JP6716173B2 - ローラ昇降装置 - Google Patents

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Description

この発明は、自動車の車輪を載置する、シャーシダイナモメータに用いられるシャーシダイナモメータ用のローラを昇降するローラ昇降装置に関する。
シャーシダイナモメータは、従来、自動車の走行に関する試験を行う際に用いられている。また、当該試験を行う際には、シャーシダイナモメータに対して自動車を固定する必要がある。すなわち、シャーシダイナモメータに用いられるシャーシダイナモメータ用のローラ上に試験対象の自動車の車輪を載置する必要がある。
自動車の試験は一般にローラを用いて行う試験(以下、「第1の試験」と略す)と、ローラを用いない試験(以下、「第2の試験」と略す)とがあり、第1の試験の際はローラを上昇させてローラ上に自動車の車輪が載置可能な第1の高さにローラの配置高さを設定する必要があり、第2の試験の際は床面上に配置される試験対象の自動車への影響を完全になくすべく、ローラを下降させてローラの配置高さを完全に床面下にし、ローラを床面下に収納する必要があった。
このため、シャーシダイナモメータには、ローラを昇降するローラ昇降装置を設ける必要があった。このようなローラ昇降装置は例えば特許文献1に開示されている。
特開2013−195406号公報
従来、ローラの昇降動作は、ローラの下方に各々がモータで駆動する複数のジャッキを含む昇降機構を設け、上記昇降機構における複数のジャッキの連動動作によって昇降させることにより実現することが一般的であった。
このため、昇降機構は複雑、かつ規模が大きくなるという問題点があった。この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、比較的簡単な装置構成でローラの昇降機能を実現するローラ昇降装置を得ることを目的とする。
この発明に係る請求項1記載のローラ昇降装置は、シャーシダイナモメータにおけるローラを昇降させるローラ昇降装置であって、一方端側にローラが取り付けられ、他方端側にアーム用回転軸を有し、前記アーム用回転軸を回転支点とした回転動作が可能なアーム部と、前記アーム部に駆動力を付与する駆動部とを備え、前記アーム部は前記駆動部からの駆動力に基づき前記ローラを回転させ、前記アーム部の一方端側に装着され、昇降動作が可能な昇降機構をさらに備え、前記昇降動作は下降動作及び上昇動作を含み、前記昇降機構の前記下降動作により、前記ローラは床面の完全下方になる位置まで下降され、前記昇降機構の前記上昇動作により、前記ローラの一部が前記床面の上方になる位置まで上昇され、前記昇降機構の昇降動作に連動して前記アーム部に前記回転動作を実行させることにより、前記ローラの配置高さを変化させることを特徴とする。

請求項1記載の本願発明のローラ昇降装置は、昇降機構の昇降動作に連動してアーム部の回転動作を実行させて配置高さを変化させることにより、比較的簡単な装置構成でローラの昇降機能を実現することができる。
さらに、アーム部の回転動作によってローラの配置高さを可変設定することができるため、アーム用回転軸が設けられるアーム部の他方端側がローラの直下に配置されない構成となる結果、ローラ下方の領域の有効利用を図ることができる。
この発明の実施の形態であるのローラ昇降装置の構成を示す側面図である。 図1で示したローラの下降状態を示す正面図である。 図1で示したローラの上昇状態を示す正面図である。 本実施の形態の本体支持部及びその周辺の詳細示す説明図である。 本実施の形態のギヤボックス本体に設けられる回転用接続部の詳細を示す説明図である。 ギヤボックスの例(その1)を示す説明図である。 ギヤボックスの例(その2)を示す説明図である。 実施の形態のローラ昇降装置を試験対象の自動車の前輪用と後輪用との2台を用いた場合の組み合わせ配置を模式的に示す説明図である。 従来のローラ昇降装置の構成(下降状態)を模式的に示す説明図である。 従来のローラ昇降装置の構成(上昇状態)を模式的に示す説明図である。
<実施の形態>
図1はこの発明の実施の形態であるのローラ昇降装置の構成を示す側面図である。図1にXYZ直交座標系を示している。同図に示すように、移動台車15に設けられる、モータ等のダイナモ10(駆動部の一部)、ローラ7、ギヤボックス11(アーム部)及び油圧シリンダ5(昇降機構)を主要構成としている。
移動台車15の上面15S上に、ダイナモ10、ギヤボックス11及び油圧シリンダ5が設けられる。ギヤボックス11は本体支持部13、ギヤボックス本体12、及びカバー部材19を有している。カバー部材19は本体支持部13等を覆い外部から保護するために設けられている。なお、カバー部材19は実施の形態のローラ昇降装置の特徴との関連性が希薄なため、以降の図面及び説明から省略する。
ローラ7は回転軸17を回転中心とするように回転軸17に連結され、この回転軸17がギヤボックス本体12の上方(一方端側)に取り付けられ、本体支持部13は移動台車15の上面15S上に固定されてギヤボックス本体12の下方(他方端側)に設けられる。
ギヤボックス本体12は、本体支持部13に設けられる後述する回転用接続部(アーム用回転軸)を回転支点とした回転動作R12が可能である。
ダイナモ10は直結される回転軸27(ローラ用回転軸)の回転運動力を駆動力としてギヤボックス本体12に付与する駆動部の主要構成部であり、ギヤボックス11はダイナモ10から回転軸27の回転運動力を受け、この回転運動力に基づき、ローラ7を回転させる。
具体的には、ダイナモ10より受ける回転運動力は、ギヤボックス本体12内の複数の内部ギヤ18(駆動力伝達部)間を下方から上方にかけて伝達された後、ローラ7用の回転軸17に伝達される。そして、最終的に回転軸17の回転に伴いローラ7を回転させることができる。
油圧シリンダ5は、その下端が移動台車15の上面15S上に設けられた取付部15aで固定され、その上端がギヤボックス本体12の上部の取付部12aに装着され、油圧による昇降動作F5が可能な昇降機構である。この油圧シリンダ5の昇降動作F5に連動してギヤボックス本体12に回転動作R12を実行させることにより、ローラ7の配置高さを変化させることができる。
なお、図1ではローラ7及びフリーローラ8上に自動車の車輪(タイヤ)3が配置された状態を示している。ローラ7は通常、車輪3に負荷を与えるロードローラ(負荷ローラ)として用いられ、フリーローラ8は車輪3に負荷を与えない。なお、ローラ7内の破線は径の異なる他のローラ7を用いた場合を仮想的に示している。
図2はローラ7の下降状態を示す正面図である。図3はローラ7の上昇状態を示す正面図である。図2及び図3それぞれにXYZ直交座標系を示している。
図2及び図3において、駆動部として、モータ等のダイナモ10以外に、回転軸27、回転軸27用の複数の軸受部28及び回転軸27に回転可能に取り付けられるフライホイール29が示されている。また、回転軸17は一対のローラ7用の回転軸であり、一対のローラ7は回転軸17が回転運動することにより、回転軸17を中心として回転することができる。
前述したように、ダイナモ10の駆動力は、ローラ用回転軸である回転軸27の回転運動力であり、ギヤボックス11はこの回転運動力を受け、ギヤボックス本体12内の複数の内部ギヤ18を介して最終的に回転軸17の回転運動力として伝達する。
昇降動作F5に関し油圧シリンダ5を収縮させる下降動作を実行すると、この下降動作に連動して、ギヤボックス本体12に下方(−Z方向)に向かう回転動作R12を実行させることにより、図2に示すように、ローラ7の配置高さを床面FLの完全下方になる位置まで下降させることができる。その結果、ローラ7の影響を受けることなく、床面FL上においてローラ7を用いない上記第2の試験を行うことができる。
昇降動作F5に関し油圧シリンダ5を伸張させる上昇動作を実行すると、この上昇動作に連動して、ギヤボックス本体12に上方(+Z方向)に向かう回転動作R12を実行させることにより、図3に示すように、ローラ7の配置高さを、ローラ7の一部が床面FLの上方になる位置まで上昇させることができる。その結果、ローラ7を用いた上記第1の試験を行うことができる。
図4は本体支持部13及びその周辺の詳細示す説明図である。図5はギヤボックス本体12に設けられる回転用接続部の詳細を示す説明図である。図4にXYZ直交座標系を示し、図5にXY直交座標系を示す。なお、図4及び図5は模式的に示しており、図1〜図3で示した構造と必ずしも一致していない。
図4及び図5に示すように、本体支持部13は一対の部分支持部13a及び13bより構成され、一対の部分支持部13a及び13bは移動台車15の上面15Sに固定され、かつ、ギヤボックス本体12の下方部分の両側面を挟むように設けられる。
部分支持部13a及び13bそれぞれの中央領域に開口部K13が設けられる。各開口部K13はY方向を高さ方向とした円柱状に形成され、部分支持部13a及び13bそれぞれの開口部K13の内周面P13が回転用接続部14a及び14b用の軸受けとなる。
そして、ギヤボックス本体12の一方側面から部分支持部13aの開口部K13に向けて−Y方向に突出して回転用接続部14aが設けられ、ギヤボックス本体12の一方側面に対向する他方側面から部分支持部13bの開口部K13に向けて+Y方向に突出して回転用接続部14b(図示せず)が設けられる。回転用接続部14a及び14bはそれぞれY方向を高さ方向として中空の空間領域RSを有するように円筒状に形成される。
そして、回転用接続部14aの外周面を部分支持部13aの開口部K13の内周面P13に沿って嵌め込むように配置し、同様に、回転用接続部14bの外周面を部分支持部13bの開口部K13の内周面P13に沿って嵌め込むように配置する。
すなわち、図5に示すように、回転用接続部14aは部分支持部13aの内周面P13に沿って開口部K13に嵌め込まれる。また、図5には示していないが、回転用接続部14bも回転用接続部14aと同様、部分支持部13bの内周面P13に沿って開口部K13に嵌め込まれる。
その結果、ギヤボックス本体12は、アーム用回転軸である回転用接続部14a及び14bを回転支点とした回転動作R12(枢動動作)が可能となるように、回転用接続部14a及び14bは本体支持部13の部分支持部13a及び13bの開口部K13に連結される。
さらに、回転用接続部14aは内部にY方向を高さ方向とした円柱状の空間領域RSを有している。回転軸27は本体支持部13の開口部K13及び回転用接続部14aの空間領域RSを介してギヤボックス本体12内の内部ギヤ18aに接続される。
この際、回転軸27は、部分支持部13aの開口部K13において部分支持部13aに接することなく、かつ、回転用接続部14aの空間領域RS内において回転用接続部14aと接しないように配置される。同様に、図示しないが、回転軸27は、部分支持部13bの開口部K13において部分支持部13bに接することなく、かつ、回転用接続部14bの空間領域RS内において回転用接続部14bと接しないように配置される。
このため、ギヤボックス本体12の回転動作R12が回転軸27の回転運動に影響を与えることはなく、逆に、回転軸27の回転運動がギヤボックス本体12の回転動作R12に影響を与えることもない。
したがって、ダイナモ10による付与された回転軸27の回転運動力によって、回転軸27に直結される内部ギヤ18aを回転させ、内部ギヤ18aを含む複数の内部ギヤ18(駆動力伝達部)を介して回転運動力が下方から上方に伝達され、最終的に回転軸17に伝達される結果、回転軸17を中心としてローラ7を回転させることができる。
一方、前述したように、油圧シリンダ5の昇降動作F5に連動して、回転用接続部14a及び14bを回転支点としてギヤボックス本体12に回転動作R12を実行させることができる。以下、回転用接続部14a及び14bを総称する場合、単に回転用接続部14と称する場合がある。
このように、本実施の形態のローラ昇降装置は、ギヤボックス本体12の下部に、ギヤボックス本体12用の回転用接続部14とローラ用回転軸である回転軸27とを共存させつつ、ギヤボックス本体12の回転動作R12と回転軸27の回転運動との間を互いに影響を受けることなくそれぞれ独立して行うことができる。
本実施の形態のローラ昇降装置は、昇降機構である油圧シリンダ5の昇降動作に連動してアーム部であるギヤボックス本体12に回転動作R12を実行させてローラ7の配置高さを変化させている。このため、油圧シリンダ5を主要構成とした比較的簡単な構成でローラの昇降機能を実現することができる。
さらに、ギヤボックス本体12の回転動作R12によってローラ7の配置高さを可変設定することができるため、アーム用回転軸である回転用接続部14が設けられるギヤボックス本体12の下方側がローラ7の直下に配置されない構成となるため、ローラ7の下方の領域の有効利用を図ることができる。
加えて、実施の形態1のローラ昇降装置は、ギヤボックス本体12の回転動作R12と独立して、ダイナモ10を含むローラ駆動部の駆動力によってローラ7を回転させることができるため、ギヤボックス11の外部に設けるローラ駆動部(ダイナモ10、回転軸27の長さd27)を必要最小限の大きさで設けることができる。
具体的にはダイナモ10とギヤボックス本体12との間の回転軸27の長さd27(図2参照)を必要最小限にすることができる。以下、この点を詳述する。
図9及び図10は従来のローラ昇降装置の構成を模式的に示す説明図であり、図9は一対のローラ7の下降状態を示す正面図。図10は一対のローラ7の上昇状態を示す正面図である。図9及び図10それぞれにXYZ直交座標系を示している。
これらの図に示すように、移動台車75の上面75S上に一対の昇降補助部材群70を設けている。各昇降補助部材群70は固定支柱71、昇降用ガイド72及び昇降用支柱73から構成される。
固定支柱71は上面75S上に固定され、昇降用支柱73は昇降用ガイド72を介して固定支柱71に昇降自在に取り付けられ、各昇降用支柱73に対応して設けられた図示しない昇降用駆動部によって昇降される。昇降用駆動部は例えば昇降用モータの駆動力によって昇降用支柱73を上下動させる昇降用ジャッキ(昇降用ギヤボックス)等が考えられる。
一対の昇降用支柱73の上端部にローラ設置部材68が設けられている。したがって、一対の昇降用支柱73はローラ設置部材68を昇降自在に支えている。
ローラ設置部材68には一対のローラ7、ギヤボックス63及び回転軸67が設けられ、ギヤボックス63はローラ設置部材68の底面68Sを貫通して設けられる。
一方、移動台車65の上面65S上にモータ等のダイナモ60が配置され、等速ポールジョイント62を介してギヤボックス63に接続されている。等速ポールジョイント62はダイナモ60の取付部61を回転支点として回転動作可能に設けられる。
ギヤボックス63内に図示しない複数の内部ギヤが設けられている。ダイナモ60による駆動力は等速ポールジョイント62、上記複数の内部ギヤを介して最終的に回転軸67による回転運動力として伝達される。その結果、一対のローラ7を回転軸67の回転軸67を中心として回転させることができる。
図9に示すように、図示しない上記昇降用駆動部によって一対の昇降用支柱73を下降させることにより、ローラ設置部材68に設置される一対のローラ7の配置高さを床面FLの完全下方になる位置まで下降させることができる。その結果、一対のローラ7の影響を受けることなく、一対のローラ7を用いない上記第2の試験を行うことができる。
図10に示すように、図示しない上記昇降用駆動部によって一対の昇降用支柱73を上昇させることにより、一対のローラ7の一部が床面FLの上方になる位置まで上昇させることができる。その結果、一対のローラ7を用いた上記第1の試験を行うことができる。
しかしながら、一対のローラ7の下降状態時と上昇状態時との間でダイナモ60とギヤボックス63との高さ関係が異なるため、等速ポールジョイント62は取付部61を回転支点として回転動作R62させる必要がある。
すなわち、ローラ7の下降状態時と上昇状態時において等速ポールジョイント62は取付部61を回転支点した許容回転角度の範囲で回転動作R62を実行させる必要がある。許容回転角度は等速ポールジョイント62の性能を確保するための制約を受け上限角度以内に抑える必要があるため、必然的に等速ポールジョイント62の形成長d62を長くせざるをえない。
上述した理由から、等速ポールジョイント62の形成長d62は、本実施の形態の回転軸27の長さd27のように短く抑えることができない。
したがって、ギヤボックス63の外部に設けるローラ駆動部(ダイナモ60,等速ポールジョイント62,移動台車65等)の占有領域が必然的に大きくなり、本実施の形態のように必要最小限の大きさで設けることができない。
一方、本実施の形態のローラ昇降装置は、ギヤボックス本体12の回転動作R12に何ら影響を受けないため、ダイナモ10によって駆動される回転軸27の配置を固定することができる。したがって、ダイナモ10,ギヤボックス本体12間の回転軸27の長さd27を必要最小限に抑えることができる。
このように、本実施の形態のローラ昇降装置は、従来のローラ昇降装置では不可能であった、ギヤボックス11の外部に設けるローラ駆動部を必要最小限の大きさで設けることができる効果を奏する。
また、本実施の形態のローラ昇降装置において、ギヤボックス11以外の構成部は、比較的規模が小さいダイナモ10及び油圧シリンダ5等であるため、比較的簡単な作業でギヤボックス11を取り替えることができる。
図6はギヤボックス例(その1)を示す説明図である。図7はギヤボックス例(その2)を示す説明図である。図6及び図7にXYZ直交座標系を示す。一般的に径が異なるローラ7を用いる場合、ギヤボックス11も変更する必要があるため、ローラ7の径に対応してギヤボックス11を交換できることは有益である。
図6に示すように、ローラ昇降装置1Aは比較的径の大きなローラ7A用のギヤボックス11A(ギヤボックス本体12A、本体支持部13A及び回転用接続部14A)の第1の構成を有している。ローラ昇降装置1Aはローラ7Aの動作空間S11Aにおいて、図示しない油圧シリンダ5を含むローラ7Aの動作領域を除く予備領域に補助部材等を配置することができる。なぜなら、ギヤボックス11Aの本体支持部13A及び回転用接続部14Aはローラ7Aの直下に配置されない構成となる結果、その分余裕ができ、動作空間S11Aの有効利用を図ることができるからである。
一方、図7に示すように、ローラ昇降装置1Bは比較的径の小さなローラ7A用のギヤボックス11B(ギヤボックス本体12B、本体支持部13B及び回転用接続部14B)の第2の構成を有している。第2の構成では自動車の負荷ローラであるローラ7に加えてフリーローラ8Bが設けられる。ローラ7Bの動作空間S11Bにおいて、図示しない油圧シリンダ5を含むローラ7Bの動作領域を除く予備領域に補助部材、フリーローラ8B等を配置することができる。なぜなら、ギヤボックス11Bの本体支持部13B及び回転用接続部14Bはローラ7Bの直下に配置されない構成となる結果、その分余裕ができ、動作空間S11Bの有効利用を図ることができるからである。
上述したように、本実施の形態のローラ昇降装置は、比較的簡単な作業でギヤボックス11A,11Bを取り替えることができるため、上記第1の構成を有するローラ昇降装置1Aから上記第2の構成を有するローラ昇降装置1Bへの変更、ローラ昇降装置1Bからローラ昇降装置1Aへの変更等を比較的簡単に行うことができる。
さらに、本実施の形態のローラ昇降装置は前輪用と後輪用とで配置を工夫することにより、比較的狭いホイールスペース(前輪,後輪間の距離)の自動車に対応することができる。
図8は実施の形態1のローラ昇降装置を試験対象の自動車の前輪用と後輪用との2台を用いた場合の組み合わせ配置を模式的に示す説明図である。図8にXYZ直交座標系を示す。
同図(a)に示すように、ローラ昇降装置1F及び1Rを共に同一方向(回転動作R12の回転内容が同一なる方向)に配置して、2000mm程度の自動車の2000mmホイールスペースWS1を十分に確保することができる。
一方、同図(b)に示すように、ローラ昇降装置1F及び1Rを互いのローラ7が接近して対向するように、すなわち、回転動作R12の回転内容が異なるように配置することより、1600mm程度の電気自動車のホイールスペースWS2も十分に実現することができる。
このように、本実施の形態のローラ昇降装置1は、前輪用のローラ昇降装置1Fと後輪用のローラ昇降装置1Rとの配置を工夫することにより、比較的狭いホイールスペースWSの自動車の試験も支障無く実施することができる。
一方、図9及び図10で示したような従来の昇降機構を用いる場合、元々昇降装置の規模が大きいため、比較的短いホイールスペースWSに対応させることが困難であり、図8(b)で示すような配置も行えない。したがって、比較的狭いホイールスペースWSの自動車の試験を実施することが極めて困難となる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1,1A,1B,1F,1R ローラ昇降装置
3 車輪
5 油圧シリンダ
7 ローラ
10 ダイナモ
11,11A,11B,11F,11R ギヤボックス
12 ギヤボックス本体
13,13A,13B 本体支持部
13a,13b 部分支持部
14,14A,14B,14a,14b 回転用接続部
17,27 回転軸
18,18a 内部ギヤ

Claims (2)

  1. シャーシダイナモメータにおけるローラを昇降させるローラ昇降装置であって、
    一方端側にローラが取り付けられ、他方端側にアーム用回転軸を有し、前記アーム用回転軸を回転支点とした回転動作が可能なアーム部と、
    前記アーム部に駆動力を付与する駆動部とを備え、前記アーム部は前記駆動部からの駆動力に基づき前記ローラを回転させ、
    前記アーム部の一方端側に装着され、昇降動作が可能な昇降機構をさらに備え、
    前記昇降動作は下降動作及び上昇動作を含み、
    前記昇降機構の前記下降動作により、前記ローラは床面の完全下方になる位置まで下降され、
    前記昇降機構の前記上昇動作により、前記ローラの一部が前記床面の上方になる位置まで上昇され
    前記昇降機構の昇降動作に連動して前記アーム部に前記回転動作を実行させることにより、前記ローラの配置高さを変化させることを特徴とする、
    ローラ昇降装置。
  2. 請求項1記載のローラ昇降装置であって、
    前記アーム部は、他方端側から一方端側にかけて前記駆動部の駆動力をローラに伝達する駆動力伝達部を内部に有し、
    前記アーム用回転軸は内部に空間領域を有し、
    前記駆動部はローラ用回転軸を有し、前記駆動部の駆動力は前記ローラ用回転軸の回転運動力であり、前記ローラ用回転軸は前記空間領域を介して前記アーム部の回転動作に影響を与えることなく前記アーム部の前記駆動力伝達部に接続され、
    前記ローラ用回転軸の回転運動が前記駆動力伝達部を介して前記ローラの回転軸に伝達されることにより、前記ローラを回転させる、
    ローラ昇降装置。
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