JP6726054B2 - 車両用駆動装置 - Google Patents
車両用駆動装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6726054B2 JP6726054B2 JP2016147942A JP2016147942A JP6726054B2 JP 6726054 B2 JP6726054 B2 JP 6726054B2 JP 2016147942 A JP2016147942 A JP 2016147942A JP 2016147942 A JP2016147942 A JP 2016147942A JP 6726054 B2 JP6726054 B2 JP 6726054B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- drive plate
- crankshaft
- crank pin
- vehicle drive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 15
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 10
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 2
- 229910000897 Babbitt (metal) Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000003908 quality control method Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Description
ドライブプレート31のアンバランス形状について説明する。図3は図2の矢印A方向からドライブプレート31を単体で示す正面図である。図4はクランク軸15とドライブプレート31との位置関係を示す概略図である。図4には図1のA−A線に沿う断面が概略的に示されている。また、図5(a)〜(d)は、ドライブプレート31に作用する遠心力を示す模式図である。図5(a)〜(d)には、クランク軸15と一体に回転するドライブプレート31の回転状況が90°毎に示されている。
次いで、比較例1を用いてクランク軸15に発生する振動について説明した後に、ドライブプレート31によるクランク軸15の振動抑制について説明する。図6は比較例1のドライブプレート100が連結されたクランク軸15の振動状況を示す模式図である。また、図7はドライブプレート31が連結されたクランク軸15の振動状況を示す模式図である。なお、図6に示されるクランク軸15には、重心が回転中心に一致するドライブプレート100が連結されている。なお、図6において、図1に記載される部品と同様の部品については、同一の符号を付してその説明を省略する。
続いて、比較例2を用いてトルクコンバータ30の傾動状況について説明した後に、ドライブプレート31によるトルクコンバータ30の傾動抑制について説明する。図8は比較例2のドライブプレート200を示す模式図であり、図9は比較例2のドライブプレート200の取付構造を示す模式図である。また、図10(a)および(b)は比較例2のドライブプレート200の変形状況を示す模式図である。なお、図10(a)に示したクランク軸15の回転角と、図10(b)に示したクランク軸15の回転角とは、互いに180°ずれている。なお、図8〜図10において、図1〜図3に記載される部位や部品と同様の部位や部品については、同一の符号を付してその説明を省略する。
続いて、パワーユニット10が備えるドライブプレート31の剛性バランスについて説明する。前述したように、ドライブプレート31においては、第3開口部53が第1開口部51よりも小さく形成されている。これにより、ドライブプレート31においては、クランクピンP4の逆位相側に位置する部位が、高剛性の慣性マス領域54として形成される一方、クランクピンP4の同位相側に位置する部位が、低剛性の肉抜き領域55として形成されている。そこで、図3に示すように、ドライブプレート31の慣性マス領域54には、第2開口部52が形成されている。このように、ドライブプレート31の慣性マス領域54に第2開口部52を形成することにより、慣性マス領域54の剛性を下げることができる。これにより、慣性マス領域54と肉抜き領域55との剛性を互いに近づけることができるため、ドライブプレート31の剛性バランスを良好に保つことができる。
続いて、ドライブプレート31の変形状況について説明する。図11(a)および(b)はドライブプレート31の変形状況を示す模式図である。なお、図11(a)に示したクランク軸15の回転角と、図11(b)に示したクランク軸15の回転角とは、互いに180°ずれている。
図3に示す例では、クランクピンP4の軸中心C2、ドライブプレート31の回転中心C1、およびドライブプレート31の重心Cmが、同一直線上に配置されているが、これに限られることはなく、軸中心C2、回転中心C1、および重心Cmを同一直線上から外しても良い。ここで、図12は本発明の他の実施の形態(実施形態2)に係るドライブプレート(プレート部材)70を示す正面図である。なお、図12において、図3に示した部位と同様の部位については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図3に示す例では、ドライブプレート31の回転中心C1を中心とする仮想円Ca上に、第1開口部51、第2開口部52および第3開口部53の中心を配置しているが、これに限られることはなく、大きさの異なる仮想円上に各開口部51,52,53を配置しても良い。ここで、図13は本発明の他の実施の形態(実施形態3)に係るドライブプレート(プレート部材)75を示す正面図である。なお、図13において、図3に示した部位と同様の部位については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図3に示す例では、第2開口部52が基準線Laに触れないように、第2開口部52の全てをクランクピンP4の逆位相側に配置しているが、これに限られることはなく、第2開口部52の一部が基準線Laに触れていても良い。ここで、図14は本発明の他の実施の形態(実施形態4)に係るドライブプレート(プレート部材)80を示す正面図である。なお、図14において、図3に示した部位と同様の部位については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図3に示す例では、一対の第1開口部51、一対の第2開口部52、および一対の第3開口部53によって開口部群60を構成しているが、これに限られることはなく、各開口部51〜53の個数を変更しても良い。ここで、図15は本発明の他の実施の形態(実施形態5)に係るドライブプレート(プレート部材)85を示す正面図である。なお、図15において、図3に示した部位と同様の部位については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図3に示す例では、一対の第1開口部51、一対の第2開口部52、および一対の第3開口部53によって開口部群60を構成しているが、これに限られることはなく、各開口部51〜53の個数を変更しても良い。ここで、図16は本発明の他の実施の形態(実施形態6)に係るドライブプレート(プレート部材)90を示す正面図である。なお、図16において、図3に示した部位と同様の部位については、同一の符号を付してその説明を省略する。
11 エンジン
15 クランク軸
30 トルクコンバータ(回転体)
31 ドライブプレート(プレート部材)
51 第1開口部
52 第2開口部
53 第3開口部
60 開口部群
70 ドライブプレート(プレート部材)
71 開口部群
75 ドライブプレート(プレート部材)
76 開口部群
80 ドライブプレート(プレート部材)
81 開口部群
85 ドライブプレート(プレート部材)
86 開口部群
90 ドライブプレート(プレート部材)
91 開口部群
P1 クランクピン
P2 クランクピン
P3 クランクピン
P4 クランクピン(基準クランクピン)
C1 回転中心
Cm 重心(質量中心)
L1 直線(第1直線,対称軸)
L2 直線(第2直線)
Claims (6)
- エンジンに回転自在に設けられ、コネクティングロッドを支持する複数のクランクピンが形成されるクランク軸と、
前記クランク軸とこれに軸方向に対向する回転体との間に設けられ、前記クランク軸と前記回転体とを連結するプレート部材と、
を有し、
前記複数のクランクピンのうち、前記回転体側に配置されるクランクピンは基準クランクピンであり、
前記プレート部材は、前記クランク軸に連結される中央部と、前記回転体に連結されるととも開口部が形成される外周部と、を備え、
前記プレート部材の前記中央部と前記外周部との間の環状領域には、前記基準クランクピンの同位相側にのみ形成される円形の第1開口部、前記基準クランクピンの逆位相側にのみ形成される円形の第2開口部、および前記第2開口部とは別の開口部であって前記基準クランクピンの逆位相側にのみ形成される円形の第3開口部のみが設けられ、
前記第3開口部は、前記第1開口部よりも小さく形成され、
前記第2開口部は、前記第1開口部と同一または異なる大きさに形成され、かつ前記第3開口部と同一または異なる大きさに形成され、
前記第1開口部、前記第2開口部および前記第3開口部からなる開口部群は、第1直線に線対称であり、かつ前記第1直線に直交する第2直線に非線対称であり、
前記プレート部材の質量中心は、前記プレート部材の回転中心よりも前記基準クランクピンの逆位相側に位置する、
車両用駆動装置。 - 請求項1に記載の車両用駆動装置において、
前記開口部群の対称軸である前記第1直線は、前記プレート部材の回転中心と質量中心とを結ぶ直線である、
車両用駆動装置。 - 請求項1または2に記載の車両用駆動装置において、
前記プレート部材は、複数の前記第2開口部を備える、
車両用駆動装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用駆動装置において、
前記プレート部材は、複数の前記第1開口部と、複数の前記第3開口部と、を備える、
車両用駆動装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用駆動装置において、
前記第1開口部、前記第2開口部および前記第3開口部は、前記プレート部材の周方向に配置され、
前記第1開口部と前記第3開口部との間に、前記第2開口部が配置される、
車両用駆動装置。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用駆動装置において、
前記回転体は、トルクコンバータである、
車両用駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016147942A JP6726054B2 (ja) | 2016-07-28 | 2016-07-28 | 車両用駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016147942A JP6726054B2 (ja) | 2016-07-28 | 2016-07-28 | 車両用駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018017313A JP2018017313A (ja) | 2018-02-01 |
JP6726054B2 true JP6726054B2 (ja) | 2020-07-22 |
Family
ID=61081368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016147942A Expired - Fee Related JP6726054B2 (ja) | 2016-07-28 | 2016-07-28 | 車両用駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6726054B2 (ja) |
-
2016
- 2016-07-28 JP JP2016147942A patent/JP6726054B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018017313A (ja) | 2018-02-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007071227A (ja) | 直列4気筒エンジンのクランクシャフト | |
KR20060043782A (ko) | 오일 펌프 구동 기구 | |
KR100965921B1 (ko) | 밸런싱 샤프트 유닛 | |
CN106499771B (zh) | 具有独立旋转的惯性质量的扭转阻尼器及其曲柄轴 | |
JP6726054B2 (ja) | 車両用駆動装置 | |
JP7060760B2 (ja) | フレキシブルフライホイール | |
JP6514934B2 (ja) | 車両用駆動装置 | |
JP6518093B2 (ja) | 車両用駆動装置 | |
JP6470608B2 (ja) | 車両用駆動装置 | |
JP6518089B2 (ja) | 車両用駆動装置 | |
JP6757673B2 (ja) | 半割スラスト軸受 | |
JP2012512999A (ja) | ピストン支持装置 | |
JP6420610B2 (ja) | 車両用駆動装置 | |
JP2018112281A (ja) | 半割スラスト軸受 | |
JP6613201B2 (ja) | 車両用駆動装置 | |
JP2017129189A (ja) | エンジン | |
JP6457851B2 (ja) | 車両用駆動装置 | |
JP7208753B2 (ja) | プレート部材 | |
JP6463180B2 (ja) | 車両用駆動装置 | |
JP2001200893A (ja) | エンジンのバランサ装置 | |
JP6567907B2 (ja) | 車両用駆動装置 | |
JP4568622B2 (ja) | 一体型クランク軸及びその製造方法 | |
JP6470607B2 (ja) | 車両用駆動装置 | |
JP7127495B2 (ja) | 軸受構造 | |
JP4737429B2 (ja) | センサープレート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190417 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200303 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200423 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200602 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200626 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6726054 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |