JP6714563B2 - 傘歯車歯縁を面取りするための傘歯車切削機械と傘歯車の歯縁を面取りする方法 - Google Patents

傘歯車歯縁を面取りするための傘歯車切削機械と傘歯車の歯縁を面取りする方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6714563B2
JP6714563B2 JP2017180912A JP2017180912A JP6714563B2 JP 6714563 B2 JP6714563 B2 JP 6714563B2 JP 2017180912 A JP2017180912 A JP 2017180912A JP 2017180912 A JP2017180912 A JP 2017180912A JP 6714563 B2 JP6714563 B2 JP 6714563B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bevel gear
deburring
deburring tool
tool
cutting machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017180912A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018047548A (ja
Inventor
ジキョン・ユン
ユルゲン・ウェーバー
カール−マルティン・リベック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Klingelnberg AG
Original Assignee
Klingelnberg AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Klingelnberg AG filed Critical Klingelnberg AG
Publication of JP2018047548A publication Critical patent/JP2018047548A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6714563B2 publication Critical patent/JP6714563B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23FMAKING GEARS OR TOOTHED RACKS
    • B23F19/00Finishing gear teeth by other tools than those used for manufacturing gear teeth
    • B23F19/10Chamfering the end edges of gear teeth
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23FMAKING GEARS OR TOOTHED RACKS
    • B23F19/00Finishing gear teeth by other tools than those used for manufacturing gear teeth
    • B23F19/10Chamfering the end edges of gear teeth
    • B23F19/102Chamfering the end edges of gear teeth by milling
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23FMAKING GEARS OR TOOTHED RACKS
    • B23F23/00Accessories or equipment combined with or arranged in, or specially designed to form part of, gear-cutting machines
    • B23F23/12Other devices, e.g. tool holders; Checking devices for controlling workpieces in machines for manufacturing gear teeth
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23FMAKING GEARS OR TOOTHED RACKS
    • B23F19/00Finishing gear teeth by other tools than those used for manufacturing gear teeth
    • B23F19/10Chamfering the end edges of gear teeth
    • B23F19/102Chamfering the end edges of gear teeth by milling
    • B23F19/105Chamfering the end edges of gear teeth by milling the tool being an end mill
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T409/00Gear cutting, milling, or planing
    • Y10T409/10Gear cutting
    • Y10T409/101113Gear chamfering or deburring
    • Y10T409/101272Using relatively reciprocating or oscillating cutter

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gear Processing (AREA)

Description

本発明は、傘歯車切削装置と連続方式によって傘歯車の歯先を面取りすることに関する。本発明はまた、傘歯車の歯先を面取りするための方法に関する。
傘歯車の製造において、例えば、切削機械加工の際に外側歯縁にばり(ここでは一次ばりとも呼ぶ)が生じることがある。けがをする危険が高いためだけでなく、傘歯車を焼入れる時にそれが完全に硬くなってしまう危険があるため、面取り加工の範囲内で、これらの歯縁は面取りによって頻繁に切除される。
上述の面取り中に、配置によっては、第1のばりを除去する際に、第2のばりが傘歯車上に生じることがある。ばり取り工具を用いて第1のばりを除去する場合、このばり取り工具の切断面が歯溝から外側に案内され、図1Aに示すように、傘歯車の外周に第2のばりを生じる。対照的に、第1のばり除去中に、ばり取り工具が傘歯車10の基部から頭部に向かって歯溝内に誘導されると、傘歯車10の機能領域に第2のばりが生じる。大量生産では、それゆえ、図1Aにブロック矢印P1で表しているように、ほとんどの場合、第1のばり除去は内側から外側へ施される。
対応する例が図1Aに示されている。第1のばりは、主に凸状側面の歯端11rに生じる。なぜなら、この側面は通常、傘歯車の歯10の後面17に対して比較的急な角度δを形成するためである。もし歯端11rで第1のばり20だけが(例えば、ブラシを使って)除去されるならば、非常に鋭い歯端11rがそのまま残ってしまう。そのため、一般的に、少なくとも歯端11rの範囲で、面取りによって面取り面が形成される。
図1Aの傘歯車10について、歯縁11rを面取りした後の状態が、図1Bに示されている。第1の面取り面12の形状は、図1Bで概略的に見ることができる。図1Bから分かるように、第2のばり21は、第1の面取り面12に沿って形成されうる。
しかしながら、第2のばりは常に生じるわけではない。例えば、ばり取り工具の切削刃の質との関係を示すと、ばり取り工具が鋭い切削刃を持ってさえいれば、第1のばり取りは比較的確実に行われる。切削刃が鈍くなるにつれて、傘歯車の材料は切削されなくなり、取りかえられる。この場合、第2のばりを生じる傾向が増す。歯端は、一般的に、傘歯車の歯と例えば傘歯車の基部との間に直線的な外形を有しないため、面取り中に除去される削りくずの厚みが変化する。このような理由から、第2のばりが時々生じる。
そのような第2のばり21は常に生じるわけではなく、例えば、図1Bに示されるように、第1の面取り面12の一部の領域だけに形成されることがある。
このような第2のばり21は、多くの弊害をともなう。一方、そのような傘歯車10を手で扱う際に、第2のばり21によってけがをする危険がある。もう一方で、第2のばり21は、傘歯車10が焼入れされる焼入れ装置の不要な汚れとなり得る。とりわけ閉鎖型の焼入れ装置内で焼入れが行われる時に不都合である。なぜなら、その焼入れ装置の内部は、可能な限り汚れのない状態に保たれるべきだからである。歯側面が微細加工によって研磨される場合、除去されなかった第2のばりが研磨工具を損傷しうる。さらに、第2のばりの残留物が、トランスミッションに組み込む際に分解してトランスミッションに問題を生じる可能性がある。
例えば、ナイロン又は真ちゅうブラシを使うことで、第2のばりは除去されうるが、これらの工具は摩耗を免れない。それゆえ、それらは時々取り変えられる必要がある。第2のばりの発生を避けるために、ばり取り工具の切削刃もまたより頻繁に再研削され得る。しかしながら、それは、特に第2のばりが形成し始める得る前に、十分早い段階で介入しなければならないので、時間と費用の浪費につながる。
従って、すべてのばりが確実かつ安全に除去されるように、傘歯車の面取りをする必要がある。特に傘歯車の大量生産においては、たとえば、自動車の製造に関して、第2のばりにまつわる問題は回避されるべきである。
それゆえ、本発明は、多様な種類の傘歯車に対して、ほとんど費用をかけずに確実に第2のばりが取り除かれるように傘歯車切削装置を設計するという目的に基づいている。
本発明によれば、請求項1による歯車切削装置と請求項9による方法によって、その目的が達成される。本発明の有利な実施形態は、従属請求項の主題を形成している。
第1のパス中に傘歯車の歯上で歯縁が面取りできるように、傘歯車切削装置に第1のばり取り工具を設けている本発明によってこの目的は達成される。そしてこの第1のパス中に、第1の面取り面の生成によって、歯縁上の主ばりが取り除かれる。第1の面取り面の領域で、第1パス中に生じた縁を面取りするため、第2のパス中に、第1のばり取り工具又は、第2のばり取り工具がこの歯車切削装置で使用される。この第2のパス中に、第1のパスの面取り面よりも狭い第2の面取り面を設けることで、これらの縁に存在しうる第2のばりが取り除かれる。
ここでは歯縁は輪郭縁ともよばれる。第2のばりが存在しうる縁は、その歯縁と区別できるように、ここでは面取り縁と呼ばれる。
本発明の方法は、すべての実施形態で、同じばり取り工具を使用して実施されうる。つまり、この場合、第1のばり取り工具は第2のばり取り工具に相当する。しかしながら第1と第2のばり取り工具は異なっていてもよい。
すべての実施形態において、ばり取りカッターヘッドがばり取り工具として使われるのが好ましい。ばり取り工具は、以降、より一般的な用語として用いられ、それぞれの場合で、別段明確に示されなければ、ばり取り工具という言葉はばり取りカッターヘッドという言葉に置き換えられる。
ばり取り工具は、第2のパスを実施する前に、第1のパスにおけるよりも急な勾配に設定されることが望ましい。
本発明によると、すべての実施形態で、2つの連続的に動くパス中にダブルファセットが歯縁の領域に生成される。
すべての実施形態で、第1のパス用の第1のばり取り工具と第2のパス用の第2のばり取り工具を有するばり取り装置が用いられることが望ましい。
すべて実施形態で、第1のばり取り工具と第2のばり取り工具は、共通のばり取り軸と同軸上に設置されるのが望ましい。
すべての実施形態で、超合金で作られたカッター差し込み工具(例えばロッドカッター形状)を有するばり取りカッターが使われるのが望ましい。超合金差し込み工具を用いることで、これらのカッター差し込み工具の切削刃の設計に自由度が与えられる。
あらゆる実施形態で、第1のパスと第2のパスは、連続した方法である。その方法では、ばり取り工具がばり取り回転軸を中心に回転し、ワークピース(傘歯車)がワークピース回転軸を中心に回転する。そこではこれら2つの回転動作は調和した方法で生じる。それゆえこれらは連動した回転動作である。この連動は、傘歯車切削装置のCNC制御によって実施されるのが好ましい。
対応する傘歯車切削装置が柔軟に使用でき、第1と第2のばりの除去が確実に、かつ、一定の精度で施されることが本発明の効果の1つである。
傘歯車切削装置で本発明の2段階の方法を使用することは、特に信頼性がある。
プログラム化できるCNC制御方法で数値的に制御できる軸(NC軸)を用いると、ばり取り工具の切削刃を使用して、ほぼ任意形状の傘歯車の輪郭縁を加工することができるということが本発明の本質的な効果である。それゆえ、曲がった輪郭縁の場合にも、ダブルファセットが生成されうる。第2のパスにおける面取り中に第3のばりの形成は回避されるであろう。なぜなら、傘歯車に対してばり取り工具の切削刃を急傾斜させるので、全歯高に対して狭い第2の面取り面を生成するために、大量の材料が取り除かれる必要がないからである。さらに、傘歯車の基部側で第2の面取り面と円錐状外側面の間にできる角度は、輪郭縁と円錐台側面の間に元々存在する角度ほど鋭角ではない。
本発明によると、面取り、又は、ばり取りが連続した手順で実施され、それが結果的に不連続な手順よりもかなり短い処理時間になることもまた効果的である。
本発明は、6本軸で、CNC制御された傘歯車切削装置において特に効果的に実施されるであろう。その装置は、ばり取り装置を有し、少なくとも1つの付加軸が割り当てられている。すべての実施形態で、少なくとも一つの直線軸とばり取り回転軸がばり取り装置と関連付けられるのが好ましい。
すべての実施形態で、ばり取り装置は、直線軸、旋回軸かつ、ばり取り回転軸ともまた関連付けることができる。
以下、図を参照にして、本発明の代表的な実施形態をより詳しく説明する。
図1Aは、典型的な歯車の概略的透視図を示している。そこでは、歯車切削後の1の歯溝が示されており、その外郭縁に第1のばりが形成されている。 図1Bは、外郭縁に第1の面取りが生成された後の図1Aの傘歯車の概略的透視図を示している。そこでは上部領域における新しく生じた面取り端に、第2のばりが形成されている。 図1Cは、第1の面取り領域に、第2の面取りが作られた後の、図1Aの傘歯車の概略的透視図を示している。 図2は、もう1つの傘歯車の概略的透視図を示している。それは、本発明に係るダブルファセットを有する。 図3は、典型的な歯車切削装置の部分透視図を示している。そこでは、本発明の方法が実施されている。 図4は、典型的な歯車切削装置の概略的透視図の一部を示している。そこでは、本発明の方法が実施されている。 図5は、典型的なばり取り装置の概略的透視図を示している。その装置は本発明の方法で好適に使われうる。 図6Aは、本発明による面取り中の第1のパスの概略的3次元図を示している。 図6Bは、本発明による面取り中の第2のパスの概略的3次元図を示している。
図1Aから1Cに傘歯車10の概略斜視図が示されており、これら3つの図面に基づいて本発明の必須の工程を説明する。本明細書で使われる構成要素と用語もまた、図1Aから1Cに基づいて定義される。
上述の図では、傘歯車ピニオン10の本体の一部だけが略図の形式で見ることができる。
1つの歯溝の幅(歯幅)14は本体材料の中に示されている。歯15rと歯15lの形状から分かるように、示されている例は長軸方向の曲線状波面ラインを有する。しかしながら、本発明は他の傘歯車10にも適用され得る。示された例において、傘歯車ピニオン10は本体を有する。本体は、対応する円錐側面を有する2つの円錐台によって形成されている。これらの円錐側面は、正確には、円錐台の側面である。2つの円錐台は、加工対象物の回転軸(スピンドル軸)Bに関して同軸上に配置される。ワークピース(加工対象物)回転軸Bは図3,4に見られる。
傘歯車ピニオン10の歯15rと15lは、円錐台側面に沿って伸びる。参照符号17により図1Aから1Cに示された円錐台側面は、本明細書では、一般的に(輪状の)踵側側面17という。傘歯車に関して、傘歯車頭部もしくは単に頭部K、および傘歯車基部の下部もしくは基部Fという用語もまた用いられる。傘歯車10の頭部Kは図1Aから1Cにおいて左側に位置し、基部Fは円錐台側面17側に位置する。
切削加工(本明細書では、「歯車切削」若しくは「歯車切削加工」という。)中、歯15rと15lから円錐台側面17への遷移領域に第1の(主)ばり20が生じ得る。(図1A参照)。凹状の歯側面16rから円錐台側面17への遷移領域では歯車切削中に右歯縁11r(「右側輪郭縁」ともいう。)が生じ、凸状の歯面16lから円錐台外側面17への遷移領域には歯車切削中に左歯縁11l(「左側輪郭縁」ともいう。)が生じる。
凹状歯側面16rから円錐台側面17への遷移領域内には、とりわけ凹状歯側面16rに第1のばり20が形成される。しかしながら、第1のばり20は歯側面と歯基部(歯底部)18の両方に生じうる、ことに留意すべきである。
歯車の切削中に内側から外側にフライス加工が行われると、すなわち、歯溝14に沿って頭部Kから基部Fに向かって歯溝14を通過する工具が歯溝14から円錐台側面17への遷移領域に抜け出るとき、一般的に上述した領域に第1のばり20が生じる。図1Aには、歯溝14の中にブロック矢印P1が示されている。この矢印は、歯溝14から抜け出る際の、歯車切削工具の切削方向を示している。
第1のばり20を除去できるようにするために、傘歯車切削機械200では傘歯車10が面取りされる(例えば、図3又は4を参照)。本発明によれば、以下のように面取りは2つのパスを有する。
例として図1Bに概略的に示されるように、第1のパス中、第1のばり取り工具60又は60.1を用いて歯縁11r又は歯縁11l若しくはそれらの両方に第1の面取り面12が連続する手順で施される。本発明では、「連続する手順」は、傘歯車10と第1のばり取り工具60,60.1が互いにかみ合いながら連結した状態で回転する手順である。この場合、傘歯車10はワークピース回転軸Bを中心に回転し、ばり取り工具60,60.1はばり取り回転軸Qを中心に回転する。
第2のパス中、例として図1Cに概略的に示されるように、連続する手順で、第1のばり取り工具60又は60.1を用いるか、又は第2の面取り工具60.2を用いて、第1の面取り面12領域に第2の面取り面13が施される。
すべての実施形態において、第1の面取り面12は第2の面取り面13と共にダブルファセット(2つの切削面)を形成することが望ましい。図1Cに見られるように、それぞれの面取り面12,13は、互いにほぼ平行に伸びている。
本発明の傘歯車10の隣り合った2つの歯溝14が図2に示されている。ワークピースである傘歯車10の円錐台側面17は回転工具を用いて機械加工されている。従って、歯の材料を歯溝14からより明確に区別するために、図2では対応する機械加工の跡が陰影によって示されている。図2に示される他の傘歯車10の例では、ダブルファセットのそれぞれの面取り面12,13は部分的に少し曲がった形状を有することが分かる。その形状は、最終的には円錐台側面17の側面形状と湾曲となる。
結果として生じた面取り縁12.1(図1B参照)に沿って第2の面取り面13を第2のパス中に生成するために、ばり取り工具60,60.1,60.2は、ばり取りされる傘歯車10の歯縁に対して第1のパスの範囲よりも第2のパスの範囲で、より急な勾配に設定される。この点に関して、詳細は図6A,6Bの概略図から推測され得る。
図3は、らせん状の歯付傘歯車10を生成するための、本発明に係る第1のCNC歯車切削機械200の基本構造の斜視図を示す。このような切削機械200は特別なばり取り装置50によって傘歯車10のばり取り又は面取りを実施するように、本発明に従って設計または装備されている。本発明の方法は他のCNC歯車切削機械200に適用できるが、示された特別なばり取り装置50以外のばり取り装置も用いることができる。
CNC歯車切削機械200は以下のように構成されうる。切削機械200は装置筐体201を有する。装置筐体201により、切削用回転軸204は、座標軸X(第1の軸)に沿って垂直かつ直線的に、また座標軸Y(第2の軸)に沿って水平かつ直線的に、さらに座標軸Z(第3の軸)に沿って水平かつ直線的にガイドされ得る。上述の切削用回転軸204は切削機械200にぶら下がるように配置され得る。対応する工作機械回転軸A(第4の軸)は空間を垂直に垂れ下がる。切削用回転軸204は例としてここでは多数のロッドカッターを有するカッターヘッド202のような工具を有する。
第1の旋回装置203は、切削機械200に設けられ、ワークピース回転軸B(第5の軸)を有するワークピース回転軸205を備えている。ワークピース回転軸Bを含むワークピース回転軸205は、第1の旋回装置203の旋回軸(C軸、第6の軸)を中心に旋回可能である。旋回軸Cは工作機械回転軸Aに垂直であり、空間内を水平方向に伸びている。図3の切削機械200に向かって前部から旋回軸Cの方向に見ると、図示の時点でワークピース回転軸205は14時の位置にある。この位置で、ばり取り工具60は傘歯車10のワークピースと相互に作用し合うようになる。
ワークピース回転軸205は、図示する例の傘歯車10のように、らせん歯傘歯車ピニオンを有する。従って、第1の旋回装置203は、傘歯車10が歯車切削工具202の下の加工位置に旋回して入ってくるように、軸Cを中心に旋回可能である。また、ばり取りのために、傘歯車10は第1の旋回装置203によって図3に示された位置に送り込まれる。
さらに、例えば、本発明にしたがって、傘歯車10のワークピースに対してばり取り工具60を動かし、それらを相互に作用させることができるように、送り込み装置を有するばり取り装置50が設けられる。
ばり取り装置50(例えば、ばり取り工具60としてのばり取りカッターヘッド60.1)は、例えば、図3に示すように直線軸X2(第7の軸)とばり取り回転軸Q(第8の軸)を有する。
前述の軸を1つ若しくはそれ以上使うと、ばり取り工具60は傘歯車10のワークピースと関連してばり取りのために適切な開始位置に移動される。
その後、傘歯車10はワークピース回転軸Bを中心に回転駆動され、これに連動してばり取り工具60はばり取り回転軸Qを中心に回転駆動させ、それらは相対的に動かされる。連続した方法で、ばり取り工具60の切削刃(例えば、ばり取りカッターヘッド60.1のばり取りカッターの切削刃)が、傘歯車10のあらかじめ決められた縁11r又は11l若しくはそれらの両方に対して対応する面取り動作を行う。第1のパスと呼ばれるこの処理により、第1の面取り面12が作られる。この第1のパスの結果が例として図1Bに示されており、そこでは第1の面取り面12が右側の縁11rに作られている。
すべての実施形態において同じ切削機械200で実行される第2のパスでは、第2の面取り面13が第1の面取り面12の領域に形成される。これは、これは同様のばり取り工具60(例えばばり取りカッターヘッド60.1)を使用するか、または、別の(第2の)ばり取りカッターヘッド60.2を使用して行われる。第2のパスの結果は、例えば図1Cに示されており、そこでは第2の面取り面13だけが上述の右縁11rの領域に形成されている。
すでに説明したように、別のばり取り工具60は、第1のパス中よりもむしろ、第2のパス中に使用してもよい。第1のパス中は例えば、ばり取り工具60.1を使用し、第2のパス中は例えば、ばり取り工具60.2を使用してもよい。
本発明に従って面取りやばり取りを行うことができるように、図3,4で示される、数値制御された少なくとも6つの軸を備えた傘歯車切削機械200が好ましい。
しかしながら、本発明に従って、その他のCNC傘歯車切削機械200を再度装備してもよいし、備え付けてもよい。その場合、図3に基づいて既に説明したように、数値制御される7本又は8本の軸を有する機械が好ましい。
以下、図4を参照して別の傘歯車切削機械200を説明する。図4の傘歯車切削機械200は、図3の傘歯車切削機械200と同様に構成される。この機械200はワークピース回転軸205を有する。このワークピース回転軸205は、ワークピース回転軸Bに対して同軸に、加工すべき傘歯車10を保持する。ワークピース回転軸205は、旋回装置203に取り付けられており、旋回軸Cを中心に旋回するように設けられている。傘歯車10の上方には、歯車切削工具202(ロッドカッタを有するカッターヘッド)が、切削用回転軸204に回転可能に又は工作機械回転軸Aを中心に回転可能に設けられている。歯車切削工具202を含む切削用回転軸204は、ここでは機械台にぶら下がる状態で設けられている。機械台の筐体には、符号201が付されている。機械台には、図3,4に示されるように、3つの直線軸X,Y,Zが与えられている。したがって、傘歯車切削機械200は、数値制御される6本の軸A,B,C,X,Y,Zを有する。
ばり取り装置50を有するキャリッジ30は、機械台又はハウジング若しくは両方に設けられている。キャリッジ30により、ばり取り装置50が傘歯車10に対して直線的に移動することができる。対応する直線軸は、ここではX2軸として示されており、例えばX軸に平行に伸びている。
すべての実施形態において、ばり取り装置50はばり取りスピンドル51を有することが好ましい。ばり取りスピンドル51は、上述したばり取り回転軸Qを有する。ばり取り回転軸Qは、ここで示す実施形態では、水平方向に向けられている。ばり取り工具60は、図3に示されるように、ばり取りスピンドル51に固定される。ばり取り工具60は、第1のばり取り工具60.1という。図3で示されたばり取り工具60は、特にばり取りカッターヘッド60.1であり、ばり取り工具60.1の外周から放射線状に突出するように、カッターインサート(例えば、ロッドカッターの形をしたもの)が設けられている。対応するばり取り工具60.1の詳細が図5の左側に示されている。
しかしながら、図4に示されるように、2つのばり取り工具60.1と60.2もまた、ばり取りスピンドル51に固定してもよい。
2つの軸X2とQは、ばり取り装置50に関係しており、好ましくはCN制御される補助軸である。したがって、傘歯車切削機械200は、図3に示されたアセンブリでは、全部で8本の数値制御される軸A,B,C,X,Y,Z,X2,Qを有する。図4に示されたアセンブリでは、傘歯車切削機械200は全部で9本の数値制御される軸A,B,C,X,Y,Z,X2,Q2、Dを有する。ここで、軸Dはばり取り装置50の旋回軸である。
この実施形態において、数値制御される軸は、プログラマブルコントローラを介して制御可能な軸である。数値制御される軸は、少なくとも1つの軸を調節することによって、傘歯車10を含むワークピーススピンドル20が、ばり取り工具60に対して移動可能となり、その結果、ワークピース回転軸Bを中心とするワークピース回転軸205の回転とばり取り回転軸Qを中心とするばり取り工具60の回転を同時連結すると、ばり取り工具60の切削刃が傘歯車10の隣接する歯15rと15lの中間スペース14に連続的に入り、予め決められた歯縁11r、11lに対して面取り動作又はばり取り動作を行い、傘歯車10の面取り縁12.1を面取りするように、設計されて配置されている。
例えば、図3に示されるように、ばり取り工具60のばり取りばり取り回転軸QはY軸に平行に伸びている。しかしながら、その他の軸配置も可能である。
概して、傘歯車切削機械200は、8本若しくは9本の数値制御された軸を有することが好ましい。しかしながら、その他の数の軸を有する傘歯車切削機械200もまた使うことができる。その場合、(2つのパスを利用してばり取りする方法を連続的に行うために)少なくとも6本の数値的に制御された軸を設けなければならない。
本発明によれば、傘歯車10に対してばり取り工具60の切削刃を移動するために、1つ又はそれ以上の数値制御された軸が使われることが望ましい。本発明に係る方法の第2のパスを実行する前に、傘歯車切削機械200の機械設定は、ばり取り工具60の切削刃が、傘歯車10の影響を受ける端に対して、第1のパスの範囲より、より急な勾配になるように変更される。
この点についての詳細は、図6Aと6Bの3次元的概略図から推測されうる。図6Aには、1つの歯溝14だけを有する傘歯車10のワークピースが示されている。傘歯車10のワークピースはワークピース軸Bを中心に角速度ω1で回転し、ばり取り工具60はばり取り回転軸Q(ここではQ*と表される)を中心に角速度ω2で回転し、2つの回転動作が連動することにより、ばり取り工具60のカッター61は3次元空間でらせん状の軌跡を描く。図6Aは、歯溝14の凹面上に第1の面取り面12を形成するカッター61の軌跡のみを示している。(図6Aでは面取り面12は認識できない。)
図6Bは、第2のパスに相当する図を示している。第2のパスでは、すでに説明したように、第1の面取り面12上に、第2の面取り面13が形成される。(面取り面13は図6Bでは認識できない。)
図6Aと6Bは、静止した傘歯車10のワークピースを示しており、傘歯車10のワークピースの回転は、傘歯車10のワークピースを中心とするばり取り工具60の回転に変換されている。
3次元空間における図6Aと6Bの軌跡を互いに比較すると、図6Bでは、ばり取り工具60がばり取りされるべき端に沿って、図6Aよりもよりやや急勾配に誘導されることが見受けられる。第1のパス第2のパスとの間での機械設定の違いをよりよく示すために、図6Bには、第1のパスのばり取り回転軸Q*と第2のパスのばり取り回転軸Qの両方の位置が示されている。
図6Aと6Bは単なる略図であり、機械設定の変更が見えるように簡易化されている。
図4の切削機械200は、ばり取り工具50を有する。その工具は、2つのばり取りスピンドル51、52、並びに、2つのばり取り工具60.1と60.2を有する。2つのばり取りスピンドル51,52と、その上に固定された2つのばり取り工具60.1、60.2は、同軸上に配置される。ばり取り工具60.1は、ばり取り回転軸Q1を中心にして旋回駆動され、ばり取り工具60.2は、ばり取り回転軸Q2を中心に旋回駆動される。図4に示されるばり取り装置50の旋回位置で、ばり取り工具60.1は傘歯車10と接触して、第1のばり取り又は、面取り行程を実行する。第2のばり取り工具60.2を傘歯車10と接触するようにするため、ばり取り装置50は垂直軸Dを中心に旋回される。
図5に例として詳細が示されるように、たとえば、図4の傘歯車切削機械200には、ばり取り装置50が備え付けられている。図5では、キャリッジ30の下方の範囲が示されている。旋回装置53と駆動装置54は、垂直軸Dを中心に旋回装置53対して旋回することができ、キャリッジ30の下に設置される。図5で示される第1の位置では、第1のばり取りスピンドル51を含む第1のばり取り工具60.1は左側に向き、第2のばり取りスピンドル52を含む第2のばり取り工具60.2は右側に向いている。図5から分かるように、2つのばり取りスピンドル51,52とその上に固定された2つのばり取り工具60.1,60.2は、同軸上に配置されている。ばり取り回転軸Q1とQ2は共通の軸を形成する。第1のばり取りスピンドルを含む第1のばり取り装工具60.1の回転動作と、第2のばり取りスピンドル52を含む第2のばり取り装工具60.2の回転動作は(例えば、駆動装置54に1つだけ回転駆動部を設けることによって)互いに連結されている。しかしながら駆動装置54には2つの別々の回転駆動部を設けてもよい。
それぞれのばり取りカッターヘッド60,60.1,60.2は、以下の原理に従って構成されうる。以下の説明は、単なる例として理解されるべきである。図5の左側に示されているばり取りカッターヘッド60.1に基づいて、この原理を説明する。
適当なばり取りフライス加工刃の一例が、登録欧州特許EP1598137 B1.から推測されうる。
ばり取りカッターヘッド60.1は、板62と(図示されていない)ねじを介して、ばり取りスピンドル51にねじで取り付けられる。主ホルダ63が備え付けられている。主ホルダは、カッター差し込み工具61を収容するために(例えば、ロッド型ばり取りカッターの形をした)さまざまな構成部品を有している。3つのカッター差し込み工具61は、図5で見ることができる。ばり取りカッターヘッド60.1は、複数のカッター差し込み工具61を有する。これらのカッター差し込み工具は、ばり取りカッターヘッド60.1のくぼみに挿入でき、ばり取り回転軸Q、Q1,Q2に対して、ほぼ放射方向に向けられている。各カッター差し込み工具61は、傘歯車10に面取り又はばり取り、若しくはその両方をするための切削刃を少なくとも1つ有する。カッター差し込み工具61を金具で留めるもしくは固定するために、ばり取りカッターヘッド60.1のくぼみに代えて、その他の手段を設けてもよい。
すべての実施形態で、ばり取りカッターヘッド60.2は、ばり取りカッターヘッド60.1と同様に又はそれと全く同じように構成してもよい。図5に示されるように、第2のばり取りカッターヘッド60.2は、第1のばり取りカッターヘッド60.1より小さいことが好ましい。なぜならば、一方で、第2のばり取りカッターヘッド60.2のカッター差し込み工具61の切削刃は、第1のばり取りカッターヘッド60.1のカッター差し込み工具61の切削刃より、第2の面取り面13をより短く切削しなければならないからである。さらに、第2の面取り面13の切削できるようにするために、第2のばり取りカッターヘッド60.2はより急勾配に設定されるべきである。傘歯車10との衝突を避けるために、第2のばり取りカッターヘッド60.2は、第1のばり取りカッターヘッド60.1よりも突出量を少なくすべきである。
本発明によれば、すべての実施形態において、硬質合金、工具鋼又は、切削セラミックのいずれかで作られたカッター差し込み工具61が使用されうる。これは従来型のばり取りフライス加工カッターとの大きな違いである。1つの好ましい実施形態では、カッター差し込み工具61の切削刃が長期にわたって鋭さを維持し、かつきれいに切れるために、微粒の硬質合金が使われる。
特別なカッター差し込み工具61の使用により、一連の方法で比較的速い切削速度で作動することが可能であるため、2つのパスを通して歯車切削用装置上でのばり取りを行っても、著しく時間を損失することがない。
10:傘歯車/ワークピース
11:歯端/輪郭縁
11.r:右歯端/右側輪郭縁
11.l:左歯端/左側輪郭縁
12:第1の面取り面
12.1:面取り縁
13:第2の面取り面
14:歯溝
15.r:右歯
15.l:左歯
16.r:凸状歯側面
16l:凹状歯側面
17:円錐台側面
18:歯基部
20:第1のばり
21:第2のばり
30:キャリッジ
50:ばり取り装置
51:ばり取りスピンドル
52:ばり取りスピンドル
53:旋回装置
54:駆動装置
60:ばり取りカッターヘッド/ばり取り工具
60.1:第1のばり取りカッターヘッド/第1のばり取り工具
60.2:第2のばり取りカッターヘッド/第2のばり取り工具
61:カッター差し込み工具
62:板
63:主ホルダ
200:傘歯車切削機械/CNC歯車切削機械
201:装置筐体
202:歯車切削工具
203:旋回装置
204:切削用回転軸
205:ワークピース回転軸
A:工作機械回転軸
B:ワークピース回転軸
C:旋回軸
D:垂直軸/旋回軸
δ:角度
F:傘歯車基部
K:傘歯車頭部
P1:切削方向
Q:ばり取り回転軸
Q1:ばり取り回転軸
Q2:ばり取り回転軸
ω1:ワークピースの角速度
ω2:ドレッシング工具の角速度
X:座標軸/直線軸
X2:座標軸/直線軸
Y:座標軸/直線軸
Z:座標軸/直線軸

Claims (16)

  1. 複数の数値制御可能な軸を有する傘歯車切削機械(200)であって、
    前記傘歯車切削機械(200)はワークピーススピンドル(205)を有し、
    ワークピーススピンドルはワークピーススピンドル軸(B)に対して同軸上に傘歯車(10)を保持し、
    前記傘歯車切削機械(200)は、少なくとも一つの切削刃を有する少なくとも一つの第1のばり取り工具(60、60.1)、及び少なくとも一つの切削刃を有する一つの第2のばり取り工具(60.2)を収容するばり取りスピンドル(51、52)を有するばり取り装置(50)を備えており、
    前記第1のばり取り工具(60、60.1)、及び前記第2のばり取り工具(60.2)は前記傘歯車(10)の歯端(11)にダブルファセットを形成するように構成され、
    前記傘歯車切削機械(200)は、2つのパスを通じて前記歯端(11)をダブルファセットを形成して面取りするように設計されており、
    前記第1のパスでは、
    前記第1のばり取り工具(60、60.1)の少なくとも一つの切削刃を使って前記歯端(11)に連続して第1の面取り面(12)が設けられ、
    前記傘歯車(10)と前記第1のばり取り工具(60、60.1)が互いにかみ合うように連結された状態で回転され、
    前記第2のパスでは、
    第2のばり取り工具(60.2)の少なくとも一つの切削刃を用いて前記第1の面取り面(12)に沿って連続的に第2の面取り(13)が設けられ、
    前記傘歯車(10)と第2のばり取り工具(60.2)は互いにかみ合うように連結された状態で回転される、傘歯車切削機械。
  2. 記第2のばり取り工具(60.2)は、前記第2のパスの前では、先の前記第1のパスにおける前記第1のばり取り工具(60、60.1)の前記傘歯車(10)に対する勾配よりも、前記傘歯車(10)に対してより急勾配に設定される請求項1に記載の傘歯車切削機械(200)。
  3. 前記ばり取り工具(60、60.1、60.2)がばり取りカッターヘッドであることを特徴とする請求項1又は2に記載の傘歯車切削機械(200)。
  4. 前記ばり除去カッターヘッドが、超合金、工具鋼、又は切削用セラミックで作られたカッター差し込み工具(61)を有することを特徴とする請求項3に記載の傘歯車切削機械(200)。
  5. 前記ばり取り装置(50)が前記第1のばり取り工具(60、60.1)と前記第2のばり取り工具(60.2)を有することを特徴とする請求項1、2、又は3のいずれか一つに記載の傘歯車切削機械(200)。
  6. 前記第2のばり取り工具(60.2)に対して前記第1のばり取り工具(60、60.1)が同軸上に配置されており、
    前記ばり取り装置(50)が、前記傘歯車切削機械(200)の垂直軸として設計される旋回軸(D)を中心に旋回するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の傘歯車切削機械(200)。
  7. 前記傘歯車切削機械(200)は6本の軸を備えた傘歯車切削機械であり、
    前記傘歯車切削機械(200)は前記6本の軸に加えて前記ばり取りスピンドル(51、52)の回転軸としてばり取り回転軸(Q)を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の傘歯車切削機械(200)。
  8. 前記傘歯車切削機械(200)は、前記ばり取り回転軸(Q)に加えて、前記第1のばり取り工具(60、60.1)又は前記第2のばり取り工具(60.2)若しくはそれらの両方を直線的に移動できるようにするために直線軸(X2)を有することを特徴とする請求項7に記載の傘歯車切削機械(200)。
  9. 数値制御可能な傘歯車切削機械(200)において傘歯車(10)の歯端(11)を面取りする方法であって、
    前記歯端(11)の領域に第1の面取り面(12)を形成する第1のパスにおいて第1のばり取り工具(60、60.1)を使用する工程と、
    前記第1の面取り面(12)の領域に第2の面取り面(13)を形成する第2のパスにおいて前記第1のばり取り工具(60、60.1)、又は第2のばり取り工具(60.2)を使用する工程を有し、
    前記第1の面取り面(12)が前記第2の面取り面(13)とともに、互いにほぼ平行に伸びるダブルファセットを形成することを特徴とする方法。
  10. 前記第1のパス及び前記第2のパスの両方はそれぞれ連続した加工手順であり、
    該加工手順において、
    前記第1のパスでは前記傘歯車(10)と前記第1のばり取り工具(60、60.1)は互いにかみ合いながら連結した状態で回転し、
    前記第2のパスでは前記傘歯車(10)と前記第1のばり取り工具(60、60.1)、又は前記第2のばり取り工具(60.2)は互いにかみ合いながら連結した状態で回転することを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 前記第1のばり取り工具(60、60.1)が、前記第1のパスにおいては、前記第2のパスにおける前記傘歯車(10)に対する前記第1のばり取り工具(60、60.1)又は前記第2のばり取り工具(60.2)よりも、前記傘歯車10に対して緩やかな勾配になるように設定される請求項9又は請求項10に記載の方法。
  12. 前記第1のばり取り工具(60、60.1)は、複数のロッド型カッター差し込み工具(61)を有するばり取りカッターヘッド(60、60.1)であることを特徴とする請求項9、10、又は11のいずれか一つに記載の方法。
  13. 前記第1のパスにおいて、前記第1のばり取り工具(60、60.1)の切削刃は、前記傘歯車(10)の歯溝(14)を通って、前記傘歯車(10)の頭部から前記傘歯車(10)の基部まで外側へ向かって案内され、前記歯端(11)の領域に前記第1の面取り面(12)を形成することを特徴とする請求項9から12のいずれか一つに記載の方法。
  14. 前記第2のパスにおいて、前記第1のばり取り工具(60、60.1)の切削刃、又は前記第2のばり取り工具(60.2)の切削刃は、前記傘歯車(10)の歯溝(14)を通って、前記傘歯車(10)の前記頭部から前記傘歯車(10)の前記基部まで外側へ向かって案内され、前記第1の面取り面(12)の領域に前記第2の面取り面(13)を形成することを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 前記第2のパスでは前記第2のばり取り工具(60.2)が使われることを特徴とする請求項9から14のいずれか一つに記載の方法。
  16. 前記傘歯車切削機械(200)は前記第1のばり取り工具(60、60.1)及び前記第2のばり取り工具(60.2)を備えたばり取り装置(50)を含み、
    前記ばり取り装置(50)は、前記第2のパスでは前記第2のばり取り工具(60.2)を用いるために、前記第2のパスの前に回転運動又は旋回運動を行うことを特徴とする請求項9から14のいずれか一つに記載の方法。
JP2017180912A 2016-09-23 2017-09-21 傘歯車歯縁を面取りするための傘歯車切削機械と傘歯車の歯縁を面取りする方法 Active JP6714563B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102016117962.0 2016-09-23
DE102016117962.0A DE102016117962A1 (de) 2016-09-23 2016-09-23 Kegelrad-Verzahnmaschine zum Anfasen von Kegelradzahnkanten und Verfahren zum Anfasen der Zahnkanten von Kegelrädern

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018047548A JP2018047548A (ja) 2018-03-29
JP6714563B2 true JP6714563B2 (ja) 2020-06-24

Family

ID=59887130

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017180912A Active JP6714563B2 (ja) 2016-09-23 2017-09-21 傘歯車歯縁を面取りするための傘歯車切削機械と傘歯車の歯縁を面取りする方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10245664B2 (ja)
EP (1) EP3299105B1 (ja)
JP (1) JP6714563B2 (ja)
CN (1) CN107866612B (ja)
DE (1) DE102016117962A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3511100B1 (de) * 2018-01-15 2020-12-09 Klingelnberg AG Verfahren zum verzahnen von kegelrad-werkstücken
EP3517235B1 (de) * 2018-01-25 2020-12-09 Klingelnberg GmbH Verfahren zum entgraten von kegelrädern und cnc-verzahnmaschine mit einer entsprechenden software zum entgraten
DE102018108622A1 (de) * 2018-04-11 2019-10-17 Liebherr-Verzahntechnik Gmbh Vorrichtung zur Anfasbearbeitung eines Werkstücks
DE102018108635A1 (de) * 2018-04-11 2019-10-17 Klingelnberg Gmbh Verfahren zum entgrat-bürsten von zahnrädern
DE102018111814A1 (de) * 2018-05-16 2019-11-21 Klingelnberg Gmbh Verfahren zum schleifenden nachbearbeiten von zahnrädern
WO2019226503A1 (en) * 2018-05-25 2019-11-28 The Gleason Works Multi-tool chamfering device for toothed workpieces
CN111266662B (zh) * 2020-03-23 2024-05-28 大连成悦精密部件工业有限公司 血压仪喷嘴的倒角全自动化设备
CN111805008A (zh) * 2020-06-19 2020-10-23 湖南中大创远数控装备有限公司 一种数控螺旋锥齿轮铣齿机
CN113305369B (zh) * 2021-05-28 2022-10-21 湖南中大创远数控装备有限公司 螺旋锥齿轮机床及螺旋锥齿轮倒棱方法
CN115008288B (zh) * 2022-07-01 2024-04-05 福州鸿基自动化设备有限公司 除毛刺轴电浮动机构及换刀机构

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1680083A (en) * 1923-09-25 1928-08-07 Dodge Brothers Inc Gear-chamfering machine and method for chamfering gear teeth
US2078124A (en) * 1934-05-15 1937-04-20 Gleason Works Mechanism for removing burrs from gears
US2135819A (en) * 1936-09-15 1938-11-08 W C Lipe Inc Adjustable chamfering tool and holder
US2668480A (en) * 1950-01-07 1954-02-09 John M Christman Method and means for burring or chamfering gears
US3083616A (en) * 1961-08-17 1963-04-02 Gleason Works Gear cutting machine with chamfering means
US3426485A (en) * 1963-10-31 1969-02-11 Kojiro Yamaoka Method of chamfering the teeth of a gear
US3286593A (en) * 1964-12-15 1966-11-22 William H Bibbens Method and apparatus for chamfering toothed machine elements
US3797361A (en) * 1972-08-01 1974-03-19 C Redin Method and machine for topping gear
FR2292550A1 (fr) * 1974-11-28 1976-06-25 Peugeot & Renault Dispositif d'ebavurage et de chanfreinage de dentures de roues d'engrenage
US4548531A (en) * 1983-05-03 1985-10-22 United Technologies Corporation Method for chamfering the edges of gear teeth
JPS6451223A (en) * 1987-08-21 1989-02-27 Aisin Houyou Kk Toothed wheel chamfering device
US5133627A (en) * 1990-08-31 1992-07-28 Caterpillar Inc. Tip-relieved spiral bevel gear and method
JP2002254244A (ja) * 2001-03-02 2002-09-10 Yutaka Seimitsu Kogyo Ltd ばり取り工具,かさ状歯車のばり取り方法および装置
DE10230148C5 (de) * 2002-07-04 2015-10-22 Liebherr-Verzahntechnik Gmbh Verfahren zum Bearbeiten von mittels Wälzfräsen hergestellten Zahnrädern
DE202004004480U1 (de) * 2004-03-19 2004-06-03 Klingelnberg Gmbh Kegelrad-Verzahnmaschine zum Anfasen und/oder Entgraten von Kanten an den Zähnen eines Kegelrades
DE202004008263U1 (de) 2004-05-19 2004-08-12 Klingelnberg Gmbh Entgratmesser, Vorrichtung zur Aufnahme von Entgratmessern und Kegelrad-Verzahnmaschine zum Anfassen und/oder Entgraten eines Kegelrades
US7310863B2 (en) * 2006-02-10 2007-12-25 Gm Global Technology Operations, Inc. De-burring apparatus for a hobbing machine
US20110116885A1 (en) * 2009-11-13 2011-05-19 Chunliang Hsiao Face hob hypoid gear tooth top-land radius by common chamfer tool
DE102013212432B4 (de) 2013-06-27 2015-11-05 Felsomat Gmbh & Co. Kg Wälzfräsmaschine mit Schwenkarm, an dem eine Anfasvorrichtung und wenigstens ein Schneidwerkzeug angeordnet ist
CN204308329U (zh) * 2014-11-12 2015-05-06 江苏世平齿轮有限公司 齿轮倒角装置
DE102014018328B4 (de) * 2014-12-10 2023-03-02 Gleason-Pfauter Maschinenfabrik Gmbh Verfahren zum bearbeiten einer verzahnung, werkzeuganordnung und verzahnungsmaschine

Also Published As

Publication number Publication date
DE102016117962A1 (de) 2018-03-29
CN107866612B (zh) 2019-08-13
US20180085839A1 (en) 2018-03-29
JP2018047548A (ja) 2018-03-29
CN107866612A (zh) 2018-04-03
US10245664B2 (en) 2019-04-02
EP3299105B1 (de) 2020-07-01
EP3299105A1 (de) 2018-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6714563B2 (ja) 傘歯車歯縁を面取りするための傘歯車切削機械と傘歯車の歯縁を面取りする方法
JP4921061B2 (ja) 加工物の縁部を面取り/ばり取りするための装置を有する歯切機械、特に傘歯車の歯切機械
KR101254793B1 (ko) 베벨기어 톱니선단을 모따기하거나 귀따기하는 베벨기어 절삭장치와 그 방법
KR101643562B1 (ko) 워크피스를 기계가공하기 위한 방법 및 그를 위해 설계된 공작기계
EP2480366B1 (en) Apparatus for chamfering and/or deburring of gears
US6839953B2 (en) Combination gear hobber, chamfer/debur and shaver apparatus and method
KR20110104528A (ko) 공작기계 및 기어링 제조 방법
US11358233B2 (en) Method for generating a toothed workpiece and control program, tools and tooth-cutting machine suitable therefor
US8961268B2 (en) Method for hard fine machining of the tooth flanks of a gear wheel
KR20170045271A (ko) 치형부를 기계가공하기 위한 방법, 기계가공 툴 및 머신 툴
MX2012010510A (es) Metodo de torneado semiterminado y dispositivo que tiene la herramienta de torneado correspondiente para ejecutar un metodo de torneado semiterminado.
JP7224109B2 (ja) ワークピースの歯車製造機械加工方法
US20180297134A1 (en) Deburring device and cnc gear-cutting machine comprising such a deburring device
JP2020504023A (ja) 歯付き歯車、特に内歯部分を硬仕上げするための方法およびそれに好適な機械工具
KR20190118973A (ko) 기어 휠의 버어 제거 브러싱 방법과 버어 제거 브러싱용 대응하는 소프트웨어를 갖는 cnc 기어 절삭기
EP2516092B1 (en) Method and apparatus for manufacturing bevel gears
US9789553B2 (en) Tool, method and machine for producing a tooth profile on a workpiece by skiving
JP6744096B2 (ja) 歯の創成または機械加工のための方法および歯切り盤
KR20220148166A (ko) 피가공물 치형 배열체의 치형 플랭크 영역을 기계가공하기 위한 방법, 모따기 공구, 방법을 수행하기 위한 제어 명령어를 갖는 제어 프로그램, 및 기어 절삭기
US20090060672A1 (en) Multiple Operation Gear Manufacturing Apparatus With Common Work Axis
CN110076395B (zh) 对斜齿轮去毛刺的方法及具有用于去毛刺的相应软件的cnc齿轮切削机
CN113369501A (zh) 车辆用车轮的制造方法以及车辆用车轮
JP2000210817A (ja) 歯車加工方法および歯車加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200512

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200605

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6714563

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250