JP6718133B2 - ワイヤレス受電装置およびワイヤレス電力伝送システム - Google Patents

ワイヤレス受電装置およびワイヤレス電力伝送システム Download PDF

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Description

本発明は、ワイヤレス受電装置およびワイヤレス電力伝送システムに関するものである。
近年、電気自動車や携帯機器において、電源ケーブルを用いることなく外部から電力をワイヤレスで供給するワイヤレス電力伝送技術が注目されている。
このようなワイヤレス電力伝送技術において、例えば、特許文献1では、走行中の車両(電気自動車)へ効率的に電力を供給する走行中給電に関する給電装置が開示されている。
特開2011−166992号公報
しかしながら、特許文献1に開示される技術では、受電した電力は充電部を介して蓄電装置に充電するように構成されており、この充電動作には充電部を起動させるための時間が必要となるため、即座に充電動作が開始できないという問題がある。そのため、走行中給電のように電気自動車が高速で給電エリアに進入した場合、充電部が起動するまでの間、蓄電装置への充電が行われない区間が存在することになる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、走行中給電において、充電部の充電動作のレスポンスを向上させ、効率的な充電動作が可能なワイヤレス受電装置およびワイヤレス電力伝送システムを提供することを目的とする。
本発明に係るワイヤレス受電装置は、移動体に搭載されるワイヤレス受電装置であって、ワイヤレスにて電力を受電する受電部と、受電部が受電した電力を整流して出力する整流部と、整流部の出力電圧および出力電流を変換して蓄電部に出力する充電部と、充電部に電力を供給する電力供給部と、電力供給部から充電部への電力供給の始動もしくは停止を制御する制御部を備え、制御部は、整流部から充電部に所定の電力が供給される前に、電力供給部から充電部への電力供給を始動し、充電部を起動させることを特徴とする。
本発明によれば、充電部に電力を供給する電力供給部と、電力供給部から充電部への電力供給の始動もしくは停止を制御する制御部を備え、制御部は、整流部から充電部に所定の電力が供給される前に、電力供給部から充電部への電力供給を始動し、充電部を起動させている。そのため、整流部から充電部に所定の電力が供給される前に、充電部をスタンバイ状態にできる。したがって、充電部における蓄電部への充電動作時の起動時間が短縮される。その結果、走行中給電において、充電部の充電動作のレスポンスを向上させ、効率的な充電動作が可能となる。
好ましくは、移動体の給電エリアに対する位置情報を取得する位置情報取得部をさらに備え、制御部は、位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて、電力供給部から充電部への電力供給を始動させるとよい。この場合、電力供給部の不要な電力消費を抑制しつつ、充電部の充電動作のレスポンスを確実に向上させることができる。
好ましくは、制御部は、充電部の起動の有無を検出する検出部を有し、検出部により充電部が起動したことを検知したとき、電力供給部から充電部への電力供給を停止させるとよい。この場合、電力供給部の不要な電力消費を抑制できる。
好ましくは、電力供給部の出力電圧および出力電流を変換する電力変換部をさらに備え、電力供給部は、電力変換部を介して、充電部の充電動作を制御する制御回路部に直接接続されているとよい。この場合、充電部の充電動作を制御する制御回路部の定格電圧および必要最低電圧や電力供給部の出力電圧によらずに、整流部から充電部に所定の電力が供給される前に、充電部を起動させることで、充電部を確実にスタンバイ状態にできる。
好ましくは、電力供給部は、整流部と充電部との間に接続されているとよい。この場合、充電部に入力される電圧および電流を変換して制御回路部に出力する充電部の内部用電力変換部を介して、充電部の充電動作を制御する制御回路部に電力を供給することができるため、電力供給部の出力電圧および出力電流を変換するための変換回路を別途設ける必要がないことから、部品点数を削減することができる。
好ましくは、電力供給部は、蓄電部であるとよい。この場合、部品点数を削減することができる。
好ましくは、電力供給部は、蓄電部と別体であるとよい。この場合、移動体の駆動に用いられる蓄電部の電力の消費を抑えることができる。
好ましくは、充電部の出力電圧を検出する電圧検出部をさらに備え、電力供給部は、蓄電部と別体の充電可能な蓄電部品であって、整流部と充電部との間に接続され、電圧検出部により検出される出力電圧が予め設定した基準値を上回ったとき、整流部から電力供給部に電力が供給されるとよい。この場合、蓄電部が満充電に近づくことにより発生する余剰電力の再利用を図ることができる。また、電力供給部に電力が供給されることで、充電部の出力側がハイインピーダンスになることによる充電部の入力側の過電圧を防止できる。
本発明に係るワイヤレス電力伝送システムは、ワイヤレス給電装置と、上記ワイヤレス受電装置と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、走行中給電において、充電部の充電動作のレスポンスを向上させ、効率的な充電動作が可能なワイヤレス電力伝送システムを得ることができる。
本発明によれば、走行中給電において、充電部の充電動作のレスポンスを向上させ、効率的な充電動作が可能となるワイヤレス受電装置およびワイヤレス電力伝送システムを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムを示す模式構成図である。 本発明の第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおけるワイヤレス給電装置の回路構成を示す模式構成図である。 本発明の第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおけるワイヤレス受電装置の回路構成を示す模式構成図である。 従来の整流部の出力動作、充電部の内部用電力変換部の出力動作、充電部の制御回路部の制御動作および充電部の充電動作を模式的に示した図である。 本発明の第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおける整流部の出力動作、充電部の内部用電力変換部の出力動作、充電部の制御回路部の制御動作および充電部の充電動作を模式的に示した図である。 従来のワイヤレス電力伝送システムのワイヤレス給電装置の回路構成を示す模式構成図である。 従来のワイヤレス電力伝送システムのワイヤレス受電装置の回路構成を示す模式構成図である。 本発明の第2実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおけるワイヤレス受電装置の回路構成を示す模式構成図である。 本発明の第3実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおけるワイヤレス受電装置の回路構成を示す模式構成図である。 本発明の第4実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおけるワイヤレス受電装置の回路構成を示す模式構成図である。 本発明の第5実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムを示す模式構成図である。 本発明の第6実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおけるワイヤレス受電装置の回路構成を示す模式構成図である。 本発明の第7実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおけるワイヤレス受電装置の回路構成を示す模式構成図である。 本発明の第8実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおけるワイヤレス受電装置の回路構成を示す模式構成図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS1の全体構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムを示す模式構成図である。
ワイヤレス電力伝送システムS1は、図1に示すように、ワイヤレス給電装置100と、ワイヤレス受電装置200と、を備える。ワイヤレス給電装置100は、電源部PSと、駆動回路110と、給電部120と、を有する。図1に示されているように、ワイヤレス給電装置100は、移動体の進行方向に沿って、移動体の走行レーン上に敷設されており、ワイヤレス給電装置100の給電部120により、給電エリアが形成されている。なお、本実施形態では、ワイヤレス電力伝送システムS1は、ワイヤレス給電装置100の1つで構成されているがそれに限られず、複数のワイヤレス給電装置100が敷設されていてもよい。ワイヤレス受電装置200は、受電部210と、整流部220と、充電部230と、電力供給部240と、制御部250と、を有する。ワイヤレス受電装置200は、移動体に搭載される。移動体としては、例えば、電気自動車、工場内で物品等を搬送する搬送車、移動して作業を行う移動ロボットやエレベータなどが挙げられる。本実施形態では、移動体が給電エリアに進入し、受電部210の一部または全てが給電部120と対向するとき(給電部120の給電範囲に位置するとき)、給電部120から受電部210にワイヤレスにて電力伝送が行われる。なお、以下の説明においては、ワイヤレス電力伝送システムS1を走行中の移動体に対してワイヤレスにて給電が可能な設備に適用した例を用いて説明する。
次に、図2を参照して、本発明の第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS1におけるワイヤレス給電装置100の回路構成について詳述する。図2は、本発明の第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおけるワイヤレス給電装置の回路構成を示す模式構成図である。
駆動回路110は、給電用電力変換部111と、スイッチ駆動部112を有する。この駆動回路110は、電源部PSから供給される入力直流電力を交流電力に変換する機能を有する。電源部PSは、直流電源であれば特に制限されず、例えば直流安定化電源、商用電源にPFC回路(力率改善回路)を接続したものなどが挙げられる。ここで、電源部PSとして、商用電源に力率改善回路を接続したものを用いる場合、力率改善回路は、駆動回路110と一体化して構成してもよい。
給電用電力変換部111は、複数のスイッチング素子がブリッジ接続されたスイッチング回路から構成される。スイッチング素子としては、例えば、MOS−FET(Metal Oxide Semiconductor−Field Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などの素子が挙げられる。本実施形態では、スイッチング素子として、MOS−FETを用い、4つのスイッチング素子SW1〜SW4がブリッジ接続されたフルブリッジ型回路となっている。各スイッチング素子SW1〜SW4は、スイッチ駆動部112から供給されるSW制御信号SG1〜SG4に応じてON動作またはOFF動作を行う。具体的には、給電用電力変換部111は、スイッチング素子SW1のソースとスイッチング素子SW3のドレインが接続され、スイッチング素子SW2のソースとスイッチング素子SW4のドレインが接続され、スイッチング素子SW1のドレインとスイッチング素子SW2のドレインが電源部PSの一端に接続され、スイッチング素子SW3のソースとスイッチング素子SW4のソースが電源部PSの他端に接続されている。また、スイッチ駆動部112は、スイッチング素子SW1とスイッチング素子SW4が同期してON・OFF動作するようにSW制御信号SG1およびSG4をそれぞれスイッチング素子SW1およびSW4のゲートに出力し、スイッチング素子SW2とスイッチング素子SW3が同期してON・OFF動作するようにSW制御信号SG2およびSG3をそれぞれスイッチング素子SW2およびSW3のゲートに出力する。これにより、各スイッチング素子SW1〜SW4をON・OFF制御することで、電源部PSから供給される入力直流電力が交流電力に変換されて、後述する給電部120に交流電流Ioが供給される。
給電部120は、給電コイルLtと、給電側リアクタンス回路X10と、を有する。ワイヤレス電力伝送システムS1を電気自動車などの車両への給電設備に用いた場合、給電部120は地中または地面近傍に配設されることとなる。この給電部120は、給電コイルLtと、給電側リアクタンス回路X10が樹脂製の筐体で一体化されているとよい。
給電コイルLtは、給電側リアクタンス回路X10とともに給電側LC共振回路を形成している。この給電コイルLtは、駆動回路110から供給された交流電力を後述する受電コイルLrに給電する機能を有する。具体的には、給電コイルLtは、銅やアルミニウムなどの導線を巻回して構成されており、駆動回路110から給電コイルLtに交流電圧が印加されることにより、給電コイルLtに交流電流が流れ、交流磁界を発生させる。なお、給電コイルLtを構成する導線は、単線であってもよく、導線を複数撚り合わせたリッツ線であっても構わない。また、給電コイルLtは、導線を平面状に巻回したもの、導線を螺旋状に巻回したものなど様々な形状のものを適用できる。
給電側リアクタンス回路X10は、給電側LC共振回路の共振周波数を調整する機能を有する。この給電側リアクタンス回路X10は、給電コイルLtと共振するためのコンデンサやインダクタから構成される。本実施形態では、給電側リアクタンス回路X10は、第1の共振コンデンサCt1と、第2の共振コンデンサCt2と、を有する。第1の共振コンデンサCt1は、給電コイルLtの一端と、スイッチング素子SW1およびスイッチング素子SW3の接続点との間に接続されている。第2の共振コンデンサCt2は、給電コイルLtの他端と、スイッチング素子SW2とスイッチング素子SW4の接続点との間に接続されている。つまり、第1の共振コンデンサCt1と第2の共振コンデンサCt2は、それぞれ給電コイルLtに直列に接続されている。なお、給電側リアクタンス回路X10は、第1の共振コンデンサCt1、第2の共振コンデンサCt2にインダクタが直列又は並列に接続されていてもよい。また、本実施形態では、給電コイルLtに、第1の共振コンデンサCt1と第2の共振コンデンサCt2がそれぞれ直列接続されているがこれに限られることなく、例えば、給電コイルLtに第1の共振コンデンサCt1のみが直列に接続されていてもよく、給電コイルLtに第1の共振コンデンサCt1のみが並列に接続されていてもよく、あるいは、給電コイルLtに第1の共振コンデンサCt1が直列に接続され、第2の共振コンデンサCt2が並列に接続される構成としてもよい。これら第1および第2の共振コンデンサCt1,Ct2としては、容量誤差の小さいフィルムコンデンサや周波数特性の良い積層セラミックコンデンサなどが挙げられる。
ここで、ワイヤレス給電装置100の給電動作について詳細に説明する。本説明においては、給電部120に印加される電圧および流れる電流は、スイッチング素子SW3とスイッチング素子SW4の接続点を電圧値の基準、スイッチング素子SW1とスイッチング素子SW3の接続点から給電コイルへ電流が流入する方向を電流値の基準とする。ワイヤレス給電装置100が給電動作を開始すると、電源部PSから給電用電力変換部111の両端に入力電圧Vinが印加されるとともに、スイッチ駆動部112からSW制御信号SG1およびSW制御信号SG4とSW制御信号SG2およびSW制御信号SG3が駆動周波数fの周期で交互に出力される。これにより、スイッチング素子SW1およびスイッチング素子SW4とスイッチング素子SW2およびスイッチング素子SW3が交互にON・OFF動作する。スイッチング素子SW1とスイッチング素子SW4がON動作、スイッチング素子SW2とスイッチング素子SW3がOFF動作のときに、給電部120に電圧Voが印加され、電流Ioがスイッチング素子SW1、第1の共振コンデンサCt1、給電コイルLt、第2の共振コンデンサCt2、スイッチング素子SW4の順に流れる。同様に、スイッチング素子SW2とスイッチング素子SW3がON動作、スイッチング素子SW1とスイッチング素子SW4がOFF動作のときに、給電部120に電圧−Voが印加され、電流−Ioがスイッチング素子SW2、第2の共振コンデンサCt2、給電コイルLt、第1の共振コンデンサCt1、スイッチング素子SW3の順に流れる。電圧Voは絶対値が入力電圧Vinとほぼ等しい正の電圧値であり、電圧−Voは絶対値が入力電圧Vinとほぼ等しい負の電圧値であり、電圧Voと電圧−Voは駆動周波数fの周期で切り替わる。つまり、電源部PSから供給される直流の入力電圧Vinが、給電用電力変換部111で駆動周波数fの交流波形に変換され、給電用電力変換部111から駆動周波数fの交流波形が出力されることにより、給電コイルLtには駆動周波数fの交流電流Ioが流れる。そして、給電コイルLtは、交流電流Ioに基づく交流磁界を発生させる。
次に、図3を参照して、本発明の第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS1におけるワイヤレス受電装置200の回路構成を示す模式構成図について詳述する。図3は、本発明の第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおけるワイヤレス受電装置の回路構成を示す模式構成図である。
受電部210は、受電コイルLrと、受電側リアクタンス回路X20と、を有する。ワイヤレス電力伝送システムS1を電気自動車などの車両への給電設備に用いた場合、受電部210は、車両下部に搭載されることとなる。この受電部210は、受電コイルLrと受電側リアクタンス回路X20が樹脂製の筐体で一体化されているとよい。
受電コイルLrは、受電側リアクタンス回路X20とともに受電側LC共振回路を形成している。この受電コイルLrは、給電コイルLtから給電された交流電力を受電する機能を有する。具体的には、受電コイルLrは、銅やアルミニウムなどの導線を巻回して構成されており、給電コイルLtが発生する交流磁界を受けることで、受電コイルLrに交流起電力が発生して、交流電流が流れる。これにより、給電コイルLtから受電コイルLrにワイヤレスにて交流電力が伝送される。なお、受電コイルLrを構成する導線は、単線であってもよく、導線を複数撚り合わせたリッツ線であっても構わない。また、受電コイルLrは、導線を平面状に巻回したもの、導線を螺旋状に巻回したものなど様々な形状のものを適用できる。
受電側リアクタンス回路X20は、受電側LC共振回路の共振周波数を調整する機能を有する。この受電側リアクタンス回路X20は、受電コイルLrと共振するためのコンデンサやインダクタから構成される。本実施形態では、給電側リアクタンス回路X20は、第1の共振コンデンサCr1と、第2の共振コンデンサCr2と、を有する。第1の共振コンデンサCr1の一端は、受電コイルLrの一端と接続され、第2の共振コンデンサCr2の一端は、受電コイルLrの他端と接続されている。つまり、第1の共振コンデンサCr1と第2の共振コンデンサCr2は、受電コイルLrに直列接続されている。なお、受電側リアクタンス回路20は、第1の共振コンデンサCr1、第2の共振コンデンサCr2にインダクタが直列又は並列に接続されていてもよい。また、本実施形態では、受電コイルLrに、第1の共振コンデンサCr1と第2の共振コンデンサCr2がそれぞれ直列接続されているがこれに限られることなく、例えば、受電コイルLrに第1の共振コンデンサCr1のみが直列に接続されていてもよく、受電コイルLrに第1の共振コンデンサCr1のみが並列に接続されていてもよく、あるいは、受電コイルLrに第1の共振コンデンサCr1が直列に接続され、第2の共振コンデンサCr2が並列に接続される構成としてもよい。これら第1および第2の共振コンデンサCr1,Cr2としては、容量誤差の小さいフィルムコンデンサや周波数特性の良い積層セラミックコンデンサなどが挙げられる。
整流部220は、受電部210が受電した交流電力を整流して、充電部230に直流電力を出力する機能を有する。整流部220は、複数の半導体素子と、平滑コンデンサC0から構成されている。半導体素子としては、例えばショットキーバリアダイオード、PNダイオード、PINダイオードなどのダイオードが挙げられる。本実施形態においては、半導体素子として、4つのダイオードD1〜D4がブリッジ接続されたブリッジ型整流回路となっている。具体的には、ダイオードD1〜D4は、ダイオードD1のアノードとダイオードD3のカソードが接続され、ダイオードD2のアノードとダイオードD4のカソードが接続されており、ダイオードD1のカソードとダイオードD2のカソードが平滑コンデンサC0の一端に接続され、ダイオードD3のアノードとダイオードD4のアノードが平滑コンデンサC0の他端に接続されている。すなわち、整流部220は、ブリッジ型整流回路において、受電部210から供給される交流電力を全波整流し、整流された直流電圧を平滑コンデンサC0により平滑化して出力する。
充電部230は、整流部220と蓄電部B0の間に接続され、整流部220から出力された直流電力の電流および電圧を変換し、蓄電部B0へと直流電力を出力する機能を有する。充電部230は、充電用電力変換部231と、内部用電力変換部232と、制御回路部233と、を有する。蓄電部B0は、移動体の駆動に用いられる動力源である主バッテリーであり、二次電池であれば特に制限されず、例えばリチウムイオン二次電池、または、鉛蓄電池が挙げられる。
充電用電力変換部231は、インダクタL1とコンデンサC1とダイオードD5とスイッチング素子SW5で構成されている。具体的には、スイッチング素子SW5とインダクタL1は、整流部220の一端と蓄電部B0の一端の間に直列に接続され、スイッチング素子SW5とインダクタL1の接続点にダイオードD5のカソードが接続され、インダクタと蓄電部B0の一端の接続点にコンデンサC1の一端が接続されている。ダイオードD5のアノードとコンデンサC1の他端は、整流部220の他端と蓄電部B0の他端に接続されている。内部用電力変換部232は、整流220から出力された直流電力が供給される充電部230の入力両端に接続されている。内部用電力変換部232は、小電力用の電力変換回路で構成され、整流部220からの電力を変換し、後述する制御回路部233に電力を供給する。この内部用電力変換部232は、起動可能な電力を供給されてから起動するまでに時間を要する。制御回路部233は、スイッチング素子SW5がON・OFF動作するようにSW制御信号SG5をスイッチング素子SW5のゲートに出力する。つまり、充電部230においては、制御回路部233が電力を受けてスイッチング素子SW5のON・OFF動作を開始させることで、充電用電力変換部231が整流部220から電力を受けて蓄電部B0に電力を出力できるスタンバイ状態となる。これにより、スイッチング素子SW5をON・OFF制御することで、整流部の出力電圧Vo3が充電部の出力電圧Vo4に変換され、この出力電圧Vo4が蓄電部B0に印加される。このように、本実施形態では、充電用電力変換部231は、非絶縁型降圧コンバータとなっているがこれに限らない。充電用電力変換部231は、整流部220から出力される直流電圧および蓄電部B0の定格電圧に応じて、昇圧型コンバータ、昇降圧型コンバータ、降圧型コンバータのいずれかであればよい。また、充電用電力変換部231は、トランスを用いる絶縁型であってもよく、複数の素子を用いるインターリーブ型であってもよい。
ここで、ワイヤレス受電装置200の受電動作を詳細に説明する。本説明においては、受電部210に印加される電圧および流れる電流は、ダイオードD1とダイオードD3の接続点を電圧値の基準、受電コイルLrからダイオードD2とダイオードD4の接続点に電流が流入する方向を電流値の基準とする。受電コイルLrは、給電コイルLtが発生する交流磁界を受けて、交流起電力が発生する。これにより、受電部210の両端には、交流起電力である交流電圧Vo2が印加されるとともに、交流起電力に基づく交流電流Io2が受電コイルLrに流れる。交流電圧Vo2および交流電流Io2は、整流部220により整流・平滑され、直流電圧Vo3および直流電流Io3が生成される。充電動作が停止しているとき、すなわち、スイッチング素子SW5がOFF状態のとき、直流電圧Vo3が充電部230の両端に印加される。一方、充電動作が開始し制御回路部233からSW制御信号SG5が間欠的に出力され、スイッチング素子SW5がON・OFF動作すると、直流電圧Vo3が充電部230の両端に印加され、充電部230により、直流電圧Vo3および直流電流Io3が直流電圧Vo4および直流電流Io4に変換される。そして、充電部230から出力される直流電圧Vo4が蓄電部B0の両端に印加され、直流電流Io4が蓄電部B0に供給されて蓄電される。なお、直流電圧Vo4は、スイッチング素子SW5のON動作時間・OFF動作時間により設定される。
電力供給部240は、電力を蓄電することができ、充電部230の制御回路部233に蓄電した電力を供給する機能を有する。この電力供給部240としては、蓄電部B0であってもよく、蓄電部B0と別体であっても構わない。本実施形態では、電力供給部240が蓄電部B0と別体から構成されている。すなわち、本実施形態では、ワイヤレス受電装置200は、蓄電部B0を構成する蓄電部品とは別に独立して存在する蓄電部品を備えていることを意味する。このような蓄電部品としては、移動体に元々搭載されている蓄電部品から構成されていてもよく、移動体に元々搭載されている蓄電部品とは別に新たに搭載した蓄電部品から構成されてもよい。例えば、移動体の小電力用設備を駆動させるための補助バッテリーである蓄電部品や移動体の運動エネルギーや熱エネルギーの回生エネルギーを蓄電する蓄電部品などであってもよい。本実施形態では、電力供給部240は、充電部230の制御回路部233に電力供給するために、移動体に新たに搭載した蓄電部品から構成している。これら蓄電部品としては、リチウムイオン二次電池や鉛蓄電池などの二次電池、電解コンデンサや電気二重層コンデンサなどのコンデンサが挙げられる。電力供給部240は、後述する制御部250のスイッチング素子SW6を介して、充電部230の制御回路部233に接続されている。本実施形態では、電力供給部240は、整流部220から出力された直流電力が供給される充電部230の入力両端とは別系統にて充電部230の制御回路部233へ電力を供給しているがこれに限られず、電力供給部240の出力両端を、整流部220の出力両端と、充電部230の入力両端の間に接続し、整流部220から充電部230の入力両端への電力供給と同系統にして、充電部230の制御回路部233へ電力を供給しても構わない。また、電力供給部240の出力端と充電部230の制御回路部233の入力端の間に逆流防止用のダイオード(図示しない)を接続しても構わない。このように構成される電力供給部240が充電部230の制御回路部233に電力を供給することによって、充電部230においては、制御回路部233が電力を受けてスイッチング素子SW5のON・OFF動作を開始させて充電部230を起動させることで、充電用電力変換部231が整流部220から電力を受けて蓄電部B0に電力を出力できるスタンバイ状態となる。
制御部250は、電力供給部240から充電部230への電力供給の始動もしくは停止を制御する機能を有する。制御部250は、スイッチング素子SW6と、給電スイッチ制御部251と、を有する。スイッチング素子SW6は、電力供給部240の一端と、充電部230の制御回路部233の一端の間に接続される。スイッチング素子SW6は、後述する給電スイッチ制御部251から出力されるSW制御信号SG6を受けたとき、電力供給部240と、充電部230の制御回路部233を導通させる機能を有する。具体的には、スイッチング素子SW6が給電スイッチ制御部251からSW制御信号SG6を受けてON状態となると、電力供給部240から充電部230の制御回路部233に電力が供給され、スイッチング素子SW6が給電スイッチ制御部251からSW制御信号SG6を受けなくなってOFF状態となると、電力供給部240から充電部230の制御回路部233に電力が供給されなくなる。給電スイッチ制御部251は、SW制御信号SG6を出力または停止することでスイッチング素子SW6のON・OFF動作を制御する。具体的には、給電スイッチ制御部251は、整流部220から充電部230に所定の電力が供給される前であって、充電部230の制御回路部233に電力供給部240からの電力供給が必要なとき、SW制御信号SG6を出力し、スイッチング素子SW6をON状態とすることで、電力供給部240から充電部230の制御回路部233への電力供給が始動し、充電部230の制御回路部233に電力供給部240からの電力供給が不要なとき、SW制御信号SG6を停止し、スイッチング素子SW6をOFF状態とすることで、電力供給部240から充電部230の制御回路部233への電力供給を停止することができる。これにより、制御部250は、電力供給部240の電力供給の開始もしくは停止を制御することで、整流部220から充電部230に所定の電力が供給される前に、電力供給部240から充電部230への電力供給を始動し、充電部230を起動させることができる。ここで、整流部220から充電部230に所定の電力が供給される前とは、充電部230の入力電圧範囲の下限以上の電圧が充電部230に印加される前であればよく、充電部230の内部用電力変換部232が起動し、内部用電力変換部232から制御回路部233への電力供給が開始する電圧が充電部230に印加される前であればより好ましい。
このような構成を備えることにより、ワイヤレス給電装置100の給電部110とワイヤレス受電装置200の受電部210が対向することで、磁気的に結合し、駆動回路110から給電部120に供給された交流電力が受電部210にワイヤレスにて伝送される。
次に、図4および図5を参照して、本発明の第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS1の充電動作と、従来のワイヤレス電力伝送システムの充電動作の違いについて説明する。図4は、従来の整流部の出力動作、充電部の内部用電力変換部の出力動作、充電部の制御回路部の制御動作および充電部の充電動作を模式的に示した図である。図5は、本発明の第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおける整流部の出力動作、充電部の内部用電力変換部の出力動作、充電部の制御回路部の制御動作および充電部の充電動作を模式的に示した図である。
ここで、図4および図5は、横軸を移動体に搭載されるワイヤレス受電装置200の受電部210の位置を示し、k0を移動体が給電エリアに到達する前の任意の位置、k1をワイヤレス給電装置100の給電開始位置、k2をワイヤレス給電装置100の給電終了位置とする。つまり、k0からk1までが給電エリア到達前であり、k1からk2までがワイヤレス給電装置100の給電可能範囲、k2以降が給電エリア通過後となる。なお、説明の便宜上のため、図中の動作は全てONもしくはOFFで表している。また、横軸k0〜k2の間隔は、移動体の走行速度やワイヤレス給電装置100の給電エリアの大きさによって変化する。
まず、図4を参照して、従来例の充電動作の説明を行う前に、図6を参照して、従来のワイヤレス電力伝送システムにおけるワイヤレス受電装置について説明する。図6aは、従来のワイヤレス電力伝送システムのワイヤレス給電装置の回路構成を示す模式構成図である。図6bは、従来のワイヤレス電力伝送システムのワイヤレス受電装置の回路構成を示す模式構成図である。ワイヤレス給電装置10は、電源PSaと、駆動回路11と、給電部12と、を有する。駆動回路11は、4つのスイッチング素子SW1a〜SW4aがブリッジ接続されたフルブリッジ型回路となっている給電用電力変換部11aと、各スイッチング素子SW1a〜SW4aをSW制御信号SG1a〜SG4aによりON・OFF制御するスイッチ駆動部11bを有する。給電部12は、給電コイルLtaと、第1の共振コンデンサCt1aと、第2の共振コンデンサCt2aを有する給電側リアクタンス回路X1を有する。ワイヤレス受電装置20は、受電部21と、整流部22と、充電部23と、を有する。受電部21は、受電コイルLraと、第1の共振コンデンサCr1aと、第2の共振コンデンサCr2aを有する受電側リアクタンス回路X2と、を有する。整流部22は、4つのダイオードD1a〜D4aがブリッジ接続されたブリッジ型整流回路と、平滑コンデンサC0aと、を有する。充電部23は、インダクタL1aとコンデンサC2aとダイオードD5aとスイッチング素子SW5aで構成されている充電用電力変換部23aと、内部用電力変換部23bと、制御回路部23cと、を有する。つまり、従来のワイヤレス電力伝送システムは、ワイヤレス受電装置20において、本発明の第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS1のワイヤレス受電装置200から制御部240を取り除いた装置である。なお、電源PSa、駆動回路11A、給電部12A、受電部21、整流部22、充電部23、蓄電部B1の各構成は、本発明の第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS1の第1および第2のワイヤレス給電装置100ならびにワイヤレス受電装置200の構成と同様であるため、詳細な説明は省略する。続いて、図4を参照して、従来のワイヤレス電力伝送システムの充電動作の説明を行う。まず、移動体がk0からk1まで移動するとき、ワイヤレス給電装置の給電部と受電部21が重なっていないため、受電部21に電力が伝送されない。このとき、整流部22の出力動作がOFF状態のため、充電部23の内部用電力変換部23bの出力動作および制御回路部23cの制御動作、充電用電力変換部23aの充電動作もOFF状態となる。続いて、移動体がk1からk2まで移動するとき、給電部と受電部21が重なることで、給電部から受電部21に電力が伝送される。このとき、整流部22の出力動作がON状態になり、充電部23の内部用電力変換部23bの出力動作および制御回路部23cの制御動作、充電用電力変換部23aの充電動作もON状態となる。ここで、充電部23の内部用電力変換部23bは起動に時間を要するため、充電部23の制御回路部23cがSW制御信号を出力するタイミングが遅れ、充電部23の充電用電力変換部23aのスイッチング素子がON状態になるタイミングが遅れることで、充電部23aの充電動作のON状態になるタイミングがさらに遅れる。この遅れにより、蓄電部B1への充電が行われない区間が存在することになる。そして、移動体がk2を通過すると、給電エリアを通過したため、給電動作が終了する。
次に、図5を参照して、本発明の第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS1の充電動作の説明を行う。まず、移動体がk0からk1まで移動するとき、給電部120と受電部210が重なっていないため、受電部210に電力が伝送されない。すなわち、整流部220の出力動作がOFF状態であり、充電部230の充電動作もOFF状態である。このとき、制御部250が電力供給部240から充電部230への電力供給を始動することで、充電部230においては、制御回路部233が電力供給部240からの電力を受けて、スイッチング素子SW5のON・OFF動作を開始させて充電部230の充電用電力変換部231をON状態にする。したがって、制御部250は整流部220から充電部230に所定の電力が供給される前に、電力供給部240から充電部230への電力供給を始動し、充電部230を起動させることとなる。これにより、充電部230においては、整流部220から充電部230に所定の電力が供給される前に、充電用電力変換部231が整流部220から電力を受けて蓄電部B0に電力を出力できるスタンバイ状態となる。続いて、移動体がk1からk2まで移動するとき、給電部120と受電部210が重なることで、給電部120から受電部210に電力が伝送される。すなわち、整流部220の出力動作がON状態になり、充電部230の充電動作もON状態となる。このとき、充電部230においては、充電用電力変換部231が既にスタンバイ状態のため、整流部220がON状態となるタイミングとほぼ同じタイミングで充電部230の充電動作がON状態となる。したがって、充電部230の起動レスポンスが向上することから、移動体がk1からk2を移動する間においては、従来と比較して、より多く電力を蓄電部B0に充電することができる。そして、移動体がk2を通過すると、給電エリアを通過したため、給電動作が終了する。
以上のように、本発明に係るワイヤレス電力伝送システムS1は、ワイヤレス受電装置200が、充電部230に電力を供給する電力供給部240と、電力供給部240から充電部230への電力供給の始動もしくは停止を制御する制御部250を備え、制御部250は、整流部220から充電部230に所定の電力が供給される前に、電力供給部240から充電部230への電力供給を始動し、充電部230を起動させている。そのため、整流部220から充電部230に所定の電力が供給される前に、充電部230をスタンバイ状態にできる。したがって、充電部230における蓄電部B0への充電動作時の起動時間が短縮される。その結果、走行中給電において、充電部230の充電動作のレスポンスを向上させ、効率的な充電動作が可能となる。
(第2実施形態)
次に、図7を参照して、本発明の第2実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムについて説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおけるワイヤレス受電装置の回路構成を示す模式構成図である。第2実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムは、ワイヤレス給電装置100と、ワイヤレス受電装置300を有する。ワイヤレス給電装置100の構成は、第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS1と同様である。本実施形態では、ワイヤレス受電装置300は、第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS1のワイヤレス受電装置200の構成に加え、位置情報取得部360を備えている点、第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS1のワイヤレス受電装置200の制御部250に代えて、制御部350を備えている点において、第1実施形態と相違する。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
位置情報取得部360は、移動体の給電エリアに対する位置情報を取得し、位置情報を基に給電開始信号SG7を出力する機能を有する。位置情報取得部360は、例えば、カメラなどが挙げられる。位置情報取得部360は、カメラの映像情報を基に、給電エリアに対する移動体の相対位置を取得し、移動体が給電エリアに接近したタイミングで制御部350の給電スイッチ制御部351に給電開始信号SG7を出力する。なお、位置情報取得部360により給電開始信号SG7を出力するタイミングは、移動体の速度や充電部230の制御回路部233の起動時間を考慮して適宜設定される。
制御部350は、位置情報取得部360が取得した位置情報に基づいて、電力供給部240から充電部230への電力供給の始動もしくは停止を制御する機能を有する。制御部350は、スイッチング素子SW6と、給電スイッチ制御部351と、を有する。なお、スイッチング素子SW6の構成は、第1実施形態と同様である。給電スイッチ制御部351は、位置情報取得部360から給電開始信号SG7を受けると、SW制御信号SG6をスイッチング素子SW6に出力する機能を有する。具体的には、給電スイッチ制御部351が位置情報取得部360からの給電開始信号SG7を受けてSW制御信号SG6をスイッチング素子SW6に出力することで、スイッチング素子SW6がON状態となり、電力供給部240から充電部230の制御回路部233への電力供給が始動する。これにより、充電部230においては、制御回路部233が電力を受けてスイッチング素子SW5のON・OFF動作を開始させて充電部230を起動させることで、充電用電力変換部231が整流部220から電力を受けて蓄電部B0に電力を出力できるスタンバイ状態となる。したがって、整流部220から充電部230に所定の電力が供給される前に、充電部230を起動させることで、充電部230は即座に充電動作が可能なスタンバイ状態となっているため、給電部120と受電部210が重なることで、給電部120から受電部210に充電動作の遅れが生じることなく電力が伝送される。つまり、制御部350は、位置情報取得部360が取得した位置情報に基づいて、移動体が給電エリアに接近したことを検知したとき、電力供給部240から充電部230の制御回路部233への電力供給を始動させるように機能する。ここで、給電スイッチ制御部351は、移動体が給電エリアに接近していないとき、あるいは、移動体が給電エリアを通過した後などの充電部230の制御回路部233に電力供給部240からの電力供給が不要なときには、SW制御信号SG6を停止し、スイッチング素子SW6をOFF状態とする。つまり、制御部350は、電力供給部240から充電部230の制御回路部233への電力供給を停止させる機能も有している。これにより、電力供給部240から充電部230の制御回路部233に電力供給が継続し続けることによる無駄な電力が消費されることを抑止できる。
以上のように、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムは、ワイヤレス受電装置300が、移動体の給電エリアに対する位置情報を取得する位置情報取得部360をさらに備え、制御部350は位置情報取得部360が取得した位置情報に基づいて、電力供給部240から充電部230の制御回路部233への電力供給を始動させている。そのため、電力供給部240の不要な電力消費を抑制しつつ、充電部230の充電動作のレスポンスを確実に向上させることができる。
(第3実施形態)
次に、図8を参照して、本発明の第3実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS3について説明する。図8は、本発明の第3実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムを示す模式構成図である。第3実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS3は、ワイヤレス給電装置400と、ワイヤレス受電装置500を有する。本実施形態では、ワイヤレス給電装置400は、第2実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムのワイヤレス給電装置100の構成に加え、位置情報出力部430を備えている点において、第2実施形態と相違し、ワイヤレス受電装置500は、第2実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムのワイヤレス受電装置300の位置情報取得部360に代えて位置情報取得部560を備えている点において、第2実施形態と相違する。以下、第2実施形態と異なる点を中心に説明する。
位置情報出力部430は、給電エリアの位置情報を出力する機能を有する。位置情報出力部430は、移動体の進行方向に沿って、移動体の走行レーン上の給電部120よりも進行方向の手前側に敷設されている。位置情報出力部430は、常に位置情報信号SG8を出力する。位置情報出力方法としては、例えば、電波や磁気が挙げられる。位置情報出力方法は、電波であれば、磁気よりもより遠くに、位置情報取得部560へと位置情報信号SG8を出力することができる。
位置情報取得部560は、位置情報出力部430からの位置情報信号SG8の出力を受け取ることで、移動体の給電エリアに対する位置情報を取得し、取得した位置情報を基に給電開始信号SG7を出力する機能を有する。位置情報取得部560は、給電エリア付近で出力されている位置情報信号SG8を受け、その位置情報を基に、制御部350の給電スイッチ制御部351に給電開始信号SG7を出力する。
本実施形態では、給電スイッチ制御部351が位置情報取得部360から給電開始信号SG7を受けてSW制御信号SG6をスイッチング素子SW6に出力すると、スイッチング素子SW6がON状態となり、電力供給部240から充電部230の制御回路部233への電力供給が始動する。これにより、充電部230においては、制御回路部233が電力を受けてスイッチング素子SW5のON・OFF動作を開始させて充電部230を起動させることで、充電用電力変換部231が整流部220から電力を受けて蓄電部B0に電力を出力できるスタンバイ状態となる。したがって、整流部220から充電部230に所定の電力が供給される前に、充電部230を起動させることで、充電部230は即座に充電動作が可能なスタンバイ状態となっているため、給電部120と受電部210が重なることで、給電部120から受電部210に充電動作の遅れが生じることなく電力が伝送される。
以上のように、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS3は、ワイヤレス受電装置500が、移動体の給電エリアに対する位置情報を取得する位置情報取得部560をさらに備え、制御部350は位置情報取得部560が取得した位置情報に基づいて、電力供給部240から充電部230の制御回路部233への電力供給を始動させている。そのため、電力供給部240の不要な電力消費を抑制しつつ、充電部230の充電動作のレスポンスを確実に向上させることができる。
(第4実施形態)
次に、図9を参照して、本発明の第4実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムについて説明する。図9は、本発明の第4実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおけるワイヤレス受電装置の回路構成を示す模式構成図である。第4実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムは、ワイヤレス給電装置100と、ワイヤレス受電装置600を有する。ワイヤレス給電装置100の構成は、第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS1と同様である。本実施形態では、ワイヤレス受電装置600は、第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS1のワイヤレス受電装置200の制御部250に代えて、制御部650を備えている点において、第1実施形態と相違する。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
制御部650は、制御部250と同様、電力供給部240から充電部230への電力供給の始動もしくは停止を制御する機能を有する。本実施形態では、制御部650は、電力供給の始動もくしは停止の制御を、充電部230の起動の有無に基づいて行っている。制御部650は、スイッチング素子SW6と、検出部652と、給電スイッチ制御部651と、を有する。スイッチング素子SW6の構成は、第1実施形態と同様である。検出部652は、充電部230の起動の有無を検出する機能を有する。充電部230の起動の有無を検出方法としては、例えば電流検出や電圧検出などの方法が挙げられる。具体的には、電圧検出の場合、検出部652は、受電部210の出力両端と整流部220の入力両端の間に接続され、受電部210の出力電圧を検出、あるいは、整流部220の出力両端と充電部230の入力両端との間に接続され、整流部220から充電部230に出力される電圧を検出する。一方、電流検出の場合、検出部652は、整流部220の出力の一端と充電部230の入力の一端との間に接続され、整流部220から充電部230に出力される電流を検出、あるいは、充電部230の出力の一端と蓄電部B0の一端との間に接続され、充電部230から出力される電流を検出する。本実施形態では、検出部652は、整流部220の出力両端と、充電部230の入力両端との間に接続され、整流部220から充電部230に出力される電圧を検出している。この検出部652は、充電部230の入力両端の電圧を検出したとき、給電スイッチ制御部651に検出信号SG9を出力する。給電スイッチ制御部651は、検出部652からの検出信号SG9を受け、予め設定した基準値BL0と比較し、スイッチング素子SW6にSW制御信号SG6を出力および停止する機能を有する。具体的には、給電スイッチ制御部651は、検出部652からの検出信号SG9が基準値BL0以上となるとき、受電部210が受電状態であって、充電部230が起動状態であると判断して、SW制御信号SG6を停止させる。これにより、スイッチング素子SW6がOFF状態となり、電力供給部240から充電部230の制御回路部233に電力が供給されなくなる。一方、給電スイッチ制御部651は、検出部652からの検出信号SG9が基準値BL0未満となるとき、受電部210が受電状態でなく、充電部230が起動状態でないと判断して、SW制御信号SG6を出力する。これにより、スイッチング素子SW6がON状態となり、電力供給部240から充電部230の制御回路部233に電力が供給される。つまり、制御部650は、電力供給部240から充電部230の制御回路部233への電力供給の始動もしくは停止を制御している。このように、制御部650は、充電部230の起動状態に応じて、電力供給部240から充電部230の制御回路部233への電力供給の始動または停止を行っている。より具体的には、制御部650は、検出部652により充電部230が起動したことを検知したとき、電力供給部240から充電部230の制御回路部233への電力供給を停止させ、検出部652により充電部230が起動していないことを検知したとき、電力供給部240から充電部230の制御回路部233への電力供給を始動させるように機能することとなる。
以上のように、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムは、ワイヤレス電力受電装置600において、制御部650は、充電部230の起動の有無を検出する検出部652を有し、検出部652により充電部230が起動したことを検知したとき、電力供給部240から充電部230の制御回路部233への電力供給を停止させている。そのため、電力供給部240の不要な電力消費を抑制できる。
(第5実施形態)
次に、図10を参照して、本発明の第5実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムの構成について説明する。図10は、本発明の第5実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおけるワイヤレス受電装置の回路構成を示す模式構成図である。第5実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムは、ワイヤレス給電装置100と、ワイヤレス受電装置700を有する。ワイヤレス給電装置100の構成は、第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS1と同様である。本実施形態では、ワイヤレス受電装置700は、第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS1のワイヤレス受電装置200の構成に加え、電力変換部770を備えている点において、第1実施形態と相違する。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
電力変換部770は、電力供給部240の出力電圧と出力電流を変換して、充電部230の制御回路部233に出力する機能を有する。電力変換部770は、電力供給部240と、充電部230の制御回路部233との間に直列で接続される。つまり、電力供給部240は、電力変換部770を介して、充電部230の充電動作を制御する制御回路部233に直接接続されることとなる。この電力変換部770は、電力供給部240の出力電圧が充電部230の制御回路部233の定格電圧を超える電圧値の場合、降圧するように変換する。一方、電力変換部770は、電力供給部240の出力電圧が充電部230の制御回路部233の必要最低電圧未満の電圧値の場合、昇圧するように変換する。この結果、充電部230の制御回路部233の定格電圧および必要最低電圧や電力供給部240の出力電圧によらずに、整流部220から充電部230に所定の電力が供給される前に、充電部230を起動させることで、充電部230を確実にスタンバイ状態にできる。なお、電力供給部240の出力電圧が充電部230の制御回路部233の必要最低電圧以上であって、定格電圧以下の場合、電力変換部770は、電力供給部240の出力電圧をそのまま充電部230の制御回路部233に出力する。このように構成される電力変換部770としては、電力供給部240の出力電圧と、充電部230の制御回路部233の入力定格電圧および必要最低電圧に基づいて、降圧型コンバータ、昇圧型コンバータ、昇降圧型コンバータのいずれかであればよい。また、電力変換部770は、トランスを用いる絶縁型でもよく、複数の素子を用いるインターリーブ型であってもよい。
以上のように、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムは、ワイヤレス受電装置700が、電力供給部240と充電部230の制御回路部233との間に接続される電力変換部770をさらに備えている。そのため、充電部230の制御回路部233の定格電圧および必要最低電圧や電力供給部240の出力電圧によらずに、整流部220から充電部230に所定の電力が供給される前に、充電部230を起動させることで、充電部230を確実にスタンバイ状態にできる。
(第6実施形態)
次に、図11を参照して、本発明の第6実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムの構成について説明する。図11は、本発明の第6実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおけるワイヤレス受電装置の回路構成を示す模式構成図である。第6実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムは、ワイヤレス給電装置100と、ワイヤレス受電装置800を有する。ワイヤレス給電装置100の構成は、第2実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムと同様である。本実施形態では、ワイヤレス受電装置800は、第2実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおけるワイヤレス受電装置300の電力供給部240に代えて、電力供給部840を備えている点において、第2実施形態と相違する。以下、第2実施形態と異なる点を中心に説明する。
電力供給部840は、蓄電部B0から構成される。すなわち、電力供給部840は、蓄電部B0である。この電力供給部840は、充電部230から出力された電力を蓄電するとともに、その電力の一部を充電部230の制御回路部233に供給可能に構成されている。具体的には、電力供給部840の両端(図示a点、b点)は、充電部230の出力端と蓄電部B0の接続とは別系統、かつ、整流部220から出力された直流電力が供給される充電部230の入力両端とは別系統で、充電部230の制御回路部233の両端(図示a点、b点)と接続されている。なお、電力供給部840の一端と充電部230の制御回路部233の一端の間にダイオード(図示しない)が接続されていても構わない。このように構成される電力供給部840が充電部230の制御回路部233に電力を供給することによって、充電部230においては、制御回路部233が電力を受けてスイッチング素子SW5のON・OFF動作を開始させて充電部230を起動させることで、充電用電力変換部231が整流部220から電力を受けて蓄電部B0に電力を出力できるスタンバイ状態となる。
以上のように、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムは、ワイヤレス受電装置800において、電力供給部840は、蓄電部B0である。そのため、部品点数を削減することができる。
(第7実施形態)
次に、図12を参照して、本発明の第7実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムの構成について説明する。図12は、本発明の第7実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおけるワイヤレス受電装置の回路構成を示す模式構成図である。第7実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムは、ワイヤレス給電装置100と、ワイヤレス受電装置900を有する。ワイヤレス給電装置100の構成は、第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムと同様である。本実施形態では、ワイヤレス受電装置900が第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおけるワイヤレス受電装置200の構成に加え、電圧検出部980およびスイッチング素子SW7を備えている点、第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS1のワイヤレス受電装置200の制御部250に代えて、制御部950を備えている点、第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS1のワイヤレス受電装置200の電力供給部240に代えて、電力供給部940を備えている点において、第1実施形態と相違する。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
電力供給部940は、整流部220から出力された直流電力を蓄電し、充電部230へと直流電力を供給する機能を有する。電力供給部940は、蓄電部B0と別体の充電可能な蓄電部品であって、整流部220と充電部230との間に配置され、整流部220から出力された直流電力が供給される充電部230の入力両端、および、充電部230の内部用電力変換部232を介して、充電部230の制御回路部233に接続される。本実施形態では、電力供給部940は、整流部220と充電部230との間において、平滑コンデンサC0と並列に接続されているコンデンサから構成されている。電力供給部940の容量値は、少なくとも平滑コンデンサC0の容量値以上に設定されていると望ましく、大きければ大きいほど好ましい。電力供給部940の容量値が大きいと、充電部230が長時間起動状態を維持することが可能となる。電力供給部940を構成するコンデンサとしては、例えば、電解コンデンサや電気二重層コンデンサなどが挙げられる。
電圧検出部980は、充電部230の出力電圧を検出することで、蓄電部B0の充電状態を監視し、制御部950に充電切替信号SG10を出力する機能を有する。電圧検出部980は、充電部230の出力両端と、蓄電部B0の両端の間に並列に接続される。具体的には、電圧検出部980は、予め設定した基準値BL1を有し、検出した充電部230の出力電圧が基準値BL1を上回ったとき、蓄電部B0の充電状況が満充電に近づいていると判断して、制御部950の給電スイッチ制御部951に充電切替信号SG10を出力する。なお、電圧検出部980は、充電部230の出力電圧が基準値BL1以下のとき、制御部950の給電スイッチ制御部951への充電切替信号SG10の出力を停止するように構成されている。
スイッチング素子SW7は、後述する給電スイッチ制御部951が出力するSW制御信号SG11の受信有無に基づき、ON・OFF動作する機能を有する。スイッチング素子SW7は、整流部220の出力の一端と、電力供給部940の入力の一端の間に直列に接続されている。具体的には、スイッチング素子SW7は、給電スイッチ制御部951から出力されるSW制御信号SG11を受けて、ON状態となることで、整流部220と電力供給部940を導通させる。
制御部950は、制御部250と同様、電力供給部940から充電部230への電力供給の始動もしくは停止を制御する機能を有する。制御部950は、スイッチング素子SW6と、給電スイッチ制御部951と、を有する。スイッチング素子SW6の構成は、第1実施形態と同様である。給電スイッチ制御部951は、スイッチ制御部251の機能に加えて、スイッチング素子SW7のON・OFF動作を制御するSW制御信号SG11をスイッチング素子SW7に出力する機能を有する。具体的には、制御部950の給電スイッチ制御部951は、電圧検出部980からの充電切替信号SG10を受け、スイッチング素子SW7にSW制御信号SG11を出力する。つまり、給電スイッチ制御部951は、充電切替信号SG10の出力を受けることにより、SW制御信号SG11をスイッチング素子SW7に出力し、スイッチング素子SW7をON状態とすることで、整流部220から出力される電力が電力供給部940に蓄電されるようにする。言い換えれば、電圧検出部980により検出される出力電圧が予め設定した基準値BL1を上回ったとき、整流部220から電力供給部940に電力が供給されることとなる。ここで、蓄電部B0の充電状況が満充電に近づくと、蓄電部B0のインピーダンスが高くなり、伝送可能な電力に比べて充電される電力が小さくなることから、余剰電力が発生する。本実施形態では、蓄電部B0の充電状況が満充電に近づくと、スイッチング素子SW7をON状態とし、整流部220から出力される電力が電力供給部940に蓄電される。そのため、伝送される電力に余剰電力が発生したとしても、電力の有効活用が可能となる。
以上のように、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムは、ワイヤレス受電装置900が、充電部230の出力電圧を検出する電圧検出部980をさらに備え、電力供給部940は、蓄電部B0と別体の充電可能な蓄電部品であって、整流部220と充電部230との間に接続され、電圧検出部980により検出される出力電圧が予め設定した基準値BL1を上回ったとき、整流部220から電力供給部940に電力が供給されている。そのため、蓄電部B0が満充電に近づくことにより発生する余剰電力の再利用を図ることができる。また、電力供給部940に電力が供給されることで、充電部230の出力側がハイインピーダンスになることによる充電部230の入力側の過電圧を防止できる。
(第8実施形態)
次に、図13を参照して、本発明の第8実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムの構成について説明する。図13は、本発明の第8実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおけるワイヤレス受電装置の回路構成を示す模式構成図である。第8実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムは、ワイヤレス給電装置100と、ワイヤレス受電装置1000を有する。ワイヤレス給電装置100の構成は、第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムと同様である。本実施形態では、ワイヤレス受電装置1000は、第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおけるワイヤレス受電装置200の構成に加え、電圧検出部1080を備えている点、第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおけるワイヤレス受電装置200の制御部250に代えて、制御部1050を備えている点、第1実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおけるワイヤレス受電装置200の電力供給部240に代えて、電力供給部1040を備えている点において、第1実施形態と相違する。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
電力供給部1040は、整流部220から出力された直流電力を蓄電し、充電部230へと直流電力を供給する機能を有する。電力供給部240は、蓄電部B0と別体の充電可能な蓄電部品であって、整流部220と充電部230との間に配置され、整流部220から出力された直流電力が供給される充電部230の入力両端、および、充電部230の内部用電力変換部232を介して、充電部230の制御回路部233に接続される。本実施形態では、電力供給部1040は、整流部220と充電部230との間において、平滑コンデンサC0と並列に接続されているコンデンサから構成されており、整流部220から出力された直流電力が供給される充電部230の入力両端と同系統にて充電部230の制御回路部233へ電力を供給している。電力供給部1040の容量値は、少なくとも平滑コンデンサC0の容量値以上に設定されていると望ましく、大きければ大きいほど好ましい。電力供給部1040の容量値が大きいと、充電部230が長時間起動状態を維持することが可能となる。電力供給部1040を構成するコンデンサとしては、例えば、電解コンデンサや電気二重層コンデンサなどが挙げられる。
電圧検出部1080は、充電部230の出力電圧を検出することで、蓄電部B0の充電状態を監視し、制御部1050に充電切替信号SG10を出力する機能を有する。電圧検出部1080は、充電部230の出力両端と、蓄電部B0の両端の間に並列に接続される。具体的には、電圧検出部1080は、予め設定した基準値BL1を有し、検出した充電部230の出力電圧が基準値BL1を上回ったとき、蓄電部B0の充電状況が満充電に近づいていると判断して、制御部1050の給電スイッチ制御部1051に充電切替信号SG10を出力する。なお、電圧検出部1080は、充電部230の出力電圧が基準値BL1以下のとき、制御部1050の給電スイッチ制御部1051への充電切替信号SG10の出力を停止するように構成されている。
制御部1050は、スイッチング素子SW8と、給電スイッチ制御部1051と、を有する。制御部1050は、制御部250と同様、電力供給部1040から充電部230への電力供給の始動もしくは停止を制御する機能を有する。スイッチング素子SW8は、整流部220の出力の一端と、電力供給部1040の入力の一端の間に直列に接続されている。スイッチング素子SW8は、後述する給電スイッチ制御部1051が出力するSW制御信号SG12の受信有無に基づき、ON・OFF動作する機能を有する。具体的には、スイッチング素子SW8は、給電スイッチ制御部1051から出力されるSW制御信号SG12を受けて、ON状態となることで、電力供給部1040と充電部230を導通させる。給電スイッチ制御部1051は、スイッチング素子SW8のON・OFF動作を制御するSW制御信号SG12を出力する機能を有する。具体的には、給電スイッチ制御部1051は、SW制御信号SG12をスイッチング素子SW8に出力することで、スイッチング素子SW8がON状態となることで、電力供給部1040と充電部230を導通させる。これにより、電力供給部1040から充電部230の内部用電力変換部232を介し、充電部230の制御回路部233への電力供給が始動し、電力供給部1040からの電力が内部用電力変換部232により変換されて制御回路部233に供給され、充電部230においては、制御回路部233が電力を受けてスイッチング素子SW5のON・OFF動作を開始させて充電部230を起動させることで、充電用電力変換部231が整流部220から電力を受けて蓄電部B0に電力を出力できるスタンバイ状態となる。したがって、整流部から充電部に所定の電力が供給される前に、充電部230を起動させることで、充電部230は即座に充電動作が可能なスタンバイ状態となっているため、給電部120と受電部210が重なることで、給電部120から受電部210に充電動作の遅れが生じることなく電力が伝送される。さらに、給電スイッチ制御部1051は、電圧検出部1080からの充電切替信号SG10を受けると、スイッチング素子SW8にSW制御信号SG12を出力する。つまり、給電スイッチ制御部1051は、充電切替信号SG10の出力を受けることにより、SW制御信号SG12をスイッチング素子SW8に出力し、スイッチング素子SW8をON状態とすることで、整流部220と電力供給部1040を導通させて、整流部220から出力される電力が電力供給部1040に蓄電されるようにする。ここで、蓄電部B0の充電状況が満充電に近づくと、蓄電部B0のインピーダンスが高くなり、伝送可能な電力に比べて充電される電力が小さくなることから、余剰電力が発生する。本実施形態では、蓄電部B0の充電状況が満充電に近づくと、スイッチング素子SW8をON状態とし、整流部220から出力される電力が電力供給部1040に蓄電される。そのため、伝送される電力に余剰電力が発生したとしても、電力の有効活用が可能となる。
以上のように、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムは、ワイヤレス受電装置1000が、充電部230の出力電圧を検出する電圧検出部1080をさらに備え、電力供給部1040は、蓄電部B0と別体の充電可能な蓄電部品であって、整流部220と充電部230との間に接続され、電圧検出部1080により検出される出力電圧が予め設定した基準値BL1を上回ったとき、整流部220から電力供給部1040に電力が供給されている。そのため、蓄電部B0が満充電に近づくことにより発生する余剰電力の再利用を図ることができる。また、電力供給部1040に電力が供給されることで、充電部230の出力側がハイインピーダンスになることによる充電部230の入力側の過電圧を防止できる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明したが、本発明は上述の実施形態に限られることなく、様々な変形や変更が可能である。例えば、上述の第7および第8実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおける特徴的構成ならびに機能は、第2実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムに適用しても構わない。この場合においても、充電部230の入力側の過電圧を防止できるとともに、整流部220から充電部230へと供給される余剰電力の再利用を図ることが可能となる。
100,400…ワイヤレス給電装置、110…駆動回路、111…給電用電力変換部、112…スイッチ駆動部、120…給電部、200,300,500,600,700,800,900,1000…ワイヤレス受電装置、210…受電部、220…整流部、230…充電部、231…充電用電力変換部、232…内部用電力変換部、233…制御回路部、240,840,940,1040…電力供給部、250,350,650,950,1050…制御部、251,351,651,951,1051…給電スイッチ制御部、360,560…位置情報取得部、430…位置情報出力部、652…検出部、770…電力変換部、980,1080…電圧検出部、B0…蓄電部、BL0,BL1…基準値、C0…平滑コンデンサ、C1…コンデンサ、Cr1…第1の共振コンデンサ、Cr2…第2の共振コンデンサ、Ct1…第1の共振コンデンサ、Ct2…第2の共振コンデンサ、D1〜D5…ダイオード、Io1,Io2…交流電流、Io3…整流部の出力電流、Io4…充電部の出力電流、L1…インダクタ、Lr…受電コイル、Lt…給電コイル、PS…電源部、S1,S3…ワイヤレス電力伝送システム、SG1〜SG6,SG11,SG12…SW制御信号、SG7…給電開始信号,SG8…位置情報信号、SG9…検出信号、SG10…充電切替信号、SW1〜SW8…スイッチング素子、Vin…入力電圧、Vo1…電圧、Vo2…交流電圧、Vo3…整流部の出力電圧、Vo4…充電部の出力電圧、X10…給電側リアクタンス回路、X20…受電側リアクタンス回路。

Claims (8)

  1. 移動体に搭載されるワイヤレス受電装置であって、
    ワイヤレスにて電力を受電する受電部と、
    前記受電部が受電した電力を整流して出力する整流部と、
    前記整流部の出力電圧および出力電流を変換して蓄電部に出力する充電部と、
    前記充電部に電力を供給する電力供給部と、
    前記電力供給部から前記充電部への電力供給の始動もしくは停止を制御する制御部と、を備え、
    前記電力供給部は、前記整流部と前記充電部との間に接続され、
    前記制御部は、前記整流部から前記充電部に所定の電力が供給される前に、前記電力供給部から前記充電部への電力供給を始動し、前記充電部を起動させること特徴とするワイヤレス受電装置。
  2. 移動体に搭載されるワイヤレス受電装置であって、
    ワイヤレスにて電力を受電する受電部と、
    前記受電部が受電した電力を整流して出力する整流部と、
    前記整流部の出力電圧および出力電流を変換して蓄電部に出力する充電部と、
    前記充電部に電力を供給する電力供給部と、
    前記電力供給部から前記充電部への電力供給の始動もしくは停止を制御する制御部と、
    前記移動体の給電エリアに対する位置情報を取得する位置情報取得部と、を備え、
    前記電力供給部は、前記整流部と前記充電部との間に接続され、
    前記制御部は、前記整流部から前記充電部に所定の電力が供給される前に、前記位置情報取得部が取得した位置情報に基づいて、前記電力供給部から前記充電部への電力供給を始動し、前記充電部を起動させることを特徴とするワイヤレス受電装置。
  3. 移動体に搭載されるワイヤレス受電装置であって、
    ワイヤレスにて電力を受電する受電部と、
    前記受電部が受電した電力を整流して出力する整流部と、
    前記整流部の出力電圧および出力電流を変換して蓄電部に出力する充電部と、
    前記充電部に電力を供給する電力供給部と、
    前記電力供給部から前記充電部への電力供給の始動もしくは停止を制御する制御部と、を備え、
    前記電力供給部は、前記整流部と前記充電部との間に接続され、
    前記制御部は、前記充電部の起動の有無を検出する検出部を有し、前記整流部から前記充電部に所定の電力が供給される前に、前記電力供給部から前記充電部への電力供給を始動し、前記充電部を起動させ、前記検出部により前記充電部が起動したことを検知したとき、前記電力供給部から前記充電部への電力供給を停止させることを特徴とするワイヤレス受電装置。
  4. 移動体に搭載されるワイヤレス受電装置であって、
    ワイヤレスにて電力を受電する受電部と、
    前記受電部が受電した電力を整流して出力する整流部と、
    前記整流部の出力電圧および出力電流を変換して蓄電部に出力する充電部と、
    前記充電部に電力を供給する電力供給部と、
    前記電力供給部から前記充電部への電力供給の始動もしくは停止を制御する制御部と、を備え、
    前記電力供給部は、前記整流部と前記充電部との間に接続され、
    前記制御部は、前記整流部から前記充電部に所定の電力が供給される前に、前記電力供給部から前記充電部への電力供給を始動し、前記充電部を起動させ、
    前記整流部は、複数の半導体素子と、平滑コンデンサから構成され、
    前記電力供給部の容量値は、前記平滑コンデンサの容量値よりも大きいことを特徴とするワイヤレス受電装置。
  5. 前記電力供給部は、前記蓄電部と別体であることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のワイヤレス受電装置。
  6. 移動体に搭載されるワイヤレス受電装置であって、
    ワイヤレスにて電力を受電する受電部と、
    前記受電部が受電した電力を整流して出力する整流部と、
    前記整流部の出力電圧および出力電流を変換して蓄電部に出力する充電部と、
    前記充電部に電力を供給する電力供給部と、
    前記電力供給部から前記充電部への電力供給の始動もしくは停止を制御する制御部と、
    前記充電部の出力電圧を検出する電圧検出部と、を備え、
    前記電力供給部は、前記蓄電部と別体の充電可能な蓄電部品であって、前記整流部と前記充電部との間に接続され、
    前記制御部は、前記整流部から前記充電部に所定の電力が供給される前に、前記電力供給部から前記充電部への電力供給を始動し、前記充電部を起動させ、
    前記電圧検出部により検出される出力電圧が予め設定した基準値を上回ったとき、前記整流部から前記電力供給部に電力が供給されることを特徴とするワイヤレス受電装置。
  7. 前記電力供給部と前記充電部との間に逆流防止用のダイオードをさらに備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のワイヤレス受電装置。
  8. ワイヤレス給電装置と、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載のワイヤレス受電装置と、を備えることを特徴とするワイヤレス電力伝送システム。
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