JP6724850B2 - 電源システム - Google Patents

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Description

本発明は、電源システムに関する。
従来より、車両の自動運転システムにおいて、ステアリング操作、ブレーキ操作などを、ECUの制御によって自動的に行うことができるようにした技術が知られている。このような自動運転システムでは、主電源から供給された電力が突然断たれたときに、ユーザが危険な状態に陥らないように、少なくともユーザが操作を開始するまでの間、バックアップ電源(サブバッテリ)に切り替えることにより、自動運転を継続できるようにすることが考えられる。この場合、自動運転システムは、自動運転の開始前に、サブバッテリの状態を検知して、サブバッテリがバックアップ電源として利用できることを予め確認しておくことが好ましい。
ここで、従来、バッテリの充電分極が生じていない状態でバッテリの状態を検知することにより、バッテリの状態を正確に検知することができることが知られている。バッテリの充電分極を解消させる方法として、例えば、下記特許文献1には、鉛バッテリの回生充電の充電効率を高めることができるように、車両の減速開始時に、鉛バッテリが充電中であることが検出されたときには、鉛バッテリの短時間放電を行って充電分極を解消し、鉛バッテリの受け入れ性を向上させてから、鉛バッテリの回生充電を開始する技術が開示されている。
特開2008−263679号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている技術では、鉛バッテリの状態に関わらず、放電電流積算値が一定以上となるまで短時間放電を行うため、鉛バッテリの状態によっては、適切な放電量となる短時間放電を行うことができず、バッテリの過放電により、回生充電の開始が遅延してしまったり、バッテリ寿命が低下してしまったりする虞がある。
本発明は、上述した従来技術の課題を解決するため、車両用の電源システムにおいて、バッテリの状態に応じた適切な放電量による放電を行うことで、バッテリの過放電に伴う不具合の発生を抑制しつつ、バッテリの充電分極を解消できるようにすることを目的とする。
本発明の実施形態の電源システムは、メインバッテリと、前記メインバッテリから供給された電力によって動作する負荷と、サブバッテリと、前記サブバッテリと前記負荷との間に接続されたDC/DCコンバータと、前記サブバッテリの放置時間と、前記サブバッテリの温度と、前記サブバッテリの劣化度とに基づいて、前記サブバッテリの充電分極の解消に必要な放電時間を導出する放電時間導出部と、前記放電時間導出部によって導出された前記放電時間の間、前記DC/DCコンバータの駆動を制御することによって、前記サブバッテリの放電を行う放電制御部とを備える。
車両用の電源システムにおいて、バッテリの状態に応じた適切な放電量による放電を行うことで、バッテリの過放電に伴う不具合の発生を抑制しつつ、バッテリの充電分極を解消することができる。
実施形態に係る電源システムのシステム構成を示す図である。 実施形態に係るECUによる処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態に係るサブバッテリに関する、バッテリ放置時間と充電分極の解消に必要な放電時間との関係を示す図である。 実施形態に係るサブバッテリの放電パターンの一例を示す図である。 実施形態に係るサブバッテリのI−V特性を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の電源システムについて説明する。
(電源システム10の構成)
図1は、実施形態に係る電源システム10のシステム構成を示す図である。図1に示す電源システム10は、自動車等の車両に搭載されており、車両の各部に電力を供給するためのシステムである。特に、電源システム10は、自動運転システムを備えた車両に搭載されるものであり、自動運転システム(バックアップ対象負荷14)への主電力が断たれると、バックアップ電源として機能するサブバッテリ16からの電力により、自動運転システムの動作を継続させることができるように構成されている。
図1に示すように、電源システム10は、発電源・補機バッテリ11、その他負荷12、リレー13、バックアップ対象負荷14、DC/DCコンバータ15、サブバッテリ16、リレー17、バッテリセンサ18、RAM(Random Access Memory)19、およびECU(Electronic Control Unit)20を有して構成されている。
発電源・補機バッテリ(メインバッテリ)11は、車両の各負荷へ供給する電力を発電および蓄電する。発電源・補機バッテリ11は、その他負荷12に接続されている。また、発電源・補機バッテリ11は、リレー13を介して、バックアップ対象負荷14に接続されている。これにより、発電源・補機バッテリ11は、その他負荷12およびバックアップ対象負荷14に電力を供給する。発電源としては、例えば、オルタネータ、オルタネータの出力電圧を変換するDC/DCコンバータ等が用いられる。補機バッテリとしては、例えば、鉛バッテリ、リチウムイオンバッテリ等が用いられる。
その他負荷12は、車両が備える、バックアップ対象負荷14以外の負荷群である。その他負荷12は、発電源・補機バッテリ11から供給された電力によって動作する。
リレー13は、発電源・補機バッテリ11とバックアップ対象負荷14との間に設けられている。リレー13は、ECU20の制御によってONおよびOFFが切り替えられることにより、発電源・補機バッテリ11からバックアップ対象負荷14に至る電力供給路を、接続状態と切断状態との間で切り替える。
バックアップ対象負荷14は、自動運転システムが備える負荷群であって、バックアップ電源による動作対象の負荷群である。バックアップ対象負荷14としては、例えば、ブレーキペダルの踏み込み量を制御するためのブレーキアクチュエータ、電動パワーステアリングシステムの操舵アシストモータの駆動を制御するための操舵アクチュエータ、これら各アクチュエータの動作を制御するECU等が挙げられる。
DC/DCコンバータ15は、発電源・補機バッテリ11およびその他負荷12と、サブバッテリ16との間に設けられている。DC/DCコンバータ15は、ECU20から指示された放電パターンにしたがって、サブバッテリ16の電力をDC/DCコンバータ15に接続された負荷12およびバックアップ対象負荷14に供給することにより、サブバッテリ16の電力を放電させることが可能である。
サブバッテリ16は、リレー17を介して、バックアップ対象負荷14に接続されている。サブバッテリ16は、発電源・補機バッテリ11からの電力が断たれたときに、バックアップ対象負荷14に電力を供給するための、バックアップ電源として機能する。サブバッテリ16としては、例えば、鉛バッテリ、リチウムイオンバッテリ等が用いられる。
リレー17は、サブバッテリ16とバックアップ対象負荷14との間に設けられている。リレー17は、ECU20の制御によってONおよびOFFが切り替えられることにより、サブバッテリ16からバックアップ対象負荷14に至る電力供給路を、接続状態と切断状態との間で切り替える。
バッテリセンサ18は、サブバッテリ16に接続されており、サブバッテリ16に関する各種状態を検知して、検知したサブバッテリ16の各種状態に関する情報を出力する。
例えば、バッテリセンサ18は、車両のイグニッションがOFFに切り替えられてから、次に車両のイグニッションがONに切り替えられるまでの時間を、車両の駐車時間としてカウントし、この駐車時間をECU20へ出力することができる。このため、バッテリセンサ18は、車両のイグニッションがOFFの状態であっても、車両の駐車時間をカウントすることが可能なタイマー装置等を備えて構成されている。
また、バッテリセンサ18は、サブバッテリ16の電流値を検出する電流センサを備えており、この電流センサによって検出されたサブバッテリ16の電流値を、ECU20へ出力することができる。
また、バッテリセンサ18は、サブバッテリ16の電圧値を検出する電圧センサを備えており、この電圧センサによって検出されたサブバッテリ16の電圧値を、ECU20へ出力することができる。
また、バッテリセンサ18は、サブバッテリ16の温度を検出する温度センサを備えており、この温度センサによって検出されたサブバッテリ16の温度を、ECU20へ出力することができる。
RAM19は、サブバッテリ16の放電履歴を記憶する。この放電履歴は、放電の程度を示す放電深さ毎に、放電回数が設定されているものである。一例として、放電深さは、「状態検知」、「1日駐車」、「7日駐車」、「14日駐車」、「30日駐車」を含んでいる。「状態検知」は、サブバッテリ16の状態を検知する際に、放電制御部23の制御によって行われた放電である。その他の放電深さは、車両の駐車時における自然放電である。例えば、車両が7日間以上14日未満連続して駐車していた場合は、「7日駐車」の放電回数が1増加する。
ECU20は、サブバッテリ16の放電を制御する。ECU20は、その機能として、劣化度推定部21、放電時間導出部22、放電制御部23、およびバッテリ状態検知部24を備えている。
劣化度推定部21は、RAM19に記憶されているサブバッテリ16の放電履歴(放電深さ毎の放電回数)に基づいて、サブバッテリ16の劣化度を推定する。例えば、劣化度推定部21は、所定の演算式を用いて、放電深さが深いほど劣化度が高くなるように、且つ、放電回数が多いほど劣化度が高くなるように、サブバッテリ16の劣化度を算出する。
放電時間導出部22は、バッテリセンサ18から取得した駐車時間(すなわち、サブバッテリ16の放置時間)と、バッテリセンサ18から取得したサブバッテリ16の温度と、劣化度推定部21によって推定されたサブバッテリ16の劣化度とに基づいて、サブバッテリ16の充電分極の解消に必要な放電時間t1を導出する。例えば、放電時間導出部22は、予めメモリ等に記憶されているマップを参照し、当該マップにおいて、バッテリセンサ18から取得した駐車時間と、バッテリセンサ18から取得したサブバッテリ16の温度と、劣化度推定部21によって推定されたサブバッテリ16の劣化度との組み合わせに対応付けられている放電時間を、サブバッテリ16の充電分極の解消に必要な放電時間t1として決定する。
放電制御部23は、放電時間導出部22によって導出された放電時間の間、サブバッテリ16を放電させる。具体的には、放電制御部23は、サブバッテリ16に接続されたDC/DCコンバータ15に放電パターンを指示して、DC/DCコンバータ15の駆動を制御することにより、サブバッテリ16の電力が放電されるようにする。
バッテリ状態検知部24は、放電制御部23の制御によるサブバッテリ16の放電が行われている間、バッテリセンサ18からサブバッテリ16の電流値および電圧値を取得する。そして、バッテリ状態検知部24は、バッテリセンサ18から取得したサブバッテリ16の電流値および電圧値に基づいて、サブバッテリ16の状態を検知する。例えば、バッテリ状態検知部24は、図5を用いて後述するように、バッテリセンサ18から取得した電流値および電圧値に基づいて、無放電時のバッテリ電圧V0およびバッテリ内部抵抗DCIRを算出することにより、サブバッテリ16のバッテリ状態を検知する。バッテリ状態検知部24によって検知されたバッテリ状態は、例えば、自動運転システムのECUに通知されることにより、自動運転を許可するか否の判断基準として用いられる。
ECU20は、例えば、プロセッサ、記憶装置等のハードウェアを備えて構成されている。ECU20は、記憶装置に記憶されているプログラムをプロセッサが実行することにより、上記したECU20の各機能を実現する。なお、プロセッサとしては、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等が挙げられる。また、記憶装置としては、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM等が挙げられる。
(ECU20による処理の手順)
図2は、実施形態に係るECU20による処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、例えば、車両のイグニッションがONになったときに、ECU20によって実行される。
まず、ECU20が起動すると(ステップS201)、ECU20は、リレー13(リレー1)をONに切り替えるとともに、リレー17(リレー2)をOFFに切り替える(ステップS202)。次に、放電時間導出部22が、バッテリセンサ18から、駐車時間と、サブバッテリ16の温度とを取得する(ステップS203)。また、劣化度推定部21が、RAM19に記憶されているサブバッテリ16の放電履歴(放電深さ毎の放電回数)に基づいて、サブバッテリ16の劣化度を推定する(ステップS204)。
続いて、放電時間導出部22が、メモリ等に記憶されているマップを参照することにより、ステップS203で取得された駐車時間および温度と、ステップS204で推定された劣化度に基づいて、サブバッテリ16の充電分極の解消に必要な放電時間t1を決定する(ステップS205)。
そして、放電制御部23が、サブバッテリ16のバッテリ状態を検知するためのバッテリ放電パターン(放電時間t1の放電パターン)を、DC/DCコンバータ15に指示することにより、当該放電パターンによるサブバッテリ16の放電を行う(ステップS206)。
サブバッテリ16の放電が行われている間、バッテリ状態検知部24は、バッテリセンサ18から、サブバッテリ16の電流値および電圧値を取得する(ステップS207)。そして、バッテリ状態検知部24は、ステップS207で取得された電流値および電圧値に基づいて、無放電時のバッテリ電圧V0およびバッテリ内部抵抗DCIRを算出することにより、サブバッテリ16のバッテリ状態を検知する(ステップS208)。ステップS208で検知されたバッテリ状態は、例えば、自動運転システムのECUに通知されることにより、自動運転を許可するか否の判断基準として用いられる。
その後、例えば、自動運転が行われているときに、バックアップ対象負荷14への電源が断たれた場合、ECU20が、リレー13(リレー1)をOFFに切り替えるとともに、リレー17(リレー2)をONに切り替えて、サブバッテリ16の電力をバックアップ対象負荷14に供給することにより、バックアップ電源によるバックアップ対象負荷14の動作を継続させる(ステップS209)。そして、ECU20は、図2に示す一連の処理を終了する。
(バッテリ放置時間と充電分極の解消に必要な放電時間との関係)
図3は、実施形態に係るサブバッテリ16に関する、バッテリ放置時間と充電分極の解消に必要な放電時間との関係を示す図である。この図3に示すように、サブバッテリ16のバッテリ放置時間が短いほど、サブバッテリ16の充電分極の解消に必要な放電時間t1が長くなる。したがって、例えば、システムの管理者は、この図3に示す関係にしたがってマップを予め作成し、このマップを予めメモリ等に格納しておくとよい。これにより、放電時間導出部22は、このマップに基づいて、バッテリセンサ18から取得した駐車時間(すなわち、バッテリ放置時間)が短いほど、サブバッテリ16の充電分極の解消に必要な放電時間t1が長くなるように、放電時間t1を導出することが可能となる。
(サブバッテリ16の放電パターン)
図4は、実施形態に係るサブバッテリ16の放電パターンの一例を示す図である。図4に示す放電パターンは、放電開始直後に放電量が最大(すなわち、電流値が最小)となり、その状態のまま一定時間経過した後、放電量が徐々に減少(すなわち、電流値が徐々に増加)しつつ、放電時間t1に至る放電パターンとなっている。この放電パターンは、ECU20(放電制御部23)から、DC/DCコンバータ15に指示される。これにより、DC/DCコンバータ15は、この放電パターンにしたがって、サブバッテリ16の電力を放電させることができる。すなわち、DC/DCコンバータ15は、ECU20からの制御により、バッテリの放置時間、バッテリの温度、バッテリの劣化度に応じた適切な放電時間t1による、サブバッテリ16の放電を行うことができる。
(I−V特性によるバッテリ状態検知)
図5は、実施形態に係るサブバッテリ16のI−V特性を示す図である。図5は、図4に示した区間Aにおけるサブバッテリ16のI−V特性を示すものである。
ECU20のバッテリ状態検知部24は、図4の放電パターンにおいて、電流値が増加する区間Aを、バッテリ状態の検知対象区間とする。そして、バッテリ状態検知部24は、この区間Aにおける、サブバッテリ16の電流値および電圧値に基づいて、無放電時のバッテリ電圧V0およびバッテリ内部抵抗DCIRを算出することにより、サブバッテリ16のバッテリ状態を検知する。
この区間Aは、サブバッテリ16の充電分極が解消されている区間である。したがって、バッテリ状態検知部24は、この区間Aにおける、サブバッテリ16の電流値および電圧値に基づいて、無放電時のバッテリ電圧V0およびバッテリ内部抵抗DCIRを算出することにより、サブバッテリ16のバッテリ状態を高精度に検知することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るECU20は、サブバッテリ16の放置時間と、サブバッテリ16の温度と、サブバッテリ16の劣化度とに基づいて、サブバッテリ16の充電分極の解消に必要な放電時間t1を導出し、導出された放電時間t1の間、DC/DCコンバータの駆動を制御することによって、サブバッテリ16の放電を行うようにしている。これにより、本実施形態に係るECU20によれば、サブバッテリ16の状態に応じた適切な放電量による放電を行い、サブバッテリ16の過放電に伴う不具合の発生を抑制しつつ、サブバッテリ16の充電分極を解消することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
10 電源システム
11 発電源・補機バッテリ
12 その他負荷
13 リレー
14 バックアップ対象負荷
15 DC/DCコンバータ
16 サブバッテリ
17 リレー
18 バッテリセンサ
19 RAM
20 ECU
21 劣化度推定部
22 放電時間導出部
23 放電制御部
24 バッテリ状態検知部

Claims (7)

  1. メインバッテリおよび前記メインバッテリから供給された電力によって動作する負荷に対して、DC/DCコンバータを介する第1の経路と、前記DC/DCコンバータを介さない第2の経路との少なくともいずれか一方を介して電気的に接続可能なサブバッテリと、
    前記第2の経路に備えられ、前記第2の経路の電気的な接続状態を、接続状態または切断状態に切り替え可能な切り替え手段と、
    前記サブバッテリの放置時間と、前記サブバッテリの温度と、前記サブバッテリの劣化度とに基づいて、前記サブバッテリの充電分極の解消に必要な放電時間を導出する放電時間導出部と、
    前記切り替え手段に前記切断状態にするよう指示することで前記第2の経路の電気的な接続を切断し、前記負荷および前記メインバッテリとの電気的な接続を前記第1の経路のみとした後、前記放電時間導出部によって導出された前記放電時間の間、前記DC/DCコンバータの駆動を制御することによって、前記サブバッテリの放電を行う放電制御部と
    を備える電源システム。
  2. 前記サブバッテリの放電深さ毎の放電回数を記憶する記憶部と、
    前記記憶部によって記憶された前記放電深さ毎の放電回数に基づいて前記劣化度を推定する劣化度推定部
    をさらに備える請求項1に記載の電源システム。
  3. 前記サブバッテリを前記放電時間の間放電しているときに取得された電流値と電圧値とに基づいて、前記サブバッテリの状態を検知するバッテリ状態検知部と、
    をさらに備える請求項1または2に記載の電源システム。
  4. 前記バッテリ状態検知部によって前記サブバッテリの状態が所定の条件を満たすかを判定する判定部と、
    前記判定部によって前記サブバッテリの状態が所定の条件を満たすと判定された場合において、前記メインバッテリから前記負荷への電力供給が断たれた場合、前記切り替え手段を前記接続状態にして前記サブバッテリから前記負荷へ電力供給可能にすることを許可する許可部と、
    を備える請求項3に記載の電源システム。
  5. 前記サブバッテリの放置時間と、温度と、放電履歴と、電流値と、電圧値とを検知するバッテリセンサ
    をさらに備える請求項1からのいずれか一項に記載の電源システム。
  6. 前記放電時間導出部は、
    予め取得された前記サブバッテリの放置時間と、温度と、劣化度との対応を示すマップに基づいて、前記放電時間を導出する
    請求項1からのいずれか一項に記載の電源システム。
  7. 前記放電制御部は、放電開始直後に放電量が最大となり、その状態のまま一定時間経過した後、放電量が徐々に減少しつつ、放電時間t1に至る放電パターンで放電させる、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の電源システム。
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