905の動作について説明する。図12に、検知部905のモジュール構成例を示す。検知部905は、第1判定部1201、第1ロガー1203、タイマー1205及び通知部1207を有する。
第1判定部1201は、ステータスを判定する。第1ロガー1203は、ステータスの判定結果を記録する。タイマー1205は、経過時間を計測する。通知部1207は、ステータスの判定結果をサーバ107へ通知する。
上述した第1判定部1201、第1ロガー1203、タイマー1205及び通知部1207は、ハードウエア資源(例えば、図8)と、以下で述べる処理をプロセッサに実行させるプログラムとを用いて実現される。
図13に、検知処理フローを示す。検知部905は、ビーコン受信部901によるビーコン受信処理を起動する(S1301)。ビーコン受信部901は、電力消費を抑制するために、間欠的にビーコン信号を受信するための動作を行うように第2通信制御回路817を制御する。また、ビーコン受信処理においてビーコン信号を受信した場合には、ビーコン受信部901は、受信結果を受信ログテーブルに記録する。
図14に、受信ログテーブルの例を示す。この例における受信ログテーブルは、ビーコン信号を受信した機会に対応するレコードを有している。受信ログテーブルのレコードは、受信日時が格納されるフィールドと、ビーコンIDが格納されるフィールドと、電波強度が格納されるフィールドと、受信間隔が格納されるフィールドとを有している。
受信日時は、当該ビーコン信号を受信したタイミングを特定する。ビーコンIDは、当該ビーコン信号の送信元であるビーコン送信装置103を特定する。ビーコンIDは、当該ビーコン信号から抽出される。電波強度は、当該ビーコン信号を受信した際の電波の強さを示す。受信間隔は、共通するビーコンIDに係るビーコン信号を前回受信した時点から経過した時間を示す。この例で、受信間隔は後述する算出処理において求められる。但し、ビーコン受信処理において、受信間隔を求めるようにしいてもよい。
図13の説明に戻る。第1判定部1201は、ビーコン信号を受信したか否かを判定する(S1303)。ビーコン信号を受信していないと判定した場合には、S1303の処理を繰り返す。
一方、ビーコン信号を受信したとS1303において判定した場合には、タイマー1205は、経過時間の計測を開始する(S1305)。そして、第1判定部1201は、ビーコン信号を受信したか否かを判定する(S1307)。尚、S1303及びS1307において判定対象となるビーコン信号は、共通のビーコンIDを含むことを前提とする。異なるビーコンIDを含むビーコン信号は、S1303及びS1307において判定対象とならない。
ビーコン信号を受信したとS1307において判定した場合には、第1判定部1201は、現状におけるステータスは「圏内」であると判定する(S1309)。ステータスが「圏外」から「圏内」へ切り替わった場合に、通知部1207は判定結果を通知する(S1311)。判定結果には、「圏内」を示すステータス、ユーザ端末101のID及びビーコン信号から抽出されたビーコンIDが含まれる。
また、ステータスが「圏外」から「圏内」へ切り替わった場合に、第1ロガー1203は、判定結果を判定ログテーブルに記録する(S1313)。具体的には、判定ログテーブルにおいて、新たなレコードが生成される。
図15に、判定ログテーブルの例を示す。この例における判定ログテーブルは、ステータスが切り替えられた機会に対応するレコードを有している。判定ログテーブルのレコードは、判定日時が格納されるフィールドと、ステータスが格納されるフィールドと、ビーコンIDが格納されるフィールドとを有している。
判定日時は、ステータスが切り替えられたタイミングを特定する。ステータスは、切り替えられた状態(「圏内」又は「圏外」のいずれか)を示す。ビーコンIDは、「圏内」において受信したビーコン信号の送信元又は「圏外」において途絶えたビーコン信号の送信元を特定する。
図13の説明に戻る。タイマー1205は、一旦経過時間の計測を終了する(S1315)。そして、S1305に示した処理に戻って、上述した処理を繰り返す。
S1307の説明に戻る。ビーコン信号を受信していないとS1307において判定した場合には、第1判定部1201は、経過時間が監視時間記憶部919に記憶されている監視時間を超えたか否かを判定する(S1317)。
経過時間が監視時間を超えていなければ、S1307に示した処理に戻って、上述した処理を繰り返す。
一方、S1317において経過時間が監視時間を超えたと判定した場合には、第1判定部1201は、現状におけるステータスは「圏外」であると判定する(S1319)。ステータスが「圏内」から「圏外」へ切り替わった場合に、通知部1207は判定結果を通知する(S1321)。判定結果には、「圏外」を示すステータス、ユーザ端末101のID及び途絶えたビーコン信号のビーコンIDが含まれる。尚、ビーコンIDは、省いてもよい。
また、ステータスが「圏内」から「圏外」へ切り替わった場合に、第1ロガー1203は、判定結果を判定ログテーブルに記録する(S1323)。具体的には、判定ログテーブルにおいて、新たなレコードが生成される。
タイマー1205は、経過時間の計測を終了する(S1325)。そして、S1303に示した処理に戻って、上述した処理を繰り返す。以上で検知処理の説明を終える。
続いて、調整部907の動作について説明する。図16に、調整部907のモジュール構成例を示す。調整部907は、取得部1601、第2判定部1603、算出部1605、切り替え部1607、特定部1609、更新部1611、第2ロガー1613及び送信部1615を有する。
取得部1601は、センサデータを取得する。第2判定部1603は、静止状態であるか否かを判定する。算出部1605は、監視時間を算出する。切り替え部1607は、ビーコン受信処理におけるモードを切り替える。特定部1609は、監視時間を特定する。更新部1611は、監視時間を更新する。第2ロガー1613は、第1更新ログテーブルに更新結果を記録する。送信部1615は、実施の形態3において更新結果を送信する。
上述した取得部1601、第2判定部1603、算出部1605、切り替え部1607、特定部1609、更新部1611、第2ロガー1613及び送信部1615は、ハードウエア資源(例えば、図8)と、以下で述べる処理をプロセッサに実行させるプログラムとを用いて実現される。
本実施の形態では、調整処理(A)を実行する。図17に、調整処理(A)フローを示す。取得部1601は、センサデータを取得する(S1701)。具体的には、センサデータは、加速度センサ837によって計測された加速度データ及び/又はジャイロセンサ847によって計測された姿勢データである。
第2判定部1603は、センサデータに基づいて、ユーザ端末101が静止状態であるか否かを判定する(S1703)。ユーザ端末101が静止状態であると判定した場合には、算出部1605は、算出処理を実行する(S1705)。算出処理では、サンプリングに基づいて監視時間が算出される。
本実施の形態では、算出処理(A)を実行する。算出処理(A)は、算出式「監視時間=所定係数×受信間隔の最大値」に基づく。
図18に、算出処理(A)フローを示す。切り替え部1607は、ビーコン受信処理を高頻度モードに切り替える(S1801)。つまり、ビーコン受信部901によるビーコン受信処理において、通常よりも高い頻度でビーコン信号の受信動作を行うようにする。つまり、受信動作の間隔が短くなる。
算出部1605は、静止状態が継続している期間(以下、静止期間という。)内の受信日時を特定する(S1803)。この静止期間は、算出処理のためのサンプリング期間である。このとき特定対象となる受信日時は、図13のS1303及びS1307において判定対象としたビーコン信号と同じビーコンIDに対応するものに限られる。
切り替え部1607は、ビーコン受信処理を通常モードに切り替える(S1805)。つまり、ビーコン受信部901によるビーコン受信処理において、通常の頻度でビーコン信号の受信動作を行うようにする。つまり、受信動作の間隔が元に戻る。
算出部1605は、静止期間内の特定された受信日時の各々に関して、受信間隔を算出する(S1807)。受信間隔は、当該受信日時から前回受信日時を引くことによって求められる。この例で、受信間隔は、受信ログテーブルに格納される。
算出部1605は、S1807で算出した受信間隔のうち、最大の受信間隔を特定する(S1809)。算出部1605は、最大の受信間隔に所定係数を乗じる(S1811)。そして、求められた積を監視期間とする。所定係数が1より大きければ、検知の正確性は高まりやすいが、即応性は低くなりやすい面がある。ここでは、所定係数が1より大きい値であるものとする。
但し、即応性を重視する場合には、所定係数として1より小さい値を用いるようにしてもよい。この場合には、検知の正確性が劣る面がある。また、所定係数は1であってもよい。その場合にはS1811を省き、最大の受信間隔をそのまま監視期間としてもよい。
算出処理(A)を終えると、呼び出し元の調整処理(A)に復帰する。
図17の説明に戻る。更新部1611は、監視時間記憶部919に記憶されている監視時間を更新する(S1707)。尚、現状の監視時間と、算出された監視時間との差が小さい場合に、更新部1611は、監視時間を更新しないようにしてもよい。
監視時間を更新すると、第2ロガー1613は、第1更新ログテーブルに更新結果を記録する(S1709)。
図19に、第1更新ログテーブルの例を示す。この例における第1更新ログテーブルは、当該ユーザ端末101において監視時間を更新した機会に対応するレコードを有している。第1更新ログテーブルのレコードは、更新日時が格納されるフィールドと、ビーコンIDが格納されるフィールドと、監視時間が格納されるフィールドとを有している。
更新日時は、監視時間が更新されたタイミングを特定する。ビーコンIDは、当該監視時間によって監視されるビーコン信号の送信元を特定する。監視時間は、更新された結果に相当する。
図17の説明に戻る。S1709の処理を終えると、取得部1601は、一定時間待機する(S1711)。処理負担を軽減するためである。そして、S1701に示した処理に戻って、上述した処理を繰り返す。
S1703の説明に戻る。S1703において、ユーザ端末101が静止状態でないと判定した場合には、第2判定部1603は、静止しない状態が第2所定時間以上経過したか否かを判定する(S1713)。ここでは、ユーザが立ち止まらないまま、或る程度時間が経ったことを想定している。このような場合には、監視時間を見直すようにする。
また、静止しない状態が第2所定時間以上経過していない場合には、第2判定部1603は、電波強度が基準値を下回っているか否かを判定する(S1715)。ここでは、ユーザが立ち止まらないまま、近接エリアの境界付近に近づいたことを想定している。このような場合にも、監視時間を見直すようにする。
尚、電波強度が基準値を下回っていない場合には、S1701に示した処理に戻って、上述した処理を繰り返す。
一方、S1713において、静止しない状態が第2所定時間以上経過した場合には、又はS1715において、電波強度が基準値を下回っていると判定した場合には、特定部1609は、特定処理を実行する(S1717)。特定処理では、算出処理とは別の方法で監視時間を特定する。
本実施の形態では、特定処理(A)を実行する。特定処理(A)では、過去に同じビーコンIDについて設定された監視時間を参照する。
図20に、特定処理(A)フローを示す。特定部1609は、第1更新ログテーブルにおいて、図13のS1303及びS1307において判定対象としたビーコン信号のビーコンIDが格納されているレコードを探索する(S2001)。
特定部1609は、該当するレコードがあったか否かを判定する(S2002)。該当するレコードがあったと判定した場合には、 特定部1609は、当該ビーコンIDに対応する監視時間を特定する(S2003)。具体的には、特定部1609は、上記探索によって特定されたレコードに設定されている監視時間を読み取る。
S2001において、複数のレコードが見つかった場合に、特定部1609は、更新日時が最新のレコードを選ぶようにしてもよい。或いは、特定部1609は、現時点の時刻と近い時刻に係る更新日時、つまり同じ時刻帯の更新日時のレコードを選ぶようにしてもよい。
一方、S2002において、該当するレコードがないと判定した場合には、特定部1609は、特性が似ているビーコン送信装置103のビーコンIDを特定する(S2005)。例えば、特定部1609は、ビーコンテーブルに基づいて地理的位置が近いビーコンIDを特定する。或いは、特定部1609は、ビーコンテーブルに基づいて施設タイプが共通するビーコンIDを特定するようにしてもよい。そして、S2001に戻って、S2005で特定したビーコンIDのレコードが探索される。
特定処理(A)を終えると、呼び出し元の調整処理(A)に復帰する。
図17の説明に戻る。特定処理を終えると、S1707の処理に移る。S1707以降の処理については、前述した通りである。尚、S1713乃至S1717の処理を省き、S1703のNOルートでS1701の処理に戻るようにしてもよい。或いは、S1715の処理を省き、S1713のNOルートでS1701の処理に戻るようにしてもよい。或いは、S1715において、所定の複数回以上連続して電波強度が基準値を下回った場合にYESルートを辿るようにしてもよい。以上で、調整処理(A)についての説明を終える。
本実施の形態によれば、状況に応じて、在圏判定のための監視時間を調整することができる。即応性と検知性能とのバランスを図ることができる面がある。
また、サンプリング期間におけるビーコン受信の動作モードを通常よりも高い頻度に切り替えるので、より高い精度で監視時間を調整できる。
また、同じビーコンIDに係るビーコン信号に関して過去に算出された監視時間を特定するので、現在の状況を把握し難い場合でも、推測される状況に基づいて監視時間を調整できる。
また、過去に算出された監視時間を複数記憶している場合に、受信時刻が近いビーコン信号の受信間隔に基づく監視時間を特定するので、時刻帯を根拠として状況を推測できる。
また、過去に算出された監視時間を複数記憶している場合に、最新のビーコン信号の受信間隔に基づく監視時間を特定するので、時間的に近い状況に基づいて監視期間の長さを調整できる。
また、例えばユーザの動きに伴い受信状態が変化する場合に、監視時間を見直せる。
また、例えば近接エリアの境界付近において電波が届き難い場合に、監視時間を見直せる。
また、受信間隔の最大値に基づいて監視時間を算出するので、好ましくない状況に応じた監視期間を設定し易い。
また、特性が近い別の送信元からのビーコン信号に関して過去に算出された監視時間を特定するので、或る程度正しい監視期間を推測できる。
[実施の形態2]
算出処理(A)以外の算出処理の例について説明する。
上述した算出処理(A)に代えて、算出処理(B)を実行するようにしてもよい。算出処理(B)は、「監視時間=所定係数×受信間隔の分散×受信間隔の最大値」に基づく。
図21に、算出処理(B)フローを示す。S1801乃至S1807に示した処理は、図18の場合と同様である。
算出部1605は、受信間隔の平均を算出する(S2101)。算出部1605は、当該平均に基づいて、受信間隔の分散を算出する(S2103)。算出部1605は、最大の受信間隔を特定する(S2105)。算出部1605は、最大の受信間隔に受信間隔の分散を乗じる(S2107)。算出部1605は、S2107で求めた積に所定係数を乗じる(S2109)。そして、S2109で求めた積を監視時間とする。算出処理(B)を終えると、呼び出し元の調整処理(A)に復帰する。
また、上述した算出処理(A)に代えて、算出処理(C)を実行するようにしてもよい。算出処理(C)は、「監視時間=所定係数×サービスに関する応答係数×受信間隔の最大値」に基づく。
図22に、算出処理(C)フローを示す。S1801乃至S1807に示した処理は、図18の場合と同様である。
算出部1605は、最大の受信間隔を特定する(S2201)。更に、算出部1605は、サービスに関する応答係数を特定する(S2203)。具体的には、算出部1605は、図13のS1303及びS1307において判定対象としたビーコン信号のビーコンIDに対応するサービス名を、ビーコンテーブルにおいて特定する。次に、算出部1605は、サービステーブルにおいて、サービス名に対応する応答係数を特定する。応答係数が小さければ、早い応答が望まれることを意味する。応答係数が大きければ、即応性よりも確実性が求められることを意味する。
算出部1605は、最大の受信間隔に応答係数を乗じる(S2205)。算出部1605は、S2205で求めた積に所定係数を乗じる(S2207)。そして、S2207で求めた積を監視時間とする。算出処理(C)を終えると、呼び出し元の調整処理(A)に復帰する。
また、上述した算出処理(A)に代えて、算出処理(D)を実行するようにしてもよい。算出処理(D)は、「監視時間=所定係数×電波の混雑係数×受信間隔の最大値」に基づく。
図23に、算出処理(D)フローを示す。S1801乃至S1807に示した処理は、図18の場合と同様である。
算出部1605は、電波の混雑係数を算出する(S2301)。具体的には、算出部1605は、静止期間内において受信したビーコン信号の総数(送信元を問わない。)を求める。この総数を、判定対象のビーコン信号の数で除する。得られた商を電波の混雑係数とする。判定対象外のビーコン信号が多ければ、混雑係数は大きい。
算出部1605は、最大の受信間隔を特定する(S2303)。算出部1605は、最大の受信間隔に電波の混雑係数を乗じる(S2305)。算出部1605は、S2305で求めた積に所定係数を乗じる(S2307)。そして、S2307で求めた積を監視時間とする。算出処理(D)を終えると、呼び出し元の調整処理(A)に復帰する。
上記例の他に、算出式「監視時間=所定係数×受信間隔の分散×サービスに関する応答係数×受信間隔の最大値」に基づいて監視時間を算出するようにしてもよい。算出式「監視時間=所定係数×受信間隔の分散×電波の混雑係数×受信間隔の最大値」に基づいて監視時間を算出するようにしてもよい。算出式「監視時間=所定係数×サービスに関する応答係数×電波の混雑係数×受信間隔の最大値」に基づいて監視時間を算出するようにしてもよい。また、算出式「監視時間=所定係数×受信間隔の分散×サービスに関する応答係数×電波の混雑係数×受信間隔の最大値」に基づいて監視時間を算出するようにしてもよい。
続いて、受信間隔の平均に基づいて監視時間を算出する例を説明する。以下の例では、受信間隔の分散が基準より小さい場合に、受信間隔の平均を用いるようにする。
上述した算出処理(A)に代えて、算出処理(E)を実行するようにしてもよい。算出処理(E)は、「監視時間=所定係数×受信間隔の平均」に基づく。
図24に、算出処理(E)フローを示す。S1801乃至S1807に示した処理は、図18の場合と同様である。
算出部1605は、受信間隔の平均を算出する(S2401)。算出部1605は、当該平均に基づいて、受信間隔の分散を算出する(S2403)。算出部1605は、受信間隔の分散が基準より小さいか否かを判定する(S2405)。
受信間隔の分散が基準以上である場合には、受信間隔の平均を用いない。この例では、算出部1605は、最大の受信間隔を特定する(S2407)。算出部1605は、特定した最大の受信間隔に所定係数を乗じる(S2409)。そして、S2409で求めた積を監視時間とする。
尚、S2407及びS2409の処理は、図18に示した算出処理(A)におけるS1809及びS1811の処理と同様である。S2407及びS2409の処理を、図21に示した算出処理(B)におけるS2101乃至S2109の処理に置き換えるようにしてもよい。S2407及びS2409の処理を、図22に示した算出処理(C)におけるS2201乃至S2207の処理に置き換えるようにしてもよい。また、図23に示した算出処理(D)におけるS2301乃至S2307の処理に置き換えるようにしてもよい。
S2405において受信間隔の分散が基準より小さいと判定した場合には、算出部1605は、受信間隔の平均に所定係数を乗じる(S2411)。そして、S2411で求めた積を監視時間とする。算出処理(E)を終えると、呼び出し元の調整処理(A)に復帰する。
また、上述した算出処理(A)に代えて、算出処理(F)を実行するようにしてもよい。算出処理(F)は、算出式「監視時間=所定係数×受信間隔の分散×受信間隔の平均」に基づく。
図25に、算出処理(F)フローを示す。S1801乃至S1807に示した処理は、図18の場合と同様である。また、S2401乃至S2409に示した処理は、図24の場合と同様である。
算出部1605は、受信間隔の平均に所定係数を乗じる(S2501)。算出部1605は、S2501で求めた積に受信間隔の分散を乗じる(S2503)。そして、S2503で求めた積を監視時間とする。算出処理(F)を終えると、呼び出し元の調整処理(A)に復帰する。
また、上述した算出処理(A)に代えて、算出処理(G)を実行するようにしてもよい。算出処理(G)は、「監視時間=所定係数×サービスに関する応答係数×受信間隔の平均」に基づく。
図26に、算出処理(G)フローを示す。S1801乃至S1807に示した処理は、図18の場合と同様である。また、S2401乃至S2409に示した処理は、図24の場合と同様である。
算出部1605は、受信間隔の平均に所定係数を乗じる(S2601)。算出部1605は、サービスに関する応答係数を特定する(S2603)。算出部1605は、S2601で求めた積に応答係数を乗じる(S2605)。そして、S2605で求めた積を監視時間とする。算出処理(G)を終えると、呼び出し元の調整処理(A)に復帰する。
また、上述した算出処理(A)に代えて、算出処理(H)を実行するようにしてもよい。算出処理(H)は、算出式「監視時間=所定係数×電波の混雑係数×受信間隔の平均」に基づく。
図27に、算出処理(H)フローを示す。S1801乃至S1807に示した処理は、図18の場合と同様である。また、S2401乃至S2409に示した処理は、図24の場合と同様である。
算出部1605は、受信間隔の平均に所定係数を乗じる(S2701)。算出部1605は、電波の混雑係数を算出する(S2703)。算出部1605は、S2701で求めた積に電波の混雑係数を乗じる(S2705)。そして、S2705で求めた積を監視時間とする。算出処理(H)を終えると、呼び出し元の調整処理(A)に復帰する。
尚、上記例の他に、算出式「監視時間=所定係数×受信間隔の分散×サービスに関する応答係数×受信間隔の平均」に基づいて監視時間を算出するようにしてもよい。算出式「監視時間=所定係数×受信間隔の分散×電波の混雑係数×受信間隔の平均」に基づいて監視時間を算出するようにしてもよい。算出式「監視時間=所定係数×サービスに関する応答係数×電波の混雑係数×受信間隔の平均」に基づいて監視時間を算出するようにしてもよい。また、算出式「監視時間=所定係数×受信間隔の分散×サービスに関する応答係数×電波の混雑係数×受信間隔の平均」に基づいて監視時間を算出するようにしてもよい。
本実施の形態によれば、受信間隔の平均に基づいて監視時間を算出するので、通常の状況に適した監視期間を設定し易い。
また、受信間隔の分散に基づいて監視時間を算出するので、状況の変わり易さに応じた監視期間を設定し易い。
また、圏外の判定結果を用いるサービスに関する要求指標に基づいて監視時間を算出するので、サービスの意図を監視期間に反映し易い。
また、電波の混雑度に基づいて監視時間を算出するので、他の電波の影響を監視期間に反映し易い。
[実施の形態3]
本実施の形態では、ユーザ端末101が外部の装置に監視時間を問い合わせる例について説明する。
図28に、実施の形態3におけるシステムの構成例を示す。システムでは、管理装置2801を設ける。ユーザ端末101は、インターネットを介して管理装置2801と接続できる。
まず、ユーザ端末101の動作について説明する。本実施の形態では、上述した調整処理(A)に代えて、調整処理(B)を実行する。図29に、調整処理(B)フローを示す。S1701乃至S1709に示した処理は、図17の場合と同様である。
S1709に示した処理を終えると、送信部1615は、更新結果を管理装置2801へ送信する(S2901)。更新結果は、第1更新ログテーブルにおけるレコードに相当する。従って、ユーザ端末101における更新日時も含まれる。
S1711乃至S1715に示した処理は、図17の場合と同様である。
本実施の形態では、S1717において特定処理(A)に代えて、特定処理(B)を実行する。特定処理(B)では、管理装置2801への問い合わせによって監視時間を特定する。
図30に、特定処理(B)フローを示す。特定部1609は、監視時間の要求(図13のS1303及びS1307において判定対象としたビーコン信号のビーコンIDを含む。)を管理装置2801へ送信する(S3001)。
特定部1609は、管理装置2801から監視時間を受信する(S3003)。特定処理(B)を終えると、呼び出し元の調整処理(B)に復帰する。
続いて、管理装置2801の動作について説明する。図31に、管理装置2801のモジュール構成例を示す。管理装置2801は、登録部3101、提供部3103及び第2更新ログ記憶部3111を有する。また、管理装置2801は、ビーコンテーブル記憶部911及びサービステーブル記憶部913も有する。
登録部3101は、更新結果を第2更新ログテーブルに登録する。提供部3103は、問い合わせに応じて監視時間を提供する。第2更新ログ記憶部3111は、第2更新ログテーブルを記憶する。第2更新ログテーブルについては、図33を用いて後述する。
上述した登録部3101及び提供部3103は、ハードウエア資源(例えば、図37)と、以下で述べる処理をプロセッサに実行させるプログラムとを用いて実現される。
上述した第2更新ログ記憶部3111、ビーコンテーブル記憶部911及びサービステーブル記憶部913は、ハードウエア資源(例えば、図37)を用いて実現される。
次に、登録部3101による登録処理について説明する。登録処理では、複数のユーザ端末101の夫々における更新結果を収集する。
図32に、登録処理フローを示す。登録部3101は、待機して、ユーザ端末101から更新結果を受信する(S3201)。そして、登録部3101は、第2更新ログテーブルに新しいレコードを設けて、更新結果を記録する(S3203)。登録部3101は、当該更新結果の送信元であるユーザ端末101のIDも新しいレコードに格納する。S3203を終えると、S3201に示した処理に戻って、上述した処理を繰り返す。
図33に、第2更新ログテーブルの例を示す。この例における第2更新ログテーブルは、各ユーザ端末101において監視時間が更新された機会に対応するレコードを有している。第2更新ログテーブルのレコードは、更新日時が格納されるフィールドと、ビーコンIDが格納されるフィールドと、監視時間が格納されるフィールドと、端末IDが格納されるフィールドとを有している。
更新日時は、各ユーザ端末101において監視時間が更新されたタイミングを特定する。ビーコンIDは、当該監視時間によって監視されるビーコン信号の送信元を特定する。監視時間は、更新された結果に相当する。端末IDは、監視時間の更新を行ったユーザ端末101を特定する。
続いて、提供部3103による提供処理について説明する。図34に、提供処理フローを示す。提供部3103は、待機して、ユーザ端末101から監視時間の要求を受信する(S3401)。
提供部3103は、監視時間の要求に含まれるビーコンIDを特定し、第2更新ログテーブルにおいて当該ビーコンIDのレコードを探索する(S3403)。
提供部3103は、該当するレコードがあったか否かを判定する(S3405)。該当するレコードがあったと判定した場合には、提供部3103は、当該ビーコンIDに対応する監視時間を特定する(S3407)。尚、当該ビーコンIDに対応する監視時間のレコードが複数ある場合には、提供部3103は、更新日時が最新のレコードを選ぶようにしてもよい。或いは、特定部1609は、現時点の時刻と近い時刻に係る更新日時、つまり同じ時刻帯の更新日時のレコードを選ぶようにしてもよい。
提供部3103は、特定した監視時間をユーザ端末101へ送信する(S3409)。そして、S3401に示した処理に戻って、上述した処理を繰り返す。
一方、S3405において、該当するレコードがないと判定した場合には、提供部3103は、特性が似ているビーコン送信装置103のビーコンIDを特定する(S3411)。例えば、提供部3103は、ビーコンテーブルに基づいて地理的位置が近いビーコンIDを特定する。或いは、提供部3103は、ビーコンテーブルに基づいて施設タイプが共通するビーコンIDを特定するようにしてもよい。そして、S3403に戻って、S3411で特定したビーコンIDのレコードが探索される。
本実施の形態によれば、他のユーザ端末101において算出した監視時間も適用できる。
[実施の形態4]
上述した実施の形態では、算出処理において高頻度モードに切り替える例について説明したが、高頻度モードに切り替えないようにしてもよい。
本実施の形態では、算出処理(A)に代えて、算出処理(I)を実行する。図35に、算出処理(I)フローを示す。図18に示した算出処理(A)におけるS1801の処理を省く。S1803の処理は、算出処理(A)の場合と同様である。また、図18に示した算出処理(A)におけるS1805の処理を省く。S1807乃至S1811の処理は、算出処理(A)の場合と同様である。
尚、算出処理(B)乃至算出処理(H)のいずれにおいても、S1801及びS1805の処理を省くようにしてもよい。
本実施の形態によれば、処理が単純になる。また、消費電力が抑えられる面もある。
[実施の形態5]
静止状態であっても、監視時間の算出に適さない場合には、監視期間の算出を省くようにしてもよい。
本実施の形態では、調整処理(A)に代えて、調整処理(C)を実行する。図36に、調整処理(C)フローを示す。S1701及びS1703の処理は、調整処理(A)の場合と同様である。
S1703においてユーザ端末101が静止状態であると判定した場合に、第2判定部1603は、照度センサ841で計測した照度が基準以上か否かを判定する(S3601)。照度が基準に達しないと判定した場合には、算出処理を行わず、S1713の処理に移る。例えば、ユーザ端末101がカバンの中にあれば、照度が基準に満たない。この場合、電波が届き難いので、正しい監視時間を求められない。
一方、照度が基準以上であると判定した場合には、第2判定部1603は、接触センサ845が物体との接触を検知したか否かを判定する(S3603)。物体との接触を検知したと判定した場合には、算出処理を行わず、S1713の処理に移る。例えばユーザ端末101が障害物に接していれば、物体との接触を検知する。この場合、電波が届き難く、正しい監視時間を求められないかも知れない。
物体との接触を検知していない場合には、S1705における算出処理を行う。S1705乃至S1717の処理は、調整処理(A)の場合と同様である。
尚、調整処理(B)において、S3601及びS3603の処理を行うようにしてもよい。
本実施の形態によれば、例えばカバンの中にあって電波が届き難い状況で、不適切な監視期間を算出する不要な動作を省ける。
以上本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上述の機能ブロック構成はプログラムモジュール構成に一致しない場合もある。
また、上で説明した各記憶領域の構成は一例であって、上記のような構成でなければならないわけではない。さらに、処理フローにおいても、処理結果が変わらなければ、処理の順番を入れ替えることや複数の処理を並列に実行させるようにしても良い。
なお、上で述べた管理装置2801は、コンピュータ装置であって、図37に示すように、メモリ2501とCPU(Central Processing Unit)2503とハードディスク・ドライブ(HDD:Hard Disk Drive)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施例における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。CPU2503は、アプリケーション・プログラムの処理内容に応じて表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、所定の動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、主としてメモリ2501に格納されるが、HDD2505に格納されるようにしてもよい。本発明の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはコンピュータ読み取り可能なリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及びアプリケーション・プログラムなどのプログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
以上述べた本発明の実施の形態をまとめると、以下のようになる。
一態様の情報処理方法は、(A)自装置の静止状態の継続期間においてビーコン信号を受信した間隔に基づいて、監視期間の長さを算出する算出処理と、(B)上記長さの監視期間においてビーコン信号を受信しなかった場合に、ビーコン信号の送信元に近接するエリアの圏外であると判定する判定処理とを含む。
このようにすれば、状況に応じて、在圏判定のための監視期間の長さを調整することができる。即応性と検知性能とのバランスを図ることができる面がある。
また、継続期間におけるビーコン受信の動作モードを通常よりも高い頻度に切り替えるようにしてもよい。
このようにすれば、より高い精度で監視期間の長さを調整できる。
更に、同じ送信元に係るビーコン信号に関して過去に算出された監視期間の長さを特定する特定処理を含むようにしてもよい。また、上記判定処理において、特定された監視期間の長さを用いるようにしてもよい。
このようにすれば、現在の状況を把握し難い場合でも、推測される状況に基づいて監視期間の長さを調整できる。
更に、過去に算出された監視期間の長さを複数記憶している場合に、上記特定処理において、受信時刻が近いビーコン信号の受信間隔に基づく監視期間の長さを特定するようにしてもよい。
このようにすれば、時刻帯を根拠として状況を推測できる。
また、過去に算出された監視期間の長さを複数記憶している場合に、上記特定処理において、最新のビーコン信号の受信間隔に基づく監視期間の長さを特定するようにしてもよい。
このようにすれば、時間的に近い状況に基づいて監視期間の長さを調整できる。
また、上記特定処理において、外部装置に問い合わせることによって、監視期間の長さを特定するようにしてもよい。
このようにすれば、自ら算出していない監視期間の長さも適用できる。
また、自装置の静止状態を検出しない期間が基準を超えた場合に、上記特定処理を行うようにしてもよい。
このようにすれば、例えばユーザの動きに伴い受信状態が変化する場合に、監視期間を見直せる。
また、受信したビーコン信号の電波強度が基準を下回った場合に、上記特定処理を行うようにしてもよい。
このようにすれば、例えば近接エリアの境界付近において、監視期間を見直せる。
また、上記算出処理において、受信間隔の最大値に基づいて監視期間の長さを算出するようにしてもよい。
このようにすれば、好ましくない状況に応じた監視期間を設定し易い。
また、上記算出処理において、受信間隔の平均に基づいて監視期間の長さを算出するようにしてもよい。
このようにすれば、通常の状況に適した監視期間を設定し易い。
また、上記算出処理において、受信間隔の分散に基づいて監視期間の長さを算出するようにしてもよい。
このようにすれば、状況の変わり易さに応じた監視期間を設定し易い。
また、上記算出処理において、圏外の判定結果を用いるサービスに関する要求指標に基づいて監視期間の長さを算出するようにしてもよい。
このようにすれば、サービスの意図を監視期間に反映し易い。
また、上記算出処理において、電波の混雑度に基づいて監視期間の長さを算出するようにしてもよい。
このようにすれば、他の電波の影響を監視期間に反映し易い。
また、計測した照度が基準を下回る場合に、上記算出処理を省くようにしてもよい。
このようにすれば、例えばカバンの中にあって電波が届き難い状況で、不適切な監視期間を算出する不要な動作を省ける。
また、物体との接触を検知した場合に、上記算出処理を省くようにしてもよい。
このようにすれば、例えば障害物に接して電波が届き難い状況で、不適切な監視期間を算出する不要な動作を省ける。
また、同じ送信元に係るビーコン信号に関して過去に算出された監視期間の長さを特定できない場合に、上記特定処理において、ビーコン信号の送信元と特性が近い別の送信元からのビーコン信号に関して過去に算出された監視期間の長さを特定するようにしてもよい。
このようにすれば、或る程度正しい監視期間を推測できる。
なお、上記処理をプロセッサに行わせるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納されるようにしてもよい。尚、中間的な処理結果は、一般的にメインメモリ等の記憶装置に一時保管される。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
自装置の静止状態の継続期間においてビーコン信号を受信した間隔に基づいて、監視期間の長さを算出する算出処理と、
前記長さの前記監視期間において前記ビーコン信号を受信しなかった場合に、前記ビーコン信号の送信元に近接するエリアの圏外であると判定する判定処理と
を含み、プロセッサにより実行される情報処理方法。
(付記2)
更に、
前記継続期間におけるビーコン受信の動作モードを通常よりも高い頻度に切り替える
処理を含む付記1記載の情報処理方法。
(付記3)
更に、
同じ送信元に係るビーコン信号に関して過去に算出された前記監視期間の長さを特定する特定処理
を含み、
前記判定処理において、特定された前記監視期間の長さを用いる
付記1又は2記載の情報処理方法。
(付記4)
更に、
過去に算出された前記監視期間の長さを複数記憶している場合に、前記特定処理において、受信時刻が近い前記ビーコン信号の受信間隔に基づく前記監視期間の長さを特定する
付記3記載の情報処理方法。
(付記5)
過去に算出された前記監視期間の長さを複数記憶している場合に、前記特定処理において、最新の前記ビーコン信号の受信間隔に基づく前記監視期間の長さを特定する
付記3記載の情報処理方法。
(付記6)
前記特定処理において、外部装置に問い合わせることによって、前記監視期間の長さを特定する
付記3乃至5のうち1つ記載の情報処理方法。
(付記7)
前記自装置の静止状態を検出しない期間が基準を超えた場合に、前記特定処理を行う
付記3乃至6のうち1つ記載の情報処理方法。
(付記8)
受信した前記ビーコン信号の電波強度が基準を下回った場合に、前記特定処理を行う
付記3乃至7のうち1つ記載の情報処理方法。
(付記9)
前記算出処理において、受信間隔の最大値に基づいて前記監視期間の長さを算出する
付記3乃至8のうち1つ記載の情報処理方法。
(付記10)
前記算出処理において、受信間隔の平均に基づいて前記監視期間の長さを算出する
付記3乃至8のうち1つ記載の情報処理方法。
(付記11)
前記算出処理において、前記受信間隔の分散に基づいて前記監視期間の長さを算出する
付記9又は10のうち1つ記載の情報処理方法。
(付記12)
前記算出処理において、前記圏外の判定結果を用いるサービスに関する要求指標に基づいて前記監視期間の長さを算出する
付記9又は10のうち1つ記載の情報処理方法。
(付記13)
前記算出処理において、電波の混雑度に基づいて前記監視期間の長さを算出する
付記9又は10のうち1つ記載の情報処理方法。
(付記14)
計測した照度が基準を下回る場合に、前記算出処理を省く
付記1乃至13のうち1つ記載の情報処理方法。
(付記15)
物体との接触を検知した場合に、前記算出処理を省く
付記1乃至14のうち1つ記載の情報処理方法。
(付記16)
前記同じ送信元に係るビーコン信号に関して過去に算出された前記監視期間の長さを特定できない場合に、前記特定処理において、前記ビーコン信号の送信元と特性が近い別の送信元からのビーコン信号に関して過去に算出された前記監視期間の長さを特定する
付記3乃至8のうち1つ記載の情報処理方法。
(付記17)
自装置の静止状態の継続期間においてビーコン信号を受信した間隔に基づいて、監視期間の長さを算出する算出処理と、
前記長さの前記監視期間において前記ビーコン信号を受信しなかった場合に、前記ビーコン信号の送信元に近接するエリアの圏外であると判定する判定処理と
をプロセッサに実行させる情報処理プログラム。
(付記18)
自装置の静止状態の継続期間においてビーコン信号を受信した間隔に基づいて、監視期間の長さを算出する算出部と、
前記長さの前記監視期間において前記ビーコン信号を受信しなかった場合に、前記ビーコン信号の送信元に近接するエリアの圏外であると判定する判定部と
を有する情報処理装置。
(付記19)
携帯装置及び外部装置とを含み、
前記携帯装置は、
自装置の静止状態の継続期間においてビーコン信号を受信した間隔に基づいて、監視期間の長さを算出する算出部と、
前記外部装置に問い合わせることによって、前記ビーコン信号に関して過去に算出された前記監視期間の長さを特定する特定部と、
算出された前記長さ又は特定された前記長さの前記監視期間において前記ビーコン信号を受信しなかった場合に、前記ビーコン信号の送信元に近接するエリアの圏外であると判定する判定部と
を有し、
前記外部装置は、
前記携帯装置からの問い合わせに応じて、前記ビーコン信号に関して過去に算出された前記監視期間の長さを提供する提供部
を有する
情報処理システム。
101 ユーザ端末 103 ビーコン送信装置
105 アクセスポイント 107 サーバ
801 CPU 803 記憶回路
805 ROM 807 RAM
809 フラッシュメモリ 811 第1アンテナ
813 第1通信制御回路 815 第2アンテナ
817 第2通信制御回路 823 LCD制御回路
825 LCD 827 タッチセンサ
829 キー群 831 GPS装置
833 タイマー回路 835 マイクロコントローラ
837 加速度センサ 839 無線センサ
841 照度センサ 843 赤外線センサ
845 接触センサ 847 ジャイロセンサ
901 ビーコン受信部 903 ネットワーク通信部
905 検知部 907 調整部
911 ビーコンテーブル記憶部 913 サービステーブル記憶部
915 受信ログ記憶部 917 判定ログ記憶部
919 監視時間記憶部 921 第1更新ログ記憶部
1201 第1判定部 1203 第1ロガー
1205 タイマー 1207 通知部
1601 取得部 1603 第2判定部
1605 算出部 1607 切り替え部
1609 特定部 1611 更新部
1613 第2ロガー 1615 送信部
2801 管理装置 3101 登録部
3103 提供部 3111 第2更新ログ記憶部

Claims (20)

  1. ビーコン信号の受信を記録する処理と、
    自装置の静止状態の継続期間における前記ビーコン信号の受信の記録から、前記ビーコン信号の受信間隔の長さを算出する処理と、
    前記ビーコン信号の受信間隔の長さに基づいて、監視期間の長さを算出する算出処理と、
    前記算出処理において算出された前記長さの前記監視期間において前記ビーコン信号を受信しなかった場合に、前記ビーコン信号の送信元に近接するエリアの圏外であると判定する判定処理と
    を含み、プロセッサにより実行される情報処理方法。
  2. 前記算出処理において、
    前記ビーコン信号の複数の受信間隔の長さの最大値、平均値、又は分散に基づいて、前記監視期間の長さを算出する
    請求項1記載の情報処理方法。
  3. 更に、
    前記継続期間におけるビーコン受信の動作モードを通常よりも高い頻度に切り替える
    処理を含む請求項1記載の情報処理方法。
  4. 前記算出処理において、算出された前記監視期間の長さを記憶しておき、
    更に、
    前記自装置が静止状態ではない場合に、記憶されている前記監視期間の長さのうち、同じ送信元に係るビーコン信号に関して過去に算出された前記監視期間の長さを特定する特定処理
    を含み、
    前記判定処理において、特定された前記監視期間の長さを用いる
    請求項1又は3記載の情報処理方法。
  5. 更に、
    過去に算出された前記監視期間の長さを複数記憶している場合に、前記特定処理において、受信時刻が近い前記ビーコン信号の受信間隔に基づく前記監視期間の長さを特定する
    請求項記載の情報処理方法。
  6. 過去に算出された前記監視期間の長さを複数記憶している場合に、前記特定処理において、最新の前記ビーコン信号の受信間隔に基づく前記監視期間の長さを特定する
    請求項記載の情報処理方法。
  7. 前記算出処理において、算出された前記監視期間の長さを外部装置に送信して記憶させておき、
    前記特定処理において、前記外部装置に問い合わせることによって、前記監視期間の長さを特定する
    請求項4乃至6のうち1つ記載の情報処理方法。
  8. 前記自装置の静止状態を検出しない期間が基準を超えた場合に、前記特定処理を行う
    請求項4乃至7のうち1つ記載の情報処理方法。
  9. 受信した前記ビーコン信号の電波強度が基準を下回った場合に、前記特定処理を行う
    請求項4乃至8のうち1つ記載の情報処理方法。
  10. 前記算出処理において、前記複数の受信間隔の長さのうち最大値に基づいて前記監視期間の長さを算出する
    請求項4乃至9のうち1つ記載の情報処理方法。
  11. 前記算出処理において、前記複数の受信間隔の長さの平均に基づいて前記監視期間の長さを算出する
    請求項4乃至9のうち1つ記載の情報処理方法。
  12. 前記算出処理において、前記複数の受信間隔の長さの分散にさらに基づいて前記監視期間の長さを算出する
    請求項10又は11記載の情報処理方法。
  13. 前記算出処理において、前記圏外の判定結果を用いるサービスに関する要求指標にさらに基づいて前記監視期間の長さを算出する
    請求項10又は11記載の情報処理方法。
  14. 前記算出処理において、電波の混雑度にさらに基づいて前記監視期間の長さを算出する
    請求項10又は11記載の情報処理方法。
  15. 前記自装置が備える照度センサが計測した照度が基準を下回る場合に、前記算出処理を省く
    請求項1乃至14のうち1つ記載の情報処理方法。
  16. 前記自装置が備える接触センサと物体との接触を検知した場合に、前記算出処理を省く
    請求項1乃至15のうち1つ記載の情報処理方法。
  17. 前記同じ送信元に係るビーコン信号に関して過去に算出された前記監視期間の長さを特定できない場合に、前記特定処理において、前記ビーコン信号の送信元と装置としての特性が近い別の送信元からのビーコン信号に関して過去に算出された前記監視期間の長さを特定する
    請求項4乃至9のうち1つ記載の情報処理方法。
  18. ビーコン信号の受信を記録する処理と、
    自装置の静止状態の継続期間における前記ビーコン信号の受信の記録から、前記ビーコン信号の受信間隔の長さを算出する処理と、
    前記ビーコン信号の受信間隔の長さに基づいて、監視期間の長さを算出する算出処理と、
    前記算出処理において算出された前記長さの前記監視期間において前記ビーコン信号を受信しなかった場合に、前記ビーコン信号の送信元に近接するエリアの圏外であると判定する判定処理と
    をプロセッサに実行させる情報処理プログラム。
  19. ビーコン信号の受信を記録する記録部と、
    自装置の静止状態の継続期間における前記ビーコン信号の受信の記録から、前記ビーコン信号の受信間隔の長さを算出する第1算出部と、
    前記ビーコン信号の受信間隔の長さに基づいて、監視期間の長さを算出する第2算出部と、
    前記第2算出部により算出された前記長さの前記監視期間において前記ビーコン信号を受信しなかった場合に、前記ビーコン信号の送信元に近接するエリアの圏外であると判定する判定部と
    を有する情報処理装置。
  20. 携帯装置及び外部装置とを含み、
    前記携帯装置は、
    ビーコン信号の受信を記録する記録部と、
    自装置の静止状態の継続期間における前記ビーコン信号の受信の記録から、前記ビーコン信号の受信間隔の長さを算出する第1算出部と、
    前記ビーコン信号の受信間隔の長さに基づいて、監視期間の長さを算出する第2算出部と、
    前記自装置が静止状態ではない場合に、前記外部装置に問い合わせることによって、前記ビーコン信号に関して過去に算出された前記監視期間の長さを特定する特定部と、
    前記第2算出部により算出された前記長さ又は特定された前記長さの前記監視期間において前記ビーコン信号を受信しなかった場合に、前記ビーコン信号の送信元に近接するエリアの圏外であると判定する判定部と
    を有し、
    前記外部装置は、
    前記携帯装置から前記監視期間の長さを受信すると、記憶部に記憶する記憶処理部と、
    前記携帯装置からの問い合わせに応じて、前記記憶部に記憶され、且つ前記ビーコン信号に関して過去に算出された前記監視期間の長さを提供する提供部
    を有する
    情報処理システム。
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