JP6727663B2 - ニッパー及びニッパーの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、主に針金や電線等の金属製線材や結束バンド等の合成樹脂製線材の切断に用いるニッパー及びニッパーの製造方法に関するものである。
ニッパーには、刃形状が両刃のものと片刃のものがあり、両刃は、刃が両面についていて刃に厚みがあるため、刃の強度が強く、鉄線や針金等の硬い材質のものの切断に適しており、また、片刃は、刃の厚みが薄いため、刃の強度が弱く、硬いものの切断には不向きであり銅線や合成樹脂等の比較的柔らかい材質のものの切断に適している。
したがって、従来、ニッパーを使用する場合は、切断するものの材質や、使用目的によって、両刃と片刃のいずれの刃形状のものを使用するかを適宜判断する必要があるが、常時両刃タイプと片刃タイプの二種類のニッパーを備え、切断対象物によってニッパーを使い分けることは面倒であるため、多くの使用者は、硬い材質と柔らかい材質のどちらも切断することができる両刃タイプのニッパーを用い、使い分けせず、柔らかい材質のものを切断する際も両刃タイプのニッパーを用いているのが現状である。
しかしながら、この両刃タイプのニッパーを柔らかい材質のものの切断に用いた場合、前述したように刃の厚みが厚いため、柔らかい材質のものを切断する際の切れ味が片刃タイプに比べて劣り、更に、切断面が山型になり、きれいに切断することができない場合がある。
また、例えば、この両刃タイプのニッパーを用いて結束バンドのヘッド部から飛び出ている不用なベルト部を切断除去する場合、ヘッド部と面一でベルト部を切断しようとしても刃形状要因によりヘッド部からわずかに突出した状態で切り残しが生じてしまうため、この切り残しのベルト部の山型に尖った先端(切断面)で怪我をするおそれがあった。
このように、これまでのニッパーは、使い分けの煩わしさや、両刃タイプで代用した際の不具合などの問題があった。
本発明は、このような現状に鑑みなされたものであり、一体で硬い材質のものの切断と柔らかい材質のものの切断の双方を良好に行うことができる使い勝手の良いニッパー及びこのニッパーの製造方法を提供することを目的とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
一対の握持半体1Aからなる握持操作部1と、一対の切断作業半体2Aからなる開閉切断作業部2とを備え、前記握持操作部1の開閉操作により前記開閉切断作業部2を開閉動作させて前記切断作業半体2A間に配される切断対象物を切断するニッパーにおいて、各前記切断作業半体2Aは、両刃3Aと片刃4Aの二種類の切断刃が設けられていて、前記開閉切断作業部2は、前記両刃3Aが対向する両刃切断部3と前記片刃4Aが対向する片刃切断部4とを有すると共に、この両刃切断部3と片刃切断部4との境界部に段差部5が設けられていて、この段差部5で切断対象物を位置決めすることができるように構成されていることを特徴とするニッパーに係るものである。
また、一対の握持半体1Aからなる握持操作部1と、一対の切断作業半体2Aからなる開閉切断作業部2とを備え、前記握持操作部1の開閉操作により前記開閉切断作業部2を開閉動作させて前記切断作業半体2A間に配される切断対象物を切断するニッパーの製造方法において、前記開閉切断作業部2の両切断作業半体2Aの刃形状を両刃3Aに形成した後、各切断作業半体2Aの先端側若しくは基端側の両刃3Aの一側刃面を切削又は研削処理により除去して該両刃3Aを片刃4Aに加工形成して、前記開閉切断作業部2に前記両刃3Aが対向する両刃切断部3と前記片刃4Aが対向する片刃切断部4とを形成すると共に、前記両刃切断部3と前記片刃切断部4との境界部に前記切断対象物を位置決めするための段差部5を設けることを特徴とするニッパーの製造方法に係るものである。
また、前記段差部5は、前記切削又は研削処理により形成されることを特徴とする請求項2記載のニッパーの製造方法に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、硬い材質のものの切断と柔らかい材質のものの切断の双方を良好に行うことができる使い勝手の良いニッパー及びニッパーの製造方法となる。
本実施例を示す正面図である。 本実施例を示す斜視図と要部拡大図である。 本実施例の開閉切断作業部を示す側面図である。 本実施例の片刃切断部を示す説明断面図である。 本実施例の両刃切断部を示す説明断面図である。 本実施例の使用状態説明図である。 従来例の使用状態説明図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明の開閉切断作業部2は、例えば鉄線や針金等の硬い材質のものの切断に適した両刃切断部3と、例えば銅線や合成樹脂等の比較的柔らかい材質のものの切断に適した片刃切断部4の双方を備えるから、本発明のニッパー一体で切断対象物が硬い材質のものでも柔らかい材質のものでもどちらも良好に切断することができる。
したがって、これまでのように両刃タイプと片刃タイプの二種類のニッパーを備える必要がなく、切断対象物の材質や使用目的によって適宜なニッパーに持ち替える煩わしさが解消される。
また、本発明は、開閉切断作業部2の両刃切断部3と片刃切断部4との境界部に段差部5が設けられているから、例えば結束バンド10のヘッド部11から飛び出ている不用なベルト部12を切断除去する場合、結束バンド10のヘッド部11の表面を片刃切断部4の刃面に当接させると共に、側面を段差部5に当接させることで、ヘッド部11の表面が片刃切断部4の刃面に確実に当接した状態で位置決めされ、この位置決め状態で切断することでベルト部12がヘッド部11に対して面一で切断でき、従来のようにベルト部12の切り残しが発生せず、これにより、ヘッド部11から突出した切り残しのベルト部12によって怪我をする懸念も生じない。
このように、本発明は、一体で硬い材質のものの切断と柔らかい材質のものの切断の双方を良好に行うことができる使い勝手の良いニッパーとなる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、一対の握持半体1Aからなる握持操作部1と、一対の切断作業半体2Aからなる開閉切断作業部2とを備え、前記握持操作部1の開閉操作により前記開閉切断作業部2を開閉動作させて前記切断作業半体2A間に配される切断対象物を切断するニッパーである。
以下、本実施例に係る構成各部について詳述する。
本実施例の握持操作部1は、合成樹脂製のグリップ6が被嵌された一対の炭素鋼製の握持半体1Aからなると共に、握持半体1A間に架設される付勢体7(本実施例においては図示するように合成樹脂製の板バネを採用)により開き付勢が付与された構成とされている。
即ち、本実施例は、作業者が握持操作部1に力を加えてこの握持操作部1を閉じ操作することで開閉切断作業部2が閉動して切断対象物を切断し、切断後、作業者が握持操作部1に加えた力を弱めることで作業者自身が一々握持操作部1を開き操作しなくても付勢体7による開き付勢により握持操作部1が自動開動し、この握持操作部1の自動開動に伴い開閉切断作業部2が開動する構成とされている。
尚、本実施例では、前述したように、付勢体7として合成樹脂製の板バネを用いた構成としているが、付勢体7は前記記載に限定されるものではなく、例えば金属製であっても良いし、また、板バネの代わりに線材で形成されたバネを採用しても良い。また、勿論、本実施例に限られるものではなく、例えば付勢体7を取り付けず、作業者自身が開き操作する構成(自動開動しない構成)としても良い。
また、この開閉切断作業部2の開閉操作によって動作し切断対象物を切断する開閉切断作業部2は、握持操作部1と同様、炭素鋼製であり、一対の切断作業半体2Aからなる構成とされている。
具体的には、本実施例の開閉切断作業部2は、各作業半体2Aに夫々、両刃3Aと片刃4Aの二種類の切断刃が設けられていて、夫々の切断刃によって両刃切断部3と片刃切断部4との二種類の切断部を有する構成とされている。
より具体的には、本実施例の開閉切断作業部2は、先端側に片刃切断部4、基端側に両刃切断部3を有する構成とされている。
更に具体的に説明すると、片刃切断部4を構成する一対の片刃4Aは、夫々、両刃3Aの一側刃面を切削又は研削処理により除去することで加工形成されたものである。
即ち、本実施例の開閉切断作業部2は、各切断作業半体2Aの切断刃の刃形状を全域両刃3Aに形成した後、各切断作業半体2Aの先端側若しくは基端側(本実施例では先端側半分領域)の両刃3Aの一側刃面を切削又は研削処理により除去して、この先端側半分領域の両刃3Aを片刃4Aに加工形成することにより、一対の両刃3Aで構成される両刃切断部3と、一対の片刃4Aで構成される片刃切断部4の二種類の切断部を備える構成となっている。
また、本実施例の開閉切断作業部2は、両刃切断部3と片刃切断部4との境界部に段差部5が設けられている。
この段差部5は、切断対象物を位置決めすることができるように構成されていて、具体的には、本実施例の段差部5は、前述した両刃3Aを片刃4Aに加工する際の切削又は研削処理により両刃切断部3と片刃切断部4(両刃3Aと片刃4A)との境界部に形成されている。
より具体的には、段差部5は、開閉切断作業部2の先端側に設けられる片刃切断部4で切断対象物を切断する場合に使用し得る構成とされ、例えば、結束バンド10のヘッド部11から飛び出ている不用なベルト部12を切断除去する場合に、この結束バンド10のヘッド部11を位置決めする場合等に使用することができる。
具体的には、本実施例は、図示するように、結束バンド10のヘッド部11の表面を片刃切断部4の刃面に当接させると共に、側面を段差部5の段差垂直面5Aに当接させることで、ヘッド部11の表面が片刃切断部4の刃面に確実に当接した状態で位置決めされ、この位置決め状態で切断することでベルト部12がヘッド部11に対して面一で切断できる構成とされている。
これにより、ベルト部12の切り残しを確実に防止することができ、ヘッド部11から突出した切り残しのベルト部12によって怪我をする懸念も生じないものとなる。
本実施例は、以上のように構成されることで、一体で硬い材質のものの切断と柔らかい材質のものの切断の双方を良好に行うことができると共に、段差部5により切断対象物を位置決めすることで、切断対象物を片刃切断部4の刃面に確実に当接させた状態で切断することができ、切り残しを防止することができる極めて使い勝手の良い画期的なニッパーとなる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 握持操作部
1A 握持半体
2 開閉切断作業部
2A 切断作業半体
3 両刃切断部
3A 両刃
4 片刃切断部
4A 片刃
5 段差部

Claims (3)

  1. 一対の握持半体からなる握持操作部と、一対の切断作業半体からなる開閉切断作業部とを備え、前記握持操作部の開閉操作により前記開閉切断作業部を開閉動作させて前記切断作業半体間に配される切断対象物を切断するニッパーにおいて、各前記切断作業半体は、両刃と片刃の二種類の切断刃が設けられていて、前記開閉切断作業部は、前記両刃が対向する両刃切断部と前記片刃が対向する片刃切断部とを有すると共に、この両刃切断部と片刃切断部との境界部に段差部が設けられていて、この段差部で切断対象物を位置決めすることができるように構成されていることを特徴とするニッパー。
  2. 一対の握持半体からなる握持操作部と、一対の切断作業半体からなる開閉切断作業部とを備え、前記握持操作部の開閉操作により前記開閉切断作業部を開閉動作させて前記切断作業半体間に配される切断対象物を切断するニッパーの製造方法において、前記開閉切断作業部の両切断作業半体の刃形状を両刃に形成した後、各切断作業半体の先端側若しくは基端側の両刃の一側刃面を切削又は研削処理により除去して該両刃を片刃に加工形成して、前記開閉切断作業部に前記両刃が対向する両刃切断部と前記片刃が対向する片刃切断部とを形成すると共に、前記両刃切断部と前記片刃切断部との境界部に前記切断対象物を位置決めするための段差部を設けることを特徴とするニッパーの製造方法。
  3. 前記段差部は、前記切削又は研削処理により形成されることを特徴とする請求項2記載のニッパーの製造方法。
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