JP6725804B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、遠隔操作により自動走行させることのできる作業車両に関する。
遠隔操作により自動走行させることのできる作業車両において、走行機体のブレーキを作動させるブレーキレバーと、該ブレーキレバーを自動操作する自動ブレーキ機構と、該自動ブレーキ機構を介したブレーキレバーの操作を遠隔操作によって制御する制御部とを備え、走行機体の自動走行を停止させた場合に、ブレーキレバーが自動的にブレーキ操作される特許文献1及び2に記載の作業車両が従来公知である。
特開平9−207733号公報 特開2012−116290号公報
上記文献の作業車両は、遠隔操作による自動走行中にリモコンを介してブレーキを作動させて作業車両を停止させた場合に、自動的にブレーキレバーを作動させることにより、安全性を向上させることができるものであるが、ブレーキレバーによるブレーキ操作に必要なトルクを確保するために自動ブレーキ機構の構成が複雑で大型化し、ブレーキレバー回りのスペースを圧迫するという課題があった。
本発明は、遠隔操作により自動走行させることのできる作業車両において、ブレーキレバーによるブレーキ操作を行う自動ブレーキ機構をより簡易な構成でコンパンクトにできる作業車両を提供することを課題としている。
上記文献によれば、第1に、遠隔操作により自動走行させることのできる作業車両において、上方揺動するブレーキ操作によって走行機体3のブレーキを作動させるブレーキレバー18と、該ブレーキレバー18のブレーキ操作を自動で行う自動ブレーキ機構21と、制御部50とを備え、前記自動ブレーキ機構21は、前記ブレーキレバー18を操作するモータ24と、該モータ24の駆動によってブレーキレバー18を上方揺動操作させる連係機構26とを有し、該モータ24の駆動軸24aを、前記ブレーキレバー18の揺動支点からブレーキレバー18の揺動端側にずらして配置したことを特徴としている。
第2に、前記自動ブレーキ機構21の外形形状を、前記モータ24によって駆動する連係機構26のアーム34の円弧軌跡に沿って形成したことを特徴としている。
第3に、前記自動ブレーキ機構21は、ブレーキレバー18を上限位置まで操作された場合に、ブレーキレバー18の操作位置を変えずに、前記モータ24の回転位置を初期位置へ戻すように構成したことを特徴としている。
第4に、前記モータ24の回転数を検出するセンサ57を設け、前記制御部50は、前記センサ57により検出されたモータ24の回転数により、ブレーキレバー18の上方揺動操作に必要なトルクを検出することを特徴としている。
前記モータの駆動軸を、ブレーキレバーの揺動支点からブレーキレバーの揺動端側に寄せたことにより、連係機構を介したブレーキレバーによるブレーキ操作に必要なモータの駆動力が小さくなり、より小型のモータを用いることができるようになるため、自動ブレーキ機構全体をよりコンパクトに構成することができ、ブレーキレバー側への設置も容易になる。
また、前記自動ブレーキ機構は、前記モータによって円弧状に駆動する連係機構に沿った円弧状に形成されたケースに収容したものによれば、前記ケースがブレーキレバーの上下揺動操作範囲に沿って形成されるため、自動ブレーキ機構がブレーキレバーの手動操作の妨げにならない。
また、前記自動ブレーキ機構は、ブレーキレバーを上限位置まで操作された場合に、ブレーキレバーの操作位置を変えずに、前記モータの回転位置を初期位置へ戻すように構成したものによれば、ブレーキレバーを下方揺動操作するブレーキ解除操作は、オペレータにより必ず手動で操作されるため、ブレーキ解除操作が自動で行われることがなくなり、安全性が向上する。
前記モータの回転数を検出するセンサを設け、前記制御部50は、前記センサにより検出されたモータの回転数により、ブレーキレバーの上方揺動操作に必要なトルクを検出するものによれば、トルクを検出するセンサを別途に設ける必要がなくなるため、部品点数を削減してコストをより低く抑えることができる。
本発明を適用した作業車両の全体側面図である。 操縦部を示した斜視図である。 (A)乃至(D)は、自動ブレーキ装置の平面図、斜視図、側面図、正面図を示したものである。 駆動モータとセクタギヤの噛合いを示した要部側面図である。 (A)及び(B)は、自動ブレーキ装置の分解図である。 (A)乃至(D)は、自動ブレーキ装置の作動状態を示した平面図、斜視図、側面図、正面図を示したものである。 制御部のブロック図である。
以下、図示する例に基づき、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用した作業車両の全体側面図であり、図2は、操縦部を示した斜視図である。本トラクタは、左右一対の前輪及び後輪と、前後輪1,2によって支持された走行機体3と、走行機体3の後部にロータリ耕耘機(図示しない)等の作業機が昇降自在に連結される昇降リンク4とを備え、ロータリ耕運機を駆動させた状態で走行機体3を前進走行させることにより、圃場の耕耘作業を行うことができる。
前記走行機体3の前側には、エンジン(図示しない)と、フロントウエイト5と、該エンジンの上方側を上下開閉自在にカバーするボンネット6とが設けられ、該ボンネット6の後方には、キャビン7が立設されている。また、該フロントウエイト5の上部側には、走行機体3の進行方向(前方)にある障害物を検出する障害物センサ10が設けられている。
前記キャビン7は、左右に設けたドアからその内側にオペレータが乗込む操縦部8が形成されている。また、該キャビン7の天井上面側には、リモコンによる操作内容を受信するリモコン受信部9と、該リモコン受信部9の後方に取付けられた衛星測位システム等のGPS11とが設けられており、該キャビン8の背面側には、表示ランプ12と、報知ブザー13とからなる報知ユニットが設けられている。
前記操縦部8は、オペレータが着座する座席16と、座席16の前方側に配置されたステアリングハンドル(図示しない)と、座席16の左右一方側(図示する例では進行方向右側)に配置されたサイド操作パネル(図示しない)と、座席16の左右他方側(図示する例では進行方向左側)に配置されてギヤ変速の操作を行う変速レバー17と、該変速レバー17の前方側に配置されたブレーキレバー18とを備えている(図2参照)。
前記ブレーキレバー18は、下端側のブレーキ解除位置から、上端側のブレーキ位置(上限位置)に向って複数段階(図示する例では8段階)で上方揺動操作(ブレーキ操作)可能に構成されており、ブレーキ位置まで上方揺動操作されることにより、走行機体3の駐車ブレーキが最大で作動した状態となる。
また、該ブレーキレバー18は、駐車ブレーキの作動を解除する下方揺動操作(ブレーキ解除操作)にはロックが掛けられており、ブレーキレバー18の先端側に配置された解除ボタン18aの押操作が継続されている状態においてのみ、ブレーキレバー18によるブレーキ解除操作が許容されるように構成されている。
なお、該ブレーキレバー18には、駐車ブレーキを作動させるブレーキ操作を自動的に実行する自動ブレーキ装置21と、該ブレーキ装置21を制御する制御部50とが設けられている。該自動ブレーキ装置21の詳細については後述する。
前記サイド操作パネルには、走行変速操作を行う主変速レバー(図示しない)や、作業機の昇降位置を調整する昇降調整スイッチ(図示しない)の他、走行機体3の操作モードの切換えを行う操作モード切換スイッチ22が配置されている。
該操作モード切換スイッチ22は、後述するリモコン55を用いることにより、オペレータが走行機体3に搭乗することなく走行機体3を遠隔操作する自動走行制御を実行できる自動モードと、リモコン55による走行機体3の遠隔操作が規制され、オペレータが操縦部8に搭乗して手動操作によって走行機体3を操縦する手動モードとに切換えることができる。
前記制御部50は、前記操作モード切換えスイッチ22により自動モードに切換えられている場合には、前記リモコン受信部9を介して前記リモコン55の操作に応じて発信される操作信号を検出し、リモコン55の操作に応じて走行機体3及び作業機を遠隔操作することができる。
具体的には、該制御部50は、前記操作モード切換スイッチ22により自動モードに切換えられると、リモコン55による遠隔操作によって走行機体3の走行させる自動走行を行うことができるとともに、前記GPS11や障害物センサ10を用いて圃場の終端側で自動的に停止させる自動走行制御を実行することができる。該制御部50による走行機体3の自動走行は、リモコンによる遠隔操作によるブレーキ作動によって停車可能に構成しても良い。
また、該制御部50は、自動モード時に、リモコン55の遠隔操作によって自動走行を停止した場合、若しくは、圃場の終端側であることや進行方向に障害物があることを検出して自動走行が停止された場合には、前記ブレーキ操作装置を介して、前記ブレーキレバーのブレーキ操作を自動で行うことにより、走行機体3の駐車ブレーキを作動させる停車制御を実行することができるように構成されている。該制御部50による停車制御ついては後述する。
該構成によれば、リモコン55の操作による走行機体3の自動走行が終了した後に、前記ブレーキ装置21を介してブレーキレバー18が自動的にブレーキ操作されることにより、走行機体3を停車した路面の傾斜状態によらず、走行機体3を確実に停止させることができるため、自動走行制御による走行機体3の自動走行の安全性がより向上する。
次に、図3乃至図6に基づき、前記自動ブレーキ装置の構成について説明する。図3(A)乃至(D)は、自動ブレーキ装置の平面図、斜視図、側面図、正面図を示したものであり、図4は、駆動モータとセクタギヤの噛合いを示した要部側面図であり、図5(A)及び(B)は、自動ブレーキ装置の分解図であり、図6(A)乃至(D)は、自動ブレーキ装置の作動状態を示した平面図、斜視図、側面図、正面図を示したものである。
前記自動ブレーキ装置21は、前記ブレーキレバー18の左右外側に隣接した位置に着脱可能に構成されており、制御部50によって駆動が制御される駆動モータ(モータ)24と、該駆動モータ24の駆動力により前記ブレーキレバー18のブレーキ操作を行う連係機構26と、切換機構27の切換操作を行う切換操作具27とを備え、該切換機構27は、前記連係機構26によるブレーキレバー18のブレーキ操作を実行可能な自動操作状態と、ブレーキレバー18のブレーキ操作が手動操作のみによって操作可能となる手動操作状態とに切換えられるように構成されている。
前記連係機構26は、前記駆動モータ24が左右一方側の面に支持されるベース板31と、該ベース板31の左右他方側の面に設けられて駆動モータ24によって回転するギヤ部32と、該ギヤ部32と噛合って回動作動するセクタギヤ33と、該セクタギヤ33の回転に伴って円弧状に上下揺動するローラアーム34と、ベース板31のセクタギヤ33側をカバーする第1カバー体36と、ベース板31の駆動モータ24側をカバーする第2カバー体37とを備えている。
前記ベース板31の後部側には、左右外面側に駆動モータ24の駆動軸24aが挿通される挿通部32aが設けられており、該挿通部32aに挿通(連結)された駆動モータ24の駆動力が左右内側に設けられた前記ギヤ部32を回転駆動させるように構成されている。
また、該ベース板31の前方から上方に至る範囲には、円弧状に湾曲形成された湾曲面30が形成され、自動ブレーキ装置21の前面から上面の外形を構成している。これにより、自動ブレーキ装置21の湾曲面30が、ブレーキレバー18によるブレーキ操作の操作軌跡に沿って構成されているため、ブレーキレバー18の揺動軸側に隣接して取付けられる自動ブレーキ装置21が、ブレーキレバー18を手動操作する際の邪魔にならない。
さらに、該ベース板31の下部側は、左右方向外側に向けてL字状に屈曲形成された支持台41となっており、前記駆動モータ24が載置固定されるとともに、前記切換機構28が設けられている。
前記セクタギヤ33は、前記ベース板31のギヤ部32の前側に設けた支持軸38に回動可能に軸支されるとともに、駆動モータ24の駆動力が前記ギヤ部32を介して伝動することによって、回動作動されるように構成されており(図4参照)、セクタギヤ33と一体的に回動する前記ローラアーム34を下端側の始動位置から上端側の終端位置に向って回動作動させることができる。
また、該セクタギヤ33は、ベース板31側(左右外側)に向かって突設された規制ピン39が設けられており、ベース板31側に穿設された支持軸38を軸とする円弧状の規制孔31aに挿通されるように構成されている。これにより、セクタギヤ33が予め定めた所定の範囲内(始動位置から終端位置)でのみ回動作動されるように構成されている。
前記ローラアーム34は、セクタギヤ33から左右内側(右方側)に向けて突設された棒状部材であって、前記セクタギヤ33の回動作動に応じて円弧状に上下動される。具体的には、該ローラアーム34は、前記セクタギヤ33が始動位置にある場合には、解除状態で押下げられている状態のブレーキレバー18下側に配置されており、前記セクタギヤ33が始動位置から終端位置へ回動作動するにつれて、ブレーキレバー18を徐々に上方へ押上げることで、ブレーキレバー18のブレーキ操作を実行する(図6参照)。
また、該ローラアーム34は、先端側に軸回りに回転するローラ35が設けられており、該ローラ35がブレーキレバー18のレバー部18a下側と当接するように構成されている。これにより、ローラアーム35によりブレーキレバー18を押上げてブレーキ操作をするにあたり、ブレーキレバー18が上方揺動するにつれてローラ35とブレーキレバー18下側との当接位置が変化しても駆動モータ24による駆動力を効率的にブレーキレバー側へと伝達することができる。
前記第1カバー体36は、前記ベース板31の左右内側に設けたセクタギヤ33を覆うように形成されており、セクタギヤ33の軸部が挿通される軸孔36aと、該軸部の前方側に前記ローラアーム35が上下回動する軌跡に沿って形成されたガイド孔36bとが穿設されている。これにより、ギヤ部32とセクタギヤ33とが噛合う箇所に異物が混入して故障することを防止できる。
前記第2カバー体37は、前記ベース板31の左右外側に設けた駆動モータ24を覆うように形成されており、該駆動モータ24と前記切換機構28とが露出しなくなるため、汚れや異物の付着や接触による故障を効率的に防止できる。
該構成によれば、前記連係機構26は、制御部50によって制御される前記駆動モータ24の駆動力によって、ブレーキレバー18のブレーキ操作(上方揺動操作)を自動的に行うことができる。
また、該構成の連係機構26は、ローラアーム34によるブレーキレバー18のブレーキ操作時に、ローラアーム34とブレーキレバー18との当接位置が、ブレーキ解除位置からブレーキ位置に近づくにつれて、よりブレーキレバー18の把持部側に近づく、言い換えると、ローラアーム34とブレーキレバー18との当接箇所がブレーキレバー18の揺動支点から離れるように構成されている(図6(C)参照)。
これにより、該連係機構26は、ブレーキレバー18がブレーキ位置に近づくに連れて、ローラアーム34からブレーキレバー18に伝動する操作力の効率が向上して、ブレーキ操作に必要なトルクを軽減することができる。すなわち、前記ブレーキレバー18によるブレーキ操作は、通常、ブレーキ解除位置からブレーキ位置に近づくに連れて上方揺動操作に必要な操作力が増えるところ、上記構成の連係機構26によれば、自動ブレーキ装置21によるブレーキレバー18のブレーキ操作をよりスムーズに行うことができる。
また、該連係機構26では、ブレーキレバー18のブレーキ操作のみを自動的に行うことができ、ブレーキレバー18のブレーキ解除操作はオペレータが手動で操作する必要があるため、オペレータが意図しないタイミングで駐車ブレーキが解除されることがないように構成されている。
前記切換機構27は、操縦部8の操作パネル15側に着脱可能にボルト固定される固定孔40,40が前後に穿設されるとともに、前記ベース板31(支持台41)が載置支持される取付板42と、該取付板42の後部側に配置されてベース板31を取付板42上で左右回動可能に連結する回動軸43と、ベース板31の前部側に立設された前記切換操作具27と、自動ブレーキ装置21が自動操作状態に切換えられていることを検出する検出手段44とを備えている。
前記回動軸43は、前記ベース板31の支持台の後部側に設けられており、ベース板31を左右揺動可能に取付板42側に連結されている。これにより、前記自動ブレーキ装置21は、下端側の取付板42のみが操縦部8の操作パネル15側にボルト固定され、該取付板42上の前記ベース板31側に連結されている前記連係機構26の全体が回動軸43を軸に左右揺動されるように構成されている。
また、前記回動軸43には、トーションバネ46の軸部46aが挿通され、該トーションバネ36のアーム46bの一方側が取付板42側から上方に向って突設されたピン47に当接するように構成されることにより、取付板42上の前記連係機構26が、該トーションバネ46の付勢力によって回動軸43を軸に左右外側である手動操作状態側に回動するように付勢されている。
前記切換操作具27は、上端側に配置されて軸回転可能な把持部であるノブ部51と、該ノブ部51の回転操作によって軸回転しながらスリーブ53内を上下動する操作軸部52と、該スリーブ53をベース板31側に固定する逆L字状のブラケット54とを備え、ノブ部51が操作されることによって、前記操作軸部52の上下位置が操作されることにより、操作軸部52の下端側が取付板42側に穿設された切換孔42a,42b側に挿通されてベース板31側と取付板42側とを連結する固定位置と、操作軸部52が切換孔42a,42bから抜出してベース板31側と取付板42側との連結が解除された非固定位置とに操作することができる。
具体的には、取付板42側に形成された切換孔42a,42bには、前記連係機構26が自動操作状態側に揺動された際に、前記操作軸部52の下端側が挿通される自動側切換孔42bと、連係機構26が手動操作状態側に揺動された際に、前記操作軸部52の下端側が挿通される手動側切換孔42aとが設けられている。
すなわち、該切換操作具27は、ノブ部51を介して操作軸部52を固定位置から非固定位置に操作することにより、前記連係機構26の左右揺動が許容されて、オペレータがノブ部51を把持しながら連係機構26を自動操作状態又は手動操作状態の何れかに揺動操作できる状態となる。また、連携機構26を自動操作状態と手動操作状態の何れか一方の状態でノブ部51を介して操作軸部52を非固定位置から固定位置に操作とすることにより、連係機構26の左右揺動を規制し、切換えた所定の状態を固定することができる。
また、前記ノブ部51と、操作軸部52と、スリーブ43とは、一体的に組付け可能な組付体として構成されており、前記ブラケット54側に穿設された設置孔から、組付体(51,52,53)のみを交換できるように構成されている。これにより、メンテナンスが容易になるとともに、自動ブレーキ装置21が設置される作業車両の種類や、オペレータの好みに応じて、ノブ部51の軸長さを変更することができる。
ちなみに、該操作軸部52は、下端側の外周面にネジ切部(図示しない)が形成され、前記取付板42の切換孔42a,42b下側は、該操作部52の下端側のネジ切部がノブ部51の回転操作によって着脱可能に固定される固定ナットが溶着等によって固着されている。なお、該ネジ切部は、下端に向って幅狭となるテーパ部を設けることにより、操作軸部52が各切換孔42a,42bに挿通され易いように構成されている。
該構成によれば、自動ブレーキ装置21は、ローラアーム34がブレーキレバー18の真下に配置される前記自動操作状態か、ローラアーム34が上方揺動されてもブレーキレバー18に接触しない手動操作状態の何れかに切換えられているかについて、連係装置26全体の揺動状態を目視することによって、容易且つ確実に判断することができるため、より安全性が向上する。
また、自動ブレーキ装置21によるブレーキ操作中に、ブレーキレバー18の上方揺動操作がロックされて、一端ブレーキ解除操作をする必要が生じた場合であっても、自動ブレーキ装置21を手動操作状態となるように左右外側に揺動操作することによって、迅速にローラアーム34を退避させることで、ブレーキレバー18のブレーキ解除操作をスムーズに行うことができる。
また、該自動ブレーキ装置21は、前記トーションバネ43の付勢力により手動操作状態側に付勢されているため、前記ノブ部51が非固定位置に操作された際に、誤操作や操作忘れ等によりオペレータが意図しない状況で自動操作状態に切換えられる事態を防止できる。
前記検出手段44は、ベース板31の支持台41中央に配置されたリミットスイッチ48と、取付板42側から上方に立設された検出ピン49と、該支持台41側に形成されて検出ピン49が挿通される円弧状のガイド孔41aとから構成されている。
該リミットスイッチ48は、前記自動ブレーキ装置21が左右外側に揺動された手動操作状態に切換えられた場合には、リミットスイッチ48が前記検出ピン49に接触する一方で、前記自動ブレーキ装置21が左右内側に揺動された自動操作状態に切換えられた場合には、リミットスイッチ49が前記検出ピン49から離間するように配置構成されている(図5(A)参照)。
該構成の検出手段44によれば、簡易な構成で自動ブレーキ装置21の切換状態を検出することができるとともに、操縦部8のパネル15側から着脱可能な自動ブレーキ装置21内の支持台41側にリミットスイッチ48を位置調整可能にボルト固定することによって設置できるため、組付作業も容易になる。
また、該検出手段44を構成する検出ピン49及びガイド孔41aは、切換機構28による前記自動ブレーキ装置21の左右揺動範囲は、検出ピン49が挿通されるガイド孔41aの範囲で規制される。そのため、前記自動ブレーキ装置21(連係機構26)は、左右内側端部(右端側)に揺動されることにより、前記自動操作状態に切換えられ、左右外側(左端側)に揺動されることにより、前記手動操作状態に切換えられるように構成されている。
次に、図7に基づき、制御部について説明する。図7は、制御部のブロック図である。前記制御部50の入力側は、前記障害物センサ10と、前記GPS11と、前記リモコン受信部9と、走行機体の車速を検出する車速センサ56と、前記操作モード切換えスイッチ22と、前記リミットスイッチ48と、前記駆動モータ24の回転数を検出する回転センサ57とが接続されている。その一方で、前記制御部50の出力側は、前記表示ランプ12と、前記報知ブザー13と、図示しない無段階変速装置を変速操作する変速油圧バルブ58と、エンジンの燃料室への燃料の高圧供給を行うインジェクションポンプ59と、エンジン停止リレー61と、走行機体3を制動作動するブレーキ62と、前記駆動モータ24とが接続されている。
前記制御部50は、自動モードに切換えられていることが検出された状態で、前記リモコンによって走行機体を遠隔操作することにより、走行機体3を自動走行させ、前記GPS11や障害物センサ10を用いて圃場の終端側や障害物の手前で走行機体3を自動的に停止させる自動走行制御が実行可能に構成される他、該自動走行制御による走行機体3の自動走行が停止したことが検出された場合に、駐車ブレーキを作動させる停車制御とが実行可能に構成されている。
該構成によれば、オペレータは、操縦部に乗込むことなく、前記リモコンによって走行機体を遠隔操作することにより、走行機体3を走行と、走行停止を制御できるとともに、走行機体3の自動走行を停止した際に、圃場に傾斜等があった場合であっても、走行機体3をより安全に停車させることができる。
前記停車制御は、操作モード検出スイッチ22によって自動モードに切換えられていることが検出された状態で、前記車速センサ56によって、前記自動走行制御による自動走行の停止が検出された場合には、前記駆動モータ24を介して、前記自動ブレーキ装置21によるブレーキレバー18のブレーキ操作の実行を自動的に行うように構成されている。
このとき、該制御部50は、前記駆動モータ24によって、前記ローラアーム34を前記始動位置から終端位置まで上方揺動操作することによって、ブレーキレバー18のブレーキ位置への上方揺動操作(ブレーキ操作)を完了させた場合、該駆動モータ24を初期位置まで逆回転させて、ローラアーム34を終端位置から始動位置まで自動的に戻すように構成されている。
該構成によれば、ブレーキレバー18のブレーキ解除操作(下方揺動操作)は、オペレータが必ず手動で行う必要があるところ、自動ブレーキ装置21によってブレーキレバー18がブレーキ操作された場合、該ブレーキレバー18を下から押上げた前記ローラアーム34が自動的に始動位置へ戻るため、オペレータがブレーキレバー18のブレーキ解除操作を行う際に、別途ローラアーム34を操作しなくても前記ローラアーム34が邪魔にならず、スムーズにブレーキ解除操作をすることができる。
ちなみに、ローラアーム34によるブレーキレバー18のブレーキ操作の完了は、ブレーキレバー18のブレーキ操作に必要なトルクを予め検出し、前記回転センサ57によって検出される前記駆動モータ24の回転数に基づいて、ローラアーム34の始動位置から終端位置への上方揺動にかかったトルクを検出することによって、検出するように構成されている。
該構成によれば、自動ブレーキ装置21に大きいセンサ類を設ける必要がなく、自動ブレーキ装置21をより安価でコンパクトに構成することができる。なお、該ブレーキレバー18のブレーキ操作の完了は、ポテンショメータ等を用いて検出しても良い。
3 走行機体
18 ブレーキレバー
21 自動ブレーキ装置(自動ブレーキ機構)
24 駆動モータ(モータ)
26 連係機構
34 ローラアーム(アーム)
50 制御部
57 回転センサ(センサ)

Claims (4)

  1. 遠隔操作により自動走行させることのできる作業車両において、
    上方揺動するブレーキ操作によって走行機体(3)のブレーキを作動させるブレーキレバー(18)と、
    該ブレーキレバー(18)のブレーキ操作を自動で行う自動ブレーキ機構(21)と、
    制御部(50)とを備え、
    前記自動ブレーキ機構(21)は、
    前記ブレーキレバー(18)を操作するモータ(24)と、
    該モータ(24)の駆動によってブレーキレバー(18)を上方揺動操作させる連係機構(26)とを有し、
    該モータ(24)の駆動軸(24a)を、前記ブレーキレバー(18)の揺動支点からブレーキレバー(18)の揺動端側にずらして配置した
    作業車両。
  2. 前記自動ブレーキ機構(21)の外形形状を、前記モータ(24)によって駆動する連係機構(26)のアーム(34)の円弧軌跡に沿って形成した
    請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記自動ブレーキ機構(21)は、ブレーキレバー(18)を上限位置まで操作された場合に、ブレーキレバー(18)の操作位置を変えずに、前記モータ(24)の回転位置を初期位置へ戻すように構成した
    請求項1又は2の何れかに記載の作業車両。
  4. 前記モータ(24)の回転数を検出するセンサ(57)を設け、
    前記制御部(50)は、前記センサ(57)により検出されたモータ(24)の回転数により、ブレーキレバー(18)の上方揺動操作に必要なトルクを検出する
    請求項1乃至3の何れかに記載の作業車両。
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