JP6693343B2 - 機器、情報処理方法、情報処理プログラム及び情報処理システム - Google Patents

機器、情報処理方法、情報処理プログラム及び情報処理システム Download PDF

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Description

本発明は、機器からサービスを提供する装置へのアクセスを制御する技術に関する。
例えばスマートフォンのようなユーザ端末がイベントの発生源となる信号を受信した場合に、当該イベントの発生に基づいて自動的にサーバにアクセスして、コンテンツを取得するという自動配信システムがある。
このような自動配信システムを利用する多くのユーザ端末が一箇所に集中すると、同時にイベントが発生し、各ユーザ端末が一斉にサーバへアクセスすることになる。その結果、コンテンツ配信のサービスが停滞する。
これに対して、同時期にイベントが発生した各ユーザ端末におけるアクセスの時期をずらすようにすれば、アクセスの集中を回避できる。但し、アクセスの時期を分散させる範囲を広く設定すれば、無意味な遅延が生じるかも知れない。
特開2014−134874号公報 特開2000−258567号公報 特開2004−112128号公報 特開2012−203650号公報 特開2016−019174号公報
本発明の目的は、一側面では、アクセスの時期をずらすための待機時間を、より適正にすることである。
一態様に係る機器は、(A)イベントの発生源となる信号を受信した場合に、当該イベントに対応するサービスを提供する装置へ同時期にアクセスすると推定される機器数を算出する第1算出部と、(B)機器数と、サービス又は装置に係る条件とに基づいて、イベントの発生時から待機する時間を算出する第2算出部と、(C)イベントの発生時から上記時間が経過するまで待機した後に、装置へアクセスするアクセス部とを有する。
一側面としては、アクセスの時期をずらすための待機時間を、より適正にすることができる。
図1は、ネットワーク構成例を示す図である。 図2は、コンテンツ配信サービスのシーケンス例を示す図である。 図3は、イベント発生の様子を示す図である。 図4Aは、イベント発生とアクセスとのシーケンス例を示す図である。 図4Bは、アクセスのシーケンス例を示す図である。 図5は、アクセス期間と待機時間との例を示す図である。 図6は、円状エリアの例を示す図である。 図7は、複数の円状エリア内のユーザ端末からサーバへアクセスが集中する様子を示す図である。 図8は、イベント発生の様子を示す図である。 図9Aは、イベント発生とアクセスとのシーケンス例を示す図である。 図9Bは、イベント発生とアクセスとのシーケンス例を示す図である。 図10は、環状エリアの例を示す図である。 図11は、複数の環状エリア内のユーザ端末からサーバへアクセスが集中する様子を示す図である。 図12は、ユーザ端末のハードウエア構成例を示す図である。 図13は、ユーザ端末のモジュール構成例を示す図である。 図14は、サービステーブルの例を示す図である。 図15は、イベントテーブルの例を示す図である。 図16は、エリアテーブルの例を示す図である。 図17は、パラメータテーブルの例を示す図である。 図18は、メイン処理フローを示す図である。 図19は、スレッド処理フローを示す図である。 図20は、端末数算出処理フローを示す図である。 図21は、エリア処理フローを示す図である。 図22は、面積算出処理フローを示す図である。 図23は、待機時間算出処理(A)フローを示す図である。 図24は、待機時間算出処理(B)フローを示す図である。 図25は、サーバが1台で足りる場合のアクセス期間を示す図である。 図26は、待機時間算出処理(B)フローを示す図である。 図27は、理想台数がサーバの全数を超えない例を示す図である。 図28は、理想台数がサーバの全数を超えない場合のアクセス期間を示す図である。 図29は、待機時間算出処理(B)フローを示す図である。 図30は、理想台数がサーバの全数を超える例を示す図である。 図31は、自端末の優先指数が制限値を超える場合のアクセス期間を示す図である。 図32は、待機時間算出処理(B)フローを示す図である。 図33は、自端末の優先指数が制限値を超えない場合のアクセス期間を示す図である。
[実施の形態1]
図1に、ネットワーク構成例を示す。サーバ107は、コンテンツ配信サービスを提供する。コンテンツ配信サービスを利用するユーザは、ユーザ端末101を保持している。ユーザ端末101は、ビーコン発信装置103に近づいたときに、サーバ107からコンテンツを受け取る。尚、ユーザ端末101は、アクセスポイント105を経由してサーバ107へアクセスする機能を有している。
図2に、コンテンツ配信サービスのシーケンス例を示す。ビーコン発信装置103は、ビーコン信号を送出し(S201)、ユーザ端末101は、当該ビーコン信号を受信する。ユーザ端末101は、受信したビーコン信号に基づいてイベントが発生したと判定すると(S203)、サーバ107に対してコンテンツを要求する(S205)。
サーバ107は、ユーザ端末101から送られたリクエストを受け付けると(S207)、ユーザ端末101へコンテンツを配信する(S209)。そして、ユーザ端末101は、当該コンテンツを受信して、記憶する(S211)。
図3を用いて、複数のユーザ端末101が一斉にサーバ107へアクセスしようとする動作について説明する。図3の上段は、ビーコン発信装置103aの近くにコンテンツ配信サービスを利用するユーザ端末101が多数存在することを想定している。この時点で、ビーコン発信装置103aはビーコン信号を送出していないものとする。そして、ビーコン発信装置103aの近くに存在するユーザ端末101a乃至hは、いずれも未だコンテンツを受信していないものとする。
図3の下段は、ビーコン発信装置103aがビーコン発信を開始した状態を示している。大きな円は、ビーコン発信装置103aから送出されたビーコン信号の電波が届く範囲を示している。この範囲内に存在するユーザ端末101a乃至hは、同時にビーコン信号を受信し、同時期にイベントの発生を検出する。そして、ユーザ端末101a乃至hは、一斉にサーバ107へアクセスしようとする。本実施の形態では、このようなアクセスの集中を回避するために、アクセスの時期を分散させる。
図4A及び図4Bを用いて、アクセスの時期の分散について説明する。ビーコン発信装置103aがビーコン発信を開始すると(S401)、ビーコン信号が、ユーザ端末101a乃至cに到達する(S403)。
ビーコン信号を受信したユーザ端末101aは、当該ビーコン信号に基づいてイベントが発生したと判定する(S405)。同時にビーコン信号を受信したユーザ端末101bも、当該ビーコン信号に基づいてイベントが発生したと判定する(S407)。更に、同時にビーコン信号を受信したユーザ端末101cも、当該ビーコン信号に基づいてイベントが発生したと判定する(S409)。
この例で、ユーザ端末101aは、短い待機時間が経過した後コンテンツを要求する(S411)。サーバ107は、ユーザ端末101aから送られたリクエストを受け付けると(S413)、ユーザ端末101aへコンテンツを配信する(S415)。そして、ユーザ端末101aは、当該コンテンツを受信して、記憶する(S417)。端子A、端子B及び端子Cを介して、図4Bのシーケンスに移る。
図4Bの説明に移る。この例で、ユーザ端末101bは、ユーザ端末101aよりも長く待機した後にコンテンツを要求する(S419)。サーバ107は、ユーザ端末101bから送られたリクエストを受け付けると(S421)、ユーザ端末101bへコンテンツを配信する(S423)。そして、ユーザ端末101bは、当該コンテンツを受信して、記憶する(S425)。
この例で、ユーザ端末101cは、ユーザ端末101bよりも長く待機した後にコンテンツを要求する(S427)。サーバ107は、ユーザ端末101cから送られたリクエストを受け付けると(S429)、ユーザ端末101cへコンテンツを配信する(S431)。そして、ユーザ端末101cは、当該コンテンツを受信して、記憶する(S433)。
他のユーザ端末101d乃至hも、同様に自ら待機時間を設定してアクセスを遅らせる。
続いて、図5を用いて、待機時間の設定の仕方について説明する。ユーザ端末101aは、S405でイベントが発生したと判定した時点で、アクセス期間を設定する。そして、ユーザ端末101aは、アクセス期間内の或る時点をコンテンツ要求の時期として特定する。このとき、ユーザ端末101aは、無作為にコンテンツ要求の時期を決定する。つまり、アクセス期間内におけるいずれの時点がコンテンツ要求の時期となるかは、偏りなく均等な確率で選ばれる。
ユーザ端末101bも、S407でイベントが発生したと判定した時点で、ユーザ端末101aの場合と同様のアクセス期間を設定する。そして、ユーザ端末101bは、ユーザ端末101aの場合と同様に、無作為にアクセス期間内におけるコンテンツ要求の時期を特定する。従って、ユーザ端末101bにおける待機時間は、ユーザ端末101aにおける待機時間と関連がない。
更に、ユーザ端末101cも、S409でイベントが発生したと判定した時点で、ユーザ端末101a及びユーザ端末101bの場合と同様のアクセス期間を設定する。そして、ユーザ端末101cは、ユーザ端末101a及びユーザ端末101bの場合と同様に、無作為にアクセス期間内におけるコンテンツ要求の時期を特定する。ユーザ端末101cにおける待機時間も、ユーザ端末101aにおける待機時間及びユーザ端末101bにおける待機時間と関連がない。
ユーザ端末101d乃至hについても、同様に処理される。このように、ユーザ端末101a乃至hにおいて独立して待機時間が設定されると、結果的にアクセスの時期が均等に分散することになる。
但し、アクセス期間長が短すぎれば、アクセス頻度が高くなり、サーバ107における処理能力を超えることがある。一方、アクセス期間長が長すぎれば、ユーザ端末101a乃至hの各々におけるアクセスが完了する時点が無意味に遅れることになる。従って、各ユーザ端末101において、適切なアクセス期間を設定することが重要になる。
本実施の形態では、サーバ107が所定の応答速度でアクセスを処理することを前提として、サーバ107における処理能力を超えないようにアクセスを分散させる。そのために、ユーザ端末101は、同時期にイベント発生を検出するユーザ端末101の数を推定する。具体的には、これらのユーザ端末101が存在し得る面積に、ユーザ端末101の密度を乗じることによって、ユーザ端末101の数を推定する。
図6に、同時期にイベント発生を検出するユーザ端末101が存在し得るエリアの例を示す。この例におけるエリアは、ビーコン発信装置103aから送出されるビーコン信号の電波が到達する距離を半径601とする円形の内側である。この円の面積にユーザ端末101の密度を乗じれば、このエリアにおいて同時期にイベント発生を検出するユーザ端末101の推定数が求められる。
また、共通のイベントが複数のエリア内のユーザ端末101において同時に発生する態様も考えられる。このような態様の場合には、各エリアにおいて同時期にイベントを検出するユーザ端末101の数を合算する。
図7に、複数の円状エリア内のユーザ端末101からサーバ107へアクセスが集中する様子を示す。図7に示した例では、ビーコン発信装置103aから送出されたビーコン信号によるイベントによって発生するアクセスの数がn1であるものとする。ビーコン発信装置103bから送出されたビーコン信号によるイベントによって発生するアクセスの数がn2であるものとする。ビーコン発信装置103cから送出されたビーコン信号によるイベントによって発生するアクセスの数がn3であるものとする。そして、アクセス数n1、n2及びn3を合算すれば、全体のアクセス数を求めることができる。
このように一斉に多くのユーザ端末101がイベントを検出する態様の他に、ビーコン発信装置103に近づいたユーザ端末101が、それぞれイベントを検出する態様も考えられる。図8の上段に示したビーコン発信装置103dは、継続的にビーコン信号を送出しているものとする。大きな円は、ビーコン発信装置103dから送出されたビーコン信号の電波が届く範囲を示している。このとき、ユーザ端末101i乃至pの各々は、既にコンテンツを保持しているものとする。そして、未だコンテンツを受信してないユーザ端末101q及びユーザ端末101rがビーコン発信装置103dに近づいて来ているものとする。
図8の下段に示すように、ユーザ端末101q及びユーザ端末101rがビーコン信号の電波が届く範囲に進入すると、ユーザ端末101q及びユーザ端末101rは、夫々ビーコン信号を受信し、イベントの発生を検出する。そして、ユーザ端末101q及びユーザ端末101rは、夫々サーバ107にアクセスしようとする。このように、同時期にサーバ107に近づいた複数のユーザ端末101からのアクセスが集中することもある。
本実施の形態では、このような態様においても、アクセスの集中を回避する。図9A及び図9Bに、図8の例でアクセスを分散させるシーケンス例を示す。ビーコン発信装置103dは、継続的にビーコン信号を発信している(S901)。まず、ユーザ端末101iがビーコン発信装置103dに近づくと、ビーコン信号がユーザ端末101iに到達する(S903)。ビーコン信号を受信したユーザ端末101iは、当該ビーコン信号に基づいてイベントが発生したと判定する(S905)。
この例で、ユーザ端末101iは、短い待機時間が経過した後コンテンツを要求する(S907)。サーバ107は、ユーザ端末101iから送られたリクエストを受け付けると(S909)、ユーザ端末101iへコンテンツを配信する(S911)。そして、ユーザ端末101iは、当該コンテンツを受信して、記憶する(S913)。端子D、端子E、端子F、端子G及び端子Hを介して、図9Bのシーケンスに移る。
その後、ユーザ端末101j乃至pの各々も、同様にしてコンテンツを受信し、記憶する。そして、ユーザ端末101q及びユーザ端末101rが、ビーコン信号の電波が届く範囲に同時に進入したものとする。このとき、ユーザ端末101q及びユーザ端末101rは、ビーコン発信装置103dから送出されたビーコン信号を同時に受信する(S915)。そして、ユーザ端末101qは、当該ビーコン信号に基づいてイベントが発生したと判定する(S917)。同時期にユーザ端末101rも、当該ビーコン信号に基づいてイベントが発生したと判定する(S919)。
この例で、ユーザ端末101qは、短い待機時間が経過した後コンテンツを要求する(S921)。サーバ107は、ユーザ端末101qから送られたリクエストを受け付けると(S923)、ユーザ端末101qへコンテンツを配信する(S925)。そして、ユーザ端末101qは、当該コンテンツを受信して、記憶する(S927)。
この例で、ユーザ端末101rは、ユーザ端末101qよりも長く待機した後にコンテンツを要求する(S929)。サーバ107は、ユーザ端末101rから送られたリクエストを受け付けると(S931)、ユーザ端末101rへコンテンツを配信する(S933)。そして、ユーザ端末101rは、当該コンテンツを受信して、記憶する(S935)。
ユーザ端末101r及びqが、それぞれ待機時間の長さを設定することによって、アクセスの集中を回避する点は、上述の態様の場合と同様である。但し、同時期にイベント発生を検出するユーザ端末101が存在し得るエリアの形状が、上述の例の場合とは異なる。
この例におけるエリアは、図10に示すように環状である。当該環の外側は、ビーコン発信装置103dから送出されるビーコン信号の電波が到達する距離を半径1001とする円によって仕切られる。そして、当該環は、ユーザ端末101の受信間隔におけるユーザの進入距離に相当する幅1003を有する。この環状エリアの面積にユーザ端末101の密度を乗じれば、このエリアに同時期に進入したユーザ端末101の推定数が求められる。
図7の場合と同様に、共通のイベントが複数のエリア内のユーザ端末101において同時に発生する態様も考えられる。このような態様の場合には、各エリアにおいて同時期にイベントを検出するユーザ端末101の数を合算する。
図11に、複数の環状エリア内のユーザ端末101からサーバ107へアクセスが集中する様子を示す。図11に示した例では、ビーコン発信装置103dから送出されたビーコン信号によるイベントによって発生するアクセスの数がn4であるものとする。ビーコン発信装置103eから送出されたビーコン信号によるイベントによって発生するアクセスの数がn5であるものとする。ビーコン発信装置103fから送出されたビーコン信号によるイベントによって発生するアクセスの数がn6であるものとする。アクセス数n4、n5及びn6を合算すれば、全体のアクセス数を求めることができる。尚、円状エリアと環状エリアとが混在することも考えられる。
続いて、ユーザ端末101について説明する。図12に、ユーザ端末101のハードウエア構成例を示す。ユーザ端末101は、CPU(Central Processing Unit)1201、記憶回路1203、第1アンテナ1211、第1通信制御回路1213、第2アンテナ1215、第2通信制御回路1217、LCD(Liquid Crystal Display)制御回路1223、LCD1225、タッチセンサ1227、キー群1229、GPS(Global Positioning System)装置1231、タイマー回路1233、マイクロコントローラ1235及び無線センサ1237を有している。
CPU1201は、記憶回路1203に記憶されているプログラムを実行する。記憶回路1203は、例えば、ROM(Read Only Memory)1205とRAM(Random Access Memory)1207とフラッシュメモリ1209とを有している。ROM1205は、例えば基礎的なプログラムや初期データを格納している。RAM1207は、プログラムを展開する領域を含んでいる。RAM1207は、一時的なデータを格納する領域も含んでいる。フラッシュメモリ1209は、例えば、アプリケーションなどのプログラムやユーザデータを格納している。
LCD制御回路1223は、所定の動作周波数でクロック回路を動作させ、LCD1225を駆動させる。LCD1225は、各種画面を表示する。タッチセンサ1227は、例えば、LCD1225の表示面上に配置されたパネル状のセンサであり、タッチ操作による指示を受け付ける。具体的には、LCD1225とタッチセンサ1227とを一体としたタッチパネルとして用いられる。キー群1229の各ハードキーは、筐体の一部に設けられている。
第1アンテナ1211は、無線LAN(Local Area Network)方式による無線電波を受信する。第1通信制御回路1213は、無線LAN方式における使用周波数に応じて無線通信の制御を行う。第2アンテナ1215は、第1無線通信方式(例えば、Bluetooth(登録商標) Low Energy)方式による無線電波を受信する。第2通信制御回路1217は、第1無線通信方式における使用周波数に応じて無線通信の制御を行う。第1無線通信方式は、近距離無線に係る通信方式である。第2アンテナ1215及び第2通信制御回路1217は、第1無線通信方式によるビーコン信号を受信する。
CPU1201には、マイクロコントローラ1235が接続されている。マイクロコントローラ1235には、センサが接続されている。そして、マイクロコントローラ1235は、センサを制御する。CPU1201は、マイクロコントローラ1235を介してセンサの測定結果を取得する。この例では、無線センサ1237が接続されている。無線センサ1237は、第2無線通信方式による無線電波を受信するアンテナ及び第2無線通信方式による通信を制御する回路を含む。第2無線通信方式は、近距離無線に係る通信方式である。無線センサ1237は、第2無線通信方式によるビーコン信号を受信する。
ユーザ端末101は、例えばスマートフォンである。但し、ユーザ端末101は、スマートフォン以外の携帯電話装置であってもよい。また、ユーザ端末101は、携帯電話装置以外の携帯型の電子機器であってもよい。例えば腕時計型やめがね型などのウェアラブル端末、タブレット端末、ゲーム機、歩数計、録音機、音楽再生機、カメラ、画像再生機、テレビ放送受信機、ラジオ放送受信機、コントローラ、電子時計、電子辞書、電子翻訳機、無線機、GPS発信機、計測器、健康支援機器又は医療機器などの携帯型の電子機器において、本実施の形態を適用するようにしてもよい。
続いて、ソフトウエアのモジュールについて説明する。図13に、ユーザ端末101のモジュール構成例を示す。ユーザ端末101は、ドライバ1301a、ドライバ1301b、検出部1303、起動部1305、スレッド処理部1307、送信部1315、受信部1317、サービス記憶部1331、イベント記憶部1333、エリア記憶部1335、パラメータ記憶部1337及びコンテンツ格納部1339を有する。
ドライバ1301aは、第1無線通信方式を制御するドライバである。ドライバ1301bは、第2無線通信方式を制御するドライバである。検出部1303は、イベントの発生を検出する。起動部1305は、スレッド処理を起動する。
スレッド処理部1307は、イベントに応じたスレッド処理を行う。スレッド処理部1307は、第1算出部1309、第2算出部1311、アクセス部1313及び表示処理部1314を有している。
第1算出部1309は、同時期に共通のサービスに係るビーコン発信装置103から初めてビーコン信号を受信すると推定されるユーザ端末101の数を算出する。第2算出部1311は、ユーザ端末101がアクセスまでに待機する時間を算出する。アクセス部1313は、待機した後にサーバ107にアクセスする。表示処理部1314は、メッセージを表示する。
送信部1315は、各種データを送信する。受信部1317は、各種データを受信する。
サービス記憶部1331は、サービステーブルを記憶する。サービステーブルについては、図14を用いて後述する。サービステーブルは、後述するメイン処理に先立って記憶されているものとする。
イベント記憶部1333は、イベントテーブルを記憶する。イベントテーブルについては、図15を用いて後述する。イベントテーブルは、後述するメイン処理に先立って記憶されているものとする。
エリア記憶部1335は、エリアテーブルを記憶する。エリアテーブルについては、図16を用いて後述する。エリアテーブルは、後述するメイン処理に先立って記憶されているものとする。
パラメータ記憶部1337は、パラメータテーブルを記憶する。パラメータテーブルについては、図17を用いて後述する。パラメータテーブルは、後述するメイン処理に先立って記憶されているものとする。
コンテンツ格納部1339は、受信したコンテンツを格納する。
上述したドライバ1301a、ドライバ1301b、検出部1303、起動部1305、スレッド処理部1307、第1算出部1309、第2算出部1311、アクセス部1313、表示処理部1314、送信部1315及び受信部1317は、ハードウエア資源(例えば、図12)と、以下で述べる処理をプロセッサに実行させるプログラムとを用いて実現される。
上述したサービス記憶部1331、イベント記憶部1333、エリア記憶部1335、パラメータ記憶部1337及びコンテンツ格納部1339は、ハードウエア資源(例えば、図12)を用いて実現される。
図14に、サービステーブルの例を示す。サービステーブルは、サービス毎に設けられる。この例におけるサービステーブルは、ヘッダ部に、サービス名が格納されるフィールドと、サービスIDが格納されるフィールドと、サーバ107の応答速度が格納されるフィールドと、待機時間の上限値が格納されるフィールドと、自端末の優先指数が格納されるフィールドと、サーバ台数が格納されるフィールドとを有している。
サービス名及びサービスIDは、夫々当該サービスを識別する。サーバ107の応答速度は、当該サービスを提供するサーバ107が単位時間(この例では、秒)において安定的に処理するリクエスト数である。待機時間の上限値は、当該サービスの要件として許容されている最長の待機時間である。自端末の優先指数は、当該ユーザ端末101に割り当てられた優先度を示す値である。この例で、優先指数は0乃至1の値である。優先指数が大きければ、優先度が高い。サーバ台数は、当該サービスのために用意されているサーバ107の数である。
また、サービステーブルは、サーバ定義に相当するレコードも有している。当該レコードは、サーバ台数分設けられる。当該レコードは、サーバ107の優先順位が格納されるフィールドと、サーバIDが格納されるフィールドと、IPアドレスが格納されるフィールドとを含んでいる。なおサービステーブルが有するサーバ107の応答速度について、レコードに格納される各サーバで応答速度が異なる場合は、応答速度を各レコードに格納してもよい。
優先順位が高いサーバ107が、優先的にユーザ端末101からのアクセスを処理する。サーバIDは、当該サーバ107を識別する。IPアドレスは、当該サーバ107にデータを送信する際の宛先となる。
図15に、イベントテーブルの例を示す。イベントテーブルは、イベント毎に設けられる。イベントテーブルは、ヘッダ部に、イベント名が格納されるフィールドと、イベントIDが格納されるフィールドと、サービスIDが格納されるフィールドと、イベント発生条件が格納されるフィールドとを有している。
イベント名及びイベントIDは、夫々当該イベントを識別する。サービスIDは、当該イベントに対応するサービスを特定する。イベント発生条件が格納されるフィールドは、論理演算子が格納されるフィールドと、組み合わせ数が格納されるフィールドと、信号検出条件に相当するレコードとを含んでいる。
論理演算子は、複数の信号検出条件をOR又はANDのいずれで組み合わせるかを示す。組み合わせ数は、組み合わせられる信号検出条件の数である。
信号検出条件に相当するレコードは、通信方式が格納されるフィールドと、信号値が格納されるフィールドと、発信装置IDが格納されるフィールドとを有している。
通信方式は、いずれの通信方式によるビーコン信号であるかを特定する。信号値は、ビーコン信号に含まれる値である。発信装置IDは、ビーコン信号を送出したビーコン発信装置103を特定する。発信装置IDは、ビーコン信号に含まれている。尚、信号値は、発信装置IDであってもよい。
図16に、エリアテーブルの例を示す。エリアテーブルは、ビーコン発信装置103毎に設けられる。エリアテーブルは、エリア名が格納されるフィールドと、エリアIDが格納されるフィールドと、通信方式が格納されるフィールドと、発信装置IDが格納されるフィールドと、検出形態が格納されるフィールドと、無線距離が格納されるフィールドと、密度が格納されるフィールドとを有している。
エリア名及びエリアIDは、夫々当該エリアを識別する。通信方式は、当該エリアに送出されるビーコン信号の種類を特定する。発信装置IDは、当該エリアにビーコン信号を送出するビーコン発信装置103を特定する。検出形態は、当該エリアにおけるイベント発生の検出のタイプを示す。具体的には、図3乃至図7を用いて説明した一斉タイプ、又は図8乃至図11を用いて説明した継続タイプのいずれかが該当する。無線距離は、ビーコン発信装置103から送出されるビーコン信号の電波がユーザ端末101で受信される状態で届く距離である。密度は、ビーコン発信装置103にアクセスしようとするユーザ端末101の単位面積当たりの数である。
図17に、パラメータテーブルの例を示す。パラメータテーブルには、後述する処理において用いられるパラメータが設定されている。この例におけるパラメータテーブルは、受信間隔が格納されるフィールドと、移動速度が格納されるフィールドとを有している。受信間隔は、ユーザ端末101がビーコン信号を受信する間隔である。移動速度は、ユーザ端末101が移動する際の速度である。移動速度は、例えばユーザの歩行速度に相当する。
この例における受信間隔は、いずれの場合も共通である。但し、受信間隔をサービスIDに対応付けて記憶するようにしてもよい。或いは、受信間隔をイベントIDに対応付けて記憶するようにしてもよい。或いは、受信間隔をエリアIDに対応付けて記憶するようにしてもよい。
この例における移動速度は、いずれの場合も共通である。但し、移動速度をサービスIDに対応付けて記憶するようにしてもよい。或いは、移動速度をイベントIDに対応付けて記憶するようにしてもよい。或いは、移動速度をエリアIDに対応付けて記憶するようにしてもよい。
続いて、ユーザ端末101における処理について説明する。図18に、メイン処理フローを示す。検出部1303は、ドライバ1301aから第1無線通信方式のセンサデータを取得し、ドライバ1301bから第2無線通信方式のセンサデータを取得する(S1801)。
検出部1303は、第1無線通信方式のセンサデータに基づいて、第1無線通信方式の新たなビーコン信号を受信したか否かを判定する(S1803)。第1無線通信方式の新たなビーコン信号を受信したと判定した場合には、S1807の処理に移る。
一方、第1無線通信方式の新たなビーコン信号を受信していないと判定した場合には、検出部1303は、第2無線通信方式のセンサデータに基づいて、第2無線通信方式の新たなビーコン信号を受信したか否かを判定する(S1805)。第2無線通信方式の新たなビーコン信号を受信したと判定した場合には、S1807の処理に移る。
一方、第2無線通信方式の新たなビーコン信号を受信していないと判定した場合には、S1801に示した処理に戻って、上述した処理を繰り返す。
S1807において、検出部1303は、イベント発生条件を1つ特定する。具体的には、検出部1303は、イベント記憶部1333に記憶されているイベントテーブルを1つ特定する。
検出部1303は、第1無線通信方式の新たなビーコン信号又は第2無線通信方式の新たなビーコン信号がイベント発生条件に該当するか否かを判定する(S1809)。
検出部1303は、例えば通信方式及び信号値が一致する場合に、ビーコン信号が信号検出条件を満たすと判定する。また、発信装置IDではない信号値を比較対象とする場合には、通信方式、信号値及び発信装置IDが一致する場合に、ビーコン信号が信号検出条件を満たすと判定するようにしてもよい。
論理演算子がORである場合に、検出部1303は、いずれかの信号検出条件における通信方式及び信号値が合致すれば、イベント発生条件に該当すると判定する。論理演算子がANDである場合には、それぞれの信号検出条件における通信方式及び信号値が合致すれば、イベント発生条件に該当すると判定する。
第1無線通信方式の新たなビーコン信号又は第2無線通信方式の新たなビーコン信号がイベント発生条件に該当しないと判定した場合には、検出部1303は、未特定のイベント発生条件があるか否かを判定する(S1811)。未特定のイベント発生条件があると判定した場合には、S1807に示した処理に戻って、上述した処理を繰り返す。
一方、未特定のイベント発生条件がないと判定した場合には、S1801に示した処理に戻って、上述した処理を繰り返す。
S1809における判定の説明に戻る。S1809において、第1無線通信方式の新たなビーコン信号又は第2無線通信方式の新たなビーコン信号がイベント発生条件に該当すると判定した場合には、検出部1303は、発信装置IDを特定する(S1813)。具体的には、検出部1303は、合致した信号検出条件に含まれる発信装置IDを読む。信号値が発信装置IDである場合には、当該信号値を特定するようにしてもよい。
更に、検出部1303は、イベントID及びサービスIDを特定する(S1815)。具体的には、検出部1303は、合致したイベント発生条件を含むイベントテーブルからイベントID及びサービスIDを読む。
そして、起動部1305は、発信装置ID、イベントID及びサービスIDを引数として渡してスレッド処理を起動する(S1817)。スレッド処理を起動すると、スレッド処理の終了を待たずに、S1801に示した処理に戻って、上述した処理を繰り返す。
続いて、スレッド処理について説明する。図19に、スレッド処理フローを示す。第1算出部1309は、端末数算出処理を実行する(S1901)。端末数算出処理では、同時期に共通のサービスに係るビーコン発信装置103から初めてビーコン信号を受信すると推定されるユーザ端末101の数が算出される。
図20に、端末数算出処理フローを示す。第1算出部1309は、引数として渡されたイベントIDによって特定されるイベントテーブルにおける信号検出条件を1つ特定する(S2001)。特定する順番は、任意である。
そして、第1算出部1309は、エリア処理を実行する(S2003)。具体的には、第1算出部1309は、特定された信号検出条件に含まれる発信装置IDによって特定されるエリアに関して、推定されるユーザ端末101の数を算出する。
図21に、エリア処理フローを示す。第1算出部1309は、面積算出処理を実行する(S2101)。面積算出処理では、発信装置IDで特定されるビーコン発信装置103から初めてビーコン信号を受信すると推定されるユーザ端末101が存在し得るエリアの面積が算出される。
図22に、面積算出処理フローを示す。第1算出部1309は、発信装置IDで特定されるエリアテーブルに格納されている検出形態が、一斉タイプであるか否かを判定する(S2201)。
検出形態が一斉タイプであると判定した場合には、第1算出部1309は、当該エリアテーブルに格納されている無線距離を半径とする円状エリアの面積を算出する(S2203)。そして、面積算出処理を終える。
一方、検出形態が一斉タイプでないと判定した場合、つまり検出形態が継続タイプであると判定した場合には、第1算出部1309は、当該エリアテーブルに格納されている無線距離を半径とする外側の円の面積を算出する(S2205)。
第1算出部1309は、パラメータテーブルから受信間隔を取得する(S2207)。受信間隔がサービスIDに対応付けて記憶されている場合には、第1算出部1309は、サービスIDに対応する受信間隔を取得するようにしてもよい。受信間隔がイベントIDに対応付けて記憶されている場合には、第1算出部1309は、イベントIDに対応する受信間隔を取得するようにしてもよい。受信間隔がエリアIDに対応付けて記憶されている場合には、第1算出部1309は、エリアIDに対応する受信間隔を取得するようにしてもよい。
続いて、第1算出部1309は、移動速度を取得する(S2209)。移動速度がサービスIDに対応付けて記憶されている場合には、第1算出部1309は、サービスIDに対応する移動速度を取得するようにしてもよい。移動速度がイベントIDに対応付けて記憶されている場合には、第1算出部1309は、イベントIDに対応する移動速度を取得するようにしてもよい。移動速度がエリアIDに対応付けて記憶されている場合には、第1算出部1309は、エリアIDに対応する移動速度を取得するようにしてもよい。
第1算出部1309は、受信間隔に移動速度を乗じて、進入距離を求める(S2211)。第1算出部1309は、無線距離から進入距離を引いて、内側の円の半径を求める(S2213)。そして、第1算出部1309は、当該半径に基づいて内側の円の面積を算出する(S2215)。
第1算出部1309は、外側の円の面積から内側の円の面積を引いて、環状エリアの面積を求める(S2217)。面積算出処理を終えると、呼び出し元のエリア処理に復帰する。
図21の説明に戻る。第1算出部1309は、S2101で算出した面積に密度を乗じて、当該エリアの端末数を求める(S2103)。このとき、密度は、発信装置IDで特定されるエリアテーブルから得られる。エリア処理を終えると、呼び出し元の端末数算出処理に復帰する。
図20の説明に戻る。第1算出部1309は、未特定の信号検出条件があるか否かを判定する(S2005)。未特定の信号検出条件があると判定した場合には、S2001に示した処理に戻って、上述した処理を繰り返す。
一方、未特定の信号検出条件がないと判定した場合には、第1算出部1309は、論理演算子がORであるか否かを判定する(S2007)。論理演算子がORであると判定した場合には、第1算出部1309は、各エリアの端末数の合計を算出する(S2009)。
一方、論理演算子がORでないと判定した場合、つまり論理演算子がANDである場合には、第1算出部1309は、各エリアの端末数のうち、最も少ない端末数を特定する(S2011)。論理演算子をANDに設定する運用では、複数のエリアが完全に重複することが多いので、最も少ない端末数を特定することが妥当である場合が多い。また、複数のエリアが一部重複する場合であったことを考慮して、各エリアに位置情報を付加して、エリアの重複箇所を特定し、重複箇所の面積に密度を乗じて、端末数を求めてもよい。端末数算出処理を終えると、呼び出し元のスレッド処理に復帰する。
図19の説明に戻る。第2算出部1311は、待機時間算出処理を実行する(S1903)。待機時間算出処理では、ユーザ端末101がアクセスまでに待機する時間を算出する。
本実施の形態では、待機時間算出処理(A)を実行する。図23に、待機時間算出処理(A)フローを示す。待機時間算出処理(A)は、用意されているサーバ107が1台であって、待機時間に上限値が設定されていないことを前提とする。
第1算出部1309は、サービスIDによって特定されるサービステーブルに格納されているサーバ107の応答速度を取得する(S2301)。第1算出部1309は、S1901で算出された端末数を当該応答速度で除して、所要時間を求める(S2303)。所要時間は、当該端末数のアクセスが当該応答速度に従って処理された場合に要する時間である。この場合、各ユーザ端末101は、所要時間内にサーバ107にアクセスするようにする。つまり、ここで求めた所要時間は、アクセス期間長に相当する。
以下の処理で、ユーザ端末101は、所要時間内における無作為な時期を特定する。第1算出部1309は、乱数を発生させる(S2305)。第1算出部1309は、乱数を所要時間で除した場合の余りを算出する(S2307)。そして、当該余りが待機時間となる。待機時間算出処理(A)を終えると、呼び出し元のスレッド処理に復帰する。
図19の説明に戻る。アクセス部1313は、待機する(S1905)。つまりアクセス部1313は、待機時間の経過を待つ。待機時間が経過すると、アクセス部1313は、送信部1315を介してコンテンツ要求をサーバ107へ送信する(S1907)。
その後、アクセス部1313は、受信部1317を介してコンテンツを受信する(S1909)。アクセス部1313は、受信したコンテンツをコンテンツ格納部1339に格納する(S1911)。そして、スレッド処理を終了する。
尚、アクセスポイント105もビーコン信号を発信するので、アクセスポイント105をビーコン発信装置103と看做すようにしてもよい。また、近距離の無線通信方式に代えて、GPS(Global Positioning System)によるエリア判定に、本実施の形態を適用するようにしてもよい。
本実施の形態によれば、アクセスの時期をずらすための待機時間を、より適正にすることができる。
また、装置における応答速度に基づいて待機時間を求めるので、装置における負荷超過を防ぎ易い。
また、ビーコン発信装置103の出力の大きさに応じて、端末数をより正しく推定できる。
また、ビーコン発信装置103の近くにあるユーザ端末101が一斉にアクセスする場合に、当該ユーザ端末101の数をより正しく推定できる。
また、ビーコン発信装置103に近づいたユーザ端末101がアクセスする場合に、同時期に近づいたユーザ端末101の数をより正しく推定できる。
また、論理演算子がORである場合には、広い範囲にあるユーザ端末101、或いは離れた場所にあるユーザ端末101が同時期にアクセスしようとする場合にも対応できる。
また、論理演算子がANDである場合には、複数のビーコン発信装置103のいずれにも近いユーザ端末101がアクセスしようとする場合にも対応できる。
[実施の形態2]
本実施の形態では、用意されているユーザ端末101が複数台であって、待機時間に上限値が設定されている場合の待機時間算出処理について説明する。
本実施の形態では、待機時間算出処理(A)に代えて、待機時間算出処理(B)を実行する。図24に、待機時間算出処理(B)フローを示す。S2401の処理は、待機時間算出処理(A)におけるS2301の処理と同様である。S2403の処理は、待機時間算出処理(A)におけるS2303の処理と同様である。
第2算出部1311は、所要時間が待機時間の上限値を超えているか否かを判定する(S2405)。このとき、待機時間の上限値は、サービスIDで特定されるサービステーブルから読まれる。
所要時間が待機時間の上限値を超えない場合には、アクセスに応じるサーバ107は1台で足りる。図25に、サーバ107が1台で足りる場合のアクセス期間を示す。図示するように、アクセス期間長は、所要時間と同じである。そして、ユーザ端末101は、アクセス期間内の或る時期までを待機時間とする。
図24の説明に戻る。所要時間が待機時間の上限値を超えていないと判定した場合には、第2算出部1311は、サーバ107を1つ選択する(S2407)。具体的には、サービスIDで特定されるサービステーブルにおいて優先順位が1であるサーバ定義を選択する。そして、第2算出部1311は、所要時間をアクセス期間長とする(S2409)。
第2算出部1311は、乱数を発生させる(S2411)。第2算出部1311は、当該乱数をアクセス期間長で除して、余りを算出する(S2413)。そして、当該余りが待機時間となる。待機時間算出処理(B)を終えると、呼び出し元のスレッド処理に復帰する。
S2405における判定の説明に戻る。S2405において所要時間が待機時間の上限値を超えていると判定した場合には、端子Iを介して、図26に示したS2601の処理に移る。
図26の説明に移る。所要時間が待機時間の上限値を超えている場合には、複数のサーバ107においてユーザ端末101からのアクセスを処理する。つまり、ユーザ端末101は、複数のサーバ107のうちいずれかのサーバ107へアクセスする。
そのために、第2算出部1311は、想定されるアクセスを待機時間の上限までに処理するためのサーバ107の台数を求める。まず、第2算出部1311は、所要時間を待機時間の上限値で除して、商を求める(S2601)。そして、第2算出部1311は、商の小数点1位以下を切り上げて、サーバ107の理想台数を求める(S2603)。
第2算出部1311は、理想台数がサーバ107の全数を超えるか否かを判定する(S2605)。
図27に、理想台数がサーバ107の全数を超えない例を示す。破線の矢印は、参考のため、上限の待機時間と同じ時間長を示している。この例では、サーバ107の全数が3であるものとする。図示した例では、所要時間が、待機時間の上限値のおよそ2.5倍であるので、理想台数は、3台となる。この例では、理想台数がサーバ107の全数と一致する。従って、3台のサーバ107によってユーザ端末101からのアクセスが処理される。
図28に、この場合のアクセス期間を示す。上述したように3台のサーバ107でユーザ端末101からのアクセスを分担すれば、アクセス期間長は、待機時間の上限値よりも小さくて済む。つまり、所要時間をサーバ107の台数で除することによって、アクセス期間長は求められる。
図26の説明に戻る。S2605において、理想台数がサーバ107の全数を超えないと判定した場合には、第2算出部1311は、理想台数の候補サーバを特定する(S2607)。そして、第2算出部1311は、候補サーバの中から、無作為にサーバ107を1つ選択する(S2609)。具体的には、第2算出部1311は、サービスIDで特定されるサービステーブルにおいて、理想台数に相当する優先順位までのサーバ定義のうち、いずれかを無作為に選択する。選択されたサーバ107が、アクセス先となる。
第2算出部1311は、所要時間を理想台数で除して、アクセス期間長を求める(S2611)。第2算出部1311は、乱数を発生させる(S2613)。第2算出部1311は、当該乱数をアクセス期間長で除して、余りを算出する(S2615)。そして、当該余りが待機時間となる。待機時間算出処理(B)を終えると、呼び出し元のスレッド処理に復帰する。
S2605における判定の説明に戻る。理想台数がサーバ107の全数を超えると判定した場合には、端子Jを介して、図29に示したS2901の処理に移る。
図29の説明に移る。第2算出部1311は、優先指数の制限値を算出する(S2901)。当該制限値は、ユーザ端末101が優先的にサーバ107にアクセスするか否かを判定するための閾値である。ユーザ端末101に割り当てられている優先指数が制限値を超えていれば、当該ユーザ端末101は優先的にサーバ107にアクセスする。
以下、優先的なアクセスの概要について、図30及び図31を用いて説明する。図30における破線の矢印は、上限の待機時間と同じ時間長を示している。所要時間が待機時間の上限値のおよそ3.75倍であるので、理想台数は4である。従って、理想台数は、サーバ107の全数である3を超える。このような場合には、用意されているサーバ107では、想定されるアクセスを待機時間の上限内に処理しきれない。
そのため、優先されるユーザ端末101は、待機時間の上限までにアクセスする。一方、優先されないユーザ端末101は、待機時間の上限以降にアクセスする。
図31に、優先されるユーザ端末101、つまり自端末の優先指数が制限値を超えるユーザ端末101におけるアクセス期間を示す。優先されるユーザ端末101の場合には、アクセス期間は待機時間の上限値と同じになる。そして、ユーザ端末101は、アクセス期間内の或る時期までを待機時間とする。
図29の説明に戻る。S2901において、第2算出部1311は、1−(待機時間の上限値×サーバ107の全数/所要時間)によって、優先指数の制限値を算出する。尚、この例における制限値は、優先されないユーザ端末101の割合と一致する。
第2算出部1311は、自端末の優先指数が制限値を超えるか否かを判定する(S2903)。このとき、自端末の優先指数は、サービスIDによって特定されるサービステーブルから読まれる。
自端末の優先指数が制限値を超えると判定した場合、つまり優先されると判定した場合には、第2算出部1311は、用意されているサーバ107の中から、無作為にサーバ107を1つ選択する(S2905)。選択されたサーバ107が、アクセス先となる。そして、第2算出部1311は、待機時間の上限値をアクセス期間長とする(S2907)。
第2算出部1311は、乱数を発生させる(S2909)。第2算出部1311は、当該乱数をアクセス期間長で除して、余りを算出する(S2911)。そして、当該余りが待機時間となる。待機時間算出処理(B)を終えると、呼び出し元のスレッド処理に復帰する。
S2903における判定の説明に戻る。自端末の優先指数が制限値を超えてないと判定した場合、つまり優先されないと判定した場合には、端子Kを介して、図32に示したS3201の処理に移る。
図32の説明に移る。表示処理部1314は、サーバアクセスの遅延が発生する旨のメッセージを表示する(S3201)。この処理は、省くようにしてもよい。
ここで、優先されないユーザ端末101におけるアクセス期間の求め方について説明する。待機時間の上限に相当する時点から、これらのユーザ端末101がアクセスを終えるまでに要する時間を、所要時間の残余分という。所要時間の残余分は、所要時間−待機時間の上限値×サーバ107の全数によって求められる。図30に示した例における所要時間の残余分は、待機時間の上限値のおよそ0.75倍である。
そして、この所要時間の残余分をサーバ107の全数で分担する。図33に、所要時間の残余分に基づくアクセス期間の例を示す。優先されないユーザ端末101におけるアクセス期間は、待機時間の上限に相当する時点を起点とする。そして、アクセス期間長は、所要時間の残余分/サーバ107の全数によって求められる。この例で、アクセス期間長は、待機時間の上限値のおよそ0.25倍である。
図32の説明に戻る。第2算出部1311は、上述の通り、所要時間の残余分を算出する(S3203)。第2算出部1311は、所要時間の残余分をサーバ107の全数で除して、1台当たりの残余分を算出する(S3205)。そして、第2算出部1311は、1台当たりの残余分をアクセス期間長とする(S3207)。
第2算出部1311は、乱数を発生させる(S3209)。第2算出部1311は、当該乱数をアクセス期間長で除して、余りを算出する(S3211)。そして、第2算出部1311は、待機時間の上限値に当該余りを加えて、待機時間を求める(S3213)。待機時間算出処理(B)を終えると、呼び出し元のスレッド処理に復帰する。
本実施の形態によれば、待機する時間の上限値を設けたので、サービスとして不適切な待機を回避し易い。
以上本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上述の機能ブロック構成はプログラムモジュール構成に一致しない場合もある。
また、上で説明した各記憶領域の構成は一例であって、上記のような構成でなければならないわけではない。さらに、処理フローにおいても、処理結果が変わらなければ、処理の順番を入れ替えることや複数の処理を並列に実行させるようにしても良い。
以上述べた本発明の実施の形態をまとめると、以下のようになる。
本実施の形態に係る機器は、(A)イベントの発生源となる信号を受信した場合に、当該イベントに対応するサービスを提供する装置へ同時期にアクセスすると推定される機器数を算出する第1算出部と、(B)機器数と、サービス又は装置に係る条件とに基づいて、イベントの発生時から待機する時間を算出する第2算出部と、(C)イベントの発生時から上記時間が経過するまで待機した後に、装置へアクセスするアクセス部とを有する。
このようにすれば、アクセスの時期をずらすための待機時間を、より適正にすることができる。
更に、上記条件は、装置における応答速度を含むようにしてもよい。
このようにすれば、装置における負荷超過を防ぎ易い。
更に、上記条件は、上記待機する時間の上限値を含むようにしてもよい。
このようにすれば、サービスとして不適切な待機を回避し易い。
更に、上記第1算出部は、発信装置から送出される信号の到達距離に基づいて、機器数を算出するようにしてもよい。
このようにすれば、発信装置の出力の大きさに応じて、機器数をより正しく推定できる。
更に、上記第1算出部は、信号の到達距離を半径とする円状エリアの面積に基づいて、機器数を算出するようにしてもよい。
このようにすれば、発信装置の近くにある機器が一斉にアクセスする場合に、当該機器の数をより正しく推定できる。
更に、上記第1算出部は、信号の到達距離を外円の半径とする環状エリアの面積に基づいて、機器数を算出するようにしてもよい。
このようにすれば、発信装置に近づいた機器がアクセスする場合に、同時期に近づいた機器の数をより正しく推定できる。
更に、複数の発信装置の各々から送出された信号のいずれかを受信した場合に、イベントの発生を検出する検出部を有するようにしてもよい。そして、上記第1算出部は、複数の発信装置の各々について当該発信装置から送出される信号の到達距離に基づき算出された機器数を合計するようにしてもよい。
このようにすれば、広い範囲にある機器、或いは離れた場所にある機器が同時期にアクセスしようとする場合にも対応できる。
更に、複数の発信装置の各々から送出された信号を同時に受信した場合に、イベントの発生を検出する検出部を有するようにしてもよい。そして、上記第1算出部は、複数の発信装置の各々について当該発信装置から送出される信号の到達距離に基づき算出された機器数のうち、最少の機器数を特定するようにしてもよい。
このようにすれば、複数の発信装置のいずれにも近い機器がアクセスしようとする場合にも対応できる。
なお、上で述べた情報処理装置における処理をプロセッサに行わせるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納されるようにしてもよい。尚、中間的な処理結果は、一般的にメインメモリ等の記憶装置に一時保管される。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
イベントの発生源となる信号を受信した場合に、当該イベントに対応するサービスを提供する装置へ同時期にアクセスすると推定される機器数を算出する第1算出部と、
前記機器数と、前記サービス又は前記装置に係る条件とに基づいて、前記イベントの発生時から待機する時間を算出する第2算出部と、
前記イベントの発生時から前記時間が経過するまで待機した後に、前記装置へアクセスするアクセス部と
を有する機器。
(付記2)
前記条件は、前記装置における応答速度を含む
付記1記載の機器。
(付記3)
前記条件は、前記待機する時間の上限値を含む
付記1又は2記載の機器。
(付記4)
前記第1算出部は、発信装置から送出される前記信号の到達距離に基づいて、前記機器数を算出する
付記1乃至3のいずれか1つ記載の機器。
(付記5)
前記第1算出部は、前記信号の前記到達距離を半径とする円状エリアの面積に基づいて、前記機器数を算出する
付記4記載の機器。
(付記6)
前記第1算出部は、前記信号の前記到達距離を外円の半径とする環状エリアの面積に基づいて、前記機器数を算出する
付記4記載の機器。
(付記7)
更に、
複数の発信装置の各々から送出された前記信号のいずれかを受信した場合に、前記イベントの発生を検出する検出部
を有し、
前記第1算出部は、前記複数の発信装置の各々について当該発信装置から送出される前記信号の前記到達距離に基づき算出された前記機器数を合計する
付記4乃至6のいずれか1つ記載の機器。
(付記8)
更に、
複数の発信装置の各々から送出された前記信号を同時に受信した場合に、前記イベントの発生を検出する検出部
を有し、
前記第1算出部は、前記複数の発信装置の各々について当該発信装置から送出される前記信号の到達距離に基づき算出された前記機器数のうち、最少の前記機器数を特定する
付記4乃至6のいずれか1つ記載の機器。
(付記9)
イベントの発生源となる信号を受信した場合に、当該イベントに対応するサービスを提供する装置へ同時期にアクセスすると推定される機器数を算出し、
前記機器数と、前記サービス又は前記装置に係る条件とに基づいて、前記イベントの発生時から待機する時間を算出し、
前記イベントの発生時から前記時間が経過するまで待機した後に、前記装置へアクセスする
処理を含み、プロセッサにより実行される情報処理方法。
(付記10)
イベントの発生源となる信号を受信した場合に、当該イベントに対応するサービスを提供する装置へ同時期にアクセスすると推定される機器数を算出し、
前記機器数と、前記サービス又は前記装置に係る条件とに基づいて、前記イベントの発生時から待機する時間を算出し、
前記イベントの発生時から前記時間が経過するまで待機した後に、前記装置へアクセスする
処理をプロセッサに実行させる情報処理プログラム。
(付記11)
複数の機器とサービスを提供する装置とを含み、
前記複数の機器の各々は、
イベントの発生源となる信号を受信した場合に、前記装置へ同時期にアクセスすると推定される機器数を算出する第1算出部と、
前記機器数と、前記サービス又は前記装置に係る条件とに基づいて、前記イベントの発生時から待機する時間を算出する第2算出部と、
前記イベントの発生時から前記時間が経過するまで待機した後に、前記装置へアクセスするアクセス部と
を有し、
前記装置は、前記機器からのアクセスを受け付けた場合に、前記サービスを提供する
情報処理システム。
101 ユーザ端末 103 ビーコン発信装置
105 アクセスポイント 107 サーバ
601 半径 1001 半径
1003 幅 1301 ドライバ
1303 検出部 1305 起動部
1307 スレッド処理部 1309 第1算出部
1311 第2算出部 1313 アクセス部
1314 表示処理部 1315 送信部
1317 受信部 1331 サービス記憶部
1333 イベント記憶部 1335 エリア記憶部
1337 パラメータ記憶部 1339 コンテンツ格納部

Claims (11)

  1. イベントの発生源となる信号を受信した場合に、当該イベントに対応するサービスを提供する装置へ同時期にアクセスすると推定される機器数を算出する第1算出部と、
    前記機器数と、前記サービス又は前記装置に係る条件とに基づいて、前記イベントの発生時から待機する時間を算出する第2算出部と、
    前記イベントの発生時から前記時間が経過するまで待機した後に、前記装置へアクセスするアクセス部と
    を有する機器。
  2. 前記条件は、前記装置における応答速度を含む
    請求項1記載の機器。
  3. 前記条件は、前記待機する時間の上限値を含む
    請求項1又は2記載の機器。
  4. 前記第1算出部は、発信装置から送出される前記信号の到達距離に基づいて、前記機器数を算出する
    請求項1乃至3のいずれか1つ記載の機器。
  5. 前記第1算出部は、前記信号の前記到達距離を半径とする円状エリアの面積に基づいて、前記機器数を算出する
    請求項4記載の機器。
  6. 前記第1算出部は、前記信号の前記到達距離を外円の半径とする環状エリアの面積に基づいて、前記機器数を算出する
    請求項4記載の機器。
  7. 更に、
    複数の発信装置の各々から送出された前記信号のいずれかを受信した場合に、前記イベントの発生を検出する検出部
    を有し、
    前記第1算出部は、前記複数の発信装置の各々について当該発信装置から送出される前記信号の前記到達距離に基づき算出された前記機器数を合計する
    請求項4乃至6のいずれか1つ記載の機器。
  8. 更に、
    複数の発信装置の各々から送出された前記信号を同時に受信した場合に、前記イベントの発生を検出する検出部
    を有し、
    前記第1算出部は、前記複数の発信装置の各々について当該発信装置から送出される前記信号の到達距離に基づき算出された前記機器数のうち、最少の前記機器数を特定する
    請求項4乃至6のいずれか1つ記載の機器。
  9. イベントの発生源となる信号を受信した場合に、当該イベントに対応するサービスを提供する装置へ同時期にアクセスすると推定される機器数を算出し、
    前記機器数と、前記サービス又は前記装置に係る条件とに基づいて、前記イベントの発生時から待機する時間を算出し、
    前記イベントの発生時から前記時間が経過するまで待機した後に、前記装置へアクセスする
    処理を含み、プロセッサにより実行される情報処理方法。
  10. イベントの発生源となる信号を受信した場合に、当該イベントに対応するサービスを提供する装置へ同時期にアクセスすると推定される機器数を算出し、
    前記機器数と、前記サービス又は前記装置に係る条件とに基づいて、前記イベントの発生時から待機する時間を算出し、
    前記イベントの発生時から前記時間が経過するまで待機した後に、前記装置へアクセスする
    処理をプロセッサに実行させる情報処理プログラム。
  11. 複数の機器とサービスを提供する装置とを含み、
    前記複数の機器の各々は、
    イベントの発生源となる信号を受信した場合に、前記装置へ同時期にアクセスすると推定される機器数を算出する第1算出部と、
    前記機器数と、前記サービス又は前記装置に係る条件とに基づいて、前記イベントの発生時から待機する時間を算出する第2算出部と、
    前記イベントの発生時から前記時間が経過するまで待機した後に、前記装置へアクセスするアクセス部と
    を有し、
    前記装置は、前記機器からのアクセスを受け付けた場合に、前記サービスを提供する
    情報処理システム。
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