JP6713403B2 - 出力取り出し装置、及びスターリングエンジン - Google Patents

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Description

本願発明は、往復運動を回転運動に変換して出力する出力取り出し装置、及び当該出力取り出し装置を備えたスターリングエンジンに関するものである。
従来から、外部からの熱による温度差に基づく作動流体の収縮・膨張により動力を出力する外燃機関として、スターリングエンジンなどが知られている。スターリングエンジンは、作動流体を圧縮空間と膨張空間との間を交互に移動させ、熱交換器による作動流体の膨張と収縮とを繰り返すことで、ピストンを駆動させて、外部からの熱を動力に変換している(特許文献1及び2参照)。このようなスターリングエンジンには、圧縮空間と膨張空間とを別シリンダに構成するアルファ型や、ディスプレーサピストン及びパワーピストンを共に同一シリンダに収容するベータ型や、ディスプレーサピストン及びパワーピストンを別シリンダに収容するガンマ型などが知られている。
また、スターリングエンジンは、パワーピストンの往復運動を回転運動に変換するクランク機構などの出力取り出し装置を備えており、外部に回転動力を出力している。引用文献1のスターリングエンジンは、ピストン下方にクロスヘッド機構による出力取り出し装置を設け、ディスプレーサピストンとパワーピストンが内設されるシリンダ(作動空間)と、クランク機構のクランク軸が軸支されるクランク室(バッファ空間)とを同一ケース内の上下で分室した構成となる。引用文献2のスターリングエンジンは、ディスプレーサピストンとパワーピストンが内設されるシリンダ(作動空間)下方のクランクケース(バッファ空間)内に、スコッチ・ヨーク機構による出力取り出し装置を配設している。
特開昭63−243574号公報 特許第4873647号公報
特許文献1のスターリングエンジンは、軸受などの摺動部分に潤滑油を供給する湿式潤滑方式を採用しており、特許文献2のスターリングエンジンは、摺動部分をグリース封入部品や油含侵部品などで構成する無給油潤滑方式を採用している。特許文献1における湿式潤滑方式の場合、バッファ空間内の潤滑油の飛沫が作動空間に侵入し、作動流体と熱交換する熱交換器での目詰まりなどが発生する恐れがある。一方、特許文献2における無給油潤滑方式の場合、高出力化したときに、軸受などの摺動部分における耐荷重を増加させる必要があり、摺動部分における面圧を下げるため、出力取り出し装置が大型化してしまい、エンジン全体の小型化が困難である。
従来の出力取り出し装置は、慣性力による荷重の増大を防ぐために、アルミ合金などの軽合金材料で構成され、装置の軽量化が図られている。しかしながら、軽合金材料で構成した場合、鉄と比べて剛性が低いことから、ピストンからの荷重により出力取り出し装置の部品に変形が生じ、クランク機構の挙動に影響を与えるだけでなく、装置の破損を招く恐れがある。また、軽量合金材料の線膨張係数が、鉄よりも大きいことから、周辺部温度の影響や摩擦などにより出力取り出し装置が高温化した場合、当該部品に熱的変形が生じ、摺動部における異常摩耗などの不具合が生じる恐れがある。
本願発明は、上記のような現状を検討して改善を施した出力取り出し装置、及びスターリングエンジンを提供することを技術的課題としている。
本願発明は、ピストンと連結する往復動部と、往復動部と摺接するとともに該往復動部の往復動により回転するクランク軸とを備えた出力取り出し装置であって、前記往復動部に、前記往復動部よりも剛性の高い材料で構成された変形防止部材が固定されているものである。
上記出力取り出し装置において、前記往復動部が前記クランク軸に沿って複数並んで設けられており、複数の前記往復動部を架設するように前記変形防止部材が設置されているものとしてもよい。
上記出力取り出し装置において、前記変形防止部材が前記クランク軸及び前記ピストンそれぞれの軸方向に対して交差する方向に延設されているものとしてもよい。
上記出力取り出し装置において、前記変形防止部材が、前記ピストンの軸心を中心軸としたリング状で構成されており、前記往復動部における前記ピストンとの接続部分周辺に設置されているものとしてもよい。
上記出力取り出し装置において、前記往復動部が、案内溝を前記クランク軸の軸方向に貫通させたヨーク部であって、前記クランク軸が前記案内溝に挿入されており、前記ヨーク部の往復動に基づいて、前記クランク軸における前記ヨーク部との嵌合部分が偏心回転して、前記クランク軸より回転動力を出力するものとしてもよい。
本願発明は、シリンダ内を往復動するピストンと、前記シリンダ内の作動流体の収縮及び膨張を促す熱交換器とを備え、前記熱交換器により前記シリンダ内の作動流体の収縮と膨張を交互に繰り返して前記ピストンを往復動させるスターリングエンジンであって、上記いずれかの出力取り出し装置を備え、前記ピストンからの往復動力を回転動力に変換して出力するものである。
本願発明によると、変形防止部材を往復動部に設けた構成であるため、ピストンへの荷重が大きくなったとしても、剛性の高い変形防止部材により変形防止部材の変形が抑制される。すなわち、ピストンへの荷重により往復動部が変形しようとするが、比重の大きい材料による高剛性の変形防止部材で押圧されることで、往復動部の変形が抑制される。従って、出力取り出し装置での回転動作を安定させるとともに、変形による偏当たりなどによる摺動部における異常摩耗やフレーキングを抑制できる。
本願発明によると、変形防止部材を往復動部に設けた構成であるため、往復動部が高温化しても、線膨張係数の小さい変形防止部材により往復動部の熱変形が抑制される。すなわち、ピストンなどからの熱により往復動部が高温となった場合に、変形防止部材における伸び量が抑えられることで、往復動部の伸び量が抑制される。従って、出力取り出し装置における摺動部の変位量が抑制されることとなり、出力取り出し装置での回転動作を安定させるとともに、変形による偏当たりなどによる摺動部における異常摩耗やフレーキングを抑制できる。
本願発明の実施形態におけるスターリングエンジンの側面断面を示す概略図である。 同スターリングエンジンの正面断面を示す概略図である。 同スターリングエンジンにおける出力取り出し装置の側面断面図である。 同出力取り出し装置におけるディスプレーサピストンとの接続構造を示す説明図である。 同出力取り出し装置におけるパワーピストンとの接続構造を示す説明図である。 同スターリングエンジンにおけるブリーザの別例の説明図であって、(a)〜(c)が各別例におけるブリーザの概略断面図である。 同スターリングエンジンにおける変形防止部材の第1例の構成を示す説明図である。 同変形防止部材の第2例の構成を示す説明図である。 同変形防止部材の別構成を示す説明図である。 同変形防止部材の第3例の構成を示す説明図である。 本願発明の別実施形態におけるスターリングエンジンの概略断面図である。
1.スターリングエンジンの全体構成
以下に、本願発明を具備したスターリングエンジンの全体構成について、図面に基づいて説明する。図1は、スターリングエンジンの側面断面を示す概略図であり、図2は、スターリングエンジンの正面断面を示す概略図である。なお、以下では、ベータ型スターリングエンジンを例に挙げて説明する。
図1及び図2に示す如く、スターリングエンジン1は、空気、ヘリウムガス、又は水素などの作動流体が封入されたシリンダ2内に、ディスプレーサピストン3及びパワーピストン4を内装している。シリンダ2は、一端を開口する一方で他端を閉塞した構成で有り、閉塞端部側にディスプレーサピストン3を配置する一方、開口端部側にパワーピストン4を配置している。シリンダ2内には、膨張空間5が、閉塞端部とディスプレーサピストン3との間に、圧縮空間6が、ディスプレーサピストン3とパワーピストン4との間に、それぞれ形成されている。なお、シリンダ2内の膨張空間5と圧縮空間6とを合わせて、作動空間と呼ぶ。
スターリングエンジン1は、シリンダ2内の作動空間における作動流体の温度を昇降させる熱交換器7が配設されている。熱交換器7は、膨張空間5と連通して外部からの入熱により作動流体を加熱するヒータ8と、圧縮空間6と連通して外部への放熱により作動流体を冷却するクーラ9とを、多孔質状の蓄熱材であるマトリクスを内蔵する再生器10を介して連結した構成を有する。ディスプレーサピストン3がシリンダ2の開口端部側に向けて移動すると、ヒータ8で加熱された作動流体が膨張空間5に流入することで、作動流体の温度が上昇する。一方、ディスプレーサピストン3がシリンダ2の閉塞端部側に向けて移動すると、クーラ9で冷却された作動流体が圧縮空間6に流入することで、作動流体の温度が低下する。従って、熱交換器7とシリンダ2内の作動空間との間で作動流体が順逆に流れることで、シリンダ2の作動空間における内圧が変化し、パワーピストン4の往復動を促す。
ヒータ8は、外部の加熱媒体との伝熱面積を広くするべく、例えば、細管群や集熱フィンなどで構成されており、内部を通過する作動流体が加熱媒体からの熱を受けて昇温する。クーラ9も同様に、外部の冷却媒体との伝熱面積を広くするべく、例えば、細管群や放熱フィンなどで構成されており、内部を通過する作動流体が冷却媒体へ熱を放出して降温する。再生器10は、例えば、金属繊維や金網を積層させたものや、作動流体の流路をハニカム形状などで配列させたものや、綿状金属繊維を内包させたものなどで構成されており、蓄熱式熱交換器として機能する。すなわち、再生器10は、ヒータ8からクーラ9に高温の作動流体が流れる際には、作動流体の熱を蓄熱する一方で、クーラ9からヒータ8に低温の作動流体が流れる際には、蓄熱した熱を作動流体に放熱する。
スターリングエンジン1は、シリンダ2の開口端部側には、パワーピストン4の往復動作を回転動作に変換して回転動力を出力する出力取り出し装置11を備える。出力取り出し装置11は、ディスプレーサピストン3及びパワーピストン4それぞれと連結したクランク軸12をクランクケース13内に軸支させている。そして、クランク軸12の一端側が出力軸となり、クランクケース13内で、フライホイール14を介して発電機15の入力軸16と連結されている。また、シリンダ2内におけるパワーピストン4より開口端部側の空間17aと、クランクケース13内の空間17b,17cとにより、バッファ空間(パワーピストン4の背面空間)17を形成している。
ディスプレーサピストン3及びパワーピストン4は、出力取り出し装置11のクランク軸12と接続することで、シリンダ2内を互いに所定の位相差で往復動する。なお、本実施形態では、ディスプレーサピストン3及びパワーピストン4の往復動作における位相差を90°としている。
2.出力取り出し装置の構成例
スターリングエンジン1における出力取り出し装置11の構成について、図1〜図5を参照して、以下に説明する。図1〜図5に示す如く、出力取り出し装置11は、クランクケース13内部に固定されたクランクボックス50内に設けられている。出力取り出し装置11は、ディスプレーサピストン3に合わせて往復動するディスプレーサヨーク(往復動部)51のクランク軸案内溝(貫通溝)51aに固定されたプレート51cと、パワーピストン4に合わせて往復動するパワーピストンヨーク(往復動部)52,53のクランク軸案内溝(貫通溝)52a,53aに固定されたプレート52c,53cのそれぞれに、軸受57〜59を介してクランク軸12のクランクピン54〜56が嵌合わされたスコッチ・ヨーク機構で構成されている。
図1〜図5に示す如く、クランクボックス50は、クランクケース13内で連結支持されており、クランクケース13に挿入されたシリンダ2と連結するとともに、クランク軸12を軸支している。クランクケース13は、シリンダ2の一部が挿入されるとともに、シリンダ2の挿入部分と連結して、クランクボックス50全体を覆っている。すなわち、クランクケース13とクランクボックス50とにより二重構造とされたケーシング内部に、出力取り出し装置11が設置されている。クランク軸12は、クランクボックス50を貫通して、クランクケース13内のフライホイール14と連結している。
図4に示す如く、ディスプレーサヨーク51は、その中央部分に、クランク軸12及びディスプレーサピストン3それぞれの軸方向に対して交差する方向(横方向)に長いクランク軸案内溝51aが設けられている。ディスプレーサヨーク51におけるクランク軸案内溝51aを挟んだ両側部には、ディスプレーサピストン3の軸方向に沿う方向(縦方向)に、往復動案内穴(貫通穴)51bが穿設されている。そして、ディスプレーサヨーク51の往復動案内穴51bには、ロータリブッシングなどの直動軸受63を介して、クランクボックス50に固定されたガイド軸60が挿入されている。ディスプレーサヨーク51は、一端がディスプレーサピストン3と連結したロッド66の他端と連結しており、ディスプレーサピストン3の往復動に合わせて、ディスプレーサピストン3と同一方向(縦方向)で往復動する。
図5に示す如く、パワーピストンヨーク52(53)は、その中央部分に、横方向に長いクランク軸案内溝52a(53a)が設けられており、クランク軸案内溝52a(53a)を挟んだ両側部に、往復動案内穴(貫通穴)52b(53b)が縦方向に穿設されている。そして、パワーピストンヨーク52(53)の往復動案内穴52b(53b)には、直動軸受64(65)を介して、クランクボックス50に固定されたガイド軸61(62)が挿入されている。パワーピストンヨーク52(53)は、一端がパワーピストン4と連結したブリッジ67の他端と連結しており、パワーピストン4の往復動に合わせて縦方向で往復動する。
図3〜図5に示す如く、パワーピストン4及びブリッジ67の中心には、パワーピストン4の軸方向に沿う方向(縦方向)に貫通穴4a,67aが設けられており、ディスプレーサピストン3と連結したロッド66が貫装されている。ロッド66は、パワーピストン4及びブリッジ67にと相対的に移動可能であるとともに、パワーピストン4におけるロッド66の挿入部分にメカニカルシールなどによる動的シール機構(図示省略)が構成されている。
図2〜図5に示す如く、クランク軸12は、ブリッジ67とパワーピストンヨーク52,53を介して連結したクランクピン55,56の間に、ロッド66とディスプレーサヨーク51を介して連結したクランクピン54を設けており、同位相のクランクピン55,56に対して所定の位相差(例えば、90°)でクランクピン54が取り付けられている。クランクボックス50におけるシリンダ2との連結部分には、ブリッジ67が嵌挿されるブリッジ挿入穴68が設けられている。クランクボックス50のブリッジ挿入穴68は、シリンダ2とクランクボックス50との連結部分に構成されており、ブリッジ67のシリンダ2側部分がブリッジ挿入穴68に対して挿脱するようにして、ブリッジ67がパワーピストン4に合わせて往復動する。シリンダ2内におけるパワーピストン4より開口端部側の第3バッファ空間17aにおける、パワーピストン4の往復動に伴う容積変化による内圧の変動を低減する為に、第3バッファ空間17aと第1バッファ空間17bとの間に連通口17dを設けている。
ディスプレーサピストン3は、クランク軸12の回転動力で往復動し、作動流体が膨張空間5と圧縮空間6の間を行き来して、作動空間の内圧が変化する。この圧力変化によりパワーピストン4が往復動し、その往復動力がブリッジ67を介してパワーピストンヨーク52,53に伝達される。これにより、パワーピストンヨーク52,53がそれぞれ、ガイド軸61,62のそれぞれに沿って縦方向に往復動する。そして、パワーピストンヨーク52,53それぞれの往復動により、クランク軸案内溝52a,53aそれぞれをクランクピン55,56それぞれが回転しながら横方向に往復することで、クランク軸12が回転する。従って、パワーピストン4の往復動力を受けた出力取り出し装置11は、スコッチ・ヨーク機構により回転動力に変換してクランク軸12より出力し、フライホイール14及び入力軸16を介して発電機15を回転させる。
図1〜図5に示す如く、本実施形態のスターリングエンジン1は、出力取り出し装置11における摺動部分に潤滑油を供給させる湿式潤滑方式を採用している。クランクボックス50は、潤滑油を貯留するオイルタンクとして構成されており、クランク軸12の貫通部分だけでなく、シリンダ2とクランクボックス50との連結部分における、ブリッジ挿入穴68へのブリッジ67の挿入部分や貫通穴67aへのロッド66の挿入部分などに、オイルシール(図示省略)が設けられている。すなわち、クランクボックス50は、貯留させた潤滑油を外部に漏出しないように密封構造を有し、クランクケース13内には、クランクボックス50外側の第1バッファ空間17bと、クランクボックス50内側の第2バッファ空間17cとが形成されている。
すなわち、クランクケース13がクランクボックス50を内在させた二重構造を有し、クランクボックス50内に潤滑油を封入させることで、クランクケース13内における第1バッファ空間17bへ潤滑油が混入することを未然に防止できる。従って、第1バッファ空間17bから連通口17dを経由して、第3バッファ空間17aすなわちシリンダ2内部への潤滑油の浸入をより確実に防ぐことができ、シリンダ2における作動空間や熱交換器7などへの潤滑油の付着などによる故障や駆動上の不具合を抑制できる。
図1及び図3に示す如く、クランクケース13内の第1バッファ空間17bは、ブリーザ32を介してクランクボックス50内の第2バッファ空間17cと連通している。ブリーザ32は、クランクボックス50内に貯留された潤滑油の油面より上方となる位置でクランクケース13に固定されている。また、ブリーザ32は、第2バッファ空間17cと連通する第1分室35と、第1バッファ空間17bと連通する第2分室36とで分室されており、第1分室35及び第2分室36が連通口37により連通している。
このように構成することで、ブリーザ32内に侵入した潤滑油が第1分室35で作動流体から分離され、作動流体のみが第2分室36を通じてクランクケース13の第1バッファ空間17bに流れ込む。従って、第1バッファ空間17bへの潤滑油の浸入を確実に防止でき、シリンダ2における作動空間や熱交換器7などへの潤滑油の付着による目詰まりなどに基づく駆動上の不具合や機械的な破損を未然に防げる。また、ブリーザ32は、クランクボックス50と連結するボックス連結部44の開口面積を小さくすることでオリフィスを形成し、クランクボックス50からの潤滑油の侵入を抑制できる構成を有している。更に、第1分室35と第2分室36との連通口37についても、開口面積の小さいオリフィスによって構成する。
ブリーザ32は、オリフィスを構成するボックス連結部44によりクランクボックス50と連結した内側ケース71を、ボックス連結部44の外周側で開口したケース連結部38によりクランクケース13と連結した外側ケース72で覆う二重管構造を有する。ブリーザ32は、ケース連結部38及びボックス連結部44による二重の開口部を最下部に設けており、クランクケース13及びクランクボックス50と連結される。ボックス連結部44は、ケース連結部38とクランクケース13との連結部分からクランクケース13内部に突設されて、クランクボックス50と連結されている。内側ケース71は、ボックス連結部44と逆側の最上部に連通口37を有しており、内側ケース71内部の第1分室35と、内側ケース71と外側ケース72の間の第2分室36と連通させる。
ブリーザ32における内側ケース71(第1分室35)は、その容積が、パワーピストン4の往復動によるバッファ空間17における容積変化量よりも大きくなるように構成されている。そして、連通口37を設ける内側ケース71最上部が、ボックス連結部44に対して十分に高い位置となるように、内側ケース71が構成されている。これにより、潤滑油を含む作動流体が、クランクボックス50内の第2バッファ空間17cからボックス連結部44を通じて第1分室35内に流入すると、潤滑油が連通口37まで到達することなく作動流体から分離されるため、第2分室36及びケース連結部38を通じて、作動流体のみをクランクケース13内の第1バッファ空間17bに流入できる。
図1〜図3に示す如く、クランクボックス50における潤滑油量を確認すべく、油面計46がクランクケース13外側に設置されている。従って、スターリングエンジン1の停止時において、油面計46内における潤滑油の油面位置を確認することで、クランクケース13内部のクランクボックス50内の潤滑油量を確認できる。このとき、油面計46の油面位置が所定位置より低い場合、クランクボックス50内の潤滑油量が必要最低量から不足していることだけでなく、クランクボックス50内の潤滑油の一部がクランクケース13に漏下していることを認識できる。
また、図1〜図3に示す如く、クランクボックス50からクランクケース13に漏下した潤滑油を検知するべく、クランクケース13における底部45の最下部に、漏油検知部47が設けられている。クランクケース13の底部45は、クランクボックス50から漏下した潤滑油が漏油検知部47の設置箇所に向かって流れるように、漏油検知部47の設置箇所を最下部として傾斜させた形状を有する。これにより、スターリングエンジン1の駆動時において、漏油検知部47に流入した潤滑油を検出して、クランクボックス50内の潤滑油の一部がクランクケース13に漏下していることを認識できる。
図1〜図3に示す如く、パワーピストンヨーク52,53及びブリッジ67それぞれの変形を防止する変形防止部材91が、パワーピストンヨーク52,53とブリッジ67との連結部分に設置されている。ディスプレーサピストン3、パワーピストン4、ディスプレーサヨーク51、パワーピストンヨーク52,53、ロッド66、及びブリッジ67などは、その往復運動に基づく慣性力によるスターリングエンジン1各部への荷重を低減させるべく、比重の軽いアルミなどの軽金属材料又は軽金属合金材料で構成されている。これに対して、変形防止部材91は、パワーピストンヨーク52,53やブリッジ67を構成する金属材料と比べて比重の大きい鉄などによる金属材料で構成される。
上記変形防止部材91を設けることで、シリンダ2における圧縮空間6が高圧となり、パワーピストン4を通じてブリッジ67及びパワーピストンヨーク52,53それぞれへの荷重が大きくなったとしても、高剛性材料で構成された変形防止部材91によりブリッジ67及びパワーピストンヨーク52,53などの変形を抑制できる。従って、パワーピストンヨーク52,53のクランク軸案内溝52a、53aに摺接している軸受58,59における異常摩耗や剥離(フレーキング)を防止できる。
また、ガイド軸61,62に対する直動軸受64,65の相対位置の位置ずれも抑制されるため、ガイド軸61,62と直動軸受64,65との間隙(クリアランス)を適正に維持でき、ガイド軸61,62及び直動軸受64,65における異常摩耗や剥離を防止できる。更に、変形防止部材91を軽金属材料又は軽金属合金材料と比べて線膨張係数(熱膨張係数)の小さい金属材料で構成することで、ブリッジ67及びパワーピストンヨーク52,53における熱変形をも抑制できる。
なお、本実施形態において、ブリーザ32は、より確実に潤滑油を作動流体から分離するべく、例えば、図6(a)に示す如く、第1分室35を開口面積の小さい連通穴74を有した複数の仕切り板73により更に分室したものとしてもよく、図6(b)に示す如く、ボックス連結部44に邪魔板76を設けたものとしてもよく、図6(c)に示す如く、第1分室35と第2分室36との連通口37に濾網77を設けたものとしても構わない。
3−1.変形防止部材の第1例
次いで、出力取り出し装置11に設置された変形防止部材91の第1例について、図7を参照して、以下に説明する。図7に示す如く、本例の変形防止部材91は、クランク軸12の軸方向に延設された変形防止フレーム92であって、パワーピストンヨーク52,53を架設するようにして設置されている。より詳細には、2本の変形防止フレーム92は、その長手方向がクランク軸12の軸方向と平行となる状態で、ブリッジ67を挟むようにして、パワーピストンヨーク52,53と連結するブリッジ67の基端側フランジ部67bに固定されている。
鉄材などの剛性の高い金属材料で構成された変形防止フレーム92が、ブリッジ67の基端側フランジ部67bを介在させて、剛性の低い軽金属材料によるパワーピストンヨーク52,53と連結している。そのため、シリンダ2内の圧縮空間6が高圧力となり、パワーピストン4への荷重が大きくなったとしても、剛性の高い変形防止フレーム92によりブリッジ67及びパワーピストンヨーク52,53の変形が抑制される。
すなわち、基端側フランジ部67bの中心部への荷重が、パワーピストンヨーク52,53と連結している基端側フランジ部67bの外周側にかかる荷重よりも大きくなる。これにより、ブリッジ67の基端側フランジ部67bが変形し、パワーピストンヨーク52,53が傾くといった構造部の変形を生じようとするが、高剛性の変形防止フレーム92により押圧されることで、ブリッジ67及びパワーピストンヨーク52,53から成る構造部の変形が抑制される。
また、変形防止フレーム92は、ブリッジ67及びパワーピストンヨーク52,53を構成する軽金属材料又は軽金属合金材料と比べて線膨張係数(熱膨張係数)の小さい金属材料で構成される。そのため、シリンダ2、ディスプレーサピストン3、及びパワーピストン4などからの熱により、ブリッジ67及びパワーピストンヨーク52,53が高温となっても、変形防止フレーム92における伸び量が抑えられることで、ブリッジ67及びパワーピストンヨーク52,53の変移量が抑制される。
上述のように、変形防止フレーム92の設置によりパワーピストンヨーク52,53の変形が抑制されることで、軸受58,59の外周面を軸方向に沿って均一にクランク軸案内溝52a,53aへ摺接できる。従って、軸受58,59の片当たりを防止して、軸受58,59の外周面にかかる面圧を均一化できるため、出力取り出し装置11での回転動作を安定させるとともに、摺動部における異常摩耗やフレーキングを抑制できる。
3−2.変形防止部材の第2例
次いで、出力取り出し装置11に設置された変形防止部材91の第2例について、図8を参照して、以下に説明する。図8に示す如く、本例の変形防止部材91は、クランク軸12及パワーピストン4それぞれの軸方向に対して交差する方向に延設された変形防止フレーム93であって、パワーピストンヨーク52,53それぞれのブリッジ67との連結面に沿うようにして設置されている。より詳細には、変形防止フレーム92は、その長手方向がクランク軸案内溝52a,53aの長手方向と平行となる状態で、ブリッジ67を挟むようにして、パワーピストンヨーク52,53と連結するブリッジ67の基端側フランジ部67bに固定されている。
鉄材などの線膨張係数の小さい金属材料で構成された変形防止フレーム93が、ガイド軸61,62を貫通させた両側部を架設する方向に延設されている。そのため、シリンダ2、ディスプレーサピストン3、及びパワーピストン4などからの熱により、ブリッジ67及びパワーピストンヨーク52,53が高温となっても、変形防止フレーム92における伸び量が抑えられることで、ブリッジ67及びパワーピストンヨーク52,53の伸び量が抑制される。
すなわち、パワーピストンヨーク52,53は、その金属材料が高温となることで、ガイド軸61,62を貫通させた両側部が外側に向かって幅広となる方向に熱膨張し、往復動案内穴52b,53bを外側に変位させようとするが、線膨張係数の小さい変形防止フレーム93により伸び量が抑制されて、往復動案内穴52b,53bの変位量が小さくなる。そのため、ガイド軸61,62に対する直動軸受64,65の相対位置の変化を抑制でき、パワーピストンヨーク52,53の往復動作を安定化させるとともに、摺動部における異常摩耗やフレーキングを抑制できる。
また、鉄材などの剛性の高い金属材料で構成された変形防止フレーム93が、ブリッジ67の基端側フランジ部67bを介在させて、剛性の低い軽金属材料によるパワーピストンヨーク52,53と連結している。そのため、シリンダ2内の圧縮空間6が高圧力となり、パワーピストン4への荷重が大きくなったとしても、剛性の高い変形防止フレーム92によりブリッジ67及びパワーピストンヨーク52,53の変形が抑制される。
なお、本例において、ブリッジ67の基端側フランジ部67bに固定されるものとしたが、例えば、図9に示す如く、パワーピストンヨーク52,53の側面部分にクランク軸案内溝52a,53aに沿って変形防止フレーム93を固定するものとしても構わないし、パワーピストンヨーク52,53におけるブリッジ67と逆側となる面に変形防止フレーム93を固定するものとしても構わない。また、ディスプレーサヨーク51の側面部分などに、同様の変形防止フレーム93を固定するものとすることで、ディスプレーサヨーク51の変形量をも抑制し、出力取り出し装置11の動作をより安定的なものとできる。
3−3.変形防止部材の第3例
次いで、出力取り出し装置11に設置された変形防止部材91の第3例について、図10を参照して、以下に説明する。図10に示す如く、本例の変形防止部材91は、ピストンの軸心を中心軸としたリング状(多角形、円、楕円などによる環形状)の変形防止リング94であって、パワーピストン4との接続部分周辺に設置されている。より詳細には、変形防止リング94は、その中央領域の穴にブリッジ67が挿入されて、ブリッジ67と同軸状に配置された状態で、パワーピストンヨーク52,53と連結するブリッジ67の基端側フランジ部67bに固定されている。
変形防止リング94は、上記第1例の変形防止フレーム92と上記第2例の変形防止フレーム93とを組み合わせた構成となり、パワーピストンヨーク52,53に対して、クランク軸12と平行な方向への変形量、及び、クランク軸12及びパワーピストン4それぞれと直交する方向への変形量を抑制できる。すなわち、変形防止リング94を鉄材などの高剛性で且つ線膨張係数の小さい金属材料で構成することで、パワーピストン4への荷重によるパワーピストンヨーク52,53の変形だけでなく、パワーピストンヨーク52,53の熱変形をも抑制できる。
また、本例において、第2例における図9のように、パワーピストンヨーク52,53の側面部分にクランク軸案内溝52a,53aに沿って変形防止フレーム93を固定するものとしても構わないし、パワーピストンヨーク52,53におけるブリッジ67と逆側となる面に変形防止フレーム93を固定するものとしても構わない。更に、ディスプレーサヨーク51の側面部分などに、同様の変形防止フレーム93を固定するものとしてもよい。
(別実施形態)
上述の実施形態における出力取り出し装置11が、クランクケース13内のクランクボックス50に内装された構成としたが、図11に示す如く、クランクボックス50を省略してクランクケース13内に内装されるものとしてもよい。クランクケース13にシリンダ2が連結されるとともに、クランクケース13におけるシリンダ2との連結部分にブリッジ挿入穴68が設けられ、ブリッジ67が嵌挿されている。そして、ガイド軸60〜62がクランクケース13に固定されており、ディスプレーサヨーク51及びパワーピストンヨーク52,53がそれぞれ、ガイド軸60〜62のそれぞれに沿って所定の位相差で往復動する。
なお、本願発明における各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本願
発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。例えば、上記実施形態では、ベータ型のスターリングエンジンに基づいて説明したが、アルファ型やガンマ型などといった他の形式のスターリングエンジンであっても構わない。また、出力取り出し装置においても、上記実施形態におけるスコッチ・ヨーク機構に限定されるものではなく、クロスヘッド機構など別の構成であっても構わない。更に、出力取り出し装置において、潤滑油による湿式潤滑方式を採用するものを例に挙げて説明したが、摺動部分をグリース封入部品や油含侵部品などで構成する無給油潤滑方式を採用するものであっても構わない。
1 スターリングエンジン
2 シリンダ
3 ディスプレーサピストン
4 パワーピストン
5 膨張空間
6 圧縮空間
7 熱交換器
11 出力取り出し装置
12 クランク軸
13 クランクケース
50 クランクボックス
51 ディスプレーサヨーク
52 パワーピストンヨーク
53 パワーピストンヨーク
54 クランクピン
55 クランクピン
56 クランクピン
57 軸受
58 軸受
59 軸受
60 ガイド軸
61 ガイド軸
62 ガイド軸
63 直動軸受
64 直動軸受
65 直動軸受
66 ロッド
67 ブリッジ
91 変形防止部材

Claims (5)

  1. ピストンと連結する往復動部と、往復動部と摺接するとともに該往復動部の往復動により回転するクランク軸とを備えた出力取り出し装置であって、
    前記往復動部に、前記往復動部よりも剛性の高い材料で構成された変形防止部材が固定されており、
    前記往復動部が前記クランク軸に沿って複数並んで設けられており、複数の前記往復動部を架設するように前記変形防止部材が設置されていることを特徴とする出力取り出し装置。
  2. ピストンと連結する往復動部と、往復動部と摺接するとともに該往復動部の往復動により回転するクランク軸とを備えた出力取り出し装置であって、
    前記往復動部に、前記往復動部よりも剛性の高い材料で構成された変形防止部材が固定されており、
    前記変形防止部材が前記クランク軸及び前記ピストンそれぞれの軸方向に対して交差する方向に延設されているとともに、前記変形防止部材が往復部材の前記ピストンと対向する面に沿って設けられていることを特徴とする出力取り出し装置。
  3. ピストンと連結する往復動部と、往復動部と摺接するとともに該往復動部の往復動により回転するクランク軸とを備えた出力取り出し装置であって、
    前記往復動部に、前記往復動部よりも剛性の高い材料で構成された変形防止部材が固定されており、
    前記変形防止部材が、前記ピストンの軸心を中心軸としたリング状で構成されており、前記往復動部における前記ピストンとの接続部分周辺に設置されていることを特徴とする出力取り出し装置。
  4. 前記往復動部が、案内溝を前記クランク軸の軸方向に貫通させたヨーク部であって、前記クランク軸が前記案内溝に挿入されており、
    前記ヨーク部の往復動に基づいて、前記クランク軸における前記ヨーク部との嵌合部分が偏心回転して、前記クランク軸より回転動力を出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の出力取り出し装置
  5. シリンダ内を往復動するピストンと、前記シリンダ内の作動流体の収縮及び膨張を促す熱交換器とを備え、前記熱交換器により前記シリンダ内の作動流体の収縮と膨張を交互に繰り返して前記ピストンを往復動させるスターリングエンジンであって、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の出力取り出し装置を備え、前記ピストンからの往復動力を回転動力に変換して出力することを特徴とするスターリングエンジン。
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