JP6721440B2 - 軌道短絡装置 - Google Patents
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Description
本発明は、軌道内へ立ち入らなくても設置可能であり、設置時の作業性を向上できる軌道短絡装置を提供することを目的とする。
巻き取り可能な柔軟性、および、外力を加えずに自力で伸張可能な張りを有する帯状の長尺部材と、
前記長尺部材の先端部に設けられ、レールに係り止め可能な第1係止部と、
前記長尺部材を巻き込んで収容可能な筐体と、
前記筐体に設けられ、レールに係り止め可能な第2係止部と、
前記長尺部材に沿って設けられた第1導電路と、
を備え、
前記第1係止部が一対のレールの一方に係り止めされ、前記第2係止部が前記一対のレールの他方に係り止めされたときに、前記第1導電路が前記一対のレール間を電気的に短絡することを特徴としている。
前記一対のレールが短絡しているか否かを検出して短絡状態を周囲に報知する短絡検出回路と、
前記第1係止部に設けられ、各々が導電性を有し、前記第1係止部がレールに係り止めされた状態で磁力によりレールに接触する第1接触子および第2接触子と、
前記第2係止部に設けられ、各々が導電性を有し、前記第2係止部がレールに係り止めされた状態で磁力によりレールに接触する第3接触子および第4接触子と、
前記長尺部材に沿って設けられた第2導電路と、
をさらに備え、
前記第1接触子、前記第1導電路および前記第3接触子を介して前記一対のレール間が短絡される一方、前記第2接触子、前記第2導電路および前記第4接触子を介して前記短絡検出回路と前記一対のレールとが電気的に接続される構成としてもよい。
軌道短絡装置を軌道の横から設置する場合、第1係止部は作業者から比較的に遠くでレールに係り止めされることになる。このため、第1係止部とレールとの係止角度にばらつきが生じやすい。しかしながら、上記の構成によれば、第1係止部の角度のばらつきが生じても第1接触子と第2接触子とを適宜な角度でレールに接触させることができる。よって、設置の作業性が向上し、正常な短絡を容易に得ることができる。
前記第2係止部を展開して前記レールに係り止めしたときに前記筐体がレールの頭部より軌道の外方に配置されるとよい。
この構成によれば、軌道短絡装置が設置されている軌道に列車が誤って進入した場合でも、レールの頭部より軌道の外方に筐体が配置されるので、列車が筐体に乗り上げて脱線するなどの大きな事故を避けることができる。
前記第2係止部は、前記一対のレールの内側からレールに引っかかるフック形状を有してもよい。
この構成によれば、軌道横から軌道短絡装置を設置する作業性を向上でき、さらに、軌道短絡装置を安定的に固定することができる。
図1および図2は、本発明の実施形態の軌道短絡装置を示すもので、図1(A)は平面図、図1(B)は正面図、図2(A)は一部破断の側面図、図2(B)は筐体内部のスプールの構成を示す背面図である。図2(A)は、主に筐体2の側面を外した状態を示している。
本発明の実施形態の軌道短絡装置1は、軌道周辺で作業を行う場合に、軌道上に設置されて、一対のレール間を電気的に短絡させるための装置である。一対のレール間が短絡されることで、軌道に設けられている軌道回路に列車が在線しているかのように検出させ、この区間の信号機が赤に切り替えられるなどして、作業箇所の安全を確保できる。
筐体2は、内部に、巻取り枠35、付勢機構40、ガイド機構50、接点機構60および回路基板70を収容し、前面の開口部2aから長尺部材30を引き出しおよび挿し入れ可能に構成されている。また、筐体2には、下部に第2係止部20が設けられ、側部に巻取りレバー37が設けられ、上部に高輝度LED(発光ダイオード)などの表示部4と電源スイッチ3とが設けられている。
第2係止部20は、折り畳みおよび展開可能に筐体2の下部に設けられている。図3に示すように、第2係止部20は左右対称な二組の構成を有し、各組には筐体2の底面2bに対して支点P1を中心に回動可能に設けられた回動板部21と、回動板部21に対して支点P2を中心に回動可能に設けられた係止板部22とが設けられている。回動板部21は平面形状がほぼ長方形の平板形状をしている。係止板部22は、平面形状がほぼ長方形の平板部材に、一つの長辺の縁部分が下方に張り出したフック形状をしている。下方に張り出した部分をフック部22bと記す。
2つの接触子24、25は、互いに絶縁されており、2つの接触子24、25のうち一方は、長尺部材30に設けられた1本の導線d1(図4を参照)に電気的に接続されている。2つの接触子24、25のうち他方は、回路基板70の一端子に筐体2内の導線を介して電気的に接続されている。
図2(A)、(B)に示すように、長尺部材30は、巻取り枠35が回転して巻き取られたり、或いは、巻取り枠35が回転して引き出されたりする。巻取り枠35は巻取りレバー37と連結しており、巻取りレバー37を介して外部から巻取り枠35を回転させることができる。
ガイド機構50は、筐体2の内方で開口部2aの近傍に設けられ、例えばローラと押圧部材とで長尺部材30を摺動可能に挟み込む。ガイド機構50により、筺体2の内方で長尺部材30の位置が規制され、これによって長尺部材30を巻取り枠35にスムーズに巻き取ることができる。
このような構成により、巻取り枠35には、常に、長尺部材30を巻き取る方向の力が掛けられた状態となり、長尺部材30が筐体2の内部で大きく弛んでしまうことが防止され、長尺部材30の引き出しと巻き付けとをスムーズに行うことができる。また、長尺部材30が自然に巻き取られることがないので、軌道に設置された状態で軌道短絡装置1が安定する。
回路基板70には、図4の短絡検出回路72が設けられている。筐体2の上部に露出されている電源スイッチ3および表示部4は、回路素子として回路基板70に実装されている。
短絡検出回路72は、動作電圧を供給するバッテリE1および電源スイッチ3と、接触子13、25が導通したときにオンされる1段目のスイッチ素子であるFET75と、FET75がオンしたときにオンされる2段目のスイッチ素子であるトランジスタ76と、トランジスタ76がオンしたときにコレクタ電流により駆動される表示部(高輝度LED)4および電流調整用の抵抗R5とを有する。
続いて、軌道短絡装置1の設置方法について説明する。
軌道短絡装置1を設置するには、先ず、作業者は、図3(A)〜(C)に示したように、折り畳まれた第2係止部20をレールに係り止め可能なように展開する。
次に、作業者は、軌道の片側LSにおいて、長尺部材30を筐体2から引き出し、長尺部材30が伸張した状態で第1係止部10を反対側RSのレールに引っ掛ける。ここで、第1係止部10のフック部10bはレール頭部の軌道外方に引っ掛かけられ、第1係止部10の2つの接触子12、13は磁力によってレールに張り付く。
このように、第1係止部10と第2係止部20とを固定する際、作業者は、軌道内CSと軌道の反対側RSへ立ち入る必要がない。第1係止部10と第2係止部20を固定したら、作業者は、電源スイッチ3をオン操作して、正常に短絡できているか確認を行う。第1係止部10の接触子12、13とレールとの間、或いは、第2係止部20の接触子24、25とレールとの間に接触不良があると、電源スイッチ3をオン操作しても、表示部4が発光しない。これにより、作業者は、レールが正常に短絡していないことを確認でき、軌道短絡装置1の設置をやり直すなどの対処ができる。
さらに、接触子12、13、24、25が正常にレールと接触していると、順に、接触子13、一方のレール、接触子12、導線d1、接触子24、他方のレール、接触子25と導通される。よって、短絡検出回路72の電源スイッチ3がオン操作されることで、短絡検出用の接触子13、25の導通が検出されて表示部4が発光する。作業者は、この発光により一対のレールが正常に短絡していることを確認できる。また、表示部4の発光は、一対のレールが正常に短絡していることを周囲に報知する。表示部4の発光が確認されたら、軌道短絡装置1の設置が完了する。
さらに、図5に示すように、第1係止部10のフック部10bは一方のレールの軌道外側に引っ掛けられ、第2係止部20のフック部22bは他方のレールの軌道内側に引っ掛けられる。このような構成により、設置する際の良好な作業性と安定した固定とが確保される。
2 筐体
3 電源スイッチ
4 表示部
10 第1係止部
10b フック部
12 接触子(第1接触子)
13 接触子(第2接触子)
20 第2係止部
22b フック部
24 接触子(第3接触子)
25 接触子(第4接触子)
30 長尺部材
40 付勢機構
50 ガイド機構
60 接点機構
70 回路基板
72 短絡検出回路
d1 導線(第1導電路)
d2 導線(第2導電路)
F バネ
Claims (5)
- 巻き取り可能な柔軟性、および、外力を加えずに自力で伸張可能な張りを有する帯状の長尺部材と、
前記長尺部材の先端部に設けられ、レールに係り止め可能な第1係止部と、
前記長尺部材を巻き込んで収容可能な筐体と、
前記筐体に設けられ、レールに係り止め可能な第2係止部と、
前記長尺部材に沿って設けられた第1導電路と、
を備え、
前記第1係止部が一対のレールの一方に係り止めされ、前記第2係止部が前記一対のレールの他方に係り止めされたときに、前記第1導電路が前記一対のレール間を電気的に短絡することを特徴とする軌道短絡装置。 - 前記一対のレールが短絡しているか否かを検出して短絡状態を周囲に報知する短絡検出回路と、
前記第1係止部に設けられ、各々が導電性を有し、前記第1係止部がレールに係り止めされた状態で磁力によりレールに接触する第1接触子および第2接触子と、
前記第2係止部に設けられ、各々が導電性を有し、前記第2係止部がレールに係り止めされた状態で磁力によりレールに接触する第3接触子および第4接触子と、
前記長尺部材に沿って設けられた第2導電路と、
を備え、
前記第1接触子、前記第1導電路および前記第3接触子を介して前記一対のレール間が短絡される一方、前記第2接触子、前記第2導電路および前記第4接触子を介して前記短絡検出回路と前記一対のレールとが電気的に接続されることを特徴とする請求項1記載の軌道短絡装置。 - 前記第1接触子および前記第2接触子は前記第1係止部にバネを介して変位可能に接続されていることを特徴とする請求項2記載の軌道短絡装置。
- 前記第2係止部は折り畳み可能および展開可能に設けられ、
前記第2係止部を展開して前記レールに係り止めしたときに前記筐体がレールの頭部より軌道の外方に配置されることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の軌道短絡装置。 - 前記第1係止部は、前記一対のレールの外側からレールに引っかかるフック形状を有し、
前記第2係止部は、前記一対のレールの内側からレールに引っかかるフック形状を有していることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の軌道短絡装置。
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