JP6712546B2 - 洗浄機 - Google Patents

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Description

本発明は、食器等の被洗浄物の洗浄を行う洗浄機に関する。
洗浄タンクに貯留された水を洗浄室内に収容された食器に噴射して洗浄を行い、貯湯タンクに貯留された水を食器に噴射して濯ぎを行う食器洗浄機が知られている。例えば、特許文献1には、半密閉式の貯湯タンクから溢れる濯ぎ水を配管を介して排出し、洗浄タンクに回収する洗浄機が開示されている。
上記従来の貯湯タンクは、貯湯タンク内に空気が存在し、且つその貯湯タンク内の空気が外気と連通した状態で供給過多の水が排出口から溢れ出る半密閉式のタンクであるので、洗浄タンクよりも高い位置に設けられている。すなわち、半密閉式の貯湯タンクから溢れ出る濯ぎ水を排出する配管が、貯湯タンクよりも低い位置に接続されている。しかしながら、スペース等の問題から、貯湯タンクを洗浄タンクより高い位置に設けることができず、配管の接続先を貯湯タンクよりも低い位置に設けることができない場合がある。そこで、増えた水が排出口に接したときに排水口を塞ぐようになっており、且つそのときにタンク内が外気と連通していない状態であり、供給過多の水が排水口から押し出される密閉式の貯湯タンクを用いることが考えられる。
特開2002−253464号公報
しかしながら、密閉式の貯湯タンクを用いて、貯湯タンクから溢れ出る濯ぎ水を排出する配管の接続先を貯湯タンクよりも高くした場合であっても下記に示す問題がある。すなわち、濯ぎポンプを駆動して貯湯タンクの水を送出した場合には、貯湯タンク内の気圧が一時的に負圧となり、接続先の水等が上記配管内を逆流することがある。
そこで、本発明の目的は、密閉式の貯湯タンクから溢れ出る濯ぎ水を排出する配管を貯湯タンクよりも高い位置に接続する場合であっても、接続先から水等が逆流することを抑制できる洗浄機を提供することにある。
本発明の洗浄機は、洗浄室に収容された被洗浄物を洗浄する洗浄機であって、被洗浄物の濯ぎに用いられる濯ぎ水を貯留する貯留部と、貯留部において規定水位を超えた濯ぎ水を排出する排出部と、を有する、密閉式の貯湯タンクと、前記洗浄室の側面を形成する側面部と、側面部に接続されており、排出部と洗浄室とを連通する配管と、側面部における配管の接続部の上方を覆うカバー部と、を備え、接続部が貯湯タンクよりも高い位置に設けられている。
この構成の洗浄機では、接続部の上方部分がカバー部により覆われるので、接続部の上方部分から洗浄水又は濯ぎ水が配管に浸入することを抑制することができる。したがって、密閉式の貯湯タンクから溢れ出る濯ぎ水を排出する配管を貯湯タンクよりも高い位置に接続する場合であっても、接続先から水等が逆流することを抑制できる。なお、密閉式のタンクとは、増えた水が排出口に接したときに排水口を塞ぐようになっており、そのときにタンク内が外気と連通していない状態であり、供給過多の水が排水口から押し出されるタンクをいう。
本発明の洗浄機は、洗浄室内において被洗浄物を支持すると共に、側面部に取り外し自在に固定されている支持部を更に備え、カバー部は、支持部に設けられていてもよい。この構成の洗浄機では、筐体の側面から取り外し可能な支持部にカバー部が固定される。これにより、側面部から支持部を取り外す簡易な作業によって、カバー部を取り外すことができる。このため、カバー部の清掃が容易になる。更に、カバー部は、溶接等によって支持部に固定することができるため、カバー部を側面部に直接取り付ける場合に比べて、ビス等の部品点数を低減することができる。
本発明の洗浄機では、支持部は、側面部に対向する平板状の側方支持部を有しており、接続部は、側方支持部の側方に設けられていてもよい。この構成の洗浄機では、接続部の側方部分が側方支持部により覆われるので、接続部の側方部分から洗浄水又は濯ぎ水が配管に浸入することを抑制できる。
本発明の洗浄機では、カバー部は、側方支持部から側面部に向かって延在していてもよい。この構成の洗浄機では、カバー部が支持部に設けられる場合であっても、カバー部を容易に接続部の上方に配置することができる。
本発明の洗浄機では、カバー部は、側方支持部から側面部に向かって上方に傾斜していてもよい。この構成の洗浄機では、カバー部に洗浄水又は濯ぎ水が溜まることを抑制できる。
本発明の洗浄機では、側方支持部は、側面部と隙間を設けるために側面部に固定される面状の固定部から所定距離オフセットされており、オフセット方向におけるカバー部の長さは、所定距離よりも長くてもよい。この構成の洗浄機では、支持部は、カバー部における接触部が側面部を押し付けるように固定されるため、カバー部と側面部との間に隙間が生じにくくなる。これにより、側面部を流れ落ちる洗浄水又は濯ぎ水をカバー部に確実に誘導できるようになり、洗浄水又は濯ぎ水が接続部から配管に浸入することを、より確実に抑制できる。
本発明の洗浄機では、カバー部は、支持部から側面部に向かって延在し、側面部に接触する接触部を有していてもよい。この構成の洗浄機では、側面部を流れ落ちる洗浄水又は濯ぎ水がカバー部に誘導される。これにより、洗浄水又は濯ぎ水が接続部から配管に浸入することを抑制できる。
本発明の洗浄機では、カバー部は、支持部から側面部に向かって延在し、側面部に面接触する接触部を有していてもよい。この構成の洗浄機では、部品の寸法形状のばらつき又は支持部を側面部に固定する時の精度にばらつきがあった場合でも、側面部とカバー部との密着性を維持することができる。これにより、側面部を流れ落ちる洗浄水又は濯ぎ水をカバー部に確実に誘導できるようになり、洗浄水又は濯ぎ水が接続部から配管に浸入することを、より確実に抑制できる。更に、本発明の洗浄機では、カバー部において支持部から側面部に向かって延在する部分の端部が側面部に接触する場合(カバー部と側面部とが点接触する場合)と比べ、互いの接触圧を低減する。この結果、側面部及びカバー部において削れ又はびびり等の劣化の発生を抑制でき、耐久性を向上させることができる。
本発明の洗浄機では、接続部の下方において、支持部から側面部に向かって延在する下方カバー部を更に備えてもよい。この構成の洗浄機では、例えば、洗浄室の下部に配置されるノズル等から噴射される濯ぎ水等が接続部を介して配管に浸入することを抑制できる。
本発明によれば、密閉式の貯湯タンクから溢れ出る濯ぎ水を排出する配管を貯湯タンクよりも高い位置に接続する場合であっても、接続先から水等が逆流することを抑制できる。
一実施形態に係る食器洗浄機の斜視図である。 一実施形態に係る食器洗浄機の概略構成を示す断面図である。 図3(A)は、図1に示す食器洗浄機に含まれるラックレールの斜視図であり、図3(B)は、ラックレールの一部を拡大して示した平面図である。 図1に示すラックレール及びカバー部近傍をIV−IV線から見た断面図である。 変形例1に係る食器洗浄機のラックレール及びカバー部近傍をIV−IV線から見た断面図である。
以下、図面を参照して一実施形態に係る食器洗浄機(洗浄機)1について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。なお、説明の便宜のため、図1において、前後方向、左右方向、及び上下方向をそれぞれ設定した。
図1に示されるように、一実施形態に係る食器洗浄機1は、洗浄室A1の前面にドア4が設けられたアンダーカウンタ式の洗浄機である。図1及び図2に示されるように、食器洗浄機1は、本体部2と、上側洗浄ノズル5と、上側濯ぎノズル6と、下側洗浄ノズル7と、下側濯ぎノズル8と、洗浄タンク9と、貯湯タンク18と、洗剤供給ポンプ32と、リンス剤供給ポンプ37と、を備えている。
本体部2は、ステンレス製のパネルにより形成されている。本体部2は、食器(被洗浄物)Dをセットしたラックを出し入れする開口部が前方に向かって開口している洗浄室A1と、洗浄タンク9、貯湯タンク18、マイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)91等が設けられている機械室A2と、に区画されている。本体部2の底面の四隅には、脚部3が取り付けられている。洗浄室A1の側面は、ステンレス製の側面部2Aにより形成されている。
本体部2には、洗浄室A1内に食器Dを出し入れするためのドア4が取り付けられている。洗浄室A1内には、ラックレール(支持部)51が設けられ、このラックレール上に、食器Dが並べられた食器ラック(図示せず)が載置される。なお、ラックレール51については、後段にて詳述する。本体部2の前面におけるドア4の上部には、使用者が運転モード又は各種設定を入力するための操作パネル2Dが設けられている。
上側洗浄ノズル5及び上側濯ぎノズル6は、洗浄室A1の上部に設けられている。上側洗浄ノズル5は、放射状に延びる3本のアームを含んでおり回転自在に配置されている。上側濯ぎノズル6は、2本のアームを含んでおり回転自在に配置されている。下側洗浄ノズル7及び下側濯ぎノズル8は、洗浄室A1の下部に設けられている。下側洗浄ノズル7は、放射状に延びる3本のアームを含んでおり回転自在に配置されている。下側濯ぎノズル8は、2本のアームを含んでおり回転自在に配置されている。
食器ラックに並べられた食器Dには、洗浄工程において上側洗浄ノズル5及び下側洗浄ノズル7によって上下から洗浄水が噴射され、濯ぎ工程において上側濯ぎノズル6及び下側濯ぎノズル8によって上下から濯ぎ水が噴射される。
洗浄タンク9は、洗浄室A1の下方に配置されており、洗浄水を貯留する。洗浄タンク9には、洗浄水の水位を検知するための水位検知スイッチ10が設けられている。水位検知スイッチ10は、洗浄タンク9内の水位が所定水位を超えている場合にONとなり、所定水位以下の場合にOFFとなるスイッチである。この水位検知スイッチ10は、洗浄タンク9のオーバーフロー水位よりも下方、かつ、洗浄水吸込管13よりも上方に取り付けられている。洗浄ポンプ14は、駆動中に空気を吸い込むと、いわゆるエア噛みを起こして上側洗浄ノズル5及び下側洗浄ノズル7から洗浄水を噴射できなくなる。一実施形態では、水位検知スイッチ10が運転中にOFFになったときに食器洗浄機1の運転を停止することで、洗浄ポンプ14による空気の吸い込みを防止する。
洗浄タンク9内には、洗浄水を所定温度に維持するための洗浄水ヒータ11Aと、洗浄水の温度を検知するための洗浄水温度センサ11Bとが設置されている。洗浄水ヒータ11Aは、殺菌能力及び洗浄能力を向上させるために洗浄水を加熱する。洗浄水温度センサ11Bは、検知する洗浄水の温度をマイコン91に出力する。洗浄水ヒータ11Aは、マイコン91によって作動の制御がなされる。マイコン91は、洗浄水温度センサ11Bが検知する水温に基づいて、洗浄水を所定温度に維持するように洗浄水ヒータ11Aの作動を制御する。
洗浄タンク9の側面には、洗浄水吸込管13を介して洗浄ポンプ14が接続されている。洗浄タンク9の洗浄水吸込管13が取り付けられた部分には、ポンプフィルタ12が設けられている。洗浄ポンプ14の吐出口には洗浄水吐出管15が接続されている。洗浄水吐出管15は、第一洗浄水吐出管16と第二洗浄水吐出管17とに分岐している。第一洗浄水吐出管16は、上側洗浄ノズル5に接続されている。第二洗浄水吐出管17は、下側洗浄ノズル7に接続されている。
洗浄タンク9には、上下方向に延びるオーバーフローパイプ9Aが設けられている。オーバーフローパイプ9Aの上端は、洗浄タンク9の上縁を僅かに超えて洗浄室A1内に位置しており、下端は洗浄タンク9の底面から外へ突出している。洗浄タンク9内の余剰な洗浄水は、オーバーフローパイプ9A上端の流入孔から管内に流れ込んで外部に排出される。オーバーフローパイプ9Aは、洗浄タンク9に対して取り外し可能に構成されている。使用者がオーバーフローパイプ9Aを取り外すことで、オーバーフローパイプ9Aが差し込まれていた排水口が洗浄タンク9の底面に露出し、洗浄タンク9内の洗浄水を完全に排水することができる。
貯湯タンク18は、食器Dを濯ぐ水が貯留される密閉空間の貯留部18Aを有するタンクである。貯湯タンク18は、洗浄タンク9の下方に配置され、機械室A2に配置されている。貯湯タンク18には、外部の給湯器(図示せず)から給水管21を介して水が供給される。給水管21には、ストレーナ19が設けられている。給水管21におけるストレーナ19の下流側には、ウォータバルブ20が設けられている。ウォータバルブ20は、マイコン91によって制御されている。ウォータバルブ20は、水位センサ23Cにおける水位の検知と連動して弁を開閉し、貯湯タンク18に貯留される濯ぎ水の水位を一定に維持する。
貯湯タンク18には、濯ぎ水を所定温度に維持するための濯ぎ水ヒータ23Aと、濯ぎ水の温度を検知するための濯ぎ水温度センサ23Bとが設置されている。濯ぎ水ヒータ23Aは、殺菌能力を向上させるために濯ぎ水を加熱する。濯ぎ水温度センサ23Bは、検知する濯ぎ水の温度をマイコン91に出力する。濯ぎ水ヒータ23Aは、マイコン91によって作動の制御がなされる。マイコン91は、濯ぎ水温度センサ23Bが検知する水温に基づいて、濯ぐ水を所定温度に維持するように濯ぎ水ヒータ23Aの作動を制御する。
貯湯タンク18には、濯ぎ水吸込管24を介して濯ぎポンプ25が接続されている。この濯ぎポンプ25の吐出口には濯ぎ水吐出管26が接続されている。濯ぎ水吐出管26は、第一濯ぎ水吐出管27と第二濯ぎ水吐出管28とに分岐している。第一濯ぎ水吐出管27は、上側濯ぎノズル6に接続されている。第二濯ぎ水吐出管28は、下側濯ぎノズル8に接続されている。
図4に示されるように、貯湯タンク18には、増えた水が接したとき塞がれるようになっており、貯湯タンク18内が外気と連通していない状態で供給過多の水が押し出される排出部71が設けられている。排出部71は、洗浄室A1の側面である側面部2Aに接続されている配管72に接続されている。すなわち、貯湯タンク18と洗浄室A1とは、配管72を介して連通している。これにより、貯湯タンク18において規定水位を超えた濯ぎ水は、配管72を介して洗浄室A1に排出される。側面部2Aにおける配管72の接続部73は、貯湯タンク18よりも高い位置に設けられている。側面部2Aにおける配管72の接続部73は、ラックレール51の側方支持部53の左側方に設けられている。接続部73の上方には、接続部73を覆うカバー部61が設けられている。カバー部61は、ラックレール51に取り付けられている。
ラックレール51について説明する。ここでは、食器洗浄機1を正面から見たときに、左方に配置されるラックレール51について説明する。ラックレール51は、接続部73の右側方に設けられている。図3(A)及び図3(B)に示されるように、ラックレール51は、側方支持部53と、固定部53Aと、下面支持部55と、前面部55Bと、後面部55Cと、第一端部57と、第二端部59と、を有している。ラックレール51は、ステンレス鋼板等の材料から形成されており、プレス加工によって側方支持部53と、固定部53Aと、下面支持部55と、前面部55Bと、後面部55Cと、第一端部57と、第二端部59と、が形成されている。
ラックレール51は、ビス等によって側面部2Aに二つの固定部53A,53Aを固定し、前面部55Bを本体部2の前面パネル及び後面部55Cを本体部2の後面パネルに接触させた状態で洗浄室A1に固定されている。
側方支持部53は、側面部2Aに対向するように配置され、前後方向に延在する平板状の部材である。側方支持部53は、テーパ部53Bを介して固定部53Aから右方向に所定距離オフセットしている。すなわち、図3(B)に示されるように、側方支持部53は、側面部2Aと隙間を設けるために側面部2Aに固定される面状の固定部53Aから所定距離D1オフセットされている。これにより、側方支持部53は、側面部2Aと隙間をあけて配置される。側方支持部53の上端には、第一端部57が形成されている。図4に示されるように、第一端部57は、側方支持部53の上端から左斜め上方に曲がっている。なお、第一端部57は、ラックの出し入れの際の引っ掛かり防止及び強度向上のために設けられている。
図3(A)に戻り、下面支持部55は、被洗浄物を収容するラック(図示せず)の下面を支持する部分であり、前後方向に延在している。下面支持部55には、複数の貫通孔55aが形成されており、洗浄水又は濯ぎ水が溜まることを抑制している。下面支持部55の右端には、第二端部59が形成されている。図4に示されるように、第二端部59は、下面支持部55の右端から右斜め下方に曲がっている。なお、第二端部59は、ラックの出し入れの際の引っ掛かり防止及び強度向上のために設けられている。
図4に示されるように、カバー部61は、接触部63と、上方カバー部65と、取付面67と、下方カバー部69と、を有している。カバー部61は、ステンレス鋼板等の材料から形成されており、プレス加工によって、接触部63と、上方カバー部65と、取付面67と、下方カバー部69と、が形成されている。図3(B)に示されるように、左右方向(オフセット方向)におけるカバー部61の長さD2は、所定距離D1よりも長い。
接触部63は、側面部2Aと面接触する部分であり、平板状に形成されている。上方カバー部65は、ラックレール51から側面部2Aに向かって延在している部分であり、接続部73の上方を覆っている。上方カバー部65は、ラックレール51から側面部2Aに向かって上方に傾斜している。取付面67は、ラックレール51の側方支持部53に取り付けられる部分であり、平板状に形成されている。取付面67は、溶接等によって側方支持部53に固定される。下方カバー部69は、接続部73の下方において、ラックレール51から側面部2Aに向かって延在する部分である。下方カバー部69は、ラックレール51から側面部2Aに向かって下方に傾斜している。
洗剤供給ポンプ32は、食器洗浄機1の外側、すなわち、本体部2の外側に配置されている。洗剤供給ポンプ32は、洗剤タンク33内に貯留された洗剤を洗浄室A1に供給するためのベローズポンプである。洗剤供給ポンプ32は、洗浄室A1の側壁に接続された洗剤吐出管34と接続され、信号線によりマイコン91に接続されている。洗剤供給ポンプ32は、マイコン91から出力される信号に応じて動作し、接続された洗剤吸込管35から洗剤タンク33内の洗剤を吸い込み、洗剤吐出管34へ所定量の洗剤を吐出する。この洗剤は、洗剤吐出管34の先端に設けられ、洗浄室A1と洗剤吐出管34とを接続する洗剤吐出口36から洗浄室A1内に吐出される。洗浄室A1内に吐出された洗剤は、洗浄室A1の下方の洗浄タンク9内に流れ込み洗浄水と混入される。
リンス剤供給ポンプ37は、食器洗浄機1の外側、すなわち、本体部2の外側に配置されている。リンス剤供給ポンプ37は、リンス剤タンク38内に貯留されたリンス剤を濯ぎ水路に供給するためのものである。リンス剤供給ポンプ37は、第一濯ぎ水吐出管27と連通するリンス剤吐出管39に接続され、信号線によりマイコン91に接続されている。リンス剤供給ポンプ37は、マイコン91から出力される信号に応じて動作し、接続されたリンス剤吸込管40からリンス剤タンク38内の洗剤を吸い込み、リンス剤吐出管39へリンス剤を吐出する。リンス剤は、リンス剤供給ポンプ37によってリンス剤吐出管39から濯ぎ水吐出管26内の濯ぎ水路へ吐出され、濯ぎ水に混入される。
マイコン91は、機械室A2に配置されている。マイコン91は、食器洗浄機1における動作全般を制御する。マイコン91は、電装ボックス90に内蔵されている。マイコン91は、集積回路に実装されたコンピュータシステムあるいはプロセッサである。マイコン91は、食器洗浄機1における各種動作を制御する部分であり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等、相互に接続されている。
洗浄運転について説明する。食器Dの洗浄は、洗浄タンク9内の洗浄水を洗浄室A1内に供給することにより行われる。洗浄ポンプ14が作動することにより、洗浄タンク9内に貯留された洗浄水は、洗浄水吐出管15等を介して上側洗浄ノズル5及び下側洗浄ノズル7に圧送されて、上側洗浄ノズル5及び下側洗浄ノズル7のそれぞれから洗浄室A1内の食器Dに向けて噴射される。この洗浄室A1内に噴射された洗浄水は、食器Dから洗い落とされた残菜等が図示しないフィルタによって取り除かれつつ洗浄タンク9内に回収される。さらに、ポンプフィルタ12等を介して洗浄ポンプ14によって洗浄タンク9内の水が取り込まれ、再び洗浄室A1内に供給される。上述の洗浄工程が所定時間行われると、マイコン91は、洗浄ポンプ14を停止させる。
次に、マイコン91は、濯ぎポンプ25を始動させ、食器Dの濯ぎを開始させる。食器Dの濯ぎは、貯湯タンク18の濯ぎ水を洗浄室A1内に供給することにより行われる。濯ぎポンプ25が作動することにより、貯湯タンク18に貯留された濯ぎ水は、第一濯ぎ水吐出管27及び第二濯ぎ水吐出管28を介して上側濯ぎノズル6及び下側濯ぎノズル8に圧送されて、上側濯ぎノズル6及び下側濯ぎノズル8のそれぞれから食器Dに向けて噴射される。このとき、上側濯ぎノズル6及び下側濯ぎノズル8も噴射力の反力によってそれぞれ回転し続けるため、濯ぎ水が食器Dに満遍なく当てられて、食器Dの濯ぎが効率良く行われる。濯ぎ工程では、リンス剤がリンス剤供給ポンプ37によって供給される。
食器Dに噴射された濯ぎ水は、洗浄タンク9内に回収されて洗浄水と混ざり合い、次回の洗浄工程における洗浄水として使用される。洗浄タンク9内の余剰な洗浄水は、オーバーフローパイプ9Aから外部に排出される。このような濯ぎ工程が所定時間行われると、マイコン91は、濯ぎポンプ25を停止させ、食器洗浄機1における洗浄運転の1サイクルの動作が完了する。
このような一連のサイクルの中で、濯ぎポンプ25が作動し、貯湯タンク18から洗浄室A1に濯ぎ水が供給されると、貯湯タンク18の内部が負圧になる場合がある。このとき、配管72の接続部73は濯ぎ水等を吸引し易く、洗浄室A1内の濯ぎ水等が配管72を介して貯湯タンク18に逆流し易い状態となる。上記実施形態の食器洗浄機1では、配管72の接続部73の上方にカバー部61が設けられている。このため、上側濯ぎノズル6から噴射される濯ぎ水が側面部2Aを流れてきたとしても、当該濯ぎ水は、カバー部61に誘導され、接続部73に到達することはない。したがって、濯ぎ水が配管72を逆流することもない。
次に、上記実施形態の食器洗浄機1の作用効果について説明する。図4に示されるように、上記実施形態の食器洗浄機1では、接続部73の上方部分がカバー部61により覆われるので、接続部73の上方部分から洗浄水又は濯ぎ水が配管72に浸入することを抑制することができる。したがって、密閉式の貯湯タンク18から溢れ出る濯ぎ水を排出する配管72を貯湯タンク18よりも高い位置に接続する場合であっても、接続先の洗浄室A1から洗浄水又は濯ぎ水が逆流することを抑制できる。また、洗浄時の残飯等が接続部73に浸入することを抑制できるので、配管72の詰まりも抑制できる。
上記実施形態の食器洗浄機1のカバー部61は、図3(A)に示されるように、側面部2Aに対し取り外し自在に固定されているラックレール51に設けられているので、側面部2Aからラックレール51を取り外す簡易な作業によって、カバー部61を取り外すことができる。このため、カバー部61の清掃が容易になる。更に、カバー部61は、溶接等によってラックレール51に固定することができるため、カバー部61を側面部2Aに直接取り付ける場合に比べて、ビス等の部品点数を削減することができる。
上記実施形態の食器洗浄機1では、図4に示されるように、配管72の接続部73は、ラックレール51の側方支持部53の側方に設けられているので、接続部73の側方部分も側方支持部53により覆われることになる。これにより、接続部73の側方部分から洗浄水又は濯ぎ水が配管72に浸入することを抑制することができる。
上記実施形態の食器洗浄機1では、カバー部61の上方カバー部65が、ラックレール51から側面部2Aに向かって上方に傾斜しているので、上方カバー部65の上面に洗浄水又は濯ぎ水が溜まることを抑制することができる。同様に、上記実施形態の食器洗浄機1では、カバー部61の下方カバー部69が、ラックレール51から側面部2Aに向かって下方に傾斜しているので、下方カバー部69の上面に洗浄水又は濯ぎ水が溜まることを抑制することができる。
上記実施形態の食器洗浄機1のカバー部61は、側面部2Aに面接触する接触部63を有しているので部品の寸法形状のばらつき又はラックレール固定時の固定精度のばらつきがあった場合でも、側面部2Aとカバー部61との密着性を維持することができる。これにより、側面部2Aを流れ落ちる洗浄水又は濯ぎ水をカバー部61に確実に誘導できるようになり、洗浄水又は濯ぎ水が接続部73から配管に浸入することを、より確実に抑制することができる。更に、上記実施形態の食器洗浄機1のカバー部61は、カバー部と側面部とが点接触する場合と比べ、互いの接触圧が低減される。この結果、側面部2A及びカバー部61において削れ又はびびり等による劣化を抑制でき、耐久性を向上させることができる。
上記実施形態の食器洗浄機1では、側方支持部53は、側面部と隙間を設けるために側面部2Aに固定される面状の固定部53Aから所定距離D1オフセットされており、オフセット方向におけるカバー部61の長さD2は、所定距離D1よりも長い。この構成の食器洗浄機1では、カバー部61における接触部63が側面部2Aを押し付けるように固定されるため、カバー部61と側面部2Aとの間に隙間が生じにくくなる。これにより、側面部2Aを流れ落ちる洗浄水又は濯ぎ水をカバー部61に確実に誘導できるようになり、洗浄水又は濯ぎ水が接続部73から配管72に浸入することを、より確実に抑制することができる。
上記実施形態の食器洗浄機1では下方カバー部69が設けられているので、洗浄室A1の下部に配置される下側濯ぎノズル8等から噴射される濯ぎ水等が接続部73を介して配管72に浸入することを抑制することができる。
以上、一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
<変形例1>
上記実施形態では、カバー部61が接触部63を有しており、側面部2Aに対して面接触させている例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図5に示されるように、カバー部161の上方カバー部65の端部65aを側面部2Aに点接触させてもよい。この場合であっても、接続部73の上方部分がカバー部61により覆われ、かつカバー部61が側面部2Aに接触しているので、上側濯ぎノズル6から噴射される濯ぎ水が側面部2Aを流れてきたとしても、当該濯ぎ水は、カバー部61に誘導され、接続部73に到達することはない。これにより、接続部73の上方部分から洗浄水又は濯ぎ水が配管72に浸入することを抑制することができる。また、上方カバー部65は、ラックレール51から側面部2Aに向かって上方に傾斜していてもよい。
<その他の変形例>
上記実施形態又は変形例のカバー部61では、下方カバー部69を有する例を挙げて説明したが、下方カバー部69がない構成であってもよい。また、下方カバー部69を有する場合であっても、ラックレール51から側面部2Aに向かって下方に傾斜していなくてもよい。
上記実施形態又は変形例の食器洗浄機1では、カバー部61がラックレール51に設けられている例を挙げて説明したが、これに限定されず、例えば、側面部2Aに接続部73の上方を覆うカバー部が設けられる構成であってもよい。
上記実施形態及び変形例は、上述したようなオーブンのように洗浄機本体の前面側にドアが設けられたタイプの食器洗浄機1に適用するだけでなく、例えば、ドアが上下に開閉するタイプの食器洗浄機等にも適用することができる。
本願発明は、上記実施形態及びその他の変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…食器洗浄機(洗浄機)、2…本体部、2A…側面部、18…貯湯タンク、51…ラックレール(支持部)、53…側方支持部、53A…固定部、55…下面支持部、55a…貫通孔、61,161…カバー部、63…接触部、65…上方カバー部、67…取付面、69…下方カバー部、71…排出部、72…配管、73…接続部、161…カバー部、A1…洗浄室、A2…機械室、D…食器(被洗浄物)。

Claims (8)

  1. 洗浄室に収容された被洗浄物を洗浄する洗浄機であって、
    前記被洗浄物の濯ぎに用いられる濯ぎ水を貯留する貯留部と、前記貯留部において規定水位を超えた前記濯ぎ水を排出する排出部と、を有する、密閉式の貯湯タンクと、
    前記洗浄室の側面を形成する側面部と、
    前記側面部に接続されており、前記排出部と前記洗浄室とを連通する配管と、
    前記側面部における前記配管の接続部の上方を覆うカバー部と、
    前記洗浄室内において前記被洗浄物を支持すると共に、前記側面部に取り外し自在に固定されている支持部と、を備え、
    前記接続部が前記貯湯タンクよりも高い位置に設けられ、
    前記カバー部は、前記支持部に設けられている、洗浄機。
  2. 前記支持部は、前記側面部に対向する平板状の側方支持部を有しており、
    前記接続部は、前記側方支持部の側方に設けられている、請求項記載の洗浄機。
  3. 前記カバー部は、前記側方支持部から前記側面部に向かって延在している、請求項記載の洗浄機。
  4. 前記カバー部は、前記側方支持部から前記側面部に向かって上方に傾斜している、請求項記載の洗浄機。
  5. 前記側方支持部は、前記側面部と隙間を設けるために前記側面部に固定される面状の固定部から所定距離オフセットされており、
    前記オフセット方向における前記カバー部の長さは、前記所定距離よりも長い、請求項2〜4の何れか一項記載の洗浄機。
  6. 前記カバー部は、前記支持部から前記側面部に向かって延在し、前記側面部に接触する接触部を有している、請求項3〜5の何れか一項記載の洗浄機。
  7. 前記カバー部は、前記支持部から前記側面部に向かって延在し、前記側面部に面接触する接触部を有している、請求項3〜5の何れか一項記載の洗浄機。
  8. 前記接続部の下方において、前記支持部から前記側面部に向かって延在する下方カバー部を更に備える、請求項1〜7の何れか一項記載の洗浄機。
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