JP6716435B2 - レーダシステム及びそのレーダ信号処理方法 - Google Patents

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Description

本実施形態は、マルチスタティック方式のレーダシステム及びそのレーダ信号処理方法に関する。
近時、レーダシステムにあっては、複数の送受信レーダ装置または複数の送信装置及び受信レーダ装置を互いに離間して配置し、各レーダ装置の観測結果により目標の位置を検出するマルチスタティック方式が開発されている。ただし、この種のレーダシステムでは、離隔したレーダ装置間の時刻同期が不十分な場合や距離精度が不十分な場合には、観測位置の誤差が大きくなる。また、送信装置が見通し外にある場合には、直接波を受信することができず、同期したマルチスタティック動作ができなくなってしまう。
パルス圧縮、大内、‘リモートセンシングのための合成開口レーダの基礎’、東京電機大学出版局、pp.131-149(2003) 位相モノパルス(位相比較モノパルス)方式、吉田、‘改訂レーダ技術’、電子情報通信学会、pp.262-264(1996) テーラー分布、吉田、‘改訂レーダ技術’、電子情報通信学会、pp.134-135(1996) OFDM、西村、‘ディジタル信号処理による通信システム設計’、CQ出版社、pp.248-269(2006) BPSK、QPSK、西村、‘ディジタル信号処理による通信システム設計、CQ出版社、pp.222-226(2006) MIMO処理、JIAN LI, PETER STOICA, ‘MIMO RADAR SIGNAL PROCESSING’, WILEY, pp.1-5(2009)
以上述べたように、従来のマルチスタティック方式によるレーダシステムでは、レーダ装置間の時刻同期ずれや中心周波数のずれ等の影響で、ビート周波数を精度よく観測できず、目標の3次元位置を算出する上で距離精度が不十分であり、また小型の受信装置では測角精度も低いという課題があった。
本実施形態は上記課題に鑑みなされたもので、レーダ装置間の時刻同期ずれや中心周波数のずれ等の影響を軽減し、ビート周波数の観測精度を向上させ、目標の3次元又は2次元位置を算出する上で十分な距離精度が得られ、小型の受信装置でも高い測角精度が得られるレーダシステム及びそのレーダ信号処理方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本実施形態に係るレーダシステムは、Ntr(Ntr≧2)台の送受信装置を備える。送信側装置では、位置、送信周波数、送信時刻を含む通信情報を変調信号として、周波数スイープ勾配をもつアップスイープまたはダウンスイープの少なくともパルス変調した信号を変調して送信する。受信側装置では、送信側装置と同様にローカル信号をスイープし、送信側装置からの直接波または目標からの反射波を受信し、FFT(Fast Fourier Transform)の開始時間を複数通り変えてFFT出力が最大となる開始時間を選定し、通信情報を復調した後、復調された通信情報に基づいて受信ローカル信号を一定にして前記受信した信号に同期させると共に、パルス圧縮用の参照信号を補正し、補正された参照信号を用いてパルス圧縮処理をして、目標の検出及び測距を行い、目標の3次元位置(x,y,z)または2次元位置(x,y)を算出する。
第1の実施形態に係るレーダシステムの構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係るレーダシステムの時刻同期を説明するための波形図。 第1の実施形態に係るレーダシステムの送信側変調、受信側復調の様子を示す波形図。 第1の実施形態に係るレーダシステムの通信情報の復調処理におけるローカル制御処理を説明するための波形図。 第1の実施形態に係るレーダシステムの受信信号同期・同調処理を説明するための波形図。 第1の実施形態に係るレーダシステムにおいて、通信情報の送受信による目標位置同定の距離観測及びAZ,EL観測を説明するための座標系を示す概念図。 第1の実施形態に係るレーダシステムにおいて、目標に対して送信ビームと複数の受信ビームが形成される様子を示す概念図。 第2の実施形態に係るレーダシステムの構成を示すブロック図。 第3の実施形態に係るレーダシステムの構成を示すブロック図。 第3の実施形態に係るレーダシステムにおいて、レンジによるフィッティングを用いて目標の位置同定を行う様子を3次元座標系で示す概念図。 第4の実施形態に係るレーダシステムの構成を示すブロック図。 第5の実施形態に係るレーダシステムの構成を示すブロック図。 第6の実施形態に係るレーダシステムの構成を示すブロック図。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。尚、各実施形態の説明において、同一部分には同一符号を付して示し、重複する説明を省略する。
(第1の実施形態)通信復調による参照信号補正パルス圧縮、送受信装置
図1乃至図7を参照して、第1の実施形態に係るレーダシステムを説明する。
このレーダシステムは、互いに同構成のNtr個の送受信装置TR1〜TRNtr(図1ではNtr=3)を備える。送受信装置TRi(iは1〜Ntrのいずれか、図1ではi=3)は、送信装置Tiと受信装置Riとを備える。
上記送受信装置TRiにおいて、i=1の送受信装置TR1を代表に説明する。
送信装置T1は送信アンテナT11と送信器T12とを備え、送信器T12は送信部T121と送信変調部T122とを備える。
受信装置R1は、受信アンテナR11と受信器R12と信号処理器R13とを備える。受信器R12は、受信部R121とローカル制御部R122とタイミング制御部R123とビーム指向方向制御部R124を備える。信号処理器R13は、Σ1ビーム系統、Σ2ビーム系統、Δビーム系統を備える。Σ1ビーム系統は、AD(Analog-Digital)変換部R131、FFT(Fast Fourier Transform)用ウェイト部R132、FFT処理部R133、CFAR処理部R134、復調部R135、制御信号生成部R136、参照信号生成部R137を備える。Σ2ビーム系統は、AD変換部R138、PC(Phase-controller)用ウェイト部R139、PC処理部R13a、CFAR処理部R13b、測距部R13c、測角部R13d、位置同定部R13eを備える。Δビーム系統は、AD変換部R13f、PC(Phase-controller)用ウェイト部R13g、PC部R13hを備える。
上記送信装置T1において、送信アンテナT11は複数のアンテナ素子を配列して大開口アレイを形成してなるフェーズドアレイアンテナであり、送信器T12から繰り返し供給される特定周波数の送信信号を指定方向に送出する。送信器T12では、送信変調部T121において送信位置、送信時刻、送信周波数等の通信情報で変調された送信信号を送信部T122によって送信アンテナT11に送出する。
上記受信装置R1において、受信アンテナR11は送信系と同様に複数のアンテナ素子を配列して大開口アレイを形成してなるフェーズドアレイアンテナであり、送信装置T1及び他の送受信装置TR1から送出された送信波の反射波を受信する。受信器R12では、受信部R121において、受信アンテナR11の複数のアンテナ素子でそれぞれ受信された信号をビーム制御指示に従って位相制御を施し合成することで、任意の方向に受信ビームを形成して受信信号を取得し、ベースバンドに周波数変換する。このようにして得られた受信信号は信号処理器R13に送られる。
上記信号処理器R13は、受信信号をΣ1,Σ2ビーム系統とΔビーム系統に分配する。
Σ1ビーム系統に入力された受信信号は、AD変換部R131でデジタル信号に変換され、FFT用ウェイト部R132でFFT前処理としてウェイトを乗算され、FFT処理部R133でFFT処理されて周波数領域のΣビーム信号に変換された後、CFAR処理部R134で所定のスレショルドを超えるセル(周波数サンプル)の検出が実行される。続いて、復調部R135において、CFAR検出セルについて送信位置、送信時刻、送信周波数等の通信情報の復調が行われる。復調された通信情報は制御信号生成部R136、参照信号生成部R137に送られる。制御信号生成部R136は、通信情報に基づいて受信器R12のローカル制御部R122に対するローカル周波数制御信号、タイミング制御部R123に対するタイミング制御信号、ビーム指向方向制御部R124に対するビーム指向方向制御信号を生成する。また、参照信号生成部R137は、Σ2系のPC処理部R13aに対する参照信号を生成する。
Σ2ビーム系統に入力された受信信号は、AD変換部R138でデジタル信号に変換され、PC用ウェイト部R139でPC前処理としてウェイトを乗算され、PC処理部R13aでPC処理されて時間領域のΣビーム信号に変換された後、CFAR処理部R13bで所定のスレショルドを超えるセル(時間サンプル)の検出が実行される。続いて、測距部R13c、測角部R13dの測距、測角処理によりCFAR検出セルの中から目標までの距離、方向が演算され、位置同定部R13eによって目標の位置が同定され、観測結果して出力される。
Δビーム系統に入力された受信信号は、AD変換部R13fでディジタル信号に変換され、PC用ウェイト部R13gでPC前処理としてウェイトを乗算され、PC処理部R13hでPC処理されて時間領域のΔビーム信号に変換された後、上記測角部236に送られ、測角演算に用いられる。
本実施形態に係るレーダシステムでは、送受信装置TRi間が離隔している。そこで、本実施形態は、送受信装置TRi間の時刻同期を高精度に調整する手法を提供する。
まず、図2及び図3を参照して時刻同期について説明する。なお、信号波形としては、図2(a),(b)に示すように、送信側の送信スイープ(通信変調用)、受信側のローカルスイープ(通信復調用)において、アップスイープ(ダウンスイープでもよい)波形を採用するものとする。なお、受信側では、図2(b)に示すように、目標観測用としてレベル一定(スイープしない)のローカル信号も生成する。
まず、送信装置T1では、送信変調部T122において、図3(a)に示すように、送信位置、送信時刻、送信周波数等の通信情報として、ビート周波数軸でBPSK(非特許文献5参照)等の位相コード(変調符号(振幅一定))を生成し、図3(b)に示すように逆FFTして変調波形を生成し、この変調波形を用いて図3(c)に示す送信期間のスイープ信号をパルス変調することで変調信号を生成する。これは、OFDM(非特許文献4参照)によりマルチキャリアを変調していることに等価である。この変調信号は送信部T121に出力される。
送信部T121では、上記のスイープ信号によってパルス変調された変調信号により搬送波信号を変調し、電力増幅して送信信号を生成する。この送信信号は送信アンテナT11より送出される。なお、送信アンテナT11は、広角指向性をもつアンテナを想定するが、目標方向が限定範囲にある場合には、その方向をカバーする送信指向性を有するものであってもよい。
ここで、変調信号について定式化すると次の通りである。まず、変調前のスイープ波形は一般に次式で表現できる。
Figure 0006716435
次に変調波形を考えると、例えばBPSK(非特許文献5参照)の場合は次式となる。
Figure 0006716435
これを逆FFTすれば、時間軸の変調信号が得られる。
Figure 0006716435
これを用いて、変調信号は次式となる。
Figure 0006716435
この変調信号により中心周波数fcのキャリア信号を変調し、送信波形とする。復調時は、図3(d),(e)に示すように、受信信号の複素振幅波形をFFT処理してビート周波数の位相変化を検出することで変調符号を抽出する。
受信装置R1の時刻を同期させるためには、GPS(Global Positioning System)と原子時計による時刻同期調整手法があるが、時刻誤差が生じるため、十分な時刻同期は困難である。そこで、本実施形態では、レーダ波の受信信号から重畳されている送信位置、送信時刻、送信周波数等の通信情報を抽出し、それを用いて受信処理を行う手法を採用する。
この場合、送信源からの直接波が受信できる場合と、送信と受信が見通し外で、目標反射波として受信される場合がある。通信情報を抽出するには、高いSNで受信することが必要である。このため、タイミング制御部R123において、図4(a),(b)に示すように復調するためのスイープ周波数の開始時刻ΔtをNt通り変えて、図4(c)に示すそれぞれのFFT処理後の目標信号の最大値により、同期したΔtselを選定する。この選定したΔtselにより、図4(d)に示すように受信した場合の通信情報を復調する。この手法としては、所定の振幅スレショルドを超えた場合の位相変化を0(0度),1(180度)に対応させることにより復調することができる。
この際、通信情報の他にビート周波数成分による位相が含まれるため、その影響を抑圧する。このために、ビート周波数検出後、図4(e)〜(g)に示すように、ビート周波数の中心周波数による位相勾配を検出し、IFFTによる位相成分から中心周波数に対する位相勾配分を削除するように補正後、FFTして中心ビート周波数を0ドップラ付近に移動する。これにより、位相勾配の影響を抑圧し、通信情報により位相変調(BPSK等)した位相を抽出しやすくなる。
通信情報の復調により、送信源の送信時刻を取得できた場合には、次にローカル信号を一定にして、目標信号の検出及び測距のためのパルス圧縮処理(非特許文献1参照)を行う。このために、制御信号生成部R136により制御信号を生成し、タイミング制御部R123により、図5(a)に示す時間軸の受信信号とローカル信号とのタイミングずれを図5(b)に示すように補正する。また、通信情報には、送信源の送信周波数が含まれる。そこで、ローカル制御部R122によりローカル(一定値)の周波数を送信周波数の値に合わせて正しいローカル周波数に調整することにより、パルス間のFFT処理によってドップラ周波数を正確に観測することができる。このFFT処理については、本実施形態では割愛する。この受信信号をAD変換部R131によりディジタル信号に変換する。
パルス圧縮のためには通信符号を含めて参照信号を補正する必要がある。このため、参照信号生成部R137において、参照信号生成時に補正する。パルス圧縮は、入力信号とパルス圧縮用信号の相関処理であり、これを周波数領域で行う場合について定式化すると次の通りである。
まず、入力信号は、次式となる。
Figure 0006716435
次に、参照信号は次の通りでる。
Figure 0006716435
周波数軸の信号で乗算すると、次式となる。
Figure 0006716435
パルス圧縮出力fpは、fcsの逆FFTにより算出できる。
Figure 0006716435
この際、入力信号Sinは、通信変調されているため、参照信号と整合処理ができないため、圧縮後の波形が乱れる。この対策のために、参照信号を補正する。
Figure 0006716435
これを用いて、参照信号を補正すると、次の通りである。
Figure 0006716435
このSref_calを用いて、(7)、(8)式によりパルス圧縮すればよい。
測角については、図1に示すように和(Σ)信号の他に、Δパターン系統により差(Δ)信号を用いて位相モノパルス測角(非特許文献2参照)等により行う。
本実施形態は、複数の送受信装置がある場合について説明したが、離隔した送受信装置のうち、1台を送信、他の1台を受信とした場合でも目標の位置を同定することができる。すなわち、例えば図6に示すように、送信側装置TR1〜目標〜受信側装置TR2間の距離と受信側装置TR2から見た目標のAZ,ELの測角値と通信情報に含まれる送信位置がわかれば、目標位置を同定することができる。
以下に、通信変調した送受信装置を用いた運用例について述べる。送受信装置であれば、マルチスタティック運用時に、送信装置としても受信装置としても用いることができる。
そこで、送信側装置TR1のビームスケジュールを通信情報から抽出することにより、受信側装置TR2では送信方向、周波数等に応じた受信ビームを形成し、無駄な送信を不要とし、観測範囲を効率よく観測することができる。一例を図7に示す。送信側装置TR1の送信ビームに対して、異なる2サイトの受信側装置TR2,TR3の受信ビームを制御して、無駄なく観測することができる。
複数のマルチスタティックの装置間で観測した場合、SN(信号電力/雑音電力)が高い目標が得られた場合の観測範囲と送信側装置の位置やビーム指向方向等をデータベース化しておき、そのデータベースの情報を以降の観測において用いることで、環境を含めた学習効果が期待できる。
また、キャリブレーション時においては、1台の送受信装置で観測した目標位置を基準として、その位置を通信変調し、他の送受信装置に伝送する。これにより、マルチスタティック観測した場合の位置を、基準位置により補正することができる。
なお、本実施形態では、送信側装置からの変調信号を復調することにより、送信側装置の位置等を弁別しており、MIMO(Multiple Input Multiple Output、非特許文献6参照)の送信波間のアイソレーションをとる手法とも言える。送信波のアイソレーションを確保できれば、MIMOによる送受信アレイ信号を形成することができ、自由度の高い送受信ビームを形成することができる。
以上のように、本実施形態に係るレーダシステムは、Ntr(Ntr≧2)台の送受信装置において、位置、送信周波数、送信時刻等の通信情報を変調信号として、周波数スイープ勾配をもつアップスイープまたはダウンスイープの少なくとも1つのパルス変調した信号を変調して送信し、他の送受信装置の受信において、送信と同様にローカル信号をスイープし、直接波または目標からの反射波を受信し、その受信信号からFFTの開始時間を複数通り変えた場合のFFT出力が最大となる開始時間を選定して通信情報を復調した後、復調信号を用いて受信ローカル信号を一定にして同期させるとともに、パルス圧縮用の参照信号を補正し、補正参照信号を用いてパルス圧縮処理を施して、目標の検出及び測距と必要に応じて測角を行い、目標の3次元位置(x,y,z)または2次元位置(x,y)を算出する。
この構成によれば、送信側装置の位置、送信タイミング、送信周波数を通信情報から抽出することにより、同期同調し、補正した参照信号を用いてパルス圧縮してレンジ軸で高分解能に目標を観測し、また送信ビームスケジュールを通信情報から抽出することにより、受信装置(送受信装置)では送信方向、周波数等に応じた受信ビームを形成し、観測範囲を効率よく観測することができる。
(第2の実施形態)送信装置と受信装置の分離
第1の実施形態では、複数の送受信装置によりレーダシステムを構成する場合について述べた。本実施形態では、送信装置と受信装置が分離されている場合について述べる。系統を図8に示す。
図8において、送信装置TA1〜TANt (Nt ≧2、図8ではNt =2)は、それぞれ図1に示した送信装置T1と同様に送信アンテナT11、送信部T121及び送信変調部T122を備える送信器T12で構成される。これらの送信装置TA1〜TANt は、広範囲の観測範囲を覆うような送信ビームを形成する簡易型でよいが、送信アンテナがビーム走査できるものでもよい。その場合は、通信情報にビームスケジュールを含める。一方、受信装置RA1〜RANr (Nr ≧1、図8ではNr =1)の通信復調方式、パルス圧縮処理等は、第1の実施形態の受信装置R1と同様であるので、同一部分に同一符号を付して示し、個々の説明を省略する。なお、本実施形態における受信装置RA1〜RANr では、位置同定部R13eを含まず、測角部R13dの出力を観測値とする。
受信装置RA1から見て、目標の測角値と、通信情報から入手した送信位置がわかれば、送信〜受信の距離を観測することにより、目標の3次元位置を同定することができる。
すなわち、本実施形態に係るレーダシステムでは、Nt 台の送信装置TA1〜TANt において、位置、送信周波数、送信時刻等の通信情報を変調信号として、周波数スイープ勾配をもつアップスイープまたはダウンスイープの少なくとも1つのパルス変調した信号を用いてキャリア信号を変調して送信する。また、Nr 台の受信装置RA1〜RANr において、送信と同様にローカル信号をスイープし、直接波または目標からの反射波の受信信号を、FFTの開始時間を複数通り変えた場合のFFT処理して、そのFFT出力が最大となる開始時間を選定して、FFT処理出力から通信情報を復調した後、復調信号を用いて受信ローカル信号を一定にして同期させるとともに、パルス圧縮用の参照信号を補正し、補正参照信号を用いてパルス圧縮処理をして、検出及び測距と必要に応じて測角を行い、目標の3次元位置(x,y,z)または2次元位置(x,y)を算出する。
このように、上記実施形態によれば、送信装置と受信装置が分離している場合に、通信情報を用いて同期同調し、補正した参照信号を用いてパルス圧縮し、レンジ軸で高分解能に目標を観測することができる。
(第3の実施形態)通信復調による参照信号補正パルス圧縮と3次元位置同定
第2の実施形態では、受信装置からみてAZ、ELの測角値と送信〜受信の距離を用いて目標の位置を同定する手法について述べた。この場合、受信装置が比較的大型で測角精度が高い場合には3次元位置精度が高いが、受信装置が小型の場合には測角精度が低く、位置精度が低くなってしまう。本実施形態では、この対策のために、主に、複数の送信〜受信の距離を用いて3次元位置の同定を行う手法について述べる。
図9に本実施形態の系統図を示す。図9において、送信装置TA1〜TANt は第2の実施形態と同様に構成されるが、ここではNt ≧3とする。受信装置RB1〜RBNr (図ではRr =1)は、第2の実施形態の受信装置RA1に位置同定部R13eが追加された構成である。
図10に示すように、送信装置TANt を3台とすると、受信装置RA1についても同様の処理を行い、送信装置TA1〜目標〜受信装置RB1、送信装置TA2〜目標〜受信装置RB1、送信装置TA3〜目標〜受信装置RB1までの各々の距離として、R1、R2、R3を得ることができる。系統を図9に示す。
この距離を用いて、図10に示すように、目標位置(x,y,z)を算出する。この手法としては、R1、R2及びR3の楕円球面の交点となる。その中で、受信装置RB1により観測したAZ角、EL角方向の3次元の位置を中心に、所定の範囲内を目標存在領域とし、その領域内の交点を算出する。このために、目標存在領域内の点を(x,y,z)の格子点に分割し、各々の点で次式の値が最小となる点(x,y,z)を算出する。
Figure 0006716435
なお、受信装置に送信機能がある場合には、送信装置を2台としても、同様の方法での交線の中点を目標の3次元の観測位置として出力することができる。
また、例えば、送信装置1台の場合に、受信装置3台あれば、同様に距離R1〜R3が得られるため、同様の手法で3次元の位置を決めることができる。また、複数の送信装置の場合には、目標のSNが低いレーダが含まれる場合があるが、そのまま3次元の位置を算出すると、位置誤差が増える場合が考えられる。この対策のため、SN値に所定のスレショルドを設けて、スレショルド以上の送信装置〜受信装置の値を用いて位置を算出するのが好ましい。
また、上記の実施形態では、目標の3次元の位置を出力する場合について述べたが、目標の2次元の位置(x、y)を出力する場合は、送信装置+受信装置の数は、送信装置2台+受信装置1台以上、または、送信装置1台+受信装置2台以上であればよい。
また、第3の実施形態では、送信装置と受信装置の3組(2次元の場合は2組)以上の距離Rと受信装置の測角値から座標系の交点を算出することにより、目標の3次元または2次元の位置を算出することができる。
以上のように、第3の実施形態に係るレーダシステムによれば、受信装置の測角精度が低い場合でも、送信装置〜受信装置間の距離を用いて、目標の3次元の位置を同定することができる。
(第4の実施形態)送信アイソレーション
第1及び第2の実施形態では、送受信装置間または送信装置間のアイソレーションをとる(弁別する)ために、通信変調符号を用いる方式について述べた。本実施形態では、さらに送信装置間のアイソレーションを向上するために、複数の送信装置(Nt ≧2)の中心周波数か、スイ−プ信号の周波数勾配の少なくともいずれか一方を送信装置毎に変える方式を採用する。
図11に系統構成を示す。図11において、各送信装置TB1〜TBNt の送信変調部T122′により、送信装置毎に中心周波数か、スイープ周波数帯域か、スイープ周波数帯域を同じにして、スイープ時間を変える。これにより、周波数スイープ勾配を変えることができる。
受信装置RB1側では、通信復調の場合は、受信ロ−カル信号をスイープするが、各送信装置TB1〜TBNt からの信号を受信するために、ローカル制御部R122において、Nr 通りのスイープに対応したスイープで順に受信して通信信号を検出する。受信系のNr チャンネルを備える場合は並列処理となり、1チャンネルのみの場合は、時系列に切り替えて受信する必要がある。
受信部R121やAD変換部R131では、ビート周波数に応じて所定の帯域幅の信号のみ受信するので、スイープ信号帯域が異なる送信装置からの信号は、送信と受信のスイープ帯域が合致しない場合以外は受信しない。このため、送信装置間のアイソレーションを確保することができる。
これにより、復調後は、目標観測のために、受信ローカルスイープ信号を一定周波数にして、パルス圧縮を行う。この際、参照信号に、送信装置のスイープ勾配を反映させることにより、スイープ勾配差により、送信装置を弁別して受信処理できる。
以上のように、第4の実施形態に係るレーダシステムは、複数の送信装置の場合に、スイ−プ信号の中心周波数及び周波数勾配の少なくともいずれか一方を送信装置毎に変えるようにしているので、送信間のアイソレーションをとり、正しい送信位置の情報を用いているので、目標位置を同定することができる。
(第5の実施形態)送信間協調
本実施形態では、送信装置間で情報を共有できる場合について述べる。送信装置は、送信機能を持っているため、通信復調するための受信機能を持っていれば、直接波や目標からの反射波の受信信号を復調することで、送信装置間で通信情報を共有できる。この場合のレーダシステムの系統を図12に示す。
図12において、送信装置TC1(TC2〜TCNt も同構成のため、ここではその説明を省略する)は、送信アンテナT11、送信器T12に加え、信号処理器T13及び位置駆動装置T14を備える。
信号処理器T13は、変調信号生成部T131で送信位置、送信時刻、送信周波数等の通信情報を含む変調信号を生成して送信器T12の送信変調部T122に出力する。
送信器T12の送信出力は信号処理器T13の受信部T132で受信され、AD変換部T133でディジタル信号に変換された後、FFT用ウェイト部T134でFFT前処理としてウェイトを乗算され、FFT処理部T135でFFT処理されて周波数領域のΣビーム信号に変換された後、CFAR処理部T136で所定のスレショルドを超えるセル(周波数サンプル)の検出が実行される。続いて、復調部T137において、CFAR検出セルについて送信位置、送信時刻、送信周波数等の通信情報の復調が行われる。復調された通信情報は位置制御部T138及びビーム指向方向制御部T139に送られる。
位置制御信号生成部T138は、通信情報に基づいて送信装置TC1の位置変化を検出し、その検出結果に基づいて位置駆動装置T14の位置駆動処理を制御する。ビーム指向方向制御部T139は、復調された通信情報に基づいて、送信アンテナT11のビーム指向方向を制御する。
各送信装置TC1〜TCNt は同一構成であるため、送信装置TC1を例にして説明を続けると、通信情報の受信・復調処理により、他の送信装置の通信情報を復調し、他の送信装置に伝送するために変調信号生成部T131にて変調信号を生成して、送信変調部T122に送出する。これにより、所定の観測範囲が予め既知であれば、送信装置間で所定の観測範囲を覆う送信ビームを形成するように、送信装置の位置、ビーム指向方向を最適化する制御が可能となる。
以上のように、第5の実施形態に係るレーダシステムは、送信装置に送信波を通信復調できる受信機能をもち、送信装置間で通信情報を共有することにより、送信位置とビーム指向方向を、所定の観測範囲に設定することが可能となる。これにより、送信装置の位置及びビーム指向方向を、所定の観測範囲に応じて最適制御することができる。
(第6の実施形態)送受信間協調
第5の実施形態では、送信装置間のみの情報共有手法について述べた、本実施形態では、さらに受信装置との情報を共有できる手法について述べる。
本実施形態のシステム系統を図13に示す。図13において、受信装置RC1は、他からの電波放射を極力抑圧するために、有線を含む簡易な通信装置R13iを備える。無線の場合は、受信装置から極力離隔した位置まで有線とし、その位置から送信装置に無線で情報を送信する。他の送信装置、受信装置の構成は、図12の場合と同様なので、ここでは説明を省略する。
送信する通信情報としては、送信装置の電源ON/OFF、送信タイミング、送信周波数、送信周波数スイープ帯域、観測範囲(ビーム指向方向)、送信装置の位置等がある。
受信装置RC1の近傍の送信装置は、受信装置の通信情報を復調すると、他の送信装置に伝送するために、送信波を変調する。これにより、受信装置も含めて、送信装置間で情報を共有できる。これにより、送信装置〜受信装置まで、情報を共有できるため、所定の範囲の目標を観測するために、送信装置の位置、送信ビーム/受信ビ−ムの指向方向等の最適な制御が可能となる。
なお、本実施形態は、受信装置から送信装置へは通信装置R13iを用いた通信を行うが、第1の実施形態では、複数の送受信装置間で、レーダ波に通信情報を重畳するため、本実施形態と同様の機能を持たせることができる。
また、本実施形態では、送信装置が受信機能をもっている。このため、送信装置で目標を観測し、受信装置側に送信波に目標位置情報を変調して伝送することも可能であるが、送信装置の受信規模が増大するという問題がある。そこで、本実施形態では、送信装置の受信機能は極力簡易にする範囲としている。
同様に受信装置の通信機能も、電波を極力送信しないことを特徴とするため、簡易な通信機能としている。
以上のように、第6の実施形態に係るレーダシステムは、受信装置から、Ntp(Ntp≧1)個の送信装置への通信処理によって送信制御のための通信情報の信号を伝送し、送信装置では、送信装置間の送信波の受信処理により、情報共有し、制御を行う。すなわち、送信の位置及びビーム指向方向を受信側で観測した情報を用いて、必要最低限の通信手段を用いて最適に制御することができる。
なお、本実施形態は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
TR1〜TRNtr…送受信装置、
Ti(T1),TA1〜TANt ,TB1〜TBNt ,TC1〜TCNt …送信装置、
T11…送信アンテナ、
T12…送信器、T121…送信部、T122,T122′…送信変調部、
T13…信号処理器、T131…変調信号生成部、T132…受信部、T133…AD変換部、T134…FFT用ウェイト部、T135…FFT処理部、T136…CFAR処理部、T137…復調部、T138…位置制御部、T139…ビーム指向方向制御部、
T14…位置駆動装置、
Ri(R1),RA1〜RANr ,RB1〜RBNr ,RC1〜RCNr …受信装置、
R11…受信アンテナ、
R12…受信器、R121…受信部、R122…ローカル制御部、R123…タイミング制御部、R124…ビーム指向方向制御部、
R13…信号処理器、R131…AD変換部、R132…FFT用ウェイト部、R133…FFT処理部、R134…CFAR処理部、R135…復調部、R136…制御信号生成部、R137…参照信号生成部、R138…AD変換部、R139…PC用ウェイト部、R13a…PC処理部、R13b…CFAR処理部、R13c…測距部、R13d…測角部、R13e…位置同定部、R13f…AD変換部、R13g…PC用ウェイト部、R13h…PC部、R13i…通信装置。

Claims (7)

  1. Ntr(Ntr≧2)台の送受信装置を備えるレーダシステムにおいて、
    送信側の送受信装置は、位置、送信周波数、送信時刻を含む通信情報を変調信号として、周波数スイープ勾配をもつアップスイープまたはダウンスイープの少なくとも1つのパルス変調した信号を変調して送信し、
    受信側の送受信装置は、送信側の送受信装置と同様のローカル信号をスイープし、送信側の送受信装置からの直接波または目標からの反射波を受信し、FFT(Fast Fourier Transform)の開始時間を複数通り変えてFFT出力が最大となる開始時間を選定し、前記通信情報を復調した後、復調された通信情報に基づいて受信ローカル信号を一定にして前記受信した信号に同期させると共に、パルス圧縮用の参照信号を補正し、補正された参照信号を用いてパルス圧縮処理をして、目標の検出及び測距を行い、目標の3次元位置(x,y,z)または2次元位置(x,y)を算出するレーダシステム。
  2. Nt (Nt ≧1)台の送信装置とNr (Nr ≧1、Nt +Nr ≧(4,3)(3次元位置同定、2次元位置同定))台の受信装置を備えるレーダシステムにおいて、
    前記送信装置は、位置、送信周波数、送信時刻を含む通信情報を変調信号として、周波数スイープ勾配をもつアップスイープまたはダウンスイープの少なくとも1つのパルス変調した信号を変調して送信し、
    前記受信装置は、前記送信装置と同様にローカル信号をスイープし、前記送信装置からの直接波または目標からの反射波を受信し、FFT(Fast Fourier Transform)の開始時間を複数通り変えた場合のFFT出力が最大となる開始時間を選定して、前記通信情報を復調した後、復調された通信情報に基づいて受信ローカル信号を一定にして前記受信した信号に同期させると共に、パルス圧縮用の参照信号を補正し、補正された参照信号を用いてパルス圧縮処理をして、目標の検出及び測距を行い、目標の3次元位置(x,y,z)または2次元位置(x,y)を算出するレーダシステム。
  3. 前記受信側の送受信装置または前記受信装置で測角が行われるとき、
    前記送信側の送受信装置または前記送信装置と前記受信側の送受信装置または前記受信装置の3または2組以上の距離と、前記受信側の送受信装置または前記受信装置の測角値より、交点を算出することにより、目標の3または2次元位置を算出する請求項1または2記載のレーダシステム。
  4. 前記送信側の送受信装置または前記送信装置が複数の場合に、スイ−プ信号の中心周波数及び周波数勾配の少なくともいずれか一方を前記送信側の送受信装置毎または前記送信装置毎に変える請求項1乃至3のいずれか記載のレーダシステム。
  5. 前記送信側の送受信装置または前記送信装置は、送信波を通信復調する受信手段を備え、
    他の送信側の送受信装置または前記送信装置と間で前記通信情報を共有して、前記通信情報に基づいて送信位置とビーム指向方向を所定の観測範囲に設定する請求項1乃至4のいずれか記載のレーダシステム。
  6. 前記受信側の送受信装置または前記受信装置は、Ntp(Ntp≧1)個の送信側の送受信装置または前記送信装置との間で送信制御信号を伝送する通信手段を備え、
    前記送信側の送受信装置または前記送信装置は、他の送信側の送受信装置または前記送信装置との間で送信波を受信する受信手段を備え、
    前記受信側の送受信装置または前記受信装置、送信側の送受信装置または前記送信装置それぞれは、受信した情報を共有し制御を行う請求項1乃至5のいずれか記載のレーダシステム。
  7. Ntr(Ntr≧2)台の送受信装置を備えるレーダシステムに用いられ、
    送信側の送受信装置では、位置、送信周波数、送信時刻を含む通信情報を変調信号として、周波数スイープ勾配をもつアップスイープまたはダウンスイープの少なくとも1つのパルス変調した信号を変調して送信し、
    受信側の送受信装置では、送信側の送受信装置と同様のローカル信号をスイープし、送信側の送受信装置からの直接波または目標からの反射波を受信し、FFT(Fast Fourier Transform)の開始時間を複数通り変えてFFT出力が最大となる開始時間を選定し、前記通信情報を復調した後、復調された通信情報に基づいて受信ローカル信号を一定にして前記受信した信号に同期させると共に、パルス圧縮用の参照信号を補正し、補正された参照信号を用いてパルス圧縮処理をして、目標の検出及び測距を行い、目標の3次元位置(x,y,z)または2次元位置(x,y)を算出するレーダシステムのレーダ信号処理方法。
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