JP6721827B2 - 表示制御装置および表示制御プログラム - Google Patents

表示制御装置および表示制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、表示制御装置および表示制御プログラムに関する。
ディスプレイから発する青色成分(波長が例えば380〜500nm)の可視光線がブルーライトと呼ばれている。ブルーライトは、ブラウン管や蛍光灯等の灯りよりも、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイやLED照明等の灯りに多く含まれている。
ブルーライトは、眼精疲労や睡眠障害などの一因といわれており、また、医療分野の専門家等などにより、ブルーライトの人体への影響の医学的な調査、検証も実施されている。なお、どの程度の強さのブルーライトで、どのような影響が、どの程度有るのかについては、明らかになっていない。
近年において、PC(Personal Computer)や携帯電話機のディスプレイは、LEDバックライト化が進み、ブルーライトの影響を心配するユーザも多い。
そこで、ブルーライトのカット(以下、ブルーライトカットもしくはBLC(Blue Light Cut)という場合がある)を実現する機能(以下、BLC機能という場合がある)を備えたメガネをユーザが使用する場合がある。このようなメガネを着用することで眼球に到達するブルーライトを、例えば、10〜40%程度削減することができる。以下、ブルーライトをカットする機能を有するメガネをブルーライトカットメガネもしくは、BLCメガネという場合がある。
また、BLC機能を搭載したPCや携帯電話機も知られている。例えば、PCにおいては、表示装置の3原色(Red,Green,Blue)のうち、青成分を約30%削減することでBLC機能を実現する。
これにより、メガネをかけていないユーザと、普段メガネを着用しているユーザとの両方に、面倒さや煩わしさを感じさせることなく、BLC機能を提供することが出来る。
特開2015−215436号公報 特開2006−242909号公報 特開2014−160170号公報
しかしながら、上述の如き従来のBLC機能を備えたPC等においては、ユーザがBLCメガネをかけている場合にも青成分を約30%削減するので、結果として青成分が削減されすぎてしまうという課題がある。
なお、従来のPC等においては、BLCメガネをかけたユーザがPC等を用いる場合に、手動でBLC機能をオフにすることができるが、BLC機能のオフ/オンを手動で設定する操作が煩雑である。
1つの側面では、本発明は、ユーザが第1波長光を低減させるメガネを装着している場合においても、第1波長光の低減を適切に行なうことができるようにすることを目的とする。
このため、この表示制御装置は、第1波長光を照射した状態でのユーザが装着するメガネのレンズ部分の輝度である第1輝度を測定する第1測定部と、第2波長光を照射した状態での前記ユーザが装着するメガネのレンズ部分の輝度である第2輝度を測定する第2測定部と、前記第2輝度に対する前記第1輝度の比に基づいて、前記メガネの第1波長光低減性能値を決定する第1決定部と、前記決定した前記メガネの第1波長光低減性能値を用いて、第1波長光低減制御値を決定する第2決定部と、前記第1波長光低減制御値に応じて、表示部からの出力光に含まれる前記第1波長光を低減させる表示制御を備える。
一実施形態によれば、ユーザが第1波長光を低減させるメガネを装着している場合においても、第1波長光の低減を適切に行なうことができる。
実施形態の一例としての情報処理装置のハードウェア構成を例示する図である。 実施形態の一例としての情報処理装置におけるBLC制御部の機能構成を示す図である。 実施形態の一例としての情報処理装置におけるBLC制御部による補正後BLC率の算出方法を説明するフローチャートである。 実施形態の一例としての情報処理装置におけるメガネBLC率測定部によるメガネBLC率の測定方法を説明するフローチャートである。 実施形態の一例としての情報処理装置におけるBLCの入出力特性を例示する図である。 スマートフォンのハードウェア構成を例示する図である。
以下、図面を参照して本表示制御装置および表示制御プログラムに係る実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、実施形態で明示しない種々の変形例や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本実施形態を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(実施形態及び各変形例を組み合わせる等)して実施することができる。又、各図は、図中に示す構成要素のみを備えるという趣旨ではなく、他の機能等を含むことができる。
(A)構成
図1は実施形態の一例としての情報処理装置1のハードウェア構成を例示する図である。
情報処理装置1は、例えばPCであって、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)10,メモリ11,記憶装置12,ディスプレイ13およびカメラ14を備える。
記憶装置12は、HDD(Hard disk drive)、SSD(Solid State Drive),SCM(Storage Class Memory)等の記憶装置であって、種々のデータを格納するものである。
メモリ11は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含む記憶メモリである。
メモリ11のROMには、BLC制御に係るソフトウェアプログラム(表示制御プログラム)やこのプログラム用のデータ類が書き込まれている。メモリ11上のソフトウェアプログラムは、CPU10に適宜読み込まれて実行される。又、メモリ11のRAMは、一次記憶メモリあるいはワーキングメモリとして利用される。
ディスプレイ13は、画像を表示する表示装置であって、例えば、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイである。ディスプレイ13は、RGB(Red,Green,Blue)カラーモデルに対応しており、赤・緑・青の各色の輝度の組み合わせで様々な色が表現される。
本情報処理装置1は、ディスプレイ13に対する表示制御を行なう表示制御装置として機能する。
ディスプレイ13は、図示しないグラフィックボード(ビデオカード)に接続され、このグラフィックボードから入力される映像信号を表示させる。
カメラ14は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等であり、本情報処理装置1の周囲の画像を撮像する。
本実施形態において、カメラ14は本情報処理装置1を操作するユーザ(以下、単にユーザという)の顔の画像を撮影する。カメラ14は、ディスプレイ13に正対した状態のユーザの顔を撮影可能な位置に配置され、例えば、ディスプレイ13の近傍(例えば上部位置)において、ユーザに正対する位置に取り付けられている。
これにより、ディスプレイ13からの出力光がユーザの顔に照射される。また、このようにディスプレイ13からの出力光が照射されたユーザの顔をカメラ14によって撮影することができる。
CPU10は、種々の制御や演算を行なう処理装置であり、メモリ11等に格納されたOS(Operating System)やソフトウェアを実行することにより、種々の機能を実現する。なお、複数のCPU10を用いてマルチプロセッサを構成してもよい。また、CPUに代えて、MPU(Micro Processing Unit),DSP(Digital Signal Processor),ASIC(Application Specific Integrated Circuit),PLD(Programmable Logic Device),FPGA(Field Programmable Gate Array)のいずれか一つであってもよい。また、CPU,MPU,DSP,ASIC,PLD,FPGAのうちの2種類以上の要素の組み合わせであってもよい。
そして、情報処理装置1のCPU10が、表示制御プログラムを実行することにより、後述するBLC制御部100として機能する。
なお、このBLC制御部100としての機能を実現するためのプログラム(表示制御プログラム)は、例えばフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RW等),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD+R,DVD−RW,DVD+RW,HD DVD等),ブルーレイディスク,磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。そして、CPU10はその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し格納して用いる。又、そのプログラムを、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記憶装置から通信経路を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
BLC制御部100としての機能を実現する際には、内部記憶装置(本実施形態ではメモリ11のRAMやROM)に格納されたプログラムがコンピュータのマイクロプロセッサ(本実施形態ではCPU10)によって実行される。このとき、記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータが読み取って実行するようにしてもよい。
図2は実施形態の一例としての情報処理装置1におけるBLC制御部100の機能構成を示す図である。
BLC制御部100はBLC機能を実現する。BLC制御部100は、ディスプレイ13からの出力光に含まれる、波長が例えば380〜500nmの青色光(ブルーライト,第1波長光,青色成分)を削減するBLCを行なう。BLC制御部100は、ディスプレイ13から出力されユーザの眼球に到達する光が、予め設定された所定のBLC率となるように、ディスプレイ13の表示制御を行なう。
以下、予め設定された所定のBLC率を目標BLC率という場合がある。目標BLC率は、ユーザが任意に設定することができる。
本実施形態においては、目標BLC率が30%の例について示す。すなわち、BLC制御部100は、ディスプレイ13から出力されユーザの眼球に到達する光の青成分が30%カットされるようにBLC制御を行なう。
図2に示すように、BLC制御部100は、メガネ判定部101,メガネBLC率測定部102,補正後BLC率決定部103および表示制御部104としての機能を備える。
メガネ判定部101は、ユーザがメガネを着用しているか否かを判定する。例えば、予め種々のメガネの輪郭形状を参照用情報として記憶装置12等に記憶(定義)しておく。メガネ判定部101は、カメラ14によって撮影されたユーザの顔画像中において、ユーザの目の周囲に、参照用情報として記憶されたメガネの輪郭形状と類似する形状があるかを判断することで、ユーザがメガネを着用しているかを判断する。
すなわち、メガネ判定部101は、ユーザの顔画像における目の周囲に、参照用情報として登録されたメガネの輪郭形状と類似する形状がある場合には、ユーザがメガネを着用していると判断する。一方、ユーザの顔画像における目の周囲に、参照用情報として登録されたメガネの輪郭形状と類似する形状がない場合には、ユーザがメガネを着用していないと判断する。
なお、ユーザがメガネを着用しているか否かの判定方法は、上述した手法に限定されるものではなく、適宜変更して実施することができる。
メガネBLC率測定部102は、ユーザが着用しているメガネのレンズ20(図1参照)の第1波長光低減性能値(ブルーライトカット性能値)を測定する。本実施形態においては、ブルーライトカット性能をBLC率で表す。
すなわち、メガネBLC率測定部102は、ユーザが着用しているメガネのレンズ20のBLC率を測定する。なお、以下、メガネのレンズ20のBLC率を、単にメガネのBLC率という場合がある。
例えば、メガネBLC率測定部102は、ディスプレイ13を青色で発光させることで、ディスプレイ13から青色光を照射する。そして、メガネBLC率測定部102は、このようにユーザに青色光を照射した状態で撮影したユーザの顔画像のメガネのレンズ位置での輝度(輝度B1という)を測定する。
すなわち、メガネBLC率測定部102は、ディスプレイ13を第1波長色で発光させることで、第1波長光をユーザに照射する第1照射部として機能する。
また、メガネBLC率測定部102は、第1波長光(青色光)を照射した状態でのユーザが装着するメガネのレンズ部分の輝度である輝度B1(第1輝度)を測定する第1測定部として機能する。
さらに、メガネBLC率測定部102は、ディスプレイ13から青以外の色(例えば、赤:第2色)で発光させることで、ディスプレイ13から青以外の光を照射する。そして、メガネBLC率測定部102は、このようにユーザに赤色光を照射した状態で撮影したユーザの顔画像のメガネのレンズ位置での輝度(輝度R1という)を測定する。
すなわち、メガネBLC率測定部102は、ディスプレイ13を第2波長色で発光させることで、第2波長光をユーザに照射する第2照射部として機能する。
また、メガネBLC率測定部102は、青色光以外の第2波長光(例えば赤色光)を照射した状態でのユーザが装着するメガネのレンズ部分の輝度である輝度R1(第2輝度)を測定する第2測定部として機能する。
そして、メガネBLC率測定部102は、以下の式(1)に示すように、測定したこれらの輝度R1と輝度B1との輝度比(BR輝度比)を算出することで、メガネのBLC率を算出する。
[メガネのBLC率(%)] = f1(B1/R1)×100 ・・・(1)
すなわち、メガネBLC率測定部102は、輝度R1に対する輝度B1の比に基づいて、メガネのBLC率を算出する。
従って、メガネBLC率測定部102は、輝度B1(第1輝度)および輝度R1(第2輝度)に基づいて、メガネの第1波長光低減性能値(メガネBLC率)を決定する第1決定部として機能する。
上記式(1)において、BR輝度比(B1/R1)の値が小さいほどBLC率が高いレンズであることを示す。なお、上記式(1)において、f1はメガネのBLC率が単純な比例で近似できない場合を考慮して乗算される変数であり、適宜変更して実施することができる。変数f1は、例えばカット&トライしてテーブルから求めても良く、種々変形して実施することができる。
また、上記式(1)を用いたメガネのBLC率の算出方法だけでは、サングラスの様な全色均等に輝度を削減するメガネに対応できない。
そこで、例えばサングラスのように、色と無関係に一様に暗くする(輝度を低下させる)メガネを考慮する場合には、ユーザの顔におけるメガネレンズ20部分(例えば、頬や額)の輝度Fとメガネのレンズ20部分の輝度R2との比からメガネのレンズ20部分の明るさを求めておく。そして、さらに、BR輝度差比からメガネのレンズ20のBLC率を求めてもよい。
ここで、メガネのレンズ20部分の明るさは、以下に示す式(2)を用いて求めることができる。
[メガネのレンズの明るさ(%)]=f2([メガネ部分の輝度R2]/[メガネ以外(顔)の輝度F])×100 ・・・(2)
上記式(2)において、(R2/F)の値が小さいほど明るいレンズであることを示す。なお、上記式(2)において、f2はメガネの明るさが単純な比例で近似できない場合を考慮して乗算される変数であり、適宜変更して実施することができる。変数f2は、例えばカット&トライしてテーブルから求めても良く、種々変形して実施することができる。
メガネの明るさが暗いほどBLC率が大きくなり、また、BR輝度差比が大きいほどBLC率が大きくなる。メガネのレンズ20の明るさとBR輝度差比とを入力とし、BLC率を出力するための機器や人に合わせたデータベース(テーブル)を備えることで、メガネのBLC率を決定しても良い。
補正後BLC率決定部103は、メガネBLC率測定部102によって測定されたBLC率と目標BLC率とに基づいて、ユーザの目に目標BLC率の光を到達させるための補正を行なったBLC率の値(補正後BLC率)を決定する。
補正後BLC率決定部103は、以下の式(3)に示すように、目標BLC率からメガネのBLC率を減算した値を、補正後BLC率として決定する。
[補正後BLC率]=[目標BLC率]−[メガネのBLC率] ・・・(3)
なお、補正後BLC率を単純に差し引くのではなく機器の特性や人に合わせた設定を可能にするための補正値テーブルを備えてもよい。
このように、補正後BLC率決定部103は、メガネBLC率測定部102によって決定されたメガネのメガネBLC率(第1波長光低減性能値)を用いて、目標BLC率(目標第1波長光低減性能)を実現するための補正後BLC率(第1波長光低減制御値)を決定する第2決定部として機能する。
また、サングラスのように、色と無関係に一様に暗くする(輝度を低下させる)メガネを考慮する場合には、上記式(3)に代えて、以下に示す式(4)を用いて補正後BLC率を決定してもよい。
[補正後BLC率]=[目標BLC率]−(100−[メガネのレンズの明るさ])+[メガネのBLC率] ・・・(4)
表示制御部104は、ディスプレイ13に画像を表示させるための制御を行なう。表示制御部104は、BLCを行なって画像表示を行なう場合に、補正後BLC率決定部103によって決定された補正後BLC率で青成分を削減させる制御を行なう。これにより、ユーザがBLC機能を有するメガネを着用している場合においても、ユーザの目に届く光のBLC率(総BLC率)が目標BLC率となる。
すなわち、本情報処理装置1においては、ユーザの目に届く光のBLC率(総BLC率)を以下のように表すことができる。
[総BLC率]=[補正後BLC率]+[メガネのBLC率]=[目標BLC率]
このように、表示制御部104は、補正後BLC率(第1波長光低減制御値)に応じて、ディスプレイ13からの出力光に含まれる青色光(第1波長光)を低減させる制御を行なう。
(B)動作
上述の如く構成された実施形態の一例としての情報処理装置1におけるBLC制御部100による補正後BLC率の算出方法を、図3に示すフローチャート(ステップA1〜A5)に従って説明する。
ステップA1において、BLC制御部100はカメラ14でユーザの顔を撮影して顔画像を取得し、この顔画像を用いて顔認識を行なう。
ステップA2において、メガネ判定部101が、ユーザがメガネを着用しているかを判定する。
ステップA2における確認の結果、ユーザがメガネを着用している場合には(ステップA2のYESルート参照)、ステップA3に移行する。ステップA3においては、メガネBLC率測定部102が、メガネのレンズ20のBLC率を測定する。なお、本処理の詳細については、図4を用いて後述する。
ステップA4において、補正後BLC率決定部103が、メガネBLC率測定部102によって測定されたメガネBLC率と目標BLC率とに基づいて、上記式(3)を用いて補正後BLC率を決定する。
なお、決定した補正後BLC率は、例えば、記憶装置12等の所定の記憶領域に格納することが望ましい。
その後、表示制御部104が、ディスプレイ13からの出力光において、青成分を設定された補正後BLC率で表示させることで、ディスプレイ13からの出力光に含まれる青成分を低減させる表示制御を行ない、処理を終了する。
また、ステップA2における確認の結果、ユーザがメガネを着用していない場合には(ステップA2のNOルート参照)、ステップA5に移行する。ステップA5においては、メガネBLC率測定部102はメガネBLC率を0に設定する。その後、処理はステップA4に移行する。
メガネBLC率=0の場合においては、補正後BLC率には目標BLC率が設定されることになる。
次に、実施形態の一例としての情報処理装置1におけるメガネBLC率測定部102によるメガネBLC率の測定方法を、図4に示すフローチャート(ステップB1〜B6)に従って説明する。
ステップB1において、メガネBLC率測定部102は、ディスプレイ13全体に青だけを表示させることで(全青表示)、ユーザに青色光を照射する。
ステップB2において、メガネBLC率測定部102は、第1波長光(青色光)を照射した状態でのユーザの顔をカメラ14によって撮影させる。また、メガネBLC率測定部102は、撮影されたユーザの顔画像中における目の位置の輝度(輝度B1;第1輝度)を測定する。
ステップB3において、メガネBLC率測定部102は、ディスプレイ13全体に青以外の色(本実施形態では赤)だけを表示させることで(全赤表示)、ユーザに赤色光を照射する。
ステップB4において、メガネBLC率測定部102は、第2波長光(赤色光)を照射した状態でのユーザの顔をカメラ14によって撮影させる。また、メガネBLC率測定部102は、撮影されたユーザの顔画像中における目の位置の輝度(輝度R1;第2輝度)を測定する。
また、メガネBLC率測定部102は、ユーザの顔画像中におけるメガネレンズ20以外の部分(例えば、頬や額)の輝度(輝度F)を測定する。
ステップB5において、メガネBLC率測定部102は、BR輝度比(B1/R1)を算出する。また、メガネBLC率測定部102は、上述した式(2)を用いて、[メガネのレンズの明るさ]を算出する。
ステップB6において、メガネBLC率測定部102は、上述した式(1)を用いて、[メガネのBLC率]を算出する。
なお、上記処理において、例えば、ステップB2およびステップB3の処理は、ステップB4およびステップB5の処理後に行なってもよい。
(C)効果
このように、実施形態の一例としての情報処理装置1によれば、BLC表示を行なう場合に、ユーザがBLCメガネをかけている場合であっても、ユーザの目には目標BLC率でBLCが行なわれた画像が届く。
これにより、BLC表示を行なう場合に、ユーザがBLCメガネをかけている場合であっても、必要以上にBLCされてしまうことが無く、適切なBLC量での画面表示を行なうことができる。従って、ユーザの利便性が能向上し、また情報処理装置1の付加価値が向上して訴求効果も高くなる。
図5は実施形態の一例としての情報処理装置1におけるBLCの入出力特性を例示する図である。
この図5においては、目標BLC率が30%である場合において、メガネのBLC率が15%の場合に、補正後BLC率を15%とすることで、ユーザの目に届く光のBLC率(総BLC率)を目標BLC率の30%にする例を示している。
本情報処理装置1においては、ディスプレイ13から出力される光を、目標BLC率よりも減少させた補正後BLC率でBLCを行なう。これにより、メガネのBLC率を含むユーザの目に届く光のBLC率(総BLC率)を目標BLC率にすることができる。
メガネBLC率測定部102が、ユーザの顔画像のメガネのレンズ位置での輝度B1,R1を測定することでメガネのBLC率を測定することができ、これにより、総BLC率を目標BLC率に合わせることができる。
また、特別なハードウェア構成を新たに備える必要がなく、情報処理装置1に一般的に搭載されているカメラ14を利用して本BLC制御を実現することができる。これにより、本情報処理装置1の製造コストの上昇を阻止することができ経済的である。
(D)その他
そして、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態においては、情報処理装置1がPCである例について示したが、これに限定されるものではなく適宜変更して実施することができる。例えば、情報処理装置1が、図6に示すようなスマートフォン1aであってもよい。
図6はスマートフォン1aのハードウェア構成を例示する図である。
図6に例示するスマートフォン1aは、プロセッサ10a,記憶部12a,タッチパネル13a,カメラ14,無線部15,アンテナ16およびオーディオ入出力部17を備える。
そして、このようなスマートフォン1aにおいて、タッチパネル13aは、タッチセンサー部と表示部とを備え、この表示部がディスプレイ13としての機能を実現する。
記憶部12aの記憶領域の一部がROM11a,RAM11bとして用いられ、これらのROM11a,RAM11bが上述したメモリ11として機能する。また、記憶部12aの記憶領域の他の一部が記憶装置12として機能する。
また、プロセッサ10aが、上述したCPU10としての機能を実現し、BLC制御部100として機能する。
これらにより、情報処理装置1がスマートフォンであっても、PCと同様にBLC制御を実現することができる。
また、上述した実施形態において、メガネBLC率測定部102が、青以外の色として赤の光を照射した状態で撮影したユーザの顔画像のメガネのレンズ位置での輝度R1を測定しているが、これに限定されるものではなく、赤の代わりに緑の光を照射してもよい。
上述した実施形態においては、補正後BLC率決定部103が式(3)に基づいて補正後BLC率を決定した例を示しているが、これに限定されるものではなく、式(4)に基づいて補正後BLC率を決定してもよい。
上述した実施形態において、メガネBLC率測定部102は、輝度R1と輝度B1との輝度比(BR輝度比)を算出することで、メガネのBLC率を算出しているが、これに限定されるものではない。例えば、メガネBLC率測定部102は、輝度R1と輝度B1との差(輝度差;BR輝度差)を算出することで、メガネのBLC率を算出してもよい。
また、上述した実施形態において、メガネBLC率測定部102が、ディスプレイ13を青色(第1色)および青以外の色(第2色)で発光させることで、輝度B1,R1の測定を行なっているが、これに限定されるものではない。すなわち、青色(第1色)および青以外の色(第2色)で発光する光源を備え、この光源から青色光や青以外の色の光を照射した状態で撮影したユーザの顔画像のメガネのレンズ位置での輝度B1,R1を測定してもよい。
なお、上述した実施形態に関わらず、本実施形態の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
また、上述した開示により本実施形態を当業者によって実施・製造することが可能である。
(E)付記
(付記1)
第1波長光を照射した状態でのユーザが装着するメガネのレンズ部分の輝度である第1輝度を測定する第1測定部と、
第2波長光を照射した状態での前記ユーザが装着するメガネのレンズ部分の輝度である第2輝度を測定する第2測定部と、
前記第1輝度および前記第2輝度に基づいて、前記メガネの第1波長光低減性能値を決定する第1決定部と、
前記決定した前記メガネの第1波長光低減性能値を用いて、第1波長光低減制御値を決定する第2決定部と、
前記第1波長光低減制御値に応じて、表示部からの出力光に含まれる前記第1波長光を低減させる表示制御部と
を備えることを特徴とする、表示制御装置。
(付記2)
前記第1決定部が、前記第2輝度に対する第1輝度の比を算出することで、メガネの第1波長光低減性能値を算出することを特徴とする、付記1記載の表示制御装置。
(付記3)
前記第2決定部が、所定の目標第1波長光低減性能から前記前記メガネの第1波長光低減性能値減算することで、前記第1波長光低減制御値を算出することを特徴とする、付記1または2記載の表示制御装置。
(付記4)
前記表示部を前記第1波長色で発光させることで、前記第1波長光を前記ユーザに照射することを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載の表示制御装置。
(付記5)
前記表示部を前記第2波長色で発光させることで、前記第2波長光を前記ユーザに照射することを特徴とする、付記1〜4のいずれか1項に記載の表示制御装置。
(付記6)
コンピュータに、
第1波長光を照射した状態でのユーザが装着するメガネのレンズ部分の輝度である第1輝度を測定し、
第2波長光を照射した状態での前記ユーザが装着するメガネのレンズ部分の輝度である第2輝度を測定し、
前記第1輝度および前記第2輝度に基づいて、前記メガネの第1波長光低減性能値を決定し、
前記決定した前記メガネの第1波長光低減性能値を用いて、第1波長光低減制御値を決定し、
前記第1波長光低減制御値に応じて、表示部からの出力光に含まれる前記第1波長光を低減させる
処理を実行させるための表示制御プログラム。
(付記7)
前記第2輝度に対する第1輝度の比を算出することで、メガネの第1波長光低減性能値を算出する
処理を、前記コンピュータに実行させるための、付記6記載の表示制御プログラム。
(付記8)
所定の目標第1波長光低減性能から前記前記メガネの第1波長光低減性能値を減算することで、前記第1波長光低減制御値を算出させる
処理を、前記コンピュータに実行させるための、付記6または7記載の表示制御プログラム。
(付記9)
前記表示部を前記第1波長色で発光させることで、前記第1波長光を前記ユーザに照射する
処理を、前記コンピュータに実行させるための付記6〜8のいずれか1項に記載の表示制御プログラム。
(付記10)
前記表示部を前記第2波長色で発光させることで、前記第2波長光を前記ユーザに照射する
処理を、前記コンピュータに実行させるための、付記6〜9のいずれか1項に記載の表示制御プログラム。
1 情報処理装置(PC)
1a 情報処理装置(スマートフォン)
10 CPU
11 メモリ
12 記憶装置
13 ディスプレイ
14 カメラ
20 レンズ
100 BLC制御部
101 メガネ判定部
102 メガネBLC率測定部
103 補正後BLC率決定部
104 表示制御部

Claims (5)

  1. 第1波長光を照射した状態でのユーザが装着するメガネのレンズ部分の輝度である第1輝度を測定する第1測定部と、
    第2波長光を照射した状態での前記ユーザが装着するメガネのレンズ部分の輝度である第2輝度を測定する第2測定部と、
    前記第2輝度に対する前記第1輝度の比に基づいて、前記メガネの第1波長光低減性能値を決定する第1決定部と、
    前記決定した前記メガネの第1波長光低減性能値を用いて、第1波長光低減制御値を決定する第2決定部と、
    前記第1波長光低減制御値に応じて、表示部からの出力光に含まれる前記第1波長光を低減させる表示制御部と
    を備えることを特徴とする、表示制御装置。
  2. 前記第2決定部が、所定の目標第1波長光低減性能から前記メガネの第1波長光低減性能値を減算することで、前記第1波長光低減制御値を算出することを特徴とする、請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記表示部を第1波長色で発光させることで、前記第1波長光を前記ユーザに照射することを特徴とする、請求項1または2に記載の表示制御装置。
  4. 前記表示部を第2波長色で発光させることで、前記第2波長光を前記ユーザに照射することを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  5. コンピュータに、
    第1波長光を照射した状態でのユーザが装着するメガネのレンズ部分の輝度である第1輝度を測定し、
    第2波長光を照射した状態での前記ユーザが装着するメガネのレンズ部分の輝度である第2輝度を測定し、
    前記第2輝度に対する前記第1輝度の比に基づいて、前記メガネの第1波長光低減性能値を決定し、
    前記決定した前記メガネの第1波長光低減性能値を用いて、第1波長光低減制御値を決定し、
    前記第1波長光低減制御値に応じて、表示部からの出力光に含まれる前記第1波長光を低減させる
    処理を実行させるための表示制御プログラム。
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