JP2017199620A - 電源自動切替装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 手動操作の機能を維持した状態で停電時は商用電源から蓄電池等の分散電源への自動切り替えを可能とした電源自動切替装置を提供する。【解決手段】 商用電源と分散電源とを切り替える操作ハンドル11を備えた切替開閉部4と、切り替えを駆動する切替駆動部50と、商用電源の停電/復電を監視して切替駆動部50を制御する制御回路61とを有し、切替駆動部50は操作ハンドル11を操作して電源の切り替えを行うハンドルフック部52を有すると共に、ハンドルフック部52の動作角度を検出するフォトインタラプタ58を有し、制御回路61はフォトインタラプタ58の情報を基にハンドルフック部52を制御し、商用電源に停電が発生したら負荷の電源を分散電源に切り替え、復電したら商用電源に切り替える。【選択図】 図2

Description

本発明は、商用電源に停電が発生したら分散電源に切り替えて特定の負荷に継続して電源を供給する電源自動切替装置に関する。
停電発生時に、非常用電灯や冷蔵庫等の特定の電気機器の電源を商用電源から蓄電池等の分散電源に切り替えることで、停電発生による障害や被害の発生を削減できる分電盤がある。例えば特許文献1では、自動で切替動作する切替開閉器を分電盤に設置して停電が発生したら特定の電気機器の電源を商用電源から蓄電池等の分散電源に切り替えて、引き続き稼働するよう構成されている。
一方で、負荷等の電源を2系統のうちの何れか一方に切り替えるために手動で操作する切替開閉器として特許文献2に記載されたものがある。これは、何れにも接続されない中立位置を備えている。
特開2016−39755号公報 特開2015−210982号公報
上記特許文献1に開示された分電盤に組み付けられている切替開閉器は、自動切替専用の構造であり、手動で切り替える切替開閉器に比べてコスト高であった。また、手動で切り替えるための操作ハンドルを持たないため、メンテナンスや電源の状態に関わらず分散電源に切り替えたい場合操作が面倒であった。
そのため、手動操作する従来の切替開閉器を大きく変更すること無く、アダプタの接続等で自動切替を可能とすれば、手動での切替機能を生かしつつ自動切替も可能となるし、自動切り替えの為の新たな切替開閉器を製作する必要もないためコストも抑制できる。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、従来よりある操作ハンドルを有して手動切替を実施できる構造を大きく変更せず、手動操作の機能を維持した状態で停電時は商用電源から蓄電池等の分散電源への自動切り替えを可能とした電源自動切替装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、負荷の電源を商用電源と分散電源との間で切り替える切替開閉部と、切り替えを駆動する切替駆動部と、商用電源の停電/復電を監視して切替駆動部を制御する制御部とを有して、商用電源に停電が発生したら負荷の電源を分散電源に切り替え、復電したら商用電源に切り替える電源自動切替装置であって、切替開閉部は、手動で電源の切り替えを行うための操作ハンドルを有する一方、切替駆動部は、操作ハンドルに係合して当該操作ハンドルを操作して電源の切り替えを行うハンドルフック部を有し、更にハンドルフック部の動作角度を検出する角度検知手段を有し、制御部は、角度検知手段から入手するハンドルフック部の角度情報を基に操作ハンドルを制御することを特徴とする。
この構成によれば、制御したハンドルフック部の動作角度、即ち操作ハンドルの傾倒角度を検知して制御するため、操作ハンドルを操作して切り替えを行う制御を確実に実施できる。一方で、切替開閉部は操作ハンドルを有するためマニュアル操作が可能であり、停電/復電に拘わらず容易に切り替えを実施でき、利便性がよい。
また、操作ハンドルにハンドルフック部を係合させて操作するため、従来の手動操作型の切替開閉器を大きく変更すること無く自動切替が可能であり、低コストでの自動切替を実施できる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の構成において、ハンドルフック部の操作ハンドルへの係脱を検出する係脱検知手段を有し、制御部は、係脱検知手段の情報を基に、ハンドルフック部が操作ハンドルから外れたら、ハンドルフック部を操作ハンドルオフ位置となる中立位置に移動させて自動切替制御を停止することを特徴とする。
この構成によれば、ハンドルフック部が外れたら、或いはハンドルフック部が外されたら、操作ハンドルオフ位置にハンドルフック部が移動するため、装着操作は必ず切替開閉部がオフ状態で実施でき装着操作し易い。更に、ハンドルフック部が操作ハンドルから外れたら制御を停止するため、誤動作を防止できる。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の構成において、 切替開閉部は、商用電源が接続される第1回路接続端子と、分散電源が接続される第2回路接続端子と、負荷が接続される第3回路接続端子とを有し、第2回路接続端子及び第3回路接続端子が、漏電ブレーカ或いは分岐ブレーカのプラグイン式の端子の接続を可能とする銅バー型端子であることを特徴とする。
この構成によれば、第2回路接続端子と第3回路接続端子が銅バー型端子であるため、第3回路接続端子に一次側接続端子がプラグイン式の分岐ブレーカを直接接続できるし、第2回路接続端子に二次側接続端子がプラグイン式の漏電ブレーカを直接接続できる。よって、切替開閉部から分岐ブレーカまで配電路が必要ないし、分散電源が接続される漏電ブレーカから切替開閉部までの配電路も必要なくなり、電源を切り替えるための回路を省スペースで形成できる。
請求項4の発明は、請求項3に記載の構成において、切替開閉部は、切替駆動部及び制御部と分離可能なハウジングに組み付けられ、ハウジングの上面に操作ハンドル、前面側に第1回路接続端子、背面に第2回路接続端子及び第3回路接続端子が配置されてなり、切替駆動部及び制御部は、ハウジングの側部に組み付けられて成ることを特徴とする。
この構成によれば、切替開閉部は専用のハウジングで形成されるため、切替駆動部及び制御部を取り外したら手動の切替開閉器としての使用が可能となり、手動/自動の構成変更を容易に実施できる。
請求項5の発明は、請求項4に記載の構成において、ハンドルフック部、切替駆動部及び制御部は一体に形成され、ハウジングに取り外し可能に組み付けられて成ることを特徴とする。
この構成によれば、ハンドルフック部、切替駆動部、及び制御部が一体に構成されていることで、ハウジングからの着脱を容易に実施でき、手動/自動の切り替えを容易に実施できる。
請求項6の発明は、請求項4又は5に記載の構成において、切替駆動部はモータを具備し、ハウジングには、モータの少なくとも一部を収容する凹部が形成されて成ることを特徴とする。
この構成によれば、奥行きのあるモータは切替開閉器のハウジングに収容できるため、切替駆動部をハウジングに組み付けても大きく突出する部位が無いように構成でき、省スペースで組み付けできる。
本発明によれば、制御したハンドルフック部の動作角度、即ち操作ハンドルの傾倒角度を検知して制御するため、操作ハンドルを操作して切り替えを行う制御を確実に実施できる。一方で、切替開閉部は操作ハンドルを有するためマニュアル操作が可能であり、停電/復電に拘わらず容易に切り替えを実施でき、利便性がよい。
また、操作ハンドルにハンドルフック部を係合させて操作するため、従来の手動操作型の切替開閉器を大きく変更すること無く自動切替が可能であり、低コストでの自動切替を実施できる。
本発明に係る電源自動切替装置の一例を示す斜視説明図であり、分岐ブレーカを合わせて示している。 切替開閉部を構成するハウジングと切替駆動制御部とを分離した電源自動切替装置の斜視説明図であり、接続される分岐ブレーカ及び漏電ブレーカを合わせて示している。 図1の一部カバーを外し、更に要部の拡大図を示した斜視説明図である。 電源自動切替装置の平面図であり、分岐ブレーカ、漏電ブレーカを合わせて示している。 切替開閉部の内部回路図である。 切替駆動制御部の回路ブロック図である。 A−A線断面図である。 B−B線断面図である。 C−C線断面図である。 切替開閉部を一方に接続操作した状態のC−C線断面図である。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1〜4は本発明に係る電源自動切替装置の一例を示し、図1は斜視説明図、図2は切替開閉部を構成するハウジングと切替駆動制御部とを分離した斜視説明図、図3は一部カバーを外し更に要部の拡大図を示した斜視説明図、図4は平面図である。何れも、接続される分岐ブレーカや漏電ブレーカを合わせて示している。1が電源自動切替装置、2が分岐ブレーカ、3が漏電ブレーカであり、単相3線式電路を切り替える構成を示している。
電源自動切替装置1は、切替開閉部4と切替駆動制御部5とで構成され、切替開閉部4は、ハウジング10の上面に切替操作する操作ハンドル11が配置され、前方(図4に示す右側)に後述する一対の固定接点17(17A,17B)のうちの一方の固定接点17Aに接続されている第1回路接続端子12(第1電圧極端子12a,中性極端子12b,第2電圧極端子12c)が配置され、ハウジング10の背面(図4に示す左側)には、他方の固定接点17Bに接続されている第2回路接続端子13(第1電圧極端子13a,中性極端子13b,第2電圧極端子13c)が配置されている。また、後述する可動接点15に接続されている第3回路接続端子14(第1電圧極端子14a,中性極端子14b,第2電圧極端子14c)も背面に配置されている。尚、6は端子を保護する端子カバーである。
このように、切替開閉部4は1つのハウジング10で構成され、手動で切り替えが可能な切替開閉器を構成している。
第1回路接続端子12は、ネジ8(図7に示す)により図示しないケーブルを接続固定するネジ式端子であり、左右方向にそれぞれ3個連設され、図4に示すように第1電圧極端子12a、中性極端子12b、第2電圧極端子12cの順で配置されている。
一方、第2及び第3回路接続端子13,14は平坦な起立面に隣接して配置され、それぞれの端子が横長の銅バー型端子で形成されている。何れも、上下方向に3本の銅バー型端子が並べて配置され、上から中性極端子13b、14b,第1電圧極端子13a,14a,第2電圧極端子13c,14cと配置されている。特に、第3回路接続端子14は幅広に形成されて複数の分岐ブレーカ2を隣接して接続できるよう形成されている。
分岐ブレーカ2は概略を示し、開閉操作する操作レバーや二次側端子は省略してある。但し、一次側端子21は、図2に示すように分岐ブレーカ2の背面において横方向に切り欠きを設けて形成されたプラグイン式の端子であり、水平方向に配置された銅バー型端子(第3回路接続端子14)を上下から挟持して接続する構造となっている。そして、この一次側端子21は3端子が縦に並べて配置され、上から中性極端子21b、第1電圧極端子21a、第2電圧極端子21cと配列され、切替開閉部4の第3回路接続端子14に直接接続される。
漏電ブレーカ3は、分岐ブレーカ2と概略同一形状を成し、上面に操作レバー31が配置され、一次側端子32が傾斜形成された前面に配置され、二次側端子33が背面に配置されている。双方の端子とも縦に3連で配置され、一次側端子32は即結端子で形成されている。一方、二次側端子33は分岐ブレーカ2の一次側端子21と同様に横方向に切り欠きを設けて形成されたプラグイン式の端子となっており、中性極端子33b,第1電圧極端子33a,第2電圧極端子33cの順に配置され、切替開閉部4の第2回路接続端子13に直接接続される。尚、9は蓄電池等の分散電源回路のケーブルを示してる。
このように、第2回路接続端子13と第3回路接続端子14が銅バー型端子であるため、第3回路接続端子14に一次側接続端子がプラグイン式の分岐ブレーカ2を直接接続できるし、第2回路接続端子13に二次側接続端子がプラグイン式の漏電ブレーカ3を直接接続できる。よって、切替開閉部4から分岐ブレーカ2まで配電路が必要ないし、分散電源が接続される漏電ブレーカ3から切替開閉部4までの配電路も必要なくなり、電源を切り替えるための回路を省スペースで形成できる。
図5は切替開閉部4の回路図、即ち切替開閉器を構成するハウジング10の内部回路図である。図5に示すように、各接続端子12(12a〜12c),13(13a〜13c),14(14a〜14c)は3連で構成されている。そして第3回路接続端子14は、操作ハンドル11の操作により、第1回路接続端子12と第2回路接続端子13の間で切り替え接続を実施し、接続されない中立の開放状態を含めて3姿勢を選択可能となっている。
具体的に、この電源自動切替装置1が、停電時に電源を商用電源から分散電源として蓄電池を備えた蓄電池電源回路に切り替える回路に使用される場合、第3回路接続端子14に分岐ブレーカ(特定分岐ブレーカ)2を介して電気機器(特定負荷)が接続された回路が接続され、第1回路接続端子12に商用電源が接続された商用電源回路が接続され、第2回路接続端子13に漏電ブレーカ3を介して蓄電池電源回路(分散電源系統回路)が接続され、後述するように商用電源の停電を検知したら電源の切り替えがなされる。
切替駆動制御部5は、金属製板状の基台51に、ハンドルフック部52、モータ53、及びモータ53の回転をハンドルフック部52に伝達する伝達機構部54から成る切替駆動部50、モータ53を制御して切り替えを実施する制御回路(制御部)を収容した回路収容部55、ハンドルフック部52の操作ハンドル11への係脱状態を検知する係脱センサ57が組み付けられ、更にハンドルフック部52の動作角度を検知するための3個のフォトインタラプタ58が固定片51aを介して基台51に組み付けられて構成されている。
この基台51は、ハウジング10にネジ止めされて固定され、切替駆動制御部は切替開閉部4と一体化される。また、ハウジング10に固定された切替駆動制御部5は、同様にハウジング10にネジ止め固定されたカバー枠56で覆われる。
このように、ハンドルフック部52、切替駆動部50、及び回路収容部55が一体に構成されていることで、ハウジング10からの着脱を容易に実施でき、手動/自動の構成変更を容易に実施できる。
ハンドルフック部52は、操作ハンドル11全体を覆う蓋状に形成され、操作ハンドル11の側部側に位置する端部が伝達機構部54の回動片54bに軸着されている。ハンドルフック部52は、この軸着部を中心にハウジング10の左右方向に傾倒/起立操作でき、操作ハンドル11に対して係脱自在に構成されている。図1はハンドルフック部52を途中まで傾倒した状態を示し、矢印P1に示す方向へ水平になるまで傾倒すると、図3に示すように操作ハンドル11を覆い、図示しない係止部に係止して操作ハンドル11と係合する。
また、ハンドルフック部52が軸着された回動片54bには、伝達機構部54を構成する歯車54aが設けられており、モータ53の駆動により回転する歯車54cを介して歯車54aが回転し、ハンドルフック部52がケース10の前後方向に回動する。こうして、操作ハンドル11が前方或いは後方に傾倒する。
そして、モータ53は組み付けるハウジング10の方向に突出した状態で基台51に組み付けられているが、ハウジング10のモータ53の位置に対応する部位には筒状の凹部10aが形成されており、モータ53の突出部を収納可能としている。
このように、奥行きのあるモータ53は切替開閉部4のハウジング10に収容できるため、切替駆動制御部5をハウジング10に組み付けても大きく突出する部位が無いよう構成でき、省スペースで組み付けできる。
尚、図3の拡大図に示すように、回動片54bには、フォトインタラプタ58に係合して回動片57bの回動角度を認識するための係合片59が取り付けられている。
図6は切替駆動制御部5の回路ブロック図を示している。図6に示すように、モータ53を制御する制御回路61、制御回路61及びモータ53に電源を供給する電源回路62、商用電源の有無を検出する商用電源電圧センサ63、蓄電池電源の有無を検出する蓄電池電源電圧センサ64、蓄電池電源を開閉する半導体スイッチから成る回路開閉スイッチ65等を有している。尚、回路収容部55には、制御回路61と電源回路62とが収納されている。
電源回路62は商用電源回路及び蓄電池電源回路の双方に接続されており、制御回路61は、商用電源が通電されている限り回路開閉スイッチ65を開操作して電源回路61の接続を商用電源回路のみとし、商用電源電圧センサ63が停電を検知したら回路開閉スイッチ65を閉操作して蓄電池電源回路を電源回路62に接続する。そして、商用電源の復電を検知したら、回路開閉スイッチ65を開操作する。
尚、蓄電池電源電圧センサ64が電圧を検出しない場合は、停電が発生しても電源の切り替えを実施せず、回路開閉スイッチ65は開操作される。
図7〜10はハウジング10を異なる部位で切断した断面図であり、以下この図を参照してハウジング10の内部構造及び切替開閉部4の動作を説明する。図7は図3のA−A線断面図であり、3つの第1電圧極端子12a,13a,14aの内部接続構造を示している。図7に示すように、ハウジング10内には可動接点15を前後両側に備えた可動接触子16aが操作ハンドル11の下部で垂下するように配置され、その前後に一対の固定接点17(17Aa,17Ba)が配置されている。
可動接点15は、可動接触子16a、可動接触子16aに接続された可撓導線18を介して第3回路接続端子14の第1電圧極端子14aに接続されている。前方に配置された一方の固定接点17Aaは銅バー7aを介して第1回路接続端子12の第1電圧極端子12aに接続され、後方に配置された他方の固定接点17Baは銅バー7bを介して第2回路接続端子13の第1電圧極端子13a(図2に示す)に接続されている。
図8はB−B線断面図であり、3つの中性極端子12b,13b,14bの内部接続構造を示している。図8に示すように、可動接点15を前後両側に備えた可動接触子16bが操作ハンドル11の下部で垂下するように配置され、その前後に一対の固定接点17(17Ab,17Bb)が配置されている。
そして、上述した第1電圧極の構造と同様に、可動接点15は、可動接触子16b、可撓導線18を介して第3回路接続端子14の中性極端子14bに接続されている。前方に配置された一方の固定接点17Abは銅バー7aを介して第1回路接続端子12の中性極端子12bに接続され、後方に配置された他方の固定接点17Bbは銅バー7bを介して第2回路接続端子13の中性極端子13b(図2に示す)に接続されている。
更に、図9はC−C線断面図であり、3つの第2電圧極端子12c,13c,14cの内部接続構造を示している。図9に示すように、可動接点15を前後両側に備えた可動接触子16cが操作ハンドル11の下部で垂下するように配置され、その前後に一対の固定接点17(17Ac,17Bc)が配置されている。
そして、上述した第1電圧極の端子構造と同様に、可動接点15は可動接触子16c、可撓導線18を介して第3回路接続端子14の第2電圧極端子14cに接続されている。また、前方に配置された一方の固定接点17Acは銅バー7aを介して第1回路接続端子12の第2電圧極端子12cに接続され、後方に配置された他方の固定接点17Bcは銅バー7bを介して第2回路接続端子13の第2電圧極端子13c(図2に示す)に接続されている。
このように構成された切替開閉部4は以下のように切り替えが行われる。可動接触子16は、操作ハンドル11の操作で前後に回動するよう構成され、操作ハンドル11を前方に傾倒する、即ちハンドルフック部52が前方に回動して操作ハンドル11を前方に傾倒させると、可動接触子16も前方に回動する。また、操作ハンドル11を後方に傾倒する、即ちハンドルフック部52が後方に回動して操作ハンドル11を後方に傾倒させると、可動接触子16も後方に回動する。こうして、可動接点15は一方の固定接点17に選択接続される。
例えば、操作ハンドル11が図4に示す右側(前方)に傾倒されると、可動接触子5は前方の固定接点17Aに接触して第1回路接続端子12と第3回路接続端子14とが接続される。図10は、この接続状態,即ち操作ハンドル11を前方に傾倒した状態のC−C線断面図である。
このように構成された切替開閉部4に対して、制御回路61はモータ53を制御して操作ハンドル11を操作し、電源の切替操作を実施する。具体的に、商用電源回路が通電されている限り、即ち商用電源がある限り切替開閉部4の第3回路接続端子14を第1回路接続端子12に接続し、停電を検知したら第3回路接続端子14を第2回路接続端子13に接続させる。その後、商用電源の復電を検知したら接続を第1回路接続端子12に戻す。
尚、この制御の際、商用電源回路との接続完了、蓄電池系統回路との接続完了、何れの回路にも接続しない中立状態の何れにあるかは、3個のフォトインタラプタ58の信号を受けて判断がなされる。
また制御回路61は、係脱センサ57の信号からハンドルフック部52が操作ハンドル11から外れた状態、或いは起立操作されて操作ハンドルとの係合が外された状態を判断し、外れたと判断したらハンドルフック部52を中立位置に戻して制御を停止する。
このように、制御したハンドルフック部52の動作角度、即ち操作ハンドル11の傾倒角度を検知して制御するため、操作ハンドル11を操作して切り替えを行う制御を確実に実施できる。一方で、切替開閉部4は操作ハンドル11を有するためマニュアル操作が可能であり、停電/復電に拘わらず容易に切り替えを実施でき、利便性がよい。
また、操作ハンドル11にハンドルフック部52を係合させて操作するため、従来の手動操作型の切替開閉器を大きく変更すること無く自動切替が可能であり、低コストでの自動切替を実施できる。
更に、ハンドルフック部52が外れたら、或いはハンドルフック部52が外されたら、操作ハンドル11のオフ位置にハンドルフック部52が移動するため、操作ハンドル11への装着操作は必ず切替開閉部4がオフ状態で実施でき装着操作し易い。また、ハンドルフック部52が操作ハンドル11から外れたら制御を停止するため、誤動作を防止できる。
加えて、切替開閉部4は専用のハウジングで形成されるため、切替駆動部50及び回路収容部55を組み付けた切替駆動制御部5を取り外したら手動の切替開閉器としての使用が可能となり、自動/手動の切替装置を低コストで作製できる。
尚、上記実施形態では、商用電源回路、蓄電池電源回路の双方に電圧センサ63,64を設けているが、蓄電池電源電圧センサ64は無くとも良く、商用電源の停電/復電を検知するだけでも制御は可能である。
また、単相3線式電路の切り替えについて説明したが、上記電源自動切替装置1は三相3線式電路の切り替えに対しても適用できるものである。
更に、分散電源を蓄電池として説明したが、燃料電池等であってもよい。
1・・電源自動切替装置、2・・分岐ブレーカ、3・・漏電ブレーカ、4・・切替開閉部、5・・切替駆動制御部、10・・ハウジング、10a・・凹部、11・・操作ハンドル、12・・第1回路接続端子、13・・第2回路接続端子、14・・第3回路接続端子、15・・可動接点、16・・可動接触子、17・・固定接点、21・・一次側端子、33・・二次側端子、50・・切替駆動部、51・・基台、52・・ハンドルフック部、53・・モータ、54・・伝達機構部、55・・回路収容部、57・・係脱センサ(係脱検知手段)、58・・フォトインタラプタ(角度検知手段)61・・制御回路(制御部)。

Claims (6)

  1. 負荷の電源を商用電源と分散電源との間で切り替える切替開閉部と、切り替えを駆動する切替駆動部と、商用電源の停電/復電を監視して前記切替駆動部を制御する制御部とを有して、商用電源に停電が発生したら前記負荷の電源を分散電源に切り替え、復電したら商用電源に切り替える電源自動切替装置であって、
    前記切替開閉部は、手動で電源の切り替えを行うための操作ハンドルを有する一方、
    前記切替駆動部は、前記操作ハンドルに係合して当該操作ハンドルを操作して電源の切り替えを行うハンドルフック部を有し、
    更に前記ハンドルフック部の動作角度を検出する角度検知手段を有し、
    前記制御部は、前記角度検知手段から入手する前記ハンドルフック部の角度情報を基に前記操作ハンドルを制御することを特徴とする電源自動切替装置。
  2. 前記ハンドルフック部の前記操作ハンドルへの係脱を検出する係脱検知手段を有し、
    前記制御部は、前記係脱検知手段の情報を基に、前記ハンドルフック部が前記操作ハンドルから外れたら、前記ハンドルフック部を操作ハンドルオフ位置となる中立位置に移動させて自動切替制御を停止することを特徴とする請求項1記載の電源自動切替装置。
  3. 前記切替開閉部は、商用電源が接続される第1回路接続端子と、分散電源が接続される第2回路接続端子と、負荷が接続される第3回路接続端子とを有し、
    前記第2回路接続端子及び前記第3回路接続端子が、漏電ブレーカ或いは分岐ブレーカのプラグイン式の端子の接続を可能とする銅バー型端子であることを特徴とする請求項1又は2記載の電源自動切替装置。
  4. 前記切替開閉部は、前記切替駆動部及び前記制御部と分離可能なハウジングに組み付けられ、
    前記ハウジングの上面に前記操作ハンドル、前面側に前記第1回路接続端子、背面に前記第2回路接続端子及び第3回路接続端子が配置されてなり、
    前記切替駆動部及び前記制御部は、前記ハウジングの側部に組み付けられて成ることを特徴とする請求項3記載の電源自動切替装置。
  5. 前記ハンドルフック部、前記切替駆動部及び前記制御部は一体に形成され、前記ハウジングに取り外し可能に組み付けられて成ることを特徴とする請求項4記載の電源自動切替装置。
  6. 前記切替駆動部はモータを具備し、前記ハウジングには、前記モータの少なくとも一部を収容する凹部が形成されて成ることを特徴とする請求項4又は5記載の電源自動切替装置。
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