JP6719754B2 - Iii族窒化物系化合物半導体結晶板製造方法 - Google Patents

Iii族窒化物系化合物半導体結晶板製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6719754B2
JP6719754B2 JP2016165017A JP2016165017A JP6719754B2 JP 6719754 B2 JP6719754 B2 JP 6719754B2 JP 2016165017 A JP2016165017 A JP 2016165017A JP 2016165017 A JP2016165017 A JP 2016165017A JP 6719754 B2 JP6719754 B2 JP 6719754B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
etching
island
layer
compound semiconductor
iii nitride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016165017A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018030766A (ja
Inventor
只友 一行
一行 只友
成仁 岡田
成仁 岡田
良 井本
良 井本
豊 楠田
豊 楠田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NATIONAL UNIVERSITY CORPORATION YAMAGUCHI UNIVERSITY
Samco Inc
Original Assignee
NATIONAL UNIVERSITY CORPORATION YAMAGUCHI UNIVERSITY
Samco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NATIONAL UNIVERSITY CORPORATION YAMAGUCHI UNIVERSITY, Samco Inc filed Critical NATIONAL UNIVERSITY CORPORATION YAMAGUCHI UNIVERSITY
Priority to JP2016165017A priority Critical patent/JP6719754B2/ja
Publication of JP2018030766A publication Critical patent/JP2018030766A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6719754B2 publication Critical patent/JP6719754B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Description

本発明は、下地基板上にGaN等のIII族窒化物系化合物半導体から成る結晶を成長させ、該半導体結晶を前記下地基板から分離して独立の半導体結晶板を得る方法に関する。
GaN等のIII族窒化物系化合物半導体は、高効率の発光デバイスやパワーデバイスに必須である。しかし、該化合物半導体については未だシリコンのような溶融成長法が確立されておらず、一般的にはハイドライド気相成長法等により下地基板であるサファイア基板上に結晶を成長させ、その後、該結晶をサファイア基板から分離することにより作成されている。
しかし、下地基板であるサファイア結晶とGaN等のIII族窒化物系化合物半導体結晶は熱膨張率や格子定数が大きく異なるため、結晶成長工程が終了した後、降温時に結晶に応力が加わり、その内部に転位やクラックが発生することが多い。このため、高品位結晶の歩留まりが低いという問題がある。
この問題に対し、特許文献1や非特許文献1では、下地基板とGaN結晶の間にTiCなどの中間層を設けることで、GaN結晶と下地基板の結合を弱め、分離を促すという方法を提案している。この中間層は下地基板の全面に形成する必要があるが、基板面積が大きくなるにつれ中間層の状態にバラツキが生じ、結合力に差違が生じて十分な分離が行われにくいという問題がある。
特許文献2や非特許文献2では、サファイア下地基板上に成長させたGaN薄膜にTi等の薄膜中間層を蒸着により形成し、熱処理により該Ti薄膜中間層をTiNの網目構造に変化させるとともにGaN層に無数のボイドを形成して分離する、という方法(VAS法)を開示している。ボイドにおいてはGaN層と下地基板の結合力がゼロであるため、ボイドの割合を制御することができれば再現性の良い分離を行うことができるが、ボイドの割合を正確に制御することが難しい。また、TiN中間層とその上に成長したGaN厚膜結晶層との結合力が強いため、結合部からGaN厚膜結晶層にクラックが入ることがあり、分離後のGaN結晶板の歩留まりが低いという問題がある。
特開2010-222186号公報 特開2003-178984号公報 特開2004-051415号公報
Journal of Crystal Growth 350(2012) pp. 44-49 Jpn. J. Appl. Phys. Vol. 42(2003) pp. L1-L3
特許文献3では、下地基板上にシード層と呼ばれる層を形成し、該シード層をエッチングすることによりストライプ状やドット状の島部分を残留させて、該島部分上にIII族窒化物系化合物半導体結晶を成長させるという方法を提案している。これにより、成長したIII族窒化物系化合物半導体結晶は容易に下地基板から分離され、その内部に発生する転位やクラック等の発生密度が低減される。
この方法で分離を容易なものとするためには残留する島部分の割合(平面視した場合の面積比)を小さくしなければならないが、島部分の割合を小さくすると、その上に成長するIII族窒化物系化合物半導体結晶を高品質のものとするためには厚い結晶層を形成しなければならず、時間がかかるという問題がある。
本発明はこのような課題を解決するために成されたものであり、その目的とするところは、下地基板からの分離を容易なものとするとともに、高品質の目的結晶の成長を速やかに行うことができるIII族窒化物系化合物半導体結晶板製造方法を提供するものである。
上記課題を解決するために成された本発明に係るIII族窒化物系化合物半導体結晶板製造方法は、
a) 下地基板上に分離層を形成する分離層形成工程と、
b) 前記分離層に逆メサエッチングを施すことにより、前記下地基板上に複数の独立した島状部を残す逆メサエッチング工程と、
c) 前記複数の独立した島状部が存在する下地基板の全体に、目的とするIII族窒化物系化合物半導体の結晶を成長させる処理を施して、前記目的とするIII族窒化物系化合物半導体の結晶層を得る結晶成長工程と
を有することを特徴とする。
前記逆メサエッチングとは、エッチング面に垂直な断面において、エッチング後に残った島状部の側壁と下地基板表面の成す角が、エッチングされた側(外側)において鋭角となるようなエッチングを言う。これにより、島状部は下側(下地基板側)において面積が小さく、上側(トップ面)において面積が大きいものとなる。このような島状部が存在する下地基板の全体に、目的とするIII族窒化物系化合物半導体の結晶(目的半導体結晶)を成長させる処理を施すと、各島状部のトップ面から目的半導体結晶が成長する。上記の通り、各島状部は、トップ面が相対的に広い面となっており、このようなトップ面から目的半導体結晶が成長していくことによって、隣り合う島状部から成長した目的半導体結晶同士が比較的短時間で一体化する。したがって、速やかに一体的な結晶層を得ることができる。また、この構成によると、結晶層の厚みを比較的薄くしても高品質の結晶を得ることができる。したがって、比較的薄型の結晶板を得ることができるようになる。
そして、結晶成長工程後は、該目的半導体結晶板を該島状部の下側の方から容易に分離することができる。
本発明に係る方法が対象とするIII族窒化物系化合物半導体としては、GaN、AlN、InN、或いはそれらIII族元素の混合窒化物であるAlGaN、InGaN等を挙げることができる。下地基板としては、一般的にはサファイア基板を好適に用いることができるが、Si基板或いはSiC基板等であっても構わない。分離層としては、後の結晶成長工程において高品質の目的結晶を得るため、目的とするIII族窒化物系化合物半導体と同じ物質の層とするのが望ましい。
上記本発明の方法の分離層形成工程において、分離層の一部に、他の部分よりも脆弱な部分層を形成しておくことができる。脆弱な部分層としては、不純物元素をドーピングした層とすることができる。例えば、分離層としてGaNを採用した場合、その厚さ方向の一部においてSiをドーピングすることにより、その部分において脆弱な層とすることができる。この脆弱な部分層は、本発明の性質を考慮した場合、最下部(最も下地基板に近い部分)に形成することが望ましい。
また、上記本発明の方法の逆メサエッチング工程の後に(すなわち、下地基板上に複数の独立した島状部が存在する状態で)、複数の独立した島状部が存在する下地基板の全体に、成長阻害膜を形成する処理を施し、更に、垂直エッチングを施す、成長阻害膜形成工程を行うことが望ましい。
複数の独立した島状部が存在する下地基板の全体に、成長阻害膜を形成する処理が施されることによって、各島状部の全体(すなわち、側壁およびトップ面を含む島状部の全体)、および、下地基板における島状部が存在しない領域の全体に、成長阻害膜が形成される。そして、続いて垂直エッチングが施されることによって、当該形成された成長阻害膜のうち、島状部のトップ面、および、下地基板における島状部が存在しない領域に形成されている部分が、除去される。これによって、島状部のトップ面、および、下地基板における島状部が存在しない領域を露出させつつ、島状部の側壁を覆うような、成長阻害膜が形成される。この構成によると、結晶成長工程において、島状部の側壁に目的化合物半導体の結晶が堆積しないため、結晶成長工程後の目的化合物半導体結晶の分離を特に容易に行うことができるようになる。
本発明に係るIII族窒化物系化合物半導体結晶板製造方法では、下側(下地基板側)において面積が小さく、上側(トップ面)において面積が大きい島状部における、当該トップ面から、目的とするIII族窒化物系化合物半導体結晶板が成長するため、速やかに一体的な結晶層を得ることができるようになる。また、厚みが薄く、かつ、高品質の結晶板を得ることができるようになる。
そして、結晶成長工程後は、該目的半導体結晶板を該島状部の面積が小さい下側の方から容易に分離することができる。
第1実施形態に係る製造方法の流れを示す図。 第1実施形態に係る製造方法の各工程を説明するための模式図。 ドットパターンのマスクが形成されている場合に逆メサエッチングによって形成される複数の島状部を模式的に示す図。 ストライプパターンのマスクが形成されている場合に逆メサエッチングによって形成される複数の島状部を模式的に示す図。 エッチング装置の要部構成を示す図。 逆メサエッチングが進行する各段階の状態を模式的に示す図。 ストライプパターンのマスクが形成された処理対象物をエッチングしたときの各段階の処理対象物を側方から見たSEM像を示す図。 ドットパターンのマスクが形成された処理対象物、および、当該処理対象物をエッチングした後の処理対象物の各SEM像を示す図。 第2実施形態に係る分離層形成工程を説明するための図。 第3実施形態に係る成長阻害膜形成工程を説明するための図。 成長阻害膜が形成された島状部から結晶が成長する様子を示す模式図。 成長阻害膜が形成された島状部から結晶が成長している途中のSEM像を示す図。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<1.第1実施形態>
第1実施形態に係る製造方法(III族窒化物系化合物半導体結晶板の製造方法)について、図1、図2を参照しながら説明する。図1は、当該製造方法の流れを示す図である。図2は、当該製造方法の各工程を説明するための模式図である。以下の説明においては、製造の目的となるIII族窒化物系化合物半導体はGaN(窒化ガリウム)であるとする。
<1−1.処理の流れ>
ステップS1:下地基板1を準備する。下地基板1は、具体的には例えば、サファイア基板である。もっとも、下地基板1はサファイア基板に限られるものではなく、例えば、Si基板、SiC基板、等であってもよい。
ステップS2:次に、下地基板1上に分離層2を形成する(分離層形成工程)。ここでは、分離層2は、目的とするIII族窒化物系化合物半導体と同じ物質(すなわち、ここではGaN)の層であるとする。分離層2の形成は、具体的には例えば、GaNの結晶を、例えばMOVPE法(有機金属気相成長法)で下地基板1上に成長させることによって行うことができる。
ステップS3:次に、分離層2に逆メサエッチングを施すことによって、複数の独立した島状部21を形成する(逆メサエッチング工程)。逆メサエッチング工程について、図1、図2に加え、図3、図4を参照しながら具体的に説明する。図3には、ドットパターンのマスク3が形成されている場合に逆メサエッチングによって形成される複数の島状部21が模式的に示されている。図4には、ストライプパターンのマスク3が形成されている場合に逆メサエッチングによって形成される複数の島状部21が模式的に示されている。
ステップS31:まず、分離層2の上面に所定パターンのマスク3を形成する。マスク3のパターンは、例えば、正三角格子の各格子点上に円が配列されたパターン(ドットパターン)とすることができる。もっとも、マスク3のパターンはドットパターンに限られるものではなく、例えば、線状の領域が間隔をあけて配列されたパターン(ストライプパターン)であってもよい。
マスク3の形成材料としては、エッチング耐性が大きいSiNxが好ましい。マスク3の形成は、具体的には例えば、PECVD法(プラズマ化学気相堆積法)で分離層2上にSiNxを成膜することによって行うことができる。
ステップS32:次に、分離層2におけるマスク3で被覆されていない部分を逆メサエッチングする。ここで「逆メサエッチング」とは、立ち上がり角度θが鋭角となるような島状部21が形成されるようなエッチングをいう。ただし、「立ち上がり角度θ」とは、エッチング面に垂直な断面において、エッチング後に残った島状部21の側壁210と下地基板1の表面の成す角であってエッチングされた側(外側)における角の角度を指す。
したがって、マスク3で被覆されていない部分が逆メサエッチングされることによって形成される各島状部21は、トップ面(上端面)211がマスク3で被覆されている部分30と重なり、ボトム面(下地基板1側の下端面)212がトップ面211よりも面積が小さい形状となる。すなわち、各島状部21は、マスク3がドットパターンの場合は逆円錐台形状となり、マスク3がストライプパターンの場合は逆四角錐台形状となる。
ステップS33:次に、各島状部21のトップ面211に残っているマスク3を除去する。これによって、下地基板1上に、複数の独立した島状部21が形成された状態となる。以下において、複数の独立した島状部21から成る層(すなわち、逆メサエッチング後の分離層2)を「逆メサ層200」とも呼ぶ。
ステップS4:逆メサエッチング工程(ステップS3)が終了すると、続いて、逆メサ層200が形成されている下地基板1(すなわち、複数の独立した島状部21が存在する下地基板1)の全体に、GaNの結晶を成長させる処理を施して、GaNの結晶の層(以下、「GaN結晶層」と呼ぶ)4を得る(結晶成長工程)。
GaNの結晶を成長させる処理は、具体的には例えば、MOVPE法で行うことができる。島状部21が存在する下地基板1の全体に、MOVPE法でGaNの結晶を成長させる処理を施すと、各島状部21のトップ面211からGaNの結晶が成長する。このトップ面211は、GaNの結晶面{0001}(すなわち、c面)に相当している。つまりここでは、結晶面{0001}からGaNの結晶が成長していく。成長が進むと、隣り合う島状部21の各トップ面211から成長した結晶同士が一体化し、平板状のGaN結晶層4が形成される。
上述した通り、各島状部21は、トップ面211の面積がボトム面212の面積よりも大きく、この結晶成長工程においては、相対的に面積が大きいトップ面211からGaNの結晶が成長していくことになる。したがって、隣り合う島状部21から成長したGaN結晶同士が比較的短時間で一体化する(すなわち、上記の一体化が速やかに進む)。これによって、速やかに一体的なGaN結晶層4を得ることができる。また、相対的に面積が大きいトップ面211からGaNの結晶を成長させることによって、GaN結晶層4を比較的薄いものとしても(具体的には例えば、当該厚みdが100μm〜1mm程度であっても)、転移やクラック等の発生密度が小さい高品質のGaN結晶層4を得ることができる。
ステップS5:次に、逆メサ層200(すなわち、上側にGaN結晶層4が形成されている逆メサ層200)と下地基板1を分離する(分離工程)。
この分離は、例えば、熱応力を利用して行うことができる。すなわち、ステップS4の結晶成長工程は1000℃程度の高温条件の下で行われるところ、所望の厚みのGaN結晶層4が得られたら、しばらく放置して自然冷却する(このとき、冷却プレート等を用いて冷却を促進してもよい)。この冷却過程において、降温の熱応力によって、各島状部21のボトム面212と下地基板1が自然に分離する、すなわち、逆メサ層200が下地基板1から自然に分離する(自発分離)。これによって、GaN結晶板400が得られる。
上述したとおり、各島状部21はボトム面212の面積が相対的に小さいため、ボトム面212と下地基板1の分離が容易に進行し、その際にクラック等も生じにくい。
逆メサ層200と下地基板1の分離は、下地基板1の上面の全体における逆メサ層200が接触している面積の割合(すなわち、下地基板1の上面の面積と逆メサ層200の下面の面積(すなわち、ボトム面212の面積に島状部21の個数を乗じた値)との比であり、以下「接触面積割合Kと呼ぶ)が小さいほど、容易になる。
マスク3がドットパターンである場合(図3参照)、この接触面積割合Kは、具体的には次の式によって規定される。
K=π(r−h×tanθ)/(L/2)
ただし、上記の式において、「r」は島状部21のトップ面211の半径であり、「L」は隣り合う島状部21の中心間の離間距離であり、「h」は島状部21の高さである。また、上記の式において、「θ」は、上述した立ち上がり角度θである。後述するように、島状部21の側壁210として、安定した傾斜面83が現れている場合は、この立ち上がり角度θは約75°となる。
分離を十分に容易なものとするためには、接触面積割合Kが、10%以下(好ましくは、5%程度)であることが好ましく、このような接触面積割合Kを与える「r」「L」および「h」が実現されるように、処理条件を規定することが好ましい。
具体的には例えば、「r」および「L」は、マスク3のパターン寸法によって調整することができる。すなわち、マスク3のパターンが、正三角格子の各格子点上に円30が配列されたドットパターンである場合、「r」は、当該円30の半径とほぼ一致し、「L」は、隣り合う円30の中心間の離間距離(すなわち、正三角格子の格子点間隔)とほぼ一致する。したがって、マスク3のパターン寸法を調整することによって、「r」および「L」の各値を任意のものとすることができる。また例えば、「h」は、分離層2の厚みによって調整することができる。すなわち、「h」は、分離層2の厚みとほぼ一致するので、分離層2の厚みを調整することによって、「h」の値を任意のものとすることができる。
具体的には例えば、発明者達は、ドットパターンのマスク3において、円30の半径を2μm、正三角格子の格子点間隔を6μm、分離層2の厚みを4μmとして、後述する処理条件でエッチング(逆メサエッチング)を行って立ち上がり角度θが約75°の島状部21を形成することにより、約5%の接触面積割合Kが実現されることを確認した。
<1−2.逆メサエッチングの処理態様>
逆メサエッチング工程(ステップS3)は、例えば、誘導結合型プラズマ(Inductively Coupled Plasma:ICP)を用いた反応性イオンエッチングを行う装置(所謂、誘導結合型反応性イオンエッチング装置(ICP-RIE))(以下、単に「エッチング装置」と呼ぶ)100を用いて行うことができる。図5には、エッチング装置100の要部構成が示されている。
エッチング装置100は、エッチング(ドライエッチング)を行う反応室101を有する。
反応室101の底部には、処理対象物9(ここでは、上面に分離層2(すなわち、上面にマスク3が形成された分離層2)が形成された下地基板1)を載置する平板状の下部電極(カソード)102が備えられている。下部電極102はブロッキングコンデンサ103、および、第1整合器104を介して、第1高周波電源105に接続されている。また、下部電極102には、ヘリウムガスを流通させる冷却ガス流路(図示省略)が設けられている。
反応室101の側壁には、エッチングガス等を導入するガス導入口106、および、反応室101内を、真空ポンプ(図示省略)を用いて排気するためのガス排気口107が設けられている。
反応室101の上部には、誘電体窓108を介して、渦巻状のコイル109が備えられている。コイル109の片端は、第2整合器110を介して第2高周波電源111に接続されている。
このような構成を有するエッチング装置100においてエッチングを行うにあたっては、まず、処理対象物9を、反応室101に搬入して下部電極102上に載置する。
そして、反応室101を密閉空間とした上で、エッチングガス(ここでは例えば、ArとCl2の混合ガス)を、ガス導入口106から導入しつつ、第2高周波電源111から渦巻状のコイル109に高周波電力を供給する。これによって、反応室101内にプラズマが発生し、エッチングガスからラジカル、イオン、電子などが生成される。また、この状態で、第1高周波電源105から下部電極102に高周波電力を供給する。これによって、プラズマ中の電子が、高周波により形成される電場の変動に追従して、下部電極102に飛び込む。下部電極102にはブロッキングコンデンサ103が接続されているため、電子が飛び込むと下部電極102に負のバイアス電圧(自己バイアス)が印加され、下部電極102上の処理対象物9に向かってイオンが加速される。これによって処理対象物9(具体的には、分離層2におけるマスク3で覆われていない部分)のエッチングが進行する。
このとき、渦巻状のコイル109に供給する高周波電力が大きくなるほど、反応室101内におけるプラズマ密度が大きくなる。また、下部電極102に印加する高周波電力が大きくなるほど、処理対象物9に向けてイオンを加速する力(すなわち、イオンを処理対象物9に引き込む力)が大きくなる。また、反応室101の圧力、Arの供給流量、および、Cl2の供給流量のそれぞれが大きくなるほど、反応室101内における粒子密度が大きくなる。ひいては、粒子の平均自由工程が小さくなり、プラズマ密度が大きくなる。
処理対象物9に対して逆メサエッチングを進行させるためには、渦巻状のコイル109に供給する高周波電力、反応室101の圧力、Arの供給流量、および、Cl2の供給流量の各パラメータ値を調整することによって、反応室101内に形成されるプラズマの密度を十分大きくすればよい。すなわち、当該プラズマの密度が十分大きくなると、Clラジカルの生成量が増加するとともに反応室101内におけるラジカルやイオン等の平均自由工程が小さくなる。こうなると、エッチングレートが高まり、さらに、横方向のエッチングが促進されて逆メサエッチングが進行するのである。
一例として、渦巻状のコイル109に供給する高周波電力を800Wとし、下部電極102に印加する高周波電力を100Wとし、反応室101の圧力を7.0Paとし、Arの供給流量を100sccmとし、Cl2の供給流量を100sccmとすれば、処理対象物9に対して逆メサエッチングを進行させることができる。
逆メサエッチングが進行する各段階の様子について、図6、図7を参照しながら説明する。図6は、逆メサエッチングが進行する各段階の様子を模式的に示す図である。図7は、ストライプパターンのマスク3(具体的には、幅が3μmでありGaNの結晶のa軸に沿って延在するように配置された線状領域30が、m軸に沿って離間間隔3μmで複数個配列されたストライプパターンのマスク3)が形成された処理対象物9に対して、上記の処理条件でエッチングを行って逆メサエッチングを進行させたときの各段階の処理対象物9を側方から見たSEM像である。
エッチングを開始してから4分後(図6の上段、図7(a)):この段階では、分離層2におけるマスク3で被覆されていない部分に、鉛直方向に延在する縦壁81を有する縦穴が形成された。すなわち、この段階では、化学エッチング(具体的には、Clラジカルと、分離層2に含まれるGa原子の化学反応によるエッチング)、および、物理エッチング(具体的には、Arイオン(Ar)の衝突によるエッチング)の両方によって、縦方向のエッチングが進行し、分離層2におけるマスク3で被覆されていない部分が縦方向に掘り進められて、縦壁81を有する縦穴が形成されたと考えられる。
エッチングを開始してから8〜10分後(図6の中段、図7(b)):この段階では、縦壁81が、凹状に窪んだ弧状壁82となった。すなわち、この段階では、主として、等方性のある化学エッチングによって、横方向のエッチングが進行し、縦壁81が弧状壁82となっていったと考えられる。
エッチングを開始してから20分後(図6の下段、図7(c)):この段階では、弧状壁82が、立ち上がり角度θが約75°の傾斜面83となった。このような傾斜面83が現れると、それ以降は、横方向のエッチングはほとんど進行しなかった(具体的には、島状部21のトップ面211と側壁210とが成す角度が、エッチングを開始してから20分後(図7(c))は77°であり、エッチングを開始してから24分後(図7(d))は74°であった)。そこで、このような安定した傾斜面83が十分に現れた状態(具体的には、エッチングを開始してから24分後)で、エッチングを終了した。これによって、傾斜面83を側壁210とする島状部21(すなわち、立ち上がり角度θが約75°の島状部21)を得ることができた。
ここで現れた傾斜面83は、GaN結晶における安定なファセット面である結晶面{20−2−1}に相当すると考えられる。この結晶面{20−2−1}においては、1個のGa原子および1個のN原子のダングリングボンド数が1であり、Ga原子が飛び出しにくい配列構造となっている。したがって、このような安定した傾斜面83が現れたために、それ以降はClラジカルとGaの化学反応が生じにくくなった(すなわち、化学エッチングが進行しにくくなった)と考えられる。
なお、エッチングを開始してから20分以降の段階では、下地基板1の表面に凹部が形成されることも確認されたが、これは、下地基板1が物理エッチングされたためと考えられる。
上記の説明では、ストライプパターンのマスク3が形成されている処理対象物9の場合について説明したが、ドットパターンのマスク3が形成されている処理対象物9に対して、上記と同じ処理条件でエッチングを行って逆メサエッチングを進行させた場合においても、上記と同様、立ち上がり角度θが約75°の島状部21を得ることができた。
図8には、ドットパターンのマスク3が形成された処理対象物9に対して、上記の処理条件で24分間エッチングを行って逆メサエッチングを進行させることによって得られた島状部21のSEM像が示されている。ただし、図8(a)、図8(b)に示されるのは、エッチング前の処理対象物9を上方および側方から見た各SEM像である。エッチング前において、マスク3における円30の半径は1.63μmであり、隣り合う円30の中心間の離間距離は5.81μmであった。また、分離層2の厚みは3.52μmであり、マスク3の厚みは1.41μmであった。
図8(c)、図8(d)には、エッチング後の処理対象物9を上方および斜め上方向から見た各SEM像が示されている。また、図8(e)には、1個の島状部21を拡大して見たSEM像が示されている。これらの各図からわかるように、上記の処理条件でエッチングを行うことによって、無数の独立した逆円錐台形状の島状部21が形成された。この島状部21の立ち上がり角度θは約75°(具体的には、図8(e)の紙面左側の側壁210の立ち上がり角度θは75.1°、紙面右側の側壁210の立ち上がり角度θは76.2°)であった。この立ち上がり角度θからみて、この側壁210は、GaN結晶における結晶面{20−2−1}に相当すると考えられる。また、各島状部21のトップ面211の半径rは1.28μmであり、隣り合う島状部21の中心間の離間距離Lは5.75μmであった。また、マスク3の残膜の厚みは0.150μmであった。
<2.第2実施形態>
第2実施形態においては、分離層形成工程(ステップS2)において、分離層の一部に、他の部分よりも脆弱な部分層を形成する。
この実施形態に係る分離層形成工程について具体的に説明する。
この実施形態においても、第1実施形態と同様、分離層形成工程(ステップS2)は、下地基板1上に、MOVPE法でGaNの結晶を成長させることによって行う。ただしこの実施形態では、MOVPE成長が開始されてからしばらくの間、不純物元素(例えば、Si)のドーピングを行う。そして、GaNの結晶の膜厚がある厚み(好ましくは、3〜5μm程度)になると、当該ドーピングを停止した上でさらに処理を続けて、GaNの結晶をさらに成長させる。そして、GaNの結晶の膜厚が所期の厚みになった時点で、MOVPE成長を停止する。
これによって、厚さ方向の一部においてSiがドーピングされた分離層2aが得られる。すなわち、図9の上段に示されるように、不純物元素がドーピングされた層(第1部分層)201と、不純物がドーピングされない部分層(第2部分層)202とが、下側(下地基板1側)からこの順で積層された二層構造の分離層2aが得られる。不純物がドーピングされた第1部分層201は、不純物がドーピングされない第2部分層202に比べて脆い。つまり、分離層2aは、その一部に、相対的に脆弱な部分層を有するものとなる。
この分離層2aに、上述した逆メサエッチング工程(ステップS3)を施すことによって得られる各島状部21aは、図9の下段に示されるように、下地基板1に固定された根元部分が、相対的に脆弱な部分層である第1部分層201により構成されるものとなる。このため、上述した分離工程(ステップS5)で熱応力が生じた場合に、第1部分層201が容易に崩壊し、各島状部21aが下地基板1から容易に分離する。
なお、上記の例では分離層2aを二層構造としたが、分離層2aは3層以上の構造としてもよい。例えば、上記の第1部分層201を、不純物元素のドーピング量が比較的多い部分層と、当該ドーピング量が比較的少ない部分層とから構成してもよい。この場合、ドーピング量が比較的多い部分層を下地基板1側に配置することが好ましい。
また、相対的に脆弱な部分層を形成する場合、上記の例のように当該部分層を最下層に配置することが好ましいが、場合によっては、当該部分層を最下層以外の位置に配置してもよい。
<3.第3実施形態>
第3実施形態においては、逆メサエッチング工程(ステップS3)の後であって、ステップS4(結晶成長工程)の前に、成長阻害膜形成工程を行う。
成長阻害膜形成工程について、図10を参照しながら具体的に説明する。図10は、成長阻害膜形成工程(ステップS10)を説明するための図である。
ステップS101:まず、複数の独立した島状部21が存在する下地基板1の全体に、成長阻害膜(具体的には例えば、SiO2膜)5を形成する処理を施す。当該処理は、具体的には例えば、PECVD法でSiO2を成膜することによって行うことができる。これによって、各島状部21の全体(すなわち、側壁210およびトップ面211を含む島状部21の全体)、および、下地基板1における島状部21が存在しない領域(隙間領域101)の全体に、成長阻害膜5が形成される。
ステップS102:続いて、垂直エッチング(垂直方向のエッチング)を施す。この垂直エッチングは、具体的には例えば、上述したエッチング装置100を用いた反応性イオンエッチングにより行うことができる。これによって、各島状部21の全体、および、下地基板1の隙間領域101に形成された成長阻害膜5のうち、島状部21のトップ面211、および、下地基板1の隙間領域101に形成されている部分(より正確には、隙間領域101のうち、各島状部21の正射影領域を除く領域に形成されている部分)が、除去される。これによって、島状部21のトップ面211、および、下地基板1の隙間領域101を露出させつつ、島状部21の側壁210を覆うような、成長阻害膜5が、形成される。
成長阻害膜形成工程(ステップS10)が完了すると、続いて、結晶成長工程(ステップS4)が行われる。図11には、成長阻害膜5が形成された島状部21からGaNの結晶が成長する様子が模式的に示されている。また、図12には、成長阻害膜5が形成された島状部21からGaNの結晶が成長している途中のSEM像が示されている。
これらの各図に示されるように、ここでは、GaNの結晶を例えばMOVPE法で成長させる処理を施したときに、成長阻害膜5が形成されている部分(すなわち、各島状部21の側壁210)からはGaNの結晶が成長せず、成長阻害膜5が形成されていないトップ面211からのみ、GaNの結晶が成長する。
側壁210を覆う成長阻害膜5が形成されていないとすると、結晶成長工程における処理条件によっては、トップ面211からだけでなく、側壁210からもGaNの結晶が成長する(つまり、島状部21が太る)場合がある。島状部21が太ると、上述した接触面積割合Kが大きくなり、また、島状部21のボトム面212と下地基板1との間に存在していたボイドも消えてしまう。したがって、島状部21と下地基板1が分離しにくくなる。ここでは、側壁210を覆う成長阻害膜5が形成されることによって、このような事態の発生が回避される。したがって、島状部21と下地基板1が分離しにくくなることがなく、当該分離を特に容易に行うことができる。
<4.その他の実施形態>
上記の実施形態において、マスク3で覆われる部分(ドットパターンの場合は円、ストライプパターンの場合は線状領域)30の周縁の一部分は、図3、図4に示されるように、下地基板1の端縁に接するように配置されることが好ましい。この構成によると、端縁に接するように配置された円(あるいは、線状領域)30と重なる位置に形成される島状部21のボトム面212と下地基板1との間に比較的多数のボイドが形成され、当該島状部21と下地基板1が分離しやすくなるからである。
上記の各実施形態においては、目的となるIII族窒化物系化合物半導体はGaNであるとしたが、目的となるIII族窒化物系化合物半導体は、AlN、InN、或いはそれらIII族元素の混合窒化物(例えば、AlGaN、InGaN、等)であってもよい。
上記の各実施形態においては、分離層2は、目的とするIII族窒化物系化合物半導体と同じ物質の層であるとしたが、分離層2は当該物質と異なる物質の層であってもよい。
1…下地基板
2,2a…分離層
201…第1部分層
202…第2部分層
21,21a…島状部
210…側壁
211…トップ面
212…ボトム面
θ…立ち上がり角度
200…逆メサ層
3…マスク
30…マスクで被覆されている部分
4…GaN結晶層
400…GaN結晶板
5…成長阻害膜
81…縦壁
82…弧状壁
83…傾斜面
9…処理対象物
100…エッチング装置
101…反応室
102…下部電極
103…ブロッキングコンデンサ
104…第1整合器
105…第1高周波電源
106…ガス導入口
107…ガス排気口
108…誘電体窓
109…コイル
110…第2整合器
111…第2高周波電源

Claims (3)

  1. a) 下地基板上に分離層を形成する分離層形成工程と、
    b) 前記分離層に逆メサエッチングを施すことにより、前記下地基板上に複数の独立した島状部を残す逆メサエッチング工程と、
    c) 前記複数の独立した島状部が存在する下地基板の全体に、目的とするIII族窒化物系化合物半導体の結晶を成長させる処理を施して、前記目的とするIII族窒化物系化合物半導体の結晶層を得る結晶成長工程と、
    を有し、
    前記逆メサエッチング工程の後に、前記複数の独立した島状部が存在する下地基板の全体に、成長阻害膜を形成する処理を施し、更に、垂直エッチングを施す、成長阻害膜形成工程、
    をさらに有することを特徴とする、III族窒化物系化合物半導体結晶板製造方法。
  2. 請求項1に記載のIII族窒化物系化合物半導体結晶板製造方法であって、
    前記目的とするIII族窒化物系化合物半導体が、GaNである、
    III族窒化物系化合物半導体結晶板製造方法。
  3. 請求項1または2に記載のIII族窒化物系化合物半導体結晶板製造方法であって、
    前記分離層形成工程において、前記分離層の一部に、他の部分よりも脆弱な部分層を形成する、
    III族窒化物系化合物半導体結晶板製造方法。
JP2016165017A 2016-08-25 2016-08-25 Iii族窒化物系化合物半導体結晶板製造方法 Active JP6719754B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016165017A JP6719754B2 (ja) 2016-08-25 2016-08-25 Iii族窒化物系化合物半導体結晶板製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016165017A JP6719754B2 (ja) 2016-08-25 2016-08-25 Iii族窒化物系化合物半導体結晶板製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018030766A JP2018030766A (ja) 2018-03-01
JP6719754B2 true JP6719754B2 (ja) 2020-07-08

Family

ID=61304711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016165017A Active JP6719754B2 (ja) 2016-08-25 2016-08-25 Iii族窒化物系化合物半導体結晶板製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6719754B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024048005A1 (ja) * 2022-09-01 2024-03-07 株式会社ジャパンディスプレイ 積層構造体及びその製造方法、ならびに半導体デバイス

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001122693A (ja) * 1999-10-22 2001-05-08 Nec Corp 結晶成長用下地基板およびこれを用いた基板の製造方法
JP3518455B2 (ja) * 1999-12-15 2004-04-12 日亜化学工業株式会社 窒化物半導体基板の作製方法
JP2009167066A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Sumitomo Electric Ind Ltd 窒化ガリウムの結晶成長方法および窒化ガリウム基板の製造方法
JP5542036B2 (ja) * 2010-12-03 2014-07-09 日本碍子株式会社 Iii族窒化物単結晶の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018030766A (ja) 2018-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9406507B2 (en) Utilization of angled trench for effective aspect ratio trapping of defects in strain relaxed heteroepitaxy of semiconductor films
US7727332B2 (en) Process for selective masking of III-N layers and for the preparation of free-standing III-N layers or of devices, and products obtained thereby
US6621148B2 (en) Methods of fabricating gallium nitride semiconductor layers on substrates including non-gallium nitride posts, and gallium nitride semiconductor structures fabricated thereby
US9356191B2 (en) Epitaxial layer wafer having void for separating growth substrate therefrom and semiconductor device fabricated using the same
US9711352B2 (en) Large-area, laterally-grown epitaxial semiconductor layers
CN101752487A (zh) 半导体器件制造方法
US20120187445A1 (en) Template, method for manufacturing the template, and method for manufacturing vertical type nitride-based semiconductor light emitting device using the template
JP2012039115A (ja) 半導体基板上での逆相境界の無いiii−v化合物半導体材料およびその製造方法
KR102071034B1 (ko) 질화물 기판 제조 방법
TW201540861A (zh) 成長iii族氮化物半導體的方法以及在基板上形成氮化物晶體的方法
JP3546023B2 (ja) 結晶成長用基板の製造方法、およびGaN系結晶の製造方法
JP2002321999A (ja) 半導体基板の製造方法
KR20020086511A (ko) 비갈륨 나이트라이드 포스트를 포함하는 기판 상에 갈륨나이트라이드 반도체층을 제조하는 방법 및 이에 따라제조된 갈륨 나이트라이드 반도체 구조물
JP6719754B2 (ja) Iii族窒化物系化合物半導体結晶板製造方法
JP2016195241A (ja) 窒化物半導体基板
US20070298592A1 (en) Method for manufacturing single crystalline gallium nitride material substrate
JP2009224758A (ja) 複合半導体基板とその製造方法
KR20100108351A (ko) Iii족 질화물 구조체 및 iii족 질화물 구조체의 제조방법
US11011377B2 (en) Method for fabricating a semiconductor device
JP5174052B2 (ja) 低欠陥密度を有するエピタキシャル構造の製造方法
TWI750847B (zh) 半導體晶圓及其製造方法
WO2021085556A1 (ja) 半導体素子および半導体素子の製造方法
JP6556664B2 (ja) 窒化物半導体基板
JP7378239B2 (ja) 積層体、窒化物半導体層の製造方法
KR101173985B1 (ko) 기판 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20160916

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160916

A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20160916

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6719754

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250