JP6724260B2 - 撮像装置、その作動方法および作動プログラム - Google Patents

撮像装置、その作動方法および作動プログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、その作動方法および作動プログラムに関する。
撮像装置であるデジタルカメラでは、メモリカード等に記録した撮影画像が表示部の画面に再生表示される。再生表示では、撮影画像の映り具合を詳細に確認するために、撮影画像の一部の領域を拡大した拡大画像を画面に表示することが可能である。そしてこの拡大画像として表示する撮影画像の一部の領域(以下、拡大表示領域)は、撮影画像の領域内で自由に移動させることが可能である。
拡大画像を表示した際には、拡大画像に加えて、拡大表示領域が撮影画像のどの部分に対応するかを示すガイド枠が画面に表示される。ガイド枠は、撮影画像の領域を示す外枠と、拡大表示領域を示す内枠とで構成される。外枠は、その大きさおよび位置に変更はなく、画面内で表示が固定される。一方で内枠は、拡大率の変更に応じてその大きさが変更される。また、内枠は、撮影画像の領域内における拡大表示領域の移動に応じて外枠に対する位置が移動される。
ところで、最近、タッチパネルディスプレイを操作部として採用したデジタルカメラが増えてきている。タッチパネルディスプレイは、表示部の画面に透明なタッチ式操作部(タッチパッドともいう)を重ねて配置したもので、タッチ式操作部に対するユーザの指の接触によるジェスチャー操作を認識する。ジェスチャー操作には、例えばスワイプ操作とフリック操作がある。スワイプ操作は、タッチ式操作部に指を接触させ、そのまま一定方向にゆっくり指を移動させ、その後タッチ式操作部から指を離す操作である。フリック操作は、タッチ式操作部に指を接触させ、そのまま一定方向に素早く指を払ってタッチ式操作部から指を離す操作である。
特許文献1には、拡大画像を表示した場合に、タッチ式操作部へのジェスチャー操作に応じて、撮影画像の領域内で拡大表示領域を移動させるデジタルカメラが記載されている。特許文献1の図10には、タッチ式操作部への下方向のスワイプ操作またはフリック操作に応じて、拡大表示領域が撮影画像の領域の上方向に移動され、かつこの拡大表示領域の移動に応じて、ガイド枠の内枠が外枠の上方向に移動される様子が描かれている。つまり、特許文献1では、タッチ式操作部への下方向のスワイプ操作またはフリック操作で撮影画像の領域を画面に対して下方向に移動させることで、相対的に拡大表示領域を撮影画像の領域の上方向に移動させているイメージである。
特開2015−172836号公報
特許文献1に記載のデジタルカメラのように、タッチ式操作部へのジェスチャー操作に応じて拡大表示領域を移動させるものでは、ジェスチャー操作の操作方向と、ジェスチャー操作に応じた拡大表示領域の移動方向とは、予め設定されていて固定である。したがって、この固定された設定に最初の操作で違和感を覚えたユーザは、慣れるまでは違和感を引き摺ったまま操作を行わなければならなかった。
例えば、タッチ式操作部へのジェスチャー操作の操作方向と拡大表示領域の移動方向の設定が一致しているデジタルカメラに慣れ親しんだユーザがいたとする。このユーザが、特許文献1に記載のデジタルカメラのように、ジェスチャー操作の操作方向と拡大表示領域の移動方向の設定が異なるデジタルカメラを操作した場合を考える。この場合、当該ユーザは、慣れ親しんだデジタルカメラと設定が異なるために戸惑い、操作前に一瞬考えてしまったり操作ミスを犯してしまったりする。
本発明は、ユーザが違和感を覚えることなく操作することが可能な撮像装置、その作動方法および作動プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の撮像装置は、タッチパネルディスプレイと、外枠と、表示制御部と、受付部と、設定部と、決定部とを備える。タッチパネルディスプレイは、表示部、および表示部の画面に重ねて配置される透明なタッチ式操作部で構成される。外枠は、撮影画像を画面に再生表示した場合に撮影画像の一部の領域を拡大した拡大画像を表示し、タッチ式操作部に対するユーザの指の接触によるジェスチャー操作に応じて、拡大画像として表示する撮影画像の一部の領域である拡大表示領域を撮影画像の領域内で移動させ、かつ撮影画像の領域を示す。表示制御部は、拡大表示領域を示す内枠とで構成されるガイド枠を、拡大画像に加えて画面に表示する。受付部は、ジェスチャー操作の操作方向と拡大表示領域の移動方向との対応関係の設定指示を受け付ける。設定部は、対応関係を設定指示に応じて設定する。決定部は、ジェスチャー操作が行われた場合に、対応関係に基づいて撮影画像の領域内における移動方向を決定する。表示制御部は、決定部で決定された移動方向に拡大表示領域を移動させる。
表示制御部は、画面内の外枠の表示位置は固定で、拡大表示領域の移動に応じて内枠を外枠に対して移動させ、かつ対応関係に応じて、ガイド枠の表示、非表示を切り替えることが好ましい。
表示制御部は、操作方向と移動方向が一致する対応関係であった場合はガイド枠を表示し、操作方向と移動方向が異なる対応関係であった場合はガイド枠を非表示とすることが好ましい。
受付部は、ガイド枠の表示、非表示の指示を受け付け、表示制御部は、画面内の外枠の表示位置は固定で、拡大表示領域の移動に応じて内枠を外枠に対して移動させ、かつガイド枠の表示、非表示の指示に応じて、ガイド枠の表示、非表示を切り替えることが好ましい。
受付部は、ガイド枠の表示の指示を、操作方向と移動方向が一致する対応関係の設定指示として受け付け、ガイド枠の非表示の指示を、操作方向と移動方向が異なる対応関係の設定指示として受け付けることが好ましい。
表示制御部は、ガイド枠が非表示となる場合、ガイド枠を非表示としてよいか否かを問い合わせる第1警告画像を画面に表示することが好ましい。
表示制御部は、対応関係に応じて、ガイド枠の表示を、画面内の外枠の表示位置は固定で、拡大表示領域の移動に応じて内枠を外枠に対して移動させる内枠移動方式とするか、画面内の内枠の表示位置は固定で、拡大表示領域の移動に応じて外枠を内枠に対して移動させる外枠移動方式とするかを切り替えることが好ましい。
表示制御部は、操作方向と移動方向が一致する対応関係であった場合は内枠移動方式とし、操作方向と移動方向が異なる対応関係であった場合は外枠移動方式とすることが好ましい。
表示制御部は、操作方向と移動方向が一致する対応関係の設定指示を受付部で受け付けた場合、操作方向と移動方向が一致する設定としてよいか否かを問い合わせる第2警告画像を画面に表示することが好ましい。
方向指示キーをさらに備え、表示制御部は、方向指示キーで指示された方向と一致する方向に拡大表示領域を移動させ、かつ画面内の外枠の表示位置は固定で、拡大表示領域の移動に応じて内枠を外枠に対して移動させることが好ましい。
ジェスチャー操作は、タッチ式操作部に指を接触させ、そのまま一定方向にゆっくり指を移動させ、その後タッチ式操作部から指を離すスワイプ操作、または、タッチ式操作部に指を接触させ、そのまま一定方向に素早く指を払ってタッチ式操作部から指を離すフリック操作の少なくとも1つを含むことが好ましい。
本発明の撮像装置の作動方法は、表示部、および表示部の画面に重ねて配置される透明なタッチ式操作部で構成されるタッチパネルディスプレイを備える撮像装置の作動方法であって、表示制御ステップと、受付ステップと、設定ステップと、決定ステップとを備える。表示制御ステップは、撮影画像を画面に再生表示した場合に撮影画像の一部の領域を拡大した拡大画像を表示し、タッチ式操作部に対するユーザの指の接触によるジェスチャー操作に応じて、拡大画像として表示する撮影画像の一部の領域である拡大表示領域を撮影画像の領域内で移動させ、かつ撮影画像の領域を示す外枠と、拡大表示領域を示す内枠とで構成されるガイド枠を、拡大画像に加えて画面に表示する。受付ステップは、ジェスチャー操作の操作方向と拡大表示領域の移動方向との対応関係の設定指示を受け付ける。設定ステップは、対応関係を設定指示に応じて設定する。決定ステップは、ジェスチャー操作が行われた場合に、対応関係に基づいて撮影画像の領域内における移動方向を決定する。表示制御ステップでは、決定ステップで決定された移動方向に拡大表示領域を移動させる。
本発明の撮像装置の作動プログラムは、表示部、および表示部の画面に重ねて配置される透明なタッチ式操作部で構成されるタッチパネルディスプレイを備える撮像装置の作動プログラムであって、表示制御機能と、受付機能と、設定機能と、決定機能とを、コンピュータに実行させる。表示制御機能は、撮影画像を画面に再生表示した場合に撮影画像の一部の領域を拡大した拡大画像を表示し、タッチ式操作部に対するユーザの指の接触によるジェスチャー操作に応じて、拡大画像として表示する撮影画像の一部の領域である拡大表示領域を撮影画像の領域内で移動させ、かつ撮影画像の領域を示す外枠と、拡大表示領域を示す内枠とで構成されるガイド枠を、拡大画像に加えて画面に表示する。受付機能は、
ジェスチャー操作の操作方向と拡大表示領域の移動方向との対応関係の設定指示を受け付ける。設定機能は、対応関係を設定指示に応じて設定する。決定機能は、ジェスチャー操作が行われた場合に、対応関係に基づいて撮影画像の領域内における移動方向を決定する。表示制御機能は、決定機能で決定された移動方向に拡大表示領域を移動させる。
本発明は、タッチ式操作部へのジェスチャー操作の操作方向と拡大表示領域の移動方向との対応関係を、設定指示に応じて設定し、ジェスチャー操作が行われた場合に、対応関係に基づいて撮影画像の領域内における拡大表示領域の移動方向を決定して、決定した移動方向に拡大表示領域を移動させるので、ユーザの好みに応じた対応関係を設定することができ、この対応関係に基づいて拡大表示領域を移動させることができる。したがって、ユーザが違和感を覚えることなく操作することが可能な撮像装置、その作動方法および作動プログラムを提供することができる。
デジタルカメラの正面外観斜視図である。 デジタルカメラの背面外観斜視図である。 タッチパネルディスプレイの模式図である。 スワイプ操作またはフリック操作の様子を示す図である。 撮影画像の再生表示の様子を示す図であり、(A)は人物の顔に対応するタッチ式操作部の部分に対してピンチアウト操作が行われている様子、(B)は人物の顔の領域を拡大した拡大画像が表示された状態をそれぞれ示す。 拡大率表示バーおよびガイド枠を示す図である。 設定画像を示す図である。 デジタルカメラのブロック図である。 デジタルカメラのCPUのブロック図である。 ジェスチャー操作認識用情報を示す図である。 コマンド変換用情報を示す図である。 第1対応関係情報を示す図である。 第2対応関係情報を示す図である。 第1対応関係情報の別の例を示す図である。 第1対応関係を設定する様子を概略的に示す図である。 第1対応関係に基づいて拡大表示領域の移動方向を決定し、決定した移動方向に拡大表示領域を移動させる様子を概略的に示す図である。 第2対応関係に基づいて拡大表示領域の移動方向を決定し、決定した移動方向に拡大表示領域を移動させる様子を概略的に示す図である。 デジタルカメラの処理手順を示すフローチャートである。 デジタルカメラの処理手順を示すフローチャートである。 第1対応関係に応じて、ガイド枠の表示、非表示を切り替える第2実施形態を示す図であり、(A)はスワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域の移動方向が一致する場合、(B)はスワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域の移動方向が異なる場合をそれぞれ示す。 第1警告画像を示す図である。 第2実施形態のデジタルカメラの処理手順を示すフローチャートである。 第2実施形態のデジタルカメラの処理手順を示すフローチャートである。 第2実施形態のデジタルカメラの処理手順を示すフローチャートである。 スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域の移動方向が一部一致し、一部異なる場合のガイド枠の表示、非表示の切り替えを示す図である。 表示設定画像を示す図である。 第3実施形態の第1、第2受付部の機能を示す図であり、(A)は表示設定指示がガイド枠の表示を指示するものであった場合、(B)は表示設定指示がガイド枠の非表示を指示するものであった場合をそれぞれ示す。 第3実施形態のデジタルカメラの処理手順を示すフローチャートである。 第3実施形態のデジタルカメラの処理手順を示すフローチャートである。 外枠移動方式の説明図である。 第4実施形態の表示制御部の機能を示す図であり、(A)はスワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域の移動方向が一致する第1対応関係であった場合、(B)はスワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域の移動方向が異なる第1対応関係であった場合をそれぞれ示す。 第4実施形態のデジタルカメラの処理手順を示すフローチャートである。 第4実施形態のデジタルカメラの処理手順を示すフローチャートである。 第2警告画像を示す図である。
[第1実施形態]
図1および図2において、撮像装置としてのデジタルカメラ10の正面には、レンズ鏡筒11が設けられている。レンズ鏡筒11には、撮像光学系12が内蔵されている。レンズ鏡筒11は交換可能であり、デジタルカメラ10はいわゆるレンズ交換式である。
レンズ鏡筒11の奥には、イメージセンサ13が配置されている(図8参照)。イメージセンサ13は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)型、あるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型であり、矩形状の撮像面を有している。撮像面には、複数の画素がマトリックス状に配列されている。画素は、撮像光学系12を介して撮像面に結像された被写体像を光電変換して、被写体の画像データの元となる撮像信号を出力する。
デジタルカメラ10の上面には、電源レバー14、レリーズスイッチ15、ホットシュー16等が設けられている。電源レバー14は、デジタルカメラ10の電源をオンオフする際に操作される。ホットシュー16には、外付けのフラッシュ装置が着脱自在に取り付けられる。
レリーズスイッチ15は、静止画撮影を指示する際、あるいは動画撮影の開始、終了を指示する際に操作される。レリーズスイッチ15は2段押下型である。レリーズスイッチ15が1段目まで押された(半押しされた)場合、自動焦点調節や自動露出制御等の周知の撮影準備処理が実行される。レリーズスイッチ15が2段目まで押された(全押しされた)場合、イメージセンサ13に本撮影動作(画素に電荷を蓄積させ、蓄積電荷に応じた撮像信号を出力させる動作)を実行させ、これによりイメージセンサ13から出力された画像データを撮影画像として記録する撮影処理が実行される。
ファインダ部17は、正面に配され、被写体像を取り込む対物窓18と、背面に配され、ユーザの眼が接眼される接眼窓19とを有する。ユーザは、このファインダ部17を通じて、撮影する被写体像の構図を確認することができる。
デジタルカメラ10の背面には、タッチパネルディスプレイ20、操作キー群21等が設けられている。タッチパネルディスプレイ20は、イメージセンサ13からの画像データで表される被写体の撮影画像をリアルタイムで表示する、いわゆるライブビュー表示を行う。ライブビュー表示の他にも、タッチパネルディスプレイ20は、記録された撮影画像の再生表示を行ったり(図5参照)、設定画像50(図7参照)といった各種画像の表示を行う。
操作キー群21は、方向指示キー22、メニュー/決定キー23、再生表示キー24、戻るキー25等で構成される。方向指示キー22は、上下左右の各方向を指示するための4個のキーで構成され、各種選択候補を選択する際等に操作される。メニュー/決定キー23は、操作キー群21の中央に配され、選択候補の選択を確定する際等に操作される。再生表示キー24は、タッチパネルディスプレイ20に撮影画像を再生表示させる際に操作される。戻るキー25は、再生表示からライブビュー表示に表示形式を戻す際や、撮影画像の拡大表示を止める際等に操作される。以下では、操作キー群21に対する操作をキー操作という。なお、図1および図2において符号26で示す部分は、メモリカード76(図8参照)が着脱可能に装着されるメモリカードスロットを覆う蓋である。
図3は、タッチパネルディスプレイ20の構成を模式的に表したものである。タッチパネルディスプレイ20は、表示部30とタッチ式操作部31とで構成される。表示部30は、例えば液晶ディスプレイであり、その画面32には前述のように各種画像が表示される。タッチ式操作部31は、周知のように、互いに直交する2層の透明電極と、2層の透明電極を隔てる透明な絶縁層と、最上層に被せられる透明な保護カバーとを有する。タッチ式操作部31は、透明電極でユーザの指F(図4参照)の接触を感知して検知信号を出力する。タッチ式操作部31は、表示部30の画面32に重ねて配置される。タッチパネルディスプレイ20は、これら表示部30およびタッチ式操作部31が一体化された状態で、図2で示したようにデジタルカメラ10の背面に取り付けられる。
タッチパネルディスプレイ20は、タッチ式操作部31に対するユーザの指Fの接触によるジェスチャー操作を認識する。ジェスチャー操作には、例えばスワイプ操作とフリック操作がある。スワイプ操作は、タッチ式操作部31に指Fを接触させ、そのまま一定方向にゆっくり指Fを移動させ、その後タッチ式操作部31から指Fを離す操作である。フリック操作は、タッチ式操作部31に指Fを接触させ、そのまま一定方向に素早く指Fを払ってタッチ式操作部31から指Fを離す操作である。スワイプ操作またはフリック操作は、操作キー群21の方向指示キー22と同じく、各種選択候補を選択する際等に行われる。
図4は、タッチ式操作部31への上方向のスワイプ操作またはフリック操作の様子を示している。ユーザは、タッチ式操作部31の適当な位置に指F(ここでは人差し指)を接触させ、破線の矢印で示すように、上方向にゆっくり指Fを移動させるか(スワイプ操作)、上方向に素早く指Fを払い(フリック操作)、その後タッチ式操作部31から指Fを離す。
ジェスチャー操作としては、図4に例示したスワイプ操作、フリック操作の他に、タップ操作、ピンチイン操作、ピンチアウト操作等がある。タップ操作は、タッチ式操作部31を指Fで叩く操作であり、1回叩くシングルタップ操作と2回連続して叩くダブルタップ操作がある。ピンチイン操作は、親指と人差し指等の少なくとも2本の指Fを離した状態でタッチ式操作部31に接触させた後、2本の指Fを互いに近付く方向に移動させる操作である。ピンチアウト操作は逆に、2本の指Fを近付けた状態でタッチ式操作部31に接触させた後、2本の指Fを互いに離れる方向に移動させる操作である(図5(A)参照)。
タップ操作は、操作キー群21のメニュー/決定キー23と同じく、選択候補の選択を確定する際等に行われる。ピンチイン操作は、再生表示された撮影画像を縮小する際等に行われ、ピンチアウト操作は、再生表示された撮影画像を拡大する際等に行われる(図5(A)参照)。
図5(A)は、再生表示キー24が操作されて、タッチパネルディスプレイ20に撮影画像が再生表示された状態を示している。撮影画像は、人物の顔が中央にあり、人物の顔の左側に時計があり、部屋の壁が左右に、天井が上側にある構図である。この状態で、破線で示すように、人物の顔に対応するタッチ式操作部31の部分に対してピンチアウト操作が行われた場合、図5(B)に示すように、撮影画像の一部の領域である人物の顔の領域を拡大した拡大画像が画面32に表示される。以下、拡大画像として表示する撮影画像の一部の領域を、拡大表示領域35という。拡大表示領域35は、例えば、ピンチイン操作およびピンチアウト操作における2本の指の接触位置を直線で結んだ中間点に、その中心が位置する。
拡大画像が表示された図5(B)に示す状態においては、画面32の右隅に拡大率表示バー36およびガイド枠37が表示される。拡大率表示バー36およびガイド枠37は、半透明の状態で表示される。このため、拡大率表示バー36およびガイド枠37に重なった領域は透けており、ユーザが視認可能である。
図6に示すように、拡大率表示バー36は、横長なバー本体40と、拡大率に応じてバー本体40内を移動するマーク41とで構成される。マーク41は、拡大率が大きくなる(拡大表示領域35が小さくなる)につれて右側に移動する。すなわち、元々の拡大していない撮影画像に近い拡大画像が表示されている場合は、マーク41はバー本体40の左端にあり、撮影画像のより小さい領域の拡大画像が表示される程、マーク41はバー本体40の右端に向かって移動する。
ガイド枠37は、撮影画像の領域を示す外枠42と、拡大表示領域35を示す内枠43とで構成される。内枠43は、ハッチングで示すように所定の色(例えば黒色)で色付けされている。外枠42の画面32内の表示位置は固定である。一方、内枠43は、矢印Kで示すように、撮影画像の領域内における拡大表示領域35の移動に応じて、外枠42に対する位置が上下左右に移動される。また、内枠43は、矢印Lで示すように、拡大率の変更に応じてその大きさが変更される。
図7において、設定画像50は、ジェスチャー操作であるスワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向との対応関係(以下、第1対応関係)を設定する際に、画面32に表示される操作画像である。
設定画像50には、スワイプ操作またはフリック操作の上下左右の各方向に対する拡大表示領域35の移動方向を、上下左右のいずれかに択一的に設定するためのラジオボタン51と、設定ボタン52とキャンセルボタン53とが設けられる。設定ボタン52が選択された場合、そのときのラジオボタン51の選択状態が第1対応関係として設定される。一方、キャンセルボタン53が選択された場合は、設定画像50が画面32から消去される。
上方向のスワイプ操作またはフリック操作に対して、拡大表示領域35の移動方向に上が設定された場合、下方向のスワイプ操作またはフリック操作に対する拡大表示領域35の移動方向には、自動的に下が設定される。一方、上方向のスワイプ操作またはフリック操作に対して、拡大表示領域35の移動方向に下が設定された場合は、下方向のスワイプ操作またはフリック操作に対する拡大表示領域35の移動方向には、自動的に上が設定される。
同様に、左方向のスワイプ操作またはフリック操作に対して、拡大表示領域35の移動方向に左が設定された場合、右方向のスワイプ操作またはフリック操作に対する拡大表示領域35の移動方向には、自動的に右が設定される。一方、左方向のスワイプ操作またはフリック操作に対して、拡大表示領域35の移動方向に右が設定された場合は、右方向のスワイプ操作またはフリック操作に対する拡大表示領域35の移動方向には、自動的に左が設定される。
図7では、上方向のスワイプ操作およびフリック操作に対して、拡大表示領域35の移動方向に上が、下方向のスワイプ操作およびフリック操作に対して、拡大表示領域35の移動方向に下が、それぞれ設定されている。そして、左方向のスワイプ操作およびフリック操作に対して、拡大表示領域35の移動方向に左が、右方向のスワイプ操作およびフリック操作に対して、拡大表示領域35の移動方向に右が、それぞれ設定されている。このように、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向とは一致している。なお、左方向のスワイプ操作およびフリック操作に対しては、拡大表示領域35の移動方向を左、右方向のスワイプ操作およびフリック操作に対しては、拡大表示領域35の移動方向を右にそれぞれ固定して設定変更不可とし、上方向と下方向のスワイプ操作およびフリック操作のみ、拡大表示領域35の移動方向を設定変更可能としてもよい。
拡大表示領域35は、スワイプ操作およびフリック操作だけでなく、方向指示キー22の操作によっても移動させることが可能である。ただし、方向指示キー22の操作方向と、これに応じた拡大表示領域35の移動方向との対応関係(以下、第2対応関係)は、第1対応関係とは異なり、予め固定されていて設定変更不可である。
すなわち、方向指示キー22の上方向の操作に対しては、拡大表示領域35の移動方向に上が、方向指示キー22の下方向の操作に対しては、拡大表示領域35の移動方向に下が、それぞれ設定されている。また、方向指示キー22の左方向の操作に対しては、拡大表示領域35の移動方向に左が、方向指示キー22の右方向の操作に対しては、拡大表示領域35の移動方向に右が、それぞれ設定されている(図13参照)。このように、方向指示キー22の操作方向と拡大表示領域35の移動方向とは一致している。
図8において、撮像光学系12は、移動レンズ60と、絞り機構61とを備える。移動レンズ60は、焦点調節用のフォーカスレンズおよびズーム用のズームレンズであり、光軸OAに沿って移動する。絞り機構61は、周知のように、複数枚の絞り羽根を有する。絞り羽根は略円形の絞り開口を形成し、この絞り開口の大きさを変化させることで入射光量を制限する。なお、図示および説明は省略するが、撮像光学系12は、移動レンズ60の他にも様々なレンズを有している。
デジタルカメラ10は、アナログ処理部(AFE;Analog Front End)65およびデジタル信号処理部(DSP;Digital Signal Processor)66、センサ制御部67、光学系制御部68、CPU(Central Processing Unit)69、フレームメモリ70、カード制御部71、および記憶部72を備える。これらはデータバス73で相互に接続されている。
AFE65は、イメージセンサ13からのアナログの撮像信号に対して、相関二重サンプリング処理や増幅処理、アナログ/デジタル変換処理を施し、所定のビット数に応じた階調値を持つ画像データに変換してDSP66に出力する。DSP66は、AFE65からの画像データに対して、ガンマ補正処理、欠陥画素補正処理、ホワイトバランス補正処理、同時化処理等の周知の信号処理を施す。
センサ制御部67はイメージセンサ13の動作を制御する。具体的には、センサ制御部67は、CPU69から入力される基準クロック信号に同期したセンサ制御信号をイメージセンサ13に出力し、イメージセンサ13に所定のフレームレートで撮像信号を出力させる。
光学系制御部68は、自動焦点調節時、移動レンズ60を合焦位置に移動させる。また、光学系制御部68は、自動露出制御時、演算した開度となるよう絞り機構61の絞り羽根を開閉させる。
CPU69は、記憶部72に記憶された作動プログラム75に基づいて、デジタルカメラ10の各部の動作を統括的に制御する。例えばCPU69は、レリーズスイッチ15の半押しに応じて撮影準備処理を実行し、レリーズスイッチ15の全押しに応じて撮影処理を実行する。また、CPU69は、操作キー群21からの操作信号に応じた処理を実行する。なお、図8では、レリーズスイッチ15および操作キー群21のみを図示しているが、前述の電源レバー14をはじめとした他の操作部もデータバス73に接続され、これらからの操作信号に応じた処理がCPU69で実行される。
フレームメモリ70は、DSP66で各種信号処理が施された1フレーム分の画像データを記憶する。フレームメモリ70に記憶される画像データは、所定のフレームレートで随時更新される。
カード制御部71は、メモリカード76への撮影画像の記録、およびメモリカード76からの撮影画像の読み出しを制御する。レリーズスイッチ15の全押しに伴う撮影処理においては、カード制御部71は、そのときフレームメモリ70に記憶されていた画像データを、撮影画像としてメモリカード76に記録する。
図9において、記憶部72には、前述の作動プログラム75に加えて、ジェスチャー操作認識用情報80(図10参照)、コマンド変換用情報81(図11参照)、第1対応関係情報82(図12参照)、および第2対応関係情報83(図13参照)が記憶されている。
作動プログラム75が起動されると、CPU69は、第1受付部90、第2受付部91、認識部92、コマンド出力部93、情報管理部94、および表示制御部95として機能する。
第1受付部90は、タッチ式操作部31に対して行われるジェスチャー操作による操作指示(以下、第1操作指示)を受け付ける。第1受付部90は、第1操作指示を認識部92に出力する。一方、第2受付部91は、操作キー群21に対して行われるキー操作による操作指示(以下、第2操作指示)を受け付ける。第2受付部91は、第2操作指示をコマンド出力部93に出力する。
第1操作指示は、タッチ式操作部31に対する指Fの接触位置、および移動軌跡を示す座標情報、タッチ式操作部31に対する指Fの接触本数、接触時間、単位時間当たりの接触回数といった情報を含む。座標は、例えば、タッチ式操作部31を構成する、互いに直交する2層の透明電極の交点を示す2組の数字である。一方、第2操作指示は、方向指示キー22の上下左右の各キーのいずれかの操作信号と、その操作時間を示す情報、並びにメニュー/決定キー23の操作信号である。
第1操作指示および第2操作指示には、第1対応関係の設定指示が含まれる。設定指示は、設定画像50の設定ボタン52が選択されたときに、タッチ式操作部31から第1受付部90に、もしくは操作キー群21から第2受付部91に出力される。つまり、第1受付部90および第2受付部91は、設定指示を受け付ける受付部に相当し、設定指示の受付機能を担う。
認識部92は、ジェスチャー操作認識用情報80を参照して、第1受付部90からの第1操作指示の元であるジェスチャー操作が、前述のスワイプ操作、フリック操作、タップ操作、ピンチイン操作、ピンチアウト操作等のいずれであるかを認識する。そして、スワイプ操作、フリック操作、ピンチイン操作、ピンチアウト操作の場合は、指Fの移動軌跡から指Fの移動量および移動速度を認識する。認識部92は、認識結果をコマンド出力部93に出力する。
コマンド出力部93は、コマンド変換用情報81と表示制御部95からの表示ステータスとを参照して、認識部92からの認識結果、および第2受付部91からの第2操作指示をコマンドに変換する。そして、変換したコマンドを、情報管理部94、表示制御部95といった各種処理部に出力する。コマンドは、認識結果(言い換えれば第1操作指示)および第2操作指示を、情報管理部94、表示制御部95等が理解可能な形態に変換したものである。表示ステータスは、拡大表示領域35の大きさ(拡大率)および位置を含む撮影画像の再生表示状態等、表示部30の画面32への各種画像の表示状況を示す情報である。
情報管理部94は、各種情報80〜83の記憶部72への書き込み、および各種情報80〜83の記憶部72からの読み出しを管理する。例えば、情報管理部94は、ジェスチャー操作認識用情報80を認識部92に受け渡し、コマンド変換用情報81をコマンド出力部93に受け渡す。
表示制御部95は、表示部30の画面32への各種画像の表示を制御する表示制御機能を担う。表示制御部95は、各種画像の表示状態を表示ステータスとしてコマンド出力部93に出力する。このため、コマンド出力部93は表示ステータスを常に把握している。
図10において、ジェスチャー操作認識用情報80は、タッチ式操作部31への指Fの接触本数、移動軌跡、接触時間、単位時間当たりの接触回数に対するジェスチャー操作を登録したものである。例えば接触本数が1本、移動軌跡が1点、接触時間がT1(例えば1秒未満)、接触回数が1回の場合はシングルタップ操作が登録されている。また、接触本数が1本、移動軌跡が上方向、接触時間がT2(例えば1秒以上)の場合は上方向のスワイプ操作が、接触本数および移動軌跡は同じで、接触時間がT1の場合は上方向のフリック操作が、それぞれ登録されている。
認識部92は、第1受付部90からの第1操作指示に含まれるタッチ式操作部31への指Fの接触本数、移動軌跡、接触時間、単位時間当たりの接触回数と一致するジェスチャー操作を、ジェスチャー操作認識用情報80から抽出する。そして、この抽出したジェスチャー操作を認識結果としてコマンド出力部93に出力する。例えば第1操作指示に含まれるタッチ式操作部31への指Fの接触本数が2本、移動軌跡が離れる方向であった場合、認識部92は、ジェスチャー操作認識用情報80からピンチアウト操作を抽出し、これをコマンド出力部93に出力する。
図11において、コマンド変換用情報81は、認識結果(ジェスチャー操作)またはキー操作と、表示ステータスとに対するコマンドを登録したものである。例えば、設定画像50において設定ボタン52が選択されている表示ステータスで、ジェスチャー操作としてシングルタップ操作が行われた場合、またはキー操作としてメニュー/決定キー23が操作された場合は、第1対応関係を設定する旨のコマンドが登録されている。
撮影画像が再生表示されている図5(A)に示した表示ステータスで、ジェスチャー操作としてピンチイン操作が行われた場合は、撮影画像を縮小する旨のコマンドが登録されている。一方、同じ表示ステータスでピンチアウト操作が行われた場合は、撮影画像を拡大する旨のコマンドが登録されている。
さらに、拡大画像が表示されている図5(B)に示した表示ステータスで、ジェスチャー操作として例えば上方向のスワイプ操作またはフリック操作が行われた場合は、拡大表示領域35を上方向に移動させる旨のコマンドが登録されている。また、同じ表示ステータスで、キー操作として例えば方向指示キー22の上方向の操作が行われた場合は、拡大表示領域35を上方向に移動させる旨のコマンドが登録されている。
図12において、第1対応関係情報82は、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向、すなわち第1対応関係を登録したものである。ここでは図7で示した第1対応関係が登録されている。同様に図13において、第2対応関係情報83は、方向指示キー22の操作方向と拡大表示領域35の移動方向、すなわち第2対応関係を登録したものである。ここでは方向指示キー22の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が一致する第2対応関係が登録されている。
第1対応関係情報82は、設定指示に応じてその内容が書き換えられる。対して第2対応関係情報83は、図13に示す内容のままで書き換え不可である。なお、第1対応関係情報82と第2対応関係情報83を統合して1つの対応関係情報としてもよい。
図14は、第1対応関係情報82の別の例である。図12では、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が一致していたが、図14に示す例では、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向とが異なっている。すなわち、上方向のスワイプ操作およびフリック操作に対して、拡大表示領域35の移動方向に下が、下方向のスワイプ操作およびフリック操作に対して、拡大表示領域35の移動方向に上が、それぞれ設定されている。そして、左方向のスワイプ操作およびフリック操作に対して、拡大表示領域35の移動方向に右が、右方向のスワイプ操作およびフリック操作に対して、拡大表示領域35の移動方向に左が、それぞれ設定されている。
図14に示す第1対応関係情報では、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向とがことごとく逆になる。このため一見違和感があるが、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向を、撮影画像の領域の移動方向と置き換えれば辻褄が合う。例えば上方向のスワイプ操作またはフリック操作の場合は、撮影画像の領域の移動方向が上で、相対的に拡大表示領域35が下方向に移動されると考えれば違和感は軽減される。
図15に示すように、コマンド出力部93は、第1受付部90または第2受付部91からの設定指示に応じて、第1対応関係を設定する旨のコマンドを情報管理部94に出力する。情報管理部94は、当該コマンドに応じて、第1対応関係を第1対応関係情報82に登録する。また、情報管理部94は、コマンド変換用情報81のスワイプ操作またはフリック操作の部分100A(図11参照)のコマンドを、第1対応関係情報82に基づいて登録する。これにより第1対応関係が設定される。すなわち、情報管理部94は、第1受付部90または第2受付部91で受け付けた設定指示に応じて、ジェスチャー操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向との対応関係を設定する設定部に相当し、設定機能を担う。なお、方向指示キー22の操作の部分100B(図11参照)については、第2対応関係情報83に基づいたコマンドが予め登録されている。
なお、設定指示は、実際には認識部92で認識されて、コマンド出力部93には認識結果が出力されるが、図15では説明を単純化するため、設定指示は第1受付部90からコマンド出力部93に出力されるとしている。
コマンド出力部93は、ジェスチャー操作またはキー操作が行われた場合に、第1対応関係または第2対応関係に基づいて撮影画像の領域内における拡大表示領域35の移動方向を決定する。すなわち、コマンド出力部93は決定部に相当し、決定機能を担う。コマンド出力部93は、決定した移動方向に拡大表示領域35を移動させる旨のコマンドを表示制御部95に出力する。表示制御部95は、コマンドで示される移動方向に拡大表示領域35を移動させる。
図16は、第1対応関係情報82が図12に示したものであって、拡大画像が表示されている表示ステータスで、ジェスチャー操作として上方向のスワイプ操作またはフリック操作が行われた場合を示している。この場合、コマンド出力部93は、第1対応関係情報82に基づいて部分100Aが生成されたコマンド変換用情報81を参照して、拡大表示領域35を上方向に移動させる旨のコマンドを表示制御部95に出力する。表示制御部95は、当該コマンドに応じて、拡大表示領域35を上方向に移動させる。
拡大表示領域35は、上方向のスワイプ操作またはフリック操作が行われる前は、矢印Mの左側に示すように、例えば図5(B)で示した、人物の顔全体が中央に映る領域である。この状態から上方向のスワイプ操作またはフリック操作が行われた場合、拡大表示領域35は、矢印Mの右側に示すように上方向に移動されて、例えば人物の顔の上半分の領域とされる。また、この拡大表示領域35の移動に伴い、ガイド枠37の内枠43が上方向に移動される。なお、下方向、左方向、右方向のスワイプ操作またはフリック操作が行われた場合は、拡大表示領域35の移動方向がそれぞれ下方向、左方向、右方向になるだけなので図示および説明を省略する。
一方、図17は、拡大画像が表示されている表示ステータスで、キー操作として方向指示キー22の下方向の操作が行われた場合を示している。この場合、コマンド出力部93は、拡大表示領域35を下方向に移動させる旨のコマンドを表示制御部95に出力する。表示制御部95は、当該コマンドに応じて、拡大表示領域35を下方向に移動させる。
矢印Nの左側は、図16の矢印Mの左側と同じく、人物の顔全体が中央に映る領域が拡大表示領域35である状態である。この状態から方向指示キー22の下方向の操作が行われた場合、矢印Nの右側に示すように拡大表示領域35は下方向に移動されて、例えば人物の顔を除く上半身が映る領域とされる。また、この拡大表示領域35の移動に伴い、ガイド枠37の内枠43が下方向に移動される。なお、方向指示キー22の上方向、左方向、右方向の操作が行われた場合は、拡大表示領域35の移動方向がそれぞれ上方向、左方向、右方向になるだけなので図示および説明を省略する。
図13で示した第2対応関係情報83には、方向指示キー22の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が一致する第2対応関係が登録されている。このため、表示制御部95は、方向指示キー22で指示された方向と一致する方向に拡大表示領域35を移動させる。また、表示制御部95は、画面32内の外枠42の表示位置は固定で、拡大表示領域35の移動に応じて内枠43を外枠42に対して移動させる。以下、このガイド枠37の表示方式を内枠移動方式という。
拡大表示領域35の移動量は、指Fの移動量および移動速度に依存する。指Fの移動量が大きく、かつ移動速度が速い程、拡大表示領域35の移動量は大きくなる。
次に、上記構成による作用について、図18および図19のフローチャートを参照して説明する。まず、図18に示すように、設定画像50において設定ボタン52が選択されている表示ステータス(ステップST100)で、シングルタップ操作またはメニュー/決定キー23が操作された場合(ステップST101)、第1受付部90または第2受付部91で設定指示が受け付けられる(ステップST102、受付ステップ)。
図15で示したように、設定指示は第1受付部90または第2受付部91からコマンド出力部93に出力される。この設定指示に応じて、コマンド出力部93から、第1対応関係を設定する旨のコマンドが情報管理部94に出力される(ステップST103)。そして、第1対応関係を設定する旨のコマンドを受けた情報管理部94により、第1対応関係が第1対応関係情報82に登録される。また、第1対応関係情報82に基づいて、コマンド変換用情報81のスワイプ操作またはフリック操作の部分100Aのコマンドが登録される。これにより第1対応関係が設定される(ステップST104、設定ステップ)。
再生表示キー24が操作された場合、図5(A)で示したように、表示制御部95により、画面32への撮影画像の再生表示が行われる。そして、タッチ式操作部31に対してピンチアウト操作が行われた場合、図5(B)で示したように、表示制御部95により、画面32への拡大画像の表示が行われる。
図19に示すように、拡大画像が表示されている表示ステータス(ステップST110、ガイド枠37も内枠移動方式で表示)で、タッチ式操作部31に対してスワイプ操作またはフリック操作が行われた場合(ステップST111でYES)、図16で示したように、コマンド出力部93により、第1対応関係に基づいて拡大表示領域35の移動方向が決定される(ステップST112、決定ステップ)。
一方、スワイプ操作またはフリック操作ではなく、方向指示キー22が操作された場合(ステップST111でNO、ステップST113でYES)、図17で示したように、コマンド出力部93により、第2対応関係に基づいて拡大表示領域35の移動方向が決定される(ステップST114)。
拡大表示領域35の移動方向の決定後、コマンド出力部93から、決定した移動方向に拡大表示領域35を移動させる旨のコマンドが表示制御部95に出力される(ステップST115)。図16の矢印Mの右側および図17の矢印Nの右側で示したように、表示制御部95により、決定した移動方向に拡大表示領域35が移動され、かつ内枠43が移動される(ステップST116、表示制御ステップ)。
これらステップST110〜ステップST116に示す処理は、戻るキー25が操作されて拡大画像の表示が終了されるまで(ステップST117でYES)、繰り返し実行される。
第1対応関係を設定し、スワイプ操作またはフリック操作が行われた場合に、設定された第1対応関係に基づいて拡大表示領域35の移動方向を決定して、決定された移動方向に拡大表示領域35を移動させるので、ユーザの好みに応じた第1対応関係、例えば自身が慣れ親しんだデジタルカメラと同じ第1対応関係を設定することができ、第1対応関係に基づいて拡大表示領域35を移動させることができる。
従来は第1対応関係が設定不可で固定されており、この固定された設定に最初に違和感を覚えたユーザは、慣れるまでは違和感を引き摺ったまま操作を行わなければならなかった。対して本発明は、ユーザが好みの第1対応関係を自由に設定することができるので、最初から違和感を覚えることなく操作することができる。
表示制御部95は、方向指示キー22で指示された方向と一致する方向に拡大表示領域35を移動させ、かつ画面32内の外枠42の表示位置は固定で、拡大表示領域35の移動に応じて内枠43を外枠42に対して移動させる。このため、タッチ式操作部31とは異なり、凹凸形状等の触覚的に知覚可能な形状および操作感をもつ方向指示キー22の操作方向に対して、より直感的で分かり易い移動方向に拡大表示領域35を移動させることができる。
[第2実施形態]
図20〜図25に示す第2実施形態では、第1対応関係に応じて、ガイド枠37の表示、非表示を切り替える。なお、以下では、上記第1実施形態との相違点を中心に説明し、上記第1実施形態と同じ構成および作用については説明を省略する。以降の実施形態も同様である。
図20(A)に示す第1対応関係情報82は、図12で示したものと同じであり、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が一致する場合である。この場合、表示制御部95は、矢印Pの下側に示すように、上記第1実施形態と同じく、画面32にガイド枠37を表示する。
一方、図20(B)に示す第1対応関係情報82は、図14で示したものと同じであり、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が異なる場合である。この場合、表示制御部95は、矢印Qの下側に破線の枠および×印で示すように、ガイド枠37を非表示とする。ここではガイド枠37に加えて拡大率表示バー36も非表示としている。
また、表示制御部95は、設定画像50においてスワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が異なる設定がなされ、設定ボタン52が選択された場合、図21に示す第1警告画像105を画面32に表示する。
図21において、第1警告画像105には、ガイド枠37等を非表示としてよいか否かを問い合わせるメッセージ106が表示され、さらに、はいボタン107といいえボタン108とが設けられる。はいボタン107が選択された場合は、設定ボタン52が選択された場合と同じ処理が実行される。一方、いいえボタン108が選択された場合は、第1警告画像105が画面32から消去され、設定画像50に表示が戻される。
図22〜図24は、本実施形態におけるデジタルカメラの処理手順を示すフローチャートである。まず、図22に示すように、第1受付部90または第2受付部91で設定指示が受け付けられた場合(ステップST102、受付ステップ)、コマンド出力部93において、当該設定指示で表される第1対応関係が、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が一致するものであるか否かが判定される(ステップST200)。
スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が一致していた場合(ステップST200でYES)は、コマンド出力部93から、第1対応関係を設定する旨のコマンドが情報管理部94に出力される(ステップST103)。以降の処理は上記第1実施形態と同じである。
一方、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が異なっていた場合(ステップST200でNO)は、コマンド出力部93から、第1警告画像105を画面32に表示させる旨のコマンドが表示制御部95に出力される。これにより第1警告画像105が画面32に表示される(ステップST201)。
第1警告画像105のはいボタン107が選択された場合(ステップST202でYES)は、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が一致していた場合と同じく、コマンド出力部93から、第1対応関係を設定する旨のコマンドが情報管理部94に出力される(ステップST103)。一方、いいえボタン108が選択された場合(ステップST202でNO、ステップST203でYES)は、ステップST100に戻る。
図23に示すように、画面32への拡大画像の表示に際しては、図22のステップST200と同じく、コマンド出力部93において、第1対応関係が、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が一致するものであるか否かが判定される(ステップST210)。
スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が一致していた場合(ステップST210でYES)は、コマンド出力部93から、拡大画像と内枠移動方式のガイド枠37を画面32に表示させる旨のコマンドが表示制御部95に出力される。これにより拡大画像および内枠移動方式のガイド枠37が画面32に表示される(ステップST110)。つまり上記第1実施形態と同じである。
一方、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が異なっていた場合(ステップST210でNO)は、コマンド出力部93から、拡大率表示バー36およびガイド枠37は非表示で、拡大画像のみを画面32に表示させる旨のコマンドが表示制御部95に出力される。これにより拡大画像のみが画面32に表示される(ステップST211)。
この拡大画像のみが表示されている表示ステータス(ステップST211)で、図24に示すように、タッチ式操作部31に対してスワイプ操作またはフリック操作が行われた場合(ステップST212でYES)は、コマンド出力部93により、第1対応関係に基づいて拡大表示領域35の移動方向が決定される(ステップST213、決定ステップ)。
一方、スワイプ操作またはフリック操作ではなく、方向指示キー22が操作された場合(ステップST212でNO、ステップST214でYES)は、コマンド出力部93により、第2対応関係に基づいて拡大表示領域35の移動方向が決定される(ステップST215)。
拡大表示領域35の移動方向の決定後、コマンド出力部93から、決定した移動方向に拡大表示領域35を移動させる旨のコマンドが表示制御部95に出力される(ステップST216)。そして、表示制御部95により、決定した移動方向に拡大表示領域35が移動される(ステップST217、表示制御ステップ)。このとき、ガイド枠37は表示されていないので、内枠43は移動されない。
このように、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が異なる第1対応関係であった場合はガイド枠37を非表示とするので、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向に対して、拡大表示領域35の移動に連動する内枠43が逆方向に移動することで生じる違和感をユーザに与えないで済む。
また、ガイド枠37が非表示となる場合、ガイド枠37を非表示としてよいか否かを問い合わせる第1警告画像105を画面32に表示するので、ユーザの意思を確認したうえでガイド枠37を非表示とすることができ、設定ミスで意図せずガイド枠37が表示されないという事態を極力回避することができる。
図20(A)では、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が上下左右で全て一致する場合を示し、図20(B)では、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が上下左右で全て異なる場合を示した。しかし、図25に示すように、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が一部一致し、一部異なる場合も考えられる。この場合は、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向に応じて、ガイド枠37の表示、非表示を切り替える。
より詳しくは、上下方向のスワイプ操作またはフリック操作の場合は、拡大表示領域35の移動方向が一致しているのでガイド枠37を表示する。対して左右方向のスワイプ操作またはフリック操作の場合は、拡大表示領域35の移動方向が異なるのでガイド枠37を非表示とする。
なお、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が異なる第1対応関係に慣れ親しんだユーザもいる。こうしたユーザにとっては、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が一致する第1対応関係であった場合にガイド枠37を表示すると、かえって違和感を覚える場合がある。そこで、上記とは逆に、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が一致する第1対応関係であった場合にガイド枠37を非表示としてもよい。
[第3実施形態]
図26〜図29に示す第3実施形態では、第1受付部90または第2受付部91で、ガイド枠37の表示、非表示の指示(以下、表示設定指示という)を受け付け、この表示設定指示に応じて、ガイド枠37の表示、非表示を切り替える。
本実施形態では、表示制御部95は、上記第1実施形態の図7で示した設定画像50に替えて、図26に示す表示設定画像110を画面32に表示する。表示設定画像110には、スワイプ操作またはフリック操作の上下方向および左右方向のそれぞれに対して、ガイド枠37の表示、非表示をいずれかに択一的に設定するためのラジオボタン111と、設定ボタン112とキャンセルボタン113とが設けられる。
設定ボタン112およびキャンセルボタン113は、設定画像50の設定ボタン52およびキャンセルボタン53と同じく、シングルタップ操作またはメニュー/決定キー23で選択することが可能である。設定ボタン112が選択された場合、そのときのラジオボタン111の選択状態に基づいて、第1対応関係が設定される。図26では、スワイプ操作またはフリック操作の上下方向および左右方向のいずれに対しても、ガイド枠37を表示する設定がなされている。一方、キャンセルボタン113が選択された場合は、表示設定画像110が画面32から消去される。
図27において、第1受付部90または第2受付部91は、表示設定指示を受け付ける。図27(A)のように、表示設定指示がガイド枠37の表示を指示するものであった場合、矢印Rの下側に示すように、第1受付部90または第2受付部91は、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が一致する第1対応関係の設定指示として受け付ける。対して図27(B)のように、表示設定指示がガイド枠37の非表示を指示するものであった場合、矢印Sの下側に示すように、第1受付部90または第2受付部91は、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が異なる第1対応関係の設定指示として受け付ける。
本実施形態においても、表示設定指示が非表示であった場合、表示制御部95は、上記第2実施形態の図21で示した第1警告画像105を画面32に表示する。
図28および図29は、本実施形態におけるデジタルカメラの処理手順を示すフローチャートである。まず、図28のステップST300に示すように、表示制御部95により、表示設定画像110が画面32に表示される。この表示設定画像110において設定ボタン112が選択されている表示ステータスで、シングルタップ操作またはメニュー/決定キー23が操作された場合(ステップST301)、第1受付部90または第2受付部91で表示設定指示が受け付けられる(ステップST302、受付ステップ)。
第1受付部90または第2受付部91で表示設定指示が受け付けられた場合、コマンド出力部93において、当該表示設定指示がガイド枠37の表示を指示するものであるか非表示を指示するものであるかが判定される(ステップST303)。
表示設定指示がガイド枠37の表示を指示するものであった場合(ステップST303でYES)は、コマンド出力部93から、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が一致した第1対応関係を設定する旨のコマンドが情報管理部94に出力される(ステップST304)。そして、第1対応関係を設定する旨のコマンドを受けた情報管理部94により、第1対応関係が第1対応関係情報82に登録される。また、第1対応関係情報82に基づいて、コマンド変換用情報81のスワイプ操作またはフリック操作の部分100Aのコマンドが登録される。これによりスワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が一致した第1対応関係が設定される(ステップST305、設定ステップ)。
一方、表示設定指示がガイド枠37の非表示を指示するものであった場合(ステップST303でNO)は、コマンド出力部93から、図21で示した第1警告画像105を画面32に表示させる旨のコマンドが表示制御部95に出力される。これにより第1警告画像105が画面32に表示される(ステップST201)。
第1警告画像105のはいボタン107が選択された場合(ステップST202でYES)は、図29に示すように、コマンド出力部93から、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が異なる第1対応関係を設定する旨のコマンドが情報管理部94に出力される(ステップST306)。そして、第1対応関係を設定する旨のコマンドを受けた情報管理部94により、第1対応関係が第1対応関係情報82に登録される。また、第1対応関係情報82に基づいて、コマンド変換用情報81のスワイプ操作またはフリック操作の部分100Aのコマンドが登録される。これによりスワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が異なる第1対応関係が設定される(ステップST307、設定ステップ)。
一方、いいえボタン108が選択された場合(ステップST202でNO、ステップST203でYES)は、ステップST300に戻る。なお、画面32への拡大画像の表示に際しての処理手順は、上記第2実施形態の図23および図24で示したものと同じであるため、図示および説明を省略する。
このように、ガイド枠37の非表示の指示を、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が異なる対応関係の設定指示として第1受付部90または第2受付部91で受け付けるので、上記第2実施形態と同じく、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向に対して、拡大表示領域35の移動に連動する内枠43が逆方向に移動することで生じる違和感をユーザに与えないで済む。
なお、上記第2実施形態と同様に、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が異なる第1対応関係に慣れ親しんだユーザに対応するため、ガイド枠37の非表示の指示を、逆にスワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が一致する対応関係の設定指示として第1受付部90または第2受付部91で受け付けてもよい。
[第4実施形態]
図30〜図33に示す第4実施形態では、第1対応関係に応じて、ガイド枠37の表示を内枠移動方式とするか、外枠移動方式とするかを切り替える。
内枠移動方式は、図6において矢印Kで示したように、画面32内の外枠42の表示位置は固定で、拡大表示領域35の移動に応じて内枠43を外枠42に対して移動させる方式である。一方、外枠移動方式は、図30において矢印Tで示すように、画面32内の内枠43の表示位置は固定で、拡大表示領域35の移動に応じて外枠42を内枠43に対して移動させる方式である。この外枠移動方式では、拡大表示領域35が例えば上方向に移動した場合、外枠42は逆に下方向に移動される。なお、外枠移動方式においても内枠移動方式と同じく、内枠43は、拡大率の変更に応じてその大きさが変更される。
図31(A)のように、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が一致する第1対応関係であった場合、矢印Uの下側に示すように、表示制御部95は、ガイド枠37の表示方式を内枠移動方式とする。対して、図31(B)のように、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が異なる第1対応関係であった場合、矢印Vの下側に示すように、表示制御部95は、ガイド枠37の表示方式を外枠移動方式とする。
図32および図33は、本実施形態におけるデジタルカメラの処理手順を示すフローチャートである。図32に示すように、画面32への拡大画像の表示に際しては、上記第2実施形態の図23と同じく、コマンド出力部93において、第1対応関係が、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が一致するものであるか否かが判定される(ステップST210)。
スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が一致していた場合(ステップST210でYES)は、コマンド出力部93から、拡大画像と内枠移動方式のガイド枠37を画面32に表示させる旨のコマンドが表示制御部95に出力される。これにより拡大画像および内枠移動方式のガイド枠37が画面32に表示される(ステップST110)。つまり上記第1実施形態と同じである。
一方、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が異なっていた場合(ステップST210でNO)は、コマンド出力部93から、拡大画像と外枠移動方式のガイド枠37を画面32に表示させる旨のコマンドが表示制御部95に出力される。これにより拡大画像および外枠移動方式のガイド枠37が画面32に表示される(ステップST400)。
この拡大画像および外枠移動方式のガイド枠37が表示されている表示ステータス(ステップST400)で、図33に示すように、タッチ式操作部31に対してスワイプ操作またはフリック操作が行われた場合(ステップST401でYES)は、コマンド出力部93により、第1対応関係に基づいて拡大表示領域35の移動方向が決定される(ステップST402、決定ステップ)。
拡大表示領域35の移動方向の決定後、コマンド出力部93から、決定した移動方向に拡大表示領域35を移動させる旨のコマンドが表示制御部95に出力される(ステップST403)。そして、表示制御部95により、決定した移動方向に拡大表示領域35が移動され、かつ外枠42が移動される(ステップST404、表示制御ステップ)。
一方、スワイプ操作またはフリック操作ではなく、方向指示キー22が操作された場合(ステップST401でNO、ステップST405でYES)は、コマンド出力部93により、第2対応関係に基づいて拡大表示領域35の移動方向が決定される(ステップST406)。以降の処理は、ステップST112の後と同じである。
このように、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が異なる第1対応関係であった場合は、ガイド枠37の表示方式を外枠移動方式とするので、内枠移動方式とした場合に、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向に対して、拡大表示領域35の移動に連動する内枠43が逆方向に移動することで生じる違和感をユーザに与えないで済む。また、外枠移動方式とすれば、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向を、撮影画像の領域の移動方向とユーザの頭の中で置き換えやすいので、ユーザに与える違和感をより軽減することができる。
なお、上記第2、第3実施形態と同様に、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が異なる第1対応関係に慣れ親しんだユーザに対応するため、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が異なる第1対応関係であった場合に、ガイド枠37の表示方式を、逆に内枠移動方式としてもよい。
[第5実施形態]
図34に示す第5実施形態では、表示制御部95は、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が一致する設定としてよいか否かを問い合わせる第2警告画像120を画面32に表示する。
第2警告画像120は、設定画像50においてスワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が一致する設定がなされ、設定ボタン52が選択された場合、すなわち、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が一致する第1対応関係の設定指示を、第1受付部90または第2受付部91で受け付けた場合、表示制御部95により画面32に表示される。
第2警告画像120には、スワイプ操作またはフリック操作の操作方向と拡大表示領域35の移動方向が一致する設定としてよいか否かを問い合わせるメッセージ121が表示され、さらに、はいボタン122といいえボタン123とが設けられる。はいボタン122が選択された場合は、設定ボタン52が選択された場合と同じ処理が実行される。一方、いいえボタン123が選択された場合は、第2警告画像120が画面32から消去され、設定画像50に表示が戻される。こうすることで、ユーザが意図しない第1対応関係が設定されることを極力回避することができる。
上記各実施形態では、上下左右の4方向のスワイプ操作またはフリック操作に対する拡大表示領域35の移動方向を第1対応関係として設定する例を示したが、左斜め上、右斜め上、左斜め下、右斜め下の4方向をさらに加えてもよい。この場合、方向指示キー22も、左斜め上、右斜め上、左斜め下、右斜め下の各方向を指示可能に構成する。
第1対応関係だけでなく、第2対応関係も設定可能に構成してもよい。
上記各実施形態において、例えば、受付部に相当する第1受付部90および第2受付部91、認識部92、決定部に相当するコマンド出力部93、設定部に相当する情報管理部94、表示制御部95といった各種の処理を実行する処理部(processing unit)のハードウェア的な構造は、次に示すような各種のプロセッサ(processor)である。
各種のプロセッサには、CPU、プログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、専用電気回路等が含まれる。CPUは、周知のとおりソフトウエア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサである。PLDは、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の、製造後に回路構成を変更可能なプロセッサである。専用電気回路は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである。
1つの処理部は、これら各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種または異種の2つ以上のプロセッサの組み合せ(例えば、複数のFPGAや、CPUとFPGAの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、1つ以上のCPUとソフトウエアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのICチップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサを1つ以上用いて構成される。
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)である。
上記記載から、以下の付記項1に記載の撮像装置を把握することができる。
[付記項1]
表示部、および前記表示部の画面に重ねて配置される透明なタッチ式操作部で構成されるタッチパネルディスプレイを備える撮像装置において、
撮影画像を前記画面に再生表示した場合に前記撮影画像の一部の領域を拡大した拡大画像を表示し、前記タッチ式操作部に対するユーザの指の接触によるジェスチャー操作に応じて、前記拡大画像として表示する前記撮影画像の一部の領域である拡大表示領域を前記撮影画像の領域内で移動させ、かつ前記撮影画像の領域を示す外枠と、前記拡大表示領域を示す内枠とで構成されるガイド枠を、前記拡大画像に加えて前記画面に表示する表示制御プロセッサと、
前記ジェスチャー操作の操作方向と前記拡大表示領域の移動方向との対応関係の設定指示を受け付ける受付プロセッサと、
前記対応関係を前記設定指示に応じて設定する設定プロセッサと、
前記ジェスチャー操作が行われた場合に、前記対応関係に基づいて前記撮影画像の領域内における前記移動方向を決定する決定プロセッサとを備え、
前記表示制御プロセッサは、前記決定プロセッサで決定された前記移動方向に前記拡大表示領域を移動させる撮像装置。
上記各実施形態では、撮像装置としてレンズ交換式のデジタルカメラ10を例示したが、本発明はこれに限らない。レンズ部がカメラ本体に一体的に備え付けられているデジタルカメラにも本発明は適用可能である。また、ビデオカメラやカメラ付き携帯電話等にも本発明は適用可能である。
本発明は、上記各実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない限り種々の構成を採用し得ることはもちろんである。
10 デジタルカメラ(撮像装置)
11 レンズ鏡筒
12 撮像光学系
13 イメージセンサ
14 電源レバー
15 レリーズスイッチ
16 ホットシュー
17 ファインダ部
18 対物窓
19 接眼窓
20 タッチパネルディスプレイ
21 操作キー群
22 方向指示キー
23 メニュー/決定キー
24 再生表示キー
25 戻るキー
26 蓋
30 表示部
31 タッチ式操作部
32 画面
35 拡大表示領域
36 拡大率表示バー
37 ガイド枠
40 バー本体
41 マーク
42 外枠
43 内枠
50 設定画像
51、111 ラジオボタン
52、112 設定ボタン
53、113 キャンセルボタン
60 移動レンズ
61 絞り機構
65 アナログ処理部(AFE)
66 デジタル信号処理部(DSP)
67 センサ制御部
68 光学系制御部
69 CPU
70 フレームメモリ
71 カード制御部
72 記憶部
73 データバス
75 作動プログラム
76 メモリカード
80 ジェスチャー操作認識用情報
81 コマンド変換用情報
82 第1対応関係情報
83 第2対応関係情報
90、91 第1、第2受付部(受付部)
92 認識部
93 コマンド出力部(決定部)
94 情報管理部(設定部)
95 表示制御部
100A コマンド変換用情報のスワイプ操作またはフリック操作の部分
100B コマンド変換用情報の方向指示キーの操作の部分
105 第1警告画像
106、121 メッセージ
107、122 はいボタン
108、123 いいえボタン
110 表示設定画像
120 第2警告画像
F 指
K〜N、P〜V 矢印
OA 光軸
ST100〜ST104、ST110〜ST117、ST200〜ST203、ST210〜ST217、ST300〜ST307、ST400〜ST406 ステップ

Claims (13)

  1. 表示部、および前記表示部の画面に重ねて配置される透明なタッチ式操作部で構成されるタッチパネルディスプレイと、
    撮影画像を前記画面に再生表示した場合に前記撮影画像の一部の領域を拡大した拡大画像を表示し、前記タッチ式操作部に対するユーザの指の接触によるジェスチャー操作に応じて、前記拡大画像として表示する前記撮影画像の一部の領域である拡大表示領域を前記撮影画像の領域内で移動させ、かつ前記撮影画像の領域を示す外枠と、前記拡大表示領域を示す内枠とで構成されるガイド枠を、前記拡大画像に加えて前記画面に表示する表示制御部と、
    前記ジェスチャー操作の操作方向と前記拡大表示領域の移動方向との対応関係の設定指示を受け付ける受付部と、
    前記対応関係を前記設定指示に応じて設定する設定部と、
    前記ジェスチャー操作が行われた場合に、前記対応関係に基づいて前記撮影画像の領域内における前記移動方向を決定する決定部とを備え、
    前記表示制御部は、前記決定部で決定された前記移動方向に前記拡大表示領域を移動させる撮像装置。
  2. 前記表示制御部は、前記画面内の前記外枠の表示位置は固定で、前記拡大表示領域の移動に応じて前記内枠を前記外枠に対して移動させ、
    かつ前記対応関係に応じて、前記ガイド枠の表示、非表示を切り替える請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記表示制御部は、前記操作方向と前記移動方向が一致する前記対応関係であった場合は前記ガイド枠を表示し、
    前記操作方向と前記移動方向が異なる前記対応関係であった場合は前記ガイド枠を非表示とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記受付部は、前記ガイド枠の表示、非表示の指示を受け付け、
    前記表示制御部は、前記画面内の前記外枠の表示位置は固定で、前記拡大表示領域の移動に応じて前記内枠を前記外枠に対して移動させ、
    かつ前記ガイド枠の表示、非表示の指示に応じて、前記ガイド枠の表示、非表示を切り替える請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記受付部は、前記ガイド枠の表示の指示を、前記操作方向と前記移動方向が一致する前記対応関係の前記設定指示として受け付け、
    前記ガイド枠の非表示の指示を、前記操作方向と前記移動方向が異なる前記対応関係の前記設定指示として受け付ける請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記表示制御部は、前記ガイド枠が非表示となる場合、前記ガイド枠を非表示としてよいか否かを問い合わせる第1警告画像を前記画面に表示する請求項2ないし5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記表示制御部は、前記対応関係に応じて、前記ガイド枠の表示を、前記画面内の前記外枠の表示位置は固定で、前記拡大表示領域の移動に応じて前記内枠を前記外枠に対して移動させる内枠移動方式とするか、前記画面内の前記内枠の表示位置は固定で、前記拡大表示領域の移動に応じて前記外枠を前記内枠に対して移動させる外枠移動方式とするかを切り替える請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記表示制御部は、前記操作方向と前記移動方向が一致する前記対応関係であった場合は前記内枠移動方式とし、
    前記操作方向と前記移動方向が異なる前記対応関係であった場合は前記外枠移動方式とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記表示制御部は、前記操作方向と前記移動方向が一致する前記対応関係の前記設定指示を前記受付部で受け付けた場合、前記操作方向と前記移動方向が一致する設定としてよいか否かを問い合わせる第2警告画像を前記画面に表示する請求項1ないし8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 方向指示キーをさらに備え、
    前記表示制御部は、前記方向指示キーで指示された方向と一致する方向に前記拡大表示領域を移動させ、かつ前記画面内の前記外枠の表示位置は固定で、前記拡大表示領域の移動に応じて前記内枠を前記外枠に対して移動させる請求項1ないし9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記ジェスチャー操作は、前記タッチ式操作部に指を接触させ、そのまま一定方向にゆっくり指を移動させ、その後前記タッチ式操作部から指を離すスワイプ操作、または、前記タッチ式操作部に指を接触させ、そのまま一定方向に素早く指を払って前記タッチ式操作部から指を離すフリック操作の少なくとも1つを含む請求項1ないし10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 表示部、および前記表示部の画面に重ねて配置される透明なタッチ式操作部で構成されるタッチパネルディスプレイを備える撮像装置の作動方法であって、
    撮影画像を前記画面に再生表示した場合に前記撮影画像の一部の領域を拡大した拡大画像を表示し、前記タッチ式操作部に対するユーザの指の接触によるジェスチャー操作に応じて、前記拡大画像として表示する前記撮影画像の一部の領域である拡大表示領域を前記撮影画像の領域内で移動させ、かつ前記撮影画像の領域を示す外枠と、前記拡大表示領域を示す内枠とで構成されるガイド枠を、前記拡大画像に加えて前記画面に表示する表示制御ステップと、
    前記ジェスチャー操作の操作方向と前記拡大表示領域の移動方向との対応関係の設定指示を受け付ける受付ステップと、
    前記対応関係を前記設定指示に応じて設定する設定ステップと、
    前記ジェスチャー操作が行われた場合に、前記対応関係に基づいて前記撮影画像の領域内における前記移動方向を決定する決定ステップとを備え、
    前記表示制御ステップでは、前記決定ステップで決定された前記移動方向に前記拡大表示領域を移動させる撮像装置の作動方法。
  13. 表示部、および前記表示部の画面に重ねて配置される透明なタッチ式操作部で構成されるタッチパネルディスプレイを備える撮像装置の作動プログラムであって、
    撮影画像を前記画面に再生表示した場合に前記撮影画像の一部の領域を拡大した拡大画像を表示し、前記タッチ式操作部に対するユーザの指の接触によるジェスチャー操作に応じて、前記拡大画像として表示する前記撮影画像の一部の領域である拡大表示領域を前記撮影画像の領域内で移動させ、かつ前記撮影画像の領域を示す外枠と、前記拡大表示領域を示す内枠とで構成されるガイド枠を、前記拡大画像に加えて前記画面に表示する表示制御機能と、
    前記ジェスチャー操作の操作方向と前記拡大表示領域の移動方向との対応関係の設定指示を受け付ける受付機能と、
    前記対応関係を前記設定指示に応じて設定する設定機能と、
    前記ジェスチャー操作が行われた場合に、前記対応関係に基づいて前記撮影画像の領域内における前記移動方向を決定する決定機能とを、コンピュータに実行させ、
    前記表示制御機能は、前記決定機能で決定された前記移動方向に前記拡大表示領域を移動させる撮像装置の作動プログラム。
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