JP6726958B2 - ヒートシンク用部品、およびそれを備えるヒートシンク - Google Patents

ヒートシンク用部品、およびそれを備えるヒートシンク Download PDF

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Description

本発明の一側面は、ヒートシンク用部品、およびそれを備えるヒートシンクに関する。
従来から、電子部品が発する熱を外部に放出するためのヒートシンクが知られている。例えば下記特許文献1には、裏面でヒータおよび温度センサと接触して、バーレルネジとバネとを組み合わせて用いてガイドプレートに取り付けられたヒートシンクが記載されている。
特開2007−525672号公報
特許文献1に記載されるようなヒートシンクには、ヒータおよび温度センサなどを組み込むための機構(例えば穴または留めねじ)を形成する必要がある。ヒートシンクのうちそのような機構が形成される部分は、電子部品の様々な種類および寸法に合わせて形成する必要があるので、その部分の加工が複雑になりがちである。そのため、ヒートシンクの設計または作製の自由度を高めることが望まれている。
本発明の一側面に係るヒートシンク用部品は、ヒートシンクの放熱部と接する接触部を有する第1モジュールと、第1モジュールと独立し、かつ温度調節器を支持する支持部を有する第2モジュールとを備え、ヒートシンク用部品が、第1モジュールおよび第2モジュールが連結された状態で、電子部品からの熱を放熱部に伝える。
このような側面においては、電子部品からの熱をヒートシンクの放熱部に伝えるためのヒートシンク用部品が、当該放熱部と接するモジュールと温度調節器を支持するモジュールとを組み合わせることで提供される。このようにそのヒートシンク用部品を複数のモジュールに分けることで個々のモジュールの設計または作製が単純化されるので、ヒートシンクの設計または作製の自由度を高めることができる。
本発明の一側面によれば、ヒートシンクの設計または作製の自由度を高めることができる。
第1実施形態に係るヒートシンクの利用例を示す斜視図である。 図1に対応する分解斜視図である。 第1実施形態に係るヒートシンク用部品の斜視図である。 第1実施形態に係るヒートシンク用部品の斜視図である。 第1実施形態に係るヒートシンク用部品の連結を説明する図である。 第1実施形態に係るヒートシンク用部品の連結を説明する図である。 (a),(b)はヒートシンク用部品の素材加工方向を説明する図である。 第1実施形態に係るヒートシンク用部品への追加モジュールの取付例を示す図である。 第1実施形態に係るヒートシンク用部品への追加モジュールの取付例を示す図である。 第1実施形態に係るヒートシンク用部品への追加モジュールの取付例を示す図である。 第1実施形態に係るヒートシンクの別の利用例を示す斜視図である。 第2実施形態に係るヒートシンク用部品の利用例を示す分解斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一または同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1〜7を参照しながら、第1実施形態に係るヒートシンク用部品の構成を説明する。ヒートシンク用部品とは、電子部品が発する熱を外部に放出するためのヒートシンクの部品であり、より具体的には、電子部品からの熱をヒートシンクの放熱部に伝える役割を担う部品である。電子部品とは電気製品に使用される部品であり、ソケットを介して回路基板に電気的に接続される。ヒートシンクを必要とする電子部品の例として半導体デバイスが挙げられるが、電子部品の具体的な種類は何ら限定されない。
本実施形態におけるヒートシンクの利用例を図1,2に示す。回路基板1には、電子部品(図示せず)をその回路基板1と電気的に接続させるためのソケット2が取り付けられる。このソケット2は電子部品の性能の検査を目的に用いられる。本実施形態では、回路基板1が存在する側を「下側」と定義し、その反対方向を「上側」と定義する。また、上下方向と直交する方向、すなわち回路基板1の面と平行な方向を「水平方向」と定義する。ソケット2は、複数の導電性のプローブ(図示せず)を収容する基部21と、その基部21に挿入された電子部品を押さえるための蓋部22とを備える。基部21に取り付けられた電子部品は、金属製の平板状の圧力パッド3により上から押さえられる。圧力パッド3の中心には貫通孔3aが形成され、電子部品の温度を測定するための温度センサ4がその貫通孔3aに挿入されて電子部品に接触する。
ヒートシンク10は圧力パッド3の上面に設けられる。ヒートシンク10は、放熱部(フィン)11と、電子部品が発した熱をその放熱部11へと伝える金属製の中継部12とを備える。この中継部12が本実施形態に係るヒートシンク用部品に相当する。中継部12は圧力パッド3の上面に置かれた状態でその圧力パッド3に固定され、放熱部11は蓋部22の上面に置かれた状態でその蓋部22に固定される。中継部12には、放熱部11と接する柱状の接触部13が形成され、この接触部13は、ソケット2の蓋部22に形成された貫通孔22aに挿入された状態で放熱部11と接続する。中継部12には、電子部品の温度を制御するための温度調節器5が取り付けられる。なお、温度調節器5はヒータでもよいし、クーラーでもよいし、あるいはヒータおよびクーラーの双方の機能を有してもよい。
ソケット2に取り付けられた電子部品が作動するとその電子部品が発熱する。その熱は、圧力パッド3を介してヒートシンク10の中継部12に伝わり、さらにその中継部12から放熱部11へと伝わり、その放熱部11から大気中へと放出される。温度センサ4および温度調節器5はケーブルコネクタ6を介して回路基板1と電気的に接続する。
図3に示すように、実施形態に係るヒートシンク用部品、すなわち中継部12は、矩形の平板状のベース14と、そのベース14の中央に設けられた上記の接触部13とを備える。ベース14の各片の中央には、ベース14の上面から下面にかけて貫通孔15が形成される。この貫通孔15は、後述する追加モジュールを中継部12に固定する役割と、中継部12を圧力パッド3に固定する役割とを担う。また、ベース14には、接触部13を挟むようなかたちで、水平方向に延びる二つの長穴16が形成される。長穴16は、温度調節器5を収容する役割を持ち、温度調節器5を支持する支持部として機能する。本実施形態では、長穴16と直交し且つ長穴16に向かって水平方向に延びるねじ穴17が、長穴16の口に近いところに形成され、温度調節器5が長穴16から抜けることを防ぐためのねじ18がそのねじ穴17にはめられる。図4に示すように、ベース14の下面の中央部には、温度センサ4の配線の一部を収容する溝19が形成される。
図5,6に示すように、中継部12は、互いに独立した三つのモジュールである第1モジュール101、第2モジュール102、および第3モジュール103が連結されることで形成される。第1モジュール101は、上面に接触部13が設けられ下面に溝19が形成されたT字状のモジュールである。第2モジュール102および第3モジュール103はそれぞれ、長穴16およびねじ穴17が一つずつ形成された直方体状のモジュールである。中継部12は、第1モジュール101の一方の連結面101aと第2モジュール102の連結面102aとを連結させ、第1モジュール101の他方の連結面101bと第3モジュール103の連結面103aとを連結させることで形成される。中継部12は、第1モジュール101、第2モジュール102、および第3モジュール103が連結された状態で、電子部品からの熱を放熱部11に伝える。本実施形態では、連結面101a,101b,102a,103aはすべて平面である。
第2モジュール102および第3モジュール103の位置関係は、第1モジュールの連結面101aまたは101bと平行な第1モジュール101の中心線190を対称軸として線対称の関係にある。ただし、このような線対称の関係は必須ではない。ここで、第2モジュールおよび第3モジュールの位置関係とは、第1モジュールを基準とした場合の二つのモジュールの配置の関係を意味し、第2モジュールおよび第3モジュールのそれぞれの構成要素(貫通孔15、長穴16、およびねじ穴17)の配置の関係までをも含む概念ではない。本実施形態では、第2モジュールおよび第3モジュールのそれぞれの構成要素(貫通孔15、長穴16、およびねじ穴17)の配置の関係も、第1モジュール101の中心線190を対称軸として線対称の関係にあるが、この線対称の関係も必須ではない。
中継部12を上記のように三つのモジュールに分けることで、数値制御加工(NC加工)における素材加工方向(Machining Direction)を少なくすることができる。もし、中継部を複数のモジュールに分けることなく当初から一つの物体として加工するとなると、図7(a)に示す従来の中継部90に示すように、少なくとも5方向(上方向、下方向、および三つの側方向)から加工する必要がある。これに対して本実施形態では、図7(b)に示すように、第1モジュール101は2方向(上方向および下方向)から加工すれば済み、第2モジュール102および第3モジュール103はそれぞれ3方向(上方向および二つの側方向)から加工すれば済む。
実施形態に係るヒートシンク用部品、すなわち中継部12は、この部品の最小機能単位である。これは、第1モジュール101、第2モジュール102、および第3モジュール103を連結することで得られる中継部12の寸法が、中継部12としての必要最小限の大きさであることを意味する。中継部12の最小寸法は電子部品の様々な種類および寸法を考慮して決めればよい。
この中継部12の寸法は、追加モジュールを用いて大きくすることができる。第1モジュール101に形成された二つの貫通孔15、第2モジュール102に形成された貫通孔15およびねじ穴17、および第3モジュール103に形成された貫通孔15およびねじ穴17は、その追加モジュールの取り付けに用いられる取付機構である(ねじ穴17は取付機構としても機能し得る)。
追加モジュールの取り付けの例を図8〜10に示す。図8は、中継部12の上面に平板状の追加モジュール31を取り付けることでベース14の厚さを増す例を示す。追加モジュール31には四つの貫通孔15に対応する四つの貫通孔31aが形成され、ねじ留めによりその追加モジュール31を中継部12に取り付けることができる。図9は、中継部12の周囲に二つのL字状の追加モジュール32を取り付けることでベース14の外寸を増す例を示す。追加モジュール32には二つの長穴16に対応し得る二つの貫通孔32aと、ねじ穴17に対応し得る二つの貫通孔32bとが形成される。この追加モジュール32は、ねじ穴17と貫通孔32bとが連通する箇所でねじ留めすることで中継部12に取り付けることができる。図10は、追加モジュール31,32の双方を中継部12に取り付ける例を示す。
なお、追加モジュールの構造は図8〜10の例に限定されず、電子部品の様々な種類および寸法を考慮して設計すればよい。いずれにしても、実施形態に係るヒートシンク用部品、すなわち中継部12は、様々な追加モジュールと組み合わせることができ、一つの中継部12に対して追加モジュールを付け替えることも可能である。
追加モジュールのための取付機構の構造は限定されず、孔とは異なる構造でもよい。その取付機構を、ヒートシンク部品(中継部)を構成するすべてのモジュールに設けることは必須ではなく、一部のモジュールにのみその取付機構が設けられてもよい。
ソケットの種類および目的は何ら限定されない。例えば、ヒートシンク10は、電子部品を電気製品に組み込むためのソケットと共に用いられてもよい。あるいは、ヒートシンク10は、電子部品の性能の検査と、電気製品への電子部品の組み込みとの双方の役割を持つソケット共に用いられてもよい。図11は、電子部品7を電気製品に組み込むためのソケット2Aと共にヒートシンク10を用いる例を示す。この例では圧力パッド3と、ヒートシンク10を支持するためのバー8aおよびねじ8bも示すが、ヒートシンク10が適用される態様はこの変形例に限定されない。
(第2実施形態)
図12を参照しながら、第2実施形態に係るヒートシンク用部品の構成を説明する。図12は、本実施形態におけるヒートシンクの利用例を示す。ソケット2Bは電子部品および回路基板(共に図示せず)を電気的に接続させる物品である。本実施形態(図12)では、ソケット2Bが存在する側を「下側」と定義し、その反対方向を「上側」と定義する。また、上下方向と直交する方向を「水平方向」と定義する。ソケット2Bに取り付けられた電子部品は圧力パッド3により上から押さえられる。圧力パッド3の中心には貫通孔3aが形成され、電子部品の温度を測定するための温度センサ4がその貫通孔3aに挿入されて電子部品に接触する。
ヒートシンク10Aは圧力パッド3の上面に設けられる。ヒートシンク10Aは、放熱部(フィン)11Aと、電子部品が発した熱をその放熱部11Aへと伝える金属製の中継部12Aとを備える。この中継部12Aが本実施形態に係るヒートシンク用部品に相当する。中継部12Aは圧力パッド3の上面に置かれた状態でその圧力パッド3に固定され、放熱部11Aは中継部12Aの上面に置かれた状態でその中継部12Aに固定される。すなわち、中継部12Aの上面13Aは放熱部11Aの下面と接し、したがって接触部である。中継部12Aには、電子部品の温度を制御するための温度調節器5A(ペルチェ素子)が取り付けられる。
ソケット2Bに取り付けられた電子部品が作動するとその電子部品が発熱する。その熱は、圧力パッド3を介してヒートシンク10Aの中継部12Aに伝わり、さらにその中継部12Aから放熱部11Aへと伝わり、その放熱部11Aから大気中へと放出される。温度センサ4および温度調節器5Aはケーブルコネクタ(図示せず)を介して回路基板と電気的に接続する。
実施形態に係るヒートシンク用部品、すなわち中継部12Aは平たい直方体状を呈する。中継部12Aの各片の中央には、中継部12Aの上面から下面にかけて貫通孔15Aが形成される。この貫通孔15Aは、放熱部11A、中継部12A、および圧力パッド3をねじで一体化させるために用意される。上面13Aの一組の対角には、温度調節器5Aの形状に対応する凹部16Aが形成される。温度調節器5Aは凹部16Aに嵌められることにより支持され、したがって、この凹部16Aは温度調節器5Aのための支持部である。
中継部12Aは、互いに独立した三つのモジュールである第1モジュール111、第2モジュール112、および第3モジュール113が連結されることで形成される。第1モジュール111は直方体状を呈し、その上面は放熱部11Aと接触する接触部として機能する。第2モジュール112および第3モジュール113はそれぞれ、凹部16Aが形成された直方体状のモジュールである。本実施形態では、第2モジュール112および第3モジュール113の上面も、放熱部11Aと接触する接触部として機能する。中継部12Aは、第1モジュール111の一方の連結面と第2モジュール112の連結面とを連結させ、第1モジュール111の他方の連結面と第3モジュール113の連結面とを連結させることで形成される。中継部12Aは、第1モジュール111、第2モジュール112、および第3モジュール113が連結された状態で、電子部品からの熱を放熱部11Aに伝える。本実施形態ではこれらの連結面はすべて平面である。
第2モジュール112および第3モジュール113の位置関係は、第1モジュールの連結面と平行な第1モジュール111の中心線190Aを対称軸として線対称の関係にある。ただし、このような線対称の関係は必須ではない。本実施形態では、第2モジュールおよび第3モジュールのそれぞれの構成要素(貫通孔15Aおよび凹部16A)の配置の関係は、第1モジュール111の中心を対称点として点対称の関係にあるが、この点対称の関係も必須ではなく、例えば、その配置関係は、中心線190Aを対称軸として線対称の関係にあってもよい。
以上説明したように、本発明の一側面に係るヒートシンク用部品は、ヒートシンクの放熱部と接する接触部を有する第1モジュールと、第1モジュールと独立し、かつ温度調節器を支持する支持部を有する第2モジュールとを備え、ヒートシンク用部品が、第1モジュールおよび第2モジュールが連結された状態で、電子部品からの熱を放熱部に伝える。
本発明の一側面に係るヒートシンクは、上記のヒートシンク用部品を備える。
このような側面においては、電子部品からの熱をヒートシンクの放熱部に伝えるためのヒートシンク用部品が、当該放熱部と接するモジュールと温度調節器を支持するモジュールとを組み合わせることで提供される。このようにそのヒートシンク用部品を複数のモジュールに分けることで個々のモジュールの設計または作製が単純化されるので、ヒートシンクの設計または作製の自由度を高めることができる。
他の側面に係るヒートシンク用部品では、第1モジュールおよび第2モジュールのうちの少なくとも一つのモジュールに、ヒートシンク用部品の寸法を拡張するための追加モジュールを取り付けるための取付機構が設けられてもよい。この場合には、電子部品の様々な種類および寸法に合わせてヒートシンク用部品の寸法を柔軟に設定することができる。
他の側面に係るヒートシンク用部品では、第1モジュールおよび第2モジュールと独立し、かつ温度調節器を支持する支持部を有する第3モジュールをさらに備え、ヒートシンク用部品が、第1モジュールおよび第2モジュールが連結され、かつ第1モジュールおよび第3モジュールが連結された状態で、電子部品からの熱を放熱部に伝え、第2モジュールおよび第3モジュールの位置関係が、第1モジュールの連結面と平行な第1モジュールの中心線を対称軸として線対称の関係であってもよい。三つのモジュールが線対称の関係になるようにそれぞれのモジュールを形成することで、個々のモジュールの設計または作製が単純化される。
他の側面に係るヒートシンク用部品では、第1モジュール、第2モジュール、および第3モジュールのうちの少なくとも一つのモジュールに、ヒートシンク用部品の寸法を拡張するための追加モジュールを取り付けるための取付機構が形成されてもよい。この場合には、電子部品の様々な種類および寸法に合わせてヒートシンク用部品の寸法を柔軟に設定することができる。
他の側面に係るヒートシンク用部品では、連結し合う二つのモジュールの連結面の双方が平面であってもよい。連結面を平面にすることで個々のモジュールの設計または作製を簡単にすることができる。
他の側面に係るヒートシンク用部品では、第1モジュールに、電子部品の温度を測定するための温度センサの配線を収容する溝が形成されてもよい。この場合には他のモジュールの設計または作製を簡単にすることができる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
上記各実施形態では、三つのモジュールが連結されることでヒートシンク用部品(中継部12,12A)がヒートシンクの一部として機能するが、ヒートシンク用部品のために用意されるモジュールの個数は2以上であればいくつでもよい。一例として、ヒートシンクの放熱部と接する接触部を有するモジュールと、温度調節器を支持する支持部を有するモジュールという二つのモジュールのみを連結させることでヒートシンク用部品が形成されてもよい。例えば、第1実施形態における第1モジュール101および第2モジュール102を一体化したモジュール(これは、接触部を有するモジュールである)と、第1実施形態における第3モジュール103(これは、支持部を有するモジュールである)という二つのモジュールを連結させることでヒートシンク用部品が形成されてもよい。あるいは、4以上のモジュールを連結させることでヒートシンク用部品が形成されてもよい。ヒートシンクの放熱部と接する接触部を有するモジュールの個数は一つでも複数でもよい。温度調節器を支持する支持部を有するモジュールの個数も一つでも複数でもよい。
上記各実施形態では、ヒートシンク用部品を構成する各モジュールの連結面が平面であったが、連結面の構造はこれに限定されない。例えば、連結面は曲面を含んでもよいし、凹部または凸部を含んでもよい。
追加モジュールのための取付機構をヒートシンク用部品に導入するか否かは任意に決めてよい。また、温度センサの配線を収容するための溝をヒートシンク用部品に導入するか否かも任意に決めてよい。接触部および支持部を備えるヒートシンク用部品の形状は第1および第2実施形態に限定されるものではなく、任意に決めてよい。
1…回路基板、2,2A,2B…ソケット、3…圧力パッド、4…温度センサ、5,5A…温度調節器、6…ケーブルコネクタ、7…電子部品、10,10A…ヒートシンク、11,11A…放熱部、12,12A…中継部(ヒートシンク用部品)、13…接触部、13A…上面(接触部)、14…ベース、15…貫通孔(取付機構)、15A…貫通孔、16…長穴(支持部)、16A…凹部(支持部)、17…ねじ穴(取付機構)、19…溝、31,32…追加モジュール、101,111…第1モジュール、102,112…第2モジュール、103,113…第3モジュール、101a,101b,102a,103a…連結面。

Claims (7)

  1. ヒートシンク用部品であって、
    前記ヒートシンクの放熱部と接する接触部を有する第1モジュールと、
    前記第1モジュールと独立し、かつ、電子部品が位置する側から温度調節器を支持する支持部を有する第2モジュールと
    を備え、
    前記ヒートシンク用部品が、前記第1モジュールおよび前記第2モジュールが連結された状態で、前記電子部品からの熱を前記放熱部に伝え、
    前記放熱部、前記第1モジュール、および前記電子部品が、第1方向に沿って並び、
    前記第1モジュールおよび前記第2モジュールが、前記第1方向と直交する第2方向に沿って並んだ状態で連結される、
    ヒートシンク用部品。
  2. 前記第1モジュールおよび前記第2モジュールのうちの少なくとも一つのモジュールに、前記ヒートシンク用部品の寸法を拡張するための追加モジュールを取り付けるための取付機構が設けられた、
    請求項1に記載のヒートシンク用部品。
  3. 前記第1モジュールおよび前記第2モジュールと独立し、かつ温度調節器を支持する支持部を有する第3モジュールをさらに備え、
    前記ヒートシンク用部品が、前記第1モジュールおよび前記第2モジュールが連結され、かつ前記第1モジュールおよび前記第3モジュールが連結された状態で、前記電子部品からの熱を前記放熱部に伝え、
    前記第2モジュールおよび前記第3モジュールの位置関係が、前記第1モジュールの連結面と平行な前記第1モジュールの中心線を対称軸として線対称の関係である、
    請求項1または2に記載のヒートシンク用部品。
  4. 前記第1モジュール、前記第2モジュール、および前記第3モジュールのうちの少なくとも一つのモジュールに、前記ヒートシンク用部品の寸法を拡張するための追加モジュールを取り付けるための取付機構が形成された、
    請求項3に記載のヒートシンク用部品。
  5. 連結し合う二つの前記モジュールの連結面の双方が平面である、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のヒートシンク用部品。
  6. 前記第1モジュールに、前記電子部品の温度を測定するための温度センサの配線を収容する溝が形成された、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載のヒートシンク用部品。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のヒートシンク用部品を備えるヒートシンク。
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