JP6720523B2 - 面材模様仕上がりシミュレーションシステム及び面材模様仕上がりシミュレーション方法 - Google Patents

面材模様仕上がりシミュレーションシステム及び面材模様仕上がりシミュレーション方法 Download PDF

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Description

本発明は、エンボス加工された面材の模様の仕上がりをシミュレーションする面材模様仕上がりシミュレーションシステム及び面材模様仕上がりシミュレーション方法に関する。
従来から、表面に凹凸模様を有する壁紙や合成皮革等の媒体、車の内装材、例えば特許文献1に記述されている床や家具に用いられる化粧シート、工業製品表面の加飾材等の面材表面には、白地や単色、または複数の色から構成される絵柄や凹凸形状などによる模様が形成されており、面材表面に対する絵柄の印刷を行い、その上部に凹凸形状を形成するエンボス加工により模様が作成される。
面材のデザインにおいて、面材のデザイナーは、絵柄や凹凸形状等をデザインし、例えば特許文献1あるいは特許文献2により作成された面材の模様の仕上がりを確認する。そして、デザイナーは、面材の模様の仕上がりが、所望の見え(以下、所望の模様形態)ではない場合、絵柄や凹凸形状等を個別に修正し、所望の仕上がりとなるように調整する。
特許第5648735号公報 特許第5434499号公報
しかしながら、特許文献2による面材の模様のシミュレーションでは、面材の模様の仕上がりの模様形態が絵柄の色や凹凸形状の陰影、光沢によって決定されており、絵柄、凹凸形状、光沢のいずれのデザインを修正すればよいか判断し難いという問題がある。
また、特許文献2による面材の模様のシミュレーションでは、面材の陰影を見ることができるが、絵柄の色及び光沢を含めたシミュレーションができない。このため、特許文献2による面材の模様のシミュレーションでは、絵柄の色及び光沢から構成される模様を見ることができず、特許文献1と同様に、絵柄、凹凸形状、光沢のいずれのデザインを修正すればよいか判断し難いという問題がある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、色を含めた絵柄とエンボス加工の凹凸形状とからなる模様の仕上がりのシミュレーションを行い、この模様の仕上がりを確認することができる面材模様仕上がりシミュレーションシステム及び面材模様仕上がりシミュレーション方法を提供する。
上述した課題を解決するために、本発明の面材模様仕上がりシミュレーションシステムは、表面に施された絵柄と、所定の光沢を有する前記表面の上部に形成される凹凸形状を有する膜とから構成される面材における、前記絵柄、前記表面の光沢及び前記凹凸形状からなる模様の仕上がりを示す模様可視化画像を表示する面材模様仕上がりシミュレーションシステムであり、前記絵柄の絵柄画像データ、凹凸形状の凹凸形状画像データ、前記光沢の光沢画像データの各々のいずれか、あるいは組み合わせ、または全てを用いた前記模様可視化画像を生成する画像処理部と、前記画像処理部が生成した前記模様可視化画像の各々を表示する表示領域を、表示画面に配置する表示領域設定部と、前記表示領域の各々に表示する前記模様可視化画像を選択する表示画像選択部と、前記表示画像選択部の選択した前記模様可視化画像の各々を、前記表示領域それぞれに表示する画像表示制御部とを備えることを特徴とする。
本発明の面材模様仕上がりシミュレーションシステムは、前記表示領域設定部が、複数の前記表示領域を配置する際、前記表示領域の各々の間を離間して前記表示領域を配置することを特徴とする。
本発明の面材模様仕上がりシミュレーションシステムは、表面に光沢、絵柄及び凹凸形状を有する面材における前記光沢、前記絵柄及び前記凹凸形状からなる模様の仕上がりを示す模様可視化画像を表示する面材模様仕上がりシミュレーションシステムであり、絵柄画像データ、凹凸形状画像データ、光沢画像データの各々、または組み合わせて前記模様可視化画像を生成する画像処理部と、前記画像処理部が生成した前記模様可視化画像の各々を表示する表示領域を、表示画面に配置する表示領域設定部と、前記表示領域の各々に表示する前記模様可視化画像を選択する表示画像選択部と、前記表示画像選択部の選択した前記模様可視化画像の各々を、前記表示領域それぞれに表示する画像表示制御部とを備え、前記表示領域設定部が、前記表示領域の数を増加する指示が与えられた場合、前記表示領域の上下左右における指示された位置に、新たな他の表示領域を配置することを特徴とする。
本発明の面材模様仕上がりシミュレーションシステムは、表面に光沢、絵柄及び凹凸形状を有する面材における前記光沢、前記絵柄及び前記凹凸形状からなる模様の仕上がりを示す模様可視化画像を表示する面材模様仕上がりシミュレーションシステムであり、絵柄画像データ、凹凸形状画像データ、光沢画像データの各々、または組み合わせて前記模様可視化画像を生成する画像処理部と、前記画像処理部が生成した前記模様可視化画像の各々を表示する表示領域を、表示画面に配置する表示領域設定部と、前記表示領域の各々に表示する前記模様可視化画像を選択する表示画像選択部と、前記表示画像選択部の選択した前記模様可視化画像の各々を、前記表示領域それぞれに表示する画像表示制御部とを備え、前記画像表示制御部が、前記表示領域に表示される前記模様可視化画像の各々を、前記面材の実寸となるように表示することを特徴とする。
本発明の面材模様仕上がりシミュレーションシステムは、表面に光沢、絵柄及び凹凸形状を有する面材における前記光沢、前記絵柄及び前記凹凸形状からなる模様の仕上がりを示す模様可視化画像を表示する面材模様仕上がりシミュレーションシステムであり、絵柄画像データ、凹凸形状画像データ、光沢画像データの各々、または組み合わせて前記模様可視化画像を生成する画像処理部と、前記画像処理部が生成した前記模様可視化画像の各々を表示する表示領域を、表示画面に配置する表示領域設定部と、前記表示領域の各々に表示する前記模様可視化画像を選択する表示画像選択部と、前記表示画像選択部の選択した前記模様可視化画像の各々を、前記表示領域それぞれに表示する画像表示制御部とを備え、前記表示領域設定部が、前記表示領域の数を増加する際、増加後に前記表示画面に表示される前記表示領域の数により、前記表示領域の各々を同一の大きさとして前記表示画面に表示できるように、前記表示領域それぞれの大きさを調整することを特徴とする。
本発明の面材模様仕上がりシミュレーションシステムは、表面に光沢、絵柄及び凹凸形状を有する面材における前記光沢、前記絵柄及び前記凹凸形状からなる模様の仕上がりを示す模様可視化画像を表示する面材模様仕上がりシミュレーションシステムであり、絵柄画像データ、凹凸形状画像データ、光沢画像データの各々、または組み合わせて前記模様可視化画像を生成する画像処理部と、前記画像処理部が生成した前記模様可視化画像の各々を表示する表示領域を、表示画面に配置する表示領域設定部と、前記表示領域の各々に表示する前記模様可視化画像を選択する表示画像選択部と、前記表示画像選択部の選択した前記模様可視化画像の各々を、前記表示領域それぞれに表示する画像表示制御部とを備え、前記表示画像選択部が、前記模様可視化画像が、前記絵柄画像データ、前記凹凸形状画像データ、前記光沢画像データの各々または組み合わせであるかを示す情報を、当該模様可視化画像が表示されている前記表示領域の各々の近傍に表示することを特徴とする。
本発明の面材模様仕上がりシミュレーションシステムは、表面に光沢、絵柄及び凹凸形状を有する面材における前記光沢、前記絵柄及び前記凹凸形状からなる模様の仕上がりを示す模様可視化画像を表示する面材模様仕上がりシミュレーションシステムであり、絵柄画像データ、凹凸形状画像データ、光沢画像データの各々、または組み合わせて前記模様可視化画像を生成する画像処理部と、前記画像処理部が生成した前記模様可視化画像の各々を表示する表示領域を、表示画面に配置する表示領域設定部と、前記表示領域の各々に表示する前記模様可視化画像を選択する表示画像選択部と、前記表示画像選択部の選択した前記模様可視化画像の各々を、前記表示領域それぞれに表示する画像表示制御部とを備え、前記表示画像選択部が、前記表示画面に表示されている前記模様可視化画像の各々のサムネイル画像から選択された前記模様可視化画像を、それぞれ設定される前記表示領域に表示することを特徴とする。
本発明の面材模様仕上がりシミュレーションシステムは、表面に光沢、絵柄及び凹凸形状を有する面材における前記光沢、前記絵柄及び前記凹凸形状からなる模様の仕上がりを示す模様可視化画像を表示する面材模様仕上がりシミュレーションシステムであり、絵柄画像データ、凹凸形状画像データ、光沢画像データの各々、または組み合わせて前記模様可視化画像を生成する画像処理部と、前記画像処理部が生成した前記模様可視化画像の各々を表示する表示領域を、表示画面に配置する表示領域設定部と、前記表示領域の各々に表示する前記模様可視化画像を選択する表示画像選択部と、前記表示画像選択部の選択した前記模様可視化画像の各々を、前記表示領域それぞれに表示する画像表示制御部とを備え、前記画像表示制御部が、前記表示領域に表示されている前記模様可視化画像を、前記表示画像選択部により新たに選択された他の模様可視化画像に変更して表示することを特徴とする。
本発明の面材模様仕上がりシミュレーションシステムは、表面に光沢、絵柄及び凹凸形状を有する面材における前記光沢、前記絵柄及び前記凹凸形状からなる模様の仕上がりを示す模様可視化画像を表示する面材模様仕上がりシミュレーションシステムであり、絵柄画像データ、凹凸形状画像データ、光沢画像データの各々、または組み合わせて前記模様可視化画像を生成する画像処理部と、前記画像処理部が生成した前記模様可視化画像の各々を表示する表示領域を、表示画面に配置する表示領域設定部と、前記表示領域の各々に表示する前記模様可視化画像を選択する表示画像選択部と、前記表示画像選択部の選択した前記模様可視化画像の各々を、前記表示領域それぞれに表示する画像表示制御部とを備え、境界確認モードに設定された際、前記表示画面に一個の前記表示領域のみを配置し、前記表示領域に表示された前記模様可視化画像上に、他の模様可視化画像を表示する部分画像領域を配置し、前記模様可視化画像から選択した画像を前記他の模様可視化画像として前記部分画像領域に表示する部分画像表示制御部をさらに備えることを特徴とする。
本発明の面材模様仕上がりシミュレーションシステムは、前記部分画像表示制御部が、前記部分画像領域に表示されている前記他の模様可視化画像が前記絵柄画像データ、前記凹凸形状画像データ、前記光沢画像データの各々または組み合わせであるかを示す情報を、前記模様可視化画像が表示されている前記表示領域の近傍に表示することを特徴とする。
本発明の面材模様仕上がりシミュレーションシステムは、前記部分画像表示制御部が、前記部分画像領域の各々に、選択された前記他の模様可視化画像それぞれを表示することを特徴とする。
本発明の面材模様仕上がりシミュレーションシステムは、表面に光沢、絵柄及び凹凸形状を有する面材における前記光沢、前記絵柄及び前記凹凸形状からなる模様の仕上がりを示す模様可視化画像を表示する面材模様仕上がりシミュレーションシステムであり、絵柄画像データ、凹凸形状画像データ、光沢画像データの各々、または組み合わせて前記模様可視化画像を生成する画像処理部と、前記画像処理部が生成した前記模様可視化画像の各々を表示する表示領域を、表示画面に配置する表示領域設定部と、前記表示領域の各々に表示する前記模様可視化画像を選択する表示画像選択部と、前記表示画像選択部の選択した前記模様可視化画像の各々を、前記表示領域それぞれに表示する画像表示制御部とを備え、前記画像表示制御部が、前記表示画面における前記表示領域の背景色を設定する背景色設定領域を表示または非表示とすることを特徴とする。
本発明の面材模様仕上がりシミュレーション方法は、表面に光沢、絵柄及び凹凸形状を有する面材における前記光沢、前記絵柄及び前記凹凸形状からなる模様の仕上がりを示す模様可視化画像を表示する面材模様仕上がりシミュレーション方法であり、画像処理部が、絵柄画像データ、凹凸形状画像データ、光沢画像データの各々、または組み合わせて前記模様可視化画像を生成する画像処理過程と、表示領域設定部が、前記画像処理過程において生成された前記模様可視化画像の各々を表示する表示領域を、表示画面に配置する表示領域設定過程と、表示画像選択部が、前記表示領域の各々に表示する前記模様可視化画像を選択する表示画像選択過程と、画像表示制御部が、前記表示画像選択部の選択した前記模様可視化画像の各々を、前記表示領域それぞれに表示する画像表示制御過程とを含み、前記表示領域設定部が、前記表示領域の数を増加する指示が与えられた場合、前記表示領域の上下左右における指示された位置に、新たな他の表示領域を配置することを特徴とする。

以上説明したように、本発明によれば、色を含めた絵柄とエンボス加工の凹凸形状とからなる面材表面の模様の仕上がりのシミュレーションを行えるため、面材模様仕上がりシミュレーションシステム及び面材模様仕上がりシミュレーション方法を提供することができる。
本発明の第1の実施形態による面材模様仕上がりシミュレーションシステムの構成の一例を示すブロック図である。 面材データベース18に予め書き込まれて記憶されている、シミュレーションに用いるテーブルの構成例を示す図である。 シミュレーションの結果に対応して記憶部23に記憶される結果データテーブルの構成例を示す図である。 図1における画像処理部13の構成例を示す図である。 光源から出射される出射光Iとエンボス膜の表面の各画素に入力される放射照度Eとの対応を説明する図である。 本発明の第1の実施形態における面材模様仕上がりシミュレーションシステムの操作画面の一例を示している。 新たな表示領域の表示及び表示されている表示領域の削除の処理を説明する図である。 表示画面100における表示領域に表示する画像の選択の一例について説明する図である。 表示画面100における表示領域に表示する画像の選択の一例について説明する図である。 本発明の第2の実施形態による面材模様仕上がりシミュレーションシステムの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態における面材模様仕上がりシミュレーションシステムにおける画像境界比較モードの操作画面の一例を示している。 部分画像領域の生成及び部分画像領域に対する画像の表示処理を説明する図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による面材模様仕上がりシミュレーションシステムの構成の一例を示すブロック図である。図1において、面材模様仕上がりシミュレーションシステム1は、入力部11、画像処理部13、表示領域設定部14、表示画像選択部15、画像表示制御部16、表示部17、面材データベース18、絵柄画像記憶部19、凹凸形状画像記憶部20、光沢画像記憶部21、合成画像記憶部22及び記憶部23の各々を備えている。
入力部11は、例えばキーボード、マウス、タッチパッドなどの入力手段から供給される情報を入力するものであり、後述するユーザが確認したい仕上がりの面材の模様の画像(模様可視化画像)を生成する、絵柄画像データ、光沢画像データ、凹凸形状画像データの選択、変更などの操作の入力が行われる。ここで、絵柄画像データは、面材表面に描かれる絵柄の画像データである。光沢画像データは、面材表面の光沢情報を示している。絵柄画像データ及び光沢画像データの各々は、面材表面の画像を形成する画素の各点について付与されている。凹凸形状データは、面材表面に対して透明樹脂などで形成されるエンボス加工されたエンボス膜の凹凸の形状(凹凸形状)を示している。
本実施形態においては、面材表面に凹凸形状のエンボス膜が設けられている面材を一例として、面材模様仕上がりシミュレーションシステムを説明している。しかしながら、本実施形態の面材模様仕上がりシミュレーションシステムは、面材表面に凹凸形状のエンボス膜が設けられておらず、面材表面自体が凹凸を有している面材表面の模様の仕上がりのシミュレーションに対しても用いることができる。
図2は、面材データベース18に予め書き込まれて記憶されている、シミュレーションに用いるテーブルの構成例を示す図である。図2(a)は、シミュレーションに用いる光源の情報を示す光源情報テーブルであり、光源を識別する光源識別情報と、この光源識別情報の示す光源の波長の特性が記憶されている面材データベース18におけるアドレスなどのインデックスである光源特性データインデックスとが、予め書き込まれて記憶されている。
図2(b)は、シミュレーションに用いる面材の表面に施す絵柄の領域の色データ(例えば、拡散反射率情報)を示す絵柄情報テーブルであり、絵柄を識別する絵柄識別情報と、この絵柄識別情報の示す絵柄の領域における各画素における色データが記憶されている面材データベース18におけるアドレスなどのインデックスである絵柄画像データインデックスとが予め書き込まれて記憶されている。
図2(c)は、シミュレーションに用いる面材表面の情報を示す光沢情報テーブルであり、光沢を識別する光沢識別情報と、この光沢識別情報の示す面材表面における各画素における光沢画像データが記憶されている面材データベース18おけるアドレスなどのインデックスである光沢画像データインデックスとが予め書き込まれて記憶されている。光沢画像データは、上述したように面材表面の画素毎に設定されており、各画素における光沢を示す鏡面反射率及び表面粗さなどを示している。
図2(d)は、シミュレーションに用いる面材の表面にエンボス加工で形成されるエンボス膜の凹凸の形状を示す凹凸形状テーブルであり、凹凸形状を識別する凹凸識別情報と、この凹凸識別情報の示す凹凸の周期、凹凸の凸部分の幅及び凹部分の幅、凸部分の頂部の形状、凹部の底部の形状、凸部分の頂部及び凹部部分の底部間の距離などの凹凸形状の情報を含むエンボス版を示す凹凸形状データが記憶されている面材データベース18におけるアドレスなどのインデックスである凹凸形状データインデックスとが予め書き込まれて記憶されている。
図1にもどり、面材データベース18は、本実施形態において、面材模様仕上がりシミュレーションシステム1に設けられているが、図示しないネットワーク上に設けられていても良い。この場合、面材模様仕上がりシミュレーションシステム1は、必要に応じて光源情報テーブル、絵柄情報テーブル、光沢情報テーブル及び凹凸形状テーブル各々を、ネットワークを介して参照する構成としても良い。また、面材データベース18は、光学ドライブなどのメディア読み取り装置、ハードディスクなどを用いて形成される。
図3は、シミュレーションの結果に対応して記憶部23に記憶される結果データテーブルの構成例を示す図である。図3において、シミュレーション結果識別情報に対応して、光源特性データインデックス、光源位置データ、観察位置データ、面材位置データ、面材倍率データ、絵柄画像データインデックス、光沢画像データインデックス、凹凸形状データインデックス、法線マップデータインデックス、結果インデックスの各々が書き込まれて記憶されている。光源特性データインデックス、絵柄画像データインデックス、光沢画像データインデックス及び凹凸形状データインデックスの各々は、ユーザの入力部11による選択により図2の光源情報テーブル、絵柄情報テーブル、光沢情報テーブル及び凹凸形状テーブルそれぞれから読み込まれたデータである。
また、光源位置データ、観察位置データ、面材位置データ及び面材倍率データの各々は、ユーザが入力部11により入力したデータが入力部11により書き込まれる。法線マップデータインデックスは、面材表面に設けられるエンボス膜の凹凸形状における凹凸面の画素毎の法線データを示す法線マップデータが記憶されている記憶部23におけるアドレスなどのインデックスである法線データインデックスとが予め書き込まれて記憶されている。結果インデックスは、光源特性データ、光源位置データ、観察位置データ、面材位置データ、面材倍率データ、絵柄画像データ、光沢画像データ、凹凸形状データ及び法線マップデータを用いたシミュレーションにより得られた観察位置における面材表面の模様を示す結果画像が記憶されている記憶部23におけるアドレスなどのインデックスである結果インデックスとが予め書き込まれて記憶されている。
図1に戻り、入力部11は、面材表面の模様のシミュレーションを行う際に、結果識別情報を付与するとともに、ユーザが入力する光源位置データ、観察位置データ、面材位置データ及び面材倍率データの各々を、記憶部23の結果データテーブルに書き込んで記憶させる。また、入力部11は、ユーザが表示部18の選択画面により選択した光源特性データに対応して、光源特性データインデックスを面材データベース20における光源情報テーブルから読み出し、結果識別情報に対応させて記憶部23の結果データテーブルに書き込んで記憶させる。また、入力部11は、ユーザが表示部17の選択画面により選択した絵柄画像データ、光沢画像データ及び凹凸形状データに対応して、絵柄画像データインデックス、光沢画像データインデックス、凹凸形状データインデックスそれぞれを、面材データベース18における絵柄情報テーブル、光沢情報テーブル、凹凸形状テーブルから読み出し、結果識別情報に対応させて記憶部23の結果データテーブルに書き込んで記憶させる。
入力部11は、外部装置などから入力される光源特性データ、光源位置データ、観察位置データ、面材位置データ、面材倍率データ、絵柄画像データ、光沢画像データ、凹凸形状データのいずれか、あるいは組合せ、または全ての変更情報が入力されると、新たな結果識別情報を付与して、記憶部19の結果データテーブルに書き込んで記憶させる。また、各データの変更処理については、後述する。
画像処理部13は、ユーザーが入力部11において選択した光源特性データ、絵柄画像データ、光沢画像データ及び凹凸形状画像データの各々により、以下に説明するように、表示画面に表示する画像(模様可視化画像)として、絵柄画像データのみが反映された絵柄画像、光沢画像データのみが反映された光沢画像、及び凹凸形状画像データのみが反映された凹凸形状画像の各々の画素データを生成する。また、画像処理部13は、絵柄画像データ、光沢画像データ及び凹凸形状画像データの各々の組み合わせの合成画像としての画像(模様可視化画像)における画素データを生成する。
図4は、図1における画像処理部13の構成例を示す図である。画像処理部13は、法線マップ生成部1301、入射光計算部1302、反射光計算部1303及び画素値算出部1304の各々を備えている。
法線マップ生成部1301は、記憶部23における結果データテーブルから凹凸形状データインデックスを読み出し、この凹凸形状データインデックスにより、面材データベース18に記憶されている凹凸形状データを読み出す。そして、法線マップ生成部1301は、この凹凸形状データを面材表面に対してエンボス膜として展開し、画面表面の画素毎において凹凸形状の表面の法線ベクトルを求める。ここで、凹凸形状データは、面材表面の画素毎に設定された法線ベクトルからなる法線マップそのものでも良い。また、凹凸形状データは、凹凸形状における底部の深さを示す深さ情報であるデプス画像、凹凸形状における頂部の高さを示す高さ情報であるハイト画像、凹凸形状の各画素の3次元空間における座標を示す点群データ、あるいはポリゴンメッシュのいずれが用いられても良い。
凹凸形状データがデプス画像及びハイト画像各々である場合、特許文献1に記載されているハイト画像から法線ベクトルを求める一般的な方法を用い、凹凸形状の表面の各画素における法線ベクトルを求めることになる。また、点群やポリゴンメッシュから法線ベクトルを求める場合には、例えば一般的な手段として点群処理ライブラリであるPCL(Point Cloud Library)を用いて行う。
このとき、法線マップ生成部1301は、凹凸形状の表面を形成する3次元空間における画素毎に求めた法線ベクトルの各々を、2次元平面である面材表面の画素それぞれに対して投影して、面材表面の画素毎の法線ベクトルを示す法線マップを求める。そして、法線マップ生成部1301は、求めた法線マップを記憶部23に対して書き込んで記憶させ、書き込んだアドレスを法線マップデータインデックスとして、記憶部23の結果データテーブルに対して書き込んで記憶させる。
入射光計算部1302は、光源特性データ、光源位置データ、面材位置データ、面材倍率データ及び法線マップより、出射光Iから面材表面の画素(対象点)毎に対して入射される光の放射照度Eを以下の(1)式を用いて算出する。dは光源(後述する光源1200)からエンボス膜の凹凸面(1001S)までの距離を示している。
図5は、光源から出射される出射光Iとエンボス膜の表面の各画素に入力される放射照度Eとの対応を説明する図である。面材1000の表面1000Sには、絵柄データが施された絵柄データ領域が絵柄に対応して存在する。また、面材1000の表面1000S上には、透明樹脂などで掲載されたエンボス膜1001が設けられている。法線マップは、エンボス膜1001の凹凸面1001Sを形成する画素毎に、法線ベクトルNが算出され、この法線ベクトルNが、面材1000の表面1000Sの画素G’に投影され、法線ベクトルN’となる。
(1)式におけるθは、法線ベクトルNと画素Gに対し、光源200から入射される入射光Iとのなす角度である。また、dは光源200と画素Gとの距離である。
ここで、本実施形態においては、法線マップを用いて放射照度Eを計算している。このため、実際に(1)式において用いられる入射光Iは、面材1000の表面1000Sの画素G’に入射される入射光I’となる。また、角度θは、面材1000の表面1000Sの画素G’における法線ベクトルN’と画素G’に入射する入射光I’とのなす角度θ’となる。しかしながら、エンボス膜の厚さDは、距離d及び距離d’の各々と比較して非常に小さい(D≪d,d’)ため、入射光Iと入射光I’とのなす角度αは0に近くなり、角度θと角度θ’との誤差はほとんど無視できることになる。上述した説明は、1つの画素に対する放射照度Eの計算の説明であるが、他の画素についても入射光計算部1302は、同様に放射照度Eの計算を行う。
また、図4において、3000は、面材1000の表面1000Sにおける模様を観察する観察位置を示している。
図4に戻り、反射光計算部1303は、入射光計算部1302が算出した各画素に入力される放射照度Eと、記憶部23の結果データテーブルから光源特性データ、光源位置データ、観察位置データ、面材位置データ、面材倍率データ、絵柄画像データ、光沢画像データ及び法線マップの各々とを用いて、面材1000の表面1000Sにおける各画素からの観察始点3000に対する反射光の放射輝度Iを算出する。このとき、反射光計算部1303は、双方向反射率分布関数(BRDF:Bidirectional Reflectance Distribution Function)のモデル式を用い、反射光の放射輝度I2を算出する。また、BRDFのモデル式としては、参考文献(A Reflectance Model for Computer Graphics、 Robert L. Cook、 and Kenneth E. Torrance、ACM SIGGRAPH Computer Graphics 1981、 Vol.15 No.3)に記載されているCook−Torranceモデルがある。
画素値計算部1304は、反射光計算部1303が計算した各画素の反射光の放射輝度Iから、以下の(2)式を用いることにより、各画素における画素値dを算出する。f(x)は、放射輝度Iから画素値dを求める関数である。
上記(2)式のf(x)は、放射輝度Iから画素値dを求める関数である。また、αは模様の仕上がりを表示部17の表示画面を構成する表示デバイスの特性を補正し、計算された画素値を適切に表示させるためのスケーリング係数である。このスケーリング係数を放射輝度に対して乗算しないと、表示デバイス個々の特性によって、実際に表示部17に表示される画素値が変化してしまう。
また、上述した説明は、単一波長を対象とした放射輝度Iの計算について説明した。
しかしながら、反射光計算部15は、複数の波長を対象とする場合、以下の(3)式により放射輝度Iを計算する。
上記(3)式において、Iλは、波長λの放射輝度である。したがって、(3)式において求められる放射輝度Iは、各波長毎に求めた放射輝度Iλを積算したものになる。
また、面材表面の模様を示す結果画像をRGB(Red、Green、Blue)画像として提供する場合には以下の処理を反射光計算部1303が行う。すなわち、反射光計算部1303は、絵柄画像データと、RGBのチャネル毎の鏡面反射率及び表面粗さの情報を示す光沢画像データと、入射光IにおけるRGBのチャネル毎の放射輝度Eとを用い、RGBの各チャネルの反射光の放射輝度Iを計算する。また、反射光計算部1303は、入射光IにおけるRGBのチャネル毎の放射輝度Eとして、光源の出射する入射光Iの分光データを用いても良い。
画素値計算部1304は、計算した各画素の画素値dを、結果画像の画像データとし、記憶部23に対して書き込んで記憶させる。そして、画素値計算部1304は、結果画像の画像データを書き込んだアドレスを、結果識別情報に対応させて結果インデックスとして記憶部23における結果データテーブルに対して書き込んで記憶させる。ここで、画素値計算部1304は、結果画像の画像データを、後述するように、絵柄画像データ、光沢画像データ、凹凸形状画像データ及び合成画像の各々を、それぞれ絵柄画像記憶部19、凹凸形状画像記憶部20、光沢画像記憶部21、合成画像記憶部22に書き込んで記憶させる。
表示部17は、記憶部23の結果データテーブルから結果インデックスを読み出す。そして、表示部17は、この結果インデックスにより、絵柄画像記憶部19、凹凸形状画像記憶部20、光沢画像記憶部21及び合成画像記憶部22の各々から結果画像の画像データを読み出して、この結果画像の画像データを表示面に対して画像表示する。
面材データベース18は、図2ですでに説明した光源情報テーブル、絵柄情報テーブル、光沢情報テーブル、凹凸形状テーブルの各々が予め書き込まれて記憶されている。
上述したように、画像処理部13は、法線マップ、光源特性データ、絵柄画像データ、光沢画像データ及び凹凸形状画像データなどを用い、絵柄画像、光沢画像及び凹凸形状画像の各々、または組み合わせの合成画像において、光源から出射される出射光に対するそれぞれの画像の各画素からの反射光の放射輝度を、所定の関数により求める。そして、画像処理部13は、絵柄画像、光沢画像及び凹凸形状画像の各々、またはそれぞれの組み合わせの合成画像における各画素における画素値(例えば、RGB表色系の階調度)を算出する。
すなわち、画像処理部13は、記憶部23から読み出した法線マップと、面材データベース18から読み出した絵柄画像データ及び光沢画像データの全てのデータとを用いて、絵柄画像データ、光沢画像データ及び凹凸形状画像データの全てのデータの全てを含む組合せの合成画像(模様可視化画像)の画素値を計算する。この合成画像は、法線マップと、絵柄画像データ及び光沢画像データを画素値の計算に用いているため、完成した面材の模様の仕上がり(面材の模様の模様形態)を示す模様可視化画像となる。以下、上述した法線マップと、絵柄画像データ及び光沢画像データの各々の全て情報を用いて生成した模様可視化画像である合成画像を、完全合成画像と称す場合もある。
また、画像処理部13は、記憶部23から読み出した法線マップと、面材データベース18から読み出した拡散反射率を一様とした絵柄画像データと、光沢画像データとにより、模様可視化画像としての合成画像の画素値を計算する。ここで、拡散反射率を一様としているため、絵柄画像データの絵柄を含まない凹凸形状画像データと光沢画像データとの組合せの合成画像となる。このとき、絵柄画像データにおける拡散反射率は、一様な数値とする際、この数値を任意に設定する(例えば、全波長の拡散反射率を0.5などとする)ことができる。この合成画像と完全合成画像とを比較することにより、面材の完成した模様形態に対する絵柄画像データの影響、すなわち模様形態に対する絵柄の影響を確認することができる。
また、画像処理部13は、記憶部23から読み出した法線マップと、面材データベース18から読み出した絵柄画像データと、鏡面反射率が0である光沢画像データとにより、模様可視化画像としての合成画像の画素値を計算する。ここで、光沢画像データの鏡面反射率を0としているため、光沢画像データの光沢情報を含まない凹凸形状画像データと絵柄画像データとの組み合せの合成画像となる。この合成画像と、完全合成画像とを比較することにより、面材の完成した模様形態に対する光沢画像データの影響、すなわち模様形態に対する光沢の有無による影響を確認することができる。
また、画像処理部13は、2次元平面である面材表面に直交する法線と同様の方向であり、かつ同一の強さを有する法線からなる法線マップと、面材データベース18から読み出した絵柄画像データ及び光沢画像データとにより、模様可視化画像としての合成画像の画素値を計算する。ここで、計算に用いる放線マップとして、2次元平面である面材表面に直交する法線と同様の方向であり、かつ同一の強さを有する法線からなる法線マップを用いているため、凹凸形状画像データの凹凸情報を含まない光沢画像データと絵柄画像データとの組合せの合成画像となる。この合成画像と完全合成画像とを比較することにより、面材の完成した模様形態に対する凹凸形状画像データの影響、面材における凹凸の模様形態に対する影響を確認することができる。
また、画像処理部13は、記憶部23から読み出した法線マップと、面材データベース18から読み出した拡散反射率を一様とした絵柄画像データと、鏡面反射率が0である光沢画像データとにより、模様可視化画像としての画像、すなわち凹凸形状画像の画素値を計算する。ここで、凹凸形状画像は、模様可視化画像を生成する計算に対して放線マップのみが影響を与えるため、面材の仕上がりの凹凸形状のみの模様形態を確認するための画像となる。
また、画像処理部13は、2次元平面である面材表面に直交する法線と法線が一様に同じ法線マップと、鏡面反射率が0である光沢画像データと、面材データベース18から読み出した絵柄画像データとにより、模様可視化画像としての画像、すなわち絵柄画像の画素値を計算する。ここで、絵柄画像は、模様可視化画像を生成する計算に対して絵柄画像データのみが影響を与えるため、面材の仕上がりの絵柄のみの模様形態を確認するための画像となる。
また、画像処理部13は、2次元平面である面材表面に直交する法線が一様に同じ法線マップと、拡散反射率を一様とした絵柄画像データと、面材データベース18から読み出した光沢画像データとにより、模様可視化画像としての画像、すなわち光沢画像の画素値を計算する。ここで、光沢画像は、模様可視化画像を生成する計算に対して光沢画像データのみが影響を与えるため、面材の仕上がりの光沢のみの模様形態を確認するための画像となる。
本実施形態の説明において、一様に同じ方向かつ同一強度のベクトルの放線からなる法線マップとして、2次元平面である面材表面に直交する法線を用いたが、一様に同じ方向及び強度を有する法線からなる法線マップであれば、その法線は2次元平面である面材表面に直交する法線に限らない。
また、光沢が一様な光沢画像データとして、鏡面反射率が0である光沢画像データを用いたが、鏡面反射率及び表面粗さが一様であれば、鏡面反射率が0である光沢画像データではなく、他の光沢が一様な数値の鏡面反射率を有する光沢画像データを用いても良い。
また、画像処理部13は、得られた模様可視化画像である絵柄画像、光沢画像及び凹凸形状画像の各々、または組み合わせの合成画像の画素データを、画像データ識別情報を付して、絵柄画像記憶部19、凹凸形状画像記憶部20、光沢画像記憶部21及び合成画像記憶部22それぞれに書き込んで記憶させる。上記画像データ識別情報には、模様可視化画像が絵柄画像、光沢画像、凹凸形状画像及び合成画像のいずれの種類であるかの情報を含んでいる。
表示領域設定部14は、絵柄画像、凹凸形状画像、光沢画像及び合成画像のいずれかの模様可視化画像を表示する領域である表示領域を、入力部11から供給される位置に、後述する画像表示制御部16を介して配置する。このとき、表示領域設定部14は、表示部17の表示画面において、この表示画面に表示領域が均一の大きさで配置されるように、表示領域の大きさを調整する。
表示画像選択部15は、表示領域設定部14が配置した表示時領域の各々に表示する模様可視化画像を、絵柄画像、凹凸形状画像、光沢画像及び合成画像から選択する。ここで、表示画像選択部15は、入力部11を介して供給される絵柄画像、凹凸形状画像、光沢画像及び合成画像の各々のいずれを選択したかを示す情報(画像データ識別情報を含む)により、表示領域に表示する模様可視化画像を選択する。すなわち、ユーザが入力手段により、画像を表示させる表示領域を設定し、この設定した表示領域に表示する模様可視化画像として、絵柄画像、凹凸形状画像、光沢画像及び合成画像のいずれかを選択する。ここで、表示領域に表示するために入力手段により選択される模様可視化画像は、表示画像選択部15により、表示画面100に対して、文字列あるいは画像情報などで表示されるように構成される(不図示)。このとき、表示画面100に表示される文字列あるいは画像情報に対しては、それぞれの模様可視化画像の画像データ識別情報が対応付けられている。
画像表示制御部16は、絵柄画像、凹凸形状画像、光沢画像及び合成画像から表示画像選択部15が選択した画像を所定の表示領域に表示する。ここで、画像表示制御部16は、絵柄画像、凹凸形状画像、光沢画像及び合成画像の各々を、実寸(面材の実際の寸法)にて表示領域に表示されるように、表示画面の解像度に合わせて表示する画素数を制御する。また、画像表示制御部16は、表示領域及び操作入力を行う操作表示領域以外の表示画面の領域(背景領域110B)の色の制御を行う。
表示部17は、例えば、液晶パネルで形成された液晶表示装置から構成されている。
以下、表示部17に表示される操作画面を用いて、第1の実施形態における面材模様仕上がりシミュレーションシステムの動作の説明を行う。
図6は、本発明の第1の実施形態における面材模様仕上がりシミュレーションシステムの操作画面の一例を示している。表示画面100は、表示部17の表示画面である。図6においては、表示画面100に2個の表示領域110及び表示領域120の各々が表示されている。表示領域設定部14は、複数の表示領域を配列する際、それぞれの表示領域が異なる表示領域として認識されるように、配列する表示領域間を所定の距離にて離間して配置する。すなわち、模様可視化画像の区分が明確となるように、配列して表示される模様可視化画像の各々を離間させることにより、視覚的にそれぞれの模様可視化画像の分離が明確となるように表示する。
また、表示画面100において、例えば、表示領域110の4辺の各々近傍に、新たな表示領域を加えるボタンとして「+」の文字が示された操作表示領域111、操作表示領域112、操作表示領域113及び操作表示領域114(以下、それぞれボタン111、ボタン112、ボタン113、ボタン114とする)が表示されている。画像表示制御部16は、ボタン111を表示領域110の上辺近傍に、ボタン112を表示領域110の右辺近傍に、ボタン113を表示領域110の下辺近傍に、ボタン114を表示領域110の左辺近傍に、それぞれ配置して表示する。
ユーザがボタン111、ボタン112、ボタン113及びボタン114のいずれかを選択すると、入力部11は、選択されたボタンの種類を表示領域設定部14に対して出力する。これにより、表示領域設定部14は、表示領域110において、押されたボタンに対応するの辺と対向する位置に、すでに説明した所定の距離で離間した位置に新たな表示領域を形成する。また、表示領域設定部14は、例えば、表示領域110を削除する入力を行うボタンとして「×」の文字が表示された操作表示領域115(以下、ボタン115)削除表示領域110及び表示領域120の各々の近傍、あるいは鑑賞する模様可視化画像の模様形態に干渉が少ない位置(本実施家形態においては右上の隅)に表示する。ユーザがボタン115を選択すると、入力部11は、選択されたボタンの種類を表示領域設定部14に対して出力する。これにより、表示領域設定部14は、表示領域110を削除する。表示領域120におけるボタン212、ボタン213、ボタン214及びボタン215の各々についても、表示領域110と同様である。
また、本実施形態においては、表示領域に表示された模様可視化画像の模様形態を比較するため、最低2つの表示領域が存在する必要があるため、表示領域設定部14は、表示画面100において、表示領域が2個のみ表示されている際、この2個の表示領域に対して、表示領域を削除する入力を行うボタンとして「×」の文字が表示された操作表示領域を表示させない構成としても良い。
図7は、新たな表示領域の表示及び表示されている表示領域の削除の処理を説明する図である。図7(a)は、表示画面100において、新たな表示領域を表示領域120の右辺に対向する位置に加えて表示する処理を示している。ユーザが新たな表示領域を表示領域120の右辺に加えて表示したい場合、表示画面における表示領域120の右辺近傍のボタン122をマウスやパッドなどの入力手段により選択してクリックする。これにより、入力部11は、表示画面100におけるボタン122が選択されたことを示す通知を表示領域設定部14に対して出力する。これにより、表示領域設定部14は、表示画面100において表示領域120の右辺と対向する位置に新たな表示領域の領域を追加し、画像表示制御部16を介して表示画面100に対して表示する。
図7(b)は、表示画面100において、新たな表示領域を表示領域120の右辺に対向する位置に加えて表示する処理、及びすでに表示されている表示領域110を削除する処理を示している。ユーザが新たな表示領域を表示領域120の右辺に加えて表示する処理を行った結果、表示領域設定部14は、表示領域120の右辺に対向する位置に新たな表示領域130を配置して表示する。表示領域設定部14は、表示部17の表示画面において、この表示画面100において、表示領域110、表示領域120及び表示領域130の各々が均一の大きさで配置されるように、表示領域の大きさを調整する。
表示領域設定部14は、表示領域の数を増加させる際、表示領域の大きさを縮小し、一方、表示領域の数を減少させる際、表示領域の大きさを拡大する。また、表示領域設定部14は、表示領域の大きさに比例して、表示領域を離間する距離も、表示領域が拡大された際に増加させ、表示領域が縮小される際に、減少させる。表示領域設定部14は、表示領域110、表示領域120及び表示領域130の各々の上辺、下辺のそれぞれが同一直線上に配置されるように、表示領域110、表示領域120、表示領域130それぞれを、同一の離間距離にて配置して表示する。また、画像表示制御部16は、表示領域が拡大及び縮小された場合において、通常のモードにおいては模様形態の比較が行い易いように、全ての表示領域において実寸にて面材の模様可視化画像の画像表示を行う。
表示領域設定部14は、表示領域130の表示に対応して、操作表示領域として、ボタン131、ボタン132、ボタン233、ボタン134及びボタン135の各々も表示画面100に、表示領域110及び表示領域120の各々と同様に表示する。
また、より大きい表示領域において、表示領域120及び表示領域130の各々に表示される面材の模様可視化画像を比較したいとして、ユーザが表示領域110を削除するため、表示領域110の削除を示すボタン115を入力手段により選択する処理を行う。そして、入力部11は、表示画面100におけるボタン115が選択されたことを示す通知を表示領域設定部14に対して出力する。そして、これにより、表示領域設定部14は、表示画面100から表示領域110の削除を行う。
図7(c)は、表示画面100において、表示領域110が削除される処理を示している。ユーザが表示されている表示領域110を削除する処理を行った結果、表示領域設定部14は、表示画面100から表示領域110を削除する(表示領域110を表示させない処理を行う)。表示領域設定部14は、表示部17の表示画面100において、表示領域120及び表示領域130の各々が均一の大きさで配置されるように、表示領域の大きさを調整する。すなわち、表示領域設定部14は、表示領域の数が減少したため、表示領域の大きさを拡大する。また、表示領域設定部14は、表示領域の大きさに比例して、表示領域を離間する距離も、表示領域が拡大された際に増加させる。表示領域設定部14は、表示領域120及び表示領域130の各々の上辺、下辺のそれぞれが同一直線上に配置されるように、表示領域110、表示領域120、表示領域130それぞれを、同一の離間距離にて配置して表示する。
図6に戻り、表示領域110の近傍に配置されている操作表示領域116(以下、チェックボックス116)、操作表示領域117(以下、チェックボックス117)及び操作表示領域118(以下、チェックボックス118)の各々は、絵柄画像データ、光沢画像データ、凹凸形状画像データの各々から生成した画像か、あるいは絵柄画像データ、光沢画像データ、凹凸形状画像データの組み合わせの合成画像であるかの画像の種類を示している。例えば、チェックボックス116、チェックボックス117及びチェックボックス118の全てにチェックマークが表示されていれば、表示領域110に表示されている画像が、絵柄画像データ、光沢画像データ及び凹凸形状画像データの全てを合成した合成画像であることを示している。
また、チェックボックス116及びチェックボックス118にチェックマークが表示され、チェックボックス117にチェックマークが表示されていない場合、絵柄画像データ及び凹凸形状画像データを合成した合成画像であることを示している。また、チェックボックス117にチェックマークが表示され、チェックボックス116及びチェックボックス118の各々にチェックマークが表示されていない場合、光沢画像データから生成した光沢画像であることを示している。また、チェックボックス116、チェックボックス117及びチェックボックス118の全てにチェックマークが表示されていない場合、表示領域の枠が表示されているのみである(または、面材の表面の色を表示させても良い)。
ここで、表示領域設定部14は、表示領域を表示画面100に表示させる際、表示領域にいずれの画像が表示されているかを示すチェックボックスを、画像表示制御部16を介して表示画面100において対応する表示領域の近傍に配置して表示する。例えば、表示領域設定部14は、表示領域110を表示画面100に表示させる際、表示領域110にいずれの画像が表示されているかを示すチェックボックス116、チェックボックス117及びチェックボックス118の各々を、表示画面100における表示領域110の近傍に配置して表示する。また、表示領域設定部14は、表示領域を表示画面100から削除する(表示させない処理を行う)際、この表示領域に対応するチェックボックスも表示画面100から削除する。
また、表示画像選択部15は、入力部11を介して設定された表示領域に対応するチェックボックスの各々に対し、入力部11から供給されるこの表示領域に表示する模様可視化画像の種類を示すようにチェックマークを、画像表示制御部16を介して表示する。例えば、表示画像選択部15は、表示領域110に対し、絵柄画像データ、光沢画像データ及び凹凸形状画像データ全てを組み合わせた合成画像を表示した際、チェックボックス116、チェックボックス117及びチェックボックス118の全てに対してチェックマークを表示する。
また、図6において、操作表示領域119は、マーカ枠が表示領域内の模様可視化画像上に表示されているか否かを示すマーカ枠ボックスである。例えば、マーカ枠110Mが表示領域110内の模様可視化画像上に表示されている場合、マーカ枠ボックス119にチェックが表示されている。
このとき、各表示領域の模様可視化画像間において同一の画像領域を比較可能とするため、画像表示制御部16は、表示画面100の表示領域の各々において、面材の画像における同一の領域それぞれを表示している。例えば、画像処理部13は、絵柄画像、光沢画像及、凹凸形状画像及び合成画像の各々を、面材のいずれかの端部を原点として生成する。
また、画像表示制御部16は、各表示領域に模様可視化画像を表示する際、各表示領域において同一の座標範囲が表示されるように調整して模様可視化画像の表示を行う。
同様に、画像表示制御部16は、局所的に比較したい領域を注視するための、注視したい局所領域を囲むマーカ枠を各表示領域の模様可視化画像上に表示する際、各表示領域において同一の座標範囲にマーカ枠が表示されるように調整する。
ここで、複数の表示領域内において、ユーザがいずれかのマーカ枠ボックスをクリックすると、入力部11を介してクリックされたマーカ枠ボックスの情報が画像表示制御部16に供給される。例えば、ユーザがマーカ枠ボックス119をクリックして選択すると、入力部11から画像表示制御部16に対して、マーカ枠ボックス119が選択されたことを示す情報が供給される。
これにより、画像表示制御部16は、表示領域110の模様可視化画像上においてディフォルトの座標位置にマーカ枠110Mを表示する。また、画像表示制御部16は、マーカ枠ボックス119に対してチェックマークを表示する。このとき、画像表示制御部16は、表示領域120の模様可視化画像上においても、表示領域120の模様可視化画像と同一の座標位置にマーカ枠120Mを表示し、マーカ枠ボックス129に対してもチェックマークを表示する。ユーザが入力手段でマーカ枠120Mを他の座標位置に移動させる処理を行う場合、画像表示制御部16は、マーカ枠120Mを他の座標位置に移動させるとともに、マーカ枠110Mを同一の座標位置に移動させる。
また、チェックマークが表示されているマーカ枠ボックス129をクリックすると、画像表示制御部16は、マーカ枠ボックス129のチェックマークを削除し、表示領域120におけるマーカ枠120Mを削除する。このとき、画像表示制御部16は、マーカ枠ボックス119のチェックマークを削除し、表示領域110におけるマーカ枠110Mを削除する。上述したように、マーカ枠ボックス119は、マーカ枠を表示あるいは非表示とするためのオンオフ制御のスイッチとなっている。
また、マーカ枠を表示あるいは非表示とする制御については、マーカ枠ボックスを使用せずに他の入力手段を用いて行っても良い。例えば、表示領域の注視したい領域をマウスによりダブルクリックすることにより、その領域にディフォルトの大きさのマーカ枠が表示されるように構成しても良い。また、マーカ枠の頂点あるいは辺を動かすことにより、大きさを任意に変更させるように構成しても良い。通常は、表示領域内の模様可視化画像、マーカ枠内の模様可視化画像は実寸で表示されているが、マーカ枠内の模様可視化画像の拡大/縮小を入力手段により制御しても良い。例えば、マーカ枠を選択して頂点を動かしてマーカ枠を大きくし、入力手段により拡大率あるいは縮小率を倍率として入力すると、マーカ枠内の模様可視化画像の倍率を任意に変更することができる。
また、図6における操作表示領域200には、表示画面100の背景領域100Bの色である背景色を設定する調整バー201、調整バー202及び調整バー203の各々が設けられている。この調整バー201、調整バー202及び調整バー203の各々は、RGBカラーモデルにおける色成分R、色成分G及び色成分Bそれぞれに対応して設けられている。調整バー201の左の領域には、調整対象の色成分Rを示す「R」の文字と、現在の色成分Rの階調度の「128」とが表示されている。調整バー202の左の領域には、調整対象の色成分Gを示す「G」の文字と、現在の色成分Gの階調度の「128」とが表示されている。調整バー203の左の領域には、調整対象の色成分Bを示す「B」の文字と、現在の色成分Bの階調度の「128」とが表示されている。ここでは、一例として、各色成分の階調度を256として示しているが、この階調度に限られない。
ここで、背景領域100Bは、表示画面100において、表示画面100に表示されている表示領域及び操作表示領域を除く領域を示している。
図6において、例えば、表示領域110及び表示領域120の各々に表示されている模様可視化画像と、背景領域110Bとの境界を視覚的に判別し易くするため、ユーザが背景領域110Bの色を調整バー201、調整バー202及び調整バー203の各々により、色成分R、色成分G、色成分Bそれぞれの階調度を制御し、背景領域110Bの色である背景色を調整する。このとき、ユーザが調整バーの各々をマウスなどにより制御することにより、入力部11から画像表示制御部16に対して、調整バーの各々が示す階調度の情報が供給される。これにより、画像表示制御部16は、入力部11から供給される色成分R、色成分G及び色成分Bの各々の階調度により、背景領域100Bの背景色を表示する。
また、上述したボタンが表示される操作表示領域は、通常モードにおいて、表示領域の模様可視化画像を比較するために非表示としておく。
すなわち、表示領域の各々に表示されている面材の模様可視化画像間の模様形態を比較する際に、表示領域の模様可視化画像の模様形態に干渉しないように、表示画面100においてにボタン及び調整バーの操作表示領域の模様可視化画像が表示されないようにする。このとき、画像表示制御部16は、通常モードにおいて、ボタン及び調整バーの操作表示領域を非表示とし、表示領域及び他の操作表示領域(チェックボックス及びマーカボックス)を表示画面100に表示する。そして、ボタンの操作表示領域が表示されていない状態において、ユーザが背景領域のいずれかをダブルクリックした場合、画像表示制御部16は、表示領域及び他の操作表示領域とともに、ボタンの操作表示領域を非表示から表示とする。
また、ボタンの操作表示領域が表示されている状態において、ユーザが背景領域のいずれかをダブルクリックした場合、ボタン及び調整バーの操作表示領域を表示から非表示とする。上述したように、背景領域をダブルクリックする処理が、ボタンの操作表示領域を表示あるいは非表示とするためのオンオフ制御となる。すなわち、ボタン及び調整バーの操作表示領域は、新たに表示画面100に対して表示領域を表示させる場合、あるいは表示画面100の背景色を調整する場合にのみ、表示画面100に対して表示させるようにする。
図8は、表示画面100における表示領域に表示する模様可視化画像の選択の一例について説明する図である。図8において、表示画面100には、サムネイル画像表示領域300、表示領域310、表示領域320、操作表示領域200、ボタン311、ボタン313、ボタン315、チェックボックス316、チェックボックス317、チェックボックス318、チェックボックス319、ボタン321、ボタン323、ボタン325、チェックボックス326、チェックボックス327、チェックボックス328、チェックボックス329などが表示されている。ボタン311、ボタン313、ボタン321及びボタン323の各々は、ボタン111、ボタン113、ボタン121、ボタン123それぞれと同様である。また、ボタン315及びボタン325の各々は、それぞれボタン115、ボタン125それぞれと同様である。チェックボックス316、チェックボックス317、チェックボックス318、チェックボックス319、チェックボックス326、チェックボックス327、チェックボックス328及びチェックボックス329の各々は、チェックボックス116、チェックボックス117、チェックボックス118、マーカ枠ボックス119、チェックボックス126、チェックボックス127、チェックボックス128及びマーカ枠ボックス129それぞれと同様である。
また、図6においては、表示領域の全ての辺に対向する位置に、表示領域を追加するボタンが配置されていたが、図8に示す様に、表示領域の上辺及び下辺に対向する位置に、表示領域を追加するボタンを配置し、表示画面100の上下方向(縦方向)のみに表示領域を追加する構成としても良い。また、表示領域の左辺及び右辺に対向する位置に、表示領域を追加するボタンを配置し、表示画面100の左右方向(横方向)のみに表示領域を追加する構成としても良い。
サムネイル画像表示領域300には、絵柄画像、凹凸形状画像、光沢画像及び合成画像の各々の模様可視化画像のサムネイル画像が一覧表示されている。表示画像選択部15は、絵柄画像記憶部19、凹凸形状画像記憶部20、光沢画像記憶部21及び合成画像記憶部22の各々から、絵柄画像、凹凸形状画像、光沢画像及び合成画像それぞれを読み出し、各模様可視化画像の画素データから画素を間引きすることによりサムネイル画像を生成する。そして、表示画像選択部15は、サムネイル画像表示領域に対し、画像表示制御部16を介してサムネイル画像302_1、サムネイル画像302_2、…、サムネイル画像302_5の様に表示する。ここで、これら絵柄画像、凹凸形状画像、光沢画像及び合成画像の各々のサムネイル画像各々には、それぞれの模様可視化画像と模様可視化画像を示す画像データ識別情報とが対応付けられている。
上ボタン301と下ボタン302との各々は、サムネイル画像が配列されたサムネイル画像表示面303を、上方、下方それぞれに移動させるために設けられている。サムネイル画像表示面303に配列させているサムネイル画像を全て視認させられないため、サムネイル画像表示面303をずらすことで、視認できない位置に配置されたサムネイル画像が確認できるようにする。このとき、上ボタン301を選択することにより、サムネイル画像表示面303が上方に移動し、サムネイル画像表示面303の下部に配列されたサムネイル画像が視認できるようになり、一方、下ボタン302を選択することにより、サムネイル画像表示面303が下方に移動し、サムネイル画像表示面303の上部に配列されたサムネイル画像が視認できるようになる。例えば、ディフォルトでは、サムネイル画像表示面303の中央部分が視認できる位置となっている。画像表示制御部16は、入力部11から上ボタン301あるいは下ボタン302のいずれか選択されたかを示す情報が供給されると、選択されたボタンに対応して、上述したように、サムネイル画像表示面303の視認される位置を制御する。
図9は、表示画面100における表示領域に表示する模様可視化画像の選択の一例について説明する図である。図9においては、図8における表示領域310近傍のボタン311がユーザにより選択され、表示領域設定部14が新たな表示領域330を、表示画面100に対して追加されて表示された状態を示している。したがって、表示領域330にはいずれの模様可視化画像も表示されていない状態である。
ユーザがサムネイル画像表示面303において、いずれかのサムネイル画像(例えば、サムネイル画像302_4)をドラッグし、表示領域330に対してドロップすることにより、表示領域330に対して、サムネイル画像302_4に対応する模様可視化画像を表示領域330に対して表示する。
すなわち、サムネイル画像302_4をユーザがドラッグすると、入力部11がドラッグされた模様可視化画像の画像データ識別情報を抽出し、サムネイル画像302_4をユーザが表示領域330にドロップした際に、表示領域330が選択した模様可視化画像を表示する表示領域として判定する。そして、入力部11は、サムネイル画像302_4に対応する模様可視化画像の画像データ識別情報と、この模様可視化画像を表示する表示領域330を示す情報とを、表示画像選択部15に対して送信する。例えば、このサムネイル画像302_4が絵柄画像データ及び光沢画像データから生成した合成画像である場合、このサムネイル画像302_4に対応する画像データ識別情報には、模様可視化画像の種類が合成画像であることを示す情報が含まれている。これにより、表示画像選択部15は、画像データ識別情報から選択された模様可視化画像が合成画像であることを判定する。そして、表示画像選択部15は、画像データ識別情報に基づいて合成画像記憶部22から、サムネイル画像302_4に対応する合成画像を抽出し、表示領域330に対して表示する。そして、表示画像選択部15は、表示領域330に表示されている模様可視化画像が、絵柄画像データ及び光沢画像データから生成した合成画像であるため、絵柄画像データのチェックボックス336と、光沢画像データのチェックボックス227との各々に対してチェックマークを表示する。
上述した説明は、新たな表示領域330に対して模様可視化画像を表示させる説明により、表示領域に対して模様可視化画像を表示させる説明を行ったが、すでに模様可視化画像が表示されている表示領域に対しても同様の処理を行い、表示される模様可視化画像を変更することができる。
上述したドラッグ&(アンド)ドロップは、マウスあるいはタッチパッドを用いても良いし、タッチパネルにおけるユーザの指などによる操作によって行っても良い。
また、ドラッグ&ドロップの処理ではなく、サムネイル画像表示面303においてサムネイル画像をマウスなどで選択した後、このサムネイル画像に対応する模様可視化画像を表示させたい表示領域をクリックすることにより、模様可視化画像を表示領域に表示させるように構成しても良い。あるいは、模様可視化画像を表示させたい表示領域をマウスなどで選択した後、この表示領域に表示させたい模様可視化画像のサムネイル画像を、サムネイル画像表示面303においてクリックして選択することにより、画像を表示領域に表示させるように構成しても良い。
上述した構成の場合、入力部11は、選択されたサムネイル画像に対応する画像データ識別情報と、模様可視化画像を表示する表示領域の情報とを、表示画像選択部15に対して供給する。
この処理をユーザが行うことにより、表示画像選択部15は、設定された表示領域と、この表示領域に表示する模様可視化画像の情報(画像データ識別情報を含む)との各々を、入力部11から入力する。そして、表示画像選択部15は、入力した情報における画像データ識別情報から、この画像データ識別情報の示す模様可視化画像の種類が、絵柄画像、凹凸形状画像、光沢画像及び合成画像のいずれかであるかを判定する。そして、表示画像選択部15は、判定した画像の種類に対応する記憶部から、画像データ識別情報により画素データを読み出し、画像表示制御部16を介して、設定された表示領域に対し、読み出した画素データの模様可視化画像を表示する。
上述したように、本実施形態においては、絵柄画像、光沢画像及、凹凸形状画像及び合成画像の各々を、所定の間隔で離間した表示領域に対して任意に表示させることが可能となり、所定の間隔で隣り合う模様可視化画像の模様形態を容易に比較することができる。これにより、本実施形態によれば、絵柄画像、光沢画像及、凹凸形状画像及び合成画像の各々の比較より、絵柄画像データ、光沢画像データ及び凹凸形状画像データが、色を含めた絵柄とエンボス加工の凹凸形状とからなる面材表面の模様の仕上がりの模様形態に対して与える影響を分離した確認を、高速かつ容易に行うことができる。
また、本実施形態によれば、隣り合って配置される表示領域に表示する模様可視化画像を任意に変更することができるので、絵柄画像、光沢画像及、凹凸形状画像及び合成画像における隣り合わせる模様可視化画像を自由に調整でき、絵柄画像データ、光沢画像データ及び凹凸形状画像データの各々の有無がどのように、面材表面の模様の仕上がりの模様形態に与える影響を直感的に認識することができる。
また、本実施形態によれば、上述したように、面材表面の模様の仕上がりをビジュアルに鑑賞することができるため、試作品を作成する必要が無く、面材の模様の仕上がりを高速かつ容易に確認することができる。
<第2の実施形態>
図10は、本発明の第2の実施形態による面材模様仕上がりシミュレーションシステムの構成の一例を示すブロック図である。図10において、面材模様仕上がりシミュレーションシステム1Aは、入力部11、画像処理部13、表示領域設定部14、表示画像選択部15、画像表示制御部16、表示部17、面材データベース18、絵柄画像記憶部19、凹凸形状画像記憶部20、光沢画像記憶部21、合成画像記憶部22及び部分画像領域制御部23を備えている。図10においては、図1の第1の実施形態と同様の構成には同一の符号を付している。第2の実施形態には、第1の実施形態の構成に対し、部分画像領域制御部23が追加して備えられている。以下、部分画像領域制御部23及び第1の実施形態と異なる動作を説明する。
第2の実施形態には、第1の実施形態において説明した複数の模様可視化画像間の比較を行う画像間比較モードと、一つの模様可視化画像における画像境界比較モードとの2つのモードが備えられている。図示しないモード選択ボタンにより、入力部11が画像間比較モード及び画像境界比較モードのいずれかのモードを選択し、それぞれのモードに対応したアプリケーションが起動される。モード選択ボタンにおいて、画像間比較モードについては第1の実施形態の動作のため、説明を省略する。
図11は、本発明の第2の実施形態における面材模様仕上がりシミュレーションシステムにおける画像境界比較モードの操作画面の一例を示している。図11においては、表示画面100における一つの表示領域600に表示された模様可視化画像において、一つあるいは複数の部分画像領域、例えば、部分画像領域601、部分画像領域602及び部分画像領域603の各々が表示されている例を示している。図11において、表示領域600に表示されている模様可視化画像は完全合成画像であり、放線マップ、絵柄画像データ及び光沢画像データの各々の情報により生成された模様可視化画像である。
一方、部分画像領域601においては、拡散反射率を一様とした絵柄画像データと、面材データベース18から読み出した放線マップ及び光沢画像データとから生成した、仕上がりの面材である完全合成画像から絵柄の影響を除去した合成画像が表示されている。これにより、表示領域600と部分画像領域601との境界において、仕上がりの面材における絵柄画像データの有無の影響を明確に確認することができる。
部分画像領域602においては、方向と強度とを一様とした放線からなる放線マップと、面材データベース18から読み出した絵柄画像データ及び光沢画像データとから生成した、仕上がりの面材である完全合成画像から凹凸形状の影響を除去した合成画像が表示されている。これにより、表示領域600と部分画像領域602との境界において、仕上がりの面材における凹凸形状画像データの有無の影響を明確に確認することができる。
部分画像領域603においては、鏡面反射率が0である光沢画像データと、面材データベース18から読み出した絵柄画像データ及び凹凸形状画像データとから生成した、、仕上がりの面材である完全合成画像から光沢の影響を除去した合成画像が表示されている。これにより、表示領域600と部分画像領域603との境界において、仕上がりの面材における光沢画像データの有無の影響を明確に確認することができる。
ユーザは表示領域600に表示されている模様可視化画像上において、部分画像領域を表示させたい位置を、例えばマウスなどによりダブルクリックする。これにより、部分画像領域制御部23は、入力部11からダブルクリックされた座標位置を入力し、その座標位置に対して部分画像領域を生成する(表示する)。部分画像領域制御部23は、この部分画像領域をマウスなどで選択して移動させることにより、部分画像領域の位置をその動きに対応させて移動させる。また、ユーザが部分画像領域を選択して、辺あるいは頂点をドラッグして動かした場合、部分画像領域制御部23は、部分画像領域の辺あるいは頂点の動きに対応して、この部分画像領域の大きさを変更する。
また、部分画像領域制御部23は、ユーザにより選択された部分画像領域、図11においては部分画像領域603の領域の枠を、選択されていない他の部分画像領域601及び部分画像領域602の各々に比較して太く表示し、いずれの部分画像領域が選択されているかを、ユーザに対して示す。また、チェックボックス606,チェックボックス607及びチェックボックス608の各々は、選択された部分画像領域に表示されている模様可視化画像に、絵柄画像データ、光沢画像データ、凹凸形状画像データそれぞれの情報が含まれているか否かを示している。
図11において、部分画像領域603がユーザに選択されており、この部分画像領域602に表示されている画像が絵柄画像データ及び凹凸形状画像データの情報が反映された合成画像である。このため、部分画像領域制御部23は、画像表示制御部16を介して、表示画面100におけるチェックボックス606及びチェックボックス608の各々にチェックマークを表示する。また、部分画像領域制御部23は、部分画像領域603が選択されているため、画像表示制御部16を介して、チェックボックス609にチェックマークを表示する。ここで、部分画像領域制御部23は、いずれの部分画像領域も選択されていない場合、チェックボックス609にチェックマークを表示しない。
また、第1の実施形態と同様に、操作表示領域200は、表示画面100の背景色を調整するための操作を行う調整バーを有しており、通常モード(表示領域及び部分画像領域の比較を行うモード)において、表示領域の模様可視化画像を比較するために非表示としておく。そして、背景色を調整するモードとする場合、操作表示領域200が表示されていない状態において、ユーザが背景領域のいずれかをダブルクリックした場合、画像表示制御部16は、操作表示領域200を非表示から表示とする。
図12は、部分画像領域の生成及び部分画像領域に対する画像の表示処理を説明する図である。図12(a)は、表示領域600において表示されている画像上の位置をマウスなどで選択することを示している。これにより、入力部11は、表示領域600に表示された模様可視化画像上で選択された座標位置を部分画像領域制御部23に対して供給する。この時点においては、部分画像領域が表示されていないため、部分画像領域制御部23は、チェックボックス609にチェックマークを表示しない。
図12(b)は、部分画像領域制御部23が表示領域600に表示された模様可視化画像上における部分画像領域601の表示を示している。このとき、部分画像領域制御部23は、表示領域600に表示された模様可視化画像(完全合成画像)上において、予め設定された大きさの矩形状の部分画像領域601を、入力部11から供給された座標位置に表示する。また、部分画像領域制御部23は、部分画像領域が表示されたため、チェックボックス609にチェックマークを表示する。この時点において、部分画像領域601に表示された模様可視化画像が完全合成画像であるため、部分画像領域制御部23は、チェックボックス606,チェックボックス607及びチェックボックス608の各々のにチェックマークを表示する。
ここで、ユーザが部分画像領域601を選択し、図示しない入力手段から絵柄画像データを、拡散反射率を一様とした絵柄画像データとした合成画像を、この選択した部分画像領域601に対して表示する制御を行う制御を行う。
図12(c)は、部分画像領域制御部23が表示領域600に表示された模様可視化画像上における部分画像領域601に対し、ユーザの指定する合成画像を表示した状態を示している。ここで、部分画像領域制御部23は、拡散反射率を一様とした絵柄画像データとした合成画像を、合成画像記憶部22から読み出す。そして、部分画像領域制御部23は、読み出した合成画像から部分画像領域601の座標位置に対応する画像部分を部分画像として抽出し、この抽出した部分画像を部分画像領域601に対して表示する。また、部分画像領域制御部23は、選択されている部分画像領域601に表示される模様可視化画像が、絵柄画像データを反映していない、光沢画像データ及び凹凸形状画像データを反映させた合成画像であるため、チェックボックス606のチェックマークの表示を止め、チェックボックス607及びチェックボックス608のチェックマークのみを表示させる。
図12(d)は、表示画面100上における部分画像領域の表示される位置の移動処理を示している。ユーザがマウスなどの入力手段により、部分画像領域601を選択して、マウスなどにより、部分画像領域601を表示画面100上において移動させる処理が行われる。このとき、部分画像領域制御部23は、入力部11から入力される表示画面100上の移動先の座標位置に、部分画像領域601の表示位置を変更する。
上述したように、本実施形態においては、表示領域に表示されている模様可視化画像上に、部分画像領域を任意の位置に設定し、この部分画像領域に対して絵柄画像、光沢画像、凹凸形状画像及び合成画像の各々を任意に表示させることが可能となり、表示領域に表示された画像と部分画像領域に表示される模様可視化画像との境界において、絵柄画像データ、光沢画像データ及び凹凸形状画像データが、色を含めた絵柄とエンボス加工の凹凸形状とからなる面材表面の模様の仕上がりの模様形態に対して与える影響の確認を、境界が接した模様可視化画像間で直感的、高速かつ容易に行うことができる。
なお、本発明における図1の面材模様仕上がりシミュレーションシステム1、図10の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりエンボス加工が施される面材の模様のシミュレーションの処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1,1A…面材模様仕上がりシミュレーションシステム
11…入力部
13…画像処理部
14…表示領域設定部
15…表示画像選択部
16…画像表示制御部
17…表示部
18…面材データベース
19…絵柄画像記憶部
20…凹凸形状画像記憶部
21…光沢画像記憶部
22…合成画像記憶部
23…部分画像領域制御部
1301…法線マップ生成部
1302…入射光計算部
1303…反射光計算部
1304…画素値計算部

Claims (13)

  1. 表面に施された絵柄と、所定の光沢を有する前記表面の上部に形成される凹凸形状を有する膜とから構成される面材における、前記絵柄、前記表面の光沢及び前記凹凸形状からなる模様の仕上がりを示す模様可視化画像を表示する面材模様仕上がりシミュレーションシステムであり、
    前記絵柄の絵柄画像データ、凹凸形状の凹凸形状画像データ、前記光沢の光沢画像データの各々のいずれか、あるいは組み合わせ、または全てを用いた前記模様可視化画像を生成する画像処理部と、
    前記画像処理部が生成した前記模様可視化画像の各々を表示する表示領域を、表示画面に配置する表示領域設定部と、
    前記表示領域の各々に表示する前記模様可視化画像を選択する表示画像選択部と、
    前記表示画像選択部の選択した前記模様可視化画像の各々を、前記表示領域それぞれに表示する画像表示制御部と
    を備えることを特徴とする面材模様仕上がりシミュレーションシステム。
  2. 前記表示領域設定部が、
    複数の前記表示領域を配置する際、前記表示領域の各々の間を離間して前記表示領域を配置する
    ことを特徴とする請求項1に記載の面材模様仕上がりシミュレーションシステム。
  3. 表面に光沢、絵柄及び凹凸形状を有する面材における前記光沢、前記絵柄及び前記凹凸形状からなる模様の仕上がりを示す模様可視化画像を表示する面材模様仕上がりシミュレーションシステムであり、
    絵柄画像データ、凹凸形状画像データ、光沢画像データの各々、または組み合わせて前記模様可視化画像を生成する画像処理部と、
    前記画像処理部が生成した前記模様可視化画像の各々を表示する表示領域を、表示画面に配置する表示領域設定部と、
    前記表示領域の各々に表示する前記模様可視化画像を選択する表示画像選択部と、
    前記表示画像選択部の選択した前記模様可視化画像の各々を、前記表示領域それぞれに表示する画像表示制御部と
    を備え、
    前記表示領域設定部が、
    前記表示領域の数を増加する指示が与えられた場合、前記表示領域の上下左右における指示された位置に、新たな他の表示領域を配置する
    ことを特徴とする面材模様仕上がりシミュレーションシステム。
  4. 表面に光沢、絵柄及び凹凸形状を有する面材における前記光沢、前記絵柄及び前記凹凸形状からなる模様の仕上がりを示す模様可視化画像を表示する面材模様仕上がりシミュレーションシステムであり、
    絵柄画像データ、凹凸形状画像データ、光沢画像データの各々、または組み合わせて前記模様可視化画像を生成する画像処理部と、
    前記画像処理部が生成した前記模様可視化画像の各々を表示する表示領域を、表示画面に配置する表示領域設定部と、
    前記表示領域の各々に表示する前記模様可視化画像を選択する表示画像選択部と、
    前記表示画像選択部の選択した前記模様可視化画像の各々を、前記表示領域それぞれに表示する画像表示制御部と
    を備え、
    前記画像表示制御部が、
    前記表示領域に表示される前記模様可視化画像の各々を、前記面材の実寸となるように表示する
    ことを特徴とする面材模様仕上がりシミュレーションシステム。
  5. 表面に光沢、絵柄及び凹凸形状を有する面材における前記光沢、前記絵柄及び前記凹凸形状からなる模様の仕上がりを示す模様可視化画像を表示する面材模様仕上がりシミュレーションシステムであり、
    絵柄画像データ、凹凸形状画像データ、光沢画像データの各々、または組み合わせて前記模様可視化画像を生成する画像処理部と、
    前記画像処理部が生成した前記模様可視化画像の各々を表示する表示領域を、表示画面に配置する表示領域設定部と、
    前記表示領域の各々に表示する前記模様可視化画像を選択する表示画像選択部と、
    前記表示画像選択部の選択した前記模様可視化画像の各々を、前記表示領域それぞれに表示する画像表示制御部と
    を備え、
    前記表示領域設定部が、
    前記表示領域の数を増加する際、増加後に前記表示画面に表示される前記表示領域の数により、前記表示領域の各々を同一の大きさとして前記表示画面に表示できるように、前記表示領域それぞれの大きさを調整する
    ことを特徴とする面材模様仕上がりシミュレーションシステム。
  6. 表面に光沢、絵柄及び凹凸形状を有する面材における前記光沢、前記絵柄及び前記凹凸形状からなる模様の仕上がりを示す模様可視化画像を表示する面材模様仕上がりシミュレーションシステムであり、
    絵柄画像データ、凹凸形状画像データ、光沢画像データの各々、または組み合わせて前記模様可視化画像を生成する画像処理部と、
    前記画像処理部が生成した前記模様可視化画像の各々を表示する表示領域を、表示画面に配置する表示領域設定部と、
    前記表示領域の各々に表示する前記模様可視化画像を選択する表示画像選択部と、
    前記表示画像選択部の選択した前記模様可視化画像の各々を、前記表示領域それぞれに表示する画像表示制御部と
    を備え、
    前記表示画像選択部が、
    前記模様可視化画像が、前記絵柄画像データ、前記凹凸形状画像データ、前記光沢画像データの各々または組み合わせであるかを示す情報を、当該模様可視化画像が表示されている前記表示領域の各々の近傍に表示する
    ことを特徴とする面材模様仕上がりシミュレーションシステム。
  7. 表面に光沢、絵柄及び凹凸形状を有する面材における前記光沢、前記絵柄及び前記凹凸形状からなる模様の仕上がりを示す模様可視化画像を表示する面材模様仕上がりシミュレーションシステムであり、
    絵柄画像データ、凹凸形状画像データ、光沢画像データの各々、または組み合わせて前記模様可視化画像を生成する画像処理部と、
    前記画像処理部が生成した前記模様可視化画像の各々を表示する表示領域を、表示画面に配置する表示領域設定部と、
    前記表示領域の各々に表示する前記模様可視化画像を選択する表示画像選択部と、
    前記表示画像選択部の選択した前記模様可視化画像の各々を、前記表示領域それぞれに表示する画像表示制御部と
    を備え、
    前記表示画像選択部が、
    前記表示画面に表示されている前記模様可視化画像の各々のサムネイル画像から選択された前記模様可視化画像を、それぞれ設定される前記表示領域に表示する
    ことを特徴とする面材模様仕上がりシミュレーションシステム。
  8. 表面に光沢、絵柄及び凹凸形状を有する面材における前記光沢、前記絵柄及び前記凹凸形状からなる模様の仕上がりを示す模様可視化画像を表示する面材模様仕上がりシミュレーションシステムであり、
    絵柄画像データ、凹凸形状画像データ、光沢画像データの各々、または組み合わせて前記模様可視化画像を生成する画像処理部と、
    前記画像処理部が生成した前記模様可視化画像の各々を表示する表示領域を、表示画面に配置する表示領域設定部と、
    前記表示領域の各々に表示する前記模様可視化画像を選択する表示画像選択部と、
    前記表示画像選択部の選択した前記模様可視化画像の各々を、前記表示領域それぞれに表示する画像表示制御部と
    を備え、
    前記画像表示制御部が、
    前記表示領域に表示されている前記模様可視化画像を、前記表示画像選択部により新たに選択された他の模様可視化画像に変更して表示する
    ことを特徴とする面材模様仕上がりシミュレーションシステム。
  9. 表面に光沢、絵柄及び凹凸形状を有する面材における前記光沢、前記絵柄及び前記凹凸形状からなる模様の仕上がりを示す模様可視化画像を表示する面材模様仕上がりシミュレーションシステムであり、
    絵柄画像データ、凹凸形状画像データ、光沢画像データの各々、または組み合わせて前記模様可視化画像を生成する画像処理部と、
    前記画像処理部が生成した前記模様可視化画像の各々を表示する表示領域を、表示画面に配置する表示領域設定部と、
    前記表示領域の各々に表示する前記模様可視化画像を選択する表示画像選択部と、
    前記表示画像選択部の選択した前記模様可視化画像の各々を、前記表示領域それぞれに表示する画像表示制御部と
    を備え、
    境界確認モードに設定された際、前記表示画面に一個の前記表示領域のみを配置し、前記表示領域に表示された前記模様可視化画像上に、他の模様可視化画像を表示する部分画像領域を配置し、前記模様可視化画像から選択した画像を前記他の模様可視化画像として前記部分画像領域に表示する部分画像表示制御部
    をさらに備えることを特徴とする面材模様仕上がりシミュレーションシステム。
  10. 前記部分画像表示制御部が、
    前記部分画像領域に表示されている前記他の模様可視化画像が前記絵柄画像データ、前記凹凸形状画像データ、前記光沢画像データの各々または組み合わせであるかを示す情報を、前記模様可視化画像が表示されている前記表示領域の近傍に表示する
    ことを特徴とする請求項9に記載の面材模様仕上がりシミュレーションシステム。
  11. 前記部分画像表示制御部が、前記部分画像領域の各々に、選択された前記他の模様可視化画像それぞれを表示する
    ことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の面材模様仕上がりシミュレーションシステム。
  12. 表面に光沢、絵柄及び凹凸形状を有する面材における前記光沢、前記絵柄及び前記凹凸形状からなる模様の仕上がりを示す模様可視化画像を表示する面材模様仕上がりシミュレーションシステムであり、
    絵柄画像データ、凹凸形状画像データ、光沢画像データの各々、または組み合わせて前記模様可視化画像を生成する画像処理部と、
    前記画像処理部が生成した前記模様可視化画像の各々を表示する表示領域を、表示画面に配置する表示領域設定部と、
    前記表示領域の各々に表示する前記模様可視化画像を選択する表示画像選択部と、
    前記表示画像選択部の選択した前記模様可視化画像の各々を、前記表示領域それぞれに表示する画像表示制御部と
    を備え、
    前記画像表示制御部が、
    前記表示画面における前記表示領域の背景色を設定する背景色設定領域を表示または非表示とする
    ことを特徴とする面材模様仕上がりシミュレーションシステム。
  13. 表面に光沢、絵柄及び凹凸形状を有する面材における前記光沢、前記絵柄及び前記凹凸形状からなる模様の仕上がりを示す模様可視化画像を表示する面材模様仕上がりシミュレーション方法であり、
    画像処理部が、絵柄画像データ、凹凸形状画像データ、光沢画像データの各々、または組み合わせて前記模様可視化画像を生成する画像処理過程と、
    表示領域設定部が、前記画像処理過程において生成された前記模様可視化画像の各々を表示する表示領域を、表示画面に配置する表示領域設定過程と、
    表示画像選択部が、前記表示領域の各々に表示する前記模様可視化画像を選択する表示画像選択過程と、
    画像表示制御部が、前記表示画像選択部の選択した前記模様可視化画像の各々を、前記表示領域それぞれに表示する画像表示制御過程と
    を含み、
    前記表示領域設定部が、
    前記表示領域の数を増加する指示が与えられた場合、前記表示領域の上下左右における指示された位置に、新たな他の表示領域を配置する
    ことを特徴とする面材模様仕上がりシミュレーション方法。
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