JP6714777B2 - 両末端変性共役ジエン系重合体およびその製造方法 - Google Patents
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Description
R1は、水素原子または炭素数1〜20の1価の炭化水素基であり、
R2は、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数3〜20のシクロアルキル基、および炭素数6〜30のアリール基からなる群から選択される1つ以上の置換基で置換されているかまたは置換されていない炭素数1〜20の2価の炭化水素基であり、
R3およびR4は、互いに独立して、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数3〜20のシクロアルキル基、および炭素数6〜30のアリール基からなる群から選択される1つ以上の置換基で置換されているかまたは置換されていない炭素数1〜20の1価の炭化水素基であり、
Xは、SまたはOであり、
R5およびR6は、互いに独立して、炭素数1〜30の1価の炭化水素基、または
R7は、単結合または炭素数1〜30の2価の炭化水素基であり、
R8〜R11は、互いに独立して、炭素数1〜30の1価の炭化水素基であり、
R12は、炭素数1〜10の2価の炭化水素基であり、
jおよびkは、互いに独立して、0または1であり、nは1〜10の整数であり、
R5がグリコール単位である場合、3‐i‐lおよびiは、互いに独立して1または2であって、同時に2であることはなく、lは0または1であり、
R6がグリコール単位である場合、iおよびlは、互いに独立して1または2であって、同時に2であることはなく、3‐i‐lは0または1であり、
R5およびR6の両方がグリコール単位である場合、iは1または2であり、lおよび3‐i‐lは、互いに独立して0または1であって、同時に0であることはない。
R1は、水素原子または炭素数1〜20の1価の炭化水素基であり、
R2は、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数3〜20のシクロアルキル基、および炭素数6〜30のアリール基からなる群から選択される1つ以上の置換基で置換されているかまたは置換されていない炭素数1〜20の2価の炭化水素基であり、
R3およびR4は、互いに独立して、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数3〜20のシクロアルキル基、および炭素数6〜30のアリール基からなる群から選択される1つ以上の置換基で置換されているかまたは置換されていない炭素数1〜20の1価の炭化水素基であり、
Xは、SまたはOであり、
R5およびR6は、互いに独立して、炭素数1〜30の1価の炭化水素基、または
R7は、単結合または炭素数1〜30の2価の炭化水素基であり、
R8〜R11は、互いに独立して、炭素数1〜30の1価の炭化水素基であり、
R12は、炭素数1〜10の2価の炭化水素基であり、
jおよびkは、互いに独立して、0または1であり、nは1〜10の整数であり、
R5がグリコール単位である場合、3‐i‐lおよびiは、互いに独立して1または2であって、同時に2であることはなく、lは0または1であり、
R6がグリコール単位である場合、iおよびlは、互いに独立して1または2であって、同時に2であることはなく、3‐i‐lは0または1であり、
R5およびR6の両方がグリコール単位である場合、iは1または2であり、lおよび3‐i‐lは、互いに独立して0または1であって、同時に0であることはない。
R1は、水素原子または炭素数1〜20の1価の炭化水素基であり、
R2は、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数3〜20のシクロアルキル基、および炭素数6〜30のアリール基からなる群から選択される1つ以上の置換基で置換されているかまたは置換されていない炭素数1〜20の2価の炭化水素基であり、
R3およびR4は、互いに独立して、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数3〜20のシクロアルキル基、および炭素数6〜30のアリール基からなる群から選択される1つ以上の置換基で置換されているかまたは置換されていない炭素数1〜20の1価の炭化水素基であり、
Xは、SまたはOであり、
R5およびR6は、互いに独立して、炭素数1〜30の1価の炭化水素基、または
R7は、単結合または炭素数1〜30の2価の炭化水素基であり、
R8〜R11は、互いに独立して、炭素数1〜30の1価の炭化水素基であり、
R12は、炭素数1〜10の2価の炭化水素基であり、
jおよびkは、互いに独立して、0または1であり、nは1〜10の整数であり、
R5がグリコール単位である場合、3‐i‐lおよびiは、互いに独立して1または2であって、同時に2であることはなく、lは0または1であり、
R6がグリコール単位である場合、iおよびlは、互いに独立して1または2であって、同時に2であることはなく、3‐i‐lは0または1であり、
R5およびR6の両方がグリコール単位である場合、iは1または2であり、lおよび3‐i‐lは、互いに独立して0または1であって、同時に0であることはない。
1)4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ベンズアルデヒド(4−(2−(dimethylamino)ethoxy)benzaldehyde)の製造
2Lの丸底フラスコに、4−ヒドロキシベンズアルデヒド150g(1.23mol)とジメチルホルムアミドを投入し、前記4−ヒドロキシベンズアルデヒドを溶解させた後、炭酸カリウム600g(4.34mol)を投入して80℃で1時間撹拌した。その後、2−クロロ−N,N−ジメチルエチルアミンヒドロクロリド215g(1.49mol)をゆっくりと滴下し、同一温度で15時間反応させた。反応終了後、フィラーを用いて固体分を除去し、エチルアセテートを添加してから、NaCl飽和水溶液で複数回洗浄した。その後、有機層は、無水硫酸マグネシウムで乾燥させてフィルターにより固体を除去し、有機溶媒は減圧して除去することで、濃い茶色の液状の4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ベンズアルデヒド119g(収率50.1%)を得た。得られた4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ベンズアルデヒドを、1H核磁気共鳴分光学的スペクトル(1H NMR)により確認した。二回繰り返して製造することで、総238gの4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ベンズアルデヒドを得た。
2Lの丸底フラスコに、メチルトリフェニルホスホニウムブロミド300g(0.84mol)、テトラヒドロフラン(THF)を投入し、アイスバスでカリウムt−ブトキシド(potassium t−butoxide)190g(1.69mol)を滴下した。常温で30分間撹拌し、前記1)で製造した4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ベンズアルデヒド130g(0.67mol)をTHFに溶かしてゆっくりと滴下した後、常温で3時間反応させた。反応終了後、THFは、減圧蒸留した後、水を投入し、メチレンクロリドで抽出した。有機層は、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、フィルターを用いて固体を除去した。有機溶媒を除去した後、減圧蒸留により、薄い黄色の液状のN,N−ジメチル−2−(4−ビニルフェノキシ)エタン−1−アミン110g(85.5%)を得た。得られたN,N−ジメチル−2−(4−ビニルフェノキシ)エタン−1−アミンを、1H核磁気共鳴分光学的スペクトル(1H NMR)により確認した。
1)4−(3−(ジメチルアミノ)プロポキシ)ベンズアルデヒド(4−(3−(dimethylamino)propoxy)benzaldehyde)の製造
2Lの丸底フラスコに、4−ヒドロキシベンズアルデヒド120g(0.98mol)とジメチルホルムアミドを投入し、前記4−ヒドロキシベンズアルデヒドを溶解させた後、炭酸カリウム410g(2.96mol)を投入し、80℃で1時間撹拌した。その後、3−クロロ−N,N−ジメチルプロピルアミンヒドロクロリド185g(1.17mol)をゆっくりと滴下し、同一温度で15時間反応させた。反応終了後、フィラーを用いて固体分を除去し、エチルアセテートを添加してからNaCl飽和水溶液で複数回洗浄した。その後、有機層は、無水硫酸マグネシウムで乾燥させてフィルターにより固体を除去し、有機溶媒は減圧して除去することで、濃い茶色の液状の4−(3−(ジメチルアミノ)プロポキシ)ベンズアルデヒド140g(収率68.7%)を得た。得られた4−(3−(ジメチルアミノ)プロポキシ)ベンズアルデヒドを、1H核磁気共鳴分光学的スペクトル(1H NMR)により確認した。二回繰り返して製造することで、総280gの4−(2−(ジメチルアミノ)エトキシ)ベンズアルデヒドを得た。
2Lの丸底フラスコに、メチルトリフェニルホスホニウムブロミド330g(0.92mol)、テトラヒドロフラン(THF)を投入し、アイスバスでカリウムt−ブトキシド(potassium t−butoxide)220g(1.96mol)を滴下した。常温で30分間撹拌し、前記1)で製造した4−(3−(ジメチルアミノ)プロポキシ)ベンズアルデヒド157g(0.76mol)をTHFに溶かしてゆっくりと滴下した後、常温で3時間反応させた。反応終了後、THFは、減圧蒸留した後、水を投入し、メチレンクロリドで抽出した。有機層は、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、フィルターを用いて固体を除去した。有機溶媒を除去した後、減圧蒸留により、透明な液状のN,N−ジメチル−3−(4−ビニルフェノキシ)プロパン−1−アミン125g(80.4%)を得た。得られたN,N−ジメチル−2−(4−ビニルフェノキシ)エタン−1−アミンを、1H核磁気共鳴分光学的スペクトル(1H NMR)により確認した。
1)4−(2−(ジエチルアミノ)エトキシ)ベンズアルデヒド(4−(2−(diethylamino)ethoxy)benzaldehyde)の製造
2Lの丸底フラスコに、4−ヒドロキシベンズアルデヒド130g(1.06mol)とジメチルホルムアミドを投入し、前記4−ヒドロキシベンズアルデヒドを溶解させた後、炭酸カリウム450g(3.25mol)を投入して80℃で1時間撹拌した。その後、2−クロロ−N,N−ジエチルエチルアミンヒドロクロリド220g(1.28mol)をゆっくりと滴下し、同一温度で15時間反応させた。反応終了後、フィラーを用いて固体分を除去し、エチルアセテートを添加してからNaCl飽和水溶液で複数回洗浄した。その後、有機層は、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、フィルターにより固体を除去し、有機溶媒は減圧して除去することで、濃い茶色の液状の4−(2−(ジエチルアミノ)エトキシ)ベンズアルデヒド228g(収率96.8%)を得た。得られた4−(2−(ジエチルアミノ)エトキシ)ベンズアルデヒドを、1H核磁気共鳴分光学的スペクトル(1H NMR)により確認した。
2Lの丸底フラスコに、メチルトリフェニルホスホニウムブロミド240g(0.67mol)、テトラヒドロフラン(THF)を投入し、アイスバスでカリウムt−ブトキシド(potassium t−butoxide)156g(1.39mol)を滴下した。常温で30分間撹拌し、前記1)で製造した4−(2−(ジエチルアミノ)エトキシ)ベンズアルデヒド120g(0.54mol)をTHFに溶かしてゆっくりと滴下した後、常温で3時間反応させた。反応終了後、THFは、減圧蒸留した後、水を投入し、メチレンクロリドで抽出した。有機層は、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、フィルターを用いて固体を除去した。有機溶媒を除去した後、減圧蒸留により、薄い黄色の液状のN,N−ジエチル−2−(4−ビニルフェノキシ)エタン−1−アミン98g(82.4%)を得た。得られたN,N−ジエチル−2−(4−ビニルフェノキシ)エタン−1−アミンを、1H核磁気共鳴分光学的スペクトル(1H NMR)により確認した。
反応器に、ビス(3−(トリエトキシシリル)プロピル)アミン144.03g(338.32mmol)が溶解されているアセトニトリル300mlを投入し、これに、トリエチルアミン102.7g(1014.96mmol)を添加して撹拌した。その後、3,6,9,12,15−ペンタオキサノナデシル4−メチルベンゼンスルホネート198.95g(405.9mmol)が溶解されているアセトニトリル200mlを添加し、80℃に加熱しながら12時間撹拌した。その後、揮発性溶媒を減圧して除去し、残留物をヘキサンで抽出した後、ヘキサンを減圧蒸留により除去することで、明るい黄色のオイルのN,N−ビス(3−(トリエトキシシリル)プロピル)−3,6,9,12,15−ペンタオキサノナデカン−1−アミン183.40g(248.5mmol、収率73%)を得た。得られたN,N−ビス(3−(トリエトキシシリル)プロピル)−3,6,9,12,15−ペンタオキサノナデカン−1−アミンを、1H核磁気共鳴分光学的スペクトル(1H NMR)により確認した。
2Lの丸底フラスコに、メチルトリフェニルホスホニウムブロミド460g(1.28mol)、テトラヒドロフラン(THF)を投入し、アイスバスでカリウムt−ブトキシド(potassium t−butoxide)300g(2.67mol)を滴下した。常温で30分間撹拌し、ジメチルアミノベンズアルデヒド160g(1.07mol)をTHFに溶かしてゆっくりと滴下した後、常温で3時間反応させた。反応終了後、THFは、減圧蒸留した後、水を投入し、メチレンクロリドで抽出した。有機層は、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、フィルターを用いて固体を除去した。有機溶媒を除去した後、減圧蒸留により、透明な液状のN,N−ジメチル−4−ビニルアニリン144g(91.2%)を得た。得られたN,N−ジメチル−4−ビニルアニリンを、1H核磁気共鳴分光学的スペクトル(1H NMR)により確認した。
20Lのオートクレーブ反応器に、n−ヘキサン2kg、製造例1で製造されたN,N−ジメチル−2−(4−ビニルフェノキシ)エタン−1−アミン2.62g、およびn−ブチルリチウム176g(0.5wt% in n−ヘキサン)、テトラメチルエチレンジアミン(TMEDA)1.59gを投入し、60℃で30分間反応させることで、変性重合開始剤を製造した。これに、n−ヘキサン3kg、スチレン270g、1,3−ブタジエン710g、および極性添加剤として2,2−ビス(2−オキソラニル)プロパン1.29gを投入した後、反応器の内部温度を60℃に調整して断熱昇温反応を進行させた。30分程度経過した後、1,3−ブタジエン20gを投入して重合体の末端をブタジエンでキャッピング(capping)した。10分程度経過した後、変性剤として前記製造例4で製造されたN,N−ビス(3−(トリエトキシシリル)プロピル)−3,6,9,12,15−ペンタオキサノナデカン−1−アミンを投入し、15分間反応させた([DTP]/[act.Li]=1.5:1のモル比、[変性剤]/[act.Li]=1:1のモル比)。その後、エタノールを用いて反応を停止させ、酸化防止剤であるWingstay Kがヘキサンに30重量%で溶解されている溶液33gを添加した。その結果として得られた重合物をスチームで加熱された温水に入れ、撹拌して溶媒を除去した後、ロール乾燥して残量の溶媒と水を除去し、変性スチレン−ブタジエン共重合体を製造した。
実施例1において、製造例1で製造されたN,N−ジメチル−2−(4−ビニルフェノキシ)エタン−1−アミンの代わりに、製造例2で製造されたN,N−ジメチル−2−(4−ビニルフェノキシ)プロパン−1−アミンを2.82g投入したことを除き、実施例1と同様の方法により変性スチレン−ブタジエン共重合体を製造した。
実施例1において、製造例1で製造されたN,N−ジメチル−2−(4−ビニルフェノキシ)エタン−1−アミンの代わりに、製造例3で製造されたN,N−ジエチル−2−(4−ビニルフェノキシ)エタン−1−アミンを3.02g投入したことを除き、実施例1と同様の方法により変性スチレン−ブタジエン共重合体を製造した。
20Lのオートクレーブ反応器に、スチレン270g、1,3−ブタジエン710g、およびn−ヘキサン5kg、極性添加剤として2,2−ビス(2−オキソラニル)プロパン1.41gを投入した後、反応器の内部温度を60℃に昇温した。反応器の内部温度が60℃に達した時に、n−ブチルリチウム96g(0.5wt% in n−ヘキサン)を反応器に投入し、断熱昇温反応を進行させた([DTP]/[act.Li]=1.5のモル比)。30分程度経過した後、1,3−ブタジエン20gを投入して重合体の末端をブタジエンでキャッピング(capping)した。その後、エタノールを用いて反応を停止させ、酸化防止剤であるWingstay Kがヘキサンに30重量%で溶解されている溶液33gを添加した。その結果として得られた重合物をスチームで加熱された温水に入れ、撹拌して溶媒を除去した後、ロール乾燥して残量の溶媒と水を除去し、スチレン−ブタジエン共重合体を製造した。
20Lのオートクレーブ反応器に、スチレン270g、1,3−ブタジエン710g、およびn−ヘキサン5kg、極性添加剤として2,2−ビス(2−オキソラニル)プロパン1.79gを投入した後、反応器の内部温度を60℃に昇温した。反応器の内部温度が60℃に達した時に、n−ブチルリチウム118g(0.5wt% in n−ヘキサン)を反応器に投入して断熱昇温反応を進行させた。30分程度経過した後、1,3−ブタジエン20gを投入して重合体の末端をブタジエンでキャッピング(capping)した。その後、変性剤としてN,N−ジエチル−3−(トリメトキシシリル)プロパン−1−アミンを投入し、15分間反応させた([DTP]/[act.Li]=1.5:1のモル比、[変性剤]/[act.Li]=1:1のモル比)。その後、エタノールを用いて反応を停止させ、酸化防止剤であるWingstay Kがヘキサンに30重量%で溶解されている溶液33gを添加した。その結果として得られた重合物をスチームで加熱された温水に入れ、撹拌して溶媒を除去した後、ロール乾燥して残量の溶媒と水を除去し、変性スチレン−ブタジエン共重合体を製造した。
20Lのオートクレーブ反応器に、スチレン270g、1,3−ブタジエン710g、およびn−ヘキサン5kg、極性添加剤として2,2−ビス(2−オキソラニル)プロパン1.79gを投入した後、反応器の内部温度を60℃に昇温した。反応器の内部温度が60℃に達した時に、n−ブチルリチウム118g(0.5wt% in n−ヘキサン)を反応器に投入して断熱昇温反応を進行させた。30分程度経過した後、1,3−ブタジエン20gを投入して重合体の末端をブタジエンでキャッピング(capping)した。その後、変性剤として前記製造例4で製造されたN,N−ビス(3−(トリエトキシシリル)プロピル)−3,6,9,12,15−ペンタオキサノナデカン−1−アミンを投入し、15分間反応させた([DTP]/[act.Li]=1.5:1のモル比、[変性剤]/[act.Li]=1:1のモル比)。その後、エタノールを用いて反応を停止させ、酸化防止剤であるWingstay Kがヘキサンに30重量%で溶解されている溶液33gを添加した。その結果として得られた重合物をスチームで加熱された温水に入れ、撹拌して溶媒を除去した後、ロール乾燥して残量の溶媒と水を除去し、変性スチレン‐ブタジエン共重合体を製造した。
実施例1において、製造例1で製造されたN,N−ジメチル−2−(4−ビニルフェノキシ)エタン−1−アミンの代わりに、比較製造例1で製造されたN,N−ジメチル−4−ビニルアニリンを2.04g投入したことを除き、実施例1と同様の方法により変性スチレン−ブタジエン共重合体を製造した。
前記実施例および比較例で製造した変性スチレン−ブタジエン共重合体およびスチレン−ブタジエン共重合体に対して、下記のような方法によりそれぞれの物性を測定し、その結果を下記表1に示した。
各共重合体中のスチレン由来の単位(SM)およびビニルの含量は、NMRを用いて測定した。
各重合体を、40℃の条件下でテトラヒドロフラン(THF)に30分間溶かした後、ゲル浸透クロマトグラフィ(GPC:gel permeation chromatography)に載せて流した。この際、カラムとしては、ポリマー・ラボラトリー社(Polymer Laboratories)の商品名PLgel Olexisカラム2本とPLgel mixed−Cカラム1本を組み合わせて使用した。また、新たに交替したカラムは、何れも混床(mixed bed)タイプのカラムを使用し、ゲル浸透クロマトグラフィの標準物質(GPC Standard material)としてはポリスチレン(Polystyrene)を使用した。
各重合体に対して、Monsanto社のMV2000Eにより、Large Rotorを用いて、100℃、Rotor Speed 2±0.02rpmの条件でムーニー粘度(MV)を測定した。この際、使用された試料は、室温(23±3℃)で30分以上放置した後、27±3gを採取してダイキャビティの内部に満たしておき、プラテン(Platen)を作動させてトルクを印加しながらムーニー粘度を測定した。
前記実施例および比較例で製造した変性スチレン−ブタジエン共重合体およびスチレン−ブタジエン共重合体を用いてゴム組成物およびゴム試験片を製造した後、下記のような方法により、ムーニー粘度、引張特性、粘弾性特性、および耐磨耗性をそれぞれ測定した。その結果を下記表2に示した。
前記ゴム試験片の製造時に得られた各2次配合物のムーニー粘度を測定し、加工性特性を比較分析した。この際、ムーニー粘度の測定値が低いほど、加工性特性に優れることを意味する。
引張特性は、ASTM412の引張試験法に準じて各試験片を製造し、前記試験片の切断時における引張強度および300%伸び時の引張応力(300%モジュラス)を測定した。具体的に、引張特性は、Universal Test Machin 4204(Instron社製)引張試験機を用いて、室温で50cm/minの速度で測定することで、引張強度および300%伸び時の引張応力値を得た。
粘弾性特性は、動的機械分析機(TA社製)を用いて、歪みモードで、周波数10Hz、各測定温度(0℃〜70℃)で変形を変化させながらtanδを測定した。0℃でのtanδはウェットグリップ性(wet grip)を、60℃でのtanδは燃費性を示すものである。測定値は、比較例1の測定値を100として指数化して示した。
耐磨耗性は、DIN摩耗試験機を用いて、摩耗紙が付けられた回転ドラム(drum)に10Nの荷重をかけ、各ゴム試験片をドラムの回転方向の直角方向に移動させた後、摩耗された損失重量を測定した。ドラムの回転速度は40rpmであり、試験完了時の試験片の総移動距離は40mであった。損失重量が少ないほど、耐磨耗性に優れることを意味する。測定値は、比較例1の測定値を100として指数化して示した。
Claims (14)
- 一方の末端に、下記化学式1で表される化合物由来の単位を含む変性重合開始剤由来の官能基を含み、他方の末端に、下記化学式2で表される変性剤由来の官能基を含む、変性共役ジエン系重合体。
(前記化学式1中、
R1は、水素原子または炭素数1〜20の1価の炭化水素基であり、
R2は、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数3〜20のシクロアルキル基、および炭素数6〜30のアリール基からなる群から選択される1つ以上の置換基で置換されているかまたは置換されていない炭素数1〜20の2価の炭化水素基であり、
R3およびR4は、互いに独立して、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数3〜20のシクロアルキル基、および炭素数6〜30のアリール基からなる群から選択される1つ以上の置換基で置換されているかまたは置換されていない炭素数1〜20の1価の炭化水素基であり、
Xは、SまたはOであり、
前記化学式2中、
R5およびR6は、互いに独立して、炭素数1〜30の1価の炭化水素基、または
で表されるグリコール単位であって、R5およびR6の少なくとも1つはグリコール単位であり、
R7は、単結合または炭素数1〜30の2価の炭化水素基であり、
R8〜R11は、互いに独立して、炭素数1〜30の1価の炭化水素基であり、
R12は、炭素数1〜10の2価の炭化水素基であり、
jおよびkは、互いに独立して、0または1であり、nは1〜10の整数であり、
R5がグリコール単位である場合、3−i−lおよびiは、互いに独立して1または2であって、同時に2であることはなく、lは0または1であり、
R6がグリコール単位である場合、iおよびlは、互いに独立して1または2であって、同時に2であることはなく、3−i−lは0または1であり、
R5およびR6の両方がグリコール単位である場合、iは1または2であり、lおよび3−i−lは、互いに独立して0または1であって、同時に0であることはない。) - 前記化学式1中、R1は、水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数3〜12のシクロアルキル基、または炭素数6〜10のアリール基であり、
R2は、炭素数1〜10のアルキレン基であり、
R3およびR4は、互いに独立して、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数3〜12のシクロアルキル基、または炭素数6〜12のアリール基である、請求項1に記載の変性共役ジエン系重合体。 - 前記化学式2中、
R5およびR6は、
で表されるグリコール単位であり、
R7は、炭素数1〜10のアルキレン基であり、
R8〜R11は、互いに独立して、炭素数1〜10のアルキル基であり、
R12は、炭素数2〜6のアルキレン基であり、
iは、1または2の整数であり、
3−i−lおよびlは、互いに独立して、0または1の整数であって、同時に0であることはなく、
nは、2〜8の整数である、請求項1または2に記載の変性共役ジエン系重合体。 - 前記化学式1で表される化合物が、下記化学式1−1で表される化合物である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の変性共役ジエン系重合体。
- 前記化学式2で表される変性剤は、N,N−ビス(3−(トリエトキシシリル)プロピル)−2,5,8,11,14−ペンタオキシヘキサデカン−16−アミン、N,N−ビス(3−(ジエトキシ(メチル)シリル)プロピル)−2,5,8,11,14−ペンタオキシヘキサデカン−16−アミン、N,N−ビス(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エチル)−3−(トリエトキシシリル)プロパン−1−アミン、N,N−ビス(2−(2−(2−ブトキシエトキシ)エトキシ)エチル)−3−(トリエトキシシリル)プロパン−1−アミン、N,N−ビス(3−(トリエトキシシリル)プロピル)−3,6,9,12,15−ペンタオキサノナデカン−1−アミン、N−(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エチル)−3−(トリエトキシシリル)−N−(3−(トリエトキシシリル)プロピル)プロパン−1−アミン、N−(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エチル)−N−(3−(トリメトキシシリル)プロピル)ブタン−1−アミン、N−(3,6,9,12−テトラオキサヘキサデシル)−N−(3−(トリエトキシシリル)プロピル)−3,6,9,12−テトラオキサヘキサデカン−1−アミン、N−(3,6,9,12,15−ペンタオキサノナンデシル)−N−(3−(トリエトキシシリル)プロピル)−3,6,9,12,15−ペンタオキサノナンデカン−1−アミン、またはN,N−ビス(3−(トリエトキシシリル)プロピル)−3,6,9,12,15,18−ヘキサオキソドコサン−1−アミンである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の変性共役ジエン系重合体。
- 共役ジエン系単量体の単独重合体;または共役ジエン系単量体と芳香族ビニル系単量体の共重合体の変性重合体である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の変性共役ジエン系重合体。
- 前記重合体は、100,000g/mol〜1,000,000g/molの数平均分子量を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の変性共役ジエン系重合体。
- 前記重合体は、分子量分布(Mw/Mn)が1.0〜3.0である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の変性共役ジエン系重合体。
- 1)炭化水素溶媒中で、下記化学式1で表される化合物と有機アルカリ金属化合物を反応させることで、変性重合開始剤を製造するステップと、
2)前記変性重合開始剤の存在下で、共役ジエン系単量体、または芳香族ビニル系単量体および共役ジエン系単量体を重合することで、一末端に、化学式1で表される化合物由来の官能基が結合された活性重合体を製造するステップと、
3)前記活性重合体と下記化学式2で表される変性剤を反応させるステップと、を含む、請求項1に記載の変性共役ジエン系重合体の製造方法。
(前記化学式1中、
R1は、水素原子または炭素数1〜20の1価の炭化水素基であり、
R2は、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数3〜20のシクロアルキル基、および炭素数6〜30のアリール基からなる群から選択される1つ以上の置換基で置換されているかまたは置換されていない炭素数1〜20の2価の炭化水素基であり、
R3およびR4は、互いに独立して、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数3〜20のシクロアルキル基、および炭素数6〜30のアリール基からなる群から選択される1つ以上の置換基で置換されているかまたは置換されていない炭素数1〜20の1価の炭化水素基であり、
Xは、SまたはOであり、
前記化学式2中、
R5およびR6は、互いに独立して、炭素数1〜30の1価の炭化水素基、または
で表されるグリコール単位であって、R5およびR6の少なくとも1つはグリコール単位であり、
R7は、単結合または炭素数1〜30の2価の炭化水素基であり、
R8〜R11は、互いに独立して、炭素数1〜30の1価の炭化水素基であり、
R12は、炭素数1〜10の2価の炭化水素基であり、
jおよびkは、互いに独立して、0または1であり、nは1〜10の整数であり、
R5がグリコール単位である場合、3−i−lおよびiは、互いに独立して1または2であって、同時に2であることはなく、lは0または1であり、
R6がグリコール単位である場合、iおよびlは、互いに独立して1または2であって、同時に2であることはなく、3−i−lは0または1であり、
R5およびR6の両方がグリコール単位である場合、iは1または2であり、lおよび3−i−lは、互いに独立して0または1であって、同時に0であることはない。) - 前記有機アルカリ金属化合物は、メチルリチウム、エチルリチウム、プロピルリチウム、n−ブチルリチウム、sブチルリチウム、t−ブチルリチウム、ヘキシルリチウム、n−デシルリチウム、t−オクチルリチウム、フェニルリチウム、1−ナフチルリチウム、n−エイコシルリチウム、4−ブチルフェニルリチウム、4−トリルリチウム、シクロヘキシルリチウム、3,5−ジ−n−ヘプチルシクロヘキシルリチウム、4−シクロペンチルリチウム、ナフチルナトリウム、ナフチルカリウム、リチウムアルコキシド、ナトリウムアルコキシド、カリウムアルコキシド、リチウムスルホネート、ナトリウムスルホネート、カリウムスルホネート、リチウムアミド、ナトリウムアミド、カリウムアミド、およびリチウムイソプロピルアミドからなる群から選択される1つ以上である、請求項9に記載の変性共役ジエン系重合体の製造方法。
- 前記化学式1で表される化合物と有機アルカリ金属化合物は、1:0.8〜3のモル比で反応させる、請求項9または10に記載の変性共役ジエン系重合体の製造方法。
- 前記変性重合開始剤は、単量体の総100gを基準として、0.05重量部〜0.3重量部で使用される、請求項9〜11のいずれか一項に記載の変性共役ジエン系重合体の製造方法。
- 前記化学式2で表される変性剤は、変性重合開始剤1モルに対して0.8〜1.5のモル比で使用される、請求項9〜12のいずれか一項に記載の変性共役ジエン系重合体の製造方法。
- 前記ステップ2)における重合は、極性添加剤を添加して行い、
前記極性添加剤は、単量体の総100重量部に対して0.001重量部〜10重量部で添加される、請求項9〜13のいずれか一項に記載の変性共役ジエン系重合体の製造方法。
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