JP6719301B2 - 横置型給湯器 - Google Patents

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Description

本発明は、バーナーを収納した燃焼容器と、熱交換器と、排気口が設けられた排気カバーとが水平方向に接続された状態でハウジング内に収納された横置型給湯器に関する。
バーナーで燃料ガスを燃焼させて高温の燃焼排気を生成し、この燃焼排気と水とを熱交換器で熱交換させることによって湯を生成する給湯器は広く使用されている。この給湯器は、一般に、バーナーを収納する燃焼容器の上方に熱交換器が配置され、その熱交換器の上方に排気口が形成されることが通常であり、バーナーで発生した燃焼排気は上方に向かって流れることによって、排気口から排出される。
また、設置スペースなどの要請で、バーナーごと燃焼容器を横倒しにして、燃焼容器の側方に熱交換器を配置し、その熱交換器の側方に排気口を設けて、燃焼排気が水平方向に流れるようにした給湯器(以下、横置型給湯器)も提案されている(特許文献1)。尚、横置型給湯器に対して、燃焼容器の上方に熱交換器が配置されて、燃焼排気が上方(場合によっては下方)に流れる給湯器を、縦置型給湯器と称することにする。
特開2003−185126号公報
しかし、横置型給湯器は、縦置型給湯器に比べて設置の自由度が低いという問題があった。すなわち、縦置型給湯器は燃焼排気が上方に向けて排出されるので、例えば燃焼排気を屋外に排出するための排出孔が、給湯器に対して右側の壁面に設けられている場合でも、あるいは左側の壁面に設けられている場合でも、排気通路の配管によって容易に対応することができる。これに対して横置型給湯器は、側面から燃焼排気が排出されるので、燃焼排気を屋外に排出するための排出孔が、燃焼排気が排出される側とは反対側の壁面に設けられている場合には、排気通路の配管が大がかりになってしまう。このため、配管のスペースが確保できずに給湯器を設置できなくなるか、若しくは給湯器の設置が困難になるという問題があった。
この発明は、従来の技術が有する上述した課題に対応してなされたものであり、設置自由度の高い横置型給湯器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の給湯器は次の構成を採用した。すなわち、
燃料ガスを燃焼させるバーナーが収納された燃焼容器と、該燃焼容器に接続されて前記バーナーで生成された燃焼排気が通過することによって湯を生成する熱交換器と、該熱交換器を通過した前記燃焼排気が流出する排気口が設けられた排気カバーとを備え、前記燃焼容器と前記熱交換器と前記排気カバーとが水平方向に接続された状態でハウジング内に収納された横置型給湯器において、
前記ハウジングは、底面と天面とを有する形状であり、
前記ハウジングの底面および天面のそれぞれには、該底面あるいは該天面を下に向けて前記横置型給湯器を設置した時に、該横置型給湯器を支える複数の脚部が突設されており、
前記複数の脚部の高さは、前記底面あるいは前記天面を下に向けて前記横置型給湯器を設置した時に、前記熱交換器内で生じた前記燃焼排気内の結露水が前記排気カバーに向かって流れるように前記横置型給湯器を傾けた状態で支える高さに設定されている
ことを特徴とする。
かかる本発明の横置型給湯器においては、底面と天面とを有する形状のハウジング内に、燃焼容器と熱交換器と排気カバーとが水平方向に接続された状態で収納されており、底面および天面のそれぞれには、横置型給湯器を支える複数の脚部が突設されている。そして、それら複数の脚部の高さは、底面あるいは天面を下に向けて横置型給湯器を設置すると、燃焼容器よりも熱交換器の方が低く、熱交換器よりも排気カバーの方が低くなって、熱交換器内で生じた燃焼排気内の結露水が排気カバーに向かって流れるように横置型給湯器を傾けた状態で支える高さに設定されている。
こうすれば、底面および天面の何れにも脚部が設けられているので、底面を下に向けた態様だけでなく、天面を下に向けた態様でも横置型給湯器を設置することができる。加えて、底面を下に向けた態様あるいは天面を下に向けた態様の何れで横置型給湯器を設置した場合でも、熱交換器内で生じた燃焼排気内の結露水が排気カバーに向かって流れるように横置型給湯器が傾いた状態で設置される。このため、熱交換器内に結露水が留まって熱交換器が損傷を受ける虞も無い。その結果、底面あるいは天面の何れを下にするかを気にする必要もなくなるので、横置型給湯器の設置の自由度を向上させることが可能となる。
また、上述した本発明の横置型給湯器においては、ハウジングの形状を、底面および天面に加えて、少なくとも一組の互いに向き合う側面を有する箱形形状としてもよい。そして、一組の側面の一方には、ハウジング外に排出される燃焼排気が通過する排気通過口を開口させ、一組の側面の他方には、燃料ガスが通過する燃料ガス通過口と、熱交換器に供給される水が通過する水通過口と、熱交換器で生成された湯が通過する湯通過口とを開口させても良い。
ハウジング内には、燃焼容器と熱交換器と排気カバーとが水平方向に接続された状態で収納されているので、向き合う一組の側面の一方には排気通過口を開口させ、他方の側面には燃料ガス通過口と、水通過口と、湯通過口とを開口させれば、横置型給湯器の内部での排気や燃料ガスや水や湯の配管が容易になる。また、底面あるいは天面の何れを下に向けた態様でも横置型給湯器を設置することができるので、横置型給湯器の設置場所の状況に合わせて、底面あるいは天面の何れかを下に向けて設置することで、横置型給湯器の外部での排気や燃料ガスや水や湯の配管も容易になる。
また、上述した本発明の横置型給湯器においては、熱交換器と排気カバーとの接続部分では、熱交換器の内周面と排気カバーの内周面とが次のような位置関係となるように、熱交換器と排気カバーとを接続しても良い。すなわち、横置型給湯器が設置されたときに、結露水が流れる熱交換器の内周底面よりも、結露水が流れ込む排気カバーの内周底面の方が低くなる状態で、熱交換器と排気カバーとが接続されるようにしても良い。
こうすれば、熱交換器と排気カバーとの組み付け誤差の影響で、熱交換器の内周底面よりも、排気カバーの内周底面の方が高くなってしまい、熱交換器から排気カバーに結露水が流れなくなってしまう事態を回避することができる。加えて、熱交換器の内周底面よりも排気カバーの内周底面の方が低くなっているので、その分だけ多くの結露水を排気カバー側に溜めておくことができる。そのため、たとえ多くの結露水が発生することがあっても、熱交換器側に溢れさせることなく、結露水を処理することが可能となる。
また、上述した本発明の給湯器は、次のような態様で把握することもできる。すなわち、
燃料ガスを燃焼させるバーナーが収納された燃焼容器と、該燃焼容器に接続されて前記バーナーで生成された燃焼排気が通過することによって湯を生成する熱交換器と、該熱交換器を通過した前記燃焼排気が流出する排気口が設けられた排気カバーとを備え、前記燃焼容器と前記熱交換器と前記排気カバーとが水平方向に接続された状態でハウジング内に収納された横置型給湯器において、
前記ハウジングの底面には、前記横置型給湯器を設置した時に該横置型給湯器を支える複数の脚部が突設されており、
前記複数の脚部の高さは、前記底面あるいは前記天面を下に向けて前記横置型給湯器を設置した時に、前記熱交換器内で生じた前記燃焼排気内の結露水が前記排気カバーに向かって流れるように前記横置型給湯器を傾けた状態で支える高さに設定されている
ことを特徴とする。
このような態様で把握された本発明の横置型給湯器においては、燃焼容器と熱交換器と排気カバーとが水平方向に接続された状態で、ハウジング内に収納されており、ハウジングの底面には、横置型給湯器を支える複数の脚部が突設されている。そして、それら複数の脚部の高さは、横置型給湯器を設置した時に、燃焼容器よりも熱交換器の方が低く、熱交換器よりも排気カバーの方が低くなって、熱交換器内で生じた燃焼排気内の結露水が排気カバーに向かって流れるように横置型給湯器を傾けた状態で支える高さに設定されている。このため、熱交換器内で結露が発生しても結露水は熱交換器から排気カバーに向かって流れるので、熱交換器内に結露水が留まって熱交換器が損傷を受ける虞が生じない。
本実施例の横置型給湯器1の構造を示す説明図である。 本実施例の横置型給湯器1の天面10aに突設された脚部13a,13b、および底面10bに突設された脚部14a,14bを示す斜視図である。 本実施例の横置型給湯器1の設置状態を示す説明図である。 熱交換器50と排気カバー60との接続部の形状を拡大して示した断面図である。 変形例の横置型給湯器2についての説明図である。
図1は、本実施例の横置型給湯器1の大まかな構造を示す説明図である。図1(a)には、本実施例の横置型給湯器1の外観形状が示されている。図示されるように、本実施例の横置型給湯器1は、一方の側面が開口した箱形形状のハウジング10と、ハウジング10の開口部分を塞いだ状態で取り付けられた前カバー11とを備えており、大まかには横長の直方体形状をしている。ハウジング10には、天面10aと、天面10aに向き合う位置に設けられた図示しない底面10bと、3つの側面とが設けられている。これら3つの側面の中の一組の側面は互いに向き合う位置に設けられており、互いに向き合う一方の側面10cには、後述する排気口60eが側面10cを貫通して突出されている。また、側面10cに向き合うもう一方の側面10d(図1では不図示)には、後述する給水配管20iと、出湯配管20oと、燃料ガス配管20gとが、側面10dを貫通して突出されている。
図1(b)には、ハウジング10内に収納された横置型給湯器1の大まかな内部構造が示されている。図示されるように、ハウジング10内には、燃焼ファン30と、燃焼容器40と、熱交換器50と、排気カバー60とが、この順番で水平方向に接続されて収納されている。このうちの燃焼容器40には、図示しないバーナーが内蔵されており、バーナーで燃料ガスを燃焼させることによって高温の燃焼排気を生成する。バーナーで燃焼させる燃料ガスは、ハウジング10の外部から燃料ガス配管20gを介して燃焼容器40に供給される。また、燃焼に必要な燃焼用空気は、燃焼ファン30から燃焼容器40に供給される。そして、燃焼容器40で燃料ガスと燃焼用空気とが燃焼して生成した燃焼排気は、燃焼容器40から熱交換器50に流入する。
熱交換器50の内部には、銅製の図示しない通水管が蛇行した状態で収納されており、通水管には銅製のフィンが複数枚取り付けられている。更に、通水管およびフィンを収納する熱交換器50のケースも銅板によって形成されている。そして、通水管の一端側には、給水配管20iが接続されており、通水管の他端側には出湯配管20oが接続されている。給水配管20iから水を供給しながら燃焼容器40で燃料ガスと燃焼用空気とを燃焼させると、燃焼容器40で生成された高温の燃焼排気が熱交換器50に流入して、通水管内を流れる水を加熱する。その結果、燃焼排気で暖められた水が湯になって出湯配管20oから流出する。また、通水管内の水を温めることによって冷やされた燃焼排気は、熱交換器50から排気カバー60内に流入して、排気カバー60に形成された排気口60eから外部に排出される。また、図1(c)に示したように、ハウジング10から前カバー11を取り外すと、横置型給湯器1に内蔵された各種部品をメンテナンスすることが可能となっている。
図2は、本実施例の横置型給湯器1の天面10a、底面10b、および向かい合う2つの側面10c,10dの詳細な形状を示した説明図である。図2(a)には、ハウジング10の天面10aを上向きにした横置型給湯器1の標準的な設置状態が示されている。標準的な設置状態では、前カバー11の側から見て横置型給湯器1の右側から排気口60eが突出した状態となる。このことに対応して、前カバー11の側から見て右側の側面10cには、円形の大きな排気通過口12eが開口しており、この排気通過口12eから排気口60eが突出されている。
また、天面10aの四隅には、4つの脚部13a,13bが突設されている。このうち、前カバー11の側から見て右側(従って、排気口60eが突出されている側)に突設されている2つの脚部13bと、左側に突設されている2つの脚部13aとは、天面10aからの突出量が異なっており、左側の脚部13aの方が右側の脚部13bよりも突出量が大きくなっている。
図2(b)には、ハウジング10の天面10aを下向きにして、底面10bを上向きにした横置型給湯器1の設置状態が示されている。この上下を逆転させた設置状態では、前カバー11の側から見て横置型給湯器1の右側から、給水配管20iや、出湯配管20o、燃料ガス配管20gが接続された状態となる。このことに対応して、上下を逆転させた設置状態では、前カバー11の側から見て右側となる側面10dに、給水配管20iが貫通する水通過口12iと、出湯配管20oが貫通する湯通過口12oと、燃料ガス配管20gが貫通する燃料ガス通過口12gとが開口している。尚、以下では、給水配管20iと出湯配管20oと燃料ガス配管20gとをまとめて、各種配管20i,20o,20gと称することがあるものとする。
また、底面10bの四隅にも、4つの脚部14a,14bが突設されている。このうち、上下を逆転させた設置状態で、前カバー11の側から見て右側(従って、各種配管20i,20o,20gが接続されている側)に突設されている2つの脚部14aと、側に突設されている2つの脚部14bとは、底面10bからの突出量が異なっており、右側の脚部14aの方が左側の脚部14bよりも突出量が大きくなっている。
このように、本実施例の横置型給湯器1は、底面10bの四隅に脚部14a,14bが突設されているだけでなく、天面10aの四隅にも脚部13a,13bが突設されている。このため、図2(a)に示した標準の設置状態に加えて、図2(b)に示したように、上下を逆転させた状態でも設置することができる。その結果、メンテナンする側(前カバー11が設けられた側)はそのままで、各種配管20i,20o,20gが接続される側と、排気口60eが突出する側とを逆転させた2通りの態様で設置することが可能となる。すなわち、図2(a)に示した標準の設置状態では、前カバー11の側(メンテナンスする側)から見て、左側に各種配管20i,20o,20gが接続され、右側に排気口60eが突出している。これに対して、図2(b)に示すように、上下を逆転させた設置状態では、右側に各種配管20i,20o,20gが接続され、左側に排気口60eが突出した状態とすることができる。このため、横置型給湯器1を設置する状況に合わせて、図2(a)に示した標準の設置状態と、図2(b)に示した上下を逆転させた設置状態とを選択することができるので、横置型給湯器1のメンテナンス性を何ら損なうことなく、設置の自由度を大幅に向上させることが可能となる。
加えて、天面10aに突設された4つの脚部13a,13bは、各種配管20i,20o,20gが接続された側の脚部13aの方が、排気口60eが突出する側の脚部13bよりも、天面10aからの突出量が大きく設定されている(図2(a)参照)。底面10bに突設された4つの脚部14a,14bについても同様に、各種配管20i,20o,20gが接続された側の脚部14aの方が、排気口60eが突出する側の脚部14bよりも、底面10bからの突出量が大きく設定されている(図2(b)参照)。このため、図2(a)に示した標準の設置状態でも、図2(b)に示した上下を逆転させた設置状態でも、横置型給湯器1は、排気口60eが突出している側が低くなるように傾いた状態で設置されることになる。こうすることによって、横置型給湯器1の耐久性を向上させることが可能となる。
図3は、排気口60eが突出している側が低くなるように横置型給湯器1を傾けた状態で設置することで、横置型給湯器1の耐久性を向上させることが可能な理由を示す説明図である。図3(a)には、横置型給湯器1が標準的な状態で設置されたときの横置型給湯器1の内部の状態が示されている。図1(b)を用いて前述したように、横置型給湯器1の内部には、燃焼ファン30と、燃焼容器40と、熱交換器50と、排気カバー60とがこの順番で水平に接続されて収納されている。そして、燃焼容器40で生成された燃焼排気は、熱交換器50で冷やされて、排気カバー60の排気口60eから外部に排出される。
ここで、燃焼排気には、燃料ガスの燃焼によって生じた水蒸気が含まれている。従って、熱交換器50を通過する際に燃焼排気が冷やされることによって、燃焼排気中の水蒸気が熱交換器50の内部で結露して結露水が発生する。また、燃焼排気中には、燃焼時に空気中の窒素が酸化することによって生じた窒素酸化物も(微量ではあるが)含まれている。更に、燃料ガス中に硫黄成分が含まれている場合には、その硫黄成分が燃焼によって酸化した硫黄酸化物が含まれることもある。そして、これら窒素酸化物や硫黄酸化物が溶け込むことによって、熱交換器50で生じた結露水は、弱酸性を呈するドレンと呼ばれる液体となる。
また、前述したように、熱交換器50は、内部に設けられた通水管も、通水管に取り付けられたフィンも、通水管およびフィンを収納するケースも銅製となっている。このため、熱交換器50内にドレンが留まると、熱交換器50に穴が開いてしまう虞がある。そして、横置型給湯器1では、燃焼容器40と熱交換器50と排気カバー60とが水平方向に接続されており、熱交換器50が横倒しの状態となっているので、熱交換器50内で生じたドレンが熱交換器50内の下面側に留まり易くなっている。
そこで、本実施例の横置型給湯器1では、図3(a)に示したように、横置型給湯器1を設置すると、排気口60eが突出している側が低くなるように傾いた状態で設置されるようにしている。こうすれば、熱交換器50内で発生したドレンが、熱交換器50内を下方に滴下して熱交換器50の下面に達しても、その下面が排気カバー60の側に傾斜しているので、排気カバー60に向けてドレンを排出させることができる。このため、熱交換器50内にドレンが留まることが無いので、熱交換器50に穴が開いてしまうことが無い。
また、熱交換器50内にドレンを留まらせないという点からは、横置型給湯器1を傾ける方向を逆にして、排気口60eが突出している側を高くすることも有効であるが、こうすると、熱交換器50内で生じたドレンは燃焼容器40内に流入することになる。ところが、燃焼容器40内には、バーナーや、点火プラグや、炎センサーなどの精密な部品が複数搭載されており、これらがドレンの影響を受けると横置型給湯器1の不具合が生じる可能性がある。これに対して、排気カバー60は単純な構造であり、しかも、耐熱性の観点からステンレス製の板金によって形成されており、ステンレスは耐酸腐食性にも優れているので、ドレンが流入しても不具合に至る虞は生じない。
そして、本実施例の横置型給湯器1では、底面10bに突設された脚部14aと脚部14bとで、底面10bからの突出量を異ならせることによって、横置型給湯器1を傾けることとしているので、単に横置型給湯器1を設置するだけで、排気口60eが突出している側が低くなる正しい傾斜で横置型給湯器1を設置することが可能となる。
以上では、横置型給湯器1を標準的な状態(すなわち、底面10bを下方に向けた状態)で設置する場合について説明したが、横置型給湯器1の上下を逆転させた状態(すなわち、天面10aを下方に向けた状態)で設置する場合についても、全く同様な説明が当て嵌まる。図3(b)には、上下を逆転させた状態で設置したときの横置型給湯器1の内部の状態が示されている。天面10aに突設されている脚部13a,13bについても、排気口60e側の脚部13bより、反対側の脚部13aの方が、天面10aからの突出量が大きいので、横置型給湯器1を設置すると、排気口60eが突出している側が低くなるように傾いた状態で設置される。このため、熱交換器50内で発生したドレンを排気カバー60に向けて排出させることができるので、熱交換器50内に溜まったドレンで熱交換器50に穴が開いてしまうことが無い。
加えて、上下を逆転させた状態(すなわち天面10aを下方に向けた状態)で設置する場合でも、天面10aに突設された脚部13aと脚部13bとで、天面10aからの突出量を異ならせることによって、横置型給湯器1を傾けることとしているので、単に横置型給湯器1を設置するだけで、排気口60eが突出している側が低くなる正しい傾斜で横置型給湯器1を設置することが可能となる。
また、本実施例の横置型給湯器1では、熱交換器50内で発生したドレンが排気カバー60に流入することとなる。従って、熱交換器50と排気カバー60との接続部分は、ドレンの流入を妨げない形状としておくことが望ましい。図4(a)には、熱交換器50と排気カバー60との接続部分(図3中でAおよびBと表示した部分)の拡大断面図が示されている。図示されるように、熱交換器50と排気カバー60とは、フランジ51と排気カバー60とを用いて、熱交換器50およびパッキン52を挟み込んだ状態で、図示しないボルトによって接続されている。そして、ドレンが流れる熱交換器50の内周底面50uと、ドレンが流れ込む排気カバー60の内周底面60uとはほぼ面一となっており、更に、パッキン52も突出しない状態で取り付けられている。このため、熱交換器50で発生したドレンが妨げられることなく排気カバー60に流入することができる。また、排気カバー60に流入したドレンは排気カバー60の下端部分に溜まるが、前述したように排気カバー60は耐酸腐食性に優れた材質で形成されているので、腐食によって穴が開くなどの問題が生じることがない。そして、時間の経過と共にドレンを蒸発させて処理することが可能となる。
尚、図4(b)に示したように、熱交換器50の向き合う内周面の間隔よりも、排気カバー60の向き合う内周面の間隔を(少なくとも上下方向には)広くしておき、熱交換器50に排気カバー60を組み付けた時に、熱交換器50の内周底面50uに対して、排気カバー60の内周底面60uが一段低くなるようにしてもよい。こうすれば、組み付け時のバラツキの影響で、熱交換器50の内周底面50uよりも排気カバー60の内周底面60uの方が高くなってしまい、熱交換器50から排気カバー60にドレンが流れなくなる事態を回避することができる。加えて、排気カバー60に溜めておけるドレンの量も増加するので、たとえ多量のドレンが発生した場合でも排気カバー60側で処理することが可能となる。
また、図4(c)に例示したように、排気カバー60の内周底面60uにドレン溜まり60dを設けることとしても良い。尚、図3に示したように横置型給湯器1は上下を逆転させた態様でも設置されるから、ドレン溜まり60dは、排気カバー60の内周底面60uに向かい合う面にも形成しておく。こうすれば、ドレン溜まり60dにもドレンを溜めることができるので、多量のドレンが発生した場合でも、それらのドレンを排気カバー60側で確実に処理することが可能となる。
尚、上述した本実施例の横置型給湯器1では、天面10aおよび底面10bに、それぞれ脚部13a,13bおよび脚部14a,14bを設けることとしたが、天面10aには脚部13a,13bを設けずに、底面10bに脚部14a,14bを設けることも可能である。図5には、このような変形例の横置型給湯器2が例示されている。図5(a)は、変形例の横置型給湯器2の外観形状を示す斜視図であり、図5(b)は、変形例の横置型給湯器2を設置した状態を示す説明図である。図5(b)に示されるように、このような変形例でも、横置型給湯器2を設置すると自然に排気カバー60の方が熱交換器50よりも低くなる。このため、たとえ熱交換器50で燃焼排気が結露して、ドレンと呼ばれる結露水が生じた場合でも、ドレンは熱交換器50から排気カバー60に流れるので、熱交換器50が損傷を受けることを回避することが可能となる。
以上、本実施例の横置型給湯器1について説明したが、本発明は上記の実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
1,2…横置型給湯器、 10…ハウジング、 10a…天面、
10b…底面、 10c,d…側面、 11…前カバー、
12e…排気通過口、 12g…燃料ガス通過口、 12i…水通過口、
12o…湯通過口、 13a,b…脚部、 14a,b…脚部、
20g…燃料ガス配管、 20i…給水配管、 20o…出湯配管、
30…燃焼ファン、 40…燃焼容器、 50…熱交換器、
50u…内周底面、 51…フランジ、 52…パッキン、
60…排気カバー、 60d…ドレン溜まり、 60e…排気口、
60u…内周底面。

Claims (3)

  1. 燃料ガスを燃焼させるバーナーが収納された燃焼容器と、該燃焼容器に接続されて前記バーナーで生成された燃焼排気が通過することによって湯を生成する熱交換器と、該熱交換器を通過した前記燃焼排気が流出する排気口が設けられた排気カバーとを備え、前記燃焼容器と前記熱交換器と前記排気カバーとが水平方向に接続された状態でハウジング内に収納された横置型給湯器において、
    前記ハウジングは、底面と天面とを有する形状であり、
    前記ハウジングの底面および天面には、該底面あるいは該天面を下に向けて前記横置型給湯器を設置した時に、該横置型給湯器を支える複数の脚部が突設されており、
    前記複数の脚部の高さは、前記底面あるいは前記天面を下に向けて前記横置型給湯器を設置した時に、前記熱交換器内で生じた前記燃焼排気内の結露水が前記排気カバーに向かって流れるように前記横置型給湯器を傾けた状態で支える高さに設定されている
    ことを特徴とする横置型給湯器。
  2. 請求項1に記載の横置型給湯器において、
    前記ハウジングは、前記底面および前記天面に加えて、少なくとも一組の互いに向き合う側面を有する箱形形状であり、
    前記一組の側面の一方には、前記ハウジング外に排出される前記燃焼排気が通過する排気通過口が開口しており、
    前記一組の側面の他方には、前記バーナーに供給される前記燃料ガスが通過する燃料ガス通過口と、前記熱交換器に供給される水が通過する水通過口と、前記熱交換器で生成された湯が通過する湯通過口とが開口している
    ことを特徴とする横置型給湯器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の横置型給湯器において、
    前記熱交換器と前記排気カバーとは、前記熱交換器と前記排気カバーとの接続部分に着目すると、前記横置型給湯器が設置されたときに、前記結露水が流れる前記熱交換器の内周底面よりも、前記結露水が流れ込む前記排気カバーの内周底面の方が低くなる状態で接続されている
    ことを特徴とする横置型給湯器。
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