JP6716964B2 - 鋼板の表面組成判別方法、表面組成判別装置、製造方法、および製造装置 - Google Patents
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Description
また、特許文献2および特許文献3には、測定した分光放射輝度、および、予め定めた分光放射率と酸化膜厚との関係、を用いて酸化膜厚を測定する、酸化膜厚測定方法が開示されている。
また、特許文献4には、鋼板表面の酸化物に帰属するピーク波長での分光放射輝度を用いて、酸化物の組成比率を求める、鋼板の表面性状測定方法が開示されている。この特許文献4には、「鋼板表面の酸化物に帰属するピーク波長」が8μm、9.6μm、10.1μm、18.5μmであることが記載されているほか、鋼板表面の外部酸化層を形成する酸化物に帰属するピーク波長の放射輝度と酸化物の組成比率との間に一定の関係があることが記載されている。
特許文献2および3に開示されている技術では、分光放射率を用いて、鋼材温度や鋼板表面の酸化膜厚を測定している。しかしながら、これらの技術においてはスケール組成が分光放射率に影響することが全く考慮されていない。
また、特許文献4に開示されている技術では、分光放射輝度を用いて、焼鈍時に鋼板表面に生成する酸化物の組成比率を求めている。この方法で用いる波長は、遠赤外部(波長8μm以上)に出現する表面酸化物に帰属するピーク波長である。遠赤外部のピークは酸化物結晶の格子振動に起因するものであり、格子振動モードは温度によって変化する。したがって、この方法は任意の温度条件では成立しえない。また、遠赤外部の発光強度は赤外部に比較して弱いため測定精度も十分ではない。
以上の検討をふまえて鋭意研究した結果、本発明者らは、分光放射率の値で酸化物の組成を特定することが可能な波長域の分光放射輝度を測定し、且つ、加熱されている鋼板の温度を特定した後、これらを用いて分光放射率を算出することにより、熱処理を実施している間に鋼板の最表面のスケールの組成を非接触で特定することが可能であることを知見した。
本発明は、このような知見に基づいて完成させた。以下、本発明について説明する。以下の説明において、波長を意味する「X〜Yμm」は、特に断らない限り、Xμm以上Yμm以下を意味する。また、雰囲気の成分比率を意味する「%」は、特に断らない限り、体積%を意味する。
図2は、本発明の鋼板の表面組成判別方法(以下において、「本発明の判別方法」と称することがある。)を説明する図である。また、図3は、本発明の判別方法を実施可能な、本発明の鋼板の表面組成判別装置10を説明する図である。図2および図3を適宜参照しつつ、本発明の判別方法について、以下に説明する。
分光放射輝度測定工程S11(以下において、単に「S11」と称することがある。)は、鋼板1から放射される、2〜10μmの範囲内の波長λにおける分光放射輝度L、および、0.5〜1.5μmの範囲内の波長λ’における分光放射輝度L’を、電磁鋼板の熱延板焼鈍ラインの均熱帯21に位置している鋼板1の直上に設置された分光放射輝度測定部11によって測定する工程である。
温度決定工程S12(以下において、単に「S12」と称することがある。)は、S11で測定された0.5〜1.5μmの範囲内の波長λ’における分光放射輝度L’を用いて、鋼板1の温度Tを決定する工程である。例えば下記のプランクの放射式(1)を用いて鋼板1の温度Tを決定する工程が、S12である。
分光放射率算出工程S13(以下において、単に「S13」と称することがある。)は、S11で測定された分光放射輝度Lと、S12で決定された温度Tとを用いて、波長λにおける分光放射率εを算出する工程である。より具体的には、波長λとS12で決定された温度Tとを用いて黒体の分光放射輝度LBを算出した後、黒体の分光放射輝度LBとS11で測定された分光放射輝度Lとを下記式(2)に代入することにより、波長λにおける分光放射率εを算出する工程が、S13である。
ε=L/LB …式(2)
組成判別工程S14(以下において、単に「S14」と称することがある。)は、記録部12に記録されている、予め測定した分光放射率と電磁鋼板の最表面に生成されるスケールの組成との関係と、S13で算出した分光放射率εとに基づいて、鋼板1の最表面の組成を判別する工程である。予め測定した分光放射率と電磁鋼板の最表面に生成されるスケールの組成との関係は、例えば図1に示す関係を用いることができる。S13で算出した分光放射率εは、2〜10μmの範囲内の波長λにおける分光放射率なので、この波長λにおけるFeOおよびFe3O4の分光放射率の値を、図1から読み取る。図1に示したように、波長が2〜10μmのときのFeOの分光放射率は0.8前後の値であり、波長が2〜10μmのときのFe3O4の分光放射率は0.6前後の値である。したがって、波長λにおけるFeOの分光放射率は0.8前後の値であり、波長λにおけるFe3O4の分光放射率の値は0.6前後の値である。これらをふまえ、分光放射輝度Lの測定誤差や分光放射率εの算出誤差を考慮して、S13で算出した分光放射率εが0.7以上0.9未満であれば最表面の組成がFeOであると判断し、S13で算出した分光放射率εが0.5以上0.7未満であれば最表面の組成がFe3O4であると判断する工程が、S14である。
本発明の鋼板の表面組成判別装置10は、鋼板1から放射される、2〜10μmの範囲内の波長λにおける分光放射輝度L、および、0.5〜1.5μmの範囲内の波長λ’における分光放射輝度L’を測定する分光放射輝度測定部11と、FeOの分光放射率およびFe3O4の分光放射率と波長との関係についてのデータが記録されている記録部12と、を有し、さらに、鋼板1の温度Tを決定する温度決定部13と、鋼板1の波長λにおける分光放射率εを算出する分光放射率算出部14と、鋼板1の最表面の組成を判別する組成判別部15と、を有している。分光放射輝度測定部11は上記S11を実行する際に用いられる部位であり、温度決定部13は上記S12を実行する際に用いられる部位であり、分光放射率算出部14は上記S13を実行する際に用いられる部位であり、記録部12および組成判別部15は上記S14を実行する際に用いられる部位である。
図4は、本発明の鋼板の製造方法(以下において、「本発明の製造方法」と称することがある。)を説明する図である。図4では、熱処理工程および酸洗工程以外の工程(例えば、熱間圧延工程、冷間圧延工程、表面処理工程等。)の記載を省略している。また、図5は、本発明の製造方法を実施可能な、本発明の鋼板の製造装置100を説明する図である。図5では、各装置を簡略化して示している。図5に示した製造装置100は、上記表面組成判別装置10と、焼鈍炉20と、酸洗装置30と、制御装置40と、を有している。図4および図5を適宜参照しつつ、本発明の製造方法について、以下に説明する。
熱処理工程S21(以下において、単に「S21」と称することがある。)は、上記本発明の判別方法を用いて判別した、均熱帯21で加熱されている鋼板1の最表面の組成がFeOになるように、均熱帯21の雰囲気を調整しながら、焼鈍炉20で鋼板1を焼鈍する工程である。上述のように、本発明の判別方法によれば、均熱帯21で加熱されている鋼板1の最表面の組成がFeOであるかFe3O4であるかを判別することができる。ここで、電磁鋼板の最表面に生成されるスケールのうち、FeOはFe3O4よりも酸洗により取り除きやすい。それゆえ、S21では、酸洗される鋼板1の最表面にFeOが生成されるように、均熱帯21の雰囲気を調整する。
本発明の判別方法によって、鋼板1の最表面の組成がFeOであると判別された場合には、現状の焼鈍条件で焼鈍を実施することにより、最表面にFeOが生成された鋼板1を酸洗することが可能と考えられる。したがって、鋼板1の最表面の組成がFeOであると判別された場合には、現状の焼鈍条件を維持して焼鈍を行う。
これに対し、本発明の判別方法によって、鋼板1の最表面の組成がFe3O4であると判別された場合には、現状の焼鈍条件で焼鈍を継続すると、最表面にFe3O4が生成された鋼板1を酸洗することになる。そこで、この場合には、鋼板1の最表面にFeOが生成されるようにするために、均熱帯21の雰囲気の酸素分圧が10−14以下になるように、均熱帯21の雰囲気を変更する。これにより、鋼板1の最表面の組成がFe3O4であると判別された場合であっても、鋼板1の最表面にFeOを生成することが可能になるので、最表面にFeOが生成された鋼板1を酸洗することが可能になる。
酸洗工程S22(以下において、単に「S22」と称することがある。)は、酸洗装置30を用いて、S21で焼鈍された電磁鋼板を酸洗する工程である。S21で焼鈍された電磁鋼板は、最表面にFeOが生成されている。そのため、S22によれば、最表面にFe3O4が生成されている電磁鋼板を酸洗する際の所要時間よりも短時間の酸洗で、表面のスケールを取り除くことができる。
図5に示した本発明の鋼板の製造装置100は、表面組成判別装置10と、焼鈍炉20と、酸洗装置30と、制御装置40と、を有している。焼鈍炉20の均熱帯21には、分光放射輝度測定部11が設置されており、この分光放射輝度測定部11によって、均熱帯21で加熱されている鋼板1から放射される分光放射輝度が測定される。表面組成判別装置10は、均熱帯21で加熱されている鋼板1の最表面の組成を判別し、その判別結果に関する情報が、制御装置40へと送られる。制御装置40は、表面組成判別装置10から送られてきた判別結果に関する情報を用いて、焼鈍炉20の操業条件を制御する。
炉温950℃、且つ、100%窒素ガスの炉内雰囲気で焼鈍炉を操業しつつ、加熱されている電磁鋼板から放射される、上記3つの波長における分光放射輝度を測定した。この測定が終了してから一定時間が経過した後、均熱帯に3%の水素ガスを導入し、引き続き、加熱されている電磁鋼板から放射される、上記3つの波長における分光放射輝度を測定した。
分光放射率が0.8であると仮定して、波長0.9μmにおける分光放射輝度から鋼板温度を算出した。波長5μmおよび8μmにおける分光放射率とともに、鋼板温度の算出結果を図6に示す。
これに対し、均熱帯に3%の水素ガスを導入した場合には、波長5μmおよび波長8μmのいずれにおいても、分光放射率の値が0.8付近となった。この結果および図1に示した関係に基づいて、均熱帯に3%の水素ガスを導入した後の電磁鋼板の最表面の組成は、FeO単相であると判定された。3%の水素の導入により炉内雰囲気中に200ppmのH2Oが生成し、その結果、H2OとH2の解離平衡に相当する酸素分圧が10−17までになったと推定される。
その結果、FeO単相と判定された部位はスケールが残らなかったが、Fe3O4と判定された部位は酸洗が不十分でスケールの残存が確認できた。したがって、最表面にFeOが生成されるように焼鈍条件を調整することにより、最表面にFe3O4が生成されている電磁鋼板よりも短時間でスケールを除去できることが確認された。
10…鋼板の表面組成判別装置
11…分光放射輝度測定部
12…記録部
13…温度決定部
14…分光放射率算出部
15…組成判別部
20…焼鈍炉
21…均熱帯
30…酸洗装置
40…制御装置
100…鋼板の製造装置
Claims (11)
- 熱処理装置内に配置された鋼板から放射される、少なくとも2〜10μmの範囲内の波長λにおける分光放射輝度Lを測定する分光放射輝度測定工程と、
前記鋼板の温度Tを0.5〜1.5μmの範囲内の波長における分光放射輝度を用いて決定する温度決定工程と、
測定された前記分光放射輝度Lと、決定された前記温度Tとを用いて、前記波長λにおける分光放射率εを算出する分光放射率算出工程と、
予め測定した分光放射率および組成の関係と、算出された前記分光放射率εとに基づいて、前記鋼板の最表面の酸化物がFeOであるかFe 3 O 4 であるかを判別する組成判別工程と、
を有する、鋼板の表面組成判別方法。 - 前記分光放射率算出工程で、
前記温度Tと前記波長λとを用いて黒体の分光放射輝度LBが算出され、
前記分光放射輝度Lを、算出された前記黒体の分光放射輝度LBで除することにより、
前記分光放射率εが算出される、請求項1に記載の鋼板の表面組成判別方法。 - 算出された前記分光放射率εが0.7以上0.9未満の場合には、前記組成判別工程で前記最表面の組成がFeOであると判別され、
算出された前記分光放射率εが0.5以上0.7未満の場合には、前記組成判別工程で前記最表面の組成がFe3O4であると判別される、請求項1または2に記載の鋼板の表面組成判別方法。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の鋼板の表面組成判別方法を用いて判別される、熱処理装置内で熱処理されている鋼板の最表面の組成が所望の組成になるように、熱処理条件を調整しながら前記鋼板を熱処理する、熱処理工程と、
前記熱処理工程の後に、前記鋼板を酸洗する、酸洗工程と、
を有する、鋼板の製造方法。 - 前記所望の組成がFeOである、請求項4に記載の鋼板の製造方法。
- 調整される前記熱処理条件が、前記熱処理装置内の雰囲気である、請求項4または5に記載の鋼板の製造方法。
- 前記熱処理工程で、前記熱処理装置内における雰囲気の酸素分圧が10−14以下になるように調整される、請求項6に記載の鋼板の製造方法。
- 酸化物の分光放射率および波長のデータを記録した、記録部と、
熱処理装置内に配置された鋼板の、少なくとも2〜10μmの範囲内の波長における分光放射輝度を測定する、分光放射輝度測定部と、
前記鋼板の温度を0.5〜1.5μmの範囲内の波長における分光放射輝度を用いて決定する、温度決定部と、
測定された前記分光放射輝度と決定された前記温度とを用いて、分光放射率を算出する、分光放射率算出部と、
算出された前記分光放射率と、前記記録部に記録された前記データとを用いて、前記鋼板の最表面の酸化物がFeOであるかFe 3 O 4 であるかを判別する、組成判別部と、
を有する、鋼板の表面組成判別装置。 - 前記分光放射率算出部で、
前記温度と前記分光放射輝度が測定された前記波長とを用いて黒体の分光放射輝度が算出され、
前記分光放射輝度測定部で測定された前記分光放射輝度を、算出された前記黒体の分光放射輝度で除することにより、前記分光放射率が算出される、請求項8に記載の鋼板の表面組成判別装置。 - 算出された前記分光放射率が0.7以上0.9未満の場合には、前記組成判別部で前記最表面の組成がFeOであると判別され、
算出された前記分光放射率が0.5以上0.7未満の場合には、前記組成判別部で前記最表面の組成がFe3O4であると判別される、請求項8または9に記載の鋼板の表面組成判別装置。 - 熱処理装置と、請求項8〜10のいずれか1項に記載の鋼板の表面組成判別装置と、前記熱処理装置で熱処理された鋼板を酸洗する酸洗装置と、前記鋼板の表面組成判別装置によって判別された最表面の組成に基づいて前記熱処理装置の操業条件を制御する制御装置と、を有する、鋼板の製造装置。
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