JP6718906B2 - 可動式手摺り - Google Patents

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Description

本発明は、階段や廊下、風呂場、トイレなどに設置される手摺りであって、使用者に合わせてワンタッチで高さを自由に変えることができる簡便な手摺りに関する。
手摺りは、老人や障害者、怪我人、妊産婦、幼い子を連れた人にとって安全な歩行を保証する重要な設備である。特に、階段では転落事故を未然に防ぐ設備として非常に重要である。高齢化が進んだ今日では多数の人が利用する役所、駅、銀行、デパート、病院など公共施設は勿論、日常生活を営む住宅でも、手摺りが設置されるようになっている。
手摺りは、上記のように大人から子供まで使用されるが、床面からの手摺りの高さは使用者にとって高過ぎたり低過ぎたりしては使いづらい。一般的に、大人が使用する高さは床面から75cm〜85cm、子供が使用する高さは60cm〜65cm程度は好ましいとされている。
手摺りの高さが高過ぎる場合、手摺りを持って歩行している者は、後方に重心が掛かり過ぎ、特に、階段を登る場合、転落の危険性があると言われている。そこで、非引用文献1に示すような二段手摺りが提案されている(図12参照)。
インターネット<URL:http://www.naka-kogyo.co.jp>
上記二段手摺りは、上下2本の手摺り100・200が必要であり、その分だけコストが掛かるだけでなく、図12に示すように、下側の手摺り200が上側の手摺り100より歩行者側に突き出し、歩行スペースを狭くする。加えて、平行な2本の手摺り100・200は、外観的に好ましくないという問題もある。そして、この二段手摺りは、上下二段で固定しているため、使用者のニーズに対し、細かく対応することができないという問題もあった。
本発明はこのような従来例の問題に鑑みてなされたもので、一本で細かく高さ調整ができる手摺りの提供をその課題とする。
請求項1に記載した手摺り1は、
上下方向に伸び、且つ左右に並べて壁面Wに取り付けられ、露出面に装着凹部3が複数段に設けられた左右一対のガイドレール50と、
前記装着凹部3の内壁に設けられた係合穴4と、
前記装着凹部3に挿脱される挿脱部分18が設けられたプラグ部材10と、
前記プラグ部材10に収納され、前記挿脱部分18から出没し、前記係合穴4に係脱するラッチ爪45と、
前記プラグ部材10の外面に現れるように設けられ、前記ラッチ爪45を前記挿脱部分18から出没させるラッチ操作部42と、
前記左右一対のガイドレール50の装着凹部3にそれぞれ装着されたプラグ部材10間に架設される手摺り棒材70とで構成されている可動式手摺り1において、
前記プラグ部材10は、縦方向に分割され、縦方向の分割面で合わさせて締結材で固定されたケーシング11と、前記ケーシング11内に収納され、前記ラッチ爪45と前記ラッチ操作部42とが設けられたラッチ部材40とで構成され、
前記ケーシング11は、前記挿脱部分18とケーシング本体12とで構成され、
前記ケーシング本体12は、前記挿脱部分18が突設しているケース本体部分13と、手摺り棒材70の一端が取り付けられた手摺り取付部分14とに分割され、
前記手摺り取付部分14に設けた回転軸15がケース本体部分13の回転穴に挿入され、かつ前記回転軸15に取り付けられた止め輪16による抜け止め状態で回転穴に取り付けられた前記手摺り取付部分14はケース本体部分13の中心軸CLの周りに回転可能に支持され、
前記手摺り棒材70は、前記手摺り取付部分14にスライド可能に保持されていることを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載した手摺り1において(図3〜図7)、
前記係合穴4は、前記装着凹部3の内壁に対向するように設けられ、
前記ケーシング11は、前記挿脱部分18の突出方向への前記ラッチ部材40のスライドを可能にするラッチ収納空間部20を有し、
ラッチ部材40は、そのラッチ本体部分41から前記挿脱部分18の突出方向に伸びた二股状のラッチアーム部43と、前記ラッチアーム部43の先端の互いに反対側の面に突設された前記ラッチ爪45と、前記ラッチ部材40をスライドさせる前記ラッチ操作部42と、前記二股状のラッチアーム部43の間に設けられ、前記ラッチ爪45の離間方向に前記ラッチアーム部43を撓ませる弾発材49とで構成されていることを特徴とする。
請求項3は、請求項1に記載した手摺り1において(図8〜図9)、
前記係合穴4は、前記装着凹部3の内壁に対向するように設けられ、
前記ケーシング11は、挿脱部分18に至る、前記ラッチ部材40を収納するラッチ収納空間部20を有し、
前記ラッチ部材40は、そのラッチ本体部分41から二股状で伸びたラッチアーム部43と、前記ラッチアーム部43の先端の互いに反対側の面に突設されたラッチ爪45と、前記ラッチアーム部43に設けられ、前記ラッチアーム部43を閉じる方向に設けられた前記ラッチ操作部42と、前記二股状のラッチアーム部43の間に設けられ、前記ラッチ爪45の離間方向に前記ラッチアーム部43を撓ませる弾発材49とで構成されていることを特徴とする。
請求項4は、請求項1に記載した手摺り1において(図10)、
前記係合穴4は、前記装着凹部3の内壁に対向するように設けられ、
前記ケーシング11は、挿脱部分18に至る、前記ラッチ部材40を収納するラッチ収納空間部20を有し、
前記ラッチ部材40は、そのラッチ本体部分41から前記挿脱部分18の突出方向に伸びた二股状のラッチアーム部43と、前記ラッチアーム部43の先端の互いに反対側の面に突設されたラッチ爪45と、前記ラッチアーム部43の内側の面に突設された突起44と、
前記突起44を超える位置まで前記ラッチアーム部43の間にスライド自在に設けられ、ラッチ操作部42が設けられている摺動部材26と、
前記ラッチ収納空間部20と前記ラッチアーム部43の間に設けられ、二股状の前記ラッチアーム部43を閉じる方向に押圧付勢する弾発材49とで構成されていることを特徴とする。
請求項6は、請求項2〜5のいずれかに記載の手摺り1において(図11)、
前記ケーシング11は、前記挿脱部分18とケーシング本体12とで構成され、
前記ケーシング本体12は、前記挿脱部分18が突設しているケース本体部分13と、手摺り棒材70の一端が取り付けられた手摺り取付部分14とに分割され、
前記手摺り取付部分14はケース本体部分13の中心軸CLの周りに回転可能に支持され、
前記手摺り棒材70は、前記手摺り取付部分14にスライド可能に保持されていることを特徴とする。
本発明は、ラッチ操作部42を操作するだけで手摺り棒材70が架設されているプラグ部材10をラッチ受け部材2に簡単に脱着することができる。ラッチ受け部材2は上下方向に複数段にわたって設置されているので、適当な高さのラッチ受け部材2を選択するだけで手摺り棒材70の高さを自在に変えることができる。
また、階段やスロープなどの傾斜場所では、傾斜場所の傾斜角度に合わせて手摺り棒材70を設置する必要があるが、手摺り取付部分14はケース本体部分13の中心軸CLの周りに回転可能に支持されており、且つ手摺り棒材70は、前記手摺り取付部分14にスライド可能に保持されているので、傾斜場所の傾斜角度に合わせて手摺り棒材70が設置されるように左右のガイドレール50の装着凹部3を選択し、選択された装着凹部3にプラグ部材10の挿脱部分18を装着すれば目的を達する。
本発明の手摺りを水平に設置した状態の正面図である。 本発明の手摺りを階段のような傾斜部分に傾斜させて設置した状態の正面図である。 本発明の第1実施例のプラグ部材とラッチ受け部材の斜視図である。 図3のプラグ部材の中央断面斜視図である。 図3のプラグ部材のラッチ部材を引き戻した状態の中央断面斜視図である。 図3のプラグ部材の装着状態の断面図である。 図3のプラグ部材のプラグ部材の離脱状態の断面図である。 本発明の第2実施例のプラグ部材の中央断面斜視図である。 図8のプラグ部材の他の実施例のラッチ爪部分の中央断面図である。 本発明の第3実施例のプラグ部材の中央断面斜視図である。 本発明の第4実施例のプラグ部材の手摺り棒材取付部分の断面図である。 従来の二段手摺りの断面図である。
以下、図1乃至図11を参照して本発明について説明する。図1〜図7は第1実施例、図8、図9は第2実施例、図10は第3実施例、図11は第1〜3実施例に共通する第4実施例である。以下、順次説明する。第2実施例以下において、第1実施例と異なる部分を中心に説明し、同じ機能を有する部分については、第1実施例の説明を第2実施例以下に援用する。
手摺り1の第1実施例は、ラッチ受け部材2が設けられたガイドレール50と、プラグ部材10と、手摺り棒材70とで構成されている。ラッチ受け部材2とガイドレール50とは、一体物で構成してもよいし、両者を別体としガイドレール50にラッチ受け部材2を取り付けるようにしてもよい。ガイドレール50は長尺の部材である。
一体の場合は、ガイドレール50に一面に一定間隔で装着凹部3を凹設し、その対向内面に係合穴4が形成される。装着凹部形成面の反対側の面は壁面Wへの取付面となる。
別体の場合は、ラッチ受け部材2はブロック状の部材で形成され、その一面に装着凹部3が凹設され、更にその対向内面に係合穴4が形成されている。このようなラッチ受け部材2を複数用意し、装着凹部形成面の反対側の面を一定の間隔でガイドレール50に取り付ける。
装着凹部3は図の実施例では角穴であるが、別段これに限定されない。また、係合穴4は、後述するラッチ爪45に合わせた形状に形成される。係合穴4の形状に一例をしめすと、図3に示すように、装着凹部3の開口に対して直角に切った断面が半円弧状、或いは図9示すように、装着凹部3の開口側の面が装着凹部3の内壁に直角に形成され、奥に向かって浅くなる鏃状に形成するようにしてもよい。
両者が一体又は別体に拘わらず、係合穴4は図の実施例ではガイドレール50の長手方向に合わせて設置されているが、これに限られず、短手方向に揃えてもよい。
プラグ部材10の第1実施例は、図3〜図7に示すようにケーシング11とラッチ部材40とで構成されている。ケーシング11は、ケーシング本体12とケーシング本体12の先端から突設され、装着凹部3に挿入される挿脱部分18とで構成されている。挿脱部分18は前記装着凹部3に挿脱される部分でケーシング本体12より細く形成されている。
ケーシング11は中空部材で、図の実施例では組み立てのために長手方向に沿って左右二分割されている。
ケーシング本体12には前記中空部分の一部を構成するラッチ部材40のラッチ本体部分41を収納するためのラッチ収納空間部20が形成され、挿脱部分18には前記中空部分の残部を構成するアーム収納空間部21が形成されている。そして、前記アーム収納空間部21の先端部分にはラッチ爪45が出没する開口部22が形成されている。この開口部22は、本実施例では係合穴4に合わせて挿脱部分18の上面と下面に設けられている。(図示していないが、係合穴4が両脇に設けられている場合、開口部22も両横に設けられ、ラッチ部材40のラッチアーム部43は横方向に撓むように配置される。)
ラッチ収納空間部20の上下の幅は、アーム収納空間部21の上下の幅より大きく、両者の接続部分において、ラッチ収納空間部20側に段部23が形成される。そして、プラグ部材10の後端には、後述する手摺り棒材70を取り付けるための通孔30が穿設されている。
ラッチ部材40は、ラッチ本体部分41から二股状にラッチアーム部43が設けられている。そしてその先端の互いに反対側の面にはラッチ爪45が突設されている。このラッチアーム部43は、ラッチ爪45の突設方向に撓むようになっている。ラッチ爪45は図4から分かるように、ラッチアーム部43の突出方向に対して平行な断面における突出面45aが半円弧状に形成されている。この突出面45a形状は、上記半円弧状に限られるものでなく、図6のような台形状、或いは図9のようなプラグ部材10の装着凹部3からの引き抜き方向にカエシ46が設けられた鏃状としてもよい。なお、カエシ46はモドリ或いはバーブとも言われる。
そして、ラッチ本体部分41とラッチアーム部43の基部には段差が設けられており、ラッチ部材40を挿脱部分18の突出方向に移動させた時に、この段差がラッチ収納空間部20側の段部23に当接してラッチ部材40の前進動作を規制する。そしてその時点で次に述べるラッチ爪45が開口部22から外部に突出する。
ラッチ本体部分41の側面にはラッチ部材40をスライドさせるラッチ操作部42が設けられている。ラッチ操作部42は、指先が接するボタン42bと、このボタン42bとラッチ本体部分41とを繋ぐ脚部42aとで構成され、脚部42aがケーシング本体12の側面に設けられ長手方向に伸びた長孔31に配設され、スライドするようになっている。このボタン42bは、ケーシング本体12に形成された長孔31を押してケーシング11の外側に露出しており、外部から操作できるようになっている。
前記二本のラッチアーム部43の間には該ラッチアーム部43の先端を開く方向に押圧付勢する弾発材49が設けられている。弾発材49は、図の実施例では圧縮コイルバネであるが、その他のバネ、或いはゴムを用いることが出来る。
手摺り棒材70は、歩行者が手を添えて歩く時のガイドとなる長尺の部材で、断面円形、あるいは楕円形その他手を添えて歩きやすい形状のものが用意される。通孔30は手摺り棒材70の断面に合わせた形状となっている。なお、通孔30は二つ割にされた左右のケーシング半体の両方に貫通するように設けられ、手摺り棒材70の挿入端部がケーシング11を貫通するようにしてもよいし、内側のケーシング半体だけに設けて、手摺り棒材70の挿入端部がケーシング11内に隠れるようにしてもよい。
次に、プラグ部材10の動きとその機能に付いて説明する。ラッチ部材40はケーシング11内の空間部にスライドするように収納されている。そして、そのラッチ操作部42の脚部42aはケーシング11の側面に設けられた長孔31に挿通され、ラッチ操作部42のボタン42bを介して外部に表れており、外部からラッチ部材40をスライド操作できるようになっている。
このプラグ部材10のラッチ操作部42、換言すれば、ボタン42bを長孔31に沿ってスライドさせると、図4及び図5に示すように、ラッチ部材40をケーシング11の空間部内で前後にスライドさせることができる。
この動きの中でラッチ部材40を挿脱部分18側に移動させた時、挿脱部分18の上下両面に設けた開口部22かららラッチ爪45が突出するようになっている(図4)。プラグ部材10の挿脱部分18を装着凹部3に挿入下状態でこれを行うと、ラッチ爪45が係合穴4に入り込んでプラグ部材10をラッチ受け部材2に装着することができる(図6)。
逆に、ラッチ操作部42をケーシング本体12側に引き戻すと、ラッチ爪45の半円弧状の突出面45aが前記開口部22の孔縁に接触してラッチアーム部43を閉じる方向に撓ませる。この時、ラッチアーム部43間の弾発材49(この場合は、圧縮コイル弾発材)を押し縮められる。そしてそのまま引き戻すと、ラッチ爪45はアーム収納空間部21の内面に摺接しながら移動する。この間、ラッチアーム部43は閉じられたままである。そしてこの状態でプラグ部材10を装着凹部3から引き抜くことができる(図7)。
前記ガイドレール50は、廊下や室内では、その壁面Wに上下方向に伸び、且つ左右に並べて平行に壁面Wに取り付けられる(図1)。左右のガイドレール50に設けられたラッチ受け部材2の装着凹部3は床面から同じ高さになるように取り付けられる(図1)。階段に付ける場合は後述する。
上記のように構成された左右のプラグ部材10の通孔30に手摺り棒材70の両端部をそれぞれ取り付け、ビス固定する。
続いて、壁面Wに取り付けられた左右のガイドレール50のラッチ受け部材2の装着凹部3に、プラグ部材10の挿脱部分18を挿入する。
この時、ラッチ部材40が挿脱部分18側に押し出され、開口部22からラッチ爪45が覗いている状態とする。挿入に従って、ラッチ爪45は装着凹部3の内壁に接触して押し縮められつつ該内壁を摺動し、係合穴4に至る。
係合穴4に至ると、弾発材49の働きでラッチアーム部43が押し広げられ、ラッチ爪45が係合穴4に嵌まり込み固定される。手摺り棒材70の両端のプラグ部材10が、左右のラッチ受け部材2に装着されることにより、手摺り棒材70は壁面Wの所望の高さに設置されることになる。高さを変更したい場合は、上記動作を繰り返して所望の高さの装着凹部3を選択すればよい。
なお、プラグ部材10をケーシング本体12側に引き戻しておいて、ラッチ受け部材2の装着凹部3にプラグ部材10の挿脱部分18を挿入した後、ラッチ部材40を挿脱部分18方向に移動させ、ラッチ爪45を係合穴4に係合させてもよい。
図8は、プラグ部材10の第2実施例の断面斜視図で、プラグ部材10の形状が異なる。この場合、プラグ部材10はスライドせず、ラッチアーム部43に設けた押しボタン状のラッチ操作部42が設けられている。この押しボタン状のラッチ操作部42は、ケーシング本体12部の上面及び下面に設けられたボタン穴32を通して外部に突出しており、このボタン状のラッチ操作部42をケーシング本体12内に押し込むように押圧することでラッチアーム部43を閉じることができる。
手摺り棒材70の床からの高さを変更したい場合、ラッチ受け部材2に装着されているプラグ部材10のラッチ操作部42を押し込んでラッチアーム部43を閉じ、ラッチ爪45を装着凹部3の係合穴4から離脱させる。この状態でラッチ受け部材2からプラグ部材10を外し、好ましい高さの装着凹部3を選択し、前述の離脱作業の逆を行うことで手摺り棒材70の床からの高さを簡単に変更することができる
この場合、ラッチ爪45は先端側に向かって幅狭となる鏃状に形成し、これに合わせて係合穴4も鏃状の窪みとしておくことが好ましい。これによりプラグ部材10をラッチ受け部材2に装着した時に、ラッチ爪45のカエシ46が係合穴4の係止面4aに掛止され、耐引き抜き強度を高める。前記係止面4aは係合穴4の内壁に対して垂直に形成されている。
図10は本発明の第3実施例で、この場合は弾発材49に代えてラッチアーム部43の間にスライド自在に摺動部材26を設け、更にラッチアーム部43のラッチ爪45の反対側の面に対向させて突起44が設けられている。摺動部材26を突起44にスライドさせ、前記摺動部材26の先端部を突起44の間に押し込むと、ラッチアーム部43が開き、ラッチ爪45が係合穴4に嵌まり込む。
逆に、この状態から摺動部材26をケーシング本体12側に引き戻すと、摺動部材26が突起44の間から抜け、ラッチアーム部43自体の弾発力、或いはラッチ収納空間部20とラッチ部材40のラッチ本体部分41の間に設置された弾発材49によりラッチアーム部43が閉じる。その結果、上記同様、ラッチ爪45が係合穴4から離脱する。
なお、摺動部材26には第1実施例と同様のラッチ操作部42が設けられており、このラッチ操作部42をケーシング本体12の外側から操作することで、ラッチアーム部43に沿ってスライドさせることができる。
次に、図2に示すような階段或いはスロープのような傾斜場所について、手摺り1を設置する場合に付いて説明する。この場合は、手摺り1を傾斜場所に沿って傾斜させる必要がある。ガイドレール50の設置は上記実施例と同じであるが、左右のガイドレール50の設置は傾斜場所の傾斜角度に合わせることが好ましい。
この場合、手摺り棒材70は傾斜場所の傾斜角度に合わせる必要があるので、図11に示すようにケーシング本体12をケース本体部分13と手摺り取付部分14に分割し、手摺り取付部分14に設けた回転軸15をケース本体部分13の回転穴に挿入し、止め輪16で回転軸15の回転穴からの抜け止めを行うようにする。二つ割のケーシング11は回転軸15の回転穴への取り付け後、ケーシング11の縦方向の分割面で合わされて図示しなし締結具で固定される。
このようにして用意された左右のプラグ部材10は前述のように手摺り棒材70の両端にそれぞれ取り付けられ、壁面Wに設置されたガイドレール50の選択された装着凹部3に装着される。これにより、手摺り棒材70は、傾斜場所の傾斜に合わせて設置される。また、上記のように装着凹部3を適宜選択することにより、傾斜場所の床面からの手摺り棒材70の設置高さを変更することが出来る。
なお、手摺り1を傾斜させて設置する場合は、手摺り棒材70の長さを傾斜に合わせた長さとしておき、通孔30への挿入代で長さ調整を行う。なお、通孔30に対して手摺り棒材70はスライド可能となっており、挿入代で長さ調整が終了した処でねじ止めによって手摺り取付部分14に固定される。
なお、図の実施例ではラッチアーム部43は、上下一対の二股状に形成された場合を示したが、挿脱部分18に設けた開口部22を上又は下のいずれか一方とし、ラッチアーム部43も1本としてラッチアーム部43に設けたラッチ爪45が上記開口部22から出没し、ラッチ爪45に対応して装着凹部3に設けた1つの係合穴4に係脱させるようにしてもよい。
1:手摺り、2:ラッチ受け部材、3:装着凹部、4:係合穴、4a:係止面、10:プラグ部材、11:ケーシング、12:ケーシング本体、13:ケース本体部分、14:手摺り取付部分、15:回転軸、16:止め輪、18:挿脱部分、20:ラッチ収納空間部、21:アーム収納空間部、22:開口部、23:段部、26:摺動部材、30:通孔、31:長孔、32:ボタン穴、40:ラッチ部材、41:ラッチ本体部分、42:ラッチ操作部、42a:脚部、42b:ボタン、43:ラッチアーム部、44:突起、45:ラッチ爪、45a:突出面、46:カエシ、49:弾発材、50:ガイドレール、60:手摺り装着部、70:手摺り棒材、100・200:従来の二段手摺り、W:壁面

Claims (4)

  1. 上下方向に伸び、且つ左右に並べて壁面に取り付けられ、露出面に装着凹部が複数段に設けられた左右一対のガイドレールと、
    前記装着凹部の内壁に設けられた係合穴と、
    前記装着凹部に挿脱される挿脱部分が設けられたプラグ部材と、
    前記プラグ部材に収納され、前記挿脱部分から出没し、前記係合穴に係脱するラッチ爪と、
    前記プラグ部材の外面に現れるように設けられ、前記ラッチ爪を前記挿脱部分から出没させるラッチ操作部と、
    前記左右一対のガイドレールの装着凹部にそれぞれ装着されたプラグ部材間に架設される手摺り棒材とで構成されている可動式手摺りにおいて、
    前記プラグ部材は、縦方向に分割され、縦方向の分割面で合わさせて締結材で固定されたケーシングと、前記ケーシング内に収納され、前記ラッチ爪と前記ラッチ操作部とが設けられたラッチ部材とで構成され、
    前記ケーシングは、前記挿脱部分とケーシング本体とで構成され、
    前記ケーシング本体は、前記挿脱部分が突設しているケース本体部分と、手摺り棒材の一端が取り付けられた手摺り取付部分とに分割され、
    前記手摺り取付部分に設けた回転軸がケース本体部分の回転穴に挿入され、かつ前記回転軸に取り付けられた止め輪による抜け止め状態で回転穴に取り付けられた前記手摺り取付部分はケース本体部分の中心軸の周りに回転可能に支持され、
    前記手摺り棒材は、前記手摺り取付部分にスライド可能に保持されていることを特徴とする可動式手摺り。
  2. 前記係合穴は、前記装着凹部の内壁に対向するように設けられ、
    前記ケーシングは、前記挿脱部分の突出方向への前記ラッチ部材のスライドを可能にするラッチ収納空間部を有し、
    ラッチ部材は、そのラッチ本体部分から前記挿脱部分の突出方向に伸びた二股状のラッチアーム部と、前記ラッチアーム部の先端の互いに反対側の面に突設された前記ラッチ爪と、前記ラッチ部材をスライドさせる前記ラッチ操作部と、前記二股状のラッチアーム部の間に設けられ、前記ラッチ爪の離間方向に前記ラッチアーム部を撓ませる弾発材とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の可動式手摺り。
  3. 前記係合穴は、前記装着凹部の内壁に対向するように設けられ、
    前記ケーシングは、前記挿脱部分に至る、前記ラッチ部材を収納するラッチ収納空間部を有し、
    前記ラッチ部材は、そのラッチ本体部分から二股状で伸びたラッチアーム部と、前記ラッチアーム部の先端の互いに反対側の面に突設されたラッチ爪と、前記ラッチアーム部に設けられ、前記ラッチアーム部を閉じる方向に設けられた前記ラッチ操作部と、前記二股状のラッチアーム部の間に設けられ、前記ラッチ爪の離間方向に前記ラッチアーム部を撓ませる弾発材とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の可動式手摺り。
  4. 前記係合穴は、前記装着凹部の内壁に対向するように設けられ、
    前記ケーシングは、挿脱部分に至る、前記ラッチ部材を収納するラッチ収納空間部を有し、
    前記ラッチ部材は、そのラッチ本体部分から前記挿脱部分の突出方向に伸びた二股状のラッチアーム部と、前記ラッチアーム部の先端の互いに反対側の面に突設されたラッチ爪と、前記ラッチアーム部の内側の面に突設された突起と、
    前記突起を超える位置まで前記ラッチアーム部の間にスライド自在に設けられ、ラッチ操作部が設けられている摺動部材と、
    前記ラッチ収納空間部と前記ラッチアーム部の間に設けられ、二股状の前記ラッチアーム部を閉じる方向に押圧付勢する弾発材とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の可動式手摺り。
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