JP6723569B2 - 故人及び/又は動物の放置された部屋の消臭方法 - Google Patents

故人及び/又は動物の放置された部屋の消臭方法 Download PDF

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Description

本発明は、故人及び/又は動物の放置された部屋の消臭方法に関する。
一人暮らしの人が生活中の突発的な疾病、事故などによって、誰にも看取られることなく死亡することがある。かかる状況は孤独死といわれ、社会的な問題となっている。
また、ペットが繁殖しすぎて飼育できなくなる状況、飼育していたペットを放置する状況も、社会的な問題となっている。
そして、故人や動物の放置から発見までに時間が経過してしまうと、腐敗、体液、糞、尿などの要因から、部屋は汚れ、強い臭いが残ってしまう。
以上の事情から、故人の放置された部屋や、ペットの放置された部屋を消臭する手段が求められていた。
ところで、室内で発生する臭気を除去する技術として、オゾン燻蒸が知られている(非特許文献1)。
「オゾン燻蒸サービス」、[online]、三協エアテック、[平成30年11月15日検索]、インターネット〈URL:https://www.sat.co.jp/service/kunjyou/〉
上記先行技術のあるところ、本発明は、故人及び/又は動物の放置された部屋を消臭する方法を提供することを課題とする。
すなわち、上記課題を解決する本発明は、故人及び/又は動物の放置された部屋の消臭方法であって、
体液、糞、尿から選ばれる1又は2以上からなる汚物を清掃する汚物清掃作業と
汚物清掃作業後の部屋内にオゾンを噴霧するオゾン燻蒸作業と、
を含むことを特徴とする、消臭方法である。
上記の方法とすることで、故人及び/又は動物の放置された部屋の消臭をすることができる。
本発明の好ましい実施の形態では、前記オゾン燻蒸作業は、1mあたり、1500g以上のオゾンを用いることを特徴とする。
下限以上の量のオゾンを用いることで、故人及び/又は動物の放置された部屋をより確実に消臭することができる。
本発明の好ましい実施の形態では、オゾン燻蒸作業前に汚物の付着した箇所を解体する解体作業と、
オゾン燻蒸作業後に、前記解体作業で解体した箇所を油性下地塗料で覆う被覆作業と、
を含むことを特徴とする。
上記作業を行うことで、解体作業で解体した箇所による臭気を軽減することができ、故人及び/又は動物の放置された部屋をより確実に消臭することができる。
弱アルカリ性液剤及び弱酸性液剤を部屋内に散布する液剤散布作業を含むことを特徴とする。
弱アルカリ性液剤及び弱酸性液剤を部屋内に散布する液剤散布作業を含むことで、故人及び/又は動物の放置された部屋をより確実に消臭することができる。
本発明の好ましい実施の形態では、汚物清掃作業とオゾン燻蒸作業との間に、高圧水蒸気処理を行うことを特徴とする。
汚物清掃作業とオゾン燻蒸作業との間に、高圧水蒸気処理を行うことで、生物臭や死臭の拡散を防ぐことができ、故人及び/又は動物の放置された部屋をより確実に消臭することができる。
本発明によれば、故人及び/又は動物の放置された部屋をより確実に消臭する方法を提供することができる。
実施例1、2<故人の放置された部屋の消臭>の作業フローを示す図である。 実施例3、4<動物の放置された部屋の消臭>の作業フローを示す図である。
以下、本発明について詳細に説明するが、本発明の技術的範囲は以下の説明に限定されないことはいうまでもない。
<故人の放置された部屋の消臭>
本実施形態にかかる消臭方法は、故人の放置された部屋を消臭対象とする。
ここで、故人の放置時間にも特に制限はない。例えば、故人が放置されてから2週間以上経過した部屋を消臭対象とすることもできる。
また、消臭対象とする部屋の材質にも特に制限はなく、木造、コンクリート製の何れであってもよい。
消臭対象とする部屋の種類にも特に制限はなく、居宅、共同住宅、店舗、旅館、料理店、工場、倉庫、車庫の部屋であってもよい。
消臭対象とする部屋の大きさにも特に制限はなく、例えば、10m以上、好ましくは30m以上、より好ましくは60m以上の大きさの部屋を消臭対象とすることができる。
また、120m以下、より好ましくは60m以下を消臭対象にすることができる。
本実施形態にかかる消臭方法は、消毒液散布作業S11と、汚物清掃作業S12と、オゾン燻蒸作業S13と、解体作業S14と、被覆作業S15と、塗布作業S16と、を有する(図1 参照)。
以下各作業について、詳細に説明する。
(消毒液散布作業S11)
消毒液散布作業は、部屋に対し、消毒液を散布する作業である。
ここで、消毒液としては、安定化二酸化塩素及び/又は次亜塩素酸を含む液剤を好ましく挙げることができる。安定化二酸化塩素及び/又は次亜塩素酸を含む液剤を散布することで、室内の菌類を軽減することができ、故人の放置された部屋をより確実に消臭することができる。
中でも、消毒液として次亜塩素酸を含む液剤を用いることが、特に好ましい。次亜塩素酸を含む液剤を散布することで、室内の菌類を軽減することができ、故人の放置された部屋をより確実に消臭することができる。
次亜塩素酸を含む液剤を用いる場合における、次亜塩素酸の濃度は、好ましくは500PPM以上、より好ましくは700PPM以上、さらに好ましくは900PPM以上である。下限以上の濃度の次亜塩素酸を含む液剤を散布することで、室内の菌類を軽減することができ、故人の放置された部屋をより確実に消臭することができる。
(汚物清掃作業S12)
汚物清掃作業は、体液、糞、尿といった汚物を清掃する作業である。
汚物清掃作業を行うことで、後のオゾン燻蒸作業において、故人の放置された部屋をより確実に消臭することができる。
以下、汚物清掃作業のより好ましい形態について、詳細を説明する。
まず、汚物清掃作業は、壁面、床面の固着していない体液(血液、唾液等)、糞、尿といった汚物を除去することが好ましい。このとき、ヘラを用い、汚物を除去することが好ましい。
汚物清掃作業は、過酸化水素水を用い部屋を清掃する作業を含むことが好ましい。過酸化水素水を用い部屋を清掃することで、壁面、床面の表面に付着した汚物を分解することができ、後のオゾン燻蒸作業において、故人の放置された部屋をより確実に消臭することができる。
ここで、過酸化水素水を用いた部屋の清掃は、過酸化水素水を部屋内に散布し、一定時間放置した後に過酸化水素水の付いた壁面をふき取る形態であること好ましい。
また、本発明においては、薄層クロマトグラフィー法により、体液が減少していることを確認することが望ましい。より具体的には、検出対象となる壁面に薄層版をあて、該薄層版にブラックライトを照射することにより、体液を検出する形態とすることがより好ましい。
(オゾン燻蒸作業S13)
(1)下準備(酵素含有消臭剤の散布)
本発明においては、オゾン散布前にプロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼを含む消臭剤を散布する形態とすることが好ましい。上記の酵素を含む消臭剤を散布することで、汚物に含まれるたんぱく質、脂肪、でんぷん質、繊維質を分解することができ、故人の放置された部屋をより確実に消臭することができる。
ここで、消臭剤に含まれる酵素は、必ずしもプロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼの全てである必要はない。例えば、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼから選ばれる一以上、より好ましくは二以上、さらに好ましくは三以上の酵素を含む消臭剤を用いることもできる。
上記の酵素を含む酵素含有消臭剤として、グランバイオプロ(株式会社カイコーポレーション 社製)を好ましく用いることができる。
また、本発明においては塩素系消臭剤を散布することが好ましい。塩素系消臭剤を用いることで、菌類を除去することができ、より確実に死臭を軽減することができる。
ただし、本発明における消臭剤は、塩素系消臭剤、次亜塩素系消臭剤、光触媒系消臭剤の何れであってもよい。
また、消臭剤は、液剤、顆粒、粉体の何れであってもよい。中でも消臭剤は液剤であることが好ましい。液剤を用いることで、消臭剤をより効率よく壁面に塗布することができ、故人の放置された部屋をより確実に消臭することができる。
また、本発明においては、消臭剤と共に界面活性剤を散布することが好ましい。界面活性剤と、消臭剤とを併用することで、消臭剤をより効率よく壁面に塗布することができ、故人の放置された部屋をより確実に消臭することができる。
ここで、消臭剤と界面活性剤とは、必ずしも同時に使用する必要はなく、消臭剤を適用した後に界面活性剤を適用する形態、界面活性剤を適用した後に消臭剤を適用する形態の何れであってもよい。
(2)オゾン燻蒸
オゾン燻蒸作業は、部屋内にオゾンを噴霧する作業である。
ここで、オゾン燻蒸作業における、オゾンの使用量は、1mあたり、好ましくは1500g以上、より好ましくは3000g以上、さらに好ましくは4500g以上、特に好ましくは6000g以上である。
下限以上の量のオゾンを噴霧することで、より確実に故人の放置された部屋を消臭することができる。
また、オゾン燻蒸作業における、オゾンの使用量は、1mあたり、好ましくは25000g以下、より好ましくは20000g以下、さらに好ましくは15000g以下、特に好ましくは12000g以下である。
上限以下のオゾン使用量であっても、故人の放置された部屋を十分に消臭することができる。
以下、オゾンの使用量について、より詳細を説明する。
(i)故人の放置された部屋の室温が26℃以上の場合
故人の放置された部屋の室温が26℃以上の場合のオゾンの使用量は、1mあたり、より好ましくは3000g以上、さらに好ましくは4500g以上、特に好ましくは6000g以上である。
下限以上の量のオゾンを噴霧することで、より確実に故人の放置された部屋を消臭することができる。
故人の放置された部屋の室温が26℃以上の場合のオゾンの使用量は、1mあたり、好ましくは30000g以下、より好ましく25000g以下、さらに好ましくは20000g以下、特に好ましくは15000g以下である。
上限以下のオゾン使用量であっても、故人の放置された部屋を十分に消臭することができる。
(ii)故人の放置された部屋の室温が26℃以下、20℃以上の場合
故人の放置された部屋の室温が26℃以下、20℃以上の場合のオゾンの使用量は、1mあたり、好ましくは1500g以上、より好ましくは3000g以上、さらに好ましくは4000g以上である。
故人の放置された部屋の室温が26℃以下、20℃以上の場合のオゾンの使用量は、1mあたり、好ましくは15000g以下、より好ましく12000g以下、さらに好ましくは9000g以下、特に好ましくは7000g以下である。
上限以下のオゾン使用量であっても、故人の放置された部屋を十分に消臭することができる。
(iii)故人の放置された部屋の室温が20℃以下の場合
故人の放置された部屋の室温が20℃以下の場合のオゾンの使用量は、1mあたり、好ましくは1500g以上である。
故人の放置された部屋の室温が20℃以下の場合のオゾンの使用量は、1mあたり、好ましくは10000g以下、より好ましく7000g以下、さらに好ましくは4000g以下である。
上限以下のオゾン使用量であっても、故人の放置された部屋を十分に消臭することができる。
ここで、オゾン燻蒸作業は、上記の量のオゾンを一日で噴霧する形態であっても、上記の量のオゾンを複数日に分けて噴霧する形態であってもよい。
上記の量のオゾンを複数日に分けて噴霧する場合の、噴霧日数は、好ましくは2日以上、より好ましくは3日以上、さらに好ましくは5日以上である。上記の日数に分けて、オゾンを噴霧することで、故人の放置された部屋を効率よく消臭することができる。
また、本発明においては、後述する解体作業S14の後に、汚物清掃作業S12とオゾン燻蒸作業S13とを再度行うことが好ましい。
ここで、オゾン燻蒸作業は、上記の量のオゾンを解体作業S14の前後に分けて噴霧する形態であってもよい。
オゾン燻蒸作業には、公知のオゾン燻蒸装置を用いることができる。オゾン燻蒸装置としては、スーパーアクティボ(株式会社カイコーポレーション 社製)、Panther−J(プラズマオゾン脱臭装置、エコゾン社製)を好ましく用いることができる。中でも、スーパーアクティボスーパーアクティボ(株式会社カイコーポレーション 社製)を用いることが好ましい。スーパーアクティボ(株式会社カイコーポレーション 社製)を用いることで、上記のオゾン量の噴霧を効率よく行うことができる。
(解体作業S14)
解体作業は、汚物の付着した箇所を解体する作業である。
より具体的には、汚物の付着した部屋の表層部分を解体する作業であって、例えば、壁紙、床板、フローリング、畳等を解体する作業をいう。
解体作業により、壁紙、床板、フローリング、畳といった部屋の表層部分を解体することで、部屋の柱、梁、土台、骨組み等を表層に露出させることができ、後のオゾン燻蒸作業において、故人の放置された部屋をより確実に消臭することができる。
(被覆作業S15)
被覆作業は、前述の解体作業S14により露出した箇所(部屋の柱、梁、土台、骨組み等)を被覆することにより、前述の解体作業S14で解体することのできない部屋の柱、梁、土台、骨組み等に由来する臭いを軽減する作業である。以下、具体的な作業について説明する。
(1)下準備(ラッカーの塗布)
本発明においては、下準備として、前述の解体作業S14により露出した箇所(部屋の柱、梁、土台、骨組み等)に対し、ラッカーの塗布を行うことが好ましい。ラッカーの塗布を行うことで、前述の解体作業S14で解体することのできない部屋の柱、梁、土台、骨組み等に由来する臭いを軽減することができる。
ラッカーとしては、例えば、ナフサ、キシレン、トルエン、ケトン(アセトン)などの溶媒に樹脂を溶かしたものを好ましく用いることができる。ラッカーは水溶性のものであることが好ましい。水溶性のラッカーの塗布を行うことで、前述の解体作業S14で解体することのできない部屋の柱、梁、土台、骨組み等を傷つけることなく、臭いを軽減することができる。
ただし、用いるラッカーの種類、量については、特に制限はない。
(2)被覆作業
本発明においては、前述の解体作業S14により露出した箇所(部屋の柱、梁、土台、骨組み等)に対し、油性下地塗料を塗布する形態とすることが好ましい。また、本発明においては、ラッカーの塗布の後に、油性下地塗料を塗布する形態とすることが好ましい。
ラッカーの塗布の後に、油性下地塗料の塗布を行うことで、前述の解体作業S14で解体することのできない部屋の柱、梁、土台、骨組み等に由来する臭いを軽減することができる。
油性下地塗料としては、アクリル樹脂塗料、漆塗料、ビニル樹脂塗料などを用いることができる。
ただし、用いる油性下地塗料の種類、量については、特に制限はない。
(塗布作業S16)
塗布作業S16は、硬化剤を含む樹脂材料を用い、部屋内に残存する汚物の付着した内壁を塗布する作業である。塗布作業を行うことで、部屋内に残存する汚物の付着した内壁由来の臭いを軽減することができる。
本明細書において、内壁は部屋の内側にある壁面を指す。内壁には、側壁、床面、天井、クローゼット、押し入れ、靴箱の何れの壁面をも含む。
硬化剤は、FRPポリエステル樹脂であることが好ましい。
FRPとは主材としての熱硬化性樹脂に補強材としてガラス繊維やカーボン繊維を加えた材料である。FRPとしては、主材としての熱硬化性あるいは熱可塑性樹脂に、強化材としてガラス繊維を入れた樹脂(GFRP)、強化材としてカーボン繊維を入れた樹脂(CFRP)を挙げることができる。
また、樹脂材料は、アクリル樹脂を含むものであることが好ましい。
また、樹脂材料の色相、彩度、明度にも特に制限はない。ここで、本発明の消臭方法においては、塗布対象の内壁と同色の樹脂材料を塗布する形態とすることが好ましい。
また<故人の放置された部屋の消臭>には、後述の<動物の放置された部屋の消臭>に記載の作業を含む形態とすることもできる。
<動物の放置された部屋の消臭>
本実施形態にかかる消臭方法は、動物の放置された部屋も消臭対象とする。
消臭対象とする部屋の材質、部屋の種類、消臭対象とする部屋の大きさは、前述の<故人の放置された部屋の消臭>に記載の技術事項を適用することができる。
ここで、動物の放置時間にも特に制限はない。例えば、動物が放置されてから3週間以上経過した部屋であっても、消臭対象とすることもできる。また、放置された動物の生死についても、特に制限はない。
また、放置された動物の種類にも特に制限はなく、例えば、犬、猫の放置した部屋であっても、消臭対象とすることもできる。
放置された動物の数に特に制限はなく、例えば、3匹以上の動物が放置された部屋であっても、消臭対象とすることもできる。
本実施形態にかかる消臭方法は、汚物清掃作業S21と、液剤散布作業S22、S24と、オゾン燻蒸作業S23、S25と、を有する。
以下各作業について、詳細に説明する。
(汚物清掃作業S21)
(1)汚物の除去
汚物清掃作業は、体液(血液、唾液等)、糞、尿といった汚物を清掃する作業である。
汚物清掃作業を行うことで、後のオゾン燻蒸作業において、動物の放置された部屋をより確実に消臭することができる。
(2)消臭液の噴霧
汚物清掃作業は、(1)汚物の除去の後に、消臭液の噴霧を行う形態とすることが好ましい。
以下、放置された動物の種類に応じた、消臭液のより好ましい組成について説明する。
(2−1)犬の放置された部屋の場合
犬の放置された部屋の場合、消臭液として、エタノール及び界面活性剤を含む酸性液剤を用いることが好ましい。上記の液剤を消臭液として用いることで、犬の放置された部屋内をより効率よく消臭することができる。より具体的には、揮発性を有するエタノールに不揮発性の界面活性剤を組み合わせ使用することで、噴霧した消臭液を壁面に染み込ませることができ、犬の放置された部屋内をより効率よく消臭することができる。
(2−2)猫の放置された部屋の場合
猫の放置された部屋の場合、消臭液として、塩素系漂白剤及び水を含む液剤を用いることが好ましい。上記の液剤を消臭液として用いることで、猫の放置された部屋内をより効率よく消臭することができる。より具体的には、塩素系漂白剤の水希釈液を消臭剤として用いることで、部屋内を損傷させることなく、猫の尿に存在するフェリニン(3−メルカプト−3−メチルブタン−1−オール)を効率よく分解することができ、猫の放置された部屋内をより効率よく消臭することができる。
ここで、塩素系漂白剤は、次亜塩素酸ナトリウムを主成分とするものであることが好ましい。次亜塩素酸ナトリウムを主成分とする漂白剤として、ハイター(花王株式会社 製)を好ましく挙げることができる。
また、塩素系漂白剤と水との混合割合は、好ましくは3:7〜7:3、より好ましくは4:6〜6:4、さらに好ましくは4.5:5.5〜5.5:4.5である。塩素系漂白剤と水との混合割合を上記範囲内とすることで、部屋の壁面を損傷させることなく、猫の尿に存在するフェリニン(3−メルカプト−3−メチルブタン−1−オール)を効率よく分解することができ、猫の放置された部屋内をより効率よく消臭することができる。
(3)高圧水蒸気処理
また、汚物清掃作業は、(2)消臭液の噴霧の後に、高圧水蒸気処理を行う形態とすることが好ましい。
本明細書において、高圧水蒸気処理とは、水蒸気を高出力で噴射する処理をいう。
ここで、高圧水蒸気処理は、部屋内に残存した汚物の固着した壁面に高圧水蒸気装置の噴射口をあてがい、水蒸気を高出力で噴射することにより汚物を除去する形態とすることが好ましい。
なお、高圧水蒸気処理には、公知の高圧水蒸気機器を用いることができる。
消臭効率を向上させる観点から、高圧水蒸気処理において噴射する水蒸気の温度は、好ましくは80℃以上、より好ましくは90℃以上、さらに好ましくは95℃以上である。
下限以上の温度で高圧水蒸気処理を行うことで、壁面に固着した汚物をより効率よく剥がすことができ、動物の放置された部屋内をより効率よく消臭することができる。
なお、高圧水蒸気処理には、高圧水蒸気装置(ケルヒャー 社製)を用いることができる。
また、本発明においては、(2)消臭液の噴霧と(3)高圧水蒸気処理とを繰り返し行うことが好ましい。(2)消臭液の噴霧と(3)高圧水蒸気処理の繰り返し回数は、好ましくは2回以上、より好ましくは3回以上である。
(液剤散布作業S22、S24)
液剤散布作業は、弱アルカリ性液剤及び弱酸性液剤を散布する作業である。
弱アルカリ性液剤及び弱酸性液剤を用いて部屋内を洗浄することで、糞、尿などの汚物由来の臭いを軽減することができる。
弱アルカリ性液剤は、pHが8−10の範囲内であるものが好ましく、例えば、セスキ炭酸ソーダ、重曹を含む液剤を好ましく挙げることができる。
また、弱酸性液剤は、pHが1.5−4の範囲内にあるものが好ましく、例えば、クエン酸を含む液剤を好ましく挙げることができる。
ここで、弱アルカリ性液剤と弱酸性液剤は、必ずしも双方を同時に使用する必要はなく、弱アルカリ性液剤を散布した後に弱酸性液剤を散布する形態、弱酸性液剤を散布した後に、弱アルカリ性液剤を散布する形態の何れであってもよい。
また、弱アルカリ性液剤と弱酸性液剤は、必ずしもオゾン燻蒸作業前に双方を使用する必要はなく、例えば、弱アルカリ性液剤を散布した後にオゾン燻蒸作業を行い、その後弱酸性液剤を散布し、再度オゾン燻蒸作業を行う形態であってもよく、また、弱酸性液剤を散布した後にオゾン燻蒸作業を行い、その後弱アルカリ性液剤を散布し、再度オゾン燻蒸作業を行う形態であってもよい。
また、散布した液剤は、必ずしもふき取る必要はなく、液剤の残存した状態で後述のオゾン燻蒸作業を行うこともできる。
液剤の残存した状態で後述のオゾン燻蒸作業を行うことで、より効率よく動物の放置された部屋を消臭することができる。
(オゾン燻蒸作業S23)
(1)下準備(酵素含有消臭剤の散布)
本発明においては、オゾン散布前にプロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼを含む消臭剤を散布することが好ましい。酵素を含む消臭剤を散布することで、汚物に含まれるたんぱく質、脂肪、でんぷん質、繊維質を分解することができ、より確実に動物の放置された部屋を消臭することができる。
ここで、消臭剤に含まれる酵素、消臭剤の種類、消臭剤の形態、併用する物質に関する技術事項については、前述の<故人の放置された部屋の消臭>に記載の技術事項を適用することができる。
(2)オゾン燻蒸
オゾン燻蒸作業は、部屋内にオゾンを噴霧する作業である。
オゾン燻蒸作業における、オゾンの使用量は、1mあたり、好ましくは1500g以上、より好ましくは3000g以上、さらに好ましくは4500g以上、特に好ましくは6000g以上である。
下限以上の量のオゾンを噴霧することで、動物の放置された部屋をより確実に消臭することができる。
また、オゾン燻蒸作業における、オゾンの使用量は、1mあたり、好ましくは25000g以下、より好ましくは20000g以下、さらに好ましくは15000g以下、特に好ましくは12000g以下である。
上限以下のオゾン使用量であっても、動物の放置された部屋をより確実に消臭することができる。
オゾン燻蒸作業には、公知のオゾン燻蒸装置を用いることができる。
また<動物の放置された部屋の消臭>には、前述の<故人の放置された部屋の消臭>に記載の作業を含む形態とすることもできる。
以下、実施例を示しながら本発明についてより詳細に説明する。
[実施例1]
(1−1)事例
男性の孤独死現場(死因不明)
(1−2)消臭開始時点での部屋内の状態
故人の放置された期間は不明。
入室すると、汚物(体液)を原因とする臭気が強く感じられる。
(1−3)消臭作業前の臭気の測定
臭気測定器(株式会社カルモア製NEO sigma)外気臭気と、室内臭気の差分を算出することにより、室内の臭気の程度の評価を行った。
消臭作業前の外気臭気の数値は172.0、室内臭気の数値は242.3であり、数値の差分は70.3であった。
(2)消臭工程
(2−1)消毒液散布作業S11
まず、1000PPMの次亜塩素酸を含む液剤を部屋に散布した。
(2−2)汚物清掃作業S12
次に、壁面、床面に固着していない体液、糞、尿といった汚物を、ヘラを用い、除去した。汚物の除去後、汚物の除去後、過酸化水素水(オキシドール)を部屋内に散布し、一定時間放置した後に過酸化水素水の付いた壁面をふき取ることで、汚物の清掃を行った。
(2−3)オゾン燻蒸作業S13
(2−3−1)酵素処理
オゾン散布前に、酵素(プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ)を含む消臭剤(グランバイオプロ(株式会社カイコーポレーション 社製))を散布した。
(2−3−2)オゾン燻蒸作業
オゾン燻蒸装置を用いて、オゾンの噴霧を行った。
(2−4)解体作業S14
一回目のオゾン燻蒸作業後に、故人の汚物の付着した床面、及び壁紙の除去を行った。また、室内の家具の除去も行った。
(2−5)汚物清掃作業S12〜オゾン燻蒸作業S13の繰り返し作業
上記汚物清掃作業S12〜オゾン燻蒸作業S13を、解体作業S14後にもう一度行った。
ここで、オゾンの総使用量は、1mあたり9000g程度であった。
(2−6)被覆作業S15
まず、下準備として、前述の解体作業S14により露出した箇所(部屋の柱、梁、土台、骨組み等)に対し、ラッカーの塗布を行った。
そして、ラッカーの塗布の後に、解体作業S14により露出した箇所(部屋の柱、梁、土台、骨組み等)に対し油性下地塗料を塗布することで、解体作業で解体した箇所の被覆を行った。
(2−7)塗布作業S16
被覆作業後に、FRPポリエステル樹脂を含む塗料を、部屋内に残存する汚物の付着した内壁に塗布した。
(3)消臭作業後の臭気
本消臭作業により、部屋内の故人の体液を原因とする臭気は感じられなくなった。
(3−1)消臭作業後の臭気の測定
(1−3)消臭作業前の臭気の測定と同様の方法により、外気臭気と、室内臭気を測定した。測定した外気臭気と、室内臭気の差分を算出することにより、室内の臭気の程度の評価を行った。
消臭作業前の外気臭気の数値は257.9、室内臭気の数値は284.0であり、数値の差分は26.1であった。
以上の通り、本消臭作業により、外気臭気と室内臭気の差が軽減され、故人の放置された部屋の消臭ができることがわかった。
[実施例2]故人の放置された部屋の消臭
(1−1)事例
男性の孤独死現場(死因不明)
(1−2)消臭開始時点での部屋内の状態
故人の放置された期間は不明。
入室すると、汚物(体液)を原因とする臭気が強く感じられる。
消臭対象は、40mの部屋と、およそ60mの部屋であった。
(2)消臭工程
(2−1)消毒液散布作業S11
まず、1000PPMの次亜塩素酸を含む液剤を部屋に散布した。
(2−2)汚物清掃作業S12
次に、壁面、床面に固着していない体液、糞、尿といった汚物を、ヘラを用い、除去した。汚物の除去後、過酸化水素水(オキシドール)を部屋内に散布し、一定時間放置した後に過酸化水素水の付いた壁面をふき取ることで、汚物の清掃を行った。
(2−3)オゾン燻蒸作業S13
(2−3−1)酵素処理
オゾン散布前に、酵素(プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ)を含む消臭剤を散布した。
(2−3−2)オゾン燻蒸作業
オゾン燻蒸装置を用いて、オゾンの噴霧を行った。
(2−4)解体作業S14
オゾン燻蒸作業後に、故人の汚物の付着した床面、及び壁紙の除去を行った。また、室内の家具の除去も行った。
(2−5)汚物清掃作業S12〜オゾン燻蒸作業S13の繰り返し作業
上記汚物清掃作業S12〜オゾン燻蒸作業S13を、解体作業S14後にもう一度行った。
ここで、オゾンの総使用量は、40mの空間と、およそ60mの空間に対し、総量で390000程度(1mあたり、3900g)であった。
(2−6)被覆作業S15
まず、下準備として、前述の解体作業S14により露出した箇所(部屋の柱、梁、土台、骨組み等)に対し、ラッカーの塗布を行った。
そして、ラッカーの塗布の後に、解体作業S14により露出した箇所(部屋の柱、梁、土台、骨組み等)に対し油性下地塗料を塗布することで、解体作業で解体した箇所の被覆を行った。
(2−7)塗布作業S16
被覆作業後に、FRPポリエステル樹脂を含む塗料を、部屋内に残存する汚物の付着した内壁に塗布した。
(3)消臭作業後の臭気
本消臭作業により、部屋内の故人の体液を原因とする臭気は感じられなくなった。
[実施例3]犬の放置された部屋の消臭
(1−1)事例
犬3匹の放置現場
(1−2)消臭開始時点での部屋内の状態
犬の放置された期間は不明。消臭開始時点で、犬3頭は餓死していた。
入室すると、犬の糞尿、体液を原因とする臭気が強く感じられる。
消臭対象は、およそ60mの部屋である。
(2)消臭工程
(2−1)汚物清掃作業S21
次に、部屋内に残存する体液、糞、尿といった汚物を清掃した。また、エタノール及び界面活性剤を含む酸性液剤を室内に散布した。
エタノール及び界面活性剤を含む酸性液剤の散布後に、部屋内に残存した汚物の固着した壁面に高圧水蒸気装置(ケルヒャー 社製)の噴射口をあてがい、水蒸気を高出力で噴射すること(高圧水蒸気処理)により汚物を除去した。
エタノール及び界面活性剤を含む酸性液剤の散布及び、高圧水蒸気処理は、汚物の固着した壁面から、固着した汚物がなくなるまで繰り返し行った。
(2−2)液剤散布作業(弱アルカリ性液剤の散布)S22
セスキ炭酸ソーダ、重曹を含む弱アルカリ性液剤を散布し、部屋内の洗浄を行った。
(2−3)オゾン燻蒸作業S23
(2−3−1)酵素処理
オゾン散布前に、酵素(プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ)を含む消臭剤を散布した。
(2−3−2)オゾン燻蒸作業
オゾン燻蒸装置を用いて、オゾンの噴霧を行った。
(2−4)液剤散布作業(弱酸性液剤の散布)S24
クエン酸を含む弱酸性液剤を散布し、部屋内の洗浄を行った。
(2−5)オゾン燻蒸作業S25
(2−3)と同様の方法により、オゾンの噴霧を行った。
上記の(2−2)液剤散布作業(弱アルカリ性液剤の散布)、(2−3)オゾン燻蒸作業、(2−4)液剤散布作業(弱酸性液剤の散布)、(2−5)オゾン燻蒸作業を、室内の消臭が感じられなくなるまで繰り返すことにより、室内を消臭した。
ここで、オゾンの総使用量は、およそ60mの空間に対し、540000g程度(1mあたり、9000g)であった。
(3)消臭作業後の臭気
本消臭作業により、部屋内の犬の糞尿、体液を原因とする臭気は感じられなくなった。
[実施例4]猫の放置された部屋の消臭
(1−1)事例
猫7匹の放置現場
(1−2)消臭開始時点での部屋内の状態
猫の放置された期間は不明。消臭開始時点で、猫7匹は死亡していた。
入室すると、猫の糞尿、体液を原因とする臭気が強く感じられる。
消臭対象は、およそ100mの部屋である。
(2)消臭工程
(2−1)汚物清掃作業S21
次に、部屋内に残存する体液、糞、尿といった汚物を清掃した。また、ハイター(花王株式会社 製)と水とを1:1の割合で混合した液剤を室内に散布した。
また、部屋内に残存した汚物の固着した壁面に高圧水蒸気装置(ケルヒャー 社製)の噴射口をあてがい、水蒸気を高出力で噴射すること(高圧水蒸気処理)により汚物を除去した。
ハイター(花王株式会社 製)と水とを1:1の割合で混合した液剤の散布及び、高圧水蒸気処理は、汚物の固着した壁面から、固着した汚物がなくなるまで繰り返し行った。
(2−2)液剤散布作業(弱アルカリ性液剤の散布)S22
セスキ炭酸ソーダ、重曹を含む弱アルカリ性液剤を散布し、部屋内の洗浄を行った。
(2−3)オゾン燻蒸作業S23
(2−3−1)酵素処理
オゾン散布前に、酵素(プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ)を含む消臭剤を散布した。
(2−3−2)オゾン燻蒸作業
オゾン燻蒸装置を用いて、オゾンの噴霧を行った。
(2−4)液剤散布作業(弱酸性液剤の散布)S24
クエン酸を含む弱酸性液剤を散布し、部屋内の洗浄を行った。
(2−5)オゾン燻蒸作業S25
(2−3)と同様の方法により、オゾンの噴霧を行った。
上記の(2−2)液剤散布作業S22(弱アルカリ性液剤の散布)、(2−3)オゾン燻蒸作業S23、(2−4)液剤散布作業S24(弱酸性液剤の散布)、(2−5)オゾン燻蒸作業S25を、室内の消臭が感じられなくなるまで繰り返すことにより、室内を消臭した。
ここで、オゾンの総使用量は、およそ100mの空間に対し、1040000g程度(1mあたり、10400g)であった。
(3)消臭作業後の臭気
本消臭作業により、部屋内の猫の糞尿、体液を原因とする臭気は感じられなくなった。
本発明は、故人及び/又は動物の放置された部屋の消臭に応用することができる。

Claims (6)

  1. 故人及び/又は動物の放置された部屋の消臭方法であって、
    体液、糞、尿から選ばれる1又は2以上からなる汚物を清掃する汚物清掃作業と、
    オゾン燻蒸作業前に汚物の付着した箇所を解体する解体作業と、
    汚物清掃作業後の部屋内にオゾンを噴霧するオゾン燻蒸作業と、
    オゾン燻蒸作業後に、前記解体作業で解体した箇所を油性下地塗料で覆う被覆作業と、
    被覆作業後に、硬化剤を含む樹脂材料を、前記汚物の残存する内壁に塗布する塗布作業と、
    を含むことを特徴とする、消臭方法。
  2. 消臭対象とする部屋の大きさが30m 以上の大きさの部屋であり、 前記オゾン燻蒸作業は、1mあたり、1500g以上、15000g以下のオゾンを用いることを特徴とする、請求項1に記載の消臭方法。
  3. 油性下地塗料がラッカーであり、 前記の硬化剤を含む樹脂材料が、熱硬化性樹脂にガラス繊維及び/又はカーボン繊維を加えたポリエステル樹脂材料である、請求項1又は2に記載の消臭方法。
  4. 前記オゾン燻蒸作業は、オゾン散布前に、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼから選ばれる一以上の酵素を含む消臭剤を散布し、
    前記消臭剤を適用した後及び/又は前記消臭剤を適用する前に、界面活性剤を散布することを含み、
    前記消臭剤が塩素系消臭剤、次亜塩素系消臭剤、光触媒系消臭剤の何れかであることを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の消臭方法。
  5. 弱アルカリ性液剤及び/又は弱酸性液剤を部屋内に散布する液剤散布作業後に、該液剤の残存した状態で前記オゾン燻蒸作業を行うことを含む、請求項1〜4の何れか1項に記載の消臭方法。
  6. 汚物清掃作業とオゾン燻蒸作業との間に、高圧水蒸気処理を行うことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の消臭方法。
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