JP6719955B2 - タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、釜抜け性を改善して歩留まりを改善できるタイヤに関する。
従来、トレッド表面に形成された陸部ブロックの踏面にサイプを有するタイヤにおいて、陸部ブロックの剛性の改善が図られている。トレッド表面の踏面上だけで形状を変化させたサイプに比べて、タイヤ径方向において形状を変化させたサイプ(例えば、特許文献1)は、サイプ数を増加させた陸部ブロックの剛性を高められ、陸部ブロック倒れによる接地面積減少を抑制することができ、タイヤの性能向上に有効である。
特開平10−181315号公報
タイヤ径方向において形状を変化させたサイプは、タイヤ径方向における形状が複雑化する傾向にあり、このサイプを形成するモールドのブレードの形状も複雑化する。このため、タイヤ径方向において形状を変化させたサイプを形成したタイヤは、製造時における加硫後の釜抜け時に、ブレードの引き抜き抵抗が増大して釜抜け性が悪化する傾向にある。
本発明者は、タイヤ径方向において形状を変化させたサイプを形成した場合の釜抜け性改善に向けて鋭意研究を重ねた。その結果、タイヤ径方向において屈曲部を有し、サイプにおける陸部ブロック表面側の最浅端と、タイヤ径方向内部側の最深端とを結んだサイプ中心線が、タイヤ径方向に対して傾斜しているサイプを少なくとも陸部ブロックの端部に備えるタイヤの製造において、釜抜け性が悪化する傾向が強いことを見出した。このタイヤは、加硫後の釜抜け時に、特に陸部ブロックの端部にかかる歪が大きくなることにより、釜抜け性が悪化することを見出した。
本発明は、タイヤ径方向において屈曲部を有し、サイプの陸部ブロック表面側の最浅端と、タイヤ径方向内部側の最深端とを結んだサイプ中心線を、タイヤ径方向に対して傾斜させているサイプを備えていても、製造時における釜抜け性を改善して歩留まりを改善できるタイヤを提供することを目的とする。
(1) 本発明に係るタイヤは、トレッドの表面に、タイヤ周方向に沿って形成された周方向溝と、前記周方向溝と交差する方向に形成されたラグ溝と、前記周方向溝と前記ラグ溝とにより区画された陸部ブロックと、前記陸部ブロックに形成されたサイプとを備えたタイヤであって、前記サイプの内、少なくとも前記陸部ブロックにおける前記サイプの踏面での延在方向とは異なる方向の端部側に位置するサイプは、タイヤ径方向において屈曲部を有すると共に、前記陸部ブロックの表面側の最浅端とタイヤ径方向内部側の最深端とを結んだサイプ中心線がタイヤ径方向に対して傾斜しており、前記端部側に位置する一のサイプにおける前記サイプ中心線のタイヤ径方向に対する傾斜方向をサイプ中心線傾斜方向とすると、前記陸部ブロックの前記端部側の壁面は、前記端部側に位置する一のサイプと対向する部分において、前記サイプ中心線傾斜方向に沿って延びる傾斜面を有することを特徴とする。
(2) 上記(1)に記載のタイヤであって、前記端部側に位置する一のサイプにおける前記サイプ中心線のタイヤ径方向に対する傾斜角度をサイプ中心線傾斜角度とすると、前記傾斜面のタイヤ径方向に対する傾斜角度は、前記サイプ中心線傾斜角度と同じ角度であることを特徴とする。
(3) 上記(1)に記載のタイヤであって、前記端部側に位置する一のサイプの最浅位置にある屈曲部と前記最浅端との間を最浅側サイプ部とすると、前記傾斜面は、前記最浅側サイプ部と対向する部分において、前記最浅側サイプ部のタイヤ径方向に対する傾斜方向に沿って延びる最浅側傾斜部を有することを特徴とする。
(4) 上記(3)に記載のタイヤであって、前記最浅側傾斜部のタイヤ径方向に対する傾斜角度は、前記最浅側サイプ部のタイヤ径方向に対する傾斜角度と同じ角度であることを特徴とする。
(5) 上記(1)に記載のタイヤであって、前記端部側に位置する一のサイプの最深位置にある屈曲部と前記最深端との間を最深側サイプ部とすると、前記傾斜面は、前記最深側サイプ部と対向する部分において、前記最深側サイプ部のタイヤ径方向に対する傾斜方向に沿って延びる最深側傾斜部を有することを特徴とする。
(6) 上記(5)に記載のタイヤであって、前記最深側傾斜部のタイヤ径方向に対する傾斜角度は、前記最深側サイプ部のタイヤ径方向に対する傾斜角度と同じ角度であることを特徴とする。
(7) 上記(1)に記載のタイヤであって、前記陸部ブロックの前記端部側の壁面は、前記端部側に位置する一のサイプと対向する部分において、前記端部側に位置する一のサイプの前記壁面との対向面と、タイヤ径方向に対する傾斜角度及び形状が同一である面を有することを特徴とする。
本発明によれば、タイヤ径方向に屈曲部を有し、サイプの陸部ブロック表面側の最浅端と、タイヤ径方向内部側の最深端とを結んだサイプ中心線を、タイヤ径方向に対して傾斜させているサイプを備えていても、製造時における釜抜け性を改善して歩留まりを改善できるタイヤを提供することができる。
図1は、第1実施形態におけるトレッドパターンを示す図である。 図2は、第1実施形態におけるトレッドの要部斜視図である。 図3は、第1実施形態におけるサイプの配置例を示す図である。 図4は、第1実施形態におけるサイプの傾斜方向を示す図である。 図5は、第2実施形態におけるサイプの配置例を示す図である。 図6は、第2実施形態における壁面の傾斜面とサイプの傾斜方向とを示す図である。 図7は、第3実施形態におけるサイプの配置例を示す図である。 図8は、第3実施形態における壁面の傾斜面とサイプの傾斜方向とを示す図である。 図9は、第4実施形態におけるサイプの配置例を示す図である。 図10は、第4実施形態における壁面の傾斜面とサイプの傾斜方向とを示す図である。 図11は、第4実施形態における陸部ブロックの斜視図である。 図12は、第5実施形態における陸部ブロックの斜視図である。 図13は、第1実施形態における壁面とサイプとの間隔を示す図である。 図14は、従来例における壁面とサイプとの間隔を示す図である。
以下に、本発明の実施形態に係るタイヤについて、図面を参照しながら説明する。
図1に、第1実施形態に係るタイヤのトレッドパターンを示す。図2に、第1実施形態におけるトレッド要部の斜視図を示す。
トレッド11の表面に、タイヤ周方向に沿って延長するように形成された複数の周方向溝12と、周方向溝12に交差する方向に沿って延長するように形成された複数の横溝(ラグ溝)13と、周方向溝12と横溝13とにより区画された複数の陸部ブロック14とを備えている。各陸部ブロック14は、踏面側(陸部ブロック14の表面側)に、複数のサイプ15(151〜156)を備えている。なお、図1の符合CLはタイヤの幅方向中心を示すセンターラインである。なお、周方向溝12はタイヤ周方向に沿って延長していれば、タイヤ周方向に対して傾斜していてもよく、横溝13もタイヤ幅方向に対して傾斜していてもよい。
サイプ15は、陸部ブロック14の表面(踏面)においてはタイヤ幅方向を延在方向としており、タイヤ幅方向に垂直な面内においてはタイヤ径方向に形状を変化させた3Dサイプである。
陸部ブロック14の表面(踏面)におけるサイプ15の形状は、ここでは一例として、タイヤ幅方向に平行な直線状とする。なお、陸部ブロック14の表面におけるサイプ15の形状は、鋸歯状波、台形状波等でもよい。
サイプの配置例を示す図(陸部ブロックのタイヤ周方向に沿った断面を示す図)である図3に示すように、サイプ15(151〜156)は、いずれも、タイヤ径方向に第1及び第2の屈曲部15s,15tを有するサイプである。陸部ブロック14の表面(踏面)14kへの開口端であるサイプ最浅部(最浅端)15uを始端としてタイヤ径方向に対して直線状に傾斜して第1の屈曲部15sにて終端する第1の傾斜部15pと、第1の屈曲部15sを始端として第2の屈曲部15tにて終端する第2の傾斜部15qと、第2の屈曲部15tを始端として当該サイプ15のタイヤ径方向最内部であるサイプ最深部(最深端)15vを終端とする第3の傾斜部15rとを備える。ここでは、第1の屈曲部15sが最浅位置にある屈曲部であり、第2の屈曲部15tが最深位置にある屈曲部であり、第1の傾斜部15pが最浅側サイプ部であり、第3の傾斜部15rが最深側サイプ部である。
また、サイプ151〜156は、サイプ最浅部15uとサイプ最深部15vとを結ぶ直線であるサイプ中心線l1〜l6が、同図の上下方向であるタイヤ径方向l0に対して傾斜している。以下、サイプ中心線l1〜l6のタイヤ径方向l0に対する傾斜方向(サイプ中心線がタイヤ径方向から倒れていく方向)a1,b1をサイプ中心線傾斜方向とし、サイプ中心線l1〜l6のタイヤ径方向l0に対する傾斜角度α,βをサイプ中心線傾斜角度とする。
本実施形態では、陸部ブロック14のタイヤ周方向(このタイヤ周方向はサイプ15の延在方向とは異なる方向)の端部P側及び端部Q側に位置するサイプ(以下、端部サイプという)151,156、及び、陸部ブロック14の中央側に位置するサイプ(以下、中央側サイプという)152〜155を、ともに、サイプ中心線がタイヤ径方向に対して傾斜しているように形成した。サイプ15は端部サイプ151,156のみ、タイヤ径方向に対して傾斜しているように形成してもよい。また、本実施形態では、端部サイプ151,156のサイプ中心線傾斜角度αを中央側サイプ152〜155のサイプ中心線傾斜角度βよりも大きくなるように形成した。なお、サイプ15のサイプ中心線傾斜角度α,βは等しくてもよく、角度βが角度αより大きくてもよい。
本実施形態では、図3に示すように、端部サイプ151,156の第1及び第3の傾斜部15p,15rのタイヤ径方向に対して傾く側を、サイプ中心線のタイヤ径方向に対して傾く側と同一の側としている。また、中央側サイプ152〜155の第1及び第3の傾斜部15p,15rのタイヤ径方向に対して傾く側を、サイプ中心線のタイヤ径方向に対して傾く側と逆の側になるようにしている。なお、中央側サイプ152〜155の第1及び第3の傾斜部15p,15rのタイヤ径方向に対して傾く側を、サイプ中心線のタイヤ径方向に対して傾く側と同じ側になるようにしてもよい。
図4にサイプの傾斜方向を示す。図4(a)に示すように、端部サイプ151,156では、第1の傾斜部(最浅側サイプ部)15pはタイヤ径方向l0に対して角度γ1傾斜しており、第3の傾斜部(最深側サイプ部)15rはタイヤ径方向l0に対して角度γ2傾斜しており、第2の傾斜部15qはタイヤ径方向l0に対して角度γ3傾斜している。
図4(b)に示すように、中央側サイプ152〜155では、第1の傾斜部15pはタイヤ径方向l0に対して角度γ4傾斜しており、第3の傾斜部15rはタイヤ径方向l0に対して角度γ5傾斜しており、第2の傾斜部15qはタイヤ径方向l0に対して角度γ6傾斜している。
本実施形態においては、図2、図3に示すように、陸部ブロック14の端部P側(タイヤ周方向端側)の壁面141は、端部Pに位置する端部サイプ151と対向する部分において、傾斜面141aを有している。傾斜面141aのタイヤ径方向l0に対する傾斜方向は、端部サイプ151のサイプ中心線傾斜方向a1に沿った方向であり、傾斜面141aのタイヤ径方向l0に対する傾斜角度は、端部サイプ151のサイプ中心線傾斜角度αと同じとする。なお、本明細書では、角度Aが角度Bと同じとは、角度Aが角度Bの±20度の範囲内の角度であることとする。よって、傾斜面141aのタイヤ径方向l0に対する傾斜角度は、端部サイプ151のサイプ中心線傾斜角度αの±20度の範囲内の角度である。本実施形態では、傾斜面141aのタイヤ径方向l0に対する傾斜角度が、端部サイプ151のサイプ中心線傾斜角度αと同一の値のものを図示した。
陸部ブロック14の端部Q側(タイヤ周方向端側)の壁面142も同様に、端部Qに位置する端部サイプ156と対向する部分において、傾斜面142aを有している。傾斜面142aのタイヤ径方向l0に対する傾斜方向は、端部サイプ156のサイプ中心線傾斜方向a1に沿った方向であり、傾斜面142aのタイヤ径方向l0に対する傾斜角度は、端部サイプ156のサイプ中心線傾斜角度αと同じとする。よって、傾斜面142aのタイヤ径方向l0に対する傾斜角度は、端部サイプ156のサイプ中心線傾斜角度αの±20度の範囲内の角度である。本実施形態では、傾斜面142aのタイヤ径方向l0に対する傾斜角度が、端部サイプ156のサイプ中心線傾斜角度αと同一の値のものを図示した。
このように、陸部ブロック14の壁面141、142に、それぞれ端部サイプ151、156のサイプ中心線傾斜方向a1に沿って延びる傾斜面141a、142aを設けたことにより、タイヤ製造時における釜抜け性を改善できる。これについて以下に説明する。
従来のタイヤでは、図14に示すように、陸部ブロック24の壁面241、242がタイヤ径方向l0に沿って形成されている、例えば、タイヤ径方向l0に略平行な方向に形成されているものが多い。この陸部ブロック24の表面に、端部サイプとして、上述のサイプ151、156が形成されているものとする。この場合、サイプ151側の壁面241とサイプ151との間隔t1は、タイヤ径方向において大きく変化する。サイプ156側の壁面242とサイプ156との間隔t2も同様に、タイヤ径方向において大きく変化する。
これに対して、本実施形態は、壁面141(142)の端部サイプ151(156)と対向する部分を、傾斜面141a(142a)としている。この傾斜面141a(142a)は、端部サイプ151(156)のサイプ中心線傾斜方向a1に沿って延び、タイヤ径方向l0に対する傾斜角度を、端部サイプ151(156)のサイプ中心線傾斜角度αと同じとしている。
これにより、本実施形態は、図13に示すように、壁面141(142)と端部サイプ151(156)との間隔t3のタイヤ径方向における変化を、前述の従来のタイヤと比べて大幅に縮小できる。この間隔t3のタイヤ径方向における変化を縮小できたことにより、本実施形態は、タイヤ径方向に屈曲部を有しサイプ中心線をタイヤ径方向に対して傾斜させているサイプを陸部ブロックの端部に備えていても、加硫後の釜抜け時に、陸部ブロック14の端部P、Qにかかる歪を従来のタイヤよりも減少させることができ、釜抜け性を改善できる。
なお、傾斜面141a(142a)のタイヤ径方向l0に対する傾斜角度は、端部サイプ151(156)のサイプ中心線傾斜角度αと同一の値でなくともよく、傾斜面141a(142a)は、端部サイプ151(156)のサイプ中心線傾斜方向a1に沿って延びる傾斜面として形成されればよい。この時、傾斜面141a(142a)のタイヤ径方向l0に対する傾斜角度は、端部サイプ151(156)のサイプ中心線傾斜角度αに対して、±20度の範囲内の角度であると好適である。より好適には、±10度の範囲内の角度であり、さらに好適には、±5度の範囲内の角度であり、それよりも一層好適には、サイプ中心線傾斜角度αと同一の値の角度である。
次に、第2実施形態について、図5、図6と共に説明する。図5は、第2実施形態におけるサイプの配置例を示す図(陸部ブロックのタイヤ周方向に沿った断面を示す図)であり、図6は、第2実施形態における陸部ブロック壁面の傾斜面とサイプの傾斜方向とを示す図である。第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付す。ここでは、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
第2実施形態は、壁面141(142)における端部サイプ151(156)の第1の傾斜部(最浅側サイプ部)15pと対向する部分を、最浅側傾斜部である傾斜面141b(142b)としている。この傾斜面141b(142b)は、端部サイプ151(156)における第1の傾斜部15pのタイヤ径方向l0に対する傾斜方向a2に沿って延びる。そして、傾斜面141b(142b)は、タイヤ径方向l0に対する傾斜角度を、端部サイプ151(156)における第1の傾斜部15pのタイヤ径方向l0に対する傾斜角度γ1と同じとしている。よって、傾斜面141b(142b)のタイヤ径方向l0に対する傾斜角度は、端部サイプ151(156)における第1の傾斜部15pのタイヤ径方向l0に対する傾斜角度γ1の±20度の範囲内の角度である。本実施形態では、傾斜面141b(142b)のタイヤ径方向l0に対する傾斜角度は、端部サイプ151(156)における第1の傾斜部15pのタイヤ径方向l0に対する傾斜角度γ1と同一の値のものを図示した。
壁面141(142)における端部サイプ151(156)の第2の傾斜部15q、第3の傾斜部15rと対向する部分は、第1実施形態と同一の傾斜面141a(142a)である。
この第2実施形態は、端部サイプ151(156)の第1の傾斜部15pと傾斜面141b(142b)との間隔を、タイヤ径方向において変化させずに一定の値に保てる。よって、第2実施形態は、壁面141(142)と端部サイプ151(156)との間隔のタイヤ径方向における変化を、第1実施形態よりもさらに縮小できる。従って、第2実施形態は、第1実施形態よりも、陸部ブロック14の端部P、Qにかかる歪をより一層減少させることができ、釜抜け性、特に陸部ブロックのタイヤ径方向外部側での釜抜け性をより一層改善できる。
なお、傾斜面141b(142b)のタイヤ径方向l0に対する傾斜角度は、端部サイプ151(156)の第1の傾斜部15pのタイヤ径方向l0に対する傾斜角度γ1と同一の値でなくともよい。傾斜面141b(142b)は、端部サイプ151(156)の第1の傾斜部15pのタイヤ径方向l0に対する傾斜方向a2に沿って延びる傾斜面として形成されればよい。この時、傾斜面141b(142b)のタイヤ径方向l0に対する傾斜角度は、端部サイプ151(156)の第1の傾斜部15pのタイヤ径方向l0に対する傾斜角度γ1に対して、±20度の範囲内の角度であると好適である。より好適には、±10度の範囲内の角度であり、さらに好適には、±5度の範囲内の角度であり、それよりも一層好適には、端部サイプ151(156)の第1の傾斜部15pのタイヤ径方向l0に対する傾斜角度γ1と同一の値の角度である。
次に、第3実施形態について、図7、図8と共に説明する。図7は、第3実施形態におけるサイプの配置例を示す図(陸部ブロックのタイヤ周方向に沿った断面を示す図)であり、図8は、第3実施形態における陸部ブロック壁面の傾斜面とサイプの傾斜方向とを示す図である。第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付す。ここでは、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
第3実施形態は、壁面141(142)における端部サイプ151(156)の第3の傾斜部(最深側サイプ部)15rと対向する部分を、最深側傾斜部である傾斜面141c(142c)としている。この傾斜面141c(142c)は、端部サイプ151(156)における第3の傾斜部15rのタイヤ径方向l0に対する傾斜方向a3に沿って延びる。そして、傾斜面141c(142c)は、タイヤ径方向l0に対する傾斜角度を、端部サイプ151(156)における第3の傾斜部15rのタイヤ径方向l0に対する傾斜角度γ2と同じとしている。よって、傾斜面141c(142c)のタイヤ径方向l0に対する傾斜角度は、端部サイプ151(156)における第3の傾斜部15rのタイヤ径方向l0に対する傾斜角度γ2の±20度の範囲内の角度である。本実施形態では、傾斜面141c(142c)のタイヤ径方向l0に対する傾斜角度は、端部サイプ151(156)における第3の傾斜部15rのタイヤ径方向l0に対する傾斜角度γ2と同一の値のものを図示した。
壁面141(142)における端部サイプ151(156)の第1の傾斜部15p、第2の傾斜部15qと対向する部分は、第1実施形態と同一の傾斜面141a(142a)である。
この第3実施形態は、端部サイプ151(156)の第3の傾斜部15rと傾斜面141c(142c)との間隔を、タイヤ径方向において変化させずに一定の値に保てる。よって、第3実施形態は、壁面141(142)と端部サイプ151(156)との間隔のタイヤ径方向における変化を、第1実施形態よりもさらに縮小できる。従って、第3実施形態は、第1実施形態よりも、陸部ブロック14の端部P、Qにかかる歪をより一層減少させることができ、釜抜け性、特に陸部ブロックのタイヤ径方向内部側での釜抜け性をより一層改善できる。
なお、傾斜面141c(142c)のタイヤ径方向l0に対する傾斜角度は、端部サイプ151(156)の第3の傾斜部15rのタイヤ径方向l0に対する傾斜角度γ2と同一の値でなくともよい。傾斜面141c(142c)は、端部サイプ151(156)の第3の傾斜部15rのタイヤ径方向l0に対する傾斜方向a3に沿って延びる傾斜面として形成されればよい。この時、傾斜面141c(142c)のタイヤ径方向l0に対する傾斜角度は、端部サイプ151(156)の第3の傾斜部15rのタイヤ径方向l0に対する傾斜角度γ2に対して、±20度の範囲内の角度であると好適である。より好適には、±10度の範囲内の角度であり、さらに好適には、±5度の範囲内の角度であり、それよりも一層好適には、第3の傾斜部15rのタイヤ径方向l0に対する傾斜角度γ2と同一の値の角度である。
次に、第4実施形態について、図9〜図11と共に説明する。図9は、第4実施形態におけるサイプの配置例を示す図(陸部ブロックのタイヤ周方向に沿った断面を示す図)、図10は、第4実施形態における陸部ブロック壁面の傾斜面とサイプの傾斜方向とを示す図、図11は、第4実施形態における陸部ブロックの斜視図である。第1〜第3実施形態と同一の部分には同一の符号を付す。ここでは、第1〜第3実施形態との相違点を中心に説明する。
第4実施形態は、壁面141(142)の端部サイプ151(156)と対向する部分に、タイヤ径方向l0に対する傾斜角度及び形状を端部サイプ151(156)と同一とする面を形成したものである。即ち、壁面141(142)の端部サイプ151(156)と対向する部分において、端部サイプ151(156)の壁面141(142)との対向面151e(156e)と、タイヤ径方向に対する傾斜角度及び形状が同一である面を有するものである。
第4実施形態は、壁面141(142)における端部サイプ151(156)の第1の傾斜部(最浅側サイプ部)15pと対向する部分を、第2実施形態と同様の傾斜角度γ1の傾斜面141b(142b)としている。壁面141(142)における端部サイプ151(156)の第3の傾斜部(最深側サイプ部)15rと対向する部分を、第3実施形態と同様の傾斜角度γ2の傾斜面141c(142c)としている。さらに、壁面141(142)における端部サイプ151(156)の第2の傾斜部15qと対向する部分を、傾斜面141d(142d)としている。この傾斜面141d(142d)は、タイヤ径方向l0に対する傾斜角度を、端部サイプ151(156)における第2の傾斜部15qのタイヤ径方向l0に対する傾斜角度γ3と同一の値としている。さらに、傾斜面141b(142b)の形状は、端部サイプ151(156)の第1の傾斜部15pの形状と同一であり、傾斜面141c(142c)の形状は、端部サイプ151(156)の第3の傾斜部15rの形状と同一であり、傾斜面141d(142d)の形状は、端部サイプ151(156)の第2の傾斜部15qの形状と同一である。
この第4実施形態は、端部サイプ151(156)の第1の傾斜部15pと傾斜面141b(142b)との間隔、端部サイプ151(156)の第2の傾斜部15qと傾斜面141d(142d)との間隔、端部サイプ151(156)の第3の傾斜部15rと傾斜面141c(142c)との間隔を、タイヤ径方向において変化させずに同一の一定の値に保てる。よって、第4実施形態は、壁面141(142)と端部サイプ151(156)との間隔のタイヤ径方向における変化を、第1〜第3実施形態よりもさらに縮小できる。従って、第4実施形態は、第1〜第3実施形態よりも、陸部ブロック14の端部P、Qにかかる歪をより一層減少させることができ、サイプ151〜156の最深側から最浅側までの全域にわたる釜抜け性をより一層改善できる。
ここで、第4実施形態のタイヤにおけるトレッドパターンの1セクタ分相当のモールド(金型)と、図14に示す従来のタイヤにおけるトレッドパターンの1セクタ分相当のモールドとを用いて、タイヤ原料ゴムを加硫した後、各モールドの引き抜け力を計測した。その結果、従来のトレッドパターン用のモールドの引き抜け力を100とすると、第4実施形態のトレッドパターン用のモールドの引き抜け力は88となり、第4実施形態においては、12%の釜抜け力低減効果が得られた。
なお、第1〜第4実施形態では、サイプ151〜156のサイプ中心線傾斜方向a1,b1を全て同じ側の向きにしたが、図9(b)に示すように、サイプ151〜156のサイプ中心線傾斜方向を、陸部ブロック14のタイヤ周方向の中心線31に対して対称となるようにしてもよい。この場合、サイプ151〜153の各サイプ中心線傾斜方向と、サイプ154〜156の各サイプ中心線傾斜方向とは、陸部ブロック14のタイヤ周方向の中心線31に対して対称である。また、壁面141の各傾斜面141b、141c、141dのタイヤ径方向l0に対する傾斜方向と、壁面142の各傾斜面142b、142c、142dのタイヤ径方向l0に対する傾斜方向とは、中心線31に対して対称となる。端部サイプ156と壁面142の各傾斜面142b、142c、142dとの関係は、第4実施形態と同様である。
陸部ブロック14の表面(踏面)におけるサイプ15の形状は、第4実施形態では、一例として、タイヤ幅方向に平行な直線状としたが、鋸歯状波状等の他の形状でもよい。陸部ブロック14の表面におけるサイプ15の形状を、タイヤ幅方向に平行な直線部とタイヤ幅方向に対して傾斜する斜面部とを有する台形波状とした第5実施形態における陸部ブロックの斜視図を図12に示す。この第5実施形態は、第4実施形態から、陸部ブロック14の表面におけるサイプ15の形状のみを変更したものである。第5実施形態も第4実施形態と同様の効果が得られる。
なお、第1〜第5実施形態では、陸部ブロックの両端部の壁面141、142にそれぞれ傾斜面を設けたが、壁面141、142のどちらか一方にのみ傾斜面を設けるようにしてもよい。
また、第1〜第5実施形態では、端部P(Q)側に1本のサイプを有する例で説明したが、端部P(Q)側に形成するサイプの本数を増やしてもよい。端部P(Q)側にサイプを複数本形成した場合、最も壁面141(142)側に位置するサイプを、壁面141(142)の傾斜面141a〜141d(142a〜142d)を形成する際の傾斜方向、傾斜角度の基となるサイプとすると釜抜け性の改善効果が大きい。端部P(Q)側の他のサイプを、壁面141の傾斜面141a〜141d(142a〜142d)を形成する際の傾斜方向、傾斜角度の基となるサイプとしても、従来のタイヤに比べ釜抜け性の改善効果が得られる。
第1〜第5実施形態では、サイプ15は陸部ブロック14の表面においてタイヤ幅方向に沿って延在するようにしたが、サイプ15は、陸部ブロック14の表面においてタイヤ周方向に沿って延在してもよい。この場合には、陸部ブロック14のタイヤ幅方向両端の壁面、もしくはどちらか一方の壁面に、第1〜第5実施形態と同様の傾斜面を設ければよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、これらの実施形態は本発明の理解を容易にするために記載された単なる例示に過ぎず、本発明は当該実施形態に限定されるものではない。本発明の技術的範囲は、上記実施形態で開示した具体的な技術事項に限らず、そこから容易に導きうる様々な変形、変更、代替技術なども含むものである。
11 トレッド
12 周方向溝
13 横溝(ラグ溝)
14 陸部ブロック
14k 陸部ブロックの表面(踏面)
15,151〜156 サイプ
15p 第1の傾斜部(最浅側サイプ部)
15q 第2の傾斜部
15r 第3の傾斜部(最深側サイプ部)
15s 第1の屈曲部
15t 第2の屈曲部
15u サイプ最浅部(最浅端)
15v サイプ最深部(最深端)
141,142 壁面
141a,142a 傾斜面
141b,142b 傾斜面(最浅側傾斜部)
141c,142c 傾斜面(最深側傾斜部)
151e,156e 対向面
a1,b1 サイプ中心線傾斜方向
a2,a3 傾斜方向
0 タイヤ径方向
1〜l6 サイプ中心線
P,Q 端部
α,β サイプ中心線傾斜角度

Claims (4)

  1. トレッドの表面に、タイヤ周方向に沿って形成された周方向溝と、前記周方向溝と交差する方向に形成されたラグ溝と、前記周方向溝と前記ラグ溝とにより区画された陸部ブロックと、前記陸部ブロックに形成されたサイプとを備えたタイヤであって、
    前記サイプの内、少なくとも前記陸部ブロックにおける前記サイプの踏面での延在方向とは異なる方向の端部側に位置するサイプは、タイヤ径方向において屈曲部を有すると共に、前記陸部ブロックの表面側の最浅端とタイヤ径方向内部側の最深端とを結んだサイプ中心線がタイヤ径方向に対して傾斜しており、
    前記端部側に位置する一のサイプにおける前記サイプ中心線のタイヤ径方向に対する傾斜方向をサイプ中心線傾斜方向とすると、
    前記陸部ブロックは、前記端部側において、前記端部側に位置する一のサイプをタイヤ径方向内部側に向かって形成するサイプ面と対向し、タイヤ径方向に対して傾斜して延びる傾斜面を備えた壁面を有し、
    前記端部側に位置する一のサイプにおける前記サイプ中心線のタイヤ径方向に対する傾斜角度をサイプ中心線傾斜角度とし、
    前記端部側に位置する一のサイプの最浅位置にある屈曲部と前記最浅端との間を最浅側サイプ部とし、
    前記端部側に位置する一のサイプの最深位置にある屈曲部と前記最深端との間を最深側サイプ部とすると、
    前記傾斜面は、前記最浅側サイプ部における前記サイプ面と対向する部分において、タイヤ径方向に対する傾斜角度が、前記最浅側サイプ部のタイヤ径方向に対する傾斜角度と同一角度である最浅側傾斜面と、
    前記傾斜面は、前記最深側サイプ部における前記サイプ面と対向する部分において、タイヤ径方向に対する傾斜角度が、前記サイプ中心線傾斜角度の±20度の範囲内の角度である最深側傾斜面とを有することを特徴とするタイヤ。
  2. 前記最深側傾斜面のタイヤ径方向に対する傾斜角度は、前記サイプ中心線傾斜角度と同一角度であることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
  3. トレッドの表面に、タイヤ周方向に沿って形成された周方向溝と、前記周方向溝と交差する方向に形成されたラグ溝と、前記周方向溝と前記ラグ溝とにより区画された陸部ブロックと、前記陸部ブロックに形成されたサイプとを備えたタイヤであって、
    前記サイプの内、少なくとも前記陸部ブロックにおける前記サイプの踏面での延在方向とは異なる方向の端部側に位置するサイプは、タイヤ径方向において屈曲部を有すると共に、前記陸部ブロックの表面側の最浅端とタイヤ径方向内部側の最深端とを結んだサイプ中心線がタイヤ径方向に対して傾斜しており、
    前記端部側に位置する一のサイプにおける前記サイプ中心線のタイヤ径方向に対する傾斜方向をサイプ中心線傾斜方向とすると、
    前記陸部ブロックは、前記端部側において、前記端部側に位置する一のサイプをタイヤ径方向内部側に向かって形成するサイプ面と対向し、タイヤ径方向に対して傾斜して延びる傾斜面を備えた壁面を有し、
    前記端部側に位置する一のサイプにおける前記サイプ中心線のタイヤ径方向に対する傾斜角度をサイプ中心線傾斜角度とし、
    前記端部側に位置する一のサイプの最浅位置にある屈曲部と前記最浅端との間を最浅側サイプ部とし、
    前記端部側に位置する一のサイプの最深位置にある屈曲部と前記最深端との間を最深側サイプ部とすると、
    前記傾斜面は、前記最浅側サイプ部における前記サイプ面と対向する部分において、タイヤ径方向に対する傾斜角度が、前記サイプ中心線傾斜角度の±20度の範囲内の角度である最浅側傾斜面と、
    前記傾斜面は、前記最深側サイプ部における前記サイプ面と対向する部分において、タイヤ径方向に対する傾斜角度が、前記最深側サイプ部のタイヤ径方向に対する傾斜角度と同一角度である最深側傾斜面とを有することを特徴とするタイヤ。
  4. 前記最浅側傾斜面のタイヤ径方向に対する傾斜角度は、前記サイプ中心線傾斜角度と同一角度であることを特徴とする請求項3に記載のタイヤ。
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