JP6724532B2 - 排ガス浄化触媒の製造方法及び排ガス浄化触媒 - Google Patents

排ガス浄化触媒の製造方法及び排ガス浄化触媒 Download PDF

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本開示は、排ガス浄化触媒の製造方法及び排ガス浄化触媒に関する。
特許文献1には、基材と、該基材上に形成され、パラジウム(Pd)及び白金(Pt)の少なくとも一種を含む下触媒層と、該下触媒層上に形成され、ロジウム(Rh)を含む上触媒層とを有する排ガス浄化用触媒が開示されている。かかる排ガス浄化用触媒の排ガス上流側に上触媒層を含まない領域が設けられ、下触媒層が排ガス上流側の前段下触媒層と排ガス下流側の後段下触媒層からなり、前段下触媒層が酸素吸放出材を含み、前段下触媒層においてパラジウム(Pd)及び白金(Pt)の少なくとも一種を担持する触媒担体が、ジルコニア(ZrO)を主成分とし、La,Y,Pr及びNdからなる群より選択される少なくとも一種の元素をさらに含むZrO複合酸化物である。
かかる排ガス浄化用触媒によれば、酸素吸放出材を基材の排ガス上流側の前段下触媒層に配置することで、各触媒層、特には排ガス下流側の後段下触媒層及び上触媒層に担持された各触媒金属の粒成長を顕著に抑制することができるとされている。さらに、この排ガス浄化用触媒によれば、排ガス上流側に上触媒層を含まない領域を設けることで、前段下触媒層内部への炭化水素(HC)の拡散性を高めることができ、結果として、前段下触媒層における炭化水素(HC)の浄化が促進され、それゆえ十分な触媒暖機性能を達成することができるとされている。したがって、このような排ガス浄化用触媒によれば、触媒全体として高い排ガス浄化性能を達成することが可能であるとされている。
また、特許文献1には、上記した排ガス浄化用触媒の製造方法が開示されている。かかる排ガス浄化用触媒の製造方法では、まず、コージェライト等のハニカム基材の排ガス上流部に触媒担体、Pd及び/又はPt並びに酸素吸放出材を含む層が公知のウォッシュコート法等によって所定の範囲にわたりコートされ、その後、所定の温度及び時間において乾燥及び焼成等することにより基材上に前段下触媒層が形成される。次いで、得られた前段下触媒層の排ガス下流側に同様にして触媒担体とPd及び/又はPtを含む後段下触媒層が形成される。最後に、得られた前段下触媒層と後段下触媒層からなる下触媒層の上に触媒担体とRhを含む層が同様にウォッシュコート法等によって所定の範囲にコートされ、その後、所定の温度及び時間において乾燥及び焼成等することにより上触媒層が形成される。
特許文献2には、エンジンの排気ガス通路に配設され、担持基材上に触媒層が設けられた排気ガス浄化用触媒が開示されている。かかる排気ガス浄化用触媒は、担体の排気ガス流れ方向上流側には、触媒金属として白金(Pt)のみを含むPt触媒層が設けられ、Pt触媒層よりも排気ガス流れ方向下流側には、触媒金属としてパラジウム(Pd)及びロジウム(Rh)を含み且つ白金(Pt)を含まないPd/Rh触媒層が設けられる。Pt触媒層は、上流側の少なくとも中心部に設けられ、上流側の周縁部にもPt触媒層が設けられている場合には、周縁部に設けられたPt触媒層よりも中心部に設けられたPt触媒層の方が、Pt触媒層が設けられた単位容積当たりの白金(Pt)含有率が大きい。
かかる排気ガス浄化用触媒によれば、排気ガス流れ方向上流側において、排気ガス流量の大きい中心部に多くの白金(Pt)が含有されているため、効率良く飽和炭化水素を酸化浄化でき、この反応により生じた反応熱が下流に流れることで、下流側の触媒性能を向上でき、トータルの排気ガス浄化率を向上できるとされている。
また、特許文献2には、上記した排ガス浄化用触媒の製造方法が開示されている。かかる排ガス浄化用触媒の製造方法では、まず、ハニカム担体を準備し、Pt担持活性アルミナ及び所定のバインダ材をイオン交換水と混合してなるPt含有スラリーを調製する。次に、調製したPt含有スラリーにハニカム担体の上流部となる部分のみを浸漬して取り出す。この担体に付着した余分なスラリーをエアブローで除去した後、担体に付着したスラリーを150°Cで乾燥させる。これにより、ハニカム担体の上流部にPt含有率が低いPt層が形成される。次に、ハニカム担体の上流部の周縁部にスラリーが浸入しないようにマスクを設けた後、再びスラリーにハニカム担体の上流部となる部分を浸漬して取り出す。このようにすると、ハニカム担体の上流部の中心部のみにスラリーが浸入することとなる。その後、エアブローにより余分なスラリーを除去し、乾燥させることで、ハニカム担体の上流部における中心部に周縁部よりもPt含有率が高いPt層が形成される。次に、Pd担持活性アルミナ、Pd担持ZrCeNd複合酸化物及び所定のバインダ材をイオン交換水と混合してなるPd含有スラリーを調製し、調製したPd含有スラリーに、ハニカム単体の下流部となる部分のみを浸漬して取り出す。その後、上記と同様にエアブローにより余分なスラリーを除去し、乾燥させる。続いて、Rh担持活性アルミナ、Rh担持ZrCeNd複合酸化物及び所定のバインダ材をイオン交換水と混合してなるRh含有スラリーを調製し、調製したRh含有スラリーに、ハニカム担体の下流部となる部分のみを浸漬して取り出す。その後、エアブローにより余分なスラリーを除去し、乾燥させる。これにより、ハニカム担体の下流部に、下層のPd層と上層のRh層とにより構成された二層構造のPd/Rh層が設けられる。それらを設けた後に、500°Cで2時間焼成することにより、ハニカム担体の上流側にPt触媒層を有し、下流側にPd/Rh触媒層を有する排気ガス浄化用触媒を得ることができる。
特許第5287884号公報 特開2015−24381号公報
特許文献1が開示する排ガス浄化用触媒の製造方法では、基材上に前段下触媒層が形成された後、前段下触媒層の下流側に後段下触媒層が形成され、その後、前段下触媒層と後段下触媒層からなる下触媒層の上に上触媒層が形成される。したがって、前段下触媒層の下流側で後段触媒層が前段下触媒層にラップし、前段下触媒層に重ねられた後段触媒層に上触媒層がラップするので、前段下触媒層と後段下触媒層との間で触媒層が盛り上がり(例えば図8参照)、排ガスが流れる際に大きな圧力損失を生じせしめることがある。
また、特許文献2が開示する排気ガス浄化用触媒の製造方法では、ハニカム担体の上流部にPt含有率の低い上流部下触媒層が形成された後、ハニカム担体の上流部の中心部のみにPt含有率の高いPt層が形成され、その後、ハニカム担体の下流部の下層にPd層が設けられ、下流部の上層にRh層が設けられる。したがって、ハニカム担体の周縁部では、Pt含有率の低い上流部下触媒層に下流部下触媒層(Pd層)及び下流部上触媒層(RH層)がラップし、上流部下触媒層と下流部下触媒層及び下流部上触媒層との間で触媒層が盛り上がり、排気ガスが流れる際に大きな圧力損失を生じせしめることがある。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、排ガスが流れる際の圧力損失の増大を防止できる排ガス浄化触媒の製造方法及び排ガス浄化触媒を提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る排ガス浄化触媒の製造方法は、内燃機関の排ガス通路に配設され、基材と、該基材の表面に形成された触媒層と、該触媒層に担持された触媒成分とを備える内燃機関の排ガス浄化触媒の製造方法において、前記触媒層の製造ステップは、前記基材の上流側表面に近い位置に前記基材の上流端から下流側に第2の触媒上流層を形成する第2の触媒上流層形成ステップと、前記第2の触媒上流層の上に前記第2の触媒上流層よりも長い第1の触媒上流層を形成する第1の触媒上流層形成ステップと、前記第1の触媒上流層の下流で前記基材の下流側表面に近い位置に前記基材の下流端から上流側に第2の触媒下流層を形成する第2の触媒下流層形成ステップと、前記第2の触媒下流層の上に前記第2の触媒下流層よりも短い第1の触媒下流層を形成する第1の触媒下流層形成ステップと、を含む。
上記(1)の方法によれば、基材の上流側表面に近い位置に基材の上流端から下流側に第2の触媒上流層を形成した後、第2の触媒上流層の上に第2の触媒上流層よりも長い第1の触媒上流層を形成するので、第2の触媒上流層に第2の触媒下流層がラップすることがない。また、その後、第1の触媒上流層の下流で基材の下流側表面に近い位置に基材の下流端から上流側に第2の触媒下流層を形成した後、第2の触媒下流層の上に第2の触媒下流層よりも短い第1の触媒下流層を形成するので第1の触媒上流層に第1の触媒下流層がラップすることがない。これにより、第2の触媒層及び第1の触媒層において上流側と下流側との間に盛り上がりが形成されにくくなり、排ガスが流れる際の圧力損失の増大を防止できる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の方法において、前記第2の触媒上流層形成ステップ、前記第1の触媒上流層形成ステップ、前記第2の触媒下流層形成ステップ、及び、前記第1の触媒下流層形成ステップは、それぞれ一コートで触媒を塗布する。
上記(2)の方法によれば、第2の触媒上流層形成ステップ、第1の触媒上流層形成ステップ、第2の触媒下流層形成ステップ、及び、第1の触媒下流層形成ステップは、それぞれ一コートで触媒を塗布するので、触媒層は都合4回で触媒をコートする。
(3)本発明の少なくとも一実施形態に係る排ガス浄化触媒は、内燃機関の排ガス通路に配設され、基材と、該基材の表面に形成された触媒層と、該触媒層に担持された触媒成分とを備える内燃機関の排ガス浄化触媒において、前記触媒層は、前記基材の上流側表面に近い第2の触媒上流層と、前記第2の触媒上流層の上に形成され、排ガス流れ方向において前記第2の触媒上流層よりも長い長さを有する第1の触媒上流層と、前記第1の触媒上流層の下流に形成され、前記基材の表面に近い第2の触媒下流層と、前記第2の触媒下流層の上に形成され、前記排ガス流れ方向において前記第2の触媒下流層よりも短い長さを有する第1の触媒下流層と、を含む。
上記(3)の構成によれば、触媒層は、基材の上流側表面に近い第2の触媒上流層と、第2の触媒上流層の上に形成され、排ガス流れ方向において第2の触媒上流層よりも長い長さを有する第1の触媒上流層を含むので、第2の触媒上流層に第2の触媒下流層がラップすることがない。また、触媒層は、第1の触媒上流層の下流に形成され、基材の表面に近い第2の触媒下流層と、第2の触媒下流層の上に形成され、排ガス流れ方向において第2の触媒下流層よりも短い長さを有する第1の触媒下流層とを含むので、第1の触媒上流層に第1の触媒下流層がラップすることがない。これにより、第2の触媒層及び第1の触媒層において上流側と下流側との間に盛り上がりが形成されにくくなり、排ガスが流れる際の圧力損失の増大を防止できる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(3)の構成において、前記第2の触媒上流層は、前記基材の上流端から下流側に基材全長の20%から40%の範囲に至るまで形成されている。
上記(4)の構成によれば、第2の触媒上流層は、基材の上流端から下流側に基材全長の20%から40%の範囲に至るまで形成されているので、第2の触媒下流層よりも触媒成分の濃度を高めることができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(3)又は(4)の構成において、前記第1の触媒上流層は、前記第2の触媒上流層と前記第2の触媒下流層とを隔離する壁をなす。
上記(5)の構成によれば、第1の触媒上流層は、第2の触媒上流層と第2の触媒下流層とを隔離する壁をなすので、複数回で触媒をコートしても触媒層が厚くなりにくく、圧力損失の増大を防止できる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(3)から(5)のいずれか一つの構成において、前記第2の触媒下流層は、前記第1の触媒上流層と前記第1の触媒下流層とを隔離する壁をなす。
上記(6)の構成によれば、第2の触媒下流層は、第1の触媒上流層と第1の触媒下流層とを隔離する壁をなすので、複数回で触媒をコートしても触媒層が厚くなりにくく、圧力損失の増大を防止できる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(3)から(6)のいずれか一つの構成において、前記第2の触媒上流層及び前記第2の触媒下流層に担持される触媒成分は、パラジウム(Pd)と白金(Pt)の少なくとも一方と酸素吸放出(吸蔵)材(以下、OSC材)を含み、前記第1の触媒上流層及び前記第1の触媒下流層に担持される触媒成分は、ロジウム(Rh)を含む。
上記(7)の構成によれば、排ガス浄化が効率的に行われる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、第2の触媒層及び第1の触媒層において上流側と下流側との間に盛り上がりが形成されにくくなり、排ガスが流れる際の圧力損失の増大を防止できる。
本発明の一実施形態に係る内燃機関の排ガス浄化触媒を備えた排ガス浄化システムの概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る内燃機関の排ガス浄化装置の概略構成図である。 (A)は図2のA−A断面拡大図であり、(B)は図2のB−B断面拡大図である。 本発明の一実施形態に係る排ガス浄化触媒を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る排ガス浄化触媒を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る排ガス浄化触媒の製造方法を説明するための説明図である。 各貴金属の触媒浄化性能を示す特性グラフである。 下流層と上流層とが交互にラップし、下流層と上流層との間で触媒層が盛り上がった状態を示す縦断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
また例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る内燃機関の排ガス浄化触媒を備えた排ガス浄化システムの概略構成図である。
図1に示すように、内燃機関(例えばガソリンエンジン)1の燃焼室(不図示)と連通する排気ポート3が気筒毎に形成されている。そして、エンジン1には夫々の排気ポート3と連通するように排気管(排気通路)5が接続されている。
排気管5の排ガス流れ方向下流には、排気過給機7が設けられている。排気過給機7ではタービンハウジング9と排気管5とが連通し、エンジン1から排出される排ガスeのエネルギを利用して吸入された吸気を圧縮し、エンジン1の燃焼室に供給する。
排気管5には、排ガス浄化触媒11をケーシング13内に内蔵した触媒装置15が設けられている。
この触媒装置15は、排気過給機7の直下流側に設置された前段三元触媒17として設置される例を示し、前段三元触媒17だけによる排ガス浄化システムを示す。なお、後段側、例えば車両の床下に設けられる後段三元触媒19として設置されてよく、この場合には、前段三元触媒17と後段三元触媒19との両方の触媒を備える排気浄化システムであってもよい。
図2に示すように、排ガス浄化触媒11は、担持基材21と、担持基材21の表面に形成された触媒層23と、触媒層23に担持される触媒成分(不図示)で構成される。
図2に示した実施形態では、担持基材21はハニカム構造体を形成し、例えばコーディエライト製や金属箔製のハニカム構造体で構成される。担持基材21は1個の担持基材(例えばハニカム構造体)で構成される。
また、触媒層23は、排ガスの流れに接する第1の触媒層27と、第1の触媒層27の担持基材21側表面に形成され、担持基材21の表面に近い第2の触媒層25とから構成され、第2の触媒層25に担持された触媒成分はパラジウム(Pd)を含み、第1の触媒層27に担持される触媒成分はロジウム(Rh)を含んで構成される。なお、第2の触媒層25に担持された触媒成分は酸素吸放出(吸蔵)材(OSC材)を含んでも良く、パラジウム(Pd)の一部、もしくは全部をPtに代えてもよい。さらに、第1の触媒層27に担持された触媒成分はOSC材を含んでもよい。
また、第1の触媒層27と第2の触媒層25は、主成分としてアルミナ(AlO3)、ジルコニア(ZrO)、チタニア(TiO)、セリア(CeO)のうち少なくとも1つを含んで構成される酸化物母材に触媒成分が担持されている。
第2の触媒層25に担持された触媒成分はPd及びOSC材及び、第1の触媒層27に担持される触媒成分はRhを含んで構成されることで、いわゆる三元触媒としての機能を有し、排ガス中のHC及びCOを酸化し、かつNOxを還元して無害なN、CO及びHOに変換する。
また、第2の触媒層25のPd及びOSC材の担持密度(単位容積当たりの重量)は、担持基材21の上流端から下流端にわたり担持基材21を複数領域に分割した長さ毎に段階的に減少するように構成されている。例えば、図2のように、第2の触媒上流層25aと第2の触媒下流層25bとの2つの分割領域(ゾーン)から構成され、第2の触媒上流層25aが第2の触媒下流層25bよりもPd及びOSC材の担持密度が高く設定されている。
第1の触媒層27のRhの担持密度は、担持基材21の上流端から下流端にわたり担持基材21を複数領域に分割した長さ毎に段階的に減少するように構成されている。例えば、図2のように、第1の触媒上流層27aと第1の触媒下流層27bとの2つの分割領域(ゾーン)から構成され、第1の触媒上流層27aが第1の触媒下流層27bよりRhの担持密度が高く設定されている。
担持基材21と、第1の触媒層27と、第2の触媒層25との積層状態の断面図を図3に示す。図3(A)は、担持基材21の上流端側における積層状態であり、図3(B)は、担持基材21の下流端側における積層状態をそれぞれ示す。
また、第1の触媒層27は、触媒成分として、例えば担持基材21の容積1リットル当たり0.1〜3.0gのRhを含み、第2の触媒層25は、触媒成分として担持基材21の容積1リットル当たり1〜15gのPdもしくはPtを含む。さらに、OSC材は、例えば、CeOやCeO−ZrOを主成分とする複合酸化物などで構成され、第2の触媒層25には担持基材21の容積1リットル当たり1〜100gのOSC材をさらに含む。
なお、25a、25b、27a、27bの各ウォッシュコート量は、1リットル当たり40〜150gの範囲である。第2の触媒上流層25a、第1の触媒上流層27a、第1の触媒下流層27bの担持量のより好ましい設定量としては、第2の触媒上流層25aは、Pd:3〜10g/L、OSC材:5〜30g/L、第1の触媒上流層27aは、Rh:0.5〜2.0g/L、第1の触媒下流層27bは、Rh:0.1〜1.0g/Lである。
このような実施形態によれば、触媒層23を、担持基材21の表面に近い第2の触媒層25と第2の触媒層25の上に形成された第1の触媒層27とから構成され、第2の触媒層25に担持された触媒成分はPd及びOSC材を含み、第1の触媒層27に担持される触媒成分はRhを含む。これによって、触媒成分のPdよりも担持量(同一体積に担持した単位重量)当たりの触媒浄化性能が高いRhを排ガスに接する上層側に配置することで、排ガス浄化が効果的に行われる。
なお、各貴金属の触媒浄化性能を図7に示し、Rhの担持量当たりの排ガス浄化性能がPdに比べて高いことがわかっている。
第2の触媒層25のPd及びOSC材の担持密度は、基材の上流端から下流端にわたり基材を複数領域に分割した長さ毎に段階的に減少することによって、触媒上流側に貴金属を多く配置するので、排ガス浄化が効果的に行われる。同様に、第1の触媒層27のRhの担持密度においても、基材の上流端から下流端にわたり基材を複数領域に分割した長さ毎に段階的に減少することによって、触媒上流側に貴金属を多く配置するので、排ガス浄化が効果的に行われる。
また、図7からも示されるように高担持密度のRhを上流部分の上層に配置することで、低温時の排ガス浄化性能を向上できる。また、低担持密度のRhを下流部分の上層に配置することで、高負荷時の高排ガス流量時における排ガス浄化性能を確保できる。すなわち、高排ガス流量時であっても上層のRhと排ガスとの接触性のよさを利用して、排ガス浄化性能を確保する。
このように、本実施形態によれば、エンジンの始動後から、高負荷時に排出されるHC、CO、NOxを効果的に浄化することができる。第2の触媒層25及び第1の触媒層27のそれぞれの装荷おける触媒成分の総担持量を均一に担持する場合よりも高い排ガス浄化性能が得られるため、PdとRhの総担持量の低減が可能となり、触媒コストの削減が図れる。また、排ガス浄化性能の向上にともなって、触媒容量を小さくしたり、ウォッシュコート量を減少して触媒層を薄くしたりすることで、排気圧力の上昇抑制と触媒コストの削減が図れる。さらに、排気圧力の上昇抑制にともなって、エンジン性能の低下を抑制することができるため、エンジン近接位置への触媒搭載が可能となる。
幾つかの実施形態では、図2に示すように、第2の触媒上流層25aの長さと、第1の触媒上流層27aの長さとが同一であり、第2の触媒下流層25bは、第2の触媒上流層25aよりPd及びOSC材の担持密度が低く、さらに、第1の触媒上流層27a及び第2の触媒上流層25aは、担持基材21の上流端から下流側に基材全長の30〜50%の範囲に至るまで形成されている。エンジン冷態始動直後において触媒への流入排ガス温度より高温になる部分に、高担持密度のRh、Pdを共に近づけて配置できる。排ガス浄化触媒11への流入排ガス温度より高い触媒温度になる長さとしては、担持基材21の略40%に至る部分であるため、この範囲に入るようにまた近付けるように設定されるとよい。
このような実施形態では、第2の触媒上流層25aの長さを、第1の触媒上流層27aの長さと同一にして、冷態時のエンジン始動直後における排ガス浄化を効果的に行うことができる。
幾つかの実施形態では、図4に示すように、第2の触媒上流層25aの長さよりも第1の触媒上流層27aの長さが長く(L2>L1)、第2の触媒下流層25bは、第2の触媒上流層25aよりPd及びOSC材の担持密度が低く、さらに、第2の触媒上流層25aは、担持基材21の上流端から下流側に基材全長の20%から40%の範囲に至るまで形成されている。エンジン冷態始動直後において触媒への流入排ガス温度より高温になる部分に高担持密度のRh、Pdを共に近づけて配置できる。排ガス浄化触媒11への流入排ガス温度より高い触媒温度になる長さとしては、担持基材21の略40%に至る部分であるため、この範囲に入るようにまた近付けるように設定されるとよい。
このような実施形態によれば、第1の触媒上流層27aは、第2の触媒上流層25aと第2の触媒下流層25bとを隔離する壁をなすので、複数回で触媒をコートしても触媒層が厚くなりにくく、圧力損失の増大を防止できる。
幾つかの実施形態では、図4及び図5に示すように、第2の触媒下流層25bの長さよりも第1の触媒下流層27bの長さが短く(L4<L3)、第1の触媒下流層27bは、第1の触媒上流層27aよりRhの担持密度が低く設定されている。
このような実施形態によれば、第2の触媒下流層25bは、第1の触媒上流層27aと第1の触媒下流層27bとを隔離する壁をなすので、複数回で触媒をコートしても触媒層が厚くなりにくく、圧力損失の増大を防止できる。
図6は、本発明の一実施形態に係る排ガス浄化触媒の製造方法を説明するための説明図である。ここでは、図4に示した排ガス浄化触媒の製造方法を例に説明するが、図2及び図5に示した排ガス浄化触媒の製造方法も同様である。
幾つかの実施形態に係る排ガス浄化触媒の製造方法では、まず、図6(A)に示すように、担持基材21の上流側表面に近い位置に担持基材21の上流端から下流側に第2の触媒上流層25aを形成する(第2の触媒上流層形成ステップ)。第2の触媒上流層形成ステップでは、担持基材21をPdとOSC材が高担持密度に調製されたスラリーでコートする。ウォッシュコートは担持基材21の上流端から下流側に一コートで塗布され、コートされたスラリーは乾燥され、担持基材21の上流側表面に近い位置に第2の触媒上流層25aを形成する。
次に、図6(B)に示すように、第2の触媒上流層25aの上に第2の触媒上流層25aと同一又はそれ以上の長さを有する第1の触媒上流層27aを形成する(第1の触媒上流層形成ステップ)。第1の触媒上流層形成ステップでは、第2の触媒上流層25aが形成された担持基材21をRhが高担持密度に調製されたスラリーでコートする。ウォッシュコートは担持基材21の上流端から下流側に一コートで塗布され、コートされたスラリーは乾燥され、担持基材21の上流側表面に近い位置に形成された第2の触媒上流層25aの上に第1の触媒上流層27aを形成する。これにより、第1の触媒上流層27aは、第2の触媒上流層25aを次に形成される第2の触媒下流層25bから隔離する壁をなす。
次に、図6(C)に示すように、第1の触媒上流層27aの下流で担持基材21の下流側表面に近い位置に担持基材21の下流端から上流側に第2の触媒下流層25bを形成する(第2の触媒下流層形成ステップ)。第2の触媒下流層形成ステップでは、担持基材21の第2の触媒上流層25a及び第1の触媒上流層27aが形成された側(上流側)と反対側(下流側)をPdとOSC材が低担持密度に調製されたスラリーでコートする。ウォッシュコートは担持基材21の下流端から上流側に一コートで塗布され、コートされたスラリーは乾燥され、第1の触媒上流層27aの下流で担持基材21の下流側に近い位置に第2の触媒下流層25bを形成する。これにより、第2の触媒下流層25bは、第1の触媒上流層27aを次に形成される第1の触媒下流層27bから離隔する壁をなす。
次に、図6(D)に示すように、第2の触媒下流層25bの上に第2の触媒下流層25bと同一又はそれ以下の長さを有する第1の触媒下流層27bを形成する(第1の触媒下流層形成ステップ)。第1の触媒下流層形成ステップでは、第2の触媒下流層25bが形成された担持基材21をRhが低担持密度に調製されたスラリーでコートする。ウォッシュコートは担持基材21の下流端から上流側に一コートで塗布され、コートされたスラリーは乾燥され、第2の触媒下流層25bの上に第2の触媒下流層25bよりも排ガス流れ方向に短い第1の触媒下流層27bを形成する。
このような実施形態によれば、担持基材21の上流側表面に近い第2の触媒上流層25aを形成した後、第2の触媒上流層25aの上に第2の触媒上流層25aよりも排ガス流れ方向に長い第1の触媒上流層27aを形成するので、第2の触媒上流層25aに第2の触媒下流層25bがラップすることがない。また、その後、第1の触媒上流層27aの下流で担持基材21の下流側表面に近い第2の触媒下流層25bを形成した後、第2の触媒下流層25bの上に第2の触媒下流層25bよりも排ガス流れ方向に短い第1の触媒下流層27bを形成するので第1の触媒上流層27aに第1の触媒下流層27bがラップすることがない。これにより、第2の触媒層25及び第1の触媒層27において上流側と下流側との間に盛り上がりが形成されにくくなり、排ガスが流れる際の圧力損失の増大を防止できる。
また、幾つかの実施形態では、上述したように、第2の触媒上流層形成ステップ、第1の触媒上流層形成ステップ、第2の触媒下流層形成ステップ、及び、第1の触媒下流層形成ステップは、それぞれ一回で触媒を塗布する。
このような実施形態によれば、触媒層は都合4コートで触媒を塗布するので、4種類のスラリー(PdとOSC材が高担持密度に調製されたスラリー、Rhが高担持密度に調製されたスラリー、PdとOSC材が低担持密度に調製されたスラリー、及びRhが低担持密度に調製されたスラリー)で触媒層を形成することができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、排圧上昇によるエンジン性能の低下を抑制するとともに、触媒コストの削減が可能なため、エンジンの排ガス浄化触媒への適用に適している。
1 エンジン
3 排気ポート
5 排気管
7 排気過給機
9 タービンハウジング
11 排ガス浄化触媒
15 触媒装置
17,19 三元触媒
21 担持基材
23 触媒層
25 第2の触媒層
25a 第2の触媒上流層
25b 第2の触媒下流層
27 第1の触媒層
27a 第1の触媒上流層
27b 第1の触媒下流層

Claims (7)

  1. 内燃機関の排ガス通路に配設され、基材と、該基材の表面に形成された触媒層と、該触媒層に担持された触媒成分とを備える内燃機関の排ガス浄化触媒の製造方法において、
    前記触媒層の製造ステップは、
    前記基材の上流側表面に近い位置に前記基材の上流端から下流側に第2の触媒上流層を形成する第2の触媒上流層形成ステップと、
    前記第2の触媒上流層の上に前記第2の触媒上流層よりも長い第1の触媒上流層を形成する第1の触媒上流層形成ステップと、
    前記第1の触媒上流層の下流で前記基材の下流側表面に近い位置に前記基材の下流端から上流側に第2の触媒下流層を形成する第2の触媒下流層形成ステップと、
    前記第2の触媒下流層の上に前記第2の触媒下流層よりも短い第1の触媒下流層を形成する第1の触媒下流層形成ステップと、
    を含むこと特徴とする排ガス浄化触媒の製造方法。
  2. 前記第2の触媒上流層形成ステップ、前記第1の触媒上流層形成ステップ、前記第2の触媒下流層形成ステップ、及び、前記第1の触媒下流層形成ステップは、それぞれ一コートで触媒を塗布することを特徴とする請求項1に記載の排ガス浄化触媒の製造方法。
  3. 内燃機関の排ガス通路に配設され、基材と、該基材の表面に形成された触媒層と、該触媒層に担持された触媒成分とを備える内燃機関の排ガス浄化触媒において、
    前記触媒層は、
    前記基材の上流側表面に近い第2の触媒上流層と、
    前記第2の触媒上流層の上に形成され、排ガス流れ方向において前記第2の触媒上流層よりも長い長さを有する第1の触媒上流層と、
    前記第1の触媒上流層の下流に形成され、前記基材の表面に近い第2の触媒下流層と、
    前記第2の触媒下流層の上に形成され、前記排ガス流れ方向において前記第2の触媒下流層よりも短い長さを有する第1の触媒下流層と、
    を含むことを特徴とする排ガス浄化触媒。
  4. 前記第2の触媒上流層は、前記基材の上流端から下流側に基材全長の20%から40%の範囲に至るまで形成されていることを特徴とする請求項3に記載の排ガス浄化触媒。
  5. 前記第1の触媒上流層は、前記第2の触媒上流層と前記第2の触媒下流層とを隔離する壁をなすことを特徴とする請求項3又は4に記載の排ガス浄化触媒。
  6. 前記第2の触媒下流層は、前記第1の触媒上流層と前記第1の触媒下流層とを隔離する壁をなすことを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載の排ガス浄化触媒。
  7. 前記第2の触媒上流層及び前記第2の触媒下流層に担持される触媒成分は、パラジウム(Pd)と白金(Pt)の少なくとも一方と酸素吸蔵材を含み、
    前記第1の触媒上流層及び前記第1の触媒下流層に担持される触媒成分は、ロジウム(Rh)を含むことを特徴とする請求項3から6のいずれか一項に記載の排ガス浄化触媒。
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