JP6717187B2 - 車載装置 - Google Patents

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Description

本発明は、三相インバータを備えた車載装置に関する。
例えば、電気自動車のように動力源として大型のバッテリを搭載した車両においては、バッテリの充電量が所定量以下になると、バッテリの充電を行う必要がある。この際、効率よくバッテリを充電するためには、力率を改善する必要があり、力率を改善するためには、入力電流と入力電圧との位相差を小さくする必要がある。そこで、入力電流と入力電圧の位相差を算出し、この位相差が小さくなるようにインバータを制御する車載装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された車載装置は、目標電流と入力電流の差に基づいて算出された出力補正項と、入力電流と入力電圧の位相差との相関関係から位相差を算出している。
特開2015−61386号公報
ところで、効率よくバッテリを充電するために、更なる力率の改善が望まれている。
本発明の目的は、力率を改善することができる車載装置を提供することにある。
上記課題を解決する車載装置は、三相モータとバッテリとの間に設けられた三相インバータと、前記三相インバータにおけるいずれか一相の上アーム用スイッチング素子と下アーム用スイッチング素子の中点と前記バッテリの負極との間に接続された中点電圧測定用の抵抗と、前記三相インバータにおけるいずれか一相に流れる入力電流を測定する電流センサと、前記中点電圧測定用の抵抗によって測定される中点電圧及び前記電流センサによって検出される前記入力電流に基づいて前記三相インバータにおけるいずれか一相の入力電圧と前記入力電流の位相差を小さくしつつ、前記三相インバータにおけるいずれか一相の上アーム用スイッチング素子と下アーム用スイッチング素子をPWM制御して、外部の交流電源から入力される電力により前記バッテリを充電する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記中点電圧と、前記三相インバータにおけるいずれか一相に流す目標電流とに基づいて目標電圧を算出する目標電圧算出手段と、前記目標電流と前記入力電流の差に基づいて前記目標電圧を補正する出力補正項を算出する出力補正項算出手段と、前記目標電圧を前記出力補正項によって補正して補正後目標電圧を算出する補正後目標電圧算出手段と、前記補正後目標電圧から前記三相インバータにおけるいずれか一相の上アーム用スイッチング素子と下アーム用スイッチング素子のデューティ比を算出して、このデューティ比に沿って前記三相インバータにおけるいずれか一相の上アーム用スイッチング素子と下アーム用スイッチング素子をオン・オフ制御するオン・オフ制御手段と、有した車載装置であって、前記制御装置は、前記出力補正項に基づいて、前記入力電流と前記入力電圧の位相差を算出する位相差算出手段をさらに備え、前記位相差算出手段は、前記出力補正項算出手段が前記出力補正項を算出するために用いた入力電流のうち、前記入力電流のゼロクロス点よりも前記入力電流が遅れた位相の範囲で第1出力補正項を取得するとともに、前記入力電流の前記ゼロクロス点よりも前記入力電流が進んだ位相の範囲で第2出力補正項を取得し、前記第1出力補正項と前記第2出力補正項とに基づいて前記入力電流と前記入力電圧の位相差を算出し、前記目標電圧算出手段は、前記位相差と、前記三相インバータにおけるいずれか一相に流す目標電流とに基づいて前記位相差が小さくなるように前記目標電圧を更新することを要旨とする。
ゼロクロス点よりも入力電流が遅れた位相で算出された出力補正項である第1出力補正項については、位相差との相関関係があるが、目標電流の値によっては相関の度合いが小さくなることを本発明者らは見出した。そこで、ゼロクロス点よりも入力電流が進んだ位相で算出された出力補正項である第2出力補正項については、目標電流の値に関わらず、入力電流が入力電圧に対して遅れている場合に値が大きく変化することに着目して、第1出力補正項と第2出力補正項に基づいて位相差を算出するようにした。これにより、第1出力補正項のみに基づいて位相差を求めた場合に比べて、位相差の誤差を少なくすることができる。制御装置は、算出された位相差が小さくなるようにスイッチング素子をPWM制御する。これにより、力率を改善することができる。
上記車載装置について、前記位相差算出手段は、前記第1出力補正項に前記第2出力補正項を加算することで得られた加算補正項に基づいて前記位相差を算出してもよい。
第1出力補正項と第2出力補正項とを加算した加算補正項は、位相差と線形の相関関係を有する。この相関関係により位相差を算出することができる。
上記車載装置について、前記位相差算出手段は、前記第2出力補正項が負の値の場合にのみ前記第1出力補正項に前記第2出力補正項を加算してもよい。
これによれば、加算補正項と位相差との線形性が維持されやすい。
上記車載装置について、前記位相差算出手段は、前記ゼロクロス点から当該ゼロクロス点よりも入力電流が12度遅れた位相までの範囲内で前記第1出力補正項を取得し、前記ゼロクロス点から当該ゼロクロス点よりも36度進んだ位相までの範囲内で前記第2出力補正項を取得してもよい。
第1出力補正項と第2出力補正項とを上記のように取得することで、位相差の算出を行いやすい。
本発明によれば、容易に力率を改善することができる。
車載装置を示す回路図。 制御装置が行う制御を示すデータフロー図。 スイッチング素子動作前における三相インバータの一相における入力電圧と中点電圧測定用抵抗により測定される中点電圧との関係を示す図。 スイッチング素子動作中における三相インバータの一相における入力電流を示す図。 出力補正項と位相差との関係を示す図。
以下、車載装置の一実施形態について説明する。
図1に示すように、バッテリフォークリフトは、車載装置10を備える。車載装置10は、バッテリ11を電源とする三相モータとしての走行用モータ21及び荷役用モータ31を備える。車載装置10は、走行用モータ21とバッテリ11との間に、三相インバータとしての走行用インバータ22を備える。車載装置10は、荷役用モータ31とバッテリ11との間に三相インバータとしての荷役用インバータ32を備える。
車載装置10は、商用電源である外部の交流電源としての三相交流電源12に接続されるスコットトランス13と、二つの整流回路14,15とを備える。スコットトランス13の一方の二次出力13aには整流回路14を介して走行用インバータ22が接続されている。走行用インバータ22には、走行用モータ21が接続されている。走行用モータ21は、コイルU1,V1,W1を備える。走行用モータ21は、コイルU1,V1,W1がデルタ結線されてなる三相交流モータである。スコットトランス13の他方の二次出力13bには整流回路15を介して荷役用インバータ32が接続されている。荷役用インバータ32には、荷役用モータ31が接続されている。荷役用モータ31は、コイルU2,V2,W2を備える。荷役用モータ31は、コイルU2,V2,W2がデルタ結線されてなる三相交流モータである。
整流回路14は、2個のダイオードD1,D2を備える。ダイオードD1,D2同士は、直列接続されている。両ダイオードD1,D2の間には、スコットトランス13の一方の二次出力13aの端子16aが接続されている。また、整流回路14のプラス側はバッテリ11の正極に接続され、整流回路14のマイナス側はバッテリ11の負極に接続されている。
走行用インバータ22は、6つのスイッチング素子Q1〜Q6を備える三相インバータである。スイッチング素子Q1〜Q6は、三相の上アーム用スイッチング素子としての第1のスイッチング素子Q1、第3のスイッチング素子Q3、及び、第5のスイッチング素子Q5を含む。スイッチング素子Q1〜Q6は、三相の下アーム用スイッチング素子としての第2のスイッチング素子Q2、第4のスイッチング素子Q4、及び、第6のスイッチング素子Q6を含む。各スイッチング素子Q1〜Q6には、MOSFETが使用されている。第1のスイッチング素子Q1及び第2のスイッチング素子Q2、第3のスイッチング素子Q3及び第4のスイッチング素子Q4、第5のスイッチング素子Q5及び第6のスイッチング素子Q6はそれぞれ直列に接続されている。スイッチング素子Q1,Q3,Q5のドレインはそれぞれバッテリ11の正極に接続されるとともに、スイッチング素子Q2,Q4,Q6のソースはそれぞれバッテリ11の負極に接続されている。各スイッチング素子Q1〜Q6のドレインとソース間には、それぞれ寄生ダイオードDが逆並列に、すなわちカソードがドレインにアノードがソースに対応する状態に接続されている。
第1のスイッチング素子Q1と第2のスイッチング素子Q2の中点(第1のスイッチング素子Q1のソースと第2のスイッチング素子Q2のドレインとの接続点)は走行用モータ21のコイルU1とコイルV1の接続点に接続されている。第3のスイッチング素子Q3と第4のスイッチング素子Q4の中点(第3のスイッチング素子Q3のソースと第4のスイッチング素子Q4のドレインとの接続点)は、電流センサ41を介して走行用モータ21のコイルV1とコイルW1との接続点に接続されている。電流センサ41は、走行用インバータ22に内蔵されている。第5のスイッチング素子Q5と第6のスイッチング素子Q6の中点(第5のスイッチング素子Q5のソースと第6のスイッチング素子Q6のドレインとの接続点)は、走行用モータ21のコイルU1とコイルW1との接続点に接続されている。また、第1のスイッチング素子Q1のソースと第2のスイッチング素子Q2のドレインとの接続点は、スコットトランス13の一方の二次出力13aの整流回路14が接続された端子16aと反対側の端子16bに接続されている。さらに、第3のスイッチング素子Q3と第4のスイッチング素子Q4の中点(第3のスイッチング素子Q3のソースと第4のスイッチング素子Q4のドレインとの接続点)とバッテリ11の負極との間には、中点電圧測定用の抵抗R1,R2が直列に接続されている。
整流回路15は、2個のダイオードD3,D4を備える。ダイオードD3,D4同士は、直列接続されている。両ダイオードD3,D4の間にはスコットトランス13の他方の二次出力13bの端子17aが接続されている。また、整流回路15のプラス側はバッテリ11の正極に接続され、整流回路15のマイナス側はバッテリ11の負極に接続されている。
荷役用インバータ32は、6つのスイッチング素子Q11〜Q16を備える三相インバータである。スイッチング素子Q1〜Q16は、三相の上アーム用スイッチング素子としての第1のスイッチング素子Q11、第3のスイッチング素子Q13、及び、第5のスイッチング素子Q15を含む。スイッチング素子Q1〜Q16は、三相の下アーム用スイッチング素子としての第2のスイッチング素子Q12、第4のスイッチング素子Q14、及び、第6のスイッチング素子Q16を含む。各スイッチング素子Q11〜Q16には、MOSFETが使用されている。第1のスイッチング素子Q11及び第2のスイッチング素子Q12、第3のスイッチング素子Q13及び第4のスイッチング素子Q14、第5のスイッチング素子Q15及び第6のスイッチング素子Q16はそれぞれ直列に接続されている。スイッチング素子Q11,Q13,Q15のドレインはそれぞれバッテリ11の正極に接続されるとともに、スイッチング素子Q12,Q14,Q16のソースはそれぞれバッテリ11の負極に接続されている。各スイッチング素子Q11〜Q16のドレインとソース間には、それぞれ寄生ダイオードDが逆並列に、すなわちカソードがドレインにアノードがソースに対応する状態に接続されている。
第1のスイッチング素子Q11と第2のスイッチング素子Q12の中点(第1のスイッチング素子Q11のソースと第2のスイッチング素子Q12のドレインとの接続点)は荷役用モータ31のコイルU2とコイルV2の接続点に接続されている。第3のスイッチング素子Q13と第4のスイッチング素子Q14の中点(第3のスイッチング素子Q13のソースと第4のスイッチング素子Q14のドレインとの接続点)は、電流センサ42を介して荷役用モータ31のコイルV2とコイルW2との接続点に接続されている。電流センサ42は、荷役用インバータ32に内蔵されている。第5のスイッチング素子Q15と第6のスイッチング素子Q16の中点(第5のスイッチング素子Q15のソースと第6のスイッチング素子Q16のドレインとの接続点)は、荷役用モータ31のコイルU2とコイルW2との接続点に接続されている。また、第1のスイッチング素子Q11のソースと第2のスイッチング素子Q12のドレインとの接続点は、スコットトランス13の他方の二次出力13bの整流回路15が接続された端子17aと反対側の端子17bに接続されている。さらに、第3のスイッチング素子Q13と第4のスイッチング素子Q14の中点(第3のスイッチング素子Q13のソースと第4のスイッチング素子Q14のドレインとの接続点)とバッテリ11の負極との間には、中点電圧測定用の抵抗R11,R12が直列に接続されている。
各スイッチング素子Q1〜Q6,Q11〜Q16のゲートは、制御装置50に接続されている。また、抵抗R1と抵抗R2の接続点及び抵抗R11と抵抗R12の接続点は、制御装置50に接続されている。制御装置50は、走行用モータ21に流れる電流を検出する電流センサ41および荷役用モータ31に流れる電流を検出する電流センサ42に接続されている。制御装置50は、図示しないCPU及びメモリを備え、メモリには走行用モータ21及び荷役用モータ31を駆動するのに必要な制御プログラムが記憶されている。また、メモリにはスコットトランス13を三相交流電源12に接続した状態でバッテリ11を充電する際に、各スイッチング素子Q1〜Q6,Q11〜Q16を制御するのに必要な制御プログラムが記憶されている。さらに、制御装置50は、電流センサ41,42からの信号により入力電流を検知できるようになっている。
バッテリフォークリフトは、バッテリ11の充電時以外には、三相交流電源12から切り離された状態に保持される。バッテリ11を充電する際は、スコットトランス13に三相交流電源12から交流電力が供給される状態に保持される。具体的には、フォークリフトに設けられた電源コンセントに、三相交流電源12の充電ケーブルのプラグが接続される。そして、制御装置50は、走行用インバータ22及び荷役用インバータ32のスイッチング素子Q1,Q2,Q5,Q6,Q11,Q12,Q15,Q16をオフ状態に保持し、第3のスイッチング素子Q3,Q13及び第4のスイッチング素子Q4,Q14をオン・オフ制御する。したがって、制御装置50によるバッテリ11の充電時にPWM制御される充電用の上アーム用スイッチング素子と下アーム用スイッチング素子は第3のスイッチング素子Q3,Q13及び第4のスイッチング素子Q4,Q14となる。
制御装置50は、走行用インバータ22及び荷役用インバータ32における第3のスイッチング素子Q3,Q13及び第4のスイッチング素子Q4,Q14をスイッチングすることで、走行用モータ21のコイルV1及び荷役用モータ31のコイルV2を充電用インダクタとして用いてバッテリ11を充電する。
次に、バッテリ11を充電する際に制御装置50が行う制御について図2を用いて説明する。図2において、測定データとして中点電圧[V]と入力電流[A]が制御装置50に入力されるとともに、目標電流[A]が制御装置50で算出される。更に、制御装置50において、M1〜M7で示す処理が実行される。
まず、制御装置50がバッテリ11の充電を行う前に行う制御について説明する。
図2に示すように、処理M1において、制御装置50は、第3のスイッチング素子Q3,Q13と第4のスイッチング素子Q4,Q14の動作前に、中点電圧測定用の抵抗R1,R2,R11,R12により測定される中点電圧から走行用インバータ22及び荷役用インバータ32の一相における電圧位相を算出する。詳しくは、図3に示すように、第3のスイッチング素子Q3,Q13と第4のスイッチング素子Q4,Q14の中点とバッテリ11の負極との間に中点電圧測定用の抵抗R1,R2,R11,R12を接続すると、第3のスイッチング素子Q3,Q13と第4のスイッチング素子Q4,Q14の中点電圧の波形は、各インバータ22,32の一相における入力電圧[V]の波形(スコットトランス13の入力電圧の波形)の半波整流波形となる。このため、中点電圧の波形が0に立ち下がるタイミングtz1から、次回の0に立ち下がるタイミングtz2までの時間t1を入力電圧の電圧位相(入力電圧の周期)とみなすことができる。なお、中点電圧が0から立ち上がるタイミングtz3から0に立ち下がるタイミングtz1までの時間を2倍して電圧位相を求めてもよいし、中点電圧が0から立ち上がるタイミングtz3から、次回の0から立ち上がるタイミングtz4までの時間から電圧位相を検出してもよい。
図2に示すように、処理M2において、制御装置50は、上述した処理によって得た電圧位相及び目標電流から、目標電圧(目標出力)[V]を算出する(目標電圧算出手段)。目標電流は、各インバータ22,32における一相を流れる電流の目標値であり、バッテリ11を充電するために要する電流値である。目標電流は、制御装置50によって算出される。目標電圧は、インバータ22,32における一相の入力電流を、目標電流とし、電流と電圧が同相となるようにするためのものである。制御装置50は、この目標電圧からスイッチング素子Q3,Q13,Q4,Q14のデューティ比を算出して、スイッチング素子Q3,Q13,Q4,Q14をオン・オフ制御し、バッテリ11の充電を行う。
次に、制御装置50がバッテリ11の充電中に行う制御について説明する。
上記したように、制御装置50は、インバータ22,32における一相の電流が目標電流となるように制御を行うが、目標電流と、インバータ22,32における一相の入力電流(実測値)に差(振幅差)がでる場合がある。
この差を補正すべく、処理M3において、制御装置50は電流センサ41,42によって測定されたインバータ22,32における一相の入力電流と、目標電流との差に基づいて出力補正項を算出する(出力補正項算出手段)。この出力補正項は、入力電流と目標電流との差が少なくなるように目標電圧を補正するための補正項である。
より具体的には、目標電圧の算出には目標電流のピークの値を使用し、出力補正項を算出するための入力電流との比較には、目標電流の振幅に電圧位相情報を掛け合わせた目標電流の瞬時値を使用する。そして、目標電流の瞬時値と入力電流を比較して、出力補正項を算出している。
処理M4において、制御装置50は、目標電圧に出力補正項を加算(又は減算)することで、出力補正項によって補正された補正後目標電圧を算出する。そして、制御装置50は、補正後目標電圧からスイッチング素子Q3,Q13,Q4,Q14のデューティ比を算出して、このデューティ比に従ってスイッチング素子Q3,Q13,Q4,Q14をオン・オフ制御し、入力電流と目標電流との差が少なくなるように制御を行っている。
ところで、バッテリ11の充電中には、入力電流と入力電圧に位相差が生じることがあり、位相差が大きいと力率が悪化する。入力電流と入力電圧の位相差(以下、単に位相差という)を小さくするためには、位相差を算出する必要がある。位相差を算出すべく、処理M5〜処理M7において、制御装置50は、出力補正項に基づいて位相差を算出している。
以下、位相差を算出する際に制御装置50が行う制御について、車載装置10の作用とともに説明する。
図4に示すように、入力電流の正負が切り替わるゼロクロス点tz5,tz6のうち、負が正に転じるゼロクロス点をtz5とし、正が負に転じるゼロクロス点をtz6とする。以下、ゼロクロス点tz5を基準として位相差を求める場合について説明するが、ゼロクロス点tz6を基準としても同様に位相差を求めることができる。
処理M3で算出された出力補正項のうち、入力電流のゼロクロス点tz5の負側(ゼロクロス点tz5より入力電流が遅れた位相)で算出された出力補正項を第1出力補正項とし、ゼロクロス点tz5の正側(ゼロクロス点tz5よりも入力電流が進んだ位相)で算出された出力補正項を第2出力補正項とする。
図2に示すように、処理M5において、制御装置50は、第1出力補正項を取得する。図4に示すように、第1出力補正項は、ゼロクロス点tz5から、ゼロクロス点tz5よりも入力電流が12度遅れた位相までの範囲A1内で取得されることが好ましい。これは、ゼロクロス点付近では、電流の値が小さく、入力電流と目標電流との差(ずれ幅)が過剰に大きくなりにくいからである。
図2に示すように、処理M6において、制御装置50は、第2出力補正項を取得する。図4に示すように、第2出力補正項は、ゼロクロス点tz5から、ゼロクロス点tz5よりも入力電流が36度進んだ位相までの範囲A2内で取得されることが好ましい。
図5には、目標電流が大きい場合の第1出力補正項と位相差との関係を線L1で示しており、線L1に比べて目標電流が小さい場合の第1出力補正項と位相差との関係を線L2で示している。以下の説明において、入力電流が入力電圧に対して位相が遅れている場合を位相の遅れ、入力電流が入力電圧に対して位相が進んでいる場合を位相の進みとし、位相が遅れている場合の位相差を−、位相が進んでいる場合の位相差を+とする。
線L1及び線L2から把握できるように、第1出力補正項と位相差との関係をプロットすると、第1出力補正項と位相差には、相関関係が存在する。図5では、第1出力補正項は、入力電流が入力電圧に対して遅れているほど小さく、入力電流が入力電圧に対して進んでいるほど大きくなっている。目標電流が小さい場合の第1出力補正項(線L2)は、目標電流が大きい場合の第1出力補正項(線L1)に比べて、大きな値となる。
線L1に示すように、目標電流が大きい場合、第1出力補正項と位相差には線形の相関関係が存在する。これに対し、線L2に示すように、目標電流が小さい場合には、線形の相関から外れてしまい、第1出力補正項と位相差との相関の度合いが小さくなることを本発明者らは見出した。具体的にいえば、目標電流が小さい場合であり、かつ、入力電流が入力電圧に対して遅れている場合、位相差の変化量に対する第1出力補正項の変化量が、入力電流が入力電圧に対して進んでいる場合に比べて小さくなる。すなわち、目標電流が小さい場合、入力電圧に対する入力電流の遅れに対して第1出力補正項が低下しにくい。
上記したように、目標電流の値によって、第1出力補正項と位相差との相関関係は変化する。このため、線L1に示す線形の相関関係から位相差を求めた場合、目標電流の値によっては、位相差に誤差が生じる場合がある。
図5には、第2出力補正項と位相差との関係を線L3で示している。また、第2出力補正項が0になるときの位相差を示す縦軸を線L10で示している。線L3で示すように、図5では、第2出力補正項は、入力電流が入力電圧に対して遅れているほど小さく、入力電流が入力電圧に対して進んでいるほど大きくなる。第2出力補正項は、第1出力補正項よりも小さい値である。第2出力補正項は、入力電流が入力電圧に対して遅れている場合、常に負の値となる。第2出力補正項は、入力電流が入力電圧に対して進んでいる場合、所定の位相差で正に転じる。第2出力補正項には、目標電流の値に関わらず、入力電流が入力電圧に対して遅れた場合に値が大きく変化する特徴がある。具体的にいえば、第2出力補正項は、入力電流が入力電圧に対して遅れた場合には値が著しく小さくなる。本発明者らは、この特徴に着目し、第1出力補正項及び第2出力補正項に基づいて位相差を算出するようにした。
制御装置50は、第1出力補正項に第2出力補正項を加算した加算補正項に基づいて位相差を求めている。本実施形態において、制御装置50は、第2出力補正項が負の値の場合にのみ、第1出力補正項に第2出力補正項を加算する。すなわち、第2出力補正項が正の値の場合、加算補正項は、第1出力補正項と同一値となる。線L10よりも低い位相差においては、第1出力補正項に第2出力補正項を加算した加算補正項に基づいて位相差が求められ、線L10以上の位相差においては第1出力補正項に基づいて位相差が求められることになる。
図5には、目標電流が小さい場合の第1出力補正項に第2出力補正項を加算した加算補正項と位相差との関係を線L4で示している。前述したように、第1出力補正項と位相差の線形の相関関係が維持されないのは、目標電流が小さい場合であり、かつ、入力電流が入力電圧に対して遅れている場合に、第1出力補正項が低下しにくくなるからである。第1出力補正項に第2出力補正項を加算すると、負の値の分だけ第1出力補正項が低下した値となる。第2出力補正項は、入力電流が入力電圧に対して遅れている場合に著しく小さい値となるため、入力電流が入力電圧に対して遅れた場合には、加算補正項の値が小さくなる。これにより、加算補正項と位相差との線形の相関関係は、第1出力補正項と位相差との線形の相関関係に近付く。加算補正項は、目標電流の値に関わらず、位相差との相関性が改善された値となる。
なお、加算補正項は、第1出力補正項と第2出力補正項の中央値と捉えることもできるし、第1出力補正項の絶対値から第2出力補正項の絶対値を減算した値であると捉えることもできる。
図2に示すように、処理M7において、制御装置50は、第1出力補正項に、第2出力補正項を加算した加算補正項を算出し、この加算補正項と位相差との相関関係から位相差を算出する。加算補正項と位相差とは、線形の相関関係を有しているため、この相関関係を予め制御装置50のメモリにマップや計算式として保存しておくことで、加算補正項から位相差を算出することができる(位相差算出手段)。そして、算出された位相差が小さくなるように第3のスイッチング素子Q3,Q13と第4のスイッチング素子Q4,Q14をPWM制御することで、力率を改善することができる。具体的にいえば、加算補正項から算出された位相差から電圧位相を求め、入力電流と入力電圧の位相差が小さくなるように目標電圧(デューティ比)を算出することで、位相差を小さくすることができる。
したがって、上記実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)制御装置50は、第1出力補正項と、第2出力補正項とに基づいて位相差を算出している。第2出力補正項は、目標電流の値に関わらず、位相が遅れた場合に値が大きく変化する特徴がある。この特徴を利用して、第1出力補正項と第2出力補正項の両方に基づいて位相差を算出することで、第1出力補正項のみに基づいて位相差を求めた場合に比べて、位相差の誤差を小さくすることができる。制御装置50は、算出された位相差が小さくなるようにスイッチング素子Q3,Q13,Q4,Q14をPWM制御する。これにより、力率を改善することができる。
(2)第1出力補正項に第2出力補正項を加算することで得られた加算補正項と、位相差との相関関係から位相差を算出している。加算補正項は、目標電流の値に関わらず、位相差と線形の相関関係を有する。このため、位相差を算出しやすい。
(3)制御装置50は、第2出力補正項の値が負の値の場合にのみ第1出力補正項に第2出力補正項を加算している。第2出力補正項が、正の値となる場合、位相は進んでいることになる。図5からも把握できるように、位相が進んでいる場合には、目標電流の値に関わらず、第1出力補正項と位相差との線形性が維持されている。第2出力補正項が正の値の場合にも、第2出力補正項を第1出力補正項に加算した場合、線形性が損なわれるおそれがある。第2出力補正項の値が負の値の場合にのみ加算を行うことで、加算補正項と位相差との線形の相関関係を維持しやすい。
(4)第2出力補正項は、ゼロクロス点tz5から、ゼロクロス点tz5よりも入力電流が36度進んだ位相までの範囲A2内で取得された出力補正項である。この範囲は、本発明者らが実験を行った結果、加算補正項と位相差との線形の相関関係が最も明確に現れた範囲である。したがって、第2出力補正項を上記した範囲内で取得することで、加算補正項と位相差との線形性を確保することができる。これにより、線形の相関関係から位相差を算出しやすい。
なお、実施形態は以下のように変更してもよい。
○制御装置50は、第1出力補正項に係数を乗算した値と、第2出力補正項に係数を乗算した値とを加算した値に基づいて位相差を求めてもよい。上記した係数は、目標電流や、目標電圧に応じて変動する値である。例えば、目標電流が所定の閾値より大きい場合には、第1出力補正項の係数を1.2にし、第2出力補正項の係数を0.8にするなど、加算した値に占める第1出力補正項の割合が多くなるようにしてもよい。また、目標電流が所定の閾値以下の場合には、第1出力補正項の係数を0.8にし、第2出力補正項の係数を1.2にするなど、加算した値に占める第2出力補正項の割合が多くなるようにしてもよい。
なお、第1出力補正項及び第2出力補正項のうち、いずれか一方にのみ係数が乗算されるようにしてもよい。
○第1出力補正項と第2出力補正項とを加算した加算補正項を若干変動させた値に基づいて、位相差を求めてもよい。例えば、目標電流に応じて、加算補正項を補正し、補正後の加算補正項と位相差との相関関係から位相差を求めるようにしてもよい。
○制御装置50は、第2出力補正項が正の値であっても、第1出力補正項に第2出力補正項を加算してもよい。この場合、正の値を加算することを加味した相関関係が制御装置50のメモリに記憶される。
○中点電圧測定用の抵抗R1,R2,R11,R12は、第1のスイッチング素子Q1,Q11と第2のスイッチング素子Q2,Q12の中点とバッテリ11の負極との間に設けられていてもよい。また、中点電圧測定用の抵抗R1,R2,R11,R12は、第5のスイッチング素子Q5,Q15の中点と第6のスイッチング素子Q6,Q16の中点とバッテリ11の負極との間に設けられていてもよい。
○走行用インバータ22又は荷役用インバータ32のいずれか一方を用いてバッテリ11を充電してもよい。
○バッテリフォークリフトのように2個の三相モータ(走行用モータ21及び荷役用モータ31)を備えた車両に限らず、1個の三相モータ(例えば、走行用モータ)を備えた一般の電気自動車の車載装置10に適用してもよい。
○各スイッチング素子Q1〜Q6,Q11〜Q16として、IGBT(絶縁ゲートバイポーラ型トランジスタ)やパワーバイポーラトランジスタを使用してもよい。
○走行用モータ21のコイルU1,V1,W1及び荷役用モータ31のコイルU2,V2,W2の結線はデルタ結線に限らず、スター結線であってもよい。
○スコットトランス13以外のトランスを用いても良い。
○トランスを介さず、各インバータ22,32に直接単相交流電力を入力してもよい。
○充電時にPWM制御される充電用の上アーム用スイッチング素子と下アーム用スイッチング素子として、第3のスイッチング素子Q3,Q13及び第4のスイッチング素子Q4,Q14だけでなく、同時に第5のスイッチング素子Q5,Q15及び第6のスイッチング素子Q6,Q16をオン・オフ制御してもよい。
Q1〜Q6,Q11〜Q16…スイッチング素子、R1,R2,R11,R12…抵抗、10…車載装置、11…バッテリ、22…走行用インバータ(三相インバータ)、32…荷役用インバータ(三相インバータ)、41,42…電流センサ、50…制御装置。

Claims (4)

  1. 三相モータとバッテリとの間に設けられた三相インバータと、
    前記三相インバータにおけるいずれか一相の上アーム用スイッチング素子と下アーム用スイッチング素子の中点と前記バッテリの負極との間に接続された中点電圧測定用の抵抗と、
    前記三相インバータにおけるいずれか一相に流れる入力電流を測定する電流センサと、
    前記中点電圧測定用の抵抗によって測定される中点電圧及び前記電流センサによって検出される前記入力電流に基づいて前記三相インバータにおけるいずれか一相の入力電圧と前記入力電流の位相差を小さくしつつ、前記三相インバータにおけるいずれか一相の上アーム用スイッチング素子と下アーム用スイッチング素子をPWM制御して、外部の交流電源から入力される電力により前記バッテリを充電する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記中点電圧と、前記三相インバータにおけるいずれか一相に流す目標電流とに基づいて目標電圧を算出する目標電圧算出手段と、
    前記目標電流と前記入力電流の差に基づいて前記目標電圧を補正する出力補正項を算出する出力補正項算出手段と、
    前記目標電圧を前記出力補正項によって補正して補正後目標電圧を算出する補正後目標電圧算出手段と、
    前記補正後目標電圧から前記三相インバータにおけるいずれか一相の上アーム用スイッチング素子と下アーム用スイッチング素子のデューティ比を算出して、このデューティ比に沿って前記三相インバータにおけるいずれか一相の上アーム用スイッチング素子と下アーム用スイッチング素子をオン・オフ制御するオン・オフ制御手段と、を有した車載装置であって、
    前記制御装置は、
    前記出力補正項に基づいて、前記入力電流と前記入力電圧の位相差を算出する位相差算出手段をさらに備え、
    前記位相差算出手段は、前記出力補正項算出手段が前記出力補正項を算出するために用いた入力電流のうち、前記入力電流のゼロクロス点よりも前記入力電流が遅れた位相の範囲で第1出力補正項を取得するとともに、前記入力電流の前記ゼロクロス点よりも前記入力電流が進んだ位相の範囲で第2出力補正項を取得し、前記第1出力補正項と前記第2出力補正項とに基づいて前記入力電流と前記入力電圧の位相差を算出し、
    前記目標電圧算出手段は、前記位相差と、前記三相インバータにおけるいずれか一相に流す目標電流とに基づいて前記位相差が小さくなるように前記目標電圧を更新することを特徴とする車載装置。
  2. 前記位相差算出手段は、前記第1出力補正項に前記第2出力補正項を加算することで得られた加算補正項に基づいて前記位相差を算出することを特徴とする請求項1に記載の車載装置。
  3. 前記位相差算出手段は、前記第2出力補正項が負の値の場合にのみ前記第1出力補正項に前記第2出力補正項を加算することを特徴とする請求項2に記載の車載装置。
  4. 前記位相差算出手段は、前記ゼロクロス点から当該ゼロクロス点よりも入力電流が12度遅れた位相までの範囲内で前記第1出力補正項を取得し、前記ゼロクロス点から当該ゼロクロス点よりも36度進んだ位相までの範囲内で前記第2出力補正項を取得することを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の車載装置。
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