JP6713639B2 - 投射光学系及び投影装置 - Google Patents
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Description
図10は、従来の投射光学系930を説明するために示す図である。図11は、従来の投影装置910を説明するために示す図である。図12は、従来の投影装置910を薄型のアミューズメント機器100(例えば、パチンコ機器、スロットマシーン機器。)に組み入れた例を示す図である。
−0.1 ≦ (Sag(r1)−Sag(0.9r1))/(Sag(0.6r1)−Sag(0.5r1)) ≦ 0.4 …(1)
但し、式(1)中、符号「r1」は前記第1メニスカスレンズの有効半径であり、記号「Sag(r1)」は前記第1メニスカスレンズの有効半径r1の半径位置におけるサグ量であり、記号「Sag(0.9r1)」は前記第1メニスカスレンズの有効半径r1の90%半径位置におけるサグ量であり、符号「Sag(0.6r1)」は前記第1メニスカスレンズの有効半径r1の60%半径位置におけるサグ量であり、符号「Sag(0.5r1)」は前記第1メニスカスレンズの有効半径r1の50%半径位置におけるサグ量である。
Sag(0.7r2)/Sag(r2) ≧ 0.7 … (2)
但し、式(2)中、符号「r2」は前記第3メニスカスレンズの有効半径であり、記号「Sag(0.7r2)」は前記第3メニスカスレンズの有効半径r2の70%半径位置におけるサグ量であり、記号「Sag(r2)」は前記第3メニスカスレンズの有効半径r2の半径位置におけるサグ量である。
3.0≧D/(2・I)≧2.0 … (3)
1.1≦f1/f2≦1.9 … (4)
1.実施形態1の構成
図1は、実施形態1に係る投影装置10及び比較例に係る投影装置11を説明するために示す図である。図2は、実施形態1に係る投射光学系30を説明するために示す図である。図3は、式(1)の条件を説明するために示す図である。図4は、式(2)の条件を説明するために示す図である。図5は、式(3)の条件を説明するために示す図である。図6は、実施形態1に係る投影装置10を薄型のアミューズメント機器100に組み入れた例を示す図である。
−0.1 ≦ (Sag(r1)−Sag(0.9r1))/(Sag(0.6r1)−Sag(0.5r1)) ≦ 0.4 …(1)
但し、式(1)中、符号「r1」は第1メニスカスレンズ61の有効半径であり、記号「Sag(r1)」は第1メニスカスレンズ61の有効半径r1の半径位置におけるサグ量であり、記号「Sag(0.9r1)」は第1メニスカスレンズ61の有効半径r1の90%半径位置におけるサグ量であり、符号「Sag(0.6r1)」は第1メニスカスレンズ61の有効半径r1の60%半径位置におけるサグ量であり、符号「Sag(0.5r1)」は第1メニスカスレンズ61の有効半径r1の50%半径位置におけるサグ量である。
Sag(0.7r2)/Sag(r2) ≧ 0.7 … (2)
但し、式(2)中、符号「r2」は第3メニスカスレンズ71の有効半径であり、記号「Sag(0.7r2)」は第3メニスカスレンズ71の有効半径r2の70%半径位置におけるサグ量であり、記号「Sag(r2)」は第3メニスカスレンズ71の有効半径r2の半径位置におけるサグ量である。
3.0≧D/(2・I)≧2.0 … (3)
1.0≦f1/f2≦1.9 … (4)
実施形態1に係る投射光学系30によれば、被投影面20からの投影光が反射ミラー50で反射されて光路が屈曲されるため、図1に示すように、奥行き方向に沿った投射光学系の長さC、及び、奥行き方向に沿った投影装置の長さBを短くすることができる。このため、実施形態1に係る投射光学系30によれば、スクリーンを所望の大きさとしながら、アミューズメント機器の奥行き寸法の増加を抑えることができる。
−0.1 ≦ (Sag(r1)−Sag(0.9r1))/(Sag(0.6r1)−Sag(0.5r1)) ≦ 0.4 …(1)
なお、上記式(1)の値が−0.1よりも小さい場合には、メニスカス面のサグ量が小さくなるため、第1メニスカスレンズ61のメニスカス面の周辺側のパワーが中心側に比べて正の側に大きくなり、投影画像の像面湾曲が過剰になり易い。また、上記式(1)の値が0.4よりも大きい場合には、第1メニスカスレンズ61のメニスカス面の周辺側のパワーが全体的に弱くなり、投影画像に像面湾曲を発生させ難くなる。
Sag(0.7r2)/Sag(r2) ≧ 0.7 … (2)
なお、「Sag(0.7r2)/Sag(r2)」が0.7よりも小さい場合には、投影画像にドーム状のスクリーンの形状に合わせた像面湾曲を適切に発生させることができない。
3.0≧D/(2・I)≧2.0 … (3)
1.1≦f1/f2≦1.9 … (4)
すなわち、比較例に係る投影装置11のように、仮に、被投影面22が、正のレンズ群60の光軸Ax(軸上平面)よりも負のレンズ群70の反対側に配置された場合には、投影光は、反射ミラー50により、負のレンズ群70の光軸Axに対して正のレンズ群60と反対側に向けて反射される(図1参照。)。
これに対して、実施形態1に係る投影装置10にように、被投影面20が、正のレンズ群60の光軸Ax(軸上平面)よりも負のレンズ群70側(光軸Axが屈曲される側)に配置された場合には、投影光は、反射ミラー50により、負のレンズ群70の光軸Axに対して正のレンズ群60の側に向けて反射される。
その結果、実施形態1に係る投影装置10によれば、被投影面20を光軸Axよりも負のレンズ群70側に配置することで、アミューズメント機器100の高さ寸法の増加を抑えることができる。
すなわち、実施形態1に係る投影装置10においては、被投影面20(投影画像生成部21)の後方(反射ミラー50が配置される側と反対の方向)に、被投影面20を照明するための光源(図示省略)等が備えられる。このため、投影装置10をアミューズメント機器100の上部に配置する場合(図6参照。)には、被投影面20を光軸Axよりも負のレンズ群70側に配置することで、該光源等を被投影面20の下側に配置することができる。そのため、投射光学系がアミューズメント機器100の上方に出っ張ることがなくなり、アミューズメント機器100の高さ寸法の増加を抑えることができる。
これに対して、実施形態1に係る投影装置10のように、被投影面20を、光軸Axを挟んで負のレンズ群70側に配置する構成とした場合には、正のレンズ群60、被投影面20及び光源(図示省略)は、下方から上方に向かって、光源(図示省略)、被投影面20そして正のレンズ群60の順でアミューズメント機器100の内部に配置されることとなる。つまり、アミューズメント機器100を上方に向けて拡長する必要が生じない。
図7は、実施形態2に係る投影装置10aを説明するために示す図である。図8は、実施形態2に係る投射光学系30aを説明するために示す図である。
正のレンズ群60aは、物体側の第1レンズ群及び投射側の第2レンズ群を有する。第1レンズ群は、物体側に凸面を向ける凸面R1を有する正の第1メニスカスレンズ61aを有し、第1メニスカスレンズ61aの凹面R2は、光軸Axから周辺に向かうにしたがって曲率が小さくなる曲面である。第2レンズ群は、物体側及び投影側に凸面を向ける凸面R3と凸面R4を有する両凸の正のレンズ62aを有する。正のレンズ62aは、凸面R4の周辺部において凹面となる変曲点を有する。
第1メニスカスレンズ61aと正のレンズ62aとの間には、投影光の光束の周囲の光を遮光する遮光部材90aが配置されている。
Claims (10)
- 被投影面からの投影光をドーム状のスクリーンに内側から投射する投射光学系であって、
光路を屈曲させるための反射部材と、
前記反射部材の前記被投影面側に配置される正のレンズ群と、
前記反射部材の前記スクリーン側に配置される負のレンズ群と、
前記正のレンズ群と前記反射部材との間に配置される開口絞りとを備え、
前記正のレンズ群は、物体側の第1レンズ群及び投射側の第2レンズ群からなり、前記第1レンズ群は、物体側に凸面を向けた正の第1メニスカスレンズからなり、前記第2レンズ群は、物体側に凸面を向けた正の第2メニスカスレンズからなることを特徴とする投射光学系。 - 請求項1に記載の投射光学系において、
前記開口絞りは、前記反射部材の反射面に配置されていることを特徴とする投射光学系。 - 請求項1に記載の投射光学系において、
前記開口絞りは、前記反射部材よりも前記正のレンズ群の側に配置されていることを特徴とする投射光学系。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の投射光学系において、
前記正のレンズ群に含まれるレンズのなかでもっとも物体側に配置されるレンズは、物体側に凸面を向けた正の第1メニスカスレンズからなり、
前記第1メニスカスレンズの凹面は、光軸から周辺に向かうにしたがって曲率が小さくなる曲面であることを特徴とする投射光学系。 - 請求項4に記載の投射光学系において、
前記第1メニスカスレンズの凹面は、周辺部において凸面となる変曲点を有することを特徴とする投射光学系。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の投射光学系において、
前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間には、投影光の光束の周囲の光を遮光する遮光部材が配置されていることを特徴とする投射光学系。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の投射光学系において、
前記負のレンズ群に含まれるレンズのなかでもっとも投射側に配置されるレンズは、投射側に凸面を向けた負の第3メニスカスレンズからなり、
前記第3メニスカスレンズの凸面は、光軸から周辺に向かうにしたがって曲率が小さくなる曲面であることを特徴とする投射光学系。 - 請求項7に記載の投射光学系において、
前記第3メニスカスレンズの凸面は、周辺部において凹面となる変曲点を有することを特徴とする投射光学系。 - 請求項1〜8のいずれかに記載の投射光学系において、
前記負のレンズ群の有効径をDとし、前記被投影面の光軸から最も離間した部分における前記光軸からの距離をIとしたとき、以下の式(3)を満足することを特徴とする投射光学系。
3.0≧D/(2・I)≧2.0 … (3)
- 投射光学系と、
ドーム状のスクリーンとを備える投影装置であって、
前記投射光学系は、請求項1〜9のいずれかに記載の投射光学系であることを特徴とする投影装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016213770A JP6713639B2 (ja) | 2016-10-31 | 2016-10-31 | 投射光学系及び投影装置 |
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JP2018072642A JP2018072642A (ja) | 2018-05-10 |
JP6713639B2 true JP6713639B2 (ja) | 2020-06-24 |
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ID=62114309
Family Applications (1)
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JP2016213770A Active JP6713639B2 (ja) | 2016-10-31 | 2016-10-31 | 投射光学系及び投影装置 |
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