JP6717060B2 - 射出成形用金型および射出成形方法 - Google Patents
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Description
第1実施形態に係る射出成形用金型を説明する。図1は、第1実施形態に係る射出成形用金型を用いて成形される製品の一例としての射出成形物100(以下、成形物100という)を示す外観斜視図である。本例に示す成形物100は、貫通孔100bを有する円筒形の第1継手部100aと、貫通孔100dを有する円筒形の第2継手部100cと、第1継手部100aと第2継手部100cとを接続する腕部100eと、を備えている。
第2実施形態として、第1実施形態に係る金型1000を用いた射出成形方法(以下、成形方法という)、および、その成形方法によって得られる成形物(射出成形物)を説明する。第2実施形態では、第1実施形態に係る金型1000を射出成形機に装着し、図1に示す成形物100を成形する方法を例示して説明する。
本実施形態に係る成形方法では、金型1000は、図8には図示しない、例えば図6に示す射出成形機2000に取り付けられることで、製品の射出成形が行われる。射出成形機に取り付けられた金型1000は、第1金型1100と、第2金型1200と、は、図8に想像線(2点鎖線)で示すように、第1合せ面1110aと、第2合せ面1210aと、が互いに対向させて離間した状態で待機している。そして、先ず金型閉工程(S10)が開始される。
金型閉工程(S10)によって注入空間S0が構成されると、射出工程(S20)に移行される。射出工程(S20)は、図9に示すように、シリンダー2100(図6参照)の材料注入口2100a(図4における原料射出ノズルNを示す)と、ゲート1000aと、を連通させ、材料注入口2100aから送出される射出原料Mを、ゲート1000aから注入空間S0内に注入する。なお、本実施形態に係る成形方法では、混練繊維mfと、樹脂材料Mpと、が混練された射出原料Mを用いている(図6参照)。
T1>T3>T2
の関係にキャビティー高さは設定されている。
T1>T3>T2
の関係から、配向層Ldの厚さは、
(td11+td12)>(td31+td32)>(td21+td22)
の関係を有して形成される。
tc1>tc3>tc2
の関係を有して形成される。
圧縮工程(S30)は、図12に示すように、第1プレス金型1120と、および第2プレス金型1220と、を、第1の成形空間S1を形成するまで図示しない駆動装置によって、移動させる。すなわち、図4に示す第1圧縮空間S21と、第2圧縮空間S22と、によって構成される第2の成形空間S2に注入された射出原料Mが、第1プレス面1120bと、第2プレス面1220bと、によって圧縮される。
tsp1≒ts11、tsp2≒ts12
tdp1≒td11、tdp2≒td12
として形成されている。
δ=T1−Tp
である。ここで、圧縮工程(S30)によって成形されるコア層Lcの厚みtcpは、
tcp=Tp−(tsp1+tsp2+tdp1+tdp2)
であるが、上述した通り、tsp1≒ts11、tsp2≒ts12、tdp1≒td11、tdp2≒td12の関係から、
tcp≒Tp−(ts11+ts12+td11+td12)
であることから、
tcp≒(T1−δ)−(ts11+ts12+td11+td12)
となる。ここで、
T1−(ts11+ts12+td11+td12)=tc
であることから、
tcp≒tc−δ
と言える。すなわち、第1プレス金型1120と、第2プレス金型1220と、が第2の成形空間S2を圧縮するための移動量である圧縮量δ分は、コア層Lcを圧縮することとなる。
射出工程(S20)あるいは圧縮工程(S30)が終了すると、金型開工程(S40)に移行される。金型開工程(S40)は、いわゆる金型を開く(分離する)工程であり、図14に示すように、本例では、第1金型1100が第2金型1200から離間させるように、相対的に第1金型1100が型移動方向Tr2に移動される。この時、成形物100は第2金型1200に残留される。そして成形物100を第2金型1200から離間させる離型工程(S40)に移行される。なお、金型開工程(S40)では、成形物100は第1金型1100に保持させて、第2金型1200から成形物100を離間させる形態であってもよい。
離型工程(S50)は、図15に示すように金型開工程(S40)において第2金型1200に残留した成形物100を、第2金型1200から取り外す工程である。第2金型1200からの成形物100の取り外しは、例えば図示する複数の押し出しピン1000bが保持された押し出しプレート1000cを、図示する矢印方向に駆動させ、押し出しピン1000bを第2金型1200の第2凹部1210b、および第2プレス面1220bから突き出すことによって成形物100を第2金型1200から離間させることができる。また、第2金型1200と、成形物100と、の境界に圧空を噴射させて成形物100を取り出すこともできる。離型工程(S30)によって成形物100を取り出し、本実施形態に係る射出成形方法は終了する。なお、成形物100は、射出成形の後、ゲート除去、バリ除去などの仕上げ加工が施される。
Claims (5)
- 熱可塑性樹脂及び強化繊維を含む樹脂材料を射出する射出成形機に取付けられる射出成形用金型であって、
第1ベース金型と、
前記第1ベース金型に対向する第2ベース金型と、
前記第1ベース金型に形成された貫通孔に組み込まれ、前記貫通孔内を移動可能に構成された第1プレス金型と、
前記第2ベース金型に形成された貫通孔に組み込まれ、前記貫通孔内を移動可能に構成された第2プレス金型と、を備え、
前記第1ベース金型、前記第2ベース金型、前記第1プレス金型、及び、前記第2プレス金型によって前記樹脂材料が射出される成形空間が形成され、
前記成形空間は、前記第1プレス金型及び前記第2プレス金型の移動によって、容積が変化し、
前記樹脂材料が射出された後の前記成形空間の容積は、前記樹脂材料が射出される前の前記成形空間の容積よりも小さい、
ことを特徴とする射出成形用金型。 - 熱可塑性樹脂及び強化繊維を含む樹脂材料を射出する射出成形機に取付けられる射出成形用金型を用いた射出成形方法であって、
前記射出成型用金型は、
第1ベース金型と、
前記第1ベース金型に対向する第2ベース金型と、
前記第1ベース金型に形成された貫通孔に組み込まれ、前記貫通孔内を移動可能に構成された第1プレス金型と、
前記第2ベース金型に形成された貫通孔に組み込まれ、前記貫通孔内を移動可能に構成された第2プレス金型と、を備え、
前記第1ベース金型、前記第2ベース金型、前記第1プレス金型、及び、前記第2プレス金型によって区画された成形空間に前記樹脂材料を射出充填する射出工程と、
前記成形空間の容積を減少させるように、前記第1プレス金型及び前記第2プレス金型を移動させて、充填された前記樹脂材料を圧縮する圧縮工程と、を含む、
ことを特徴とする射出成形方法。 - 前記圧縮工程は、前記成形空間に前記樹脂材料の充填が完了されるまでに終了される、
ことを特徴とする請求項2に記載の射出成形方法。 - 前記樹脂材料は、1種以上のフィラーを含有し、少なくとも1種の第1のフィラーの長さが50mm以上である、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の射出成形方法。 - 前記第1のフィラーが炭素繊維であることを特徴とする請求項4に記載の射出成形方法。
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