JP6723899B2 - 容器、容器付き筆記具 - Google Patents
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Description
図1A及び図1Bを参照して、蓋開閉容器1が有する蓋30の開閉機構について説明する。蓋30の開閉機構は、可動体40と継手50とを有し、後軸筒10と中軸筒20との相対的な移動を蓋30の開閉運動に変換する。蓋30の基部32は、軸線方向に対して90度の角度を成す方向に延在するように配置された第1枢軸82によって後軸筒10に回動可能に軸支される。また、後に詳述するように、可動体40は中軸筒20に固定され、可動体40の後端部と継手50の先端部とは軸線方向に対して90度の角度を成す方向に延在するように配置された第3枢軸86によって相互に回動可能に連結される。また、継手50の後端部は、軸線方向に対して90度の角度を成す方向に延在するように配置された第2枢軸84によって蓋30の基部32に回動可能に軸支される。
図3A乃至図3B及び図1Aを参照して、可動体40を詳細に説明する。図3Aは、可動体40を蓋開閉容器1の側面より見て示す図である。図3Bは、可動体40を図3AのA−A線で切断して蓋開閉容器1の外径方向より見て示す図である。A−A線で切断される前の可動体40の外形を2点鎖線で示す。可動体40は、棒状に形成され、開閉−ロック機構部14の軸線方向に延在するように配置される。可動体40の後端部には、2枚の支持板42が継手50の前端部をその間に配置することができるように対向して形成される。各支持板42は、第3枢軸86を回動可能に軸支する挿入孔422を有する。
図4A乃至図4B及び図1Aを参照して、継手50を詳細に説明する。図4Aは、継手50を蓋開閉容器1の側面より見て示す図である。図4Bは、継手50を図4AのA−A線で切断して蓋開閉容器1の外径方向より見て示す図である。継手50は、その先端部及び後端部が継手50の回転作動方向において丸みを有する半円形の側面形状を有した棒状に形成され、蓋30の基部32と可動体40の後端部との間に配置される。継手50の後端部には、挿入穴51が形成され、挿入穴51内に挿入される第2枢軸84を回動可能に軸支する。継手50は、第2枢軸84を介して、蓋30の基部32に対して回動可能に接続される。また、継手50の前端部には、挿入穴52が形成され、挿入穴52内に挿入される第3枢軸86を回動可能に軸支する。継手50は、第3枢軸86を介して、可動体40の後端部に対して回動可能に接続される。継手50は蓋30の基部32及び可動体40に対して回動可能に接続されればよく、他の実施の形態では、例えば、ボールジョイントを介して継手を蓋の基部及び可動体に対して回動可能に接続するものとしてもよい。この場合には、ボールジョイントを介して継手を蓋の基部及び可動体に対して回動可能に接続することで、蓋開閉機構の作動の際に生じる作動抵抗を低減させることができる。
図5A乃至図5B及び図1Aを参照して、蓋30を詳細に説明する。図5Aは、蓋30を蓋開閉容器1の開閉−ロック機構部14が配置された外周の方向より見て示す図である。図5Bは、蓋30を図5AのB−B線で切断してその切断面の法線方向(図5AのB−B方向)より見て示す図である。蓋30は、蓋開閉容器1の開口12aを塞ぐことができる蓋板部34と、蓋板部34を蓋開閉容器1の開閉−ロック機構部14に接続する基部32とを有する。蓋板部34の断面形状は、蓋板部34の構造強度及び蓋開閉容器1の収容容積を増大させることができるように、後端側に突出して湾曲した略アーチ形状に形成される。
図6A乃至図6B及び図1Aを参照して、後軸筒10を詳細に説明する。図6Aは、後軸筒10を蓋開閉容器1の開閉−ロック機構部14が配置された外周の方向より見て示す図である。図6Bは、後軸筒10を図6AのC矢印方向より見て示す図である。後軸筒10は、両端部に開口12a,12bを有する略中空円筒状に形成される。また、後軸筒10には、軸線方向に沿って延在する開閉−ロック機構部14の外壁を構成する凸部が径方向外側に突出して形成される。また、後軸筒10の軸線方向の略中央の外周面上には、開閉−ロック機構部14の凸部に亘って凹部16が形成される。凹部16には、後に詳述する釦70(図1B参照)が配置される。凹部16内には、貫通孔162とこの貫通穴よりも小径の止め穴である支持穴164とが軸線方向に沿って並ぶように形成される。貫通孔162、支持穴164には、それぞれ後に詳述する釦70の長脚部72(図1B参照)及び短脚部74(図1B参照)が嵌入される。
図8を参照して、中軸筒20を詳細に説明する。図8は、中軸筒20を蓋開閉容器1の開閉−ロック機構部14が配置された外周の方向より見て示す図である。中軸筒20は、略円筒状に形成され、軸線方向において後軸筒10に対して相対的に移動可能であるように後軸筒10内に挿入される。中軸筒20の後端部には、軸線方向に延在する一対のスリットを有する円筒壁である嵌入部22が形成される。本実施の形態の内容物としての印字体は、軸線方向と直交する方向に弾性変形可能な嵌入部22内に嵌入されることによって、嵌入部22によって把持されて固定される。中軸筒20の前部の外周面上には全周に渡って段差が形成される。この中軸筒20の段差と上述の後軸筒10の内周面に形成されたポケットの後端部(図7A参照)との間に、リターンスプリング90が軸線方向に圧縮されて配置される。中軸筒20の前端部には、任意の公知のシャープペンシル又はボールペン等の筆記体を取付けることができ、中軸筒20の前端部の外周面上には、任意の公知の先軸筒を取付けることができる。
図9A乃至図9B及び図1A乃至図2Bを参照して蓋開閉容器1のロック機構を説明する。図9Aは、蓋開閉容器1の開閉−ロック機構部14が有する規制体60を蓋開閉容器1の開閉−ロック機構部14が配置された外周の方向より見て示す図である。図9Bは、規制体60を図9AのC矢印の方向より見て示す図である。蓋開閉容器1のロック機構は、規制体60を有する。また、可動体40の前端部は蓋開閉容器1のロック機構の一部を構成する。蓋開閉容器1のロック機構は、蓋30が閉じた状態及び開いた状態の双方において、後に詳述するように、可動体40及び中軸筒20の後軸筒10に対する軸線方向の相対的な移動を規制して蓋30の揺動をロックすることができるように構成される。
規制体60は、可動体40の軸線方向の前方に配置される(図1B参照)。規制体60の前部には、ユーザが加える外力によって蓋開閉容器1の軸線方向に対して90度の角度を有する方向(C矢印方向)に弾性変形可能な弾性片64が形成される。後に詳述する蓋開閉容器1の釦70(図1B参照)をユーザが蓋開閉容器1の軸線方向に対して90度の角度を有する方向に押下すると、規制体60の弾性片64が弾性変形して、規制体60は蓋開閉容器1の軸線方向に対して90度の角度を有する方向に復元可能に移動する。
10 後軸筒
12a 開口
20 中軸筒
30 蓋
40 可動体
44b 壁部
442 連通口
50 継手
60 規制体
622 傾斜部
624 係止爪
70 釦
90 リターンスプリング
Claims (9)
- 開口を有して印字体を収容する容器本体と、
前記容器本体の開口を開放及び閉塞するように前記容器本体に対して回動可能に支持された蓋と、
前記容器本体の開口に接近及び離間する方向に移動可能な可動体と、
一端部が前記蓋に回動可能に支持されると共に、他端部が前記可動体に回動可能に支持され、前記可動体の移動を前記蓋に伝達する継手と、
前記容器本体と前記蓋とを回動可能に軸支する第1枢軸と、
前記蓋と前記継手とを回動可能に軸支する第2枢軸と、
前記継手と前記可動体とを回動可能に軸支する第3枢軸と、
を備え、
前記第2枢軸の中心と前記第3枢軸の中心とを通る前記継手の中心軸線は、前記蓋を閉じた状態において、前記第1枢軸周りの該第2枢軸の揺動角度を増大するように、前記可動体の移動方向に対して所定の角度を有して配置され、
前記継手は該継手の中心軸線が前記容器本体の軸線方向から前記蓋を開く方向へ70度となる回転角度まで回転する、
ことを特徴とする容器。 - 前記可動体を前記容器本体の開口に近接するように移動して前記蓋を開くときに、前記第3枢軸周りに前記継手に作用する回転モーメントよりも、前記第1枢軸周りに該蓋に作用する回転モーメントの方が大きくなるように、該第1枢軸と前記第2枢軸とを所定の距離だけ離間して配置することを特徴とする請求項1記載の容器。
- 前記蓋により前記容器本体の開口が閉塞された状態及び該蓋が所定の角度回動して該開口が開放された状態の少なくとも何れか一方の状態において、前記可動体と係合することにより該可動体の移動を規制する規制体と、
前記容器本体から露出するように配置され、押下されたときに前記規制体を押圧し、該規制体と前記可動体との係合を解除する釦と
を更に備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の容器。 - 前記規制体は前記可動体に対して相対的に移動可能であり、
前記規制体の前記可動体に対向する端部に前記釦の押下方向とは反対の方向に向けて突出する突起が形成され、
前記釦が押下されたときに、前記突起が形成された規制体の可動体に対向する端部が前記可動体の前記規制体に対向する端部に形成された通過口を通過可能であり、
前記釦が押下されないときに、前記可動体の通過口の周縁部に前記規制体の突起が当接して前記突起が形成された規制体の可動体に対向する端部が前記可動体の通過口を通過することが規制される
ことを特徴とする請求項3記載の容器。 - 前記規制体は前記可動体に対して相対的に移動可能であり、
前記規制体の前記可動体に対向する端部に該規制体の該可動体に対する相対的な移動の方向に延在する延在部が形成され、
前記該釦が押下されたときに、前記規制体の延在部の前記可動体に対向する端部が該可動体の該規制体に対向する端部に形成された通過口を通過可能であり、
前記釦が押下されないときに、前記規制体の延在部の可動体に対向する端部が前記可動体の通過口の周縁部に当接して前記延在部が形成された規制体の可動体に対向する端部が前記可動体の規制体に対向する端部に形成された通過口を通過することが規制される
ことを特徴とする請求項3または請求項4記載の容器。 - 前記釦は、前記規制体に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか一項に記載の容器。
- 前記容器本体は、
前記可動体が固定され、前記開口が配置された端部とは反対側の端部に配置された底板を有する第1の筒と、
前記第1の筒と摺動可能に係合すると共に、前記蓋を回動可能に支持し、該蓋により前記開口が閉塞された状態において該蓋と該第1の筒と共に前記印字体を収容する収容部を画成し、該第1の筒が該開口に接近及び離間する方向に相対的に移動可能に該第1の筒に組み付けられた第2の筒と、
前記第1及び第2の筒を相対的に接近又は離間する方向に付勢して前記蓋により前記開口が閉塞された状態又は該蓋により該開口が開放された状態とする弾性体と
を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の容器。 - 開口を有して化粧品を収容する容器本体を有する軸筒と、
前記容器本体の開口を開放及び閉塞するように前記容器本体に対して回動可能に支持された蓋と、
前記容器本体の開口に接近及び離間する方向に移動可能な可動体と、
一端部が前記蓋に回動可能に支持されると共に、他端部が前記可動体に回動可能に支持され、前記可動体の移動を前記蓋に伝達する継手と、
前記容器本体と前記蓋とを回動可能に軸支する第1枢軸と、
前記蓋と前記継手とを回動可能に軸支する第2枢軸と、
前記継手と前記可動体とを回動可能に軸支する第3枢軸と、
を備え、
前記第2枢軸の中心と前記第3枢軸の中心とを通る前記継手の中心軸線は、前記蓋を閉じた状態において、前記第1枢軸周りの該第2枢軸の揺動角度を増大するように、前記可動体の移動方向に対して所定の角度を有して配置され、
前記継手は該継手の中心軸線が前記容器本体の軸線方向から前記蓋を開く方向へ70度となる回転角度まで回転する、
ことを特徴とする容器。 - 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の容器を備えたことを特徴とする容器付き筆記具。
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JP2016217183A JP6723899B2 (ja) | 2016-11-07 | 2016-11-07 | 容器、容器付き筆記具 |
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JP2018076079A JP2018076079A (ja) | 2018-05-17 |
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Family Applications (1)
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JP2016217183A Active JP6723899B2 (ja) | 2016-11-07 | 2016-11-07 | 容器、容器付き筆記具 |
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2016
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