JP6725139B2 - コンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路 - Google Patents

コンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路 Download PDF

Info

Publication number
JP6725139B2
JP6725139B2 JP2016122277A JP2016122277A JP6725139B2 JP 6725139 B2 JP6725139 B2 JP 6725139B2 JP 2016122277 A JP2016122277 A JP 2016122277A JP 2016122277 A JP2016122277 A JP 2016122277A JP 6725139 B2 JP6725139 B2 JP 6725139B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
center tap
electron tube
power supply
primary winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016122277A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017228865A (ja
Inventor
秋野 裕
裕 秋野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Audio Technica KK
Original Assignee
Audio Technica KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Audio Technica KK filed Critical Audio Technica KK
Priority to JP2016122277A priority Critical patent/JP6725139B2/ja
Publication of JP2017228865A publication Critical patent/JP2017228865A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6725139B2 publication Critical patent/JP6725139B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Description

この発明は電子管をUL(ウルトラ・リニア)接続することで、高い増幅率と適正な内部インピーダンスを確保すると共に、出力トランスの直流磁化を抑制することができるコンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路に関する。
コンデンサマイクロホンは、対向する振動板と固定極との間の静電容量の変化に基づいて音声信号が生成される。
すなわち、固定極に対向して振動板が配置されたコンデンサマイクロホンユニットは、その静電容量が数十pF前後で、出力インピーダンスが極めて高いために、インピーダンス変換回路を介して音声信号を取り出すように構成される。
前記インピーダンス変換回路には、インピーダンス変換器として、電界効果トランジスタ(FET)や、電子管(真空管)が用いられる。インピーダンス変換器として後者の電子管を用いる場合には、通常においては専用電源を用意する必要がある。
すなわち、前記電子管を動作させるには、電子管のヒータを加熱するための通称A電源と呼ばれるものと、電子管のプレートに直流高電圧を供給するための通称B電源と呼ばれるものが必要とされる。
一般的に、インピーダンス変換器として利用される電子管においては、前記A電源に6.3V、前記B電源に120V程度の直流電源が必要である。このため、インピーダンス変換器として前記したFETを利用する場合に多用されるファントム電源(48V/供給抵抗6.8KΩ)は、前記電子管を駆動させる電力を賄うことができない。このため、電子管専用の外部電源を必要とする。
ところで、電子管には消費電力の少ないものとして、例えば米国RAYTHEON社製の直熱型5極管(型番6418)が存在し、これはA電源が1.25V,10mA、B電源が30V,0.24mAで動作する。これによれば、ファントム電源で動作させることができると考えられるが、前記A電源をそのままツェナーダイオードなどで電圧を安定化させて用いると、5極管のヒータには10mAの電流が流れるために、ファントム電源から供給される電圧が低下してしまう。
すなわち、5極管のヒータに10mAの電流が流れると、ファントム電源からコンデンサマイクロホン側に供給される電圧は34V(5mA×6.8KΩ)低下して、14Vとなる。この状態では、5極管に供給するB電源が不十分であり、5極管の動作が不能となる。
そこで、インピーダンス変換器として前記5極管を用いつつ、ファントム電源だけで動作可能にしたコンデンサマイクロホンについて、本件出願人により提案がなされており、これは特許文献1に開示されている。
図2は、特許文献1に開示されたコンデンサマイクロホンの回路構成を示している。図2において、コンデンサマイクロホンユニットMCの一方の端子は、電子管(5極管)V1のコントロールグリッドに接続され、他方の端子は回路のグランドに接続されている。
前記コントロールグリッドとグランドとの間には、バイアス用抵抗R1が接続されている。また、前記コントロールグリッドと前記電子管V1のプレートとの間には、このプレートに生成される音声信号をコントロールグリッドに帰還する帰還コンデンサC1が接続されている。
前記プレートは、電子管V1の負荷となる出力トランスT1の一次側巻線Pwの一端部に接続されている。そして、前記一次側巻線Pwの他端部には、後述するファントム電源からの供給電流がB電源として供給される。また、このB電源はグランドとの間で直列接続された分圧抵抗R2,R3によって分圧されて、電子管V1のスクリーングリッドに供給され、かつスクリーングリッドとグランドとの間にはコンデンサC2が接続されることで、前記スクリーングリッドは交流的にグランド接続(交流接地)されている。
なお、電子管V1のサプレッサーグリットは、ヒータに内部接続されており、これにより電子管V1は、5極管を構成している。
出力トランスT1の二次側巻線Swの両端部は、出力コネクタの端子ピンP2,P3に接続されている。これにより端子ピンP2,P3には、音声信号の平衡出力信号がもたらされる。なお、図示例においては、端子ピンP2が音声信号のホット側出力となり、端子ピンP3が音声信号のコールド側出力となる。また、端子ピンP1は基準電位点(グランド)に接続されている。
この構成により、コンデンサマイクロホンユニットMCからの出力は、前記電子管V1および出力トランスT1においてインピーダンス変換されるなどの信号処理が施されて、出力トランスT1の二次側巻線Swより音声信号として平衡出力される。そして、平衡出力された音声信号は、端子ピンP2,P3からシールドケーブル(図示しない)を介して、ミキサー回路やマイクアンプユニット(図示しない)などの外部接続機器に伝送される。
一方、端子ピンP2,P3には、前記外部接続機器側に搭載されたファントム電源からの電流が供給される。そして、端子ピンP2,P3には、定電流ダイオードD1およびD2のアノードがそれぞれ接続され、前記各定電流ダイオードD1およびD2のカソードは共通接続されて、一次側巻線Pwの前記した他端部に対して、B電源を供給するように作用する。
また、各定電流ダイオードD1およびD2の共通接続されたカソードは、A電源生成回路10に接続されている。
前記A電源生成回路10は、電流制限抵抗R4とツェナーダイオードZDの直列回路よりなる定電圧生成回路と、3段に直列に接続されたスイッチト・キャパシタ型電圧コンバータIC1〜IC3とを備える。
前記スイッチト・キャパシタ型電圧コンバータIC1〜IC3として、米国NATIONAL SEMICONDUCTOR社製のLM2665を用いることができ、これは6つのピンを有し、その5番ピンに正電圧が入力する場合には1番ピンから、その1/2倍の電圧が出力される1/2倍降圧型として動作する。
なお、電圧コンバータIC1〜IC3における2番ピンはグランドピン、4番ピンはシャットダウン制御ピンで、3番ピンと6番ピンとの間にそれぞれチャージポンプコンデンサC3,C4,C5が接続されている。
この例においては、定電流ダイオードD1,D2より、電流制限抵抗R4とツェナーダイオードZDによる定電圧生成回路に対して30V,1.5mAが供給される。そして、ツェナーダイオードZDにより、第1段目の電圧コンバータIC1の5番ピンに対する入力電圧を10Vとし、電流制限抵抗R4によりA電源生成回路10に対する入力電流を1.25mAに制限している。
これにより、第1段目の電圧コンバータIC1、第2段目の電圧コンバータIC2、および第3段目の電圧コンバータIC3において、電圧は5V,2.5V,1.25Vに順次降圧変換され、電流値は2.5mA,5.0mA,10mAに順次変換される。そして、最終的の第3段目の電圧コンバータIC3から、電子管V1のヒータに対して1.25V,10mAのA電源が供給される。
図2に示す回路構成によると、ファントム電源からA電源生成回路10に取り込まれる電流は1.25mA程度でよいことから、ヒータを加熱するために生ずる電圧降下は約4.25Vで済み、電子管V1のプレートに電流を流すためのB電源を十分に確保することができる。
すなわち、電子管V1を動作させるための別の外部電源を必要とせず、ファントム電源で動作し得るコンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路を提供できる。
特許第3890301号公報
ところで、前記した特許文献1に開示されたコンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路によると、B電源として機能する直流電流(プレート電流)が、出力トランスの一次側巻線を一方向に流れる。このため、出力トランスのコアが直流磁化され、磁気飽和によりトランスとしての機能が劣化するという課題がある。
一般に、前記課題に対して、コアサイズを大きくしたり、コアの材料として誘電率の低いものを使用するなどの対応が考えられるが、例えばコアサイズの増大による出力トランスの外形寸法が増加は、これをマイクロホンケース内に収容する都合上好ましくはない。したがって、前記出力トランスは小型で、磁気飽和し難い対応策の採用が求められる。
一方、前記した特許文献1に開示されたコンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路によると、電子管として5極管が用いられており、この5極管を用いた場合には、3極管を用いた場合に比較して、電力増幅率およびその内部インピーダンスが、それぞれ高いものとなる。
前記5極管を3極管接続して用いた場合には、内部インピーダンスを低下させることができるが、同時に増幅率も低下することになるため、前記した5極管を用いて増幅率は高い特性を維持しつつ、内部インピーダンスは低い特性を得ることができる回路構成の採用が望まれる。
この発明は、前記した技術的な要請に応えるためになされたものであり、一次側巻線にセンタータップを備えた出力トランスを用い、このセンタータップを利用して5極管をいわゆるUL(ウルトラ・リニア)接続することで、増幅率を高く維持しつつ、内部インピーダンスは低い状態で動作させることを基本発想としている。
加えて、前記センタータップより一次側巻線の各端部に向かって、前記5極管のプレート電流および前記プレート電流と同等もしくはこれに近い値の直流電流をそれぞれ供給するように構成することで、出力トランスの直流磁化を阻止し得るコンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路を提供することを目的とするものである。
この発明に係るコンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路は、コンデンサマイクロホンユニットからの音声信号をインピーダンス変換する電子管と、一次側巻線の一端部が前記電子管のプレートに接続され、他端部が電流吸い込み用のシンク抵抗に接続されると共に、前記一次側巻線のセンタータップが前記電子管のスクリーングリッドに接続された出力トランスと、前記出力トランスの二次側巻線からインピーダンス変換された音声信号を平衡出力すると共に、前記二次側巻線の両端部に受けるファントム電源からの給電電流を、前記一次側巻線のセンタータップに供給するダイオードとを備えたことを特徴とする。
この場合、好ましい形態においては、前記二次側巻線にはセンタータップが形成され、前記ダイオードは二次側巻線のセンタータップと、一次側巻線のセンタータップとの間に接続された構成が採用される。
加えて、前記一次側巻線のセンタータップより前記電子管のプレートに供給される電流値と、前記一次側巻線のセンタータップより前記シンク抵抗に供給される電流値の差は、相対的に5%以内に設定されることが望ましい。
また、前記電流シンク抵抗に接続された一次側巻線の前記他端部には、交流接地するためのコンデンサが接続されていることが望ましい。
さらに好ましくは、前記二次側巻線の両端部に受けるファントム電源からの給電電流の一部を、スイッチト・キャパシタ型電圧コンバータによって所定の電圧に変換して、前記電子管のヒータ電圧とする構成が採用される。
この発明に係る前記したコンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路によると、一次側巻線の一端部が前記電子管のプレートに接続され、センタータップが前記電子管のスクリーングリッドに接続されることで、電子管は実質的にUL(ウルトラ・リニア)接続になされる。
これにより、電子管は高い電力増幅率を維持できると共に、その内部インピーダンスを下げることができるので、音声信号のダンピングファクターや歪み率等の改善に寄与することができる。
また、ファントム電源からの給電電流を、ダイオードを介して一次側巻線のセンタータップに対して供給する構成を採用したことで、センタータップに供給されるファントム電源からの給電電流(直流電流)は、真空管のプレートと電流シンク抵抗に対して、それぞれ振り分けられることになる。これにより、出力トランスの直流磁化を効果的に抑制することでき、コアサイズを大きくするなどの対策を施すことなく、直流磁化による音声信号への影響を効果的に抑制させたコンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路を提供することができる。
本発明に係るコンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路の回路構成図である。 従来のインピーダンス変換回路の一例を示した回路構成図である。
この発明に係るコンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路について、図1に示す実施形態に基づいて説明する。なお、以下に説明する図1においては、既に説明した図2に示した各部と同一の機能を果たす部分を同一の符号で示している。したがって、その詳細な説明は適宜省略する。
図1に示すように、この実施の形態においては、出力トランスT1として一次側巻線PwにセンタータップCt1を備え、また二次側巻線SwにもセンタータップCt2をそれぞれ備えたものが用いられる。
そして、二次側巻線SwのセンタータップCt2と、一次側巻線PwのセンタータップCt1との間に、定電流ダイオードD4が接続されている。
この構成により、端子ピンP2,P3を介して出力トランスT1の二次側巻線Swの各端部にそれぞれ供給されるファントム電源(48V/供給抵抗6.8KΩ)からの供給電流は、二次側巻線SwのセンタータップCt2から、前記定電流ダイオードD4を介して、一次側巻線PwのセンタータップCt1に供給される。
一方、電子管(5極管)V1のプレートは、一次側巻線Pwの一端部に接続されると共に、電子管V1のスクリーングリッドは、一次側巻線PwのセンタータップCt1に接続されている。そして、一次側巻線Pwの他端部は、抵抗R6を介してグランド接続されており、さらに前記抵抗R6には交流接地のためのコンデンサC6が並列接続されている。
なお、交流接地のためのコンデンサC6は、一次側巻線Pwの前記した他端部を交流的にグランドに固定するものとなる。
以上の回路構成によると、定電流ダイオードD4を介して一次側巻線PwのセンタータップCtに供給されるファントム電源からの供給電流は、一次側巻線Pwを介して電子管V1のプレートにB電源として供給される。また、一次側巻線PwのセンタータップCtには、電子管V1のスクリーングリットが接続されており、前記電子管(5極管)V1は、プレートに生成される音声信号を前記スクリーングリッドに帰還させて実質的にUL(ウルトラ・リニア)接続になされている。
これにより、電子管V1はUL接続の特質として、5極管の持つ比較的高い電力増幅率を維持しつつ、3極管の特性としての内部インピーダンスを下げることに寄与することができ、結果として音声信号のダンピングファクターや低域特性の改善、さらには歪み率の改善等に寄与できるものとなる。
そして、インピーダンス変換された音声信号は、出力トランスT1の二次側巻線Swの両端部に接続された端子ピンP2(ホット側出力)および端子ピンP3(コールド側出力)に、平衡出力信号としてもたらされ、これは図1に示した例と同様である。
出力トランスT1における一次側巻線Pwの前記した他端部とグランドとの間に接続された前記抵抗R6は、一次側巻線PwのセンタータップCt1に供給されるファントム電源からの供給電流の一部を、グランド側に吸い込むシンク(sink)抵抗としての機能を果たすものとなる。
したがって、このシンク抵抗R6の値を選定することで、一次側巻線PwのセンタータップCt1から、電子管V1のプレートに供給される電流値(プレート電流Ip)と、センタータップCt1からシンク抵抗R6側に流れる電流値(吸い込み電流Is)とがほぼ等しくなるように調整することができる。これにより、出力トランスT1のコアを通る磁束は互いに打ち消し合い、コアの直流磁化を防止することができる。
なお、コアの直流磁化を打ち消すためには、前記プレート電流Ipと、吸い込み電流Isの各電流値は等しいことが理想的であるが、電流Ipと電流Isの各電流値の差が相対的に5%以内であれば、実質的にコアの直流磁化を防止することができる。
一方、この実施の形態における出力トランスT1のセンタータップCt2には、A電源生成回路10が接続されており、センタータップCt2に接続された定電流ダイオードD5とツェナーダイオードZDにより定電圧生成回路を構成している。
そして、定電流ダイオードD5とツェナーダイオードZDにより、第1段目の電圧コンバータIC1の5番ピンに対する入力電圧を10Vとし、入力電流が1.25mAとなるように設定されている。これにより、図2に示した例と同様に、最終的の第3段目の電圧コンバータIC3からは、電子管V1のヒータに対して1.25V,10mAのA電源が供給されることになる。
なお、この実施の形態においては、二次側巻線SwにセンタータップCt2を備えた出力トランスT1を用い、このセンタータップCt2よりファントム電源からの供給電流を得るようにしている。
しかし、二次側巻線SwにセンタータップCt2が存在しない出力トランスT1を用いることも可能であり、この場合には図2に示したように出力コネクタの端子ピンP2,P3にそれぞれ定電流ダイオードのアノードを接続し、各カソードを一次側巻線PwのセンタータップCt1に接続する構成を採用することができる。
そして、A電源生成回路10には、一次側巻線PwのセンタータップCt1より動作電流を供給する手段、もしくはさらに2つの定電流ダイオードを用意して、端子ピンP2,P3からA電源生成回路10の動作電流を得る手段を採用することができる。
以上のとおり、この発明に係るコンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路によると、電子管をUL接続したことにより、高い電力増幅率を維持しつつ内部インピーダンスを低い状態で動作させることできる。したがって、音声信号のダンピングファクターや歪み率等の改善等に寄与することができる。
また、ファントム電源からの給電電流を、一次側巻線のセンタータップに対して供給し、一次側巻線の各端部より電子管のプレートならびに電流吸い込み用のシンク抵抗に対して直流電流をそれぞれ振り分けて供給するように構成したので、出力トランスの直流磁化を効果的に抑制することできるコンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路を提供することができる。
さらに、ファントム電源から供給される電流の一部をスイッチト・キャパシタ型電圧コンバータによって、前記電子管のヒータ電圧を得るように構成することで、電子管専用の電源を必要とせずに、ファントム電源によって動作し得る電子管によるコンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路を提供することができる。
C1 帰還コンデンサ
C3〜C5 チャージポンプコンデンサ
C6 交流接地コンデンサ
Ct1 一次側センタータップ
Ct2 二次側センタータップ
D4,D5 定電流ダイオード
IC1〜IC3 電圧コンバータ
MC コンデンサマイクロホンユニット
P1 端子ピン(グランド)
P2 端子ピン(ホット側)
P3 端子ピン(コールド側)
Pw 一次側巻線
R1 バイアス用抵抗
R6 電流シンク抵抗
Sw 二次側巻線
T1 出力トランス
V1 電子管(5極管)
ZD ツェナーダイオード
10 A電源生成回路

Claims (4)

  1. コンデンサマイクロホンユニットからの音声信号をインピーダンス変換する電子管と、
    一次側巻線の一端部が前記電子管のプレートに接続され、前記一次側巻線の他端部が電流吸い込み用のシンク抵抗に接続されると共に、前記一次側巻線のセンタータップが前記電子管のスクリーングリッドに接続された出力トランスと、
    前記出力トランスの二次側巻線からインピーダンス変換された音声信号を平衡出力すると共に、前記二次側巻線の両端部に受けるファントム電源からの給電電流を、前記一次側巻線のセンタータップに供給するダイオードと、
    を有してなり、
    前記二次側巻線にはセンタータップが形成され、
    前記ダイオードは、前記二次側巻線のセンタータップと、前記一次側巻線のセンタータップと、の間に接続されている、
    ことを特徴とするコンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路。
  2. 前記一次側巻線のセンタータップより前記電子管のプレートに供給される電流値と、前記一次側巻線のセンタータップより前記電流シンク抵抗に供給される電流値と、の差、相対的に5%以内である
    請求項1に記載のコンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路。
  3. 前記電流シンク抵抗が接続された一次側巻線の前記他端部には、交流接地するためのコンデンサが接続されている
    請求項1または請求項2に記載のコンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路。
  4. 前記二次側巻線の両端部に受けるファントム電源からの給電電流の一部を、スイッチト・キャパシタ型電圧コンバータによって所定の電圧に変換して、前記電子管のヒータ電圧を得る
    請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のコンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路。
JP2016122277A 2016-06-21 2016-06-21 コンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路 Active JP6725139B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016122277A JP6725139B2 (ja) 2016-06-21 2016-06-21 コンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016122277A JP6725139B2 (ja) 2016-06-21 2016-06-21 コンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017228865A JP2017228865A (ja) 2017-12-28
JP6725139B2 true JP6725139B2 (ja) 2020-07-15

Family

ID=60889366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016122277A Active JP6725139B2 (ja) 2016-06-21 2016-06-21 コンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6725139B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017228865A (ja) 2017-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI547080B (zh) 雜訊濾波器
TWI661669B (zh) 多級放大器
JP4774242B2 (ja) コンデンサマイクロホン
US8610411B2 (en) High-voltage regulated power supply
JP2016505230A (ja) 包絡線追跡変調器の線形増幅器の改善された効率
JP2007006178A (ja) コンデンサーマイクロホン
US7542578B2 (en) Condenser microphone
JP2010273195A (ja) マイクロホン用インピーダンス変換器およびマイクロホン
CN108292906A (zh) 用于维持dc偏置的方法和设备
US10382852B2 (en) Condenser microphone circuit
US20110051475A1 (en) Regulator circuitry for reducing ripple resulted from line voltage transmitting to secondary side of power transformer
JP6725139B2 (ja) コンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路
JP6461510B2 (ja) オーディオアンプ用の電源回路、電子機器、オーディオアンプへの電源電圧の供給方法
JP2011151637A (ja) エラーアンプの位相補償回路
JP6363008B2 (ja) コンデンサマイクロホンのインピーダンス変換回路
WO2019161655A1 (zh) 一种功率放大器的反馈控制电路
TW201135394A (en) Power source circuit and electronic apparatus
JP2008187587A (ja) マイクロホンの電源装置
JP5201594B2 (ja) コンデンサマイクロホンおよびそのインピーダンス変換器
JP4399371B2 (ja) マイクロホン装置
CN105453422A (zh) 用于多级放大的方法及电路
CN109286309A (zh) 一种单路电源输入多路正负电源输出电路
CN216904827U (zh) 一种电流控制的音频放大器
WO2023002744A1 (ja) 電源安定化回路
JP7191598B2 (ja) 増幅装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190610

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190808

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20190828

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200324

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200616

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200622

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6725139

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250