JP6719226B2 - 吸引器 - Google Patents

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Description

本発明は、患者の唾液等を吸引するための吸引器に関する。
患者の唾液等の体液を体外に吸引する電動式の吸引器においては、従来、吸引圧の維持を主目的として吸引流路の吸引圧が検出され、その検出結果に基づいて、吸引圧が一定となるようにポンプ等の吸引手段の動作が制御されている。粘稠な痰等の被吸引物の詰まり等に対処するために、吸引圧の上昇に連動してポンプの吸引流量を増加させる一方で、吸引圧が一定時間以上継続して所定の設定圧を超えた場合に警報を発生する吸引器も知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2007−117273号公報
従来の吸引器では、粘稠な被吸引物が吸引流路を塞いだ場合、吸引圧が一定となるように制御される結果として被吸引物の前後の圧力差がほぼ一定となり、被吸引物が吸引流路を塞いだままとなって吸引を継続できないおそれがある。
そこで、本発明は、粘稠な被吸引物の吸引に適した吸引器を提供することを目的とする。
本発明に係る吸引器は、患者から被吸引物を吸引するための吸引圧を吸引流路(3、9)に作用させる吸引器(1A;1B)であって、前記吸引流路における流れの状態を示す物理量として、少なくとも前記吸引流路の流量(Q)を検出する検出手段(5)と、前記吸引流路に作用する吸引圧を調整する圧力調整手段(4、21)と、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記吸引流路の流量が減少すると前記吸引圧が上昇するように、前記圧力調整手段の動作を前記流量に応じて制御する制御手段(10;22)とを具備し、前記制御手段には、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記吸引流路における前記流れの状態が、前記吸引流路の閉塞に対応した異常状態にあるか否かを判別し、前記異常状態にある場合には所定の異常時処理を実行する異常対応手段(12)が設けられたものである。
本発明に係る吸引器によれば、粘稠な被吸引物が吸引流路に導入されると流路の抵抗が増加して流量が減少する。流量の減少が検出手段にて検出されると、制御手段が吸引圧を上昇させるように圧力調整手段の動作を制御する。それにより、吸引圧が上昇し、粘稠な被吸引物であってもこれを確実に吸引することができる。粘稠な被吸引物が吸引流路を通過し終えると流路の抵抗が減少して流量が増加する。その増加に対応して制御手段が吸引圧を低下させるように圧力調整手段の動作を制御することにより、吸引圧が低下して吸引流路の流れの状態が粘稠な被吸引物を吸引する前の状態に戻る。一方、吸引流路の先端部が患者の組織に貼り付くなどして吸引流路が閉塞した場合には、流量が急激にゼロに近付き、吸引圧が急激に上昇するといったように、吸引が適切に行われている場合と比較して吸引流路の流れの状態が明らかに変化する。そのような特有の変化が生じたか否かが検出手段の検出結果に基づいて判別され、変化が生じている場合には、流れの状態が吸引流路の閉塞に対応した異常状態にあるものと判断されて異常時処理が実行される。異常時処理として、吸引を一旦中断させ、あるいは吸引器の操作者に対して吸引の中断を促すような処理を設定しておくことにより、吸引が不適切な状態で継続されることを防止し、それにより吸引の安全性を高めることができる。
本発明の一形態において、前記異常対応手段は、前記吸引流路の流量(Q)が所定の流量下限値(Qth)よりも減少した場合、又は前記流量の減少速度(Vqd)が所定の減少速度上限値(Vdth)を超えた場合のいずれか一方の場合に成立し、又は両者の場合に成立するように設定された流量条件の成否を前記検出手段の検出結果に基づいて判別し、前記流量条件が成立するときに前記異常状態にあると判断してもよい。これによれば、閉塞が生じて流量が急激にゼロに近付いたか否かを流量条件の成否によって判別して異常状態に適切に対処することができる。
本発明の一形態において、前記検出手段は、前記流量に加えて、前記吸引流路における吸引圧(P)を検出するように設けられ、前記異常対応手段は、前記吸引流路の吸引圧が所定の圧力上限値(Pth)を超えた場合、又は前記吸引圧の上昇速度(Vp)が所定の上昇速度上限値(Vpth)を超えた場合のいずれか一方の場合に成立し、又は両者の場合に成立するように設定された圧力条件を前記検出手段の検出結果に基づいて判別し、前記圧力条件が成立するときに前記異常状態にあると判断してもよい。これによれば、閉塞が生じて吸引圧が急激に上昇したかを圧力条件の成否によって判別して異常状態に適切に対処することができる。
前記検出手段は、前記流量に加えて、前記吸引流路における吸引圧(P)を検出するように設けられ、前記異常対応手段は、前記吸引流路の吸引圧の上昇量(△P)に対する前記吸引流路の流量の増加量(△Qi)の割合(△Qi/△P)が所定の圧力流量割合下限値(Rqth)よりも低い場合、又は前記吸引流路の吸引圧の上昇速度(Vp)に対する前記吸引流路の流量の増加速度(Vqi)の割合(Vqi/Vp)が所定の速度割合下限値(Rvth)よりも低い場合のいずれか一方の場合に成立し、又は両者の場合に成立するように設定された割合条件の成否を前記検出手段の検出結果に基づいて判別し、前記割合条件が成立するときに前記異常状態にあると判断してもよい。吸引流路に閉塞が生じた場合には、制御手段が吸引圧を上昇させても流量はほとんど増加しない。したがって、吸引圧の上昇量に対する流量の増加量の割合、又は吸引圧の上昇速度に対する流量の増加速度の割合が相当に小さくなる。したがって、上記の割合条件の成否を判別することによって吸引流路の流れの状態が異常状態にあるか否かを判別して、異常状態に適切に対処することができる。
本発明の一形態において、前記検出手段は、前記流量に加えて、前記吸引流路における吸引圧(P)を検出するように設けられ、前記異常対応手段は、前記吸引流路の流量(Q)が所定の流量下限値(Qdth)よりも減少した場合、又は前記流量の減少速度(Vqd)が所定の減少速度上限値(Vqdth)を超えた場合のいずれか一方の場合に成立し、又は両者の場合に成立するように設定された流量条件、前記吸引流路の吸引圧(P)が所定の圧力上限値(Pth)を超えた場合、又は前記吸引圧の上昇速度(Vp)が所定の上昇速度上限値(Vpth)を超えた場合のいずれか一方の場合に成立し、又は両者の場合に成立するように設定された圧力条件、及び、前記吸引流路の吸引圧の上昇量(△P)に対する前記吸引流路の流量の増加量(△Qi)の割合(△Qi/△P)が所定の圧力流量割合下限値(Rqth)よりも低い場合、又は前記吸引流路の吸引圧の上昇速度(Vp)に対する前記吸引流路の流量の増加速度(Vqi)の割合(Vqi/Vp)が所定の速度割合下限値(Rvth)よりも低い場合のいずれか一方の場合に成立し、又は両者の場合に成立するように設定された割合条件の三つの条件のうち、二つの条件が成立し、又は全ての条件が成立するか否かを前記検出手段の検出結果に基づいて判別し、成立するときに前記異常状態にあると判断してもよい。これによれば、流量条件、圧力条件及び割合条件のうち少なくとも二つの条件、又は全ての条件が成立したときに異常状態にあると判断されるので、異常状態にあるか否かをより精度よく判別することができる。
本発明の一形態において、前記異常対応手段は、前記異常時処理として、前記吸引流路の吸引圧が低下するように前記圧力調整手段を制御する処理、又は所定の警報を発生する処理の少なくともいずれか一方の処理を実行してもよい。これによれば、異常状態が生じた場合に吸引圧を下げて吸引を一旦中断させ、あるいは警報を通じて吸引の中断を吸引器の操作者に促すことができる。
本発明の一形態においては、前記吸引圧を発生させるポンプ手段(4)を具備し、前記制御手段は、前記ポンプ手段の動作を前記検出手段が検出した流量に応じて制御することにより、前記ポンプ手段を前記圧力調整手段として機能させてもよい。これによれば、ポンプの駆動量を変化させることにより、吸引流路に作用する吸引圧を増減させて吸引流路の流量を適切に制御することができる。
本発明の一形態においては、前記圧力調整手段として、前記吸引流路の流れに対する抵抗を調整可能な抵抗付与手段(21)が設けられ、前記制御手段は、前記抵抗付与手段によって付与される抵抗が、前記検出手段が検出した流量に応じて変化するように前記抵抗付与手段を制御してもよい。これによれば、吸引流路の抵抗を抵抗付与手段によって増減させることにより、吸引流路に作用する吸引圧を増減させて吸引流路の流量を適切に制御することができる。
なお、以上の説明では本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記したが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
以上に説明したように、本発明に係る吸引器によれば、吸引流路の流量に応じて吸引流路の吸引圧が調整されることにより、粘稠な被吸引物が導入された場合には吸引圧を上昇させてこれを確実に吸引することができる。また、吸引流路の先端部が患者の組織に貼り付くなどして吸引流路が閉塞した場合には、流れの状態が異常状態にあるものと判断されて異常時処理が実行されるので、吸引が不適切な状態で継続されることを防止し、吸引の安全性を高めることができる。
本発明の第1の形態に係る吸引器の構成を示す図。 第1の形態における制御ユニットの機能ブロック図。 本発明の第2の形態に係る吸引器の構成を示す図。 第2の形態における制御ユニットの機能ブロック図。
(第1の形態)
図1及び図2を参照して本発明の第1の形態に係る吸引器を説明する。図1に示すように、第1の形態の吸引器1Aは、排液容器2に接続される吸引チューブ3と、吸引チューブ3に接続されるポンプ4と、排液容器2とポンプ4との間にて吸引チューブ3に接続され、吸引チューブ3における流れの状態を示す物理量を検出する検出手段としての流量センサ5及び圧力センサ6と、排液容器2とポンプ4との間にて吸引チューブ3に接続される大気導入弁7と、アラーム装置8とを備えている。排液容器2には排液チューブ9が接続され、その排液チューブ9の不図示の先端部は患者の口腔や気管、又は胸腔や腹腔といった開放空間又は閉鎖空間に挿入される。排液チューブ9を介して吸引された排液は排液容器2に溜められる。吸引チューブ3及び排液チューブ9の内部が吸引流路に相当する。
ポンプ4は、吸引チューブ3に作用させるべき吸引圧を発生させる吸引圧発生源として設けられている。吸引圧は大気圧よりも小さい負圧である。本明細書では、吸引圧が大気圧に近付く方向の変化を吸引圧の低下と呼び、吸引圧が大気圧から負圧方向に離れる変化を吸引圧の上昇と呼ぶ。ポンプ4は流量を調整可能なタイプであり、その流量は制御手段としての制御ユニット10により制御される。ポンプ4及び制御ユニット10は吸引器1Aの構成要素の一部である。流量センサ5は吸引チューブ3を流れる空気の流量に応じた信号を出力することにより、吸引流路における流量を検出する手段として機能する。圧力センサ6は吸引チューブ3に作用する吸引圧に応じた信号を出力することにより、吸引流路における吸引圧を検出する手段として機能する。大気導入弁7は吸引チューブ3の内部と外部との間を開閉する。大気導入弁7は制御ユニット10により開閉制御される。大気導入弁7が開かれることにより、吸引チューブ3の内部に大気が導入されて吸引チューブ3の内圧が大気圧に近付く。アラーム装置8は、異常発生時に所定の警報を発生させる。アラーム装置8の警報は、例えば所定の警報サインやメッセージを表示出力し、あるいはアラーム音を出力するといった手法を単一で用い、あるいは複数の手法を適宜に組み合わせることにより実現されてよい。
制御ユニット10は、流量センサ5及び圧力センサ6がそれぞれ出力する流量及び吸引圧に基づいて、ポンプ4、大気導入弁7及びアラーム装置8の動作を制御する。図2に示したように、制御ユニット10には、流量制御部11及び異常時制御部12が設けられている。これらの制御部11、12は、ハードウエア回路によって実現されてもよいし、コンピュータハードウエアとソフトウエアとを組み合わせた論理装置として実現されてもよい。
流量制御部11は、流量センサ5が検出する流量Qに基づいてポンプ4の流量が所定の設定流量に維持されるようにポンプ4の動作を制御する。例えば、流量制御部11は、流量センサ5が検出する流量Qが減少した場合、ポンプ4の流量が増加するようにポンプ4の駆動量を流量センサ5が検出した流量Qに応じて変化させる。吸引流路としての排液チューブ9に痰等の粘稠な被吸引物が導入された場合には、吸引流路の抵抗が増加して流量Qが減少する。しかし、流量Qの減少に対応してポンプ4の駆動量が流量を増加させる方向に制御されることにより、吸引圧が上昇、すなわち負圧方向に増大する。それにより、粘稠な被吸引物であっても確実に吸引される。被吸引物が排液チューブ9を通過して排液容器2に達すると、吸引流路の抵抗が低下し、それに伴って吸引チューブ3における流量Qが増加に転じる。その増加が流量センサ5を介して検出されると、流量制御部11は流量が減少するようにポンプ4を制御する。その結果、吸引圧が低下して吸引チューブ3の流量Qが設定流量に維持される。このように流量制御部11がポンプ4を制御することにより、ポンプ4は吸引流路の圧力調整手段としても機能する。
一方、異常時制御部12は、流量センサ5が検出する流量Q、及び圧力センサ6が検出する吸引圧Pに基づいて、吸引流路の流れの状態が通常の吸引時の状態にあるか、又は異常状態にあるかを判別する。また、異常時制御部12は、異常状態にあると判断した場合、ポンプ4、大気導入弁7及びアラーム装置8を制御対象として所定の異常時処理を実行する。それにより、異常時制御部12は異常対応手段として機能する。なお、通常の吸引時の状態とは、流量制御部11による流量制御によって吸引が適切に行われているときに生じ得る流れの状態であって、流れの変化が許容範囲内にある状態である。一方、異常状態は、例えば排液チューブ9の先端部が患者の組織に貼り付く等の理由により吸引流路が閉塞し、吸引を継続することが不適当となる状態である。つまり、吸引流路の流れの状態が吸引流路の閉塞に対応した状態にある場合が異常状態である。そのような異常状態が生じると、吸引チューブ3における流量Qが急激にゼロに近付き、吸引チューブ3における吸引圧Pが急激に上昇する。そこで、異常時制御部12には、流量センサ5が検出する流量Qと圧力センサ6が検出する吸引圧Pとに関連付けて、異常状態が生じているか否かを判別する条件が設定される。
異常状態か否かを判別するための条件は、流量Qの変化に関連付けて設定される流量条件、吸引圧Pの変化に関連付けて設定される圧力条件、及び流量Qの変化と吸引圧Pの変化との関係に関連付けて設定される割合条件の三つの条件のうち、一つの条件を含むように、又は複数の条件を含むように設定される。各条件の詳細は次の通りである。
流量条件は、流量センサ5が検出する流量Qが所定の流量下限値Qthよりも減少した場合、又は流量の減少速度Vqd、すなわち単位時間t当たりの流量Qの減少量△Qdが所定の減少速度上限値Vqdthを超えた場合のいずれか一方の場合、又は両者の場合に成立するように設定される。流量下限値Qthは、通常の吸引時には生じ得ないほどに流量Qが低下したか否かを判別するための閾値である。また、減少速度上限値Vqdthは、通常の吸引時には生じ得ないほど流量の減少速度Vが大きくなったか否かを判別するための閾値である。つまり、流量条件は、異常状態が発生したときに流量Qが急激に減少するであろうことに着目して、異常状態の発生の有無を、流量Q及びその減少速度Vqdの少なくともいずれか一方を手掛かりとして判別する条件として設定される。
圧力条件は、圧力センサ6が検出する吸引圧Pが所定の圧力上限値Pthを超えた場合、又は吸引圧Pの上昇速度Vp、すなわち単位時間t当たりの吸引圧Pの上昇量△Pが所定の上昇速度上限値Vpthを超えた場合のいずれか一方の場合、又は両者の場合に成立するように設定される。圧力上限値Pthは、通常の吸引時には生じ得ないほどに吸引圧Pが上昇したか否かを判別するための閾値である。また、上昇速度上限値Vpthは、通常の吸引時には生じ得ないほど吸引圧Pの上昇速度Vpが大きくなったか否かを判別するための閾値である。つまり、圧力条件は、異常状態が発生したときに流量Qが急激に減少し、それに伴って吸引圧Pが急激に上昇するであろうことに着目して、異常状態の発生の有無を、吸引圧P及びその上昇速度Vpの少なくともいずれか一方を手掛かりとして判別する条件として設定される。
割合条件は、圧力センサ6が検出した吸引圧Pの上昇量△Pに対する流量センサ5が検出した流量Qの増加量△Qiの割合(△Qi/△P)が所定の割合下限値Rqthよりも低い場合、又は吸引圧Pの上昇速度Vpに対する流量Qの増加速度Vqiの割合(Vqi/Vp)が所定の割合下限値Rvthよりも低い場合のいずれか一方の場合、又は両者の場合に成立するように設定される。粘稠な被吸引物を吸引する場合、流量制御部11の制御によって吸引圧Pが上昇すれば、それに伴って被吸引物の移動速度が増加して流量Qも増加する。しかし、異常状態が発生したときは、吸引圧Pが上昇しても流量Qはほとんど変化しない。したがって、吸引圧Pの変化に対する流量Qの変化の割合から、異常状態が発生したか否かを判別することが可能である。割合条件は、このような観点から設定される条件であって、流量Qの変化量と吸引圧Pの変化量との関係、又は流量Qの変化速度と吸引圧Pの変化速度との関係を手掛かりとして異常状態の発生の有無を判別するための条件である。割合下限値Rqthは、吸引圧Pの上昇量△Pに対する流量増加量△Qiが通常の吸引時には生じ得ないほど低いか否かを判別するための閾値であって、割合下限値Rvthは、吸引圧Pの上昇速度Vpに対する流量Qの増加速度Vqiが通常の吸引時には生じ得ないほど低いか否かを判別するための閾値である。
以上の条件を纏めると次の通りである。
(1)流量条件は下記(a)、(b)のいずれか一方が成立し、又は両者が成立する場合に満たされる。
流量Q<流量下限値Qth …(a)
流量の減少速度Vqd(△Qd/t)>減少速度上限値Vqdth …(b)
(2)圧力条件は下記(c)、(d)のいずれか一方が成立し、又は両者が成立する場合に満たされる。
吸引圧P>圧力上限値Pth …(c)
吸引圧の上昇速度Vp(=△P/t)>上昇速度上限値Vpth …(d)
(3)割合条件は下記(e)、(f)のいずれか一方が成立し、又は両者が成立する場合に満たされる。
流量増加量△Qi/吸引圧上昇量△P<圧力流量割合下限値Rqth …(e)
流量Qの増加速度Vqi/吸引圧の上昇速度Vp<速度割合下限値Rvth …(f)
そして、異常時制御部12は、流量条件、圧力条件又は割合条件のいずれか一つ、又は複数が満たされたとき、言い換えれば、上記(a)〜(e)のいずれか一つ、又は複数が満たされた場合に、異常状態であると判断するように構成されている。
また、異常時制御部12は、異常状態が発生した場合の異常時処理として、吸引チューブ3に作用する吸引圧Pを低下させる処理、及びアラーム装置8を介して警報を発生する処理の少なくともいずれか一方の処理を実行する。吸引圧Pを低下させる処理としては、ポンプ4を停止させる処理、及び大気導入弁7を開く処理のうち、少なくともいずれか一方の処理、又は両者の処理を実行することができる。なお、異常時制御部12は、異常状態が発生したと判断した場合、流量制御部11にこれを通知して流量Qに基づくポンプ4の駆動量の制御を中断させる。
以上に説明したように、本形態の吸引器1Aによれば、吸引チューブ3の流量が設定流量に維持されるように流量制御部11がポンプ4の駆動量を制御するため、粘稠な被吸引物であっても確実に吸引することができる。一方、排液チューブ9の先端部が人体の組織に貼り付く等の理由で吸引流路に閉塞が生じた場合には、異常時制御部12が異常状態が発生していると判断して吸引チューブ3に作用する吸引圧を低下させ、あるいはアラーム装置8を介して警報を発生させる。それにより、吸引の安全性を高めることができる。このような吸引器1Aは、唾液吸引のような開放空間からの吸引や、大量の排液が予想される閉鎖空間からの吸引に好適に用いることができる。
なお、上記の吸引器1Aにおいては、異常状態が発生しているか否かを流量条件のみに基づいて判別する場合には圧力センサ6が省略されてもよい。また、大気導入弁7を省略し、異常時処理としてポンプ4を停止させる処理及びアラーム装置8を介して警報を発生する処理を実行するものとしてもよい。あるいは、アラーム装置8を省略し、異常時処理としてポンプ4を停止させる処理及び大気導入弁7を開く処理を実行するものとしてもよい。さらには、大気導入弁7及びアラーム装置8を省略し、異常時処理としてポンプ4を停止させる処理のみを実行してもよい。
(第2の形態)
次に、図3及び図4を参照して本発明の第2の形態に係る吸引器を説明する。なお、図3及び図4において、図1及び図2と共通の構成要素には同一の参照符号を付し、以下では第1の形態に対する相違点を中心に説明する。図3に示すように、第2の形態の吸引器1Bは、吸引器1Bとは別に用意された外部の吸引源20が発生させる吸引圧(負圧である。)を制御して吸引を行うように構成されている。吸引源20としては、ポンプ、コンプレッサといった負圧を発生させることが可能な各種の装置が用いられてよい。
吸引器1Bには、吸引チューブ3における流路抵抗を調整する手段として、抵抗付与装置21が設けられている。抵抗付与装置21は、吸引チューブ3に付与する流路抵抗を変化させることが可能であり、例えば開度調整が可能な絞り弁といった流体制御機器が抵抗付与装置21として用いられる。抵抗付与装置21の動作、並びに大気導入弁7及びアラーム装置8の動作は制御ユニット22にて制御される。
図4に示したように、制御ユニット22は、第1の形態の制御ユニット10と同様に流量制御部11及び異常時制御部12を備えている。流量制御部11は、吸引チューブ3の流量が設定流量に維持されるように流量センサ5が検出する流量Qに応じて抵抗付与装置21の抵抗値を制御する。例えば、流量制御部11は、粘稠な被吸引物が吸引されて流量Qが低下したときに流路抵抗が減少するように抵抗付与装置21を制御する。それにより、抵抗付与装置21と排液容器2との間において吸引チューブ3に作用する吸引圧が上昇し、粘稠な被吸引物が吸い込まれても流量が設定流量に維持される。したがって、抵抗付与装置21は吸引流路の圧力調整手段及び抵抗付与手段として機能する。
異常時制御部12は、第1の形態の吸引器1Aと同様にして異常状態が発生したか否かを判別し、異常状態が発生した場合には異常時処理を実行する。ただし、第2の形態の吸引器1Bは吸引源20を操作できないため、異常時制御部12は、大気導入弁7を開く処理、及びアラーム装置8を介して警報を発生する処理のいずれか一方の処理、又は両者の処理を異常時処理として実行する。なお、吸引源20から作用する吸引圧を低下させるため、異常時処理に併せて抵抗付与装置21が付与する抵抗が最大となるように抵抗付与装置21を制御してもよい。また、異常状態の場合、流量制御部11による抵抗付与装置21の制御を中断させることは同様である。異常時処理の内容によっては、大気導入弁7又はアラーム装置8を省略してもよいことは第1の形態と同様である。また、異常状態が発生したか否かを流量条件のみで判断する場合には圧力センサ6が省略されてもよい。
上記の各形態では、吸引チューブ3における流れの状態を示す物理量を検出する手段として、流量センサ5及び圧力センサ6を設けたが、流れの状態を示す物理量として例えば吸引チューブ3における流速を検出し、制御ユニット10、22の演算処理によって流速を流量に換算するといったように、検出手段はハードウエアとしてのセンサ類と、その出力信号を演算処理する演算装置との組み合わせによって実現されてもよい。
1A、1B 吸引器
2 排液容器
3 吸引チューブ(吸引流路)
4 ポンプ(圧力調整手段)
5 流量センサ(検出手段)
6 圧力センサ(検出手段)
7 大気導入弁
8 アラーム装置
9 排液チューブ(吸引流路)
10、22 制御ユニット(制御手段)
11 流量制御部
12 異常時制御部(異常対応手段)
21 抵抗付与装置(抵抗付与手段)

Claims (8)

  1. 患者から被吸引物を吸引するための吸引圧を吸引流路に作用させる吸引器であって、
    前記吸引流路における流れの状態を示す物理量として、少なくとも前記吸引流路の流量を検出する検出手段と、
    前記吸引流路に作用する吸引圧を調整する圧力調整手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記吸引流路の流量が減少すると前記吸引圧が上昇するように、前記圧力調整手段の動作を前記流量に応じて制御する制御手段とを具備し、
    前記制御手段には、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記吸引流路における前記流れの状態が、前記吸引流路の閉塞に対応した異常状態にあるか否かを判別し、前記異常状態にある場合には所定の異常時処理を実行する異常対応手段が設けられ、
    前記異常対応手段は、前記流量の減少速度が所定の減少速度上限値を超えた場合に成立し、又は前記流量が所定の流量下限値よりも減少しかつ前記流量の減少速度が前記減少速度上限値を超えた場合に成立するように設定された流量条件の成否を前記検出手段の検出結果に基づいて判別し、前記流量条件が成立するときに前記異常状態にあると判断する吸引器。
  2. 患者から被吸引物を吸引するための吸引圧を吸引流路に作用させる吸引器であって、
    前記吸引流路における流れの状態を示す物理量として、少なくとも前記吸引流路の流量を検出する検出手段と、
    前記吸引流路に作用する吸引圧を調整する圧力調整手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記吸引流路の流量が減少すると前記吸引圧が上昇するように、前記圧力調整手段の動作を前記流量に応じて制御する制御手段とを具備し、
    前記制御手段には、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記吸引流路における前記流れの状態が、前記吸引流路の閉塞に対応した異常状態にあるか否かを判別し、前記異常状態にある場合には所定の異常時処理を実行する異常対応手段が設けられ、
    前記検出手段は、前記流量に加えて、前記吸引流路における吸引圧を検出するように設けられ、
    前記異常対応手段は、前記吸引圧が所定の圧力上限値を超えかつ前記吸引圧の上昇速度が所定の上昇速度上限値を超えた場合に成立するように設定された圧力条件の成否を前記検出手段の検出結果に基づいて判別し、前記圧力条件が成立するときに前記異常状態にあると判断する吸引器。
  3. 患者から被吸引物を吸引するための吸引圧を吸引流路に作用させる吸引器であって、
    前記吸引流路における流れの状態を示す物理量として、少なくとも前記吸引流路の流量を検出する検出手段と、
    前記吸引流路に作用する吸引圧を調整する圧力調整手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記吸引流路の流量が減少すると前記吸引圧が上昇するように、前記圧力調整手段の動作を前記流量に応じて制御する制御手段とを具備し、
    前記制御手段には、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記吸引流路における前記流れの状態が、前記吸引流路の閉塞に対応した異常状態にあるか否かを判別し、前記異常状態にある場合には所定の異常時処理を実行する異常対応手段が設けられ、
    前記検出手段は、前記流量に加えて、前記吸引流路における吸引圧を検出するように設けられ、
    前記異常対応手段は、前記吸引流路の吸引圧の上昇量に対する前記吸引流路の流量の増加量の割合が所定の圧力流量割合下限値よりも低い場合、又は前記吸引流路の吸引圧の上昇速度に対する前記吸引流路の流量の増加速度の割合が所定の速度割合下限値よりも低い場合のいずれか一方の場合に成立し、又は両者の場合に成立するように設定された割合条件の成否を前記検出手段の検出結果に基づいて判別し、前記割合条件が成立するときに前記異常状態にあると判断する吸引器。
  4. 患者から被吸引物を吸引するための吸引圧を吸引流路に作用させる吸引器であって、
    前記吸引流路における流れの状態を示す物理量として、少なくとも前記吸引流路の流量を検出する検出手段と、
    前記吸引流路に作用する吸引圧を調整する圧力調整手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記吸引流路の流量が減少すると前記吸引圧が上昇するように、前記圧力調整手段の動作を前記流量に応じて制御する制御手段とを具備し、
    前記制御手段には、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記吸引流路における前記流れの状態が、前記吸引流路の閉塞に対応した異常状態にあるか否かを判別し、前記異常状態にある場合には所定の異常時処理を実行する異常対応手段が設けられ、
    前記検出手段は、前記流量に加えて、前記吸引流路における吸引圧を検出するように設けられ、
    前記異常対応手段は、前記吸引流路の流量が所定の流量下限値よりも減少した場合、又は前記流量の減少速度が所定の減少速度上限値を超えた場合のいずれか一方の場合に成立し、又は両者の場合に成立するように設定された流量条件、前記吸引流路の吸引圧が所定の圧力上限値を超えた場合、又は前記吸引圧の上昇速度が所定の上昇速度上限値を超えた場合のいずれか一方の場合に成立し、又は両者の場合に成立するように設定された圧力条件、及び、前記吸引流路の吸引圧の上昇量に対する前記吸引流路の流量の増加量の割合が所定の圧力流量割合下限値よりも低い場合、又は前記吸引流路の吸引圧の上昇速度に対する前記吸引流路の流量の増加速度の割合が所定の速度割合下限値よりも低い場合のいずれか一方の場合に成立し、又は両者の場合に成立するように設定された割合条件の三つの条件のうち、二つの条件が成立し、又は全ての条件が成立するか否かを前記検出手段の検出結果に基づいて判別し、成立するときに前記異常状態にあると判断する吸引器。
  5. 前記圧力調整手段として、前記吸引流路の流れに対する抵抗を調整可能な抵抗付与手段が設けられ、
    前記制御手段は、前記抵抗付与手段によって付与される抵抗が、前記検出手段が検出した流量に応じて変化するように前記抵抗付与手段を制御する請求項3又は4に記載の吸引器。
  6. 患者から被吸引物を吸引するための吸引圧を吸引流路に作用させる吸引器であって、
    前記吸引流路における流れの状態を示す物理量として、少なくとも前記吸引流路の流量を検出する検出手段と、
    前記吸引流路に作用する吸引圧を調整する圧力調整手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記吸引流路の流量が減少すると前記吸引圧が上昇するように、前記圧力調整手段の動作を前記流量に応じて制御する制御手段とを具備し、
    前記制御手段には、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記吸引流路における前記流れの状態が、前記吸引流路の閉塞に対応した異常状態にあるか否かを判別し、前記異常状態にある場合には所定の異常時処理を実行する異常対応手段が設けられ、
    前記圧力調整手段として、前記吸引流路の流れに対する抵抗を調整可能な抵抗付与手段が設けられ、
    前記制御手段は、前記抵抗付与手段によって付与される抵抗が、前記検出手段が検出した流量に応じて変化するように前記抵抗付与手段を制御する吸引器。
  7. 前記異常対応手段は、前記吸引流路の流量が所定の流量下限値よりも減少した場合、又は前記流量の減少速度が所定の減少速度上限値を超えた場合のいずれか一方の場合に成立し、又は両者の場合に成立するように設定された流量条件の成否を前記検出手段の検出結果に基づいて判別し、前記流量条件が成立するときに前記異常状態にあると判断する請求項6に記載の吸引器。
  8. 前記検出手段は、前記流量に加えて、前記吸引流路における吸引圧を検出するように設けられ、
    前記異常対応手段は、前記吸引流路の吸引圧が所定の圧力上限値を超えた場合、又は前記吸引圧の上昇速度が所定の上昇速度上限値を超えた場合のいずれか一方の場合に成立し、又は両者の場合に成立するように設定された圧力条件を前記検出手段の検出結果に基づいて判別し、前記圧力条件が成立するときに前記異常状態にあると判断する請求項6に記載の吸引器。
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