JP6714098B2 - 選択的印刷 - Google Patents

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Description

背景
印刷プロセスでは、インクを基材上に印刷して画像を形成する。画像の耐久性は、インクと基材との間の接着の強さに依存し得る。いくつかのインクは、特定の基材、例えばポリマーフィルムに効果的に接着しない。接着性を改善するために、プライマーを使用して、インクと基材との間の接着を強化することができる。例えば、ポリマーフィルムは、ポリマーフィルム上へのインクの接着を改善するために、印刷前にプライマーでコーティングされてもよい。プライマーは、例えば、グラビアコーティングによって塗布することができる。次いで、プライミングされた基材上にインクを印刷することができる。
印刷されると、そのフィルムは、可撓性包装(例えば、収縮スリーブ)を含む様々な製品を製造するために使用され得る。
例として添付の図面を参照し、様々な実施例が説明される。
図1は、本開示の一実施例による基材上に画像を選択的に印刷するための方法を実行するよう、基材上に塗布され得る層を示す概略図である。
図2は、本開示の方法の一例の結果として形成され得る、選択的に印刷された基材の概略図である。
図3は、本開示の方法の一例の結果として形成され得る、選択的に印刷されるさらなる基材の概略図である。
詳細な説明
本開示が説明される前に、本開示は、そのような工程段階および材料が変更され得るため、本明細書に開示される特定の工程段階および材料に限定されないことが理解されたい。本開示において使用される用語は、特定の例を説明する目的で使用されることも理解されたい。これらの用語は限定することを意図しない。
単数形の「a」、「an」および「the」は、文脈上他に明確に指示されない限り、複数の指示物を含むことに留意されたい。
本開示において使用される場合、「コポリマー」は、少なくとも2つのモノマーから重合されるポリマーを指す。「ターポリマー」という用語は、3つのモノマーから重合されるポリマーを指す。
本開示で使用される「メルトインデックス」および「メルトフローレート」は互換的に使用される。「メルトインデックス」または「メルトフローレート」は、指定された温度および負荷で規定された寸法のオリフィスを通る樹脂の押出速度を指し、温度/負荷、例えば、190℃/2.16kgとして報告される。本開示において、「メルトフローレート」または「メルトインデックス」は、ASTM D1238−04c押出プラスチメーターによる熱可塑性樹脂のメルトフローレートの標準試験方法に従って測定される。特定のポリマーのメルトフローレートが特定される場合、他に記載がない限り、電子写真用組成物または静電組成物の他の成分のいずれもが存在しない場合、それはそのポリマー単独のメルトフローレートである。
本開示において使用される場合、「酸性度」、「酸価(acid number)」又は「酸価(acid value)」は、1グラムの物質を中和する水酸化カリウム(KOH)の質量をミリグラム単位で指す。ポリマーの酸性度は、例えばASTM D1386に記載されている標準的な技術に従って測定することができる。特定のポリマーの酸性度が特定されている場合、特に明記しない限り、液体トナー組成物の他の成分のいずれもが存在しない場合、それはそのポリマー単独についての酸性度である。
本開示において使用される場合、「溶融粘度」は、所定のせん断応力またはせん断速度におけるせん断応力対せん断速度の比を指す。試験はキャピラリーレオメーターを用いて行うことができる。プラスチック装入物は、レオメーターバレル内で加熱され、プランジャを用いてダイを通して押し出される。プランジャは、装置に応じて一定の力または一定の速度のいずれかで押し込まれる。システムが定常動作に達すると、測定が行われる。使用される1つの方法は、ブルックフィールド粘度を140℃で測定することであり、当該技術分野において知られているように、単位はmPa・sまたはcPoise(センチポアズ)である。あるいは、溶融粘度は、レオメーター、例えば、Thermal Analysis Instruments製の市販のAR-2000レオメーターを用いて、25mm鋼板標準鋼平行板のジオメトリーを使用して、120℃、0.01Hzのせん断速度でプレートレオメトリー等温線上のプレートを見出して、測定することができる。特定のポリマーの溶融粘度が特定されている場合、特に明記しない限り、静電組成物または電子写真用組成物の他の成分のいずれもが存在しない場合、それはそのポリマー単独の溶融粘度である。
ポリマーは、特定の重量パーセントのモノマーを含むものとして記載することができる。この重量パーセンテージは、ポリマー中のそのモノマーから形成された繰り返し単位を示す。
本開示で標準試験が記載されている場合、特に明記しない限り、参照される試験のバージョンは本特許出願の時点で最新である。
本開示において用いられるように、「静電」または「電子写真」は互換的に使用される。「静電」または「電子写真」印刷プロセスは、光伝導性表面または光画像形成プレートから直接的または中間転写部材を介して間接的に印刷基材に転写される画像を提供するプロセスを指す。このように、画像は、それが適用される光画像形成基材内に実質的に吸収されないことがある。さらに、「電子写真プリンタ」または「静電プリンタ」は、上述のように、電子写真印刷または静電印刷を行うことができるプリンタを指す。電子写真印刷プロセスは、電子写真用組成物を電場、例えば、1〜400V/μmまたはそれ以上の電場勾配、いくつかの例では600〜900V/μmまたはそれ以上の電場勾配を有する電場に付すことを含み得る。
本開示で使用されるように、用語「約」は、試験方法または装置の変動を許容するために、所定の値が端点の少し上または下にあることを提供することによって、数値または範囲端点に柔軟性を提供するために使用される。この用語の柔軟性の程度は、特定の変数によって決定されることができ、当業者の知識の範囲内で本開示における経験および関連する記載に基づいて決定する。
本開示で使用されるように、便宜上、複数の項目、構造要素、構成要素、および/または材料が共通のリストに示されてもよい。しかし、これらのリストは、リストの各メンバーが別々の固有のメンバーとして個々に認識されるように解釈されるべきである。従って、そのようなリストの個々のメンバーは、同一のリストの他のメンバーと実質的に等価であると解釈されるべきではない。
濃度、量、および他の数値データは、本開示では、範囲形式で表現または提示され得る。このような範囲形式は、単に便宜と簡潔さのために使用されているので、範囲の限界として明確に列挙された数値だけでなく、その範囲内に包含される個々の数値および下位範囲が明示的に示されているかのように、個々の数値または下位範囲をすべて含むように柔軟に解釈されるべきであることを理解されたい。例示として、「約1重量%〜約5重量%」の数値範囲は、約1重量%〜約5重量%の明示的に列挙された値だけでなく、示された範囲内の個々の値および下位範囲を含むと解釈されるべきである。従って、この数値範囲には、2、3.5および4のような個々の値、および1〜3、2〜4、3〜5などの下位範囲が含まれる。この同じ原則は、単一の数値を挙げる範囲に適用される。さらに、記載されている範囲または特性の幅に関係なく、そのような解釈が適用されるべきである。
本開示は、基材上に画像を選択的に印刷する方法に関する。この方法は、基材の選択された領域に第1のインク組成物を電子写真的に印刷することを含む。この方法は、基材の少なくとも印刷されていない領域上にプライマーを塗布することも含む。第2のインク組成物がプライマー上に印刷され、第1のインク組成物が基材の選択された領域から除去される。第1のインク組成物は、透明電子写真用インク組成物である。
プライマーは、基材へのインクの接着性を高めるために使用することができるが、基材自体に強く接着することができることが見出されている。したがって、基材上に残った露出したプライマーは、その後の基材の処理を妨害することがある。例えば、収縮スリーブとしての使用を意図したポリマーフィルム基材の場合、残留プライマーの存在は、ポリマーの濡れ特性を妨害する可能性があり、これは、シームおよび/またはシール形成のような下流の処理工程に悪影響を及ぼし得る。
本発明者らは、透明電子写真用インク組成物を電子写真印刷により基材の選択された領域に印刷することにより、基材の選択された領域をプライマーとの直接接触から保護することが可能であることを見出した。その後、プライマーは、少なくとも基材の印刷されていない領域に塗布され、第2のインク組成物はプライマーの上に塗布される。その後、透明電子写真用インクを基材から除去することができる。これは、例えば、剥離または熱転写によって行うことができる。選択された領域内の透明電子写真用インク上に存在する任意のプライマーまたは第2のインク組成物も除去することができる。このようにして、露出したプライマーは基材から除去することができる。その後、基材は、後続の処理工程を妨害する残留プライマーの危険性を低減してさらに処理することができる。
一例では、透明電子写真用インクは、熱転写によって基材の選択された領域から除去されてもよい。例えば、基材はさらなる基材と接触させることができる。透明電子写真用インク、および基材の選択された領域を覆う任意のプライマーおよび/または第2のインク組成物をさらなる基材上に転写するために、熱および例えば圧力を加えることができる。このようにして、さらなる基材は、第2のインク組成物の層、第2のインク組成物の層の上に配置されたプライマー層、およびプライマー層の上に配置された第1の電子写真用インク組成物の層を含む画像でインプリントされる。一例では、さらなる基材は、例えば、パッケージングまたは他の物品を形成するために、さらに処理される。
さらなる態様において、本開示は、着色剤を含む電子写真用インクの第1の層、電子写真用インクの第1の層上に配置されたプライマーの第2の層、および第2の層上に配置された透明電子写真用インクの第3の層を含む画像で印刷された基材に関する。
選択的印刷
本開示の選択的印刷方法は、図面の図1から3を参照して例として説明される。
図1は、基材(10)の概略図である。基材(10)は、基材(10)の選択された領域に透明電子写真用インク組成物(12)を用いて電子写真印刷することができる。プライマー(14)は、次いで、基材(10)の少なくとも印刷されていない領域(16)に塗布することができる。図1の例では、プライマー(14)は、基材(10)の印刷されていない領域(16)ならびに透明電子写真用インク組成物(12)でインプリントされた印刷された基材の選択領域にわたって塗布される。適用されると、場合により熱を加えてプライマーを乾燥させることができる。
第2のインク組成物(18)、例えば着色剤を含む電子写真用インク組成物をプライマー(14)に塗布することができる。プライマーは、第2のインク組成物(18)と基材(10)との間の接着性を高め、より耐久性のある画像をもたらすことができる。
次いで、透明電子写真用インクを、例えば熱転写によって、基材の選択された領域から除去することができる。この技術では、さらなる基材(20)(図3参照)を基材(10)の印刷面(22)と接触させることができる。いくつかの例では、透明電子写真用インク組成物(12)は基材(10)と比較的弱い接着しか形成せず、透明電子写真用インク組成物(12)を便利に除去することができる。いくつかの例では、この接着は、熱の適用により、例えば透明電子写真用インク中の樹脂が軟化するにつれて弱められてもよい。したがって、熱または熱および圧力が加えられると、透明電子写真用インクが基材(10)から剥離し、上にあるプライマー(14)および第2のインク組成物(18)をさらなる基材(20)に転写することができる。
図2は、熱転写が行われた後の基材(10)上に残り得るものの概略図である。図3は、熱転写が行われた後のさらなる基材(20)上に転写され得るものの概略図である。さらなる基材(20)は、第2のインク組成物(18)の層、第2のインク組成物(18)の層上に配置されたプライマー(14)の層、およびプライマー(14)の層の上に配置された透明電子写真用インク(12)の層を含む画像を有することが理解されよう。いくつかの例では、プライマーは透明であり、第2のインク組成物(18)がプライマー(14)および透明電子写真層(12)を介して見えるようにすることができる。最終的な用途に応じて、選択的に印刷された基材(10)および(20)のいずれかまたは両方を、例えばパッケージングなどの物品にさらに加工することができる。
電子写真用インク組成物
電子写真用インク組成物は、電子写真印刷方法によって基材上に印刷することができるインク組成物である。本開示において、第1のインク組成物は、透明電子写真用インク組成物である。透明電子写真用インク組成物は液体であってもよい。いくつかの例では、第2のインク組成物は、電子写真用インク組成物、例えば液体電子写真用インク組成物であってもよい。液体電子写真用インク組成物は、液体キャリア中に分散された熱可塑性樹脂を含むことができる。液体電子写真用インク組成物はまた、電荷ディレクタおよび/または電荷アジュバントを含むことができる。透明液体電子写真用インク組成物の場合、組成物は着色剤を含まないことがありえる。透明液体電子写真用組成物は、固体極性化合物を含むことができる。第2のインク組成物が液体電子写真用組成物である場合、組成物は着色剤を含むことができる。
熱可塑性樹脂
上記のように、電子写真用インク組成物は、熱可塑性樹脂を含むことができる。熱可塑性樹脂は、アルキレン(例えば、エチレン)とメタクリル酸またはアクリル酸の少なくとも一方とのポリマーであってもよい。いくつかの例では、熱可塑性樹脂は、アルキレン(例えばエチレン)およびメタクリル酸の第1のポリマー、およびアルキレン(例えばエチレン)およびアクリル酸の第2のポリマーを含む。第1のポリマーと第2のポリマーとの比は、1:1〜10:1、例えば2:1〜8:1とすることができる。一例では、第1のポリマーと第2のポリマーとの比は、3:1〜6:1、例えば4:1〜5:1とすることができる。一例では、透明電子写真用インク組成物は、エチレンとメタクリル酸の第1のコポリマーと、エチレンとアクリル酸の第2のコポリマーとを含む熱可塑性樹脂を含む。第1のポリマーと第2のポリマーとの比は、1:1〜10:1、例えば2:1〜8:1とすることができる。一例では、第1のポリマーと第2のポリマーとの比は、3:1〜6:1、例えば4:1〜5:1とすることができる。一例では、第1のコポリマーは、Nucrel(登録商標)699(DuPont)の商標で販売されているエチレンとメタクリル酸とのコポリマーである。一例では、第2のコポリマーは、AC-5120(Honeywell(登録商標))の商標で販売されているエチレンとアクリル酸とのコポリマーである。
いくつかの例では、熱可塑性樹脂は、エチレンまたはプロピレンアクリル酸コポリマー;エチレンまたはプロピレンメタクリル酸コポリマー;エチレンビニルアセテートコポリマー;エチレンまたはプロピレン(例えば、80重量%〜99.9重量%)およびメタクリル酸またはアクリル酸のアルキル(例えば、C1〜C5)エステル(例えば、0.1重量%〜20重量%)のコポリマー;エチレン(例えば、80重量%〜99.9重量%)、アクリル酸またはメタクリル酸(例えば、0.1重量%〜20.0重量%)、およびメタクリル酸またはアクリル酸のアルキル(例えば、C1〜C5)エステル(例えば、0.1重量%〜20重量%)のコポリマー;エチレンまたはプロピレン(例えば、70重量%〜99.9重量%)および無水マレイン酸(例えば、0.1重量%〜30重量%)のコポリマー;ポリエチレン;ポリスチレン;アイソタクチックポリプロピレン(結晶性);エチレンとエチルアクリレートとのコポリマー;ポリエステル;ポリビニルトルエン;ポリアミド;スチレン/ブタジエンコポリマー;エポキシ樹脂;アクリル樹脂(例えば、アクリル酸またはメタクリル酸およびアクリル酸またはメタクリル酸の少なくとも1つのアルキルエステルのコポリマー、ここでアルキルは1〜約20個の炭素原子を有することができ、例えばメタクリル酸メチル(例えば50%〜90%)/メタクリル酸(例えば、0重量%〜20重量%)/エチルヘキシルアクリレート(例えば、10重量%〜50重量%));エチレン−アクリレートターポリマー;エチレン−アクリル酸エステル−無水マレイン酸(MAH)またはグリシジルメタクリレート(GMA)ターポリマー;エチレン−アクリル酸イオノマーならびにそれらの組み合わせから選択されるポリマーであり得る。
樹脂は、酸性側基を有するポリマーを含むことができる。酸性側基を有するポリマーは、酸性度が50mgKOH/g以上、いくつかの例では60mgKOH/g以上の酸性度、いくつかの例では70mgKOH/g以上の酸性度、いくつかの例では80mgKOH/g以上の酸性度、いくつかの例では90mgKOH/g以上の酸性度、いくつかの例では100mgKOH/g以上の酸性度、いくつかの例では105mgKOH/g以上の酸性度、いくつかの例では110mgKOH/g以上、いくつかの例では115mgKOH/g以上であってよい。酸性側基を有するポリマーは、酸性度が200mgKOH/g以下、いくつかの例では190mg以下、いくつかの例では180mg以下、いくつかの例では130mgKOH/g以下、いくつかの例では120mgKOH/g以下であってよい。mgKOH/g単位で測定されるようなポリマーの酸性度は、例えばASTM D1386に記載の手順を用いて、当該技術分野で公知の標準的な手順を用いて測定することができる。
樹脂は、ポリマー、いくつかの例では約70g/10分未満、いくつかの例では約60g/10分以下、いくつかの例では約50g/10分以下、いくつかの例では約40g/10分以下、いくつかの例では30g/10分以下、いくつかの例では20g/10分以下、いくつかの例では10g/10分以下のメルトフローレートを有する酸性側基を有するポリマーを含むことができる。いくつかの例では、個々の粒子中に酸性側基および/またはエステル基を有する全てのポリマーは、それぞれ90g/10分未満、80g/10分以下、いくつかの例では80g/10分以下、いくつかの例では70g/10分以下、いくつかの例では70g/10分以下、いくつかの例では60g/10分以下のメルトフローレートを有する。
酸性側基を有するポリマーは、約10g/10分〜約120g/10分、いくつかの例では約10g/10分〜約70g/10分、いくつかの例では約10g/10分〜40g/10分、いくつかの例では20g/10分〜30g/10分のメルトフローレートを有することができる。酸性側基を有するポリマーは、いくつかの例では約50g/10分〜約120g/10分、いくつかの例では60g/10分〜約100g/10分のメルトフローレートを有することができる。メルトフローレートは、例えばASTM D1238に記載されているような当該技術分野で公知の標準的な手順を用いて測定することができる。
酸性側基は、遊離酸形態であってもよく、又はアニオンおよび、1種以上の対イオン、典型的には金属対イオン、例えば、リチウム、ナトリウムおよびカリウムなどのアルカリ金属、マグネシウムまたはカルシウムなどのアルカリ土類金属、および亜鉛などの遷移金属から選択される金属と会合した形態であってもよい。酸性側基を有するポリマーは、エチレンとアクリル酸またはメタクリル酸のいずれかのエチレン性不飽和酸とのコポリマーなどの樹脂;およびそれらのアイオノマー、例として、(例えばZn、Na、Li)で少なくとも部分的に中和されたメタクリル酸およびエチレン−アクリルまたはメタクリル酸コポリマー、例えばSURLYN(登録商標)イオノマーから選択することができる。酸性側基を含むポリマーは、エチレンとアクリル酸またはメタクリル酸のいずれかのエチレン性不飽和酸とのコポリマーであってもよく、ここでアクリル酸またはメタクリル酸のいずれかのエチレン性不飽和酸は、コポリマーの5重量%〜約25重量%、いくつかの例ではコポリマーの10重量%〜約20重量%を構成するものである。
樹脂は、酸性側基を有する2つの異なるポリマーを含んでもよい。酸性側基を有する2つのポリマーは、異なる酸性度を有してもよく、これは上記の範囲内であってもよい。樹脂は、10mgKOH/g〜110mgKOH/g、いくつかの例では20mgKOH/g〜110mgKOH/g、いくつかの例では30mgKOH/g〜110mgKOH/g、いくつかの例では50mgKOH/g〜110mgKOH/gの酸性度を有する酸性側基を有する第1のポリマーおよび110mgKOH/g〜130mgKOH/gの酸性度を有する酸性側基を有する第2のポリマーを含むことができる。
樹脂は、約10g/10分〜約50g/10分のメルトフローレートおよび10mgKOH/g〜110mgKOH/g、いくつかの実施例では20mgKOH/g〜110mgKOH/g、いくつかの例では30mgKOH/g〜110mgKOH/g、いくつかの例では50mgKOH/g〜110mgKOH/gの酸性度を有する酸性側基を有する第1のポリマー、ならびに、約50g/10分〜約120g/10分のメルトフローレートおよび110mgKOH/g〜130mgKOH/gの酸性度を有する酸性側基を有する第2のポリマーの、酸性側基を有する2つの異なるポリマーを含むことができる。第1および第2のポリマーは、エステル基が存在しなくてもよい。
酸性側基を有する第1のポリマーと酸性側基を有する第2のポリマーとの比は、約10:1〜約2:1であってもよい。この比は、約6:1〜約3:1、いくつかの例では約4:1とすることができる。
樹脂は、15000ポアズ以下の溶融粘度、いくつかの例では10000ポアズ以下、いくつかの例では1000ポアズ以下、いくつかの例では100ポアズ以下、いくつかの例では50ポアズ以下、いくつかの例では10ポアズ以下の溶融粘度を有するポリマーを含むことができる;前記ポリマーは、本明細書に記載の酸性側基を有するポリマーであってもよい。樹脂は、15000ポアズ以上、いくつかの例では20000ポアズ以上、いくつかの例では50000ポアズ以上、いくつかの例では70000ポアズ以上の溶融粘度を有する第1のポリマーを含むことができる;そして、いくつかの例では、樹脂は、第1のポリマーよりも低い溶融粘度、いくつかの例では15000ポアズ以下の溶融粘度、いくつかの例では10000ポアズ以下、いくつかの例では1000ポアズ以下、いくつかの例では100ポアズ以下、いくつかの例では50ポアズ以下、いくつかの例では10ポアズ以下の溶融粘度を有する第2のポリマーを含むことができる。樹脂は、60000ポアズを超える、いくつかの例では60000ポアズ〜100000ポアズ、いくつかの例では65000ポアズ〜85000ポアズの溶融粘度を有する第1のポリマー;15000ポアズ〜40000ポアズ、いくつかの例では20000ポアズ〜30000ポアズの溶融粘度を有する第2のポリマー、および15000ポアズ以下の溶融粘度、いくつかの例では10000ポアズ以下、いくつかの例では1000ポアズ以下、いくつかの例では100ポアズ以下、いくつかの例では50ポアズ以下、いくつかの例では10ポアズ以下の溶融粘度を有する第3のポリマーを含むことがありえ、第1のポリマーの例は、Nucrel 960(DuPont製)であり、第2のポリマーの例は、Nucrel 699(DuPont製)であり、第3のポリマーの例は、AC-5120またはAC-5180(Honeywell製)である。第1、第2および第3のポリマーは、本明細書に記載の酸性側基を有するポリマーであってもよい。溶融粘度は、レオメーター、例えばThermal Analysis Instruments製の市販のAR-2000レオメーターを用いて、25mm鋼板標準鋼平行板のジオメトリーを使用し、0.01hz剪断速度、120℃のプレートレオメトリー等温線上のプレートを見いだして、測定することができる。
電子写真用組成物中の樹脂が単一種類のポリマーを含む場合、ポリマー(静電組成物の他の成分を除く)は、6000ポアズ以上の溶融粘度、いくつかの例では8000ポアズ以上の溶融粘度、いくつかの例では10000ポアズ以上の溶融粘度、いくつかの例では12000ポアズ以上の溶融粘度を有することができる。樹脂が複数のポリマーを含む場合、樹脂の全てのポリマーは、6000ポアズ以上の溶融粘度、いくつかの例では8000ポアズ以上の溶融粘度、いくつかの例では10000ポアズ以上の溶融粘度、いくつかの例では12000ポアズ以上の溶融粘度を有する混合物(静電組成物の他の成分を除く)を一緒に形成してもよい。溶融粘度は、標準的な技術を用いて測定することができる。溶融粘度は、レオメーター、例えばThermal Analysis Instruments製の市販のAR-2000レオメーターを用いて、25mm鋼板−標準鋼平行板のジオメトリーを使用して、0.01hz剪断速度、120℃でのプレートレオメトリー等温線上のプレートを見出して、測定することができる。
樹脂は、エチレンとアクリル酸またはメタクリル酸のいずれかのエチレン性不飽和酸とのコポリマー;およびそのアイオノマー、例えば、金属イオン(例えば、Zn、Na、Li)で少なくとも部分的に中和されたメタクリル酸およびエチレン−アクリル酸またはメタクリル酸コポリマー、例えば、SURLYN(登録商標)アイオノマーから選択される酸性側基を有する2種の異なるポリマーを含むことができる。樹脂は、(i)エチレンと、アクリル酸とメタクリル酸のいずれかのエチレン性不飽和酸とのコポリマーである第1のポリマー、ここでアクリル酸またはメタクリル酸のいずれかのエチレン性不飽和酸がコポリマーの8重量%〜約16重量%、いくつかの例ではコポリマーの10重量%〜16重量%を構成しており、および(ii)エチレンと、アクリル酸とメタクリル酸のいずれかのエチレン性不飽和酸とのコポリマーである第2のポリマー、ここでアクリル酸またはメタクリル酸のいずれかのエチレン性不飽和酸は、コポリマーの12重量%〜約30重量%、いくつかの例ではコポリマーの14重量%〜約20重量%、いくつかの例ではコポリマーの16重量%〜約20重量%、いくつかの例ではコポリマーの17重量%〜19重量%を構成する、を含んでもよい。
樹脂は、上記の酸性側基を有するポリマー(エステル側基を含まなくてもよい)と、エステル側基を有するポリマーとを含むことができる。エステル側基を有するポリマーは、熱可塑性ポリマーであってもよい。エステル側基を有するポリマーは、酸性側基をさらに含んでいてもよい。エステル側基を有するポリマーは、エステル側基を有するモノマーと酸性側基を有するモノマーとのコポリマーであってもよい。ポリマーは、エステル側基を有するモノマー、酸性側基を有するモノマー、および酸性およびエステル側基を含まないモノマーのコポリマーであってもよい。エステル側基を有するモノマーは、エステル化アクリル酸またはエステル化メタクリル酸から選択されるモノマーであってもよい。酸性側基を有するモノマーは、アクリル酸またはメタクリル酸から選択されるモノマーであってもよい。酸性およびエステル側鎖基が存在しないモノマーは、エチレンまたはプロピレンを含むがこれに限定されないアルキレンモノマーであってもよい。エステル化アクリル酸またはエステル化メタクリル酸は、それぞれ、アクリル酸のアルキルエステルまたはメタクリル酸のアルキルエステルであってもよい。アクリル酸またはメタクリル酸のアルキルエステル中のアルキル基は、1〜30個の炭素、いくつかの例では1〜20個の炭素、いくつかの例では1〜10個の炭素を有するアルキル基、いくつかの例では、メチル、エチル、iso−プロピル、n−プロピル、t−ブチル、iso−ブチル、n−ブチルおよびペンチルから選択されるアルキル基であってもよい。
エステル側基を有するポリマーは、エステル側基を有する第1のモノマー、酸性側基を有する第2のモノマー、ならびに酸性およびエステル側基が存在しないアルキレンモノマーである第3のモノマーのコポリマーであってもよい。エステル側基を有するポリマーは、(i)エステル化アクリル酸またはエステル化メタクリル酸、いくつかの例ではアクリル酸またはメタクリル酸のアルキルエステルから選択されるエステル側基を有する第1のモノマー、(ii)アクリル酸またはメタクリル酸から選択される酸性側基を有する第2のモノマー、ならびに(iii)エチレンおよびプロピレンから選択されるアルキレンモノマーである第3のモノマーのコポリマーであってもよい。第1のモノマーは、コポリマーの1重量%〜50重量%、いくつかの例では5重量%〜40重量%、いくつかの例ではコポリマーの5重量%〜20重量%、いくつかの例では5重量%〜15重量%を構成することができる。第2のモノマーは、コポリマーの1重量%〜50重量%、いくつかの例ではコポリマーの5重量%〜40重量%、いくつかの例ではコポリマーの5重量%〜20重量%、いくつかの例では、コポリマーの5重量%〜15重量%を構成することができる。第1のモノマーは、コポリマーの5重量%〜40重量%を構成することができ、第2のモノマーはコポリマーの5重量%〜40重量%を構成し、第3のモノマーはコポリマーの残りの重量を構成する。いくつかの例では、第1のモノマーはコポリマーの5重量%〜15重量%を構成し、第2のモノマーはコポリマーの5重量%〜15重量%を構成し、第3のモノマーはコポリマーの残りの重量を構成する。いくつかの例では、第1モノマーはコポリマーの8重量%〜12重量%を構成し、第2モノマーはコポリマーの8重量%〜12重量%を構成し、第3モノマーはコポリマーの残りの重量を構成する。いくつかの例では、第1のモノマーはコポリマーの約10重量%を構成し、第2のモノマーはコポリマーの約10重量%を構成し、第3のモノマーはコポリマーの残りの重量を構成する。ポリマーは、DuPont(登録商標)から入手可能なBynel 2022およびBynel 2002を含む、Bynel(登録商標)クラスのモノマーから選択することができる。
エステル側基を有するポリマーは、液体電子写真用組成物における、樹脂ポリマー、例えば熱可塑性樹脂の総量、例えば酸性側基を有するポリマーおよびエステル側基を有するポリマーまたはポリマーの総量の1重量%以上を構成することができる。エステル側基を有するポリマーは、液体電子写真用組成物における、樹脂ポリマー、例えば熱可塑性樹脂ポリマーの総量の5重量%以上、いくつかの例では、樹脂ポリマー、例えば熱可塑性樹脂ポリマーの総量の8重量%以上、いくつかの例では、樹脂ポリマー、例えば熱可塑性樹脂ポリマーの総量の10重量%以上、いくつかの例では、樹脂ポリマー、例えば熱可塑性樹脂ポリマーの総量の15重量%以上、いくつかの例では、樹脂ポリマー、例えば熱可塑性樹脂ポリマーの総量の20重量%以上、いくつかの例では、樹脂ポリマー、例えば熱可塑性樹脂ポリマーの総量の25重量%以上、いくつかの例では、樹脂ポリマー、例えば熱可塑性樹脂ポリマーの総量の30重量%以上、いくつかの例では、樹脂ポリマー、例えば熱可塑性樹脂ポリマーの総量の35重量%以上を構成することができる。エステル側基を有するポリマーは、液体電子写真用組成物における、樹脂ポリマー、例えば熱可塑性樹脂ポリマーの総量の5〜50重量%、いくつかの例では、液体電子写真用組成物における、樹脂ポリマー、例えば熱可塑性樹脂ポリマーの総量の10重量%〜40重量%、いくつかの例では、液体電子写真用組成物における、樹脂ポリマー、例えば熱可塑性樹脂ポリマーの総量の5重量%〜30重量%、いくつかの例では、液体電子写真用組成物における、樹脂ポリマー、例えば熱可塑性樹脂ポリマーの総量の5重量%〜15重量%、いくつかの例では、液体電子写真用組成物における、樹脂ポリマー、例えば熱可塑性樹脂ポリマーの総量の15重量%〜30重量%を構成することができる。
エステル側基を有するポリマーは、50mgKOH/g以上の酸性度、いくつかの例では60mgKOH/g以上の酸性度、70mgKOH/g以上の酸性度、80mgKOH/g以上の酸性度を有することができる。エステル側基を有するポリマーは、100mgKOH/g以下、いくつかの例では90mgKOH/g以下の酸性度を有することができる。エステル側基を有するポリマーは、60mgKOH/g〜90mgKOH/gの酸性度、いくつかの例では70mgKOH/g〜80mgKOH/gの酸性度を有することができる。
エステル側基を有するポリマーは、約10g/10分〜約120g/10分、いくつかの例では約10g/10分〜約50g/10分、いくつかの例では約20g/10分〜約40g/10分、いくつかの例では約25g/10分〜約35g/10分のメルトフローレートを有することができる。
樹脂の単数および複数のポリマー、単数または複数のコポリマーは、いくつかの例において、トナーのNucrelファミリー(例えば、Nucrel 403(商標)、Nucrel 407(商標)、Nucrel 609HS(商標)、Nucrel 908HS(商標)、Nucrel 1202HC(商標)、Nucrel 30707(商標)、Nucrel 1214(商標)、Nucrel 903(商標)、Nucrel 3990(商標)、Nucrel 910(商標)、Nucrel 925(商標)、Nucrel 699(商標)、Nucrel 599(商標)、Nucrel 960(商標)、Nucrel RX 76(商標)、Nucrel 2806(商標)、Bynell 2002、Bynell 2014、Bynell 2020およびBynell 2022、(E. I. du PONTにより販売))、トナーのAclynファミリー(例えば、Aclyn 201、Aclyn 246、Aclyn 285、およびAclyn 295)ならびにトナーのLotaderファミリー(Lotader 2210、Lotader, 3430、およびLotader 8200(Arkemaにより販売))から選択されることができる。
樹脂は、液体電子写真用組成物の固形分の約5〜90重量%、いくつかの例では約50〜80重量%を構成することができる。樹脂は、液体電子写真用組成物の固形分の約60〜95重量%、いくつかの例では約70〜95重量%を構成することができる。
電荷アジュバント
電子写真用組成物は電荷アジュバントを含むことができる。電荷アジュバントは、電荷ディレクタと一緒に存在してもよく、また電荷ディレクタと異なっていてもよく、そして静電組成物の粒子、例えば樹脂含有粒子上の電荷を増加および/または安定化するように作用してもよい。電荷アジュバントは、限定されるものではないが、バリウムペトロネート、カルシウムペトロネート、ナフテン酸のCo塩、ナフテン酸のCa塩、ナフテン酸のCu塩、ナフテン酸のMn塩、ナフテン酸のNi塩、ナフテン酸のZn塩、ナフテン酸のFe塩、ステアリン酸のBa塩、ステアリン酸のCo塩、ステアリン酸のPb塩、ステアリン酸のZn塩、ステアリン酸のAl塩、ステアリン酸のCu塩、ステアリン酸のFe塩、金属カルボン酸塩(例えば、Alトリステアレート、Alオクタノエート、Liヘプタノエート、Feステアレート、Feジステアレート、Baステアレート、Crステアレート、Mgオクタノエート、Caステアレート、Feナフテネート、Znナフテネート、Mnヘプタノエート、Znヘプタノエート、Baオクタノエート、Alオクタノエート、Coオクタノエート、Mnオクタノエート、およびZnオクタノエート)、Coリネオレート(lineolate)、Mnリネオレート、Pbリネオレート、Znリネオレート、Caオレエート、Coオレエート、Znパルミレート、Caレジネート、Coレジネート、Mnレジネート、Pbレジネート、Znレジネート、2−エチルヘキシルメタクリレート−co−メタクリル酸カルシウムおよびアンモニウム塩のABジブロックコポリマー、アルキルアクリルアミドグリコール酸アルキルエーテルのコポリマー(例えば、メチルアクリルアミドグリコール酸メチルエーテル−co−ビニルアセテート)、ならびにヒドロキシビス(3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸)アルミン酸塩一水和物が挙げられる。いくつかの例では、電荷アジュバントはアルミニウムジおよび/またはトリステアレートおよび/またはアルミニウムジおよび/またはトリパルミテートである。
電荷アジュバントは、液体電子写真用組成物の固形分の約0.1〜5重量%を構成することができる。電荷アジュバントは、液体電子写真用組成物の固形分の約0.5〜4重量%を構成することができる。電荷アジュバントは、液体電子写真用組成物の固体の約1〜3重量%を構成することができる。
電荷ディレクタ
電荷ディレクタを電子写真用組成物に添加することができる。いくつかの例では、電荷ディレクタは、単塩および一般式MAの塩のナノ粒子を含み、ここでMはバリウムであり、nは2であり、そしてAは一般式[R−O−C(O)CHCH(SO )C(O)−O−R](式中RおよびRの各々は、アルキル基)のイオンである。
一般式MAのスルホスクシネート塩は、ミセル形成塩の例である。電荷ディレクタは、一般式HA(Aは上記の通りである)の酸を実質的に含まないか、または含まなくてもよい。電荷ディレクタは、ナノ粒子の少なくともいくつかを包囲する前記スルホスクシネート塩のミセルを含むことができる。電荷ディレクタは、10nm以下、いくつかの例では2nm以上(例えば、4〜6nm)のサイズを有する少なくともいくつかのナノ粒子を含むことができる。
単塩は、Mg、Ca、Ba、NH、tert−ブチルアンモニウム、LiおよびAl+3から、またはそれらの任意のサブグループから選択されるカチオンを含むことができる。一例では、単塩は無機塩、例えばバリウム塩である。単塩は、SO 2−、PO3−、NO 、HPO 2−、CO 2−、アセテート、トリフルオロアセテート(TFA)、Cl、Bf、F、ClO 、および、TiO 4−から、またはそれらの任意のサブグループから選択されるアニオンを含むことができる。いくつかの例では、単塩はリン酸水素アニオンを含む。
単塩は、CaCO、BaTiO、Al(SO、Al(NO、Ca(PO、BaSO、BaHPO、Ba(PO、CaSO、(NHCO、(NHSO、NHOAc、tert−ブチルアンモニウムブロミド、NHNO、LiTFA、Al(SO、LiClO、および、LiBF、またはそれらの任意のサブグループから選択されることができる。一例では、単塩は、BaHPOでありえる。
式[R−O−C(O)CHCH(SO )C(O)−O−R]において、いくつかの例では、RおよびRの各々は、脂肪族アルキル基である。いくつかの例において、RおよびRの各々は、独立して、C6−25アルキルである。いくつかの例では、前記脂肪族アルキル基は直鎖状である。いくつかの例では、前記脂肪族アルキル基は分岐状である。いくつかの例において、前記脂肪族アルキル基は、6個を超える炭素原子の直鎖を含む。いくつかの例では、RおよびRは同じである。いくつかの例では、RおよびRの少なくとも1つはC1327である。
電子写真用組成物において、電荷ディレクタは、静電組成物の固形物の約0.001重量%〜20重量%、いくつかの例では0.01重量%〜20重量%、いくつかの例では0.01重量%〜10重量%、いくつかの例では0.01重量%〜1重量%を構成することができる。電荷ディレクタは、液体電子写真用組成物の固形分の約0.001〜0.15重量%、いくつかの例では0.001〜0.15重量%、いくつかの例では0.001〜0.02重量%を構成することができる。いくつかの例では、電荷ディレクタは、静電組成物に負電荷を付与する。粒子の導電率は、50〜500pmho/cmの範囲、いくつかの例では、200〜350pmho/cmの範囲であり得る。
キャリア液体
液体電子写真用組成物のキャリア液体は、静電組成物中の他の成分のための分散媒体として作用することができる。例えば、キャリア液体は、炭化水素、シリコーン油、植物油などを含むことができる。キャリア液体としては、トナー粒子の媒体として使用することができる絶縁性、非極性、非水性の液体を挙げることができるが、これに限定されるものではない。キャリア液体は、約10ohm-cmを超える抵抗率を有する化合物を含むことができる。キャリア液体は、約5未満の誘電率、いくつかの例では約3未満の誘電率を有することができる。キャリア液体としては、炭化水素を挙げることができるが、これに限定されない。炭化水素としては、脂肪族炭化水素、異性化脂肪族炭化水素、分枝鎖脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、およびそれらの組み合わせを挙げることができるが、これらに限定されない。キャリア液体の例には、脂肪族炭化水素、イソパラフィン化合物、パラフィン化合物、脱芳香族炭化水素化合物などを挙げることができるが、これらに限定されない。いくつかの例では、キャリア液体はイソパラフィン性液体である。特に、キャリア液体としては、限定されるものではないが、Isopar-G(商標)、Isopar-H(商標)、Isopar-L(商標)、Isopar-M(商標)、Isopar-K(商標)、Isopar-V(商標)、Norpar 12(商標)、Norpar 13(商標)、Norpar 15(商標)、Exxol D40(商標)、Exxol D80(商標)、Exxol D100(商標)、Exxol D130(商標)、およびExxol D140(商標)(各々はEXXON CORPORATIONにより販売);Teclen N-16(商標)、Teclen N-20(商標)、Teclen N-22(商標)、Nisseki Naphthesol L(商標)、Nisseki NaphthesolM(商標)、Nisseki Naphthesol H(商標)、#0 Solvent L(商標)、#0 Solvent M(商標)、#0 Solvent H(商標)、Nisseki lsosol 300(商標)、Nisseki lsosol 400(商標)、AF-4(商標)、AF-5(商標)、AF-6(商標)、およびAF-7(商標)(各々はNIPPON OIL CORPORATIONにより販売);IP Solvent 1620(商標)、およびIP Solvent 2028(商標)(各々はIDEMITSU PETROCHEMICAL CO., LTD.により販売);AmscoOMS(商標)、およびAmsco 460(商標)(各々はAMERICANMINERAL SPIRITS CORP.により販売);ならびに、Electron, Positron, NewII, Purogen HF(100%合成テルペン)(ECOLINK(商標)により販売)の商標にて販売されている液体が挙げられる。
印刷前にて、キャリア液体は、静電組成物の約20重量%〜99.5重量%、いくつかの例では静電組成物の50重量%〜99.5重量%を構成することができる。印刷前にて、キャリア液体は、静電組成物の約40〜90重量%を構成することができる。印刷前にて、キャリア液体は、静電組成物の約60重量%〜80重量%を構成することができる。印刷前にて、キャリア液体は、静電組成物の約90重量%〜99.5重量%、いくつかの例では静電組成物の95重量%〜99重量%を構成することができる。
組成物は、印刷基材上に印刷されるとき、キャリア液体を実質的に含まなくてもよい。静電印刷プロセスにおいて、および/またはその後において、例えば印刷および/または蒸発の間の電気泳動プロセスにより、実質的に固体のみが印刷基材に転写されるように、キャリア液体を除去することができる。キャリア液体を実質的に含まないことは、印刷基材上に印刷されたインクが、5重量%未満のキャリア液体、いくつかの例では、2重量%未満のキャリア液体、いくつかの例では1重量%未満のキャリア液体、いくつかの例では、0.5重量%未満のキャリア液体を含むことを示し得る。いくつかの例では、印刷基材上に印刷されたインクは、キャリア液体を含まない。
着色剤
着色剤は、第1のインクとして使用される透明電子写真用インク組成物に存在しなくてもよい。しかしながら、第2のインク組成物が電子写真用インク組成物である場合、第2のインクは着色剤を含むことができる。着色剤は、顔料、染料およびそれらの組み合わせから選択されてもよい。着色剤は、シアン着色剤、黄色着色剤、マゼンタ着色剤および黒色着色剤から選択することができる。着色剤は、フタロシアニン着色剤、インディゴルド着色剤、インダントロン着色剤、モノアゾ着色剤、ジアゾ着色剤、無機塩および錯体、ジオキサジン着色剤、ペリレン着色剤、アントラキノン着色剤、およびそれらの任意の組み合わせから選択され得る。
存在する場合、着色剤は、組成物の固形分の全重量の0.1〜10重量%、例えば2〜5重量%の量で存在することができる。
固体極性化合物
透明電子写真用インク組成物は、固体極性化合物をさらに含んでいてもよい。いくつかの例では、固体極性化合物は、(例えば、室温、すなわち約20℃〜約25℃で)固体の無色の有機材料である。固体有機材料は、ポリマー材料または非ポリマー材料であってもよい。固体極性化合物は、非極性キャリア流体、例えばイソ−パラフィン系流体中で膨潤または溶解するのに耐える有機粒子であってもよい。固体極性化合物は、樹脂中に分散されていてもよく、いくつかの例では、透明静電インキ組成物中の固形物の60重量%までの量で存在してもよい。固体極性化合物は、サッカリド、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、スチレン無水マレイン酸、ビスマレイミドオリゴマー、セルロース誘導体および脂肪族ウレタンアクリレートからなる群から選択することができる。
いくつかの例では、透明電子写真用インク組成物は、サッカリドまたは改質サッカリドを含む。いくつかの例では、改質サッカリドはアセチル化サッカリドである。いくつかの例では、透明静電インク組成物は、マルトース一水和物、スクロース、スクロースオクタノエート、スクロースオクタアセテート、デキストリン、キシリトールおよびスクロースベンゾエートから選択されるサッカリドまたは改質サッカリドを含む。
一例では、サッカリドまたは改質サッカリドは、マルトース一水和物である。
いくつかの例では、透明静電インク組成物は、静電インク組成物中の不揮発性固体の15重量%を超える量で、例えば、透明静電インキ組成物中の不揮発性固体の20重量%より多い量で、例えば、透明静電インキ組成物中の不揮発性固体の25重量%より多い量で、例えば、透明静電インキ組成物中の不揮発性固体の30重量%より多い量で、サッカリドまたは改質サッカリドを含む。いくつかの例では、透明静電インキ組成物は、透明静電インキ組成物中の不揮発性固形物の60重量%未満の量で、例えば、静電インク組成物中の不揮発性固体の50重量%未満の量で、例えば、透明静電インキ組成物中の不揮発性固体の45重量%未満の量で、例えば、透明静電インク組成物中の不揮発性固体の40重量%未満の量で、サッカリドまたは改質サッカリドを含む。
一例では、透明静電インク組成物は、透明電子写真用インク組成物の不揮発性固形分の20〜60重量%の量で、例えば、25〜45重量%の量で、サッカリドまたは改質サッカリドを含む。
いくつかの例では、固体極性化合物は、約30nm〜約300nmの粒子サイズを有する。
市販のスチレンマレイン酸無水物の例には、SartomerCo. LLC製のコポリマー、例えば、SMA(登録商標)4000I、SMA(登録商標)1000I、およびSMA(登録商標)1000Pなどが挙げられる。セルロース誘導体の例としては、ナトリウムカルボキルシメチルセルロースおよびセルロースアセテートプロピオネートが挙げられる。ビスマレイミドオリゴマーの適切な例はビス−ステアラミドであり、脂肪族ウレタンアクリレートの適切な例は、スペインArkema製のREAFREE(登録商標)UV ND-2335である。これらの固体極性化合物は例であり、極性原子を含み、非極性キャリア流体中で膨潤または溶解するのに耐性のある他の有機材料を使用してもよいことは理解されよう。
透明電子写真用インク組成物
一例では、透明電子写真用インク組成物は、液体キャリアと熱可塑性樹脂とを含む。いくつかの実施例では、透明電子写真用インク組成物はまた、固体極性化合物を含む。液体キャリアは、イソパラフィンキャリアであってもよい。熱可塑性樹脂は、エチレンメタアクリル酸コポリマーおよび/またはエチレンアクリル酸コポリマーを含むことができる。いくつかの例では、熱可塑性樹脂は、エチレンメタクリル酸コポリマーおよびエチレンアクリル酸コポリマーを、10:1〜1:1、例えば5:1〜3:1、例えば4:1の比率で含む。固体極性化合物は、サッカリド、例えば、マルトース一水和物であってもよい。適切な透明電子写真用インク組成物の例は、HP Indigo ElectroInk(登録商標) Primerの商標で販売されている。
透明電子写真用インクは、着色剤を含まないことがある。例えば、組成物中の固形分の総重量を基準にして、0重量%〜0.5重量%未満、例えば0〜0.1重量%または0.01重量%未満の着色料を含有してもよい。
いくつかの例では、印刷された後、透明静電インキ組成物は、厚さが10μm未満、例えば厚さが9μm未満、厚さが8μm未満、厚さが7μm未満、厚さが6μm未満、厚さが5μm未満、厚さが4μm未満、厚さが3μm未満、厚さが2μm未満、厚さが1.5μm未満の層を形成する。いくつかの例では、透明静電インク組成物は厚が約1μmである。
いくつかの例では、印刷された後、透明静電インキ組成物は、厚さが0.1μmを超える、例えば厚さが0.2μmを超える、厚さが0.3μmを超える、厚さが0.4μmを超える、厚さが0.5μmを超える、厚さが0.6μmを超える、厚さが0.7μmを超える、厚さが0.8μmを超える、厚さが0.9μmを超える層を形成する。いくつかの例では、材料のフィルムは、0.1〜5μmの厚さ、例えば、0.3〜2μmの厚さである。いくつかの例では、フィルムは0.5〜1.5μmの厚さであってもよい。
透明電子写真用インク組成物は、基材上に印刷された場合、基材と比較的弱い接着を形成し、透明電子写真用インク組成物を都合よく除去することができる。例えば、印刷された後、透明電子写真用インク組成物は、剥離またはこすり落としによって基材から除去され得る。一例では、組成物は、印刷されたインクの上に接着テープを塗布し、次いで基材の表面からテープを剥がすことによって除去することができる。
他の例では、透明電子写真用インク組成物を熱転写により除去することができる。透明電子写真用組成物と基材との間の接着は、熱の適用によって、例えば透明電子写真用インク中の樹脂が軟化または溶融するにつれて、弱められてもよい。
プライマー
上述したように、少なくとも透明電子写真用インク組成物でインプリントされていない基材の領域にプライマーを塗布することができる。いくつかの例では、プライマーはまた、透明電子写真用インク組成物の上に塗布される。
任意の適切なプライマーが、本開示の方法において使用され得る。適切なプライマーには、例えばポリマーおよび溶媒を含む、ポリマープライマーが挙げられる。いくつかの例では、プライマーはポリマーエマルジョンを含む。適切な溶媒には、水性溶媒、例えば水が挙げられる。溶媒中のポリマーの濃度は、5〜30重量%、例えば10〜15重量%であってもよい。
いくつかの例では、プライマーは、エチレンアクリル/メタクリル酸またはアクリレート/メタクリレートコポリマーエマルション、エチレンアクリルアイオノマー(ケン化アクリル酸)、ポリアミド、ポリウレタン、ポリアミン、ポリエチレンイミン、エチレンビニルアルコールおよびエチレンビニルアセテートコポリマーエマルションから選択されることができる。プライマーはまた、極性基を含むポリマーを含むことができる。極性基の例には、スルホン酸基、ホスホン酸基、無水物基およびシラン基が含まれる。
一例では、a)約10〜約40重量%の全固形分を含む水性分散液における、約60〜95重量%のエチレンとアクリル酸またはメタクリル酸とのコポリマー;およびb)約10〜40重量%の水素化ロジンまたはロジンエステルを含む接着促進剤の混合物を含むプライマーコーティングである。そのようなプライマーの例は、US8198353に記載されている。一例では、プライマーはポリエチレンイミンを含む。一例では、プライマーは、水に溶解した1〜30重量%(例えば、5〜20重量%)のポリエチレンイミンを含む。いくつかの例では、プライマーはMichelman(登録商標)DP050およびMichelman(登録商標)DP030の商標で販売されているプライマーである。
プライマーは、架橋剤、消泡剤、レベリング剤(湿潤剤)、およびブロッキング防止剤の少なくとも1つを含むこともできる。
プライマーは、基材の0.01〜5g/m、例えば、基材の0.02〜3g/mの層として塗布することができる。一例において、プライマーは基材の0.03〜1.5g/m、例えば基材の0.04〜1g/mの量で適用される。一例において、プライマーは基材の0.05〜0.8g/m、例えば基材の0.1〜0.5g/mの量で適用される。
プライマーは、塗装、浸漬、展着およびグラビアコーティングを含む任意の適切な方法を用いて塗布することができる。一例では、プライマーは機械的手段によって塗布され、デジタル印刷されない。
いくつかの例では、プライマーは電子写真印刷には適さないアナログプライマーである。例えば、プライマーは、電荷アジュバントおよび/または電荷ディレクタを欠いていてもよい。プライマーは、非選択的アナログプライマーでありえ、そのためデジタル印刷によって基材の選択された領域上に標的化することができない。
印刷基材
本開示の方法は、任意の適切な基材を印刷するために使用され得る。基材(例えば、基材またはさらなる基材)はポリマーであってもよい。いくつかの例では、基材(例えば基材またはさらなる基材)は可撓性基材である。いくつかの例では、基材(例えば基材またはさらなる基材)はポリマーフィルムである。いくつかの例では、基材(例えば、基材またはさらなる基材)はペーパーフィルムである。いくつかの例では、基材は布地であってもよい。基材はさらに、例えばコーティング層または支持層として金属を含むことができる。
いくつかの例では、基材は、ポリエチレン(PE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリプロピレン(PP)、二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、二軸延伸ポリアミド、およびポリ塩化ビニルから選択されるポリマーから形成されてもよい。
印刷されると、基材は処理され、フレキシブルパッケージングを含む様々な物品に形成されることができる。一例では、基材は収縮スリーブに形成されてもよい。
印刷された基材は、積層、接着または封止されてもよい。一例では、基材の一部は、シームまたはシールを形成するために基材の別の部分に接着される。シームまたは接着の形成を助けるために、溶媒、例えばTHFを使用することができる。基材の濡れ特性は、基材の表面上に露出したプライマーの存在によって影響されないことがありえる。
いくつかの例では、基材は材料のフィルムを含み、ここでフィルムは、厚さが100μm未満、例えば厚さが90μm未満、厚さが80μm未満、厚さが70μm未満、厚さが60μm未満、厚さが50μm未満、厚さが40μm未満、厚さが30μm未満、厚さが20μm未満、厚さが15μm未満である。いくつかの例では、材料のフィルムは約12μmの厚さである。
いくつかの例では、基材は材料のフィルムを含み、ここでフィルムは、厚さが12μmより大きく、例えば厚さが15μmより大きく、厚さが20μmより大きく、厚さが30μmより大きく、厚さが40μmより大きく、厚さが50μmより大きく、厚さが60より大きく 厚さが70μmより大きく、厚さが80μmより大きく、厚さが90μmより大きい。いくつかの例では、材料のフィルムは約100μmの厚さである。
透明電子写真用インクを基材上に印刷する前に、基材をコロナ処理することができる。
電子写真印刷
上述のように、透明電子写真用インク組成物は、基材上に電子写真的に印刷されてもよい。第2のインク組成物として使用される任意の電子写真用インク組成物は、基材上のプライマー層上に電子写真的に印刷されてもよい。電子写真印刷方法は、表面上に潜在的な電子写真画像を形成することを含むことができる。その後、少なくともいくらかの電子写真用インク組成物が表面に付着して表面上に現像されたトナー画像を形成するように、表面を電子写真用インク組成物と接触させることができる。次いで、トナー画像は、いくつかの例では中間転写部材を介して基材に転写される。プリンティングプロセス印刷に使用される電子写真用インク組成物は、例えば、熱可塑性樹脂、電荷アジュバントおよび/または電荷ディレクタを含むトナー粒子を含むことができる。第2のインク組成物の場合、トナー粒子は着色剤をさらに含んでいてもよい。透明電子写真用インク組成物の場合、トナー粒子は固体極性化合物をさらに含むことができる。
熱転写
上述したように、透明電子写真用インクは、熱転写または加温転写によって、基材の選択された領域から(それらの領域の上にある任意のプライマーおよび/または第2のインク組成物と共に)除去することができる。これは、印刷された基材をさらなる基材と接触させることを含み得る。熱および圧力は、透明電子写真用インクおよびその上にあるプライマーまたは第2のインクをさらなる基材上に転写するように適用されてもよい。加熱工程は、印刷された透明電子写真用インク組成物中の熱可塑性樹脂を軟化または溶融させ、基材からの転写を容易にするのに役立ち得る。接触は、市販されているラミネーション装置または圧力シーラーで行うことができる。その後、基材とさらなる基材が分離されると、さらなる基材は、透明電子写真用インクと、初期基材上に透明電子写真用インク層を予め重ねた任意のプライマーまたは第2のインクとで形成された画像でインプリントされることができる。
接触は、熱可塑性樹脂が接触中に軟化または溶融するのを可能にするのに適した温度で行うことができる。温度は、高温、例えば、30℃以上、いくつかの例では40℃以上、いくつかの例では50℃以上、いくつかの例では60℃以上、または70℃以上、または80℃以上、いくつかの例では100℃以上、いくつかの例では150℃以上、いくつかの例では180℃以上であってもよい。適切な温度は、30℃〜100℃、いくつかの例では30℃〜80℃、いくつかの例では30℃〜70℃、いくつかの例では40℃〜80℃であってもよい。適切な温度は、50℃〜250℃、いくつかの例では60℃〜220℃、いくつかの例では90℃〜210℃、いくつかの例では90℃〜130℃、いくつかの例では100〜110℃であってもよい。熱可塑性樹脂が軟化または溶融している間に、基材およびさらなる基材が分離されてもよい。
温度は、ASTM D1525を用いて測定した樹脂のビカット軟化点以上の温度であってもよい。温度は、ASTM D3418による示差走査熱量測定法により測定して、樹脂の凝固点以上の温度であってもよい。温度は、ASTM D3418による示差走査熱量測定法により測定して、樹脂の融点以上の温度であってもよい。複数のポリマーが樹脂に使用される場合、軟化点、凝固点または融点は、ポリマーのブレンドにて測定されてもよい。
接触は、少なくとも1つ、いくつかの例では両方が、上記の温度へと加熱されている2つの部材の間で基材を押圧することを含むことができる。いくつかの例では、2つの部材を同じ温度、例えば上記の温度に加熱することができる。いくつかの例では、2つの部材を異なる温度に加熱することができ、例えば1つは40℃〜100℃、例えば40℃〜70℃の温度であり、他方は、より高い温度、例えば、100℃以上の温度、例えば、110℃〜250℃の温度、例えば110℃〜150℃の温度とすることができる。いくつかの例では、部材の少なくとも1つを100℃以上の温度に加熱する。2つの部材はローラーであってもよく、ラミネーション装置の一部であってもよい。2つの部材がローラーである場合、ローラーを通る目的とする基材および転写材料(透明静電画像およびその間の画像を有する)を通過する速度は、透明静電インク組成物の樹脂を軟化または溶融させるのに適した速度であり得る。速度は、少なくとも0.1m/分、いくつかの例では少なくとも0.5m/分、いくつかの例では少なくとも1m/分であってもよい。速度は、少なくとも10m/分以下、いくつかの例では5m/分以下、いくつかの例では4m/分以下、いくつかの例では3m/分以下であってもよい。速度は、0.1m/分〜10m/分、いくつかの例では0.5m/分〜5m/分、いくつかの例では0.5m/分〜4m/分、いくつかの例では1m/分〜3m/分であってもよい。速度は、ローラーの温度に依存して決定されることができ、接触時間をより短くすることができることから、より高い温度は樹脂のより速い軟化または溶融をもたらし、より高速を可能にする。
接触の間、例えば上記の温度で、転写材料および目的基材に圧力を加えることができる。圧力は、少なくとも1バール(100kPa)から、いくつかの例では少なくとも2バール、いくつかの例では1バールから20バール、いくつかの例では2バールから10バール、いくつかの例では2バールから5バール、いくつかの例では、5バールから10バールの圧力である。
上昇した温度で、いくつかの例では加圧下にて接触させることは、さらなる基材上に接着するのに適した時間にて実施することができる。適切な時間は、少なくとも0.1秒、いくつかの例では少なくとも0.2秒、いくつかの例では少なくとも0.5秒、いくつかの例では少なくとも0.8秒、いくつかの例では少なくとも1秒、いくつかの例では少なくとも1.2秒、いくつかの例では少なくとも1.5秒、いくつかの例では少なくとも1.8秒、いくつかの例では少なくとも2秒でありえる。好適な時間は0.1秒〜10秒、いくつかの例では0.5秒〜5秒であってもよい。
以下の例では、「Isopar」はExxonMobilによって製造され、CAS番号64742-48-9を有するIsopar(商標)L Fluidである。
以下の例において、使用される樹脂は、4:1の重量比のDuPontから入手可能なNucrel 699およびHoneywellから入手可能なA-C 5120である。
以下の例において、NCDは、以下の3つの成分で作られた天然電荷ディレクタを示す:KT(リン脂質および脂肪酸中の天然大豆レシチン)、BBP(塩基性バリウムペトロネート、すなわちChemtura(登録商標)によって供給される21−26炭化水素アルキルのバリウムスルホネート塩)およびGT(Croda(登録商標)によって供給されるドデシルベンゼンスルホン酸イソプロピルアミン)。組成物は、6.6重量%のKT、9.8重量%のBBP、および3.6重量%のGT、残部80%Isoparである。
以下の例において、SCDは、US2009/0311614またはWO2007130069に記載されているバリウムビススルホスクシネート塩である、合成電荷ディレクタを示す。これは、インク粒子の安定した負電荷を高めるミセルコア(リン酸バリウム)中に強塩基を有する、強力な負電荷ディレクタである。SCDは電荷ディレクタであり、分散剤が存在しない場合、非常に低い電界荷電(高い電荷分配)を示すことが分かっている。
実施例1
本実施例では、透明電子写真用インク組成物を調製した。この組成物は、Isopar中に分散された35重量%の固形分を含有するペースト(73.14g)として形成された。この固形分は、ペースト中の固形分の総重量に基づいて、65重量%の樹脂(Nucrel(登録商標)699(DuPont)とA-C 5120(Honeywell)の4:1混合物)、35重量%のマルトース一水和物(Fisher)、および1.0重量%のアルミニウムステアレート(電荷アジュバント、SigmaAldrich)を含んでいた。25℃で24時間、アトライター(米国ユニオン・プロセスのS0)を用いてペーストを粉砕した。次いで、このペーストをIsopar中で2重量%の固形分に希釈し、2kgの加工インク溶液に8mlのNCD溶液を添加することによって荷電した。
実施例2
二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)フィルム基材(Treofan(登録商標))をコロナ放電(1kW)を用いて処理した。実施例1で調製した透明電子写真用インク組成物を、HP Indigo 6600印刷システムを用いて、処理したフィルム基材上に電子写真的に印刷した。印刷された層は約1μmの厚さであった。
次いで、非選択性アナログプライマー(10重量%の水中のポリエチレンイミン、DP050 Michelman)を、印刷された透明電子写真用インクの上にグラビアコーティング(約0.2g/m)により塗布した。プライマーを乾燥させた。乾燥後、液体シアン電子写真用インク(HP Indigo(登録商標)Cyan)を、HP Indigo 6600印刷システムを用いてプライマー上に印刷した(約1μm厚)。
実施例3
本実施例では、実施例2の基材の種々の特性を試験した。
接着強度
接着テープ片(テープ810 scotch、3M)を実施例2の基材の印刷面の上に置いた。接着テープの裏側に2kgのゴムローラーを巻いて、接着テープと基材との間の接着を強化した。その後、接着テープを基材から剥がした。基材の露出部分と初期二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)フィルム基材(Treofan(登録商標))の未処理部分との間にシールが形成された。シールは、半自動シール機(Sealer Brugger HSC-s)を用いて形成した。接着強度はInstron210 Family Electromechanical Universal Test Machineを用いて測定した。
シールの接着強度は、2.7〜3.8lbsN/inchであると測定された。
プライマーの存在
接着テープ片(テープ810 scotch、3M)を実施例2の基材の印刷面の上に置いた。接着テープの裏側に2kgのゴムローラーを巻いて、接着テープと基材との間の接着を強化した。次いで、接着テープを基材から剥がした。基材の露出した表面を分析し(pH指示薬を使用して)、残留プライマーの存在を判定した。プライマーは検出されなかった。
熱転写品質
実施例2の基材の印刷面を紙フィルム(Condat130gr)と接触させて、印刷画像の熱転写の効率を測定した。紙フィルムへの熱転写は、実験用ラミネーター(GMP製、モデルEXCELAM PLUS 355RM)を用いて行った。紙フィルムは、画像を紙フィルムに熱転写する前に、実施例2の基材の印刷面の上に置いた。基材および紙フィルムを2つの加熱ロールラミネーターに通し、ここで実施例2の印刷基材をトップロールによって120℃に加熱した:底部の紙フィルムを、底部のロールによって50℃に加熱した。フォイル速度は1.9m/分であり、圧力は最大に設定された。
実施例2の印刷基材上に元々存在していた透明電子写真用インクは、基材の表面から完全に放出され、実施例2の基材上に元々存在していた印刷画像を紙フィルム上に転写した。
比較例4
実施例3で概説した試験を比較基材について繰り返した。サンプルAは、実施例2の出発基材に用いた未処理二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)フィルム基材(Treofan(登録商標))であった。
サンプルBでは、二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)フィルム基材(Treofan(登録商標))をコロナ処理(1kW)し、グラビアコーティングによる非選択性アナログプライマー(DP050 Michelman)の層(約0.2g/m)でプライミングした。
サンプルCは、プライマー層が露出したままであることを除いて、実施例2の印刷基材と同一であった。換言すれば、シアン電子写真用インクの層は、プライマー層の上に印刷されなかった。
以下の表は、実施例2の基材の特性をサンプルA、BおよびCと比較する。実施例2の印刷基材で達成された接着強度は、サンプルAの未処理基材の強度に近接していることが分かる。実施例2の接着強度は、サンプルBおよびCにおいて達成された接着強度よりも優れている。基材表面に検出可能なプライマーを残さずに、実施例2の基材からコーティング層を除去することができることも分かる。一方、サンプルBおよびCでは、残留プライマーが検出された。実施例2の基材上の印刷層も、熱転写によって効果的に転写することができた。対照的に、サンプルBおよびCの基材上の層は効果的に熱転写できなかった。驚くべきことに、第2のインク層(HP Indigo(登録商標)Cyan)の存在は、実施例2の印刷層の放出を容易にした。これは、サンプルCよりも実施例2で観察された改善によって反映される。

Claims (10)

  1. 基材上に画像を選択的に印刷する方法であって、
    第1のインク組成物を基材の選択された領域に電子写真的に印刷すること、ここで第1のインク組成物は、液体キャリア、熱可塑性樹脂及び固体極性化合物を含む透明電子写真用インク組成物であり、
    基材の印刷されていない領域上および基材上に印刷された第1のインク組成物の上にプライマーを塗布すること、
    第2のインク組成物をプライマー上に印刷すること、および
    基材の選択された領域から第1のインク組成物を、
    基材をさらなる基材と接触させること、および
    熱を加えて、基材の選択された領域を覆う第1のインク組成物および任意のプライマーおよび/または第2のインク組成物をさらなる基材に転写することにより、基材の選択された領域を覆うプライマーおよび第2のインク組成物とともに除去すること、を含む方法。
  2. 熱を加えて、第2のインク組成物の層、第2のインク組成物の層の上に配置されたプライマーの層、およびプライマーの層の上に配置された第1の電子写真用インク組成物の層を含む画像がさらなる基材にインプリントされる、請求項に記載の方法。
  3. さらなる基材がポリマーフィルムから形成される、請求項またはに記載の方法。
  4. 基材がポリマーフィルムから形成される、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  5. 基材のポリマーフィルムの部分を共に接着し、またはさらなる基材のポリマーフィルムの部分を共に接着してシームを形成することをさらに含む、請求項またはに記載の方法。
  6. 第1の電子写真用インク組成物を基材上に電子写真的に印刷する前に、基材がコロナ放電によって処理される、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  7. 第2のインク組成物が、着色剤を含む電子写真用インク組成物である、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  8. 第1のインク組成物が、熱可塑性樹脂を含む透明電子写真用インク組成物である、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  9. 透明電子写真用インク組成物が着色剤を含まない、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  10. 第1のインク組成物および第2のインク組成物が、電荷ディレクタおよび/または電荷アジュバントを含む液体電子写真用組成物である、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
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