JP6713818B2 - タイヤ - Google Patents
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Description
従って、本発明の目的は、サイド部の耐オゾン性に優れるタイヤを提供することにある。
上記タイヤの少なくとも一部に、ゴム層が保護層で被覆された被覆領域を有し、
上記サイド部のゴム層がサイドゴムとチェーファーゴムとを含み、
上記サイド部外表面上の点を起点として、タイヤ幅方向に、サイド部全厚さに対する、上記チェーファーゴムから形成されている部分の厚さが占める割合が0%超であるサイド部a、上記チェーファーゴムから形成されている部分の厚さが占める割合が0%であるサイド部bにおいて、上記保護層の厚さが以下の関係
サイド部aの保護層の厚さ>サイド部bの保護層の厚さ
を満たし、
前記保護層が、何れも、ウレタン樹脂である
ことを特徴とするタイヤを提供する。
サイド部bの保護層の厚さ>トレッド部の保護層の厚さ
を満たすことが好ましい。
上記タイヤの少なくとも一部に、ゴム層が保護層で被覆された被覆領域を有し、
上記サイド部のゴム層がサイドゴムとチェーファーゴムとを含み、
上記サイド部外表面上の点を起点として、タイヤ幅方向に、サイド部全厚さに対する、上記チェーファーゴムから形成されている部分の厚さが占める割合が0%超であるサイド部a、上記チェーファーゴムから形成されている部分の厚さが占める割合が0%であるサイド部bにおいて、上記保護層の厚さが以下の関係
サイド部aの保護層の厚さ>サイド部bの保護層の厚さ
を満たし、
前記保護層が、何れも、オゾンからの保護層である
ことを特徴とするタイヤを提供する。
[タイヤ]
本発明のタイヤは、一対のビード部と、上記ビード部に連なるサイド部と、上記サイド部を連結するトレッド部とを備える。
また、本発明のタイヤは、上記タイヤの少なくとも一部に、ゴム層が保護層で被覆された被覆領域を有し、
上記サイド部のゴム層がサイドゴムとチェーファーゴムとを含み、
上記サイド部外表面上の点を起点として、タイヤ幅方向に、サイド部全厚さに対する、上記チェーファーゴムから形成されている部分の厚さが占める割合が0%超であるサイド部a、上記チェーファーゴムから形成されている部分の厚さが占める割合が0%であるサイド部bにおいて、上記保護層の厚さが以下の関係
サイド部aの保護層の厚さ>サイド部bの保護層の厚さ
を満たす。
また、本明細書において、「被覆領域」とは、ビード部、サイド部、又はトレッド部の外表面の少なくとも一部と、外表面を形成する保護層、及び該保護層に隣接するゴム層とを含む部分、即ちタイヤ外表面の少なくとも一部と、該タイヤ外表面の内側のタイヤ内部の少なくとも一部とを含む部分をいう。
また、本明細書において、タイヤの各部の「外表面」とは、2つのビードヒール部間に挟まれ、タイヤにホイールを装着した際に外気と接する面をいう。なお、ビード部外表面の外表面とは、ホイールを装着した際に、リムと接触する面をいう。
ここで、「トレッド接地端」とは、適用リムに組み付けるとともに、規定内圧を充填したタイヤを、静止した状態で平板に対し垂直に置き、最大負荷能力に対応する負荷を加えた状態での、平板との接触面におけるタイヤ幅方向両端を指す。
なお、「適用リム」とは、タイヤが生産され、又は使用される地域に有効な産業規格であって、例えば、日本ではJATMA(日本自動車タイヤ協会)のJATMA YEAR BOOK、欧州ではETRTO(The European Tyre and Rim Technical Organisation)のSTANDARDS MANUAL、米国ではTRA(The Tire and Rim Association, Inc.)のYEAR BOOK等に記載されている、適用サイズにおける標準リム(ETRTOのSTANDARDS MANUALではMeasuring Rim、TRAのYEAR BOOKではDesign Rim)を指す。また、「規定内圧」とは、上記のJATMA YEAR BOOK等に記載されている、適用サイズ・プライレーティングにおける最大負荷能力に対応する空気圧をいい、「最大負荷能力」とは、上記規格でタイヤに負荷されることが許容される最大の質量をいう。
また、本明細書において、トレッド部とは、上記トレッド接地端からタイヤ厚さ方向に切断した面に囲まれた部分をいう。また、サイド部とは、適用リムを組み付けるともに規定内圧を充填したタイヤの、適用リムとタイヤとの接点からタイヤ厚さ方向に切断した面と、上記トレッド接地端からタイヤ厚さ方向に切断した面に囲まれた部分をいう。また、ビード部とは、タイヤ端部から、適用リムを組み付けるともに規定内圧を充填したタイヤの適用リムとタイヤとの接点からタイヤ厚さ方向に切断した面までの部分をいう。なお、タイヤ厚さ方向とは、タイヤ外表面上の点を起点とする、外表面に対して垂直な方向(例えば、サイド部であれば、サイド部外表面上の点を起点とする、タイヤ幅方向)をいう。
上記ビード部は、ビード部の外表面部分の少なくとも一部に、ゴム層(ビードゴム層)と、上記ゴム層(ビードゴム層)を被覆し、ビード部の外表面を形成する保護層とからなる被覆領域を有することが好ましい。
チェーファーゴム中の老化防止剤の含有量は、チェーファーゴム100質量%に対して、0.5〜2.5質量%であることが好ましい。また、サイドゴム中の老化防止剤の含有量の0.16〜0.83%であることが好ましく、0.3〜0.8%であることがより好ましい。
また、チェーファーゴムの弾性率は、100%の引張強度で4.0MPa以上であることが好ましい。また、サイドゴムの弾性率に比べて高いことがより好ましく、サイドゴムの弾性率の2倍以上であることがさらに好ましい。上記弾性率は、例えば、打ち抜いたゴムを引張試験機で引張試験(JIS K 6251)の方法により測定することができる。
上記ビード部の保護層の厚さは、ビード部全体で均一であってもよいし、不均一であってもよい。ビード部の保護層の厚さは、例えば、積層する際に用いる発泡体の厚さ、密度、発泡倍率等により調整することができる。
上記サイド部は、サイド部の外表面部分の少なくとも一部に、ゴム層(サイドゴム層)と、上記ゴム層(サイドゴム層)を被覆し、サイド部の外表面を形成する保護層とからなる被覆領域を有する。
上記サイド部におけるウレタン樹脂層としては、上述のビード部におけるウレタン樹脂層と同様のものが挙げられる。上記ウレタン樹脂は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
上記サイド部の保護層の厚さは、例えば、積層する際に用いる発泡体の厚さ、密度、発泡倍率等により調整することができる。
本実施形態のタイヤでは、サイド部全体で均一な耐オゾン性を確保する観点から、上記サイド部の中でも、チェーファーゴムの割合が少ない部分よりも、チェーファーゴムの割合が多い部分の方が、保護層が厚いことが好ましく、トレッド部に近いサイド部(サイド部b23)の保護層よりも、ビード部に近いサイド部(サイド部a22)の保護層が厚いことがより好ましい。即ち、サイド部外表面上の点を起点とするサイド部厚さ方向において、サイド部全厚さに対するチェーファーゴムから形成されている部分の厚さの割合が多いサイド部外表面上の点ほど、保護層を厚くすることが好ましい。
サイド部aの保護層の厚さ>サイド部bの保護層の厚さ
を満たす。中でも、サイド部aの保護層の厚さが24μm以上、サイド部bの保護層の厚さが20μm以上であって、サイド部aの保護層がサイド部bの保護層よりも厚いことが好ましい。
上記サイド部bの保護層の厚さに対する上記サイド部aの保護層の厚さの割合(サイド部aの保護層の厚さ/サイド部bの保護層の厚さ)は、より一層タイヤ外表面に亀裂が発生しにくくなるという観点から、1.1〜2.0であることが好ましく、1.1〜1.7であることがより好ましい。
なお、「サイド部の厚さ方向」とは、サイド部外表面上の点を起点とする、タイヤ幅方向(外表面に対して垂直方向)をいう。また、「サイド部全厚さ」とは、サイド部の厚さ方向の、外表面から内表面までの長さをいう。
上記トレッド部は、トレッド部の外表面部分の少なくとも一部が保護層で被覆されていてもよい。上記トレッド部は、トレッド部の外表面部分の少なくとも一部に、ゴム層(トレッドゴム層)と、上記ゴム層(トレッドゴム層)を被覆し、トレッド部の外表面を形成する保護層とからなる被覆領域を有することが好ましい。
上記トレッド部におけるウレタン樹脂層としては、上述のビード部におけるウレタン樹脂層と同様のものが挙げられる。上記ウレタン樹脂は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
上記トレッド部の保護層の厚さは、トレッド部全体で均一であってもよいし、厚さが不均一であってもよい。トレッド部の保護層の厚さは、例えば、積層する際に用いる発泡体の厚さ、密度、発泡倍率等により調整することができる。
本実施形態のタイヤは、耐オゾン性が向上し、亀裂が発生しにくくなる観点から、以下の関係を満たすことが好ましい。
ビード部の保護層の厚さ>サイド部の保護層の厚さ
上記サイド部の保護層の厚さに対する上記ビード部の保護層の厚さの割合(ビード部の保護層の厚さ/サイド部の保護層の厚さ)は、より一層タイヤ外表面に亀裂が発生しにくくなるという観点から、1.1〜2.0であることが好ましく、1.1〜1.7であることがより好ましい。
サイド部の保護層の厚さ>トレッド部の保護層の厚さ
を満たすことが好ましく、以下の関係
サイド部bの保護層の厚さ>トレッド部の保護層の厚さ
を満たすことがより好ましい。
ビード部の保護層の厚さ>サイド部の保護層の厚さ>トレッド部の保護層の厚さ
上記X≧1mmかつY/X≧1.1の条件における、長さXは、1〜5mmが好ましく、より好ましくは1mmである。また、上記X≧1mmかつY/X≧1.1の条件における、Y/Xは、1.2以上が好ましく、より好ましくは1.3以上であり、また、4.0以下であることが好ましい。
上記Y/Xが1.1以上であることにより、保護層6がゴム層7表面の凹凸形状に追従して、ゴム層7と保護層6との界面で、ゴム層7と保護層6とが複雑に絡み合い、アンカー効果が得られて、保護層6の接着の強度が著しく向上する。
なお、上記2点A、B間の上記界面の長さYとは、2点A、B間をゴム層7と保護層6との界面に沿って結んだ線の長さ(2点A、Bの界面上における延在長さ)である(図2(b)参照)。なお、ゴム層7と、保護層6との間に、気泡等が存在しない場合、ゴム層7と保護層6との界面は、ゴム層表面である(図2(b)参照)。
なお、最大高さ粗さRyは、JIS B 0601(2001年)の規定に準拠して測定される値をいう。
上記2点A、B間の保護層が設けられていない部分は、例えば、点Aから上記被覆領域8表面におろした垂線の足C(図2(b)のC)と、点Bから上記被覆領域8表面におろした垂線の足D(図2(b)のD)とを結んだ、タイヤ外表面上の線Lの長さ(100%)に対して、該線L上の保護層6が設けられていない部分の長さは、40%以下が好ましく、20%以下がより好ましい。中でも、該線L上に、保護層6が設けられていない部分がないことが好ましい。
また、該線L上の保護層6が設けられていない部分の長さは、ゴム層7と保護層6との接着強度の観点から、例えば、200μm未満であることが好ましい。
なお、保護層6の平均厚さは、タイヤ幅方向断面において、上記2点A、B間の上記界面上のある点からタイヤ外表面(被覆領域表面)におろした垂線の足までの長さを、その点における保護層の厚さとし、上記2点A、B間の全ての点において測定した保護層の厚さの平均値をいう。
なお、上記2点C、D間の保護層の最低層厚dは、2点A、Bを含むタイヤ幅方向断面において、上述の保護層の平均厚さを求める際の、保護層の厚さの最小値である(図2(b)参照)。
本実施形態のタイヤの製造方法としては、加硫時に、複雑な表面形状をしたゴム層の表面に発泡体が入り込みやすく、発泡体により形成される保護層とゴム層とが複雑に絡み合い、上記Y/Xが大きくなり、アンカー効果が得られて、ゴム層表面と保護層との接着の強度が向上する観点から、例えば、未加硫ゴム(未加硫タイヤ)表面上に、保護層となる発泡体を積層して加硫する方法等が挙げられる。
なお、成型加硫後のタイヤ外表面に保護層を設けた場合、加硫タイヤ外表面がほぼ平坦となっているため、ゴム層と保護層とが複雑に絡まず、接着の強度が不十分となるおそれがある。
なお、発泡倍率は、「発泡前の密度/発泡後の密度」をいう。即ち、「発泡体を形成する組成物から発泡剤を除いた組成物の密度/発泡体の密度」をいう。なお、発泡体の体積は、JIS K 7222に準拠して測定される体積をいう。
また、上記ウレタン樹脂発泡体の密度は、特に限定されないが、ゴム層と保護層との接着の強度が一層向上する観点から、20〜150kg/m3が好ましく、より好ましくは20〜100kg/m3、さらに好ましくは51〜100kg/m3である。
なお、上記密度は、JIS K 7222に準拠して測定される値をいう。
加硫温度としては、例えば、140〜200℃が挙げられる。また、加硫時間としては、例えば、5〜60分が挙げられる。
上記ゴムシートとしては、例えば、上記ゴム層について上述したものと同様のゴム成分によるゴムシートが挙げられる。
未加硫タイヤ(タイヤサイズ:195/65R15)のビード部の全外表面上に、密度100kg/m3、発泡倍率10倍、厚さ1000μmのウレタン樹脂発泡体(商品名「エバーライトSF」、ブリヂストンケミテック社製)を、サイド部aの全外表面上に、密度100kg/m3、発泡倍率10倍、厚さ1500μmのウレタン樹脂発泡体(商品名「エバーライトSF」、ブリヂストンケミテック社製)を、サイド部bの全外表面上に、密度100kg/m3、発泡倍率10倍、厚さ1200μmのウレタン樹脂発泡体(商品名「エバーライトSF」、ブリヂストンケミテック社製)を、トレッド部の全外表面上に、密度100kg/m3、発泡倍率10倍、厚さ900μmのウレタン樹脂発泡体商品名「エバーライトSF」、ブリヂストンケミテック社製)を積層し、温度170℃で10分間加硫して、タイヤ全外表面がウレタン樹脂による保護層で被覆されたタイヤを製造した。
なお、上記未加硫タイヤは、図1に示すように、ビード部がチェーファーゴムからなり、サイド部中のビード部側(サイド部a)にもチェーファーゴムがあるタイヤであった。
また、サイド部外表面上の点を起点として、タイヤ幅方向の、チェーファーゴムから形成されている部分の厚さは、加硫タイヤのタイヤ幅方向断面(図1参照)を観察して、サイド部外表面上の各点におけるタイヤ幅方向のチェーファーゴムから形成されている部分の厚さを測定することができる。
表1に示すウレタン樹脂発泡体を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてタイヤを製造した。なお、比較例4は、保護層を設けなかった。
実施例及び比較例で製造したタイヤを用いて、下記の測定及び評価を行った。
実施例及び比較例で得られたタイヤを、タイヤ幅方向断面に切断し、サイド部a及びサイド部bの切断面、トレッド部の切断面をそれぞれ撮影した。得られた画像において、外表面上の任意の点における保護層の厚さを測定した。同様の測定を、各部につき10点行い、その平均値を各部の保護層の厚さ(μm)とした。
実施例及び比較例で得られたタイヤを適用リム(サイズ;15×6J)に装着し、内圧240kPaとして、タイヤをオゾン濃度30pphmで60km/mの速度で300時間走行させた。そして、サイド部a、サイド部b及びトレッド部のクラックの発生、クラックの長さ、クラックの深さ等を目視で確認し、耐オゾン性を評価した。耐オゾン性は、以下の基準で評価した。
0:クラックが発生していなかった
1:軽微なクラックが発生していた
2:軽微なクラックが部位の全体に発生していた
3:クラックが部位の全体に発生し、クラック同士がつながっていた
4:全体のクラックの半分程度が開いていた
5:クラックが全体に発生し、大きく開いていた
なお、サイド部は、以下の2部分に分けて評価を行った。上記「保護層の厚さ」の評価で得た幅方向断面において、チェーファーゴムから形成されている部分の厚さが占める割合が0%超となる部分を「サイド部a」、チェーファーゴムから形成されている部分の厚さが占める割合が0%である部分を「サイド部b」とした。
実施例及び比較例で得られたタイヤを適用リム(サイズ:15×6J)に装着し、内圧230kPaとして、試験車両(品名「プリウス DAA−ZVW30 1800cc」)の全軸に装着した。そして、トレッド部の保護層が摩擦で完全に消滅するまでの走行距離を測定した。そして、以下の基準でμ低下を評価した。
○(良好):走行距離が500km未満であった
×(不良):走行距離が500km以上であった
実施例及び比較例で得られたタイヤを、タイヤ幅方向断面に切断し、サイド部aの切断面、サイド部bの切断面、トレッド部の切断面をそれぞれ撮影した。得られた画像において、被覆領域におけるゴム層と保護層との界面上の2点A、Bを、線分ABの長さが1mmとなるように定め、2点A、B間の界面の長さy(mm)を測定した。そして、下記式により、線分ABの長さXとAB間の界面の長さYとの比(Y/X)を算出した。
Y/X=AB間の界面の長さ/AB間の長さ=y/1
なお、比較例4のタイヤは、被覆領域がなく、Y/X=1であった。
実施例及び比較例で得られたタイヤをリムに装着し、内圧230kPaとして、試験車両の全軸に装着した。そして、専門のドライバーにより乗心地性のフィーリングテストを行い、1〜10の評点をつけその平均値を求めた。値が大きい程、乗り心地が良好であることを示す。
2 サイド部
21 サイドゴム
22 サイド部a
23 サイド部b
3 ビード部
31 チェーファーゴム
4 カーカス
5 リム
6 保護層
7 ゴム層
8 被覆領域
A 被覆領域におけるゴム層と保護層との界面上の点
B 被覆領域におけるゴム層と保護層との界面上の点
X 線分ABの長さ
Y AB間の界面の長さ
d AB間における保護層の最低膜厚
Claims (4)
- 一対のビード部と、前記ビード部に連なるサイド部と、前記サイド部を連結するトレッド部とを備えるタイヤであって、
前記タイヤの少なくとも一部に、ゴム層が保護層で被覆された被覆領域を有し、
前記サイド部のゴム層がサイドゴムとチェーファーゴムとを含み、
前記サイド部外表面上の点を起点として、タイヤ幅方向に、サイド部全厚さに対する、前記チェーファーゴムから形成されている部分の厚さが占める割合が0%超であるサイド部a、前記チェーファーゴムから形成されている部分の厚さが占める割合が0%であるサイド部bにおいて、前記保護層の厚さが以下の関係
サイド部aの保護層の厚さ>サイド部bの保護層の厚さ
を満たし、
前記保護層が、何れも、ウレタン樹脂である
ことを特徴とする、タイヤ。 - 一対のビード部と、前記ビード部に連なるサイド部と、前記サイド部を連結するトレッド部とを備えるタイヤであって、
前記タイヤの少なくとも一部に、ゴム層が保護層で被覆された被覆領域を有し、
前記サイド部のゴム層がサイドゴムとチェーファーゴムとを含み、
前記サイド部外表面上の点を起点として、タイヤ幅方向に、サイド部全厚さに対する、前記チェーファーゴムから形成されている部分の厚さが占める割合が0%超であるサイド部a、前記チェーファーゴムから形成されている部分の厚さが占める割合が0%であるサイド部bにおいて、前記保護層の厚さが以下の関係
サイド部aの保護層の厚さ>サイド部bの保護層の厚さ
を満たし、
前記保護層が、何れも、オゾンからの保護層である
ことを特徴とする、タイヤ。 - 前記保護層の厚さがさらに以下の関係
サイド部bの保護層の厚さ>トレッド部の保護層の厚さ
を満たす、請求項1又は2に記載のタイヤ。 - タイヤ幅方向断面において、
前記サイド部、及び前記トレッド部において、前記被覆領域内に、前記ゴム層と前記保護層との界面上の2点A、Bであって、線分ABの長さをX、AB間の前記界面の長さをYとしたとき、X≧1mmかつY/X≧1.1となるような、2点A、Bが存在する(ただし、線分ABがタイヤの外部を通過する2点を除く)、請求項1〜3のいずれか一項に記載のタイヤ。
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