JP6720567B2 - サーバ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、サーバ装置に関する。
タブレット端末やスマートフォン等の携帯端末で撮影した現実空間の画像上に、仮想物体等の画像を重畳して表示する拡張現実(AR:Augmented Reality)技術が知られている(例えば特許文献1、2参照)。AR技術を用いることで、例えば、プリント物を携帯端末で撮影すると、撮影したプリント物の中で動画を再生することができる。
コンテンツ画像がプリントされると共に、AR技術によりコンテンツ画像に特典動画を重畳して再生できるような動画付きプリント物を作製・販売するサービスが望まれている。しかし、プリント物の購入者によってプリント物が複製、頒布された場合、不特定多数の者に特典動画が再生されてしまい、動画付きプリント物の価値を毀損するという問題があった。また、コンテンツ画像のライセンサからは、コンテンツ画像をプリントしたプリント物を、インフラ設備投資や在庫リスクを抑えて販売できるようなシステムが望まれていた。
特開2011−8752号公報 特表2012−503228号公報
本発明は、上記従来の実状に鑑みてなされたものであり、プリント物を携帯端末で撮影することで動画が再生されるように携帯端末へ動画データを配信すると共に、動画データの再生を制限することができるサーバ装置を提供することを課題とする。また、本発明の一態様は、コンテンツ画像をプリントしたプリント物を低コストに販売できるようにするサーバ装置を提供することを課題とする。
本発明の一態様によるサーバ装置は、画像データ、及び前記画像データに対応する動画データを記憶する記憶部と、プリント物の購入注文を受け付けると、前記動画データの保存場所情報をコード化したコード画像と前記画像データとを合成して合成画像を生成する画像合成部と、前記合成画像がプリントされたプリント物から前記コード画像を読み取って取得した前記保存場所情報を用いてアクセスしてきた携帯端末へ、前記動画データを送信する動画データ送信部と、を備え、前記画像合成部は、プリント物の購入注文を受け付ける度に、異なる保存場所情報をコード化したコード画像と、前記画像データとを合成して前記合成画像を生成することを特徴とするものである。
本発明の一態様によるサーバ装置は、前記携帯端末の端末情報を取得する端末情報取得部と、前記端末情報に基づいて、同一の保存場所情報を用いてアクセスしてきた携帯端末に対し前記動画データを送信するか否か判定する配信管理部と、をさらに備えることを特徴とする。
本発明の一態様によるサーバ装置において、前記記憶部は、前記画像データ及び前記動画データの組み合わせに対し、前記プリント物の販売可能数、及び1枚のプリント物で動画を再生できる携帯端末の台数を示す再生可能デバイス数を規定した管理情報を記憶し、前記配信管理部は、同一の保存場所情報を用いてアクセスしてきた携帯端末の台数をカウントし、カウント値が前記再生可能デバイス数に達した後、同じ保存場所情報を用いてさらに他の携帯端末からアクセスがあった場合、この携帯端末へは前記動画データを送信しないと判定する。
本発明の一態様によるサーバ装置において、前記管理情報は、前記販売可能数と同数の互いに異なる保存場所情報を含み、前記画像合成部は、プリント物の購入注文を受け付ける度に、未使用の保存場所情報をコード化したコード画像を用いて前記合成画像を生成する。
本発明の一態様によるサーバ装置は、画像プリント装置を介して前記プリント物の購入注文を受け付けた場合、前記画像プリント装置から前記プリント物が出力されるように、前記画像プリント装置へ前記合成画像を送信する画像データ送信部をさらに備えることを特徴とする。
本発明の一態様によるサーバ装置は、画像データ、及び前記画像データをプリントしたプリント物の販売可能枚数、販売期間、価格、プリントサイズ、又は販売手段が設定された管理情報の登録を受け付けて記憶する記憶部と、前記プリント物の購入注文を受け付けると、前記プリント物を出力するプリンタへ前記画像データを送信する画像データ送信部と、を備え、前記画像データ送信部は、ユーザ端末から購入注文を受け付けた場合、前記画像データを所定のプリンタへ送信し、プリンタを搭載した画像プリント装置から購入注文を受け付けた場合、前記画像データを前記画像プリント装置へ送信することを特徴とするものである。
本発明によれば、プリント物を携帯端末で撮影することで動画が再生されるように携帯端末へ動画データを配信すると共に、動画データの再生を制限することができる。また、本発明の一態様によれば、コンテンツ画像をプリントしたプリント物を低コストに販売することができる。
本実施形態に係る動画データ配信システムの概略構成図である。 動画付きプリント物の例を示す図である。 サーバ装置の構成図である。 管理情報の一例を示す図である。 プリント物販売用ホームページの画面の例を示す図である。 画像プリント装置の構成図である。 携帯端末の構成図である。 動画再生アプリを実行することで実現される機能ブロック図である。 本実施形態に係る動画データ配信方法を説明するシーケンス図である。 本実施形態に係る動画データ配信方法を説明するシーケンス図である。 管理情報の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る動画データ配信システムの概略構成図である。図1に示すように、動画データ配信システムは、動画付きプリント物の注文を受け付けると共に、携帯端末4へ動画データを配信するサーバ装置1を備える。サーバ装置1は、動画付きプリント物にプリントする画像データと、配信する動画データとを保存している。
動画付きプリント物(以下、単に「プリント物」と称する場合もある。)にプリントする画像データは、例えば、スポーツ選手や有名人等の人物、動物、車などのコンテンツ画像のデータであり、動画データは、画像内の対象物が動いたり音声を出したりしている動画のデータである。
サーバ装置1は、インターネットを介して接続してきたユーザ端末7に、動画付きプリント物販売用のホームページを提示し、このホームページを介して動画付きプリント物の購入を受け付ける。ユーザ端末7は、プリント物の購入希望者(ユーザ)が、プリント物の購入を申し込むために用いる装置であり、サーバ装置1と通信する機能を有する。ユーザ端末7として、スマートフォン等の携帯端末7Aやパソコン7Bを用いることができる。購入代金の支払いは、例えばクレジットカードを利用したオンライン決済で行われる。
ユーザは、購入申し込み時に氏名や住所等のユーザ情報を登録する。サーバ装置1は、プリント物の購入に伴い、購入画像に対応する動画データの保存場所情報をコード化して二次元コードを生成する。動画データの保存場所情報は、動画データにアクセスするための情報である。例えば、保存場所情報はURLであり、プリント物毎に異なるURLが割り当てられる。
サーバ装置1は、購入されたコンテンツ画像と二次元コードとを合成して合成画像を生成し、ユーザ情報と共に工場5へ送信する。工場5にはプリンタ(図示略)が設置されており、このプリンタが合成画像を印画紙にプリントして、図2に示すような、コンテンツ画像31及び二次元コード32がプリントされたプリント物3を作製する。プリント物3は、ユーザ情報を用いて配送される。これにより、ユーザは購入したプリント物3を入手することができる。
サーバ装置1は、画像プリント装置2を介してプリント物の購入を受け付けることができる。画像プリント装置2は、販売しているコンテンツ画像の画像データ(プレビュー用データ)を保存しており、ユーザが購入画像を選択すると、選択された画像をサーバ装置1に通知する。
サーバ装置1は、画像プリント装置2から購入画像が通知されると、購入画像に対応する動画データの保存場所情報をコード化して二次元コードを生成する。サーバ装置1は、購入されたコンテンツ画像と二次元コードとを合成して合成画像を生成し、画像プリント装置2へ送信する。
画像プリント装置2は、ユーザから料金が支払われると、サーバ装置1から受信した合成画像を印画紙にプリントしてプリント物3を出力する。これにより、ユーザはプリント物3を入手することができる。
サーバ装置1は、画像プリント装置2だけでなく、コンビニエンスストア等に設置されたキオスク端末やマルチコピー機6を介してプリント物の購入を受け付けてもよい。キオスク端末やマルチコピー機6でのプリント物購入、出力の流れは、上述した画像プリント装置2と同様のため、説明を省略する。
ユーザは、動画データを再生するためのプログラム(動画再生アプリ)が記憶された、スマートフォンやタブレット機器等の携帯端末4を有している。携帯端末4がこのプログラムを実行すると、二次元コードを読み取るために携帯端末4のカメラ機能が起動する。ユーザが携帯端末4のカメラでプリント物3上の二次元コード32を撮影すると、携帯端末4は二次元コード32を読み取って保存場所情報を取得し、サーバ装置1にアクセスする。
携帯端末4は、サーバ装置1から画像データを取得するとともに、携帯端末4のカメラでプリント物3のコンテンツ画像31を撮影するようユーザに指示する。ユーザが携帯端末4のカメラでコンテンツ画像31を撮影すると、携帯端末4は、撮影されたコンテンツ画像31と、サーバ装置1から取得した画像との特徴点を比較して照合する。照合により2つの画像が一致した場合、携帯端末4はサーバ装置1からコンテンツ画像31に対応する動画データを取得し、ディスプレイ上で動画を再生する。動画再生には公知のAR技術が用いられ、携帯端末4のカメラで撮影しているプリント物3に動画が重畳して再生される。
このように、動画データ配信システムでは、オンラインでプリント物3の購入注文を受け付けたり、画像プリント装置2やマルチコピー機6を用いてプリント物3の購入注文を受け付けたりして、プリント物3を販売する。プリント物3を購入したユーザは、携帯端末4で二次元コード32を読み取り、サーバ装置1にアクセスして動画データを受信・再生し、コンテンツ画像31に対応する動画を視聴することができる。
プリント物3の購入に用いる携帯端末7Aと、動画再生に用いる携帯端末4とは同じ物であってもよい。
図3はサーバ装置1の構成図である。サーバ装置1は、購入受付処理部10、画像合成部11、画像データ送信部12、配信管理部13、端末情報取得部14、動画データ送信部15、及び記憶部16を備え、例えばコンピュータにより構成される。
記憶部16は、販売中の画像の画像データ、画像データに対応する動画データ、及び管理情報を格納する。画像データ及び動画データは、例えばライセンサから提供されたものである。
図4に管理情報の一例を示す。管理情報は、複数のボックスに区分けされており、各ボックスには保存場所情報、販売可能数、再生可能デバイス数、画像情報、及び動画情報が含まれる。管理情報は、画像販売及び動画配信の管理単位でボックス分けされている。
販売可能数は、プリント物3の販売可能枚数(上限枚数)である。保存場所情報は、動画再生に際しサーバ装置1にアクセスするために必要な情報であり、これがコード化された二次元コード32がプリント物3にプリントされる。例えば、ボックス001に対応する画像販売では、販売可能数X1と同数の保存場所情報が準備される。これらX1個の保存場所情報は互いに異なるURLであるが、サーバ装置1の内部での変換処理により、同一のボックス(ボックス001)が参照され、同一の動画データが再生されるようになっている。
再生可能デバイス数は、1枚のプリント物3で動画を再生できる携帯端末4の台数を示す。このため、端末情報取得部14は、動画データを要求する携帯端末4の端末情報(例えば個体識別情報)を取得する。配信管理部13は、携帯端末4がサーバ装置1にアクセスしてきた際の保存場所情報と、携帯端末4の端末情報とを対応付けて記憶しておき、同一の保存場所情報を利用してアクセスした携帯端末4の台数をカウントする。
配信管理部13は、カウント値が再生可能デバイス数以下の場合は、動画再生を許可し、動画データを送信すると判定する。カウント値が再生可能デバイス数に達した後、同じ保存場所情報を利用してさらに他の携帯端末からアクセスがあった場合、配信管理部13は動画再生を拒否し、当該携帯端末へ動画データを送信しないと判定する。
販売可能数及び再生可能デバイス数は、画像データ及び動画データを提供するライセンサが設定してもよい。販売可能数を設定せず、プリント物の購入の都度、保存場所情報を新たに生成(発行)してもよい。
画像情報は、販売する画像データについての情報を示す。動画情報は、画像データに対応する動画データについての情報を示す。画像情報及び動画情報により、プリント物にプリントされるコンテンツ画像と、このプリント物に重畳して再生される動画とが紐付けられる。
購入受付処理部10は、インターネットを介して接続してきたユーザ端末7に、プリント物販売用のホームページを提示し、このホームページを介してプリント物の購入を受け付ける。例えば、購入受付処理部10は、図5に示すような、購入可能な画像70の一覧を含むホームページを提示する。購入受付処理部10は、購入画像の選択やユーザ情報の登録を受け付けると共に、決済処理を行う。
また、購入受付処理部10は、画像プリント装置2やマルチコピー機6から、プリント物の購入情報を受信する。
購入受付処理部10は、購入された画像に対応する管理情報を参照し、未使用の保存場所情報を取り出す。また、購入受付処理部10は、取り出した保存場所情報に使用済みのフラグを立てる。
プリント物3の販売枚数が販売可能数に達すると、未使用の保存場所情報がなくなるため、サーバ装置1は、売り切れとなったことを、ホームページに提示したり、画像プリント装置2やマルチコピー機6に通知したりする。
画像合成部11は、購入受付処理部10により取り出された保存場所情報をコード化して二次元コードを生成し、二次元コードと購入された画像とを合成して合成画像を生成する。
画像データ送信部12は、ユーザ情報と共に、合成画像データを工場5へ送信する。画像プリント装置2やマルチコピー機6でプリント物が購入された場合は、合成画像データを画像プリント装置2やマルチコピー機6へ送信する。
プリント物の購入毎に、複数の保存場所情報のうち未使用の保存場所情報から二次元コードが生成される。これにより、工場5から出荷されるプリント物3、及び画像プリント装置2やマルチコピー機6で販売(出力)されるプリント物3は、コンテンツ画像31が同じであっても、二次元コード32が異なったものとなる。
画像データ送信部12は、携帯端末4が保存場所情報に基づいてサーバ装置1にアクセスした場合、この保存場所情報に対応するボックスの画像情報を参照し、画像データを携帯端末4へ送信する。例えば、保存場所情報がボックス001に含まれるものである場合、画像データ送信部12は携帯端末4へ画像データP1を送信し、保存場所情報がボックス002に含まれるものである場合、画像データ送信部12は携帯端末4へ画像データP2を送信する。
動画データ送信部15は、携帯端末4からの要求に応じて、携帯端末4へ動画データを送信する。携帯端末4へ送信する動画データは、携帯端末4へ送信した画像データに対応したものである。
図6は、画像プリント装置2のブロック構成図である。図6に示すように、画像プリント装置2は、CPU(中央処理部)20、タッチパネル(表示部、操作部)21、課金部22、プリンタ23、通信部24、及びメモリ25を有する。画像プリント装置2は、通信部24を介してサーバ装置1と通信可能に接続されている。
課金部22は、投入された貨幣を識別計数し、釣銭を出金する。プリンタ23は、例えば昇華型熱転写方式の高解像度カラープリンタである。
メモリ25は、制御プログラム、及びサーバ装置1から受信した画像データを記憶する。CPU20が制御プログラムを実行することで、画像プリント装置2の各部を制御する制御部として機能する。
タッチパネル21は、プリント物3のサンプル画像を表示する。ユーザが購入画像を選択して料金を支払うと、通信部24はサーバ装置1に購入画像を示す購入情報を送信する。通信部24は、サーバ装置1から、購入画像に保存場所情報の二次元コードが合成された合成画像を受信する。この合成画像をプリンタ23が印画紙にプリントすることで、プリント物3が出力される。
画像プリント装置2は、デジタルカメラ等で撮影した画像データが記憶された記憶媒体から画像データを読み取り、読み取った画像をタッチパネル21に表示し、ユーザから画像の選択、プリントサイズやプリント枚数の指定を受け付け、プリンタ23により画像をプリント出力する機能を備えていてもよい。
マルチコピー機6の機能は、上述した画像プリント装置2の機能と同様であるため、説明を省略する。
図7は、携帯端末4のブロック構成図である。携帯端末4は、CPU40、メモリ41、カメラ42、通信部43、GPS44、及びディスプレイ(タッチパネル)45を備える。
メモリ41は、動画再生アプリ(アプリケーションプログラム)を記憶する。メモリ41は、フラッシュメモリタイプ、ハードディスクタイプ、マルチメディアカードマイクロタイプ、カードタイプのメモリ(例えば、SD又はXDメモリなど)、RAM、SRAM、ROM、EEPROM、PROM、磁気メモリの少なくとも1つのタイプの記憶媒体を含む。
CPU40が動画再生アプリを実行することで、図8に示すように、画像取得部46、特徴点比較部47、及び動画再生部48が実現され、動画の再生が行えるようになる。
画像取得部46は、カメラ42を用いてプリント物3にプリントされた二次元コード32から保存場所情報を読み取り、通信部43を介してサーバ装置1にアクセスし、コンテンツ画像31に対応する画像データを取得する。また、画像取得部46はカメラ42を用いてコンテンツ画像31を撮影・取得する。
特徴点比較部47は、サーバ装置1から取得した画像と、カメラ42で撮影したプリント物3のコンテンツ画像31との特徴点を比較する。特徴点が合致した場合、動画再生部48は、サーバ装置1から動画データを受信する。特徴点が不一致の場合、ディスプレイ45に再生不可であることが表示される。
動画再生部48は、公知のAR技術を用いて、受信した動画データを、カメラ42で撮影しているコンテンツ画像31(又はプリント物3全体)に重畳させて再生する。例えば、検出したコンテンツ画像31の特徴点を追跡してカメラ42の位置姿勢を推定し、カメラ画像と動画の位置合わせを行う。
GPS44は携帯端末4の位置情報を取得し、サーバ装置1からの要求に応じて位置情報をサーバ装置1に通知する。
図9は、本実施形態による画像販売及び動画再生の処理の流れを示す図である。図9は、ホームページを利用してプリント物の購入・配送の注文を行う例を示す。また、ユーザは、プリント物の購入及び動画の再生に同一の携帯端末4を用いるものとする。
ライセンサからコンテンツ画像及び動画が提供され、販売可能数や再生可能デバイス数が設定されると、これらの情報を含む管理情報がサーバ装置1の記憶部16に登録される(ステップS101)。サーバ装置1は、販売可能数に対応する数の保存場所情報を生成し、管理情報内に格納する。サーバ装置1は、管理情報を登録すると、画像販売用のホームページを更新し、プリント物の販売を開始する。
ユーザは、携帯端末4を用いて、ホームページから購入するプリント物のコンテンツ画像を選択し、プリント物を注文する。ユーザは、氏名や住所等のユーザ情報を登録し、オンライン決済で代金を支払う(ステップS102)。
サーバ装置1は、管理情報内の購入画像に対応するボックスを参照し、未使用の保存場所情報を取り出す。サーバ装置1は、この保存場所情報をコード化し、二次元コード画像を生成する。そして、サーバ装置1は、この二次元コード画像と、購入された画像とを合成して、合成画像を生成する(ステップS103)。サーバ装置1は、合成画像と購入者のユーザ情報とを工場5へ送信する(ステップS104)。
工場5に設置されたプリンタ(図示略)が合成画像をプリントして、プリント物3を作製する(ステップS105)。コンテンツ画像31及び二次元コード32がプリントされたプリント物3は、ユーザ情報をもとにユーザへ配送される(ステップS106)。これにより、ユーザは、プリント物3を入手することができる。
ユーザが、携帯端末4の動画再生アプリを実行すると、カメラ42が起動し、ディスプレイ45上に二次元コードの読み取り指示が表示される(ステップS107)。カメラ42でプリント物3の二次元コード32を撮影することで、携帯端末4は保存場所情報を取得する(ステップS108)。
携帯端末4の画像取得部46は、保存場所情報に基づき、通信部43を介してサーバ装置1にアクセスし、画像データを要求する(ステップS109)。サーバ装置1は、携帯端末4からアクセスされた際の保存場所情報に対応する管理情報のボックスを参照し、画像データを携帯端末4へ送信する(ステップS110)。例えば、保存場所情報がボックス001に含まれるものである場合、サーバ装置1は画像データP1を携帯端末4へ送信する。
携帯端末4がサーバ装置1から画像データを受信すると、ディスプレイ45上にコンテンツ画像31の読み取り指示が表示される。カメラ42でプリント物3のコンテンツ画像31を撮影すると、特徴点比較部47が、サーバ装置1から受信した画像と、カメラ42で撮影したコンテンツ画像31との特徴点を比較する(ステップS111)。特徴点が合致すると、携帯端末4はサーバ装置1に対し動画データを要求する(ステップS112)。
サーバ装置1は、ステップS110で携帯端末4へ送信した画像データに対応する動画データを携帯端末4へ送信する(ステップS113)。例えば、サーバ装置1は、管理情報のボックス001を参照し、画像データP1に対応する動画データM1を携帯端末4へ送信する。
携帯端末4が動画データを受信すると、動画再生部48が、公知のAR技術を用いて、カメラ42で撮影しているコンテンツ画像31に重畳させて動画データを再生する(ステップS114)。これにより、ディスプレイ45では、プリント物3内のコンテンツ画像31が動き出したように動画が再生される。
図10は、画像プリント装置2がユーザからプリント物の購入を受け付ける場合の、画像販売及び動画再生の処理の流れを示す図である。
ライセンサから販売画像及び動画が提供され、販売可能数や再生可能デバイス数が設定されると、これらの情報を含む管理情報がサーバ装置1の記憶部16に登録される(ステップS201)。サーバ装置1は、販売可能数に対応する数の保存場所情報を生成し、管理情報内に格納する。サーバ装置1は、管理情報を登録すると、画像プリント装置2へ画像データを送信する(ステップS202)。画像プリント装置2は、画像データを用いて、タッチパネル21にプリント物3のサンプル画像を表示する。これにより、画像プリント装置2で画像販売が開始される。
ユーザが、画像プリント装置2を操作して画像を購入し、料金を支払うと(ステップS203)、画像プリント装置2は購入された画像を示す購入情報をサーバ装置1に送信する(ステップS204)。
サーバ装置1は、受信した購入情報に基づいて、管理情報の購入画像に対応するボックスを参照し、未使用の保存場所情報を取り出し、コード化して二次元コード画像を生成する。そして、サーバ装置1は、この二次元コード画像と、購入画像とを合成して、合成画像を生成する(ステップS205)。管理情報内の使用された保存場所情報には、使用済のフラグが設定される。サーバ装置1は、合成画像を画像プリント装置2へ送信する(ステップS206)。
画像プリント装置2は、サーバ装置1から合成画像を受信すると、この合成画像を印画紙にプリントして出力する(ステップS207)。これにより、ユーザは、コンテンツ画像31及び二次元コード32がプリントされたプリント物3を入手することができる(ステップS208)。その後のステップS209〜S216の処理は、図9のステップS107〜S114と同じであるため、説明を省略する。
このように、本実施形態によれば、プリント物3を携帯端末4で撮影することで、プリント物3に動画が重畳して再生されるように携帯端末4へ動画データを配信することができる。
また、サーバ装置1の記憶部16に保存された管理情報に販売可能数を設定することで、プリント物3の発行枚数を制限することができる。発行枚数を制限することで、プリント物3の価値を上げることができる。
サーバ装置1は、携帯端末4の端末情報を取得し、携帯端末4からアクセスされた際の保存場所情報毎に端末情報を登録する。登録された端末情報の数から、1つの保存場所情報を利用して何台の携帯端末4が動画再生を行ったか管理される。そのため、サーバ装置1は、再生可能デバイス数に基づき、動画再生可能な携帯端末の台数を制限することができる。動画再生端末数を制限することで、プリント物3の複製・頒布を抑制できる。
ユーザ(携帯端末4)の位置や、動画再生時刻により、異なる動画が再生されるようにしてもよい。この場合、図11に示すように、管理情報には、位置や時刻等の条件に応じた複数の動画が定義される。ユーザ(携帯端末4)の位置は、GPS44により取得される。例えば、条件1に時刻5:00〜10:00、条件2に時刻10:00〜18:00、条件3に時刻18:00〜5:00が設定されている場合、朝、昼、夜で再生される動画を変えることができる。
条件に“位置”を設定した場合、特定の場所で特定の動画が再生される。例えば、イベント会場において動画再生を行うことで、イベントに関連した特別な動画を視聴可能にできる。
管理情報の条件には、位置や時刻だけでなく、携帯端末4から取得可能な様々なデバイス情報(メーカ、設定言語、モデル名、IPアドレスゾーン、ネットワークセグメント)を設定することができる。管理情報の条件に動画再生アプリを特定する識別情報が設定され、端末情報取得部14が携帯端末4にインストールされている動画再生アプリの識別情報を取得するようにしてもよい。
管理情報には、動画データの配信期間が設定されていてもよい。また、追加課金により動画データの配信期間が延長できるようにしてもよい。この場合、動画データの配信期間は、保存場所情報毎に異なったものとなる。
動画データ配信システムは、複数の画像プリント装置2やマルチコピー機6を備えていてもよい。サーバ装置1が、画像プリント装置2やマルチコピー機6毎に、プリント物の販売期間を設定してもよい。
上記実施形態による動画データ配信システムは、動画付きプリント物だけでなく、動画が紐付いていない、コンテンツ画像がプリントされたコンテンツプリント物の販売に用いることができる。ライセンサは、コンテンツ画像の画像データをサーバ装置1に登録すると共に、コンテンツプリント物の販売可能枚数、販売期間、価格、プリントサイズ、販売手段などを設定する。設定された情報は、管理情報として記憶部16に格納される。
プリントサイズには、例えば、Lサイズ、PCサイズ、2Lサイズ、六つ切りサイズなどの写真プリントサイズ、A2、A3などのポスターサイズが設定される。
販売手段には、例えば、画像プリント装置2、マルチコピー機6、工場5からの宅配などが設定される。設定された販売手段に工場5からの宅配が含まれる場合、登録されたコンテンツ画像は、プリント物販売用のホームページに掲載される。設定された販売手段に画像プリント装置2やマルチコピー機6が含まれる場合、画像データ送信部12は、画像プリント装置2やマルチコピー機6のディスプレイに表示するためのプレビュー用画像データを画像プリント装置2やマルチコピー機6へ送信する。販売可能枚数や販売期間は、販売手段毎に設定することができる。
購入注文受付部11がユーザ端末から購入注文を受け付けると、画像データ送信部12は、画像データを工場5のプリンタへ送信する。購入注文受付部11が画像プリント装置2やマルチコピー機6から購入注文を受け付けると、画像データ送信部12は、画像データを画像プリント装置2やマルチコピー機6へ送信する。
画像プリント装置2やマルチコピー機6に、プレビュー用画像データでなくプリント用画像データを予め送信している場合、サーバ装置1は、画像プリント装置2やマルチコピー機6から購入注文を受け付けると、コンテンツプリント物の出力許可を送信する。
このように、動画データ配信システムを用いることで、ライセンサは、コンテンツ画像データ及び各種情報をサーバ装置1に登録(設定)するだけで、コンテンツプリント物の販売を行うことができる。例えば、ライセンサは、コンテンツプリント物の販売実績に応じたシステム利用料をシステム運用者に支払うことで、インフラ設備投資や在庫リスク無しで、コストを抑えてコンテンツプリント物の販売を行うことができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 サーバ装置
2 画像プリント装置
3 プリント物
4 携帯端末
5 工場
6 マルチコピー機
7 ユーザ端末

Claims (3)

  1. 画像データ、及び前記画像データに対応する動画データを記憶する記憶部と、
    プリント物の購入注文を受け付けると、前記動画データの保存場所情報をコード化したコード画像と前記画像データとを合成して合成画像を生成する画像合成部と、
    前記合成画像がプリントされたプリント物から前記コード画像を読み取って取得した前記保存場所情報を用いてアクセスしてきた携帯端末へ、前記動画データを送信する動画データ送信部と、
    前記携帯端末の端末情報を取得する端末情報取得部と、
    前記端末情報に基づいて、同一の保存場所情報を用いてアクセスしてきた携帯端末に対し前記動画データを送信するか否か判定する配信管理部と、
    を備え、
    前記画像合成部は、プリント物の購入注文を受け付ける度に、異なる保存場所情報をコード化したコード画像と、前記画像データとを合成して前記合成画像を生成し、
    前記記憶部は、前記画像データ及び前記動画データの組み合わせに対し、前記プリント物の販売可能数、及び1枚のプリント物で動画を再生できる携帯端末の台数を示す再生可能デバイス数を規定した管理情報を記憶し、
    前記配信管理部は、同一の保存場所情報を用いてアクセスしてきた携帯端末の台数をカウントし、カウント値が前記再生可能デバイス数に達した後、同じ保存場所情報を用いてさらに他の携帯端末からアクセスがあった場合、この携帯端末へは前記動画データを送信しないと判定することを特徴とするサーバ装置。
  2. 前記管理情報は、前記販売可能数と同数の互いに異なる保存場所情報を含み、
    前記画像合成部は、プリント物の購入注文を受け付ける度に、未使用の保存場所情報をコード化したコード画像を用いて前記合成画像を生成することを特徴とする請求項に記載のサーバ装置。
  3. 画像プリント装置を介して前記プリント物の購入注文を受け付けた場合、前記画像プリント装置から前記プリント物が出力されるように、前記画像プリント装置へ前記合成画像を送信する画像データ送信部をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のサーバ装置。
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