JP6714823B2 - 画像形成装置および光源駆動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置および光源駆動方法に関する。
近年、電子写真プロセスを用いたデジタル印刷機は、プロダクションプリンティング分野へと参入している。このようなプロダクションプリンティング分野においては、電子写真の高画質化および高信頼化に対する要求が高まっている。電子写真の高画質化においては、細線や文字の再現性が求められている。特に、2〜3ポイントに相当する微小サイズの文字の再現性向上や電子写真プロセス由来の文字太りの抑制等が求められている。
さらに、現像プロセス由来の微小サイズの文字や図形における画像縦横比の乱れの発生が確認されている。そのため、このような画像縦横比の乱れの抑制についての要求も高くなっている。
このような流れを受け、プロダクションプリンティング分野のデジタル印刷機には、1200dpiや2400dpiの高解像度かつ多ビットデータである入力画像データに対して画像処理を行う画像処理部を備え、高画質化を図るようにしたものがある。画像処理部で扱うデータ解像度を例えば2400dpiや4800dpiの多ビットデータとすると、画像処理の自由度が高まる。また、1200dpiの1画素を多用する微小な文字やラインに対しても細線化やスムージング等に対応できるようになる。
また、プロダクションプリンティング分野のデジタル印刷機には、LDA(半導体レーザアレイ:Laser Diode Array)やVCSEL(垂直共振器面発光レーザ:Vertical Cavity Surface Emitting LASER)を感光体ドラムの表面に照射する光源に適用し、マルチビーム化を図るようにした光走査装置がある。これにより、光走査装置は、1200dpi以上の入力画像データよりも解像度が高い2400dpiや4800dpiで静電潜像を形成可能となり、高画質で高速なプリンティング品質を実現することができる。
プロダクションプリンティング分野のデジタル印刷機において、上述したような高解像度の入力画像データを用いた画像処理やマルチビーム化を図った光走査装置は、微小文字の再現性向上や細線の再現性向上等の達成に有力な手段となっている。
しかしながら、画像処理部側で高解像度の入力画像データを用いた画像処理を行う場合、光源変調データ生成部や光源駆動部へのデータ転送量が膨大になり、生産性やデータ転送を高速にするためのインターフェースの導入によるコストUP等の問題がある。より詳細には、画像処理部で扱う入力画像データの解像度を例えば2400dpiや4800dpiの多ビットデータとすると、その分だけ下流側の光源変調データ生成部や光源駆動部へ転送しなければならないデータが膨大となってしまい、生産性に対して律速になってしまう。
一方、画像処理部の下流に設けられていて光走査装置の光源を駆動するためのデータを生成する光源変調データ生成部では、より高い解像度での処理が高速に実施できる。しかしながら、光源変調データ生成部に転送される画像データは印刷用に変換されたものであり、画像の属性情報もないことから、光源変調データ生成部が全ての画像処理を実施することは困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像処理部から下流側へのデータ転送の問題を解決しつつ、画像処理を簡易かつ高解像度で実施して微細な文字、線画を含む画像の高画質化を達成することができる画像形成装置および光源駆動方法を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像形成装置であって、第1解像度の画像データに対して第1の画像処理を行うとともに、第2の画像処理の対象画素にタグデータを付加する画像処理部と、前記第1解像度の画像データを前記第1解像度より高い第2解像度の画像データに変換し、前記画像処理部からの前記第1解像度の画像データおよび前記タグデータの配置に基づき、第2の画像処理を行う解像度変換部と、前記第2の画像処理後の画像データに応じてオンオフ用変調信号と印加電流切換信号とを生成するパルス生成部と、光源に流す電流設定値を出力する印加電流設定部と、前記印加電流切換信号に応じて出力された電流設定値と、前記オンオフ用変調信号とに応じて前記光源を駆動する光源駆動部と、を備え、前記解像度変換部は、前記対象画素および前記対象画素の周囲の画素を含む領域における前記第1解像度の画像データおよび前記タグデータであるイメージマトリクス内における前記第1解像度の画像データおよび前記タグデータの配置に基づき、前記対象画素が画像のエッジを構成する画素であるか否かを判断するパターンマッチング部と、前記パターンマッチング部で検出された画像のエッジを構成する画素を前記第2解像度の画像データに変換する高解像度画像変換部と、を備え、前記解像度変換部は、前記第2の画像処理に際し、前記画像のエッジを構成する画素を前記第2解像度の単位で削除して細線化するとともに、細線化された新たなエッジにおける通常よりも高い光量で露光される高光量画素領域に対する露光強度を変えるパワー変調情報を生成し、前記画像の左右方向における左右エッジと前記画像の上下方向における上下エッジとについて、前記画素の削除量である細線化の度合と前記高光量画素領域と前記露光強度との少なくとも何れか一つを個別に設定可能とし、前記パルス生成部は、前記第2解像度の画像データおよび前記パワー変調情報に応じて前記オンオフ用変調信号と前記印加電流切換信号とを生成する
本発明によれば、光走査装置の光源を駆動するためのデータを生成する光源変調データ生成部へのデータ転送レートが低いままでデータ解像度よりも高い解像度で画像処理を実施することが可能になり、データ転送高速化に関するコストUPを抑えることができる。また、光源変調データ生成部の画像処理を、画像処理部でのタグデータをもとに実行し、且つ露光パワー制御も同時に実施するため、光源変調データ生成部での画像処理を、簡易で高密度な画像処理を実施でき、細線化と露光パワー変調処理を同時に実施することで微細な領域にも作像に必要な露光エネルギーを確保しながら処理でき、高画質を達成することができる。
また、本発明によれば、画像の左右方向における左右エッジと画像の上下方向における上下エッジとについて、細線化の度合と高光量画素領域と露光強度との少なくとも何れか一つを個別に設定可能とすることで、画像の縦横比を微調整することができる。
図1は、第1の実施の形態にかかるカラープリンタの概略構成を示す縦断側面図である。 図2は、濃度検出器と転写ベルトとの位置関係を示す平面図である。 図3は、光学センサの構成を例示的に示す図である。 図4は、光走査装置の構成を概略的に示す平面図である。 図5は、光走査装置のレーザ出射系の構成を部分的に示す側面図である。 図6は、光走査装置のレーザ出射系の構成を部分的に示す側面図である。 図7は、光走査装置の走査光学系の構成を部分的に示す側面図である。 図8は、光走査装置を制御する制御系を例示的に示すブロック図である。 図9は、光源変調データ生成部の構成を概略的に示すブロック図である。 図10は、光源駆動部の構成例を概略的に示すブロック図である。 図11は、光源駆動部の別の構成例を概略的に示すブロック図である。 図12は、図11に示す構成の光源駆動部における順電流−光出力特性を示すグラフである。 図13は、光源駆動部における発光制御例の光波形を示すグラフである。 図14は、図13に示す光波形に応じた現像電界を示すグラフである。 図15は、画像処理例を示す図である。 図16は、細線化による積分光量の損失量とパワー変調による積分光量の増加分とをほぼ同等にする例を示す図である。 図17は、第2の実施の形態にかかる光源変調データ生成部の構成を概略的に示すブロック図である。
以下に添付図面を参照して、画像形成装置および光源駆動方法の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかるカラープリンタ2000の概略構成を示す縦断側面図である。図1に示すように、画像形成装置としてのカラープリンタ2000は、4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を重ね合わせてフルカラーの画像を形成するタンデム方式の多色カラープリンタである。
カラープリンタ2000は、表面が感光性を有する被走査面としての4つの感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)を備えている。4つの感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)は、4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)にそれぞれ対応している。
カラープリンタ2000は、4つの感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)に対応して、4つのクリーニングユニット(2031a、2031b、2031c、2031d)と、4つの帯電装置(2032a、2032b、2032c、2032d)と、4つの現像ローラ(2033a、2033b、2033c、2033d)と、4つのトナーカートリッジ(2034a、2034b、2034c、2034d)とを備えている。
また、カラープリンタ2000は、転写ベルト2040と、転写ローラ2042と、定着ローラ2050とを備えている。
トナーカートリッジ2034aにはブラックトナーが格納されており、該トナーは現像ローラ2033aに供給される。トナーカートリッジ2034bにはシアントナーが格納されており、該トナーは現像ローラ2033bに供給される。トナーカートリッジ2034cにはマゼンタトナーが格納されており、該トナーは現像ローラ2033cに供給される。トナーカートリッジ2034dにはイエロートナーが格納されており、該トナーは現像ローラ2033dに供給される。
各帯電装置(2032a、2032b、2032c、2032d)は、対応する感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)の表面を、電子写真プロセスに先立って、それぞれ均一に帯電させる。
感光体ドラム2030a、帯電装置2032a、現像ローラ2033a、トナーカートリッジ2034a、及びクリーニングユニット2031aは、一つの組として使用され、ブラックの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Kステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030b、帯電装置2032b、現像ローラ2033b、トナーカートリッジ2034b、及びクリーニングユニット2031bは、一つの組として使用され、シアンの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Cステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030c、帯電装置2032c、現像ローラ2033c、トナーカートリッジ2034c、及びクリーニングユニット2031cは、一つの組として使用され、マゼンタの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Mステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030d、帯電装置2032d、現像ローラ2033d、トナーカートリッジ2034d、及びクリーニングユニット2031dは、一つの組として使用され、イエローの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Yステーション」ともいう)を構成する。
各感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)はいずれも、その表面に感光層が形成されている。すなわち、各感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)の表面がそれぞれ被走査面である。なお、各感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)は、不図示の回転機構により、図1における面内で矢印方向に回転するものとする。
なお、ここでは、XYZ3次元直交座標系において、各感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)の長手方向に沿った方向をY軸方向、4つの感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)の配列方向に沿った方向をX軸方向として説明する。
また、カラープリンタ2000は、4つの感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)上に静電潜像を形成する光走査装置2010を備えている。概略的には、光走査装置2010は、レーザ光を射出する光源、該光源からのレーザ光を偏向するポリゴンミラー、該ポリゴンミラーで偏向されたレーザ光を4つの感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)の表面に導く走査光学系等から構成されている。なお、この光走査装置2010の詳細な構成については、後述する。
光走査装置2010は、後述する通信制御装置2080およびネットワークなどを介した上位装置(例えば、パーソナルコンピュータなど)からの多色の画像情報(ブラック画像情報、シアン画像情報、マゼンタ画像情報、イエロー画像情報)に基づいて、色毎に変調された光束を対応する帯電された4つの感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)の表面にそれぞれ照射する。これにより、各感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)の表面では、光が照射された部分だけ電荷が消失し、画像情報に対応した潜像がそれぞれ形成される。
なお、各感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)において、画像情報が書き込まれる領域は、「有効走査領域」、「画像形成領域」、「有効画像領域」などと呼ばれている。
感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)の表面に形成された潜像は、感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)の回転に伴って対応する現像ローラ(2033a、2033b、2033c、2033d)の方向に移動する。
各現像ローラ(2033a、2033b、2033c、2033d)は、回転に伴って、対応するトナーカートリッジ(2034a、2034b、2034c、2034d)内のトナーをその表面に薄く均一に塗布される。そして、各現像ローラ(2033a、2033b、2033c、2033d)の表面のトナーは、対応する感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)の表面に接すると、該表面における潜像部分にだけ移行して付着する。すなわち、各現像ローラ(2033a、2033b、2033c、2033d)は、対応する感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)の表面に形成された潜像にトナーを付着させて顕像化させる。
トナーが付着した像(トナー画像)は、感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)の回転に伴って転写ベルト2040の方向に移動する。すなわち、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー画像は、所定のタイミングで転写ベルト2040上に順次転写され、重ね合わされてカラー画像が形成される。
また、カラープリンタ2000は、給紙コロ2054と、レジストローラ対2056と、排紙ローラ2058と、給紙トレイ2060と、排紙トレイ2070とを備えている。
給紙トレイ2060は、記録紙を格納する。給紙トレイ2060の近傍に配置された給紙コロ2054は、記録紙を給紙トレイ2060から1枚ずつ取り出し、レジストローラ対2056に搬送する。該レジストローラ対2056は、所定のタイミングで記録紙を転写ベルト2040と転写ローラ2042との間隙に向けて送り出す。
このようにして転写ベルト2040と転写ローラ2042との間隙に向けて送り出された記録紙には、転写ベルト2040上に順次転写されて重ね合わされたカラー画像が転写される。カラー画像が転写された記録紙は、定着ローラ2050に送られる。
定着ローラ2050では、熱と圧力とが記録紙に加えられることによってトナーが記録紙上に定着される。ここで定着された記録紙は、排紙ローラ2058を介して排紙トレイ2070に送られ、排紙トレイ2070上に順次スタックされる。
その後、各クリーニングユニット(2031a、2031b、2031c、2031d)は、対応する感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)の表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。残留トナーが除去された感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)の表面は、再度対応する帯電装置(2032a、2032b、2032c、2032d)に対向する位置に戻り、それぞれ均一に帯電される。
さらに、カラープリンタ2000は、通信制御装置2080と、濃度検出器2245と、4つのホームポジションセンサ(2246a、2246b、2246c、2246d)及び上記各部を統括的に制御するプリンタ制御装置2090などを備えている。
通信制御装置2080は、ネットワークなどを介した上位装置との双方向の通信を制御する。プリンタ制御装置2090は、CPU(Central Processing Unit)、該CPUにて解読可能なコードで記述されたプログラム及び該プログラムを実行する際に用いられる各種データが格納されているROM(Read Only Memory)、作業用のメモリであるRAM(Random Access Memory)、アナログデータをデジタルデータに変換するAD変換(アナログ−デジタル変換)回路などを有している。そして、プリンタ制御装置2090は、上位装置からの要求に応じて各部を制御するとともに、上位装置からの画像情報を光走査装置2010に送る。
濃度検出器2245は、転写ベルト2040の−X側に配置されている。ここで、図2は濃度検出器2245と転写ベルト2040との位置関係を示す平面図である。図2に例示されるように、濃度検出器2245は、3つの光学センサ(2245a、2245b、2245c)を有している。
光学センサ2245aは、転写ベルト2040における有効画像領域内の−Y側端部近傍に対向する位置に配置されている。光学センサ2245cは、転写ベルト2040における有効画像領域内の+Y側端部近傍に対向する位置に配置されている。光学センサ2245bは、主走査方向に関して、光学センサ2245aと光学センサ2245cのほぼ中央位置に配置されている。ここでは、主走査方向(Y軸方向)に関して、光学センサ2245aの中心位置をY1、光学センサ2245bの中心位置をY2、光学センサ2245cの中心位置をY3とする。
ここで、図3は各光学センサ(2245a、2245b、2245c)の構成を例示的に示す図である。図3に例示されるように、各光学センサ(2245a、2245b、2245c)は、転写ベルト2040に向けて光(以下、「検出用光」ともいう)を射出するLED(Light Emitting Diode)11、転写ベルト2040あるいは転写ベルト2040上のトナーパッドからの正反射光を受光する正反射光受光素子12、転写ベルト2040あるいは転写ベルト2040上のトナーパッドからの拡散反射光を受光する拡散反射光受光素子13を有している。各受光素子12、13は、いずれも受光量に応じた信号(光電変換信号)を出力する。
ホームポジションセンサ2246aは、感光体ドラム2030aにおける回転のホームポジションを検出する。ホームポジションセンサ2246bは、感光体ドラム2030bにおける回転のホームポジションを検出する。ホームポジションセンサ2246cは、感光体ドラム2030cにおける回転のホームポジションを検出する。ホームポジションセンサ2246dは、感光体ドラム2030dにおける回転のホームポジションを検出する。
次に、光走査装置2010の構成について説明する。
ここで、図4は光走査装置2010の構成を概略的に示す平面図、図5は光走査装置2010のレーザ出射系の構成を部分的に示す側面図、図6は光走査装置2010のレーザ出射系の構成を部分的に示す側面図、図7は光走査装置2010の走査光学系の構成を部分的に示す側面図である。
光走査装置2010は、4つの感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)に対応して、一例として図4〜図7に示されるように、4つの光源(2200a、2200b、2200c、2200d)、4つのカップリングレンズ(2201a、2201b、2201c、2201d)、4つの開口板(2202a、2202b、2202c、2202d)、4つのシリンドリカルレンズ(2204a、2204b、2204c、2204d)、ポリゴンミラー2104、4つの走査レンズ(2105a、2105b、2105c、2105d)、6枚の折り返しミラー(2106a、2106b、2106c、2106d、2108b、2108c)を備えている。
各光源(2200a、2200b、2200c、2200d)は、複数の発光部が2次元配列されている面発光型半導体レーザアレイ素子(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)を含み、マルチビーム化を図っている。VCSELの複数の発光部は、すべての発光部を副走査対応方向に伸びる仮想線上に正射影したときに、発光部間隔が等間隔となるように配置されている。なお、ここでは、「発光部間隔」とは2つの発光部の中心間距離をいう。
カップリングレンズ2201aは、光源2200aから射出された光束の光路上に配置され、該光束を略平行光束とする。カップリングレンズ2201bは、光源2200bから射出された光束の光路上に配置され、該光束を略平行光束とする。カップリングレンズ2201cは、光源2200cから射出された光束の光路上に配置され、該光束を略平行光束とする。カップリングレンズ2201dは、光源2200dから射出された光束の光路上に配置され、該光束を略平行光束とする。
開口板2202aは、開口部を有し、カップリングレンズ2201aを介した光束を整形する。開口板2202bは、開口部を有し、カップリングレンズ2201bを介した光束を整形する。開口板2202cは、開口部を有し、カップリングレンズ2201cを介した光束を整形する。開口板2202dは、開口部を有し、カップリングレンズ2201dを介した光束を整形する。
シリンドリカルレンズ2204aは、開口板2202aの開口部を通過した光束を、ポリゴンミラー2104の偏向反射面近傍にZ軸方向に関して結像する。シリンドリカルレンズ2204bは、開口板2202bの開口部を通過した光束を、ポリゴンミラー2104の偏向反射面近傍にZ軸方向に関して結像する。シリンドリカルレンズ2204cは、開口板2202cの開口部を通過した光束を、ポリゴンミラー2104の偏向反射面近傍にZ軸方向に関して結像する。シリンドリカルレンズ2204dは、開口板2202dの開口部を通過した光束を、ポリゴンミラー2104の偏向反射面近傍にZ軸方向に関して結像する。
カップリングレンズ2201aと開口板2202aとシリンドリカルレンズ2204aとからなる光学系は、Kステーションの偏向器前光学系である。カップリングレンズ2201bと開口板2202bとシリンドリカルレンズ2204bとからなる光学系は、Cステーションの偏向器前光学系である。カップリングレンズ2201cと開口板2202cとシリンドリカルレンズ2204cとからなる光学系は、Mステーションの偏向器前光学系である。カップリングレンズ2201dと開口板2202dとシリンドリカルレンズ2204dとからなる光学系は、Yステーションの偏向器前光学系である。
ポリゴンミラー2104は、Z軸に平行な軸まわりに回転する2段構造の4面鏡を有し、各鏡がそれぞれ偏向反射面となる。そして、1段目(下段)の4面鏡ではシリンドリカルレンズ2204bからの光束及びシリンドリカルレンズ2204cからの光束がそれぞれ偏向され、2段目(上段)の4面鏡ではシリンドリカルレンズ2204aからの光束及びシリンドリカルレンズ2204dからの光束がそれぞれ偏向されるように配置されている。
また、シリンドリカルレンズ2204a及びシリンドリカルレンズ2204bからの各光束はポリゴンミラー2104Aの−X側に偏向され、シリンドリカルレンズ2204c及びシリンドリカルレンズ2204dからの各光束はポリゴンミラー2104の+X側に偏向される。
各走査レンズ(2105a、2105b、2105c、2105d)は、それぞれ光束を対応する感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)近傍に集光する光学的パワー、及びポリゴンミラー2104の回転に伴って、対応する感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)の面上で光スポットが主走査方向に等速で移動するような光学的パワーを有している。
走査レンズ2105a及び走査レンズ2105bは、ポリゴンミラー2104の−X側に配置され、走査レンズ2105c及び走査レンズ2105dは、ポリゴンミラー2104の+X側に配置されている。そして、走査レンズ2105aと走査レンズ2105bはZ軸方向に積層され、走査レンズ2105bは1段目の4面鏡に対向し、走査レンズ2105aは2段目の4面鏡に対向している。また、走査レンズ2105cと走査レンズ2105dはZ軸方向に積層され、走査レンズ2105cは1段目の4面鏡に対向し、走査レンズ2105dは2段目の4面鏡に対向している。
ポリゴンミラー2104で偏向されたシリンドリカルレンズ2204aからの光束は、走査レンズ2105a、折り返しミラー2106aを介して、感光体ドラム2030aに照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラム2030aの長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム2030a上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラム2030aでの「主走査方向」であり、感光体ドラム2030aの回転方向が、感光体ドラム2030aでの「副走査方向」である。
また、ポリゴンミラー2104で偏向されたシリンドリカルレンズ2204bからの光束は、走査レンズ2105b、折り返しミラー2106b及び折り返しミラー2108bを介して、感光体ドラム2030bに照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラム2030bの長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム2030b上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラム2030bでの「主走査方向」であり、感光体ドラム2030bの回転方向が、感光体ドラム2030bでの「副走査方向」である。
また、ポリゴンミラー2104で偏向されたシリンドリカルレンズ2204cからの光束は、走査レンズ2105c、折り返しミラー2106c及び折り返しミラー2108cを介して、感光体ドラム2030cに照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラム2030cの長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム2030c上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラム2030cでの「主走査方向」であり、感光体ドラム2030cの回転方向が、感光体ドラム2030cでの「副走査方向」である。
また、ポリゴンミラー2104で偏向されたシリンドリカルレンズ2204dからの光束は、走査レンズ2105d、折り返しミラー2106dを介して、感光体ドラム2030dに照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラム2030dの長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム2030d上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラム2030dでの「主走査方向」であり、感光体ドラム2030dの回転方向が、感光体ドラム2030dでの「副走査方向」である。
なお、各折り返しミラー(2106a、2106b、2106c、2106d、2108b、2108c)は、ポリゴンミラー2104から各感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)に至る各光路長が互いに一致するとともに、各感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)における光束の入射位置及び入射角がいずれも互いに等しくなるように、それぞれ配置されている。
ポリゴンミラー2104と各感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)との間の光路上に配置される光学系は、走査光学系とも呼ばれている。ここでは、走査レンズ2105aと折り返しミラー2106aとからKステーションの走査光学系が構成されている。また、走査レンズ2105bと2枚の折り返しミラー(2106b、2108b)とからCステーションの走査光学系が構成されている。そして、走査レンズ2105cと2枚の折り返しミラー(2106c、2108c)とからMステーションの走査光学系が構成されている。さらに、走査レンズ2105dと折り返しミラー2106dとからYステーションの走査光学系が構成されている。なお、各走査光学系において、走査レンズが複数のレンズから構成されていても良い。
次に、光走査装置2010を制御する制御系について説明する。
ここで、図8は光走査装置2010を制御する制御系を例示的に示すブロック図である。図8に示すように、光走査装置2010は、インターフェース用ユニット3022と、画像処理ユニット(IPU:Image Processing unit)3023と、光源駆動制御装置3024とを備えている。これらは、光学ハウジング(図示省略)の所定位置に組み付けられている。画像処理ユニット3023は、例えば2400dpiの高解像度かつ多ビットデータである入力画像データに対して各種の画像処理(第1の画像処理)を行う画像処理部として機能する。
インターフェース用ユニット3022は、図8に例示されるように、CPU3210と、フラッシュメモリ3211と、RAM3212と、IF(インターフェース)3214とを有している。なお、図8における矢印は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。
IF(インターフェース)3214は、プリンタ制御装置2090との双方向の通信を制御する通信インターフェースである。上位装置からの画像データは、IF(インターフェース)3214を介して供給される。
フラッシュメモリ3211は、CPU3210にて解読可能なコードで記述された各種プログラム、及びプログラムの実行に必要な各種データを格納する。RAM3212は、作業用のメモリである。
CPU3210は、フラッシュメモリ3211に格納されているプログラムに従って動作し、光走査装置2010の全体を制御する。
画像処理ユニット3023は、属性分離部3215と、色変換部3216と、墨生成部3217と、γ補正部3218と、擬似中間調処理部3219と、タグ生成付加部3220とを備えている。
属性分離部3215は、例えば文字部を構成する画素のtextや、線画を構成する画素のline、ビットマップデータのimage等、属性毎に設定された適切な処理を実行できるように、画像データを属性毎に分離する。
色変換部3216は、RGBの画像データを、プリンタでの色再現色であるCMYに変換する。墨生成部3217は、CMYに変換された画像データに対して、墨成分を抽出し、その後のCMY色を決定し、最終的にCMYKデータに変換する。
γ補正部3218は、CMYK毎にプリンタの出力特性に応じた階調補正を実施する。擬似中間調処理部3219は、CMYK毎に2値または多値のディザマトリックスを用いて、ある領域内の画素数や値を、網点や万線の構造の連続的な階調になるように変化させる。
タグ生成付加部3220では、前述した画像データの属性情報(text,image,line等)を用いて、後述する光源変調データ生成部3222にて処理を実施する領域を設定し、対象領域の画素にタグデータ(前述の属性情報とは異なる)を付加する。
光源駆動制御装置3024は、光源変調データ生成部3222と、画素クロック生成部3223と、光源駆動部3224とを備えている。
画素クロック生成部3223は、画素クロック信号を生成する。
光源変調データ生成部3222は、光走査装置2010の光源(2200a、2200b、2200c、2200d)を駆動するためのデータを生成する。より詳細には、光源変調データ生成部3222は、Nの解像度で転送されたデータを、主走査方向と副走査方向に分割し、Mに高解像度化する。また、光源変調データ生成部3222は、画像形成ステーション毎に、不図示の同期検知センサの出力信号に基づいて書込開始のタイミングを求める。
そして、光源変調データ生成部3222は、書込開始のタイミングに合わせて、各光源(2200a、2200b、2200c、2200d)の各発光部のドットデータを画素クロック生成部3223からの画素クロック信号に重畳させるとともに、画像処理ユニット3023などからの情報に基づき、発光部毎にそれぞれ独立した変調データを生成する。より詳細には、光源変調データ生成部3222は、後述するように、タグデータを参照し、細線に対して高解像度でエッジ部を削る細線化処理を行う。また、光源変調データ生成部3222は、細線化された新たなエッジにおける通常よりも高い光量で露光される高光量画素領域に対する露光強度を変えるパワー変調情報を生成する処理を行う。
光源駆動部3224は、光源変調データ生成部3222からの各変調データに応じて、各光源(2200a、2200b、2200c、2200d)に各発光部の駆動信号を出力する。
次いで、光源変調データ生成部3222について詳細に説明する。
ここで、図9は光源変調データ生成部3222の構成を概略的に示すブロック図である。図9に示すように、光源変調データ生成部3222は、解像度変換部101と、パルス生成部102と、印加電流設定部103と、を備えている。すなわち、光源変調データ生成部3222(解像度変換部101、パルス生成部102、印加電流設定部103)と光源駆動部3224とは、光源駆動制御装置3024として単一の集積デバイスに集積されている。
解像度変換部101は、画像処理ユニット3023から出力された画像データ(第1解像度の画像データ)およびタグデータの配置に基づき、画像データ(第1解像度の画像データ)から対象画素を順次に選択し、順次選択した対象画素が細線などの画像のエッジ(端、輪郭)を構成する画素である場合に、第1解像度の画像データを高い解像度の画像データ(第2解像度の画像データ)に変換して細線化処理(第2の画像処理)を行う。また、解像度変換部101は、細線化処理に際して、画像のエッジを構成する画素を第2解像度の単位で削除して細線化する。パルス生成部102は、画像データに応じたオンオフ用変調信号である光源変調パルス信号と印加電流切換信号であるパワー変調制御パルス信号とを生成する。印加電流設定部103は、各光源(2200a、2200b、2200c、2200d)に流す電流量を設定する。
ここで、解像度変換部101について詳述する。
解像度変換部101は、バッファメモリ部1011と、パターンマッチング部1012と、高解像度画像変換部1013とを備える。バッファメモリ部1011は、対象画素および対象画素の周囲の画素を含む領域における画像データおよびタグデータであるイメージマトリクスを取得する。パターンマッチング部1012は、イメージマトリクス内における画像データ(第1解像度の画像データ)およびタグデータの配置に基づき、対象画素が細線などの画像のエッジ(端、輪郭)を構成する画素であるか否かを判断する。高解像度画像変換部1013は、パターンマッチング部1012の出力に対応して定められるパターンの高解像度の画像データ(第2解像度の画像データ)に変換する。
バッファメモリ部1011は、画像処理ユニット3023から送られてくる2400dpi/1bitのデータを受領して、複数の主走査ライン分だけ蓄積する。バッファメモリ部1011は、より下流側のデータ処理部(ここでは、パターンマッチング部1012)からの読み出しに応じて、蓄積したデータを下流側に渡している。この段階では、画像データは2400dpi/1bit信号で記述されている。バッファメモリ部1011からの出力は、パターンマッチング部1012に入力される。
パターンマッチング部1012は、2400dpi/1bitの画像ドットに対応する信号を、後述するイメージマトリクスを用いて画像処理対象の画素をパターン検出する。このとき画像データの属性を示すタグデータがある場合は、パターンマッチング部1012は、画像の属性から必要な画像領域にパターンマッチングを実施し、検出を行う。ここで、画像の属性とは、例えば文字・写真・図形などである。その後、パターンマッチング部1012は、パターン情報を示す信号を高解像度画像変換部1013へ出力する。
高解像度画像変換部1013は、パターンマッチング部1012で検出された画素を高解像度化(例えば4800dpi化)することで、2×2の領域に分割する。高解像度画像変換部1013は、画素を分割した各画像区画に対して一致したパターン情報に基づいて画像ドットを設定することで、細線化処理を行った画像情報を生成する。より詳細には、高解像度画像変換部1013は、画像のエッジを構成する画素を第2解像度(例えば4800dpi)の単位で削除して細線化する細線化処理を実行する。さらに、高解像度画像変換部1013は、細線化された新たなエッジにおける通常よりも高い光量で露光される高光量画素領域に対する露光強度を変えるパワー変調情報も生成する。高解像度画像変換部1013は、画像情報とパワー変調情報とをパルス生成部102へ出力する。
パルス生成部102は、画像情報及びパワー変調情報を高周波クロック(パルス信号をつくる基本クロック)に基づいてシリアル変換し、光源変調パルス信号(オンオフ用変調信号)とパワー変調制御信号(印加電流切換信号)として出力する。ここで、パルス信号はシリアル信号であり、H期間とL期間がそのままオンオフおよび切換タイミングを示す。パルス生成部102は、光源変調パルス信号を光源駆動部3224へ出力する。また、パルス生成部102は、パワー変調制御信号を電流データセレクタ104へ出力する。パワー変調制御信号は、電流データセレクタ104において後述する通常光量データと高光量データとを選択する切換信号の役割をする。ここでは、パルス信号のH期間は高光量の期間、パルス信号のL期間は通常光量の期間を示す。
次に、印加電流設定部103について詳述する。
印加電流設定部103は、通常電流設定部1031と、パワー変調電流設定部1032と、パワー変調値保持部1033と、を備えている。印加電流設定部103は、パルス生成部102で生成されたパワー変調制御信号(印加電流切換信号)に応じて切り換えられるものであって光源(2200a、2200b、2200c、2200d)に流す複数の電流設定値を出力する。
通常電流設定部1031は、通常光量データを生成する。パワー変調電流設定部1032は、通常電流設定部1031で生成される通常光量データを変倍した高光量データを生成する。パワー変調値保持部1033は、パワー変調電流設定部1032での変倍率を保持している。通常電流設定部1031で生成された通常光量データとパワー変調電流設定部1032で生成された高光量データとは、電流データセレクタ104へと出力される。
電流データセレクタ104は、印加電流設定部103から出力される複数の電流設定値(通常光量データおよび高光量データ)から、パルス生成部102からのパワー変調制御信号に基づいて何れか一つを選択する。電流データセレクタ104は、選択した何れかの光量データを光源印加電流データとして光源駆動部3224に出力する。
光源駆動部3224は、電流データセレクタ104からの光源印加電流データ(電流設定値)と、パルス生成部102からの光源変調パルス信号(オンオフ用変調信号)とに応じて各光源(2200a、2200b、2200c、2200d)を駆動する。
ここで、光源変調パルス信号と光源印加電流データとを受け取って光源(2200a、2200b、2200c、2200d)を駆動する光源駆動部3224について詳述する。
図10は、光源駆動部3224の構成例を概略的に示すブロック図である。なお、図10では、説明を簡略化するため、光源を単体レーザ(LD:(Laser Diode))としているが、実際の光源はLDA(Laser Diode Array)であってもVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)であっても同様である。
図10に示すように、光源駆動部3224は、光源(2200a、2200b、2200c、2200d)のLDを、光源変調パルス信号と光源印加電流データとに基づいて光源の順方向に電流を流す電流源で構成されている。ここで、光源印加電流データは、DAC(Digital to Analog Converter)コードによりデジタル的に設定可能な構成であるとする。また、光源変調パルス信号に基づいて電流源のオン/オフがなされることにより、所望の点灯パターンでの発光制御が可能となる。
図11は、光源駆動部3224の別の構成例を概略的に示すブロック図である。図11に示す構成例は、光源(2200a、2200b、2200c、2200d)の閾値分の電流を印加する電流源がある場合の回路を示したものである。図11に示す構成によれば、閾値電流を別電流で印加することにより、光源変調データ生成部3222におけるパワー変調電流の設定を変倍で正確に行うことができる。
図12は、図11に示す構成の光源駆動部3224における順電流−光出力特性(I−L特性:Injection current-Light output特性)を示すグラフである。図12に示すように、閾値電流を別電流で印加することにより、印加電流の増加量に応じた光強度の増加量を一定にすることができるので、光源変調データ生成部3222におけるパワー変調電流の設定を変倍で正確に行うことができる。
ここで、図13は光源駆動部3224における発光制御例の光波形を示すグラフ、図14は図13に示す光波形に応じた現像電界を示すグラフである。図13に示す光源駆動部3224による光波形は、画像処理ユニット3023のタグ生成付加部3220にてタグデータが付加されている場合に、当該タグデータの対象領域の画素(ここでは、エッジ部とする)に対して光源変調データ生成部3222での高解像度変換処理およびパワー変調処理を実行したものである。すなわち、図13に示す光波形は、画像のエッジを構成する画素を第2解像度の単位で削除して細線化するとともに、細線化された新たなエッジにおける所定の高光量画素領域の光量を所定光量より大きくしている。なお、図13において点線で示す光波形は、通常の手法の光波形を示している。また、図14において点線で示す現像電界は、通常の手法の光波形に応じた現像電界を示している。
図13に示すような細線化された新たなエッジにおける所定の高光量画素領域の光量を所定光量より大きくする光波形とすることにより、図14に示すように現像電界の変化を急峻にすることができる。より詳細には、図14に示すように、トナー付着が不安定な弱電界の領域(E1とE2の間の領域)がΔl’(<Δl)になるので、従来に比べてトナー付着が不安定となる領域を減らすことができる。
この結果として、トナー付着のムラを低減できるため、印刷物の濃度安定性向上、また線画のエッジの鮮鋭性を向上する効果がある。さらに、パルス幅を細らせているために、露光エネルギー総量が著しく増大することもなく、適正な露光エネルギーを保つことができる。
ここで、図15は画像処理例を示す図である。図15(a)は、解像度変換部101による第2の画像処理前の画像データの一例を示すものである。なお、図15に示す画像データ例では、実線の枠を1200dpiとし、点線の枠を4800dpiとする。
図15(b)は、解像度変換部101による第2の画像処理後の画像データの一例を示すものである。図15(b)に示す画像データ例においては、画像のエッジ部が、4800dpi単位で3dot分について細線化(削除)されている。さらに、図15(b)に示す画像データ例においては、画像のエッジ部の内側が、4800dpi単位で3dot分について高光量画素領域となっている。
図15(c)は、解像度変換部101による第2の画像処理後の画像データの別の一例を示すものである。図15(c)に示す画像データ例においては、図15(b)に示す画像データと比べて、上下と左右とで細線化の度合いを変えている。具体的には、図15(c)に示す画像データ例においては、画像の左右エッジ部が、4800dpi単位で5dot分について細線化(削除)されている。また、図15(c)に示す画像データ例においては、画像の上下エッジ部が、4800dpi単位で2dot分について細線化(削除)されている。さらに、図15(c)に示す画像データ例においては、画像のエッジ部の内側が、上下左右共通に4800dpi単位で3dot分について高光量画素領域となっている。
図15(d)は、解像度変換部101による第2の画像処理後の画像データの別の一例を示すものである。図15(d)に示す画像データ例においては、図15(b)に示す画像データと比べて、上下と左右とで高光量画素の領域を変えている。具体的には、図15(d)に示す画像データ例においては、細線化箇所については上下左右共通であって、4800dpi単位で3dot分である。また、図15(d)に示す画像データ例においては、画像の左右エッジ部の内側が、4800dpi単位で3dot分について高光量画素領域となっている。さらに、図15(d)に示す画像データ例においては、画像の上下エッジ部の内側が、4800dpi単位で2dot分について高光量画素領域となっている。
図15(e)は、解像度変換部101による第2の画像処理後の画像データの別の一例を示すものである。図15(e)に示す画像データ例においては、図15(b)に示す画像データと比べて、上下のエッジと左右のエッジとで細線化度合を変えるとともに、上下と左右とで高光量画素の領域を変えている。具体的には、図15(e)に示す画像データ例においては、画像の左右エッジ部が、4800dpi単位で5dot分について細線化(削除)されている。また、図15(e)に示す画像データ例においては、画像の上下エッジ部が、4800dpi単位で2dot分について細線化(削除)されている。さらに、図15(e)に示す画像データ例においては、画像の左右エッジ部の内側が、4800dpi単位で3dot分について高光量画素領域となっている。さらに、図15(d)に示す画像データ例においては、画像の上下エッジ部の内側が、4800dpi単位で2dot分について高光量画素領域となっている。
図15(f)は、解像度変換部101による第2の画像処理後の画像データの別の一例を示すものである。図15(f)に示す画像データ例においては、図15(b)に示す画像データと比べて、画像の上下エッジ部の内側と画像の左右エッジ部の内側とにおける高光量画素領域に対するパワー変調情報(高光量の度合)を変えている。具体的には、図15(f)に示す画像データ例においては、画像のエッジ部が、4800dpi単位で3dot分について細線化(削除)されている。さらに、図15(f)に示す画像データ例においては、画像のエッジ部の内側が、4800dpi単位で3dot分について高光量画素領域となっている。加えて、図15(f)に示す画像データ例においては、画像の左右エッジ部の内側の高光量画素領域に対するパワー変調情報がパワー1(例えば200%)となっており、画像の上下エッジ部の内側の高光量画素領域に対するパワー変調情報がパワー2(例えば150%)となっている。なお、図15(f)に示すように、画像の左右エッジ部の内側と画像の上下エッジ部の内側とが重なる部分については、画像の左右エッジ部の内側の高光量画素領域に対するパワー変調情報であるパワー1(例えば200%)を優先している。
以上説明したように、画像の左右エッジ部と画像の上下エッジ部とに対する画像処理のパラメータ(細線化の度合、高光量画素の領域、高光量の度合)を変えることで、画像の縦横比を調整することが可能となっている。すなわち、本実施形態によれば、現像プロセス由来の微小サイズの文字や図形における画像縦横比の乱れの発生を抑制することができる。
なお、画像の左右エッジ部と画像の上下エッジ部とに対する画像処理のパラメータ(細線化の度合、高光量画素の領域、高光量の度合)については、転写ベルト2040上に形成したトナー像について濃度検出器2245で検出した濃度値に基づいて調整するようにしてもよい。例えば、転写ベルト2040上に縦万線と横万線のトナー像を形成し、当該トナー像の濃度差から画像の左右エッジ部と画像の上下エッジ部とに対する画像処理のパラメータ(細線化の度合、高光量画素の領域、高光量の度合)を設定する。
このように本実施形態によれば、光源変調データ生成部3222へのデータ転送レートが低いままでデータ解像度よりも高い解像度で画像処理を実施することが可能になり、転送データを増やすことなく高解像度の画像処理を実行可能となるので、データ転送高速化に関するコストの増加を抑えることができる。また、画像処理ユニット3023のタグ生成付加部3220側で画像処理を実施すべき画素にタグデータを生成し、転送して光源変調データ生成部3222で細線化することでコストの増加を抑えながら高解像度処理が実行でき、さらに露光パワー制御も同時に実施することで、微細領域での処理によるエネルギー不足を防ぐことができる。すなわち、光源変調データ生成部3222の画像処理を、画像処理ユニット3023のタグ生成付加部3220で付加されたタグデータをもとに実行し、且つ露光パワー制御も同時に実施するため、光源変調データ生成部3222での画像処理を簡易で高密度な画像処理として実施でき、細線化と露光パワー変調処理を同時に実施することで微細な領域にも作像に必要な露光エネルギーを確保しながら処理でき、高画質を達成することができる。
なお、図16に示すように、解像度変換部101は、第2の画像処理に際して細線化された新たなエッジにおける高光量画素領域に対する露光強度を変える場合、細線化による積分光量の損失量とパワー変調による積分光量の増加分とをほぼ同等にするようにしても良い。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態を図17に基づいて説明する。なお、前述した第1の実施の形態と同一部分は同一符号で示し説明も省略する。本実施の形態は、第1の実施の形態とは、光源変調データ生成部3222の解像度変換部105の構成が異なるものである。
ここで、図17は第2の実施の形態にかかる光源変調データ生成部3222の構成を概略的に示すブロック図である。図17に示すように、光源変調データ生成部3222は、図9に示す解像度変換部101およびパルス生成部102に代えて、解像度変換部105およびパルス生成部106を備えている。
解像度変換部105は、バッファメモリ部1051と、第1の高解像度画像変換部である高解像度画像変換部1052と、パターンマッチング部1053と、第2の高解像度画像変換部である画像変換+光量パターン生成部1054と、セレクタ1055と、を備える。
バッファメモリ部1051は、画像処理ユニット3023から送られてくる2400dpi/1bitのデータを受領して、複数の主走査ライン分だけ蓄積する。バッファメモリ部1051は、より下流側のデータ処理部(ここでは、高解像度画像変換部1052およびパターンマッチング部1053)からの読み出しに応じて、蓄積したデータを下流側に渡している。この段階では、画像データは2400dpi/1bit信号で記述されている。バッファメモリ部1051からの出力は、高解像度画像変換部1052およびパターンマッチング部1012に入力される。
高解像度画像変換部1052は、第1の実施形態の高解像度画像変換部1013とは異なり、バッファメモリ部1051から出力された画素を単純に高解像度化(例えば4800dpi化)することで、2×2の領域に分割する。高解像度画像変換部1013は、高解像度化した高解像度画像データをセレクタ1055へ出力する。
パターンマッチング部1053は、2400dpi/1bitの画像ドットに対応する信号を、イメージマトリクスを用いて画像処理対象の画素をパターン検出する。このとき画像データの属性を示すタグデータがある場合は、パターンマッチング部1012は、画像の属性から必要な画像領域にパターンマッチングを実施し、検出を行う。ここで、画像の属性とは、例えば文字・写真・図形などである。その後、パターンマッチング部1012は、どのパターンと一致したかを示すマッチング信号を画像変換+光量パターン生成部1054へ出力する。また、パターンマッチング部1012は、いずれかのパターンと一致した際にアサートされるイネーブル信号をセレクタ1055へ出力する。
画像変換+光量パターン生成部1054は、パターンマッチング部1012からのマッチング信号に基づいて第2の解像度で高解像度化した高解像度画像データをセレクタ1055へ出力する。また、画像変換+光量パターン生成部1054は、パターンマッチング部1012からのマッチング信号に基づく光量パターンデータをパルス生成部106に出力する。光量パターンデータは、第2の解像度で光量を変調させる画素を示すデータである。
セレクタ1055は、高解像度画像変換部1052から出力された高解像度画像データと、パターンマッチング部1053から出力された第2の解像度で高解像度化した高解像度画像データとの何れかを選択する。セレクタ1055は、いずれかのパターンと一致した際にアサートされるイネーブル信号の入力があった場合には、パターンマッチング部1053から出力された第2の解像度で高解像度化した高解像度画像データを選択する。
パルス生成部106は、第2の解像度で高解像度化した高解像度画像データに応じたオンオフ用変調信号である光源変調パルス信号と印加電流切換信号であるパワー変調制御パルス信号とを生成する。
より詳細には、パルス生成部106は、高解像度画像データ及び光量パターンデータを高周波クロック(パルス信号をつくる基本クロック)に基づいてシリアル変換し、光源変調パルス信号とパワー変調制御信号として出力する。ここで、パルス信号はシリアル信号であり、H期間とL期間がそのままオンオフおよび切換タイミングを示す。パルス生成部106は、光源変調パルス信号を光源駆動部3224へ出力する。また、パルス生成部106は、パワー変調制御信号を電流データセレクタ104へ出力する。パワー変調制御信号は、電流データセレクタ104において通常光量データと高光量データとを選択する切換信号の役割をする。ここでは、パルス信号のH期間は高光量の期間、パルス信号のL期間は通常光量の期間を示す。
このように第2の実施の形態の解像度変換部105は、画像データを単純に高解像度化(例えば4800dpi化)する。同時に、光源変調データ生成部3222は、画像データの属性を示すタグデータがある場合であってパターンマッチングにより一致するパターンがあった場合には、光量パターンデータを生成するとともに、第2の解像度で高解像度化した高解像度画像データを生成する。そして、いずれかのパターンと一致した場合には、第2の解像度で高解像度化した高解像度画像データを選択する。
これにより、第2の実施の形態によれば、タグデータがない場合には画像データを単純に高解像度化(例えば4800dpi化)するだけなので解像度変換部105における解像度変換処理の高速化を図ることができる。
101,105 解像度変換部
102,106 パルス生成部
103 印加電流設定部
1012,1053 パターンマッチング部
1013 高解像度画像変換部
1031 通常電流設定部
1032 パワー変調電流設定部
1033 パワー変調値保持部
1052 第1の高解像度画像変換部
1054 第2の高解像度画像変換部
1055 セレクタ
2000 画像形成装置
2010 光走査装置
2200 光源
3023 画像処理部
3224 光源駆動部
特許第4968902号公報 特許第4640257号公報 特開2004−354986号公報

Claims (7)

  1. 画像形成装置であって、
    第1解像度の画像データに対して第1の画像処理を行うとともに、第2の画像処理の対象画素にタグデータを付加する画像処理部と、
    前記第1解像度の画像データを前記第1解像度より高い第2解像度の画像データに変換し、前記画像処理部からの前記第1解像度の画像データおよび前記タグデータの配置に基づき、第2の画像処理を行う解像度変換部と、
    前記第2の画像処理後の画像データに応じてオンオフ用変調信号と印加電流切換信号とを生成するパルス生成部と、
    源に流す電流設定値を出力する印加電流設定部と、
    前記印加電流切換信号に応じて出力された電流設定値と、前記オンオフ用変調信号とに応じて前記光源を駆動する光源駆動部と、
    を備え
    前記解像度変換部は、
    前記対象画素および前記対象画素の周囲の画素を含む領域における前記第1解像度の画像データおよび前記タグデータであるイメージマトリクス内における前記第1解像度の画像データおよび前記タグデータの配置に基づき、前記対象画素が画像のエッジを構成する画素であるか否かを判断するパターンマッチング部と、
    前記パターンマッチング部で検出された画像のエッジを構成する画素を前記第2解像度の画像データに変換する高解像度画像変換部と、
    を備え、
    前記解像度変換部は、前記第2の画像処理に際し、前記画像のエッジを構成する画素を前記第2解像度の単位で削除して細線化するとともに、細線化された新たなエッジにおける通常よりも高い光量で露光される高光量画素領域に対する露光強度を変えるパワー変調情報を生成し、前記画像の左右方向における左右エッジと前記画像の上下方向における上下エッジとについて、前記画素の削除量である細線化の度合と前記高光量画素領域と前記露光強度との少なくとも何れか一つを個別に設定可能とし、
    前記パルス生成部は、前記第2解像度の画像データおよび前記パワー変調情報に応じて前記オンオフ用変調信号と前記印加電流切換信号とを生成する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成装置であって、
    第1解像度の画像データに対して第1の画像処理を行うとともに、第2の画像処理の対象画素にタグデータを付加する画像処理部と、
    前記第1解像度の画像データを前記第1解像度より高い第2解像度の画像データに変換し、前記画像処理部からの前記第1解像度の画像データおよび前記タグデータの配置に基づき、第2の画像処理を行う解像度変換部と、
    前記第2の画像処理後の画像データに応じてオンオフ用変調信号と印加電流切換信号とを生成するパルス生成部と、
    光源に流す電流設定値を出力する印加電流設定部と、
    前記印加電流切換信号に応じて出力された電流設定値と、前記オンオフ用変調信号とに応じて前記光源を駆動する光源駆動部と、
    を備え、
    前記解像度変換部は、
    前記第1解像度の画像データから順次選択した前記対象画素を高解像度化する第1の高解像度画像変換部と、
    前記対象画素および前記対象画素の周囲の画素を含む領域における前記第1解像度の画像データおよび前記タグデータであるイメージマトリクス内における前記第1解像度の画像データおよび前記タグデータの配置に基づき、前記対象画素が画像のエッジを構成する画素であるか否かを判断するパターンマッチング部と、
    前記パターンマッチング部で検出された画像のエッジを構成する画素を前記第2解像度の画像データに変換する第2の高解像度画像変換部と、
    前記対象画素が画像のエッジを構成する画素であると判断した場合には、前記第2の高解像度画像変換部からの前記第2解像度の画像データを選択して前記パルス生成部に出力し、前記対象画素が画像のエッジを構成する画素でないと判断した場合には、前記第1の高解像度画像変換部からの前記第2解像度の画像データを選択して前記パルス生成部に出力するセレクタと、
    を備え、
    前記解像度変換部は、前記第2の画像処理に際し、前記画像のエッジを構成する画素を前記第2解像度の単位で削除して細線化するとともに、細線化された新たなエッジにおける通常よりも高い光量で露光される高光量画素領域に対する露光強度を変えるパワー変調情報を生成し、前記画像の左右方向における左右エッジと前記画像の上下方向における上下エッジとについて、前記画素の削除量である細線化の度合と前記高光量画素領域と前記露光強度との少なくとも何れか一つを個別に設定可能とし、
    前記パルス生成部は、前記第2解像度の画像データおよび前記パワー変調情報に応じて前記オンオフ用変調信号と前記印加電流切換信号とを生成する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記印加電流設定部は、出力可能な電流設定値を複数有し、
    前記光源駆動部は、前記印加電流切換信号に応じて前記印加電流設定部から電流設定値を取得する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記印加電流設定部は、通常光量データを生成する通常電流設定部と、前記通常電流設定部で生成される前記通常光量データを変倍した高光量データを生成するパワー変調電流設定部と、を有しており、前記パルス生成部で生成された前記印加電流切換信号に応じて前記通常光量データと前記高光量データとを切り換えて前記光源に出力する、
    ことを特徴とする請求項1ないしの何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記解像度変換部は、前記第2の画像処理に際して細線化された新たなエッジにおける前記高光量画素領域に対する露光強度を変える場合、当該露光強度を前記第2の画像処理による積分光量の損失量と同等の積分光量を得るように設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 画像形成装置における光源駆動方法であって、
    第1解像度の画像データに対して第1の画像処理を行うとともに、第2の画像処理の対象画素にタグデータを付加する画像処理工程と、
    前記第1解像度の画像データを前記第1解像度より高い第2解像度の画像データに変換し、前記第1解像度の画像データおよび前記タグデータの配置に基づき、第2の画像処理を行う解像度変換工程と、
    前記第2の画像処理後の画像データに応じてオンオフ用変調信号と印加電流切換信号とを生成するパルス生成工程と、
    源に流す電流設定値を出力する印加電流設定工程と、
    前記印加電流切換信号に応じて出力された電流設定値、前記オンオフ用変調信号とに応じて前記光源を駆動する光源駆動工程と、
    を含み、
    前記解像度変換工程は、
    前記対象画素および前記対象画素の周囲の画素を含む領域における前記第1解像度の画像データおよび前記タグデータであるイメージマトリクス内における前記第1解像度の画像データおよび前記タグデータの配置に基づき、前記対象画素が画像のエッジを構成する画素であるか否かを判断するパターンマッチング工程と、
    前記パターンマッチング工程で検出された画像のエッジを構成する画素を前記第2解像度の画像データに変換する高解像度画像変換工程と、
    を含み、
    前記解像度変換工程は、前記第2の画像処理に際し、前記画像のエッジを構成する画素を前記第2解像度の単位で削除して細線化するとともに、細線化された新たなエッジにおける通常よりも高い光量で露光される高光量画素領域に対する露光強度を変えるパワー変調情報を生成し、前記画像の左右方向における左右エッジと前記画像の上下方向における上下エッジとについて、前記画素の削除量である細線化の度合と前記高光量画素領域と前記露光強度との少なくとも何れか一つを個別に設定可能とし、
    前記パルス生成工程は、前記第2解像度の画像データおよび前記パワー変調情報に応じて前記オンオフ用変調信号と前記印加電流切換信号とを生成する、
    ことを特徴とする光源駆動方法。
  7. 画像形成装置における光源駆動方法であって、
    第1解像度の画像データに対して第1の画像処理を行うとともに、第2の画像処理の対象画素にタグデータを付加する画像処理工程と、
    前記第1解像度の画像データを前記第1解像度より高い第2解像度の画像データに変換し、前記第1解像度の画像データおよび前記タグデータの配置に基づき、第2の画像処理を行う解像度変換工程と、
    前記第2の画像処理後の画像データに応じてオンオフ用変調信号と印加電流切換信号とを生成するパルス生成工程と、
    光源に流す電流設定値を出力する印加電流設定工程と、
    前記印加電流切換信号に応じて出力された電流設定値、前記オンオフ用変調信号とに応じて前記光源を駆動する光源駆動工程と、
    を含み、
    前記解像度変換工程は、
    前記第1解像度の画像データから順次選択した前記対象画素を高解像度化する第1の高解像度画像変換工程と、
    前記対象画素および前記対象画素の周囲の画素を含む領域における前記第1解像度の画像データおよび前記タグデータであるイメージマトリクス内における前記第1解像度の画像データおよび前記タグデータの配置に基づき、前記対象画素が画像のエッジを構成する画素であるか否かを判断するパターンマッチング工程と、
    前記パターンマッチング工程で検出された画像のエッジを構成する画素を前記第2解像度の画像データに変換する第2の高解像度画像変換工程と、
    前記対象画素が画像のエッジを構成する画素であると判断した場合には、前記第2の高解像度画像変換工程からの前記第2解像度の画像データを選択して前記パルス生成工程に出力し、前記対象画素が画像のエッジを構成する画素でないと判断した場合には、前記第1の高解像度画像変換工程からの前記第2解像度の画像データを選択して前記パルス生成工程に出力する選択工程と、
    を含み、
    前記解像度変換工程は、前記第2の画像処理に際し、前記画像のエッジを構成する画素を前記第2解像度の単位で削除して細線化するとともに、細線化された新たなエッジにおける通常よりも高い光量で露光される高光量画素領域に対する露光強度を変えるパワー変調情報を生成し、前記画像の左右方向における左右エッジと前記画像の上下方向における上下エッジとについて、前記画素の削除量である細線化の度合と前記高光量画素領域と前記露光強度との少なくとも何れか一つを個別に設定可能とし、
    前記パルス生成工程は、前記第2解像度の画像データおよび前記パワー変調情報に応じて前記オンオフ用変調信号と前記印加電流切換信号とを生成する、
    ことを特徴とする光源駆動方法。
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