JP6725364B2 - 発振器の防振構造 - Google Patents

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本発明は発振器の防振構造、特にアウトドアユニット等の製品に取り付けられる局部発振器等の防振構造に関する。
アウトドアユニット(ODU)等の製品のケース(支持枠体)内に配置される例えば局部発振器は、外部から加えられる振動により出力特性(周波数特性等)に影響が生じるため、ケースや支持部材等が振動したとしても、局部発振器自体が振動しないような防振構造を採る必要がある。
特開2009−206771号公報 特開2012−54782号公報
しかしながら、局部発振器等の発振器を防振構造でケース内に配置する場合、この発振器は略直方体であるから外面が6面(xyz方向に2面ずつ)あり、発振器の外面とケースの内面との間に、6つの防振材を配置する必要があり、ケースへの発振器の配置、組立が煩雑になるという問題があった。
また、発振器は温度によってもその出力特性が変化し、例えば発振器から発生する熱がケースや支持部材に伝達したり、外部からの熱がケースや支持部材から発振器へ伝達したりすると、安定した特性を確保できなくなる。
更に、防振材としては、一般に生ゴム、ニトリルブタジエンゴム等の合成ゴムを材料としたものが利用されるが、これらのゴムは、固いため、局部発振器のような小さなデバイスに用いても、振動を十分に吸収できないという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、発振器のケースへの配置、組立が容易かつ確実にでき、また発振器に対する熱の影響が小さくなり、更には小さいデバイスの場合でも十分な防振特性が発揮できる発振器の防振構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、発振回路を樹脂基板に形成した発振器が基体に取り付けられ、この基体に蓋体が取り付けられる発振器の防振構造において、上記発振器の樹脂基板に固定されたピン、上記基体に形成された凹部この凹部に嵌合しかつ上記ピンを内包する第1防振材を設けることにより、上記第1防振材を介して上記ピンが上記凹部に浮揚状態で保持されるピン支持部を構成し、このピン支持部を少なくとも2箇所配置すると共に、上記基体に取り付けられた上記発振器の樹脂基板と上記蓋体の間の上記樹脂基板の端部に当接する複数箇所に、第2防振材を設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、上記第1及び第2の防振材は、ゲル状の材料としたことを特徴とする。
上記の構成によれば、発振器を支持するピン支持部が少なくとも2箇所設けられており、このピン支持部は、例えば発振器の樹脂基板に固定されたピンが、ゲル状防振材を介して基体の凹部に取り付けられる構成とされ、このピン支持部では、ピンが防振材により凹部に浮揚状態で保持される。同時に、基体に取り付けられた発振器の例えば樹脂基板と蓋体の間に、第2防振材が設けられ、発振器は第1と第2の防振材により保持されることで、振動の影響を良好になくすことができる。
即ち、ピンを第1防振材内に内包させたピン支持部とすることにより、垂直に立てたときのピンの水平方向(横の2方向:例えばxy方向)と垂直方向(z方向)の下側に第1防振材を配置することができ、垂直方向の上側には第2防振材を配置することにより、発振器に対する振動を十分に吸収することが可能となる。
本発明の発振器の防振構造によれば、ピンを防振材により浮揚状態とするピン支持部としたので、6面に対応した6つの防振材を用いることなく、発振器のケースへの配置、組立が容易かつ確実にできるという利点がある。
また、第1防振材に保持されるピンを発振器の樹脂基板に固定すると共に、この樹脂基板と蓋体との間の第2防振材を配置することにより、熱が樹脂基板と防振材により遮断され、発振器に対する熱の変動が小さくなり、発振器の良好な特性を維持することができる。
更には、防振材としてゲル状の材料を用いることにより、局部発振器のように小さいデバイスの場合でも十分な防振特性が発揮できるという利点がある。
本発明の実施例に係る発振器の防振構造(発振器組付け部品)を示す断面図である。 図1の発振器の防振構造の分解斜視図である。
図1及び図2に、実施例の発振器の防振構造(発振器組付け部品)が示されており、図1及び図2において、1は発振器、2は発振器1において発振回路が形成された樹脂基板、3は発振器1において発振回路を覆うように樹脂基板2に取り付けられた金属蓋(キャップ)、4は部品の基体(台)、5は発振器1を配置するための収納空間、6は樹脂板、7は基台4にネジ8で取り付けられる蓋体である。なお、上記基台4と蓋体7で構成される部品(ケース内)には、発振器1以外の各種の回路、基板等が搭載される。
そして、上記樹脂基板2にピン10(金属製等)が固定され、基台4には例えば円形溝の凹部12が形成され、この凹部12に下端側が嵌合する第1防振材13が配置される。この第1防振材13は、ゲル状材料[シリコン系:例えばαGEL(商標)]からなり、円柱体の中心部にピン10の外形と略同一(ピン外径よりもやや細い径)の穴(空間)が形成されたものであり、ピン10を密着状態で内包し、保持する。このようなピン10、凹部12及び第1防振材13にてピン支持部が構成され、このピン支持部が実施例では発振器1の両端(2箇所)に配置される。
また、図2にも示されるように、蓋体7の四辺に沿った4箇所に第2防振材15(角柱状)が保持部材16によって取り付けられ、この第2防振材15は、第1防振材13と同様にゲル状材料からなり、発振器1の樹脂基板2の表面に当接する位置に配置される。なお、第1防振材13として円柱状のもの、第2防振材15として角柱状のものを用いたが、これら第1及び第2防振材13,15は、適宜、各種の形状とすることができる。
そして、実施例の発振器組付け部品は、図2に示されるように、発振器1のピン10を第1防振材13を介して基体4の凹部12に配置し、また図1に示されるように、蓋体7の第2防振材15を発振器1の上面(樹脂基板面)に当接しながら、ネジ8によって蓋体7が基体4に固定されることで、組み立てられる。
この結果、2箇所(ピン支持部)の第1防振材13と4箇所(発振器−蓋体間)の第2防振材15によって、発振器1が支持ケース(基体4及び蓋体7からなる)に対し浮揚した状態に取り付けられ、これによって発振器1への振動が良好に吸収されることになる。
このような防振構造によれば、ピン10と第1防振材13を有するピン支持部とすることにより、主にピン10の水平方向(横のxy方向)の振動と垂直方向(z方向)の下側からの振動を吸収し、第2防振材15により、主にピン10の垂直方向の上側からの振動を吸収することになり、従来のように、発振器1の外面の6面に対応した6つの防振材を用いることなく、防振を図ることが可能となる。
また、ピン10を樹脂基板2に固定して第1防振材13により保持させ、第2防振材15も樹脂基板2に当接するので、発振器1からケースである基体4及び蓋体7へ向かう熱の伝達、また基体4及び蓋体7から発振器1へ向かう熱の伝達が小さくなり、発振器1の温度を一定に保つことができ、発振器特性が良好に維持されるという利点がある。
上記実施例では、第1防振材13を有するピン支持部を2箇所としたが、これを3,4箇所以上としてもよいし、第2防振材15についても、4箇所ではなく、1〜3箇所或いは5箇所以上としてもよく、発振器1の大きさ、形状等に合せて適宜選択することが好ましい。
また、実施例では、防振材13,15として、局部発振器のように小さなデバイスに対応してゲル状のものを用いたが、大きなデバイスの場合には、ゴム製の防振材を用いてもよい。
1…発振器、 2…樹脂基板、
3…金属蓋(キャップ)、 4…基体、
7…蓋体、 10…ピン、
12…凹部、 13…第1防振材、
15…第2防振材、 16…保持部材。

Claims (2)

  1. 発振回路を樹脂基板に形成した発振器が基体に取り付けられ、この基体に蓋体が取り付けられる発振器の防振構造において、
    上記発振器の樹脂基板に固定されたピン、上記基体に形成された凹部この凹部に嵌合しかつ上記ピンを内包する第1防振材を設けることにより、上記第1防振材を介して上記ピンが上記凹部に浮揚状態で保持されるピン支持部を構成し、このピン支持部を少なくとも2箇所配置すると共に、
    上記基体に取り付けられた上記発振器の樹脂基板と上記蓋体の間の上記樹脂基板の端部に当接する複数箇所に、第2防振材を設けたことを特徴とする発振器の防振構造。
  2. 上記第1及び第2の防振材は、ゲル状の材料としたことを特徴とする請求項1記載の発振器の防振構造。
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